JPH1182352A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JPH1182352A
JPH1182352A JP24147297A JP24147297A JPH1182352A JP H1182352 A JPH1182352 A JP H1182352A JP 24147297 A JP24147297 A JP 24147297A JP 24147297 A JP24147297 A JP 24147297A JP H1182352 A JPH1182352 A JP H1182352A
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lubricating oil
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滋 久永
Hiroyuki Hayashi
寛之 林
Takeshi Takemoto
剛 竹本
Kunitaka Akiyama
訓孝 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の大型化を招くことなく、冷媒と潤滑
油との分離能力の向上を図る。 【解決手段】 排出孔123を貯油室130内の油面O
Lと平行な方向に向けて開口させる。これにより、排出
孔123から吹き出される潤滑油は、先ず、固定スクロ
ール111の端板部111aに衝突するので、吹き出さ
れた潤滑油が貯油室130内の油面OLに直接衝突する
ことを防止できる。したがって、油面OLが変動するこ
とを抑制することができるので、潤滑油が貯油室130
から分離室121に逆流してしまうことが防止でき、貯
油室130の体積を拡大することなく、圧縮機100の
大型化を招くことなく、分離能力の向上を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒等の流体と共
に潤滑油を吸入させることにより、スクロール型圧縮機
構等の圧縮機構の潤滑を行う圧縮機に関するもので、車
両用冷凍サイクルの圧縮機に用いて有効である。
【0002】
【従来の技術】例えば冷凍サイクルの圧縮機において
は、冷媒と共に潤滑油を圧縮機外に吐出すると、冷凍サ
イクルの効率が低下するので、特開平7−151083
号公報に記載のごとく、圧縮機構の吐出側に冷媒と潤滑
油とを分離するオイルセパレータ等の分離室を設けてい
る。
【0003】そして、分離室の下側(重力の向き)に、
分離した潤滑油を貯える貯油室を形成すとともに、貯油
室内の油面に対して垂直な方向に開口する排出孔を分離
室に形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発明者等
は、上記公報に記載のごとく、排出孔が貯油室内の油面
に対して垂直な方向に開口する分離室において、潤滑油
の分離能力について試験検討したところ、十分な分離能
力を得ることができなかった。そこで、発明者等は、十
分な分離能力を得ることができなかった原因を調査研究
したところ、以下の点が明らかになった。
【0005】すなわち、上記公報に記載の分離室では、
分離室内の潤滑油を貯油室に排出させる排出力として、
分離された潤滑油の自重を利用するといった技術的思想
の基に、排出孔を油面に対して垂直な方向に開口させて
いる。しかし、分離室には圧縮機構から吐出した高圧の
冷媒(流体)が導入されることに加えて、貯油室は比較
的小さな排出孔を介して分離室に連通しているので、分
離室から貯油室に潤滑油が排出される際に、その静圧は
低下するものの動圧が上昇し、潤滑油は排出孔から噴射
されるように貯油室に吹き出される。
【0006】そして、排出孔から吹き出される潤滑油の
動圧により、貯油室内の油面が大きく変動するので、潤
滑油が排出孔を経由して貯油室から分離室に逆流してし
まい、十分な分離能力を得ることができなくなる。また
さらに、油面が大きく変動した際に、貯油室から圧縮機
構に潤滑油を供給する供給ポートの位置より、油面が低
下する場合があるので、圧縮機構に安定的に潤滑油を供
給することができない。延いては、圧縮機構の焼き付き
等を招き、圧縮機の耐久性を低下させるおそれがある。
【0007】因みに、この問題に対して、貯油室の体積
を拡大して貯油量を増大し、油面の変化を抑制するとい
った手段が考えられるが、この手段では、圧縮機の大型
化を招いてしまうという新たな問題が発生する。本発明
は、上記点に鑑み、圧縮機の大型化を招くことなく、分
離能力の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
