JPH07309448A - 貯蔵設備の切出装置 - Google Patents

貯蔵設備の切出装置

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JPH07309448A
JPH07309448A JP9990594A JP9990594A JPH07309448A JP H07309448 A JPH07309448 A JP H07309448A JP 9990594 A JP9990594 A JP 9990594A JP 9990594 A JP9990594 A JP 9990594A JP H07309448 A JPH07309448 A JP H07309448A
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昭 出野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空走行が可能で、複数基の貯蔵設備にも最少
台数で対応し得、且つ切出ホイールの故障時に貯蔵物に
埋設した切出ホイールを走行台車と一緒に貯蔵設備の外
部へ引き出すための過大な付帯設備を設ける必要がな
く、しかも、貯蔵設備における有効スペースの減少を回
避し得る貯蔵設備の切出装置を提供する。 【構成】 貯蔵設備1の両側の払出棚3上の貯蔵物をス
リット2からシュートを介してベルトコンベヤ上へ掻き
落すための切出ホイール10を構成する複数のパドルブ
レード14を、回転支持体13に対し支持軸18を中心
に回転自在に取り付け、展開位置と折畳位置に切換自在
に配設することにより、空走行を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵設備の切出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、石炭火力発電所等においては、
石炭等の貯蔵物が貯蔵されたサイロ等の貯蔵設備が設け
られるが、図12に示される如く、貯蔵設備1は、その
底部に、スリット2を形成し且つ該スリット2の両側縁
部を略平坦な払出棚3とすると共に、前記スリット2の
上方を覆うようにハウジング4を形成し、払出棚3上の
貯蔵物5を後述する切出装置によりスリット2から切り
出せるようにしてなる構成を有している。
【0003】前記貯蔵設備1から石炭等の貯蔵物5を切
り出すための切出装置としては、例えば、図13に示さ
れる如く、前記貯蔵設備1のスリット2の下方に、該ス
リット2の長手方向へ延びるベルトコンベヤ6を配設
し、該ベルトコンベヤ6と平行に延びるガイドレール7
上を前記スリット2に沿って走行可能な走行台車8を前
記ハウジング4内に設け、該走行台車8に、前記貯蔵設
備1の両側の払出棚3上の貯蔵物5をスリット2からシ
ュート9を介してベルトコンベヤ6上へ掻き落すための
切出ホイール10を回転可能に取り付けてなる、いわゆ
る両側切出型の切出装置がある。
【0004】前記切出ホイール10は、図14に示され
る如く、駆動装置(図示せず)によって回転駆動される
ホイール駆動軸12と一体に設けられた回転支持体13
の周縁部に、湾曲形状を有する複数のパドルブレード1
4を固定して構成されている。
【0005】図13に示される如き両側切出型の切出装
置においては、切出ホイール10を回転させつつ、走行
台車8をスリット2に沿って所要速度で走行させると、
前記切出ホイール10によって両側の払出棚3上の貯蔵
物5が同時にスリット2からシュート9を介してベルト
コンベヤ6上へ掻き落され、貯蔵設備1からの貯蔵物5
の切り出しが行われるようになっている。
【0006】一方、近年の石炭火力発電所の場合、複数
種類の石炭を所望の比率で混ぜて燃焼させるのが一般的
であり、このため、図15に示される如く、各々異なる
種類の石炭を貯蔵した貯蔵設備1を複数基並設し、それ
らをガイドレール7で結び、前記切出装置の走行台車8
を各貯蔵設備1間で移動可能とすることにより、各貯蔵
