JPH07309748A - 医療用貼付剤 - Google Patents
医療用貼付剤Info
- Publication number
- JPH07309748A JPH07309748A JP6105511A JP10551194A JPH07309748A JP H07309748 A JPH07309748 A JP H07309748A JP 6105511 A JP6105511 A JP 6105511A JP 10551194 A JP10551194 A JP 10551194A JP H07309748 A JPH07309748 A JP H07309748A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- elongation
- drug
- sensitive adhesive
- stretchable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】貼付性及び使用感に優れ、さらに保存中に粘着
剤層の薬物が支持体を透過して支持体の反対側表面に析
出することのない医療用貼付剤を提供する。 【構成】薬物不透過性の支持体の片面に薬物を含有する
粘着剤層が形成された医療用貼付剤であって、該支持体
は、伸びが10%以上であり、かつ伸びの回復率が50
%以上の伸縮性不織布又は伸縮性織布と、伸びが10%
以上であり、かつ伸びの回復率が50%以上の伸縮性樹
脂フィルムの積層体から形成されている。
剤層の薬物が支持体を透過して支持体の反対側表面に析
出することのない医療用貼付剤を提供する。 【構成】薬物不透過性の支持体の片面に薬物を含有する
粘着剤層が形成された医療用貼付剤であって、該支持体
は、伸びが10%以上であり、かつ伸びの回復率が50
%以上の伸縮性不織布又は伸縮性織布と、伸びが10%
以上であり、かつ伸びの回復率が50%以上の伸縮性樹
脂フィルムの積層体から形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用貼付剤に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】医療用貼付剤において、薬物を含有する
粘着剤層が形成される支持体は、使用中の剥がれ、つっ
ぱり感、異物感など貼付性や使用感の観点から、柔軟性
を有すると共に伸縮性を有するものが好ましい。また、
支持体の薬物透過性が高くなると、医療用貼付剤の保存
中に粘着剤層の薬物が支持体を透過して支持体の反対側
に析出し、さらに析出した薬物が包装材に移行して薬品
含有量が低下し商品性が損なわれるという問題点があっ
た。
粘着剤層が形成される支持体は、使用中の剥がれ、つっ
ぱり感、異物感など貼付性や使用感の観点から、柔軟性
を有すると共に伸縮性を有するものが好ましい。また、
支持体の薬物透過性が高くなると、医療用貼付剤の保存
中に粘着剤層の薬物が支持体を透過して支持体の反対側
に析出し、さらに析出した薬物が包装材に移行して薬品
含有量が低下し商品性が損なわれるという問題点があっ
た。
【0003】薬物不透過性の支持体としては、例えば、
ポリエステルフィルム、テフロンRフィルム、ポリエス
テル−ポリエチレン積層フィルム、ポリエステル−エチ
レン・酢酸ビニル共重合体積層フィルム、テフロンR −
ポリエチレン積層フィルムなどが開示されている(特開
平3−141223号公報)。
ポリエステルフィルム、テフロンRフィルム、ポリエス
テル−ポリエチレン積層フィルム、ポリエステル−エチ
レン・酢酸ビニル共重合体積層フィルム、テフロンR −
ポリエチレン積層フィルムなどが開示されている(特開
平3−141223号公報)。
【0004】また、柔軟性を有すると共に伸縮性を有す
る支持体としては、ポリウレタンフィルムやエチレン・
酢酸ビニル共重合体フィルムなどが広く知られている
が、特定の100%モジュラスと透湿度を有するポリウ
レタンフィルムを支持体とする貼付剤が開示されている
(特開平2−270818号公報)。
る支持体としては、ポリウレタンフィルムやエチレン・
酢酸ビニル共重合体フィルムなどが広く知られている
が、特定の100%モジュラスと透湿度を有するポリウ
レタンフィルムを支持体とする貼付剤が開示されている
(特開平2−270818号公報)。
【0005】しかしながら、前者の支持体では、柔軟性
や伸縮性が十分でなく、使用中の剥がれ、つっぱり感、
異物感などの問題点があり、後者の支持体では、薬物、
特に親油性薬物の透過性が高く、医療用貼付剤の保存中
に粘着剤が支持体の反対側に析出することにより、商品
性が損なわれるという問題点があった。
や伸縮性が十分でなく、使用中の剥がれ、つっぱり感、
異物感などの問題点があり、後者の支持体では、薬物、
特に親油性薬物の透過性が高く、医療用貼付剤の保存中
に粘着剤が支持体の反対側に析出することにより、商品
性が損なわれるという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、貼付性及び
使用感に優れ、さらに保存中に粘着剤層の薬物が支持体
を透過して支持体の反対側表面に析出することのない医
療用貼付剤を提供することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的は、貼付性及び
使用感に優れ、さらに保存中に粘着剤層の薬物が支持体
を透過して支持体の反対側表面に析出することのない医
療用貼付剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用貼付剤
