JPH07309715A - メークアップ化粧料 - Google Patents

メークアップ化粧料

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JPH07309715A
JPH07309715A JP12692994A JP12692994A JPH07309715A JP H07309715 A JPH07309715 A JP H07309715A JP 12692994 A JP12692994 A JP 12692994A JP 12692994 A JP12692994 A JP 12692994A JP H07309715 A JPH07309715 A JP H07309715A
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JP
Japan
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color
titanium
mica
cosmetic
makeup
Prior art date
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Pending
Application number
JP12692994A
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English (en)
Inventor
Sakura Inoue
さくら 井上
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Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 雲母チタンを30〜60重量%メークアップ
化粧料に配合する。 【効果】 本発明の化粧料は低照度下に於いて優れた化
粧映えを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料に関し、更に詳
しくは、雲母チタンを含有するメークアップ化粧料に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、肌のシミ等のトラブルを隠した
り、肌の色を美しくみせたり、目鼻立ちをくっきりと印
象づけたりする目的でメークアップ化粧料が使われてき
た。しかしながら、メークアップ化粧料に於いて最も問
題になることは、光源の種類、光源の光の強さによりそ
の演色性が著しく異なることである。例えば、蛍光灯下
と太陽光下では、同じメークアップ料であってもだいぶ
見え方が異なり、薄暗いところでメークアップして外へ
出ると、とんでもない仕上がりになっていたりすること
は、しばしば経験することである。又、逆に明るいとこ
ろでは綺麗な仕上がりに見えても、暗いところでは全く
霞んでしまったりすることも度々経験することである。
前者については、化粧をする場所の照度を充分に上げる
ことを行えば充分対応がつくが、後者については全く打
つ手がないのが現状であった。
【0003】一方、雲母チタンは化粧料原料でパール光
沢を有する粉体として広く使われていたが、30重量%
以上の高濃度で化粧料に配合することも、低照度の光源
下で優れた演色性を発揮することも知られていなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実状を鑑
みて為されたものであり、従って、低照度の光源下に於
いても優れた演色性を発揮するメークアップ化粧料を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、光源の種
類と演色性の関係について、鋭意研究を重ねたところ、
演色性の変化は、光源の明るさによって人間の目の色認
識(スペクトル感受性)が変化することによって起こる
ことをつきとめ、光源の明るさによって、色認識の変化
しにくい色材を求めスクリーニングを重ねた結果、雲母
チタンがそのような性質を有することを見いだし、発明
を完成させた。
【0006】即ち、本発明は、雲母チタンを30〜60
重量%含有することを特徴とするメークアップ化粧料に
関する。
【0007】以下本発明について詳細に説明する。
【0008】本発明者は色と各種光源下に於ける認識の
され易さを調査するために、パネラー40名を用いて、
下記の表1に示した1〜4のアイ・メークアップ化粧料
について各種光源下に於ける認識のされ易さをアンケー
トによって評価した。即ち、同一モデルに表1の試作品
1〜3をつけてもらい、各種光源下でパネラーに見ても
らい、どのサンプルが最も印象深かったかをアンケート
で聞いてみた。そのサンプルが最も印象深いと言った例
数を表2に示す。これより、光源が暗くなるに従って、
青系統のメークアップ化粧料の認識がされ易くなること
が判った。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】この結果より、本発明者は低照度の光源下
では、青い色が認識され易いことを見いだした。しかし
ながら、低照度の光源下で認識される青い色のメークア
ップ化粧料では色の選択の自由度が無い上、照度の高い
光源下では派手すぎて好ましくなく実用的でなかった。
【0012】そこで、照度の高い光源下に於いては、外
観色に青さがあまり出ず、低照度の光源下に於いては認
識され易い青みの出る色材を広く捜し求めたところ、雲
母チタンにそのような作用があることを見いだした。
【0013】ここで、雲母チタンであるが、これは雲母
の表面にチタンをコーティングしたものであり、このチ
タンコーティングの干渉作用により、種々の色味を帯び
たパール光沢を有している。干渉による発色のため、チ
タンコーティングの厚さにより、その色調は変化する。
本発明で用いる雲母チタンとしては、雲母チタン全量に
対して、40〜55重量%のチタンをコーティングした
ものが好ましく、これらは、緑から青みがかったパール
色を呈する。かかる雲母チタンとしては、マール社製の
フラメンコ・ブルーもしくはフラメンコ・グリーンが市
販されている。このうち、フラメンコ・ブルーはチタン
の含有量が42〜48重量%であり、フラメンコ・グリ
ーンはチタンの含有量が47〜53重量%である。
【0014】本発明に於ける、雲母チタンの好適な配合
量は30〜60重量%である。これは30重量%未満で
は満足行く効果が得られず、60重量%を越えても効果
が頭打ちである上、他に配合する任意成分の配合量が少
なくなってしまうため、化粧料として不適当になってし
まうためである。更に、化粧料として好適な配合量の範
囲は40〜50重量%である。
【0015】本発明の化粧料に於いては、雲母チタン以
外に化粧料で一般的に用いられる任意成分を配合するこ
とが出来る。任意成分としては、油脂類、高級脂肪酸
類、アルコール類、エステル類、界面活性剤類、多価ア
