JPH0730947Y2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JPH0730947Y2
JPH0730947Y2 JP2518690U JP2518690U JPH0730947Y2 JP H0730947 Y2 JPH0730947 Y2 JP H0730947Y2 JP 2518690 U JP2518690 U JP 2518690U JP 2518690 U JP2518690 U JP 2518690U JP H0730947 Y2 JPH0730947 Y2 JP H0730947Y2
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JP
Japan
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oil
groove
separator
oil separator
grooves
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JP2518690U
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JPH03116792U (ja
Inventor
一成 新木
純一郎 小岩
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主にスクロールタイプの圧縮機における油分
離機構に関する。
(従来の技術) 従来、特開平1−240787号公報に開示され且つ第4図に
示すように、ケーシング(C)の上部に設ける高圧流体
の開放チャンバー(H)に、固定スクロール(X)の吐
出口(D)を覆う環状の油分離体(S)を介装すると共
に、該分離体(S)の外周部二次側(Q)に吐出管
(P)を開口して、吐出ガスから油を分離し、外部に流
出される油量を低減して所謂油上がりを制御するように
している。
この場合、前記油分離体(S)での分離油は主に該分離
帯(S)の内周部一次側(V)に溜まることから、低圧
ドーム(L)に延長させる油戻し管(T)は本来この一
次側(R)に開口すべきだが、下方に固定及び可動スク
ロール(X,Y)が存在し、管延長が行い難いため、該油
戻し管(T)は二次側(Q)の底部に開口され、一次側
(R)と二次側(Q)との間は連通溝(R)で連通する
ようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、油戻し管(T)は高圧の開放チャンバー(H)
と低圧ドーム(L)とを結ぶもので、通常キャピラリー
チューブ等の開口面積の小さいものが使用されるため、
これによる油戻しは徐々に行われ、油分離体(S)での
分離油量が一時的にでも増えると、該分離体(S)の一
次側(V)及び二次側(R)の双方の底部に油が溜りが
ちとなる。このため、主に一次側(V)での油の滞留に
より、油分離体(S)の通過面積が減少して油の分離効
率が低下すると共に、主に二次側(Q)での油の滞留に
より、分離後の油が再び吐出ガスの流速にのって巻き上
げられることになり、油上がりの抑制が不十分となる問
題がある。
この問題は、インバータ等による高速運転時等で、油分
離体(S)での分離油が多くなるほど顕著に現れる。
本考案の目的は、油分離を良好ならしめると共に油の再
巻き上げを防止し、油上がりを低減できる圧縮機を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案では、上記目的を達成するため、吐出口
(3)から吐出する高圧流体の開放チャンバー(4)を
備え、該チャンバー(4)に、前記吐出口(3)を覆う
環状の油分離体(5)を介装して、この油分離体(5)
の二次側に吐出管(6)を開口した圧縮機において、前
記開放チャンバー(4)の底部を区画する隔壁に、前記
油分離体(5)の下部内周部に臨む第1油溝(1)と前
記油分離体(5)の下部外周部に臨む第2油溝(2)
と、これら第1及び第2油溝(1)(2)を連通する連
通溝(7)とを設けると共に、前記第2油溝(2)の底
部に油戻し口(8)を開口することにした。
又、好適例として、上記構成において、第1及び第2油
溝(1)(2)を円環溝とした。
(作用) 油分離体(5)で分離された油は、一次側の第1油溝
(1)に溜められて、連通路(7)を介して二次側の第
2油溝(2)に送られ、油戻し口(8)から戻される。
このとき、油分離体(5)の一次側では、第1油溝
(1)に油が溜められるため、油分離体(5)の通過部
下部の閉塞を防止でき、油分離のための有効面積を十分
に確保できる。また、油分離体(5)の二次側では、一
次側から送られてきた油が第2油溝(2)に溜められる
ため、ガスの流通方向前方での油の滞留を防止でき、吐
出流体の流速による分離油の再巻き上げが防止できる。
又、第1及び第2油溝(1)(2)を円環溝とすること
により、油分離体(5)の一次側では油による通過部下
部の閉塞を全周にわたって防止でき、又、二次側では分
離油の再巻き上げを同じく全周にわたって防止できる。
(実施例) 第1図に示すものは、スクロールタイプの圧縮機であ
り、ケーシング(10)の内部に、鏡板(A,B)に渦巻体
(a,b)を各々突設した固定及び可動スクロール(11,1
2)と、駆動軸(13)を結合するモータ(14)とを配設
し、固定スクロール(11)の上部に隔壁(15)を介装し
て、その上部側に、吸入管(16)が開口される下部の低
圧ドーム(17)と画成する高圧流体の開放チャンバー
(4)を設けている。
前記開放チャンバー(4)の内部には、固定スクロール
(11)の吐出口(3′)及びこれに連続状に設けられる