は、支持体上に薬物を含有する粘着剤層が形成されてい
る。
は、支持体上に薬物を含有する粘着剤層が形成されてい
る。
【0008】上記支持体は薬物不透過性であって、伸縮
性不織布又は伸縮性織布と伸縮性樹脂フィルムとの積層
体から形成される。
性不織布又は伸縮性織布と伸縮性樹脂フィルムとの積層
体から形成される。
【0009】上記伸縮性不織布としては、熱可塑性繊維
単独の不織布又は熱可塑性繊維と非熱可塑性繊維との不
織布が挙げられる。熱可塑性繊維としては、ポリビニル
アルコール、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミ
ド、ポリエステル、酢酸セルロース;ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−α−オ
レフィン共重合体、α−オレフィン重合体等のポリオレ
フィン系樹脂;スチレン−イソプレン−スチレン・ブロ
ック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロ
ック共重合体、ポリブテン、ポリイソプレン等のゴム系
重合体;ポリウレタン系重合体などの繊維が挙げられ
る。
単独の不織布又は熱可塑性繊維と非熱可塑性繊維との不
織布が挙げられる。熱可塑性繊維としては、ポリビニル
アルコール、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミ
ド、ポリエステル、酢酸セルロース;ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−α−オ
レフィン共重合体、α−オレフィン重合体等のポリオレ
フィン系樹脂;スチレン−イソプレン−スチレン・ブロ
ック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロ
ック共重合体、ポリブテン、ポリイソプレン等のゴム系
重合体;ポリウレタン系重合体などの繊維が挙げられ
る。
【0010】上記非熱可塑性繊維としては、セルロー
ス、レーヨン、キュポラ、麻、絹等の繊維が挙げられ
る。
ス、レーヨン、キュポラ、麻、絹等の繊維が挙げられ
る。
【0011】また、上記不織布に伸縮性を持たせる方法
としては、収縮率の異なる二層の繊維からなるフィラメ
ントから不織布を作り、これを加熱することによりフィ
ラメントをカールさせ伸縮性を持たせる方法;伸縮性を
有する繊維から不織布を作る方法などが挙げられる。
としては、収縮率の異なる二層の繊維からなるフィラメ
ントから不織布を作り、これを加熱することによりフィ
ラメントをカールさせ伸縮性を持たせる方法;伸縮性を
有する繊維から不織布を作る方法などが挙げられる。
【0012】上記伸縮性織布としては、ポリエステル繊
維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアミ
ド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリビニルアルコール繊
維等の熱可塑性繊維の織布;セルロース繊維、レーヨン
繊維、キュポラ繊維、麻繊維、絹繊維等の非熱可塑性繊
維の織布などが挙げられる。
維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアミ
ド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリビニルアルコール繊
維等の熱可塑性繊維の織布;セルロース繊維、レーヨン
繊維、キュポラ繊維、麻繊維、絹繊維等の非熱可塑性繊
維の織布などが挙げられる。
【0013】また、上記織布に伸縮性を持たせる方法と
しては、メリヤス織りのように織り方によって伸縮性を
付与する方法;伸縮性を有するポリウレタン繊維等と交
絡させることにより伸縮性を付与する方法などが挙げら
れる。
しては、メリヤス織りのように織り方によって伸縮性を
付与する方法;伸縮性を有するポリウレタン繊維等と交
絡させることにより伸縮性を付与する方法などが挙げら
れる。
【0014】上記伸縮性樹脂フィルムとしては、スチレ
ン−ブタジエン−スチレン・ブロック共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、α−オレフィン重合体等のゴ
ム系樹脂;熱可塑性ウレタン樹脂;エチレン−メチルア
クリレート共重合体等のエチレン−(メタ)アクリレー
ト共重合体などの樹脂フィルムが挙げられる。
ン−ブタジエン−スチレン・ブロック共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、α−オレフィン重合体等のゴ
ム系樹脂;熱可塑性ウレタン樹脂;エチレン−メチルア
クリレート共重合体等のエチレン−(メタ)アクリレー
ト共重合体などの樹脂フィルムが挙げられる。
【0015】上記支持体の薬物透過性は小さいものが好
ましく、具体的には薬物透過率1%以下が好ましい。
尚、上記薬物透過率は、該支持体の片面に薬物を含有す
る粘着剤層が形成された貼付剤を貼り付け、他面に前述
の貼付剤と同一で薬物を全く含有しないプラセボ貼付剤
を貼付した後、アルミニウム袋内に密封して60℃で2
週間保存した後、プラセボ貼付剤に移行した薬物量をH
PLC(高速液体クロマトグラフィー)で測定し、下式
により算出した値である。 薬物透過率(%)=〔(プラセボ貼付剤に移行した薬物
量)/(初期の貼付剤の薬物量)〕×100
ましく、具体的には薬物透過率1%以下が好ましい。