5に記載の発明では、分離室(121)の潤滑油を貯油
室(130)に排出する排出孔(123)が、貯油室
(130)内の油面(OL)と平行な方向に向いて開口
していることを特徴とする。
【0009】これにより、排出孔(123)から吹き出
した潤滑油が、貯油室(130)内の油面(OL)に直
接衝突することを防止できるので、その潤滑油の動圧に
より、油面(OL)が変動することを抑制することがで
き、潤滑油が貯油室(130)から分離室(121)に
逆流してしまうことが防止できる。したがって、本発明
によれば、貯油室(130)の体積を拡大することな
く、油面(OL)が変動することを抑制することができ
るので、圧縮機100の大型化を招くことなく、分離能
力の向上を図ることができる。
【0010】なお、ここで、油面(OL)と平行な方向
とは、厳密に平行を意味するものではなく、上記記載か
ら明らかなように、排出孔(123)から吹き出した潤
滑油が、貯油室(130)内の油面(OL)に直接衝突
しない程度の傾きを許容するものである。請求項2に記
載の発明では、導入孔(122)および排出孔(12
3)が、分離室(121)の円周内壁面(121a)の
接線方向に向けて開口していることを特徴とする。
【0011】これにより、導入孔(122)から分離室
(121)に入射した流体が、円周内壁面(121a)
に沿って旋回する。そして、排出孔(123)も円周内
壁面(121a)の接線方向に向けて開口しているの
で、その旋回流れに沿って、潤滑油が滑らかに排出孔
(123)から貯油室(130)に排出する。したがっ
て、分離された潤滑油を確実に貯油室(130)に排出
することができるので、貯油室(130)への潤滑油の
排出性を向上させることとできる。延いては、分離能力
を向上させることができる。
【0012】また、潤滑油の排出性が高いので、本発明
によれば、排出孔(123)を1つとしても十分な排出
性を得ることができる。延いては、排出孔(123)を
加工するための工数を低減することができるので、圧縮
機の製造原価低減を図ることができる。請求項3に記載
の発明では、分離室(121)の軸線(L1 )方向は、
油面(OL)に対して垂直な基準線(L0 )に対して傾
いていることを特徴とする。
【0013】これにより、貯油室(130)の体積を拡
大することなく、最大油面高さを高くするとができるの
で、圧縮機の大型化を招くことなく、実質的な貯油量を
増大することができる。したがって、さらに、分離能力
を向上させることができる。請求項4に記載の発明で
は、導入孔(122)および排出孔(123)は、同一
の向きに向けて開口していることを特徴とする。
【0014】これにより、両孔(122、123)を同
一の向きから加工できるので、孔開け加工時に、ワーク
であるハウジング(103)のチャッキングをやり直す
必要がない。したがって、孔開け加工の工数(時間)の
低減(短縮)を図ることができるので、生産性の向上を
図ることができる。延いては、分離能力の向上を図りつ
つ、圧縮機の製造原価低減を図ることができる。
【0015】請求項6に記載の発明では、貯油室(13
0)には、排出孔(123)から吹き出す潤滑油を衝突
させ、排出孔(123)から吹き出す潤滑油が、貯油室
(130)内の油面(OL)に直接衝突することを防止
する衝突壁(111a、140)が形成されていること
を特徴とする。これにより、排出孔(123)から吹き
出した潤滑油は、先ず、衝突壁(111a、140)に
衝突するので、貯油室(130)内の油面(OL)に直
接衝突することを防止できる。したがって、油面(O
L)が変動することを抑制することができるので、潤滑
油が貯油室(130)から分離室(121)に逆流して
しまうことが防止できる。
【0016】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本実施形態は、本発明に係る圧縮機1
00を車両用冷凍サイクルに適用したものであって、図
1は圧縮機100の断面図である。図1中、110は、
冷媒(流体)を吸入圧縮する圧縮機構であり、この圧縮
機構110は、フロントハウジング101に固定された
固定スクロール(固定部)111、および固定スクロー
ル111に対して可動(旋回)する可動スクロール(可
動部)112を有して構成されている。
【0018】なお、可動スクロール112は、フロント
ハウジング101に回転可能に配設されたシャフト10
2により旋回駆動され、可動スクロール112の旋回と
ともに、両スクロール111、112によって形成され
る作動室VC の体積を拡大縮小することにより冷媒を吸
入圧縮する。因みに、本実施形態に係る圧縮機100
