JPH07309580A - 傾き補正機能付き吊具 - Google Patents
傾き補正機能付き吊具Info
- Publication number
- JPH07309580A JPH07309580A JP10280194A JP10280194A JPH07309580A JP H07309580 A JPH07309580 A JP H07309580A JP 10280194 A JP10280194 A JP 10280194A JP 10280194 A JP10280194 A JP 10280194A JP H07309580 A JPH07309580 A JP H07309580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balance beam
- suspending
- lifting device
- suspending tool
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 天秤ビームの中央に連結した吊具の傾きを防
止する。 【構成】 形鋼、シートパイル等の長尺製品を吊上げる
吊具において、吊上げ運搬装置（クレーンフック）に連
結された天秤ビームの中央且つ下側に、吊荷を吊下げる
吊具本体を垂直面内で揺動可能に連結し、天秤ビームと
吊具本体の間に、偏荷重時の吊具本体の危険傾き度を検
知する機構と、前記天秤ビームに対して吊具本体を固定
し同吊具本体を水平に保持する機構とを設けたことを特
徴とする。
止する。 【構成】 形鋼、シートパイル等の長尺製品を吊上げる
吊具において、吊上げ運搬装置（クレーンフック）に連
結された天秤ビームの中央且つ下側に、吊荷を吊下げる
吊具本体を垂直面内で揺動可能に連結し、天秤ビームと
吊具本体の間に、偏荷重時の吊具本体の危険傾き度を検
知する機構と、前記天秤ビームに対して吊具本体を固定
し同吊具本体を水平に保持する機構とを設けたことを特
徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、形鋼、シートパイル等
の長物成品の吊上げ、運搬時の安全の為の、危険傾き度
検知装置及び吊具本体の水平ロック装置を具えた吊具に
関する。
の長物成品の吊上げ、運搬時の安全の為の、危険傾き度
検知装置及び吊具本体の水平ロック装置を具えた吊具に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は、従来の吊具の例であり、全体図
を示す。図８において、吊荷０２すなわち長物成品に対
し、玉掛けロープ０１を胴巻とし、吊上げ傾きが大きい
場合は吊位置を修正しクレーンフック０３を介して吊上
げ運搬している。玉掛けロープ０１位置は、玉掛け者が
目視で重芯位置等を考慮し決めている為に、吊荷０２の
偏荷重による傾きは防げない。傾き度は玉掛け者が経験
的な判断で行っている。経験にもとづく許容傾き（１．
５°程度）ならばそのまま運搬している。
を示す。図８において、吊荷０２すなわち長物成品に対
し、玉掛けロープ０１を胴巻とし、吊上げ傾きが大きい
場合は吊位置を修正しクレーンフック０３を介して吊上
げ運搬している。玉掛けロープ０１位置は、玉掛け者が
目視で重芯位置等を考慮し決めている為に、吊荷０２の
偏荷重による傾きは防げない。傾き度は玉掛け者が経験
的な判断で行っている。経験にもとづく許容傾き（１．
５°程度）ならばそのまま運搬している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。 吊具が偏荷重により傾き易い。 吊具が傾いた時に、作業を継続するか又は吊位置を
修正するかを作業者が経験により判断するので、個人差
があり、また危険である。
のような問題点がある。 吊具が偏荷重により傾き易い。 吊具が傾いた時に、作業を継続するか又は吊位置を
修正するかを作業者が経験により判断するので、個人差
があり、また危険である。
【０００４】本発明は、前述のような従来技術における
作業者の経験的な判断によるミスを防止することのでき
る傾き補正機能付き吊具を提供することを目的とするも
のである。
作業者の経験的な判断によるミスを防止することのでき
る傾き補正機能付き吊具を提供することを目的とするも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】天秤ビームの下側に吊具
本体を枢着し、吊具本体の危険傾き度とその方向を検知
する機構を設ける。また、天秤ビームに対し、吊具本体