尚、上記薬物透過率は、該支持体の片面に薬物を含有す
る粘着剤層が形成された貼付剤を貼り付け、他面に前述
の貼付剤と同一で薬物を全く含有しないプラセボ貼付剤
を貼付した後、アルミニウム袋内に密封して60℃で2
週間保存した後、プラセボ貼付剤に移行した薬物量をH
PLC(高速液体クロマトグラフィー)で測定し、下式
により算出した値である。 薬物透過率(%)=〔(プラセボ貼付剤に移行した薬物
量)/(初期の貼付剤の薬物量)〕×100
【0016】上記伸縮性不織布、伸縮性織布及び伸縮性
樹脂フィルムの伸びは、小さくなると関節等に貼付した
際に曲げに追随できなくなって剥がれ易くなるので、1
0%以上に限定される。
樹脂フィルムの伸びは、小さくなると関節等に貼付した
際に曲げに追随できなくなって剥がれ易くなるので、1
0%以上に限定される。
【0017】上記伸縮性不織布、伸縮性織布及び伸縮性
樹脂フィルムの伸びの回復率は、小さくなると関節等に
貼付した際に曲げに追随して支持体が伸長しても、曲げ
を元に戻した時に皮膚から支持体が浮き上がり、薬物の
吸収効果が低下したり、剥がれ易くなるので、50%以
上に限定される。
樹脂フィルムの伸びの回復率は、小さくなると関節等に
貼付した際に曲げに追随して支持体が伸長しても、曲げ
を元に戻した時に皮膚から支持体が浮き上がり、薬物の
吸収効果が低下したり、剥がれ易くなるので、50%以
上に限定される。
【0018】上記伸縮性不織布、伸縮性織布及び伸縮性
樹脂フィルムの伸びは、JIS Z1521に準拠して
測定された値である。また、上記伸縮性不織布、伸縮性
織布及び伸縮性樹脂フィルムの伸びの回復率は、JIS
Z1521に準拠して、つかみ間隔を100mmに設
定した引張試験機に取り付けられた試料を、300mm
/分の引張速度でつかみ間隔が150mm(伸び50
%)となるまで引き伸ばした後、引張試験機から取り外
して放置する。一定時間放置後、つかみ間隔の長さを測
定し次式により算出された値である。伸びの回復率
(%)=〔(A−B)/(A−100)〕×100 ここで、Aは試料を50%に引き伸ばした時のつかみ間
隔を、Bは引張試験機から取り外して放置した後のつか
み間隔を、それぞれ示す。
樹脂フィルムの伸びは、JIS Z1521に準拠して
測定された値である。また、上記伸縮性不織布、伸縮性
織布及び伸縮性樹脂フィルムの伸びの回復率は、JIS
Z1521に準拠して、つかみ間隔を100mmに設
定した引張試験機に取り付けられた試料を、300mm
/分の引張速度でつかみ間隔が150mm(伸び50
%)となるまで引き伸ばした後、引張試験機から取り外
して放置する。一定時間放置後、つかみ間隔の長さを測
定し次式により算出された値である。伸びの回復率
(%)=〔(A−B)/(A−100)〕×100 ここで、Aは試料を50%に引き伸ばした時のつかみ間
隔を、Bは引張試験機から取り外して放置した後のつか
み間隔を、それぞれ示す。
【0019】また、上記支持体の透湿度は、小さくなる
と貼付後蒸れによるかぶれや斑点が生じ、大きくなると
薬物が効果的に経皮吸収されなくなるので、20〜3,
000g/m2 ・24hrが好ましく、より好ましくは
100〜1,000g/m2・24hrである。尚、こ
の透湿度は、JIS Z0208に準拠して測定された
値である。
と貼付後蒸れによるかぶれや斑点が生じ、大きくなると
薬物が効果的に経皮吸収されなくなるので、20〜3,
000g/m2 ・24hrが好ましく、より好ましくは
100〜1,000g/m2・24hrである。尚、こ
の透湿度は、JIS Z0208に準拠して測定された
値である。
【0020】上記粘着剤層に用いられる粘着剤として
は、常温で感圧性を有するものであれば特に制限はな
く、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコ
ン系粘着剤、ポリウレタン系粘着剤などが挙げられる。
は、常温で感圧性を有するものであれば特に制限はな
く、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコ
ン系粘着剤、ポリウレタン系粘着剤などが挙げられる。
【0021】上記アクリル系粘着剤としては、(メタ)
アクリル酸アルキエステルと該(メタ)アクリル酸アル
キエステルと共重合可能な重合性モノマーとの共重合体
が挙げられる。
アクリル酸アルキエステルと該(メタ)アクリル酸アル
キエステルと共重合可能な重合性モノマーとの共重合体
が挙げられる。
【0022】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、アルキル基の炭素数が少なくなると凝集力は
向上するが粘着力が低下し、多くなると粘着力は向上す
るが凝集力が低下するので、アルキル基の炭素数1〜1
8のものが好ましく、例えば、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イ
ソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチ
ル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリ
ル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)
アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等
が挙げられる。
としては、アルキル基の炭素数が少なくなると凝集力は