設備1から石炭を切り出せるようにしている。
【0007】しかしながら、前述の如き両側切出型の切
出装置の場合、貯蔵物5の切り出しをせずに走行のみを
行う、いわゆる空走行ができないため、切り出しを行う
必要のない貯蔵設備1があったとしても、その貯蔵設備
1を飛ばして次の貯蔵設備1へ移行することができず、
これに対応するためには、切出装置の台数を貯蔵設備1
と同数設ける必要が生ずる一方、切り出し途中で切出ホ
イール10に万一故障が発生した場合、貯蔵物5に埋設
した切出ホイール10を走行台車8と一緒に貯蔵設備1
の外部へ引き出す必要があり、過大な付帯設備を設けな
ければならなくなるといった欠点を有していた。
【0008】このため、図16に示される如く、走行台
車8上にスリット2の幅方向へ横行可能な横行台車15
を配設し、該横行台車15に、前記貯蔵設備1の片側の
払出棚3上の貯蔵物5をスリット2からシュート9を介
してベルトコンベヤ6上へ掻き落すための切出ホイール
10を回転可能に取り付け、更にスリット2の幅を広げ
て切出ホイール10の直径と略等しくしてなる、いわゆ
る片側切出型の切出装置が採用されるケースが多くなっ
ている。
【0009】図16に示される如き片側切出型の切出装
置においては、横行台車15を片側の払出棚3側へ寄せ
た状態で、切出ホイール10を回転させつつ、走行台車
8をスリット2に沿って所要速度で走行させると、切出
ホイール10によって片側の払出棚3上の貯蔵物5がス
リット2からシュート9を介してベルトコンベヤ6上へ
掻き落され、貯蔵設備1からの貯蔵物5の切り出しが行
われる一方、前記走行台車8が切り出しを行う必要のな
い貯蔵設備1に差しかかった際には、横行台車15をス
リット2の略中央部に移動させ、切出ホイール10をそ
の先端部が両側の払出棚3にかからない位置に保持した
状態で、走行台車8を切り出し時より速い速度で走行さ
せると、貯蔵物5の切り出しが全く行われずに貯蔵設備
1を通過することができ、次の貯蔵設備1へ移行できる
ようになっている。
【0010】尚、片側切出型の切出装置としては、前述
の横行方式以外に、図17に示される如く、走行台車8
上に旋回台車16を旋回可能に配設し、該旋回台車16
の先端部に、前記貯蔵設備1の片側の払出棚3上の貯蔵
物5をスリット2からシュート9を介してベルトコンベ
ヤ6上へ掻き落すための切出ホイール10を回転可能に
取り付けてなる、旋回方式のものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き片側切出型の切出装置では、空走行は可能であるも
のの、両側切出型に比べ大きなスペース(単位切出量当
り約四倍)が必要となり、貯蔵設備1の有効スペースが
小さくなるという問題を有していた。
【0012】本発明は、斯かる実情に鑑み、空走行が可
能で、複数基の貯蔵設備にも最少台数で対応し得、且つ
切出ホイールの故障時に貯蔵物に埋設した切出ホイール
を走行台車と一緒に貯蔵設備の外部へ引き出すための過
大な付帯設備を設ける必要がなく、しかも、貯蔵設備に
おける有効スペースの減少を回避し得る貯蔵設備の切出
装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、底部にスリッ
トを形成し且つ該スリットの両側縁部を略平坦な払出棚
とすると共に、前記スリットの上方を覆うようにハウジ
ングを形成してなる貯蔵設備の前記スリットの下方に、
該スリットの長手方向へ延びるベルトコンベヤを配設す
ると共に、前記スリットに沿って走行可能な走行台車を
配設し、該走行台車に、前記貯蔵設備の両側の払出棚上
の貯蔵物をスリットからシュートを介してベルトコンベ
ヤ上へ掻き落すための切出ホイールを回転可能に取り付
けてなる貯蔵設備の切出装置であって、駆動装置によっ
て回転駆動されるホイール駆動軸と一体に設けられた回
転支持体と、該回転支持体の周縁部に前記ホイール駆動
軸と平行な支持軸を中心に回転自在に取り付けられ且つ