は、シャフト102に接続される電磁クラッチ内蔵型プ
ーリ(図示せず。)を介して車両エンジンにより回転駆
動される。
【0019】また、103は、固定スクロール(シェ
ル)111を介してフロントハウジング101に固定さ
れたリアハウジングであり、このリアハウジング103
は、固定スクロール111と共に、圧縮機構110の吐
出ポート113(図2参照)から吐出される冷媒から潤
滑油を分離する分離室121、および分離室121にて
分離された潤滑油を貯える貯油室130を構成してい
る。
【0020】ところで、分離室121内の空間形状は、
図1、2に示すように、円柱状に形成されており、分離
室121の円周内壁面121aには、圧縮機構110か
ら吐出される冷媒を分離室121内に導く導入孔12
2、および分離された潤滑油を貯油室130に排出する
排出孔123が形成されている。そして、分離室121
の軸線方向L1 (図3参照)を貯油室130内の油面O
Lに対して垂直な基準線L0 に一致させた状態で、導入
孔122を排出孔123より上方側に位置させて、両孔
122、123を円周内壁面121aの接線方向に向け
て開口させている。なお、本実施形態では、図4、5に
示すように、導入孔122および排出孔123は、固定
スクロール111の端板部111a(図1参照)に向け
て同一の向きに開口している。
【0021】したがって、本実施形態では、導入孔12
2および排出孔123は、貯油室130内の油面OLと
平行な方向、すなわち水平方向に向けて開口しているこ
ととなり、シャフト102の軸方向と一致する。また、
図1中、124は、分離室121内に同軸状に配設され
た略円筒状の分離管(セパレータパイプ)であり、その
一端側は圧縮機100の吐出口104を構成している。
なお、以下、分離室121〜分離管124を総称してC
S型オイルセパレータ(以下、セパレータと略す。)1
20と呼ぶ。
【0022】因みに、本実施形態では、導入孔122を
分離管124の外壁に面する部位に形成することによ
り、分離室121内に導入された冷媒を分離管124と
円周内壁面121aとの間の円筒空間内で旋回させて、
確実に潤滑油を冷媒から分離することができるようにし
ている。なお、貯油室130に貯えられた潤滑油は、図
6、7に示すように、固定スクロール111とリアハウ
ジング103との間に配設されたガスケット105に形
成された異形孔106aをオイル通路として、固定スク
ロール111に形成されたオイル通路111bを経由し
て、圧縮機構110の吸入室114に導かれる。
【0023】また、吐出ポート113から導入孔122
に至る導入通路122aと貯油室130とを離隔する隔
壁は、リアハウジング103に一体形成した突出壁(リ
ブ)103aと固定スクロール111の端板部111a
に一体形成した突出壁(リブ)111cとによって形成
されている。次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0024】本実施形態によれば、排出孔123は、貯
油室130内の油面OLと平行な方向に向けて開口して
いるので、潤滑油が排出孔123から噴射されるよう
に、貯油室130に吹き出されても、吹き出された潤滑
油は、先ず、固定スクロール111の端板部111aに
衝突する。したがって、吹き出された潤滑油が貯油室1
30内の油面OLに直接衝突することを防止できるの
で、その潤滑油の動圧により、油面OLが変動すること
を抑制することができ、潤滑油が貯油室130から分離
室121に逆流してしまうことが防止できる。
【0025】以上に述べたように、貯油室130の体積
を拡大することなく、油面OLが変動することを抑制す
ることができるので、圧縮機100の大型化を招くこと
なく、分離能力の向上を図ることができる。また、導入
孔122および排出孔123を同一の向きに開口させて
いるので、両孔122、123を同一の向きから加工で
きるので、孔開け加工時に、ワークであるリアハウジン
グ103のチャッキングをやり直す必要がない。
【0026】したがって、孔開け加工の工数(時間)の
低減(短縮)を図ることができるので、生産性の向上を
図ることができる。延いては、分離能力の向上を図りつ
つ、圧縮機100の製造原価低減を図ることができる。
また、本実施形態では、吐出ポート113から導入孔1
22に至る導入通路122aと貯油室130とを離隔す
る隔壁が、リアハウジング103の突出壁103aと固
定スクロール111の端板部111aの突出壁111c
とによって形成されているので、容易に導入通路122
aと貯油室130とを離隔することができる。
【0027】また、分離管124を分離室121内に配