向上するが粘着力が低下し、多くなると粘着力は向上す
るが凝集力が低下するので、アルキル基の炭素数1〜1
8のものが好ましく、例えば、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イ
ソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチ
ル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリ
ル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)
アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等
が挙げられる。
【0023】上記重合性モノマーとしては、例えば、
(メタ)アクリル酸、N−ビニル−2−ピロリドン、ダ
イアセトンアクリルアミド、(ポリ)エチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコー
ル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、スチレン等が好
適に使用される。
(メタ)アクリル酸、N−ビニル−2−ピロリドン、ダ
イアセトンアクリルアミド、(ポリ)エチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコー
ル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、スチレン等が好
適に使用される。
【0024】また、上記共重合体には多官能性モノマー
が添加されてもよい。上記多官能性モノマーとしては、
例えば、1,6−ヘキサングリコールジメタクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ジビニルベンゼ
ン、ジビニルトルエン、ジアリルフタレート、ジアリル
マレート、ジアリルアジペート、ジアリルグリコレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、ジエチレングリコー
ルビスアリルカーボネート等が挙げられる。
が添加されてもよい。上記多官能性モノマーとしては、
例えば、1,6−ヘキサングリコールジメタクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ジビニルベンゼ
ン、ジビニルトルエン、ジアリルフタレート、ジアリル
マレート、ジアリルアジペート、ジアリルグリコレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、ジエチレングリコー
ルビスアリルカーボネート等が挙げられる。
【0025】上記アクリル系粘着剤は、塊状重合、溶液
重合等通常の重合方法で調製することができる。
重合等通常の重合方法で調製することができる。
【0026】上記アクリル系粘着剤には、粘着付与剤、
充填剤などが添加されてもよい。
充填剤などが添加されてもよい。
【0027】上記ゴム系粘着剤はゴム弾性体を主体とす
る粘着剤であって、ゴム弾性体としては、例えば、シス
−1,4−イソプレン(天然ゴム)、トランス−1,4
−イソプレン(合成ゴム)、ポリイソブチレン、ポリブ
タジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体、スチレン−イソプレン−ブチレンブ
ロック共重合体、ポリイソプレン等が挙げられる。
る粘着剤であって、ゴム弾性体としては、例えば、シス
−1,4−イソプレン(天然ゴム)、トランス−1,4
−イソプレン(合成ゴム)、ポリイソブチレン、ポリブ
タジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体、スチレン−イソプレン−ブチレンブ
ロック共重合体、ポリイソプレン等が挙げられる。
【0028】上記ゴム系粘着剤には、さらに必要に応じ
て、粘着付与剤、液状ゴム、軟化剤、酸化防止剤が添加
されてもよい。
て、粘着付与剤、液状ゴム、軟化剤、酸化防止剤が添加
されてもよい。
【0029】上記粘着付与剤としては、例えば、ロジ
ン、水添ロジン、不均化ロジン、ロジンエステル等のロ
ジン誘導体;α−ピネン,β−ピネン等のテルペン樹
脂;テルペンフェノール樹脂;脂肪族系、芳香族系、脂
環族系、共重合系等の石油系樹脂;アルキル−フェノー
ル樹脂;キシレン樹脂;クマロン樹脂;クマロン−イン
デン樹脂などが挙げられる。
ン、水添ロジン、不均化ロジン、ロジンエステル等のロ
ジン誘導体;α−ピネン,β−ピネン等のテルペン樹
脂;テルペンフェノール樹脂;脂肪族系、芳香族系、脂
環族系、共重合系等の石油系樹脂;アルキル−フェノー
ル樹脂;キシレン樹脂;クマロン樹脂;クマロン−イン
デン樹脂などが挙げられる。
【0030】上記軟化剤としては、例えば、プロセスオ
イル、パーム油、綿実油、ヤシ油、ヒマシ油等のオイ
ル;ポリブテン、液状イソブチレン、液状ポリアクリレ
ート、蜜蝋、カルナバロウ、ラノリン等が挙げられる。
イル、パーム油、綿実油、ヤシ油、ヒマシ油等のオイ
ル;ポリブテン、液状イソブチレン、液状ポリアクリレ
ート、蜜蝋、カルナバロウ、ラノリン等が挙げられる。
【0031】上記ゴム系粘着剤には、脂環族炭化水素樹
脂が添加されてもよい。脂環族炭化水素樹脂は粘着力を
調節する働きがあり、平均分子量600〜800、軟化
点80〜120℃のものが好ましい。
脂が添加されてもよい。脂環族炭化水素樹脂は粘着力を