を水平保持（平行）する為のロック機構を設ける。天秤
ビームにリミットスイッチを設け、吊具本体の危険傾き
度を検出する。
本体を枢着し、吊具本体の危険傾き度とその方向を検知
する機構を設ける。また、天秤ビームに対し、吊具本体
を水平保持（平行）する為のロック機構を設ける。天秤
ビームにリミットスイッチを設け、吊具本体の危険傾き
度を検出する。
【０００６】
【作用】吊具本体にて吊られた成品の偏荷重による危険
傾き度を天秤ビームのリミットスイッチにより検出し、
吊位置の吊直しを行う。偏荷重により危険傾き度を検出
しない場合（許容傾き度以内）は吊具本体のビーム内に
設けたロック装置の２ケのジャッキにより天秤ビームに
対し吊具本体を水平保持させることにより、吊具本体の
傾きを防止し、吊荷の落下を防ぐ。
傾き度を天秤ビームのリミットスイッチにより検出し、
吊位置の吊直しを行う。偏荷重により危険傾き度を検出
しない場合（許容傾き度以内）は吊具本体のビーム内に
設けたロック装置の２ケのジャッキにより天秤ビームに
対し吊具本体を水平保持させることにより、吊具本体の
傾きを防止し、吊荷の落下を防ぐ。
【０００７】
【実施例】図１乃至図７において、１ａは共通吊ビーム
の固定ビーム、１ｂは共通吊ビームの旋回ビーム、２は
天秤ビーム、３は吊具本体、４はジャッキ、５はユニバ
ーサルジョイント、６はモータ、７はロータリポジショ
ナー（スイッチ）、８はトルクリミッタ、９は連結ピ
ン、１０ａ，１０ｂはセンサ（危険傾き用）、１１はス
トライカ（危険傾き用）、１２は緩衝バネ、１３は緩衝
ゴム、１４はセンサ（ロック完了用）、１５は吊荷、１
８はストライカ（ロック用）、１９は吊具のアーム、２
０はフォークである。
の固定ビーム、１ｂは共通吊ビームの旋回ビーム、２は
天秤ビーム、３は吊具本体、４はジャッキ、５はユニバ
ーサルジョイント、６はモータ、７はロータリポジショ
ナー（スイッチ）、８はトルクリミッタ、９は連結ピ
ン、１０ａ，１０ｂはセンサ（危険傾き用）、１１はス
トライカ（危険傾き用）、１２は緩衝バネ、１３は緩衝
ゴム、１４はセンサ（ロック完了用）、１５は吊荷、１
８はストライカ（ロック用）、１９は吊具のアーム、２
０はフォークである。
【０００８】図１は本発明による吊具を組込んだ吊下げ
装置全体を示し、クレーンフックにより吊下げられてい
る。吊具本体３は天秤ビーム２の中央に吊り下げられて
いる。１ａはクレーンフックに吊下げられた共通吊ビー
ムの固定ビームで旋回ビーム１ｂの旋回駆動装置を有し
ている。旋回ビーム１ｂは、天秤ビーム２、吊具本体３
を吊下げ、更に吊具本体３に吊荷１５を吊り右旋回、左
旋回できるようになっっている。
装置全体を示し、クレーンフックにより吊下げられてい
る。吊具本体３は天秤ビーム２の中央に吊り下げられて
いる。１ａはクレーンフックに吊下げられた共通吊ビー
ムの固定ビームで旋回ビーム１ｂの旋回駆動装置を有し
ている。旋回ビーム１ｂは、天秤ビーム２、吊具本体３
を吊下げ、更に吊具本体３に吊荷１５を吊り右旋回、左
旋回できるようになっっている。
【０００９】ジャッキ４は吊具本体３の上側に、左右に
各１個設置され、天秤ビーム２と吊具本体３とを水平に
ロックする作用を有する。駆動モータ６はユニバーサル
ジョイント５を介して左右のジャッキ４を同時に駆動
（昇降）する。ロータリポジショナー７はジャッキ４の
下降限位置を検出する。トルクリミッタ８は、吊具本体
３の水平ロック時あるいはロック運転中に、吊具本体３
の揺動により負荷側からの反力を受けた場合にモータ６
を保護する。緩衝バネ１２はジャッキ４の突上げに対す
る緩衝作用を有し、負荷側からの反力による天秤ビーム
２への衝撃力緩衝にも役立つ。連結ピン９は天秤ビーム
２の中央部と吊具本体３の中央部とを連結する。センサ
１０ａ，１０ｂは吊具本体３の危険傾き度ならびに傾き
方向を検出し、ストライカ１１はセンサ１０ａ，１０ｂ
の作動用で、吊具本体３の危険傾き度ならびに方向を検
出する。
各１個設置され、天秤ビーム２と吊具本体３とを水平に
ロックする作用を有する。駆動モータ６はユニバーサル
ジョイント５を介して左右のジャッキ４を同時に駆動
（昇降）する。ロータリポジショナー７はジャッキ４の
下降限位置を検出する。トルクリミッタ８は、吊具本体
３の水平ロック時あるいはロック運転中に、吊具本体３
の揺動により負荷側からの反力を受けた場合にモータ６
を保護する。緩衝バネ１２はジャッキ４の突上げに対す
る緩衝作用を有し、負荷側からの反力による天秤ビーム
２への衝撃力緩衝にも役立つ。連結ピン９は天秤ビーム
２の中央部と吊具本体３の中央部とを連結する。センサ