設することにより、吐出口104を形成しているので、
セパレータ120と吐出口104とを一体化することが
できる。したがって、セパレータ120から吐出口10
4に至る冷媒通路を廃止することができるので、前記冷
媒通路における、冷媒漏れを防止するシール構造を廃止
できる。延いては、圧縮機100の製造原価低減を図る
ことができる。
【0028】また、導入孔122は、分離室121の円
周内壁面121aの接線方向に向けて開口しているの
で、導入孔122から分離室121に入射した冷媒が、
円周内壁面121aに沿って旋回する。そして、排出孔
123も円周内壁面121aの接線方向に向けて開口し
ているので、その旋回流れに沿って、潤滑油が滑らかに
排出孔123から貯油室130に排出する。
【0029】したがって、分離された潤滑油を確実に貯
油室130に排出することができるので、貯油室130
への潤滑油の排出性を向上させることとできる。延いて
は、分離能力を向上させることができる。また、本実施
形態に係る圧縮機100のセパレータ120は潤滑油の
排出性が高いので、排出孔123を1つとしても十分な
排出性を得ることができる。延いては、排出孔123を
加工するための工数を低減することができるので、圧縮
機の製造原価低減を図ることができる。
【0030】(第2実施形態)上述の実施形態では、分
離室121の軸線方向L1 と油面OLに対して垂直な基
準線L0 とを一致させたが、本実施形態は、図8に示す
ように、分離室121の軸線方向L1 を基準線L0 に対
して傾けたものである。なお、この際、導入孔122
は、油面OLと平行な面であって、排出孔123を含む
基準面S0 上、または基準面S0 より上方側に位置させ
る必要がある。
【0031】これにより、貯油室130の体積を拡大す
ることなく、最大油面高さOLmaxを高くするとができ
るので、圧縮機100の大型化を招くことなく、実質的
な貯油量を増大することができる。したがって、さら
に、分離能力を向上させることができる。 (第3実施形態)上述の実施形態では、排出孔123か
ら吹き出した潤滑油(以下、この潤滑油を吹出油と呼
ぶ。)を、固定スクロール111の端板部111aに衝
突させることにより、吹出油が油面OLに直接衝突する
ことを防止したが、図9に示すように、排出孔123を
油面OL側に向けて開口させるとともに、排出孔123
と油面OLとの間に、吹出油を衝突させる衝突壁140
を新たに設けてもよい。
【0032】なお、衝突壁140を設けることにより、
吹出油が油面OLに直接衝突することを防止して油面O
Lの変動を抑制する場合には、図9から明らかなよう
に、排出孔123の開口方向は、基準線L0 と同方向の
みならず、基準線L0 と交差する方向であってもよい。 (第4実施形態)本実施形態は、固定スクロール111
の端板部111aに衝突した潤滑油の多くが、直接、貯
油室130側に転向することを防止する遮蔽板150を
端板部111aに設けたものである(図10、11参
照)。これにより、油面OLの変動をさらに抑制するこ
とができる。
【0033】なお、本実施形態に係る遮蔽板150は、
図12に示すように、リアハウジング103側に形成し
てもよい。ところで、また、上述の実施形態では、導入
孔122および排出孔123を同一の向きに開口させた
が、図10に示すように、排出孔123を導入孔122
の反対側に設け、両孔122、123の開口する向きが
異なるようにしてもよい。
【0034】また、上述の実施形態では、圧縮機構11
0としてスクロール型圧縮機構を用いたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、ベーン型、ローリングピ
ストン型等その他の圧縮機構であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る圧縮機の断面図である(図
3のD−D断面図)。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】図1のC矢視図である。
【図4】図3のE−E断面図である。
【図5】図3のF−F断面図である。
【図6】図1のA−A断面図である。
【図7】ガスケットのB矢視図である。
【図8】第2実施形態に係る圧縮機の図1のC矢視に相
当する図面である。
【図9】第3実施形態に係る圧縮機の断面図である
【図10】第4実施形態に係る圧縮機の図3のE−E断
面に相当する断面図である。
【図11】図10のG−G断面図である。
【図12】本発明の変形例に係る図3のE−E断面に相
当する断面図である。
【図13】第4実施形態に係る圧縮機の変形例に係る図
3のE−E断面に相当する断面図である。