調節する働きがあり、平均分子量600〜800、軟化
点80〜120℃のものが好ましい。
【0032】また、上記ゴム系粘着剤が柔軟になり過ぎ
る場合は充填剤が添加されてもよい。このような充填剤
としては、例えば、カオリン、酸化チタン、タルク、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸塩、珪酸、アル
ミニウム水和物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム等が挙
げられる。
る場合は充填剤が添加されてもよい。このような充填剤
としては、例えば、カオリン、酸化チタン、タルク、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸塩、珪酸、アル
ミニウム水和物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム等が挙
げられる。
【0033】上記粘着剤層に含有される薬物としては、
経皮吸収されるものであれば特に制限はなく、例えば、
インドメタシン、アセチルサリチル酸、ケトプロフェン
等の非ステロイド系抗炎症剤;プレドニゾロン、デキサ
メタゾン等のコルチテロイド類;ジフェンヒドラミン、
クロルフェニラミン等の抗ヒスタミン剤;クロタミトン
等の鎮痒剤;ニフェジピン等の抗高血圧剤;リドカイン
等の麻酔剤;ウンデシレン酸等の抗真菌剤;ニトロゼパ
ム等の抗てんかん剤;ニトログリセリン、硝酸イソソル
ビド等の冠血管拡張剤;エストラジオール等のホルモン
剤;サリチル酸メチル等の消炎鎮痛剤;尿素等の角質軟
化剤;ペニシリン等の抗生物質;サリチル酸グリコール
等の保湿剤;dl−カンフル等の局所刺激剤などが挙げ
られ、これらは二種以上が併用されてもよい。
経皮吸収されるものであれば特に制限はなく、例えば、
インドメタシン、アセチルサリチル酸、ケトプロフェン
等の非ステロイド系抗炎症剤;プレドニゾロン、デキサ
メタゾン等のコルチテロイド類;ジフェンヒドラミン、
クロルフェニラミン等の抗ヒスタミン剤;クロタミトン
等の鎮痒剤;ニフェジピン等の抗高血圧剤;リドカイン
等の麻酔剤;ウンデシレン酸等の抗真菌剤;ニトロゼパ
ム等の抗てんかん剤;ニトログリセリン、硝酸イソソル
ビド等の冠血管拡張剤;エストラジオール等のホルモン
剤;サリチル酸メチル等の消炎鎮痛剤;尿素等の角質軟
化剤;ペニシリン等の抗生物質;サリチル酸グリコール
等の保湿剤;dl−カンフル等の局所刺激剤などが挙げ
られ、これらは二種以上が併用されてもよい。
【0034】本発明の貼付剤を調製する方法としては、
粘着テープと同様な方法が採用可能であり、例えば、溶
剤塗工法、ホットメルト塗工法が挙げられる。上記溶剤
塗工法としては、粘着剤組成物を調製し、これを直接支
持体上に塗工、乾燥する方法が挙げられる。また、上記
粘着剤組成物を一旦剥離紙上に塗工、乾燥した後、剥離
して支持体に転写密着させる方法も使用可能である。
粘着テープと同様な方法が採用可能であり、例えば、溶
剤塗工法、ホットメルト塗工法が挙げられる。上記溶剤
塗工法としては、粘着剤組成物を調製し、これを直接支
持体上に塗工、乾燥する方法が挙げられる。また、上記
粘着剤組成物を一旦剥離紙上に塗工、乾燥した後、剥離
して支持体に転写密着させる方法も使用可能である。
【0035】上記ホットメルト塗工法としては、粘着剤
組成物を加熱溶融し、これを直接支持体上に塗工、乾燥
する方法が挙げられる。また、ホットメルト塗工法で
は、上記粘着剤組成物を加熱溶融して一旦剥離紙上に塗
工、乾燥した後、剥離して支持体に転写密着させる方法
も使用可能である。
組成物を加熱溶融し、これを直接支持体上に塗工、乾燥
する方法が挙げられる。また、ホットメルト塗工法で
は、上記粘着剤組成物を加熱溶融して一旦剥離紙上に塗
工、乾燥した後、剥離して支持体に転写密着させる方法
も使用可能である。
【0036】上記粘着剤層は、支持体の樹脂フィルム側
に形成されるのが好ましい。
に形成されるのが好ましい。
【0037】上記非粘着部を有する粘着剤層の保護を目
的として、粘着剤層に剥離紙が積層されてもよい。上記
剥離紙としては、例えば、ポリエチレンコート上質紙、
ポリオレフィンコートグラシン紙、ポリエチレンテレフ
タレート(以下PETという)フィルム、ポリプロピレ
ンフィルムなどの片面をシリコン処理したものが用いら
れる。
的として、粘着剤層に剥離紙が積層されてもよい。上記
剥離紙としては、例えば、ポリエチレンコート上質紙、
ポリオレフィンコートグラシン紙、ポリエチレンテレフ
タレート(以下PETという)フィルム、ポリプロピレ
ンフィルムなどの片面をシリコン処理したものが用いら
れる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)アクリル酸2−エチルヘキシル302.2
重量部(65モル%)とN−ビニル−2−ピロリドン9
8重量部(35モル%)をセパラブルフラスコに仕込
み、重合初期のモノマー濃度が85重量%となるように
酢酸エチル70.6重量部を加えた後、窒素雰囲気下で
60℃に昇温し、過酸化ラウロイル(重合開始剤)を溶
解した酢酸エチル溶液を逐次少量ずつ添加しながら、3
2時間重合してアクリル系重合体を得た。
重量部(65モル%)とN−ビニル−2−ピロリドン9
8重量部(35モル%)をセパラブルフラスコに仕込
み、重合初期のモノマー濃度が85重量%となるように
酢酸エチル70.6重量部を加えた後、窒素雰囲気下で
60℃に昇温し、過酸化ラウロイル(重合開始剤)を溶