ルコール類、保湿剤類、増粘剤類、防腐剤、紫外線吸収
剤、抗酸化剤等が挙げられる。
【0016】雲母チタンとこれら化粧料用の任意成分を
用いて、化粧料に剤形化する方法は、通常に行われてい
る方法によれば良く、常法に従って、固形白粉、アイ・
メークアップ料、頬紅、口紅、ファウンデーション、ア
ンダーメークアップ料等の各種メークアップ化粧料に剤
形化できる。
【0017】斯くして得られる化粧料は照度の高い明る
いところでも派手になりすぎず、且つ、低照度の暗いと
ころでも優れた化粧映えを有するので、夜間等低照度に
於ける化粧料として大変有益である。
【0018】
【実施例】以下、実施例を挙げて更に詳しく本発明につ
いて説明するが、本発明がこれら実施例に制限を受けな
いことは言うまでもない。
【0019】実施例1 配合例 下記の処方に従ってアイカラーを作成した。即ち、下記
成分をニーダーで加熱混練し金属中皿に充填してアイカ
ラーを得た。 ミツロウ 3 セレシン 2 キャンデリラワックス 10 ヒマシ油 25 イソプロピルミリステート 15 ソルビタンモノオレート 1.5 カーボンブラック 0.5 赤色202号 1 群青 1 ベンガラ 6 雲母チタン(フラメンコブルー) 35
【0020】実施例2 比較試験 上記実施例1のアイカラーの処方中の雲母チタンをセリ
サイトに置き換えた比較例と実施例1のアイカラーを同
一モデルにつけてもらい、各種照明下で専門パネラー
(美容師)5名に化粧映えについて、良い、普通、悪い
の3段階で評価してもらった。結果を表3に示す。これ
より、比較例のアイカラーが低照度下において、化粧映
えがしなくなるのに対して、実施例1のアイカラーは低
照度下でも化粧映えが良いことが判る。
【0021】
【表3】
【0022】実施例3 配合例 下記処方に従ってチークカラーを作成した。即ち、下記
処方Aをヘンシェルミキサーに秤込み、攪拌混合した
後、攪拌しながらBを徐々に加えコーティングし、1m
mのヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザ
ーで粉砕し、金皿に入れプレスしチークカラーを得た。 (A)タルク 27 アルミニュームステアレート 2.5 ベンガラ 2.5 雲母チタン(フラメンコグリーン) 60 (B)スクワラン 8
【0023】実施例4 比較試験 上記実施例3のチークカラーの処方中の雲母チタンをセ
リサイトに置き換えた比較例と実施例3のチークカラー
を同一モデルにつけてもらい、各種照明下で専門パネラ
ー(美容師)5名に化粧映えについて、良い、普通、悪
いの3段階で評価してもらった。結果を表4に示す。こ
れより、比較例のチークカラーが低照度下において、化
粧映えがしなくなるのに対して、実施例3のチークカラ
ーは低照度下でも化粧映えが良いことが判る。
【0024】
【表4】
【0025】実施例5 配合例 下記処方に従ってフェイスカラーを作成した。即ち、下
記処方Aをヘンシェルミキサーに秤込み、攪拌混合した
後、攪拌しながらBを徐々に加えコーティングし、1m
mのヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザ
ーで粉砕し、金皿に入れプレスしフェイスカラーを得
た。 (A)黄色酸化鉄 0.4 赤色226号 2.3 黒色酸化鉄 0.3 群青 2.3 タルク 39.7 雲母チタン(フラメンコブルー) 30 雲母チタン(フラメンコグリーン) 20 (B)スクワラン 5
【0026】実施例6 比較試験 上記実施例5のフェイスカラーの処方中の雲母チタンを
セリサイトに置き換えた比較例と実施例5のフェイスカ
ラーを同一モデルにつけてもらい、各種照明下で専門パ
ネラー(美容師)5名に化粧映えについて、良い、普
通、悪いの3段階で評価してもらった。結果を表5に示
す。これより、比較例のフェイスカラーが低照度下にお
いて、化粧映えがしなくなるのに対して、実施例3のフ
ェイスカラーは低照度下でも化粧映えが良いことが判
る。
【0027】
【表5】
【0028】実施例7 配合量の検討 今まで述べた雲母チタンの配合の効果について、配合量
と効果の関係を調べるために、下記の表6に示す試作品
4〜8を作成し、同一モデルに使用してもらい、種々の
光源下で化粧映えについて専門パネラー20名(美容
師)に、良い、普通、悪いの3段階で評価してもらっ
た。結果を表7に示す。これより、低照度光源下での化
粧映えを改善する効果は雲母チタンの量が30%以上で
現れてくることがわかる。更に、40%以上ではその効
果が如実になっていることが判る。
【0029】
【表6】
【0030】
【表7】
【0031】
【発明の効果】本発明のメークアップ化粧料は低照度の
光源下に於いても優れた演色性をしめすため、暗いとこ
ろでも優れた化粧映えが得られる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雲母チタンを30〜60重量%含有する
    ことを特徴とする、メークアップ化粧料。
  2. 【請求項2】 雲母チタンを40〜50重量%含有する
    ことを特徴とする、請求項1記載のメークアップ化粧
    料。
  3. 【請求項3】 雲母チタンに於ける、チタンの含有量が
    40〜55重量%である、請求項1又は2記載のメーク
    アップ化粧料。
  4. 【請求項4】 メークアップ化粧料がアイメークアップ
    化粧料である、請求項1〜3記載のメークアップ化粧
    料。
  5. 【請求項5】 メークアップ化粧料がチークカラーであ
    る、請求項1〜3記載のメークアップ化粧料。
  6. 【請求項6】 メークアップ化粧料がフェイスカラーで
    ある、請求項1〜3記載のメークアップ化粧料。
JP12692994A 1994-05-17 1994-05-17 メークアップ化粧料 Pending JPH07309715A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0774950A1 (en) * 1994-07-30 1997-05-28 The Procter & Gamble Company Cosmetic make-up compositions

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0774950A1 (en) * 1994-07-30 1997-05-28 The Procter & Gamble Company Cosmetic make-up compositions
EP0774950A4 (en) * 1994-07-30 1998-12-23 Procter & Gamble COSMETIC COMPOSITIONS FOR MAKEUP

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