展開位置と折畳位置に切換自在に配設された複数のパド
ルブレードと、切り出し時におけるホイール駆動軸の回
転方向と反対方向の各パドルブレードの支持軸を中心と
した回転を制限し且つパドルブレードを展開位置に保持
するために前記回転支持体の周縁部に配設された切出ス
トッパと、前記ホイール駆動軸の中心部を貫通し且つ回
転可能に設けられた折畳駆動軸と、該折畳駆動軸によっ
て回転駆動され且つ前記パドルブレードをその支持軸を
中心に所要方向に回転せしめるアーム部材と、該アーム
部材による前記ホイール駆動軸の回転方向と同一方向に
おける各パドルブレードの支持軸を中心とした回転を制
限し且つパドルブレードを折畳位置に保持するために前
記回転支持体の周縁部に配設された折畳ストッパとから
前記切出ホイールを構成したことを特徴とする貯蔵設備
の切出装置にかかるものである。
【0014】又、前記貯蔵設備の切出装置において、走
行台車上に、切出ホイール上面を覆う集塵フードを設
け、貯蔵設備のハウジング内にスリットの長手方向へ延
びるよう配設された集塵ダクトに対し連通状態を保持し
つつその長手方向に沿ってスライド自在な走行フード
を、連結ダクトを介して前記集塵フードに接続するのが
望ましい。
【0015】
【作用】従って、貯蔵物の切り出し時には、駆動装置に
よりホイール駆動軸を回転駆動し、回転支持体を回転さ
せると、払出棚上の貯蔵物の反力を受けて切出ホイール
の各パドルブレードが切出ストッパに押し付けられ、パ
ドルブレードが切出位置に保持されつつホイール駆動軸
を中心に回転し、この状態で、走行台車をスリットに沿
って所要速度で走行させることにより、前記切出ホイー
ルによって両側の払出棚上の貯蔵物が同時にスリットか
らシュートを介してベルトコンベヤ上へ掻き落され、貯
蔵設備からの貯蔵物の切り出しが行われる。
【0016】一方、前記走行台車が切り出しを行う必要
のない貯蔵設備に差しかかった際には、回転支持体を所
要位置に停止させた状態で、折畳駆動軸を回転駆動し、
アーム部材を切り出し時におけるホイール駆動軸の回転
方向と同一方向に回転させると、パドルブレードが前記
アーム部材によって支持軸を中心に前記切出ストッパか
ら離反する方向に回転して行き、折畳ストッパに押し付
けられる位置で停止し、折畳位置に保持される。
【0017】折畳位置に保持されたパドルブレードは、
スリットの幅の中に収まり、切出ホイールが両側の払出
棚にかからない位置に保持される形となるため、この状
態で、走行台車を切り出し時より速い速度で走行させる
と、貯蔵物の切り出しが全く行われずに貯蔵設備を通過
することができ、次の貯蔵設備へ移行することが可能と
なる。
【0018】又、前記貯蔵設備の切出装置において、走
行台車上に、切出ホイール上面を覆う集塵フードを設
け、貯蔵設備のハウジング内にスリットの長手方向へ延
びるよう配設された集塵ダクトに対し連通状態を保持し
つつその長手方向に沿ってスライド自在な走行フード
を、連結ダクトを介して前記集塵フードに接続すると、
前記貯蔵物の切り出し時においては、走行台車の走行に
伴い、走行フードが集塵ダクトに対し連通状態を保持し
つつその長手方向に沿ってスライドするため、切り出し
時における発塵は、切出ホイール上面を覆う集塵フード
から連結ダクトと走行フードを介して集塵ダクトに吸引
される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0020】図1〜図11は本発明の一実施例であっ
て、図中、図12〜図17と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしており、貯蔵設備1のスリット2の下方
に、該スリット2の長手方向へ延びるベルトコンベヤ6
を配設すると共に、前記スリット2に沿ってガイドレー
ル7上を走行可能な走行台車8を配設し、該走行台車8
に、前記貯蔵設備1の両側の払出棚3上の貯蔵物5をス
リット2からシュート9を介してベルトコンベヤ6上へ