解した酢酸エチル溶液を逐次少量ずつ添加しながら、3
2時間重合してアクリル系重合体を得た。
【0039】上記アクリル系重合体にさらに酢酸エチル
を加えて固形分濃度が25重量%となるように調整した
後、ディゾルバーで均一に混合してアクリル系粘着剤を
調製した。このアクリル系粘着剤100重量部に硝酸イ
ソソルビド(シグマ社製)18重量部を添加して、ディ
ゾルバーで均一に混合した後、厚さ75μmのポリエチ
レンテレフタレート(以下PETという)製の剥離紙上
に塗布し、60℃で20分間乾燥させて粘着剤層を形成
した。
を加えて固形分濃度が25重量%となるように調整した
後、ディゾルバーで均一に混合してアクリル系粘着剤を
調製した。このアクリル系粘着剤100重量部に硝酸イ
ソソルビド(シグマ社製)18重量部を添加して、ディ
ゾルバーで均一に混合した後、厚さ75μmのポリエチ
レンテレフタレート(以下PETという)製の剥離紙上
に塗布し、60℃で20分間乾燥させて粘着剤層を形成
した。
【0040】上記粘着剤層を、伸び60%、伸びの回復
率80%の厚さ100μmのPETからなる伸縮性不織
布(日本バイリーン社製)と、伸び60%、伸びの回復
率90%の厚さ40μmのエチレン−メチルアクリレー
ト共重合体フィルム(日本石油化学社製「日石レクスパ
ール」、メチルアクリレート含有量15重量%)との積
層体からなる支持体のフィルム側に密着させ、医療用貼
付剤を得た。
率80%の厚さ100μmのPETからなる伸縮性不織
布(日本バイリーン社製)と、伸び60%、伸びの回復
率90%の厚さ40μmのエチレン−メチルアクリレー
ト共重合体フィルム(日本石油化学社製「日石レクスパ
ール」、メチルアクリレート含有量15重量%)との積
層体からなる支持体のフィルム側に密着させ、医療用貼
付剤を得た。
【0041】(実施例2)実施例1で得られたアクリル
系粘着剤100重量部にインドメタシン(シグマ社製)
4重量部を添加して、ディゾルバーで均一に混合した
後、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(以下
PETという)製の剥離紙上に塗布し、60℃で20分
間乾燥させて粘着剤層を形成した。この粘着剤層を、伸
び60%、伸びの回復率80%の厚さ100μmのポリ
プロピレンからなる伸縮性不織布(日本バイリーン社
製)と、伸び300%、伸びの回復率90%の厚さ40
μmのポリウレタンフィルム(大蔵工業社製「シルクロ
ン」)との積層体からなる支持体のフィルム側に密着さ
せ、医療用貼付剤を得た。
系粘着剤100重量部にインドメタシン(シグマ社製)
4重量部を添加して、ディゾルバーで均一に混合した
後、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(以下
PETという)製の剥離紙上に塗布し、60℃で20分
間乾燥させて粘着剤層を形成した。この粘着剤層を、伸
び60%、伸びの回復率80%の厚さ100μmのポリ
プロピレンからなる伸縮性不織布(日本バイリーン社
製)と、伸び300%、伸びの回復率90%の厚さ40
μmのポリウレタンフィルム(大蔵工業社製「シルクロ
ン」)との積層体からなる支持体のフィルム側に密着さ
せ、医療用貼付剤を得た。
【0042】(実施例3)実施例1で得られたアクリル
系粘着剤100重量部にクロニジン(シグマ社製)18
重量部を添加して、ディゾルバーで均一に混合した後、
厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(以下PE
Tという)製の剥離紙上に塗布し、60℃で20分間乾
燥させて粘着剤層を形成した。この粘着剤層を、伸び6
0%、伸びの回復率80%の厚さ100μmのポリエス
テルからなる伸縮性不織布(日本合成社製)と、伸び3
00%、伸びの回復率90%の厚さ40μmのスチレン
−ブタヒエン−スチレンブロック共重合体フィルム(東
燃化学社製「ラブレース」)との積層体からなる支持体
フィルム側に密着させ、医療用貼付剤を得た。
系粘着剤100重量部にクロニジン(シグマ社製)18
重量部を添加して、ディゾルバーで均一に混合した後、
厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(以下PE
Tという)製の剥離紙上に塗布し、60℃で20分間乾
燥させて粘着剤層を形成した。この粘着剤層を、伸び6
0%、伸びの回復率80%の厚さ100μmのポリエス
テルからなる伸縮性不織布(日本合成社製)と、伸び3
00%、伸びの回復率90%の厚さ40μmのスチレン
−ブタヒエン−スチレンブロック共重合体フィルム(東
燃化学社製「ラブレース」)との積層体からなる支持体
フィルム側に密着させ、医療用貼付剤を得た。
【0043】(比較例1)実施例1で得られたアクリル
系粘着剤100重量部に硝酸イソソルビド(シグマ社
製)18重量を添加して、ディゾルバーで均一に混合し
た後、厚さ75μmのPET製剥離紙上に塗布し、60
℃で20分間乾燥させて粘着剤層を形成した。この粘着
剤層を、伸び30%、伸びの回復率30%の厚さ30μ
mのエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム(積水化学
社製)支持体に密着させ、医療用貼付剤を得た。
系粘着剤100重量部に硝酸イソソルビド(シグマ社
製)18重量を添加して、ディゾルバーで均一に混合し
た後、厚さ75μmのPET製剥離紙上に塗布し、60
℃で20分間乾燥させて粘着剤層を形成した。この粘着