隔壁(15)の吐出口(3)を覆い、環状網体(51)を複
数層重ねてカバー体(52)に保持させた環状の油分離体
(5)を介装し、この油分離体(5)の二次側上部に吐
出管(6)を開口している。
尚、前記駆動軸(13)の内部には給油通路(13a)を備
え、ハウジング(18)に設ける軸受(18a)や、これと
油通路(18b)を介して連通されるスラスト支持面(18
c)等に給油するようにしている。
以上の構成で、第2図にも示すように、前記開放チャン
バー(4)の底部を区画する前記隔壁(15)の上面に、
前記油分離体(5)の下部内周部に臨む円環溝から成る
第1油溝(1)と、該油分離体(5)の下部外周部に臨
む同じく円環溝から成る第2油溝(2)と、これら第1
及び第2油溝(1)(2)を連通する連通溝(7)とを
設ける。又、前記第2環状溝(2)の底部に、ブッシュ
(91)を介して固定されるキャピラリーチューブ等から
成る油戻し管(9)の端部油戻し口(8)を開口する。
以上の構成によれば、前記油分離体(5)で分離された
油は、一次側の第1油溝(1)に溜められて、連通路
(7)を介して二次側の第2油溝(2)に送られ、そし
て、油戻し口(8)から低圧ドーム(16)内に戻され
る。このとき、油分離体(5)の一次側では、第1油溝
(1)に油が溜められ、油分離体(5)の通過部下部の
閉塞を防止できるため、油分離のための有効面積を十分
に確保でき、油分離効率の低下を防止できる。また、油
分離体(5)の二次側では、一次側から送られてきた油
が第2油溝(2)に溜められ、ガスの流通方向前方での
油の滞留を防止できるため、吐出ガスの流速による分離
油の再巻き上げを防止できる。従って、インバータ等に
よる高速運転等で、前記油分離体(5)での分離油が多
い場合でも、吐出管(6)から外部に流出する油量を少
なくでき、油上がりを低減できるのである。
又、前記第1及び第2油溝(1)(2)を円環溝とした
から、油分離体(5)の一次側では油による通過部下部
の閉塞を全周にわたって防止でき、又、同二次側では分
離油の再巻き上げを同じく全周にわたって防止でき、油
上がりを良好に低減できるのである。
尚、上記実施例では、第1油溝(1)の外周縁及び第2
油溝(2)の内周縁をそれぞれ油分離体(5)の内周縁
及び外周縁に接するように臨ませたが、その他、第3図
に示すように、第1油溝(1)及び第2油溝(2)を油
分離体(5)の下部にオーバーラップさせて設けてもよ
い。
又、上記実施例では、開放チャンバー(4)を隔壁(1
5)を介して画成したが、固定スクロール(11)の鏡板
(A)を介して画成してもよく、この場合には、前記各
油溝(1)(2)等は前記鏡板(A)の背面に設けるの
である。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、油分離体(5)の一次側では、
第1油溝(1)により油分離効率の低下を防止でき、
又、前記油分離体(5)の二次側では、第2油溝(2)
により吐出流体の流速による分離油の再巻き上げを防止
でき、インバータ等による高速運転等で前記油分離体
(5)での分離油が多い場合でも、吐出管(6)から外
部に流出される油量を少なくでき、油上がりを低減でき
るのである。
又、第1及び第2油溝(1)(2)を円環溝とする場
合、油分離体(5)の全周について、油分離効率の改善
及び分離油の再巻き上げの低減が図れ、油上がりを良好
に低減できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案圧縮機の断面図、第2図は同要部平面
図、第3図は他の実施例の断面図、第4図は従来例の断
面図である。 (1)……第1油溝 (2)……第2油溝 (3)……吐出口 (4)……開放チャンバー (5)……油分離体 (6)……吐出管 (7)……連通溝 (8)……油戻し口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出口(3)から吐出する高圧流体の開放
    チャンバー(4)を備え、該チャンバー(4)に、前記
    吐出口(3)を覆う環状の油分離体(5)を介装して、
    この油分離体(5)の二次側に吐出管(6)を開口した
    圧縮機において、前記開放チャンバー(4)の底部を区
    画する隔壁に、前記油分離体(5)の下部内周部に臨む
    第1油溝(1)と前記油分離体(5)の下部外周部に臨
    む第2油溝(2)と、これら第1及び第2油溝(1)
    (2)を連通する連通溝(7)とを設けると共に、前記
    第2油溝(2)の底部に油戻し口(8)を開口したこと
    を特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】第1及び第2油溝(1)(2)が円環溝で
    ある請求項1記載の圧縮機。
JP2518690U 1990-03-12 1990-03-12 圧縮機 Expired - Lifetime JPH0730947Y2 (ja)

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JP2518690U JPH0730947Y2 (ja) 1990-03-12 1990-03-12 圧縮機

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JPH03116792U JPH03116792U (ja) 1991-12-03
JPH0730947Y2 true JPH0730947Y2 (ja) 1995-07-19

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