【符号の説明】
110…圧縮機構、120…CSオイルセパレータ、1
21…分離室、122…導入孔、123…排出孔、13
0…貯油室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 訓孝 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を吸入圧縮する圧縮機構(110)
    をハウジング(101、111、103)内に有し、流
    体と共に潤滑油を前記圧縮機構(110)内に吸入させ
    ることにより、前記圧縮機構(110)の潤滑を行う圧
    縮機であって、 前記ハウジング(101、111、103)内に形成さ
    れ、前記圧縮機構(110)から吐出される流体から潤
    滑油を分離する分離室(121)と、 前記ハウジング(101、111、103)内に形成さ
    れ、前記分離室(121)にて分離された潤滑油を貯え
    る貯油室(130とを有し、 前記分離室(121)には、前記圧縮機構(110)か
    ら吐出される流体を前記分離室(121)内に導く導入
    孔(122)、および分離された潤滑油を前記貯油室
    (130)に排出する排出孔(123)が形成され、 さらに、前記排出孔(123)は、前記貯油室(13
    0)内の油面(OL)と平行な方向に向けて開口してい
    ることを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記分離室(121)の空間形状は、円
    柱状に形成されており、前記導入孔(122)および前
    記排出孔(123)は、前記分離室(121)の円周内
    壁面(121a)の接線方向に向けて開口していること
    を特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記導入孔(122)は、前記油面(O
    L)と平行な面であって、前記排出孔(123)を含む
    基準面(S0 )上、または前記基準面(S0)より上方
    側に位置し、 さらに、前記分離室(121)の軸線(L1 )方向は、
    前記油面(OL)に対して垂直な基準線(L0 )に対し
    て傾いていることを特徴とする請求項2に記載の圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 前記導入孔(122)および前記排出孔
    (123)は、同一の向きに向けて開口していることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の圧
    縮機。
  5. 【請求項5】 前記ハウジング(101、111、10
    3)内には、前記圧縮機構(110)を駆動するシャフ
    ト(102)が配設されており、 前記シャフト(102)は、その軸方向が前記油面(O
    L)と平行になるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧縮機。
  6. 【請求項6】 流体を吸入圧縮する圧縮機構(110)
    をハウジング(101、111、103)内に有し、流
    体と共に潤滑油を前記圧縮機構(110)内に吸入させ
    ることにより、前記圧縮機構(110)の潤滑を行う圧
    縮機であって、 前記ハウジング(101、111、103)内に形成さ
    れ、前記圧縮機構(110)から吐出される流体から潤
    滑油を分離する分離室(121)と、 前記ハウジング(101、111、103)内に形成さ
    れ、前記分離室(121)にて分離された潤滑油を貯え
    る貯油室(130とを有し、 前記分離室(121)には、前記圧縮機構(110)か
    ら吐出される流体を前記分離室(121)内に導く導入
    孔(122)、および分離された潤滑油を前記貯油室
    (130)に排出する排出孔(123)が形成され、 さらに、前記貯油室(130)には、前記排出孔(12
    3)から吹き出す潤滑油を衝突させ、前記排出孔(12
    3)から吹き出す潤滑油が、前記貯油室(130)内の
    油面(OL)に直接衝突することを防止する衝突壁(1
    11a、140)が形成されていることを特徴とする圧
    縮機。
JP24147297A 1997-08-29 1997-09-05 スクロール型圧縮機 Expired - Fee Related JP4000634B2 (ja)

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