剤層を、伸び30%、伸びの回復率30%の厚さ30μ
mのエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム(積水化学
社製)支持体に密着させ、医療用貼付剤を得た。
【0044】上記実施例1〜3及び比較例1で得られた
医療用貼付剤につき、以下の評価を行いその結果を表1
に示した。 (1)支持体の伸び及び伸びの回復率 各医療用貼付剤に使用されている支持体につき、JIS
Z1521に準拠して支持体の伸びならびに伸びの回
復率を測定した。 (2)貼付感 各医療用貼付剤を25cm2 (5cm×5cm)に切断
して試験片とし、得られた試験片を成人10名の評価者
の肘関節に貼付して下記の評価基準に従って点数をつ
け、得られた平均点が3〜2.4点の範囲を3、
2.4未満〜1.7点の範囲を2、1.7点未満を1
とそれぞれ判定した。 <評価基準> 3点:曲げた時に皮膚につっぱり感がなく異物感がなか
った。 2点:曲げた時に皮膚につっぱり感があるが、剥がれが
なかった。 1点:曲げた時に皮膚につっぱり感があり、剥がれが生
じた。 (3)刺激性 各医療用貼付剤を4cm2 (2cm×2cm)に切断し
て試験片とし、得られた試験片を成人10名の評価者の
肘関節に貼付して下記の評価基準に従って点数をつけ、
得られた平均点が3〜2.4点の場合を3、2.4
未満〜1.7点の場合を2、1.7点未満を1とそれ
ぞれ判定した。 <評価基準> 3点:皮膚に紅斑が認められなかった。 2点:皮膚にわずかな紅斑が認められた。 1点:皮膚に明らかな紅斑が認められた。 (4)薬物の移行性 各医療用貼付剤を50cm2 (7.1cm×7.1c
m)に切断して試験片とし、得られた試験片をアルミニ
ウム袋に密封して60℃で2週間保存した後、支持体表
面を目視観察により、下記の判定を行った。 ○:支持体表面に薬物の結晶析出ないしは薬物のしみ出
しが認められなかった。 ×:支持体表面に薬物の結晶析出ないしは薬物のしみ出
しが認められた。
医療用貼付剤につき、以下の評価を行いその結果を表1
に示した。 (1)支持体の伸び及び伸びの回復率 各医療用貼付剤に使用されている支持体につき、JIS
Z1521に準拠して支持体の伸びならびに伸びの回
復率を測定した。 (2)貼付感 各医療用貼付剤を25cm2 (5cm×5cm)に切断
して試験片とし、得られた試験片を成人10名の評価者
の肘関節に貼付して下記の評価基準に従って点数をつ
け、得られた平均点が3〜2.4点の範囲を3、
2.4未満〜1.7点の範囲を2、1.7点未満を1
とそれぞれ判定した。 <評価基準> 3点:曲げた時に皮膚につっぱり感がなく異物感がなか
った。 2点:曲げた時に皮膚につっぱり感があるが、剥がれが
なかった。 1点:曲げた時に皮膚につっぱり感があり、剥がれが生
じた。 (3)刺激性 各医療用貼付剤を4cm2 (2cm×2cm)に切断し
て試験片とし、得られた試験片を成人10名の評価者の
肘関節に貼付して下記の評価基準に従って点数をつけ、
得られた平均点が3〜2.4点の場合を3、2.4
未満〜1.7点の場合を2、1.7点未満を1とそれ
ぞれ判定した。 <評価基準> 3点:皮膚に紅斑が認められなかった。 2点:皮膚にわずかな紅斑が認められた。 1点:皮膚に明らかな紅斑が認められた。 (4)薬物の移行性 各医療用貼付剤を50cm2 (7.1cm×7.1c
m)に切断して試験片とし、得られた試験片をアルミニ
ウム袋に密封して60℃で2週間保存した後、支持体表
面を目視観察により、下記の判定を行った。 ○:支持体表面に薬物の結晶析出ないしは薬物のしみ出
しが認められなかった。 ×:支持体表面に薬物の結晶析出ないしは薬物のしみ出
しが認められた。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の医療用貼付剤の構成は、上述の
通りであり、貼付性及び使用感に優れ、支持体が伸縮性
を有することにより、つっぱり感による刺激性が改善さ
れ、さらに貼付剤の保存中に粘着剤層の薬物が支持体を
透過してその反対側表面に析出することがないので、粘
着剤層の薬物含有量の減少により商品性が損なわれるこ
とがない。
通りであり、貼付性及び使用感に優れ、支持体が伸縮性
を有することにより、つっぱり感による刺激性が改善さ
れ、さらに貼付剤の保存中に粘着剤層の薬物が支持体を
透過してその反対側表面に析出することがないので、粘
着剤層の薬物含有量の減少により商品性が損なわれるこ
とがない。
Claims (1)
- 【請求項1】薬物不透過性の支持体の片面に薬物を含有
する粘着剤層が形成された医療用貼付剤であって、該支
持体は、伸びが10%以上でありかつ伸びの回復率が5
0%以上の伸縮性不織布又は伸縮性織布と、伸びが10
%以上でありかつ伸びの回復率が50%以上の伸縮性樹
脂フィルムとの積層体から形成されていることを特徴と