掻き落すための切出ホイール10を回転可能に取り付け
る。
【0021】前記切出ホイール10は、図2〜図8に示
す如く、油圧モータ等の駆動装置11により減速機17
を介して回転駆動されるホイール駆動軸12と一体に設
けられた回転支持体13の周縁部に、複数(図の例では
四本)のパドルブレード14を前記ホイール駆動軸12
と平行な支持軸18を中心に回転自在に取り付け、展開
位置(図3及び図4参照)と折畳位置(図7参照)に切
換自在に配設し、前記回転支持体13の周縁部に、切り
出し時におけるホイール駆動軸12の回転方向と反対方
向の各パドルブレード14の支持軸18を中心とした回
転を制限し且つパドルブレード14を展開位置に保持す
るための切出ストッパ19を配設し、前記ホイール駆動
軸12の中心部を中空として、該ホイール駆動軸12
に、油圧モータ等の駆動装置20によって回転駆動され
る折畳駆動軸21を貫通せしめ、該折畳駆動軸21の上
端部に、前記パドルブレード14をその支持軸18を中
心に所要方向に回転せしめるアーム部材22を、円板状
のベースプレート23を介して一体に取り付けると共
に、前記回転支持体13の周縁部に、前記アーム部材2
2による前記ホイール駆動軸12の回転方向と同一方向
における各パドルブレード14の支持軸18を中心とし
た回転を制限し且つパドルブレード14を折畳位置に保
持するための折畳ストッパ24を配設してなる構成を有
している。
【0022】前記減速機17は、図2に示す如く、駆動
装置11によって回転駆動される軸25に嵌着されたベ
ベルギア26と、該ベベルギア26に噛合するベベルギ
ア27が嵌着された第一中間軸28と、該第一中間軸2
8に嵌着された中間ギア29と、該中間ギア29に噛合
する中間ギア30が嵌着された第二中間軸31と、ホイ
ール駆動軸12に嵌着された出力ギア33に噛合するよ
う前記第二中間軸31に嵌着された中間ギア32とを備
えている。図2においては、駆動装置11を二系統設け
てあるが、一系統にしてもよいことは言うまでもない。
【0023】前記折畳駆動軸21は、図2に示す如く、
駆動装置20によって回転駆動される軸34に対し、ギ
アボックス35とクラッチ36を介して連結され、パド
ルブレード14を折り畳む際には、クラッチ36をつな
いだ状態で駆動装置20の作動により回転駆動し得るよ
うにしてあり、又、前記駆動装置20の故障時等におい
て、パドルブレード14を折り畳む際には、手動ハンド
ル37により減速機38とクラッチ39を介して軸40
を回転駆動することによっても、折畳駆動軸21を回転
駆動し得るようにしてある。
【0024】前記アーム部材22は、図2及び図3に示
す如く、折畳駆動軸21の上端部に嵌着されたベースプ
レート23に、二枚のアームブラケット22aの基端部
を固定し、該アームブラケット22aの先端部に、パド
ルブレード14に係合可能なアームバー22bを垂下せ
しめてなる構成を有している。
【0025】前記切出ストッパ19に対しては、図5に
示す如く、パドルブレード14下面に突設したブラケッ
ト41が係合するようにし、又、前記折畳ストッパ24
に対しては、図8に示す如く、パドルブレード14の下
部が係合するようにしてある。
【0026】一方、前記走行台車8に設けられるシュー
ト9は、図9に示す如く、前記切出ホイール10の減速
機17の両側に、走行台車8の長手方向に延び、且つ回
転支持体13との干渉を避けるように形成されており、
前記シュート9の長手方向両端縁部から図10に示す如
く立設されたフレーム42上に、切出ホイール10上面
を覆う集塵フード43を設け、図1に示す如く、貯蔵設
備1のハウジング4内にスリット2の長手方向へ延びる
よう配設された集塵ダクト44に対し連通状態を保持し
つつその長手方向に沿ってスライド自在な走行フード4
5を、連結ダクト46を介して前記集塵フード43に接
続する。
【0027】前記集塵ダクト44の走行フード45との
対峙面には、図11に示す如く、その長手方向に所要ピ