１０ａ，１０ｂは吊具本体３の危険傾き度ならびに傾き
方向を検出し、ストライカ１１はセンサ１０ａ，１０ｂ
の作動用で、吊具本体３の危険傾き度ならびに方向を検
出する。
【００１０】上述した機構はクレーンの運転室からの遠
隔操作で運転される。図７は吊荷１５を偏芯させた時の
吊状態である。この状態にて図６に示すセンサ１０ａが
作動した時は、吊具本体３が危険傾きであることを示
し、吊荷１５に対する吊具本体３の位置を修正し、再吊
上げを行う。吊荷１５の吊上げ時にセンサ１０ａ，１０
ｂが作動しない時は、吊具本体３の傾きが許容傾き以内
であることを示す。許容傾き以内の時は、モータ６を駆
動させジャッキ４を同時上昇させる。この時、ジャッキ
４の先端と緩衝ゴム１３との間隔“Ｅ”と“Ｆ”とはＦ
＞Ｅの関係にある為に、ジャッキ４の先端は“Ｅ”側が
先に当り、吊具本体３は右回転し、“Ｆ”側のジャッキ
４の先端と緩衝ゴム１３が当るまでロック装置は運転さ
れる。“Ｅ”と“Ｆ”のジャッキの先端と緩衝ゴム１３
が当ると、図４に示す緩衝バネ１２と緩衝ゴム１３が圧
縮された後に、ストライカ１８が上昇し、センサ１４を
作動させ、水平ロック完了を検出する。これにより、天
秤ビーム２と吊具本体３は水平（平行）状態となる。
隔操作で運転される。図７は吊荷１５を偏芯させた時の
吊状態である。この状態にて図６に示すセンサ１０ａが
作動した時は、吊具本体３が危険傾きであることを示
し、吊荷１５に対する吊具本体３の位置を修正し、再吊
上げを行う。吊荷１５の吊上げ時にセンサ１０ａ，１０
ｂが作動しない時は、吊具本体３の傾きが許容傾き以内
であることを示す。許容傾き以内の時は、モータ６を駆
動させジャッキ４を同時上昇させる。この時、ジャッキ
４の先端と緩衝ゴム１３との間隔“Ｅ”と“Ｆ”とはＦ
＞Ｅの関係にある為に、ジャッキ４の先端は“Ｅ”側が
先に当り、吊具本体３は右回転し、“Ｆ”側のジャッキ
４の先端と緩衝ゴム１３が当るまでロック装置は運転さ
れる。“Ｅ”と“Ｆ”のジャッキの先端と緩衝ゴム１３
が当ると、図４に示す緩衝バネ１２と緩衝ゴム１３が圧
縮された後に、ストライカ１８が上昇し、センサ１４を
作動させ、水平ロック完了を検出する。これにより、天
秤ビーム２と吊具本体３は水平（平行）状態となる。
【００１１】
【発明の効果】本発明による傾き補正機能付き吊具は、
吊上げ運搬装置に連結された天秤ビームの下側で、吊荷
を吊下げる吊具本体を垂直面内で揺動可能に同吊具本体
の中央を前記天秤ビームの中央に連結した吊具におい
て、偏荷重時の吊具本体の危険傾き度を検知する機構
と、前記天秤ビームに対して吊具本体を固定し同吊具本
体を水平に保持する機構とを具えたことにより、次の効
果を有する。
吊上げ運搬装置に連結された天秤ビームの下側で、吊荷
を吊下げる吊具本体を垂直面内で揺動可能に同吊具本体
の中央を前記天秤ビームの中央に連結した吊具におい
て、偏荷重時の吊具本体の危険傾き度を検知する機構
と、前記天秤ビームに対して吊具本体を固定し同吊具本
体を水平に保持する機構とを具えたことにより、次の効
果を有する。
【００１２】偏荷重が大きく吊具本体の傾きが危険とな
った場合には、自動的に警告されるので、吊直すことが
できる。吊具本体と天秤ビームが水平状態となり、安全
である。また、水平運搬中の揺動を防止できる。
った場合には、自動的に警告されるので、吊直すことが
できる。吊具本体と天秤ビームが水平状態となり、安全
である。また、水平運搬中の揺動を防止できる。
【図１】本発明の実施例に係る吊具の全体図である。
【図２】図１のII−II断面図である。
【図３】図１に示した本発明の要部の正面図である。
【図４】図３のIV−IV断面図である。
【図５】図３の“Ｖ”部詳細図である。
【図６】危険傾き度を検知した状態の図５と同様な図面
である。
である。
【図７】偏荷重吊時に、吊具本体が傾いた状態の正面図
である。
である。
【図８】従来の玉掛ロープによる吊状態図を示す。
２ 天秤ビーム ３ 吊具本体 ４，５，６ ロック水平保持機構 １０，１１ 危険傾き度検知機構
フロントページの続き (72)発明者 迫田 国昭 広島県広島市西区観音新町四丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 田中 利幸 千葉県富津市新富20−１ 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 藤井 修 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 時田 雄彦 千葉県君津市君津１番地 製鐵運輸株式会 社技術部内 (72)発明者 小倉 一郎 千葉県君津市君津１番地 製鐵運輸株式会 社技術部内