する医療用貼付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6105511A JPH07309748A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 医療用貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6105511A JPH07309748A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 医療用貼付剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309748A true JPH07309748A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14409633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6105511A Pending JPH07309748A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 医療用貼付剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07309748A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304791A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Nitto Denko Corp | 裏打材付きドレッシング材 |
JP5351756B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2013-11-27 | 久光製薬株式会社 | 経皮吸収型製剤 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6075428A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 治療用粘着テ−プもしくはシ−ト |
JPH02139625U (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-21 | ||
JPH05271077A (ja) * | 1992-03-25 | 1993-10-19 | Lion Corp | パップ剤 |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP6105511A patent/JPH07309748A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6075428A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 治療用粘着テ−プもしくはシ−ト |
JPH02139625U (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-21 | ||
JPH05271077A (ja) * | 1992-03-25 | 1993-10-19 | Lion Corp | パップ剤 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304791A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Nitto Denko Corp | 裏打材付きドレッシング材 |
JP5351756B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2013-11-27 | 久光製薬株式会社 | 経皮吸収型製剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4787397B2 (ja) | 粘着剤組成物および粘着テープもしくはシート | |
EP2377498B1 (en) | Pressure-sensitive adhesive tape package | |
JP5296294B2 (ja) | アクリルブロックコポリマーに基づく感圧接着剤溶液 | |
JP5597187B2 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着テープ | |
EP2380539B1 (en) | Pressure-sensitive adhesive tape package | |
JPH03127727A (ja) | 貼付剤 | |
JPH0228978B2 (ja) | ||
JP3542814B2 (ja) | 消炎鎮痛貼付剤 | |
JPH07309748A (ja) | 医療用貼付剤 | |
JP3144895B2 (ja) | 医療用粘着テープもしくはシート | |
JPH07116023B2 (ja) | ポリウレタンフィルムを支持体とする貼付剤 | |
WO1998051299A1 (fr) | Patchs contenant du nitrate d'isosorbide | |
JP2002248124A (ja) | 医療用貼付材及び救急絆創膏 | |
JPH11349476A (ja) | 医療用貼付材 | |
JP4527949B2 (ja) | 粘着テープ | |
JPH09206369A (ja) | 皮膚貼付材および救急絆創膏 | |
JP3138713U (ja) | 温感貼付材 | |
JP2000225185A (ja) | 救急絆創膏 | |
KR20130079241A (ko) | 패치 제제 | |
JP3192829B2 (ja) | 貼付剤用支持体 | |
JPH06172164A (ja) | 貼付剤 | |
JP2003073263A (ja) | 安定性が改良された貼付剤 | |
JPH03112559A (ja) | 粘着剤 | |
JP2554751B2 (ja) | 貼付剤 | |
JPH05279251A (ja) | 透湿性支持体を用いた貼付剤 |