ッチで複数の連通孔47を穿設し、該連通孔47には、
常時閉じた状態に保持され且つ前記走行フード45の通
過時にのみ開放されるシャッタ48を取り付けてあり、
これにより、走行フード45が集塵ダクト44に対し連
通状態を保持しつつその長手方向に沿ってスライド自在
となるようにしてあり、又、前記走行フード45に一端
が接続される連結ダクト46の他端側は、図10に示す
如く、分岐せしめて所要の複数箇所(図の例では三箇
所)に吸入口49が形成されるよう、前記集塵フード4
3上面に接続してある。
【0028】尚、図中、50は走行台車8の走行駆動装
置、51は走行車輪、52はサイドローラ、53は走行
台車8へ給電を行う給電装置、54はハウジング4内に
設けられた点検歩道である。
【0029】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0030】貯蔵物5の切り出し時には、駆動装置11
により減速機17を介してホイール駆動軸12を回転駆
動し、回転支持体13を回転させると、払出棚3上の貯
蔵物5の反力を受けて切出ホイール10の各パドルブレ
ード14のブラケット41が切出ストッパ19に押し付
けられ、パドルブレード14が図3に示す如く切出位置
に保持されつつホイール駆動軸12を中心に回転し、こ
の状態で、走行台車8をスリット2に沿って所要速度で
走行させることにより、前記切出ホイール10によって
両側の払出棚3上の貯蔵物5が同時にスリット2からシ
ュート9を介してベルトコンベヤ6上へ掻き落され、貯
蔵設備1からの貯蔵物5の切り出しが行われる。
【0031】一方、前記走行台車8が切り出しを行う必
要のない貯蔵設備1に差しかかった際には、回転支持体
13を図4に示す位置に停止させた状態で、図2に示す
駆動装置20により軸34とギアボックス35とクラッ
チ36を介して折畳駆動軸21を回転駆動し、アーム部
材22を切り出し時におけるホイール駆動軸12の回転
方向と同一方向に回転させると、先ず、二本のパドルブ
レード14が各々前記アーム部材22によって図6に示
す如く支持軸18を中心に前記切出ストッパ19から離
反する方向に回転して行き、残りの二本のパドルブレー
ド14と夫々折り重なるように近接した状態となった
後、夫々二本一組となったパドルブレード14が更に回
転し、図7に示す如く、折畳ストッパ24に押し付けら
れる位置で停止し、折畳位置に保持される。
【0032】折畳位置に保持されたパドルブレード14
は、図7に示す如く、スリット2の幅の中に収まり、切
出ホイール10が両側の払出棚3にかからない位置に保
持される形となるため、この状態で、走行台車8を切り
出し時より速い速度で走行させると、貯蔵物5の切り出
しが全く行われずに貯蔵設備1を通過することができ、
次の貯蔵設備1へ移行することが可能となる。
【0033】尚、前記駆動装置20が故障したような場
合には、手動ハンドル37により減速機38とクラッチ
39を介して軸40を回転駆動することによって、折畳
駆動軸21を回転駆動し、前述と同様に、パドルブレー
ド14を折り畳むこともできる。
【0034】又、前記貯蔵物5の切り出し時において
は、走行台車8の走行に伴い、走行フード45が集塵ダ
クト44に対し連通状態を保持しつつその長手方向に沿
ってスライドするため、切り出し時における発塵は、切
出ホイール10上面を覆う集塵フード43から連結ダク
ト46と走行フード45を介して集塵ダクト44に吸引
される。
【0035】こうして、両側切出型の切出装置において
空走行が可能となり、複数基の貯蔵設備1にも最少台数
で対応し得、且つ切出ホイール10の故障時に貯蔵物5
に埋設した切出ホイール10を走行台車8と一緒に貯蔵
設備1の外部へ引き出すための過大な付帯設備を設ける
必要がなくなり、しかも、貯蔵設備1における有効スペ
ースの減少を回避し得、又、切出ホイール10上面を覆
う集塵フード43を設けることにより、貯蔵物5の切り
出し時における発塵を防止でき、作業環境の改善を図る
こともできる。