Claims (1)
- 【請求項１】 吊上げ運搬装置に連結された天秤ビーム
の下側で、吊荷を吊下げる吊具本体を垂直面内で揺動可
能に同吊具本体の中央を前記天秤ビームの中央に連結し
た吊具において、偏荷重時の吊具本体の危険傾き度を検
知する機構と、前記天秤ビームに対して吊具本体を固定
し同吊具本体を水平に保持する機構とを具えたことを特
徴とする傾き補正機能付き吊具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10280194A JPH07309580A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 傾き補正機能付き吊具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10280194A JPH07309580A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 傾き補正機能付き吊具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07309580A true JPH07309580A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14337182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10280194A Withdrawn JPH07309580A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 傾き補正機能付き吊具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07309580A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101277166B1 (ko) * | 2011-06-24 | 2013-06-24 | 주식회사 포스코 | 픽업 크레인 |
| WO2015167613A1 (en) * | 2014-04-29 | 2015-11-05 | National Oilwell Varco, L.P. | Self-balancing spreader beam |
| CN109969931A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-07-05 | 广州城建职业学院 | 一种用于装配式建筑构件的多用途吊梁 |
| CN112193980A (zh) * | 2020-09-23 | 2021-01-08 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种平衡吊梁装置 |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP10280194A patent/JPH07309580A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101277166B1 (ko) * | 2011-06-24 | 2013-06-24 | 주식회사 포스코 | 픽업 크레인 |
| WO2015167613A1 (en) * | 2014-04-29 | 2015-11-05 | National Oilwell Varco, L.P. | Self-balancing spreader beam |
| US9284161B2 (en) | 2014-04-29 | 2016-03-15 | National Oilwell Varco, L.P. | Self-balancing spreader beam |
| CN109969931A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-07-05 | 广州城建职业学院 | 一种用于装配式建筑构件的多用途吊梁 |
| CN112193980A (zh) * | 2020-09-23 | 2021-01-08 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种平衡吊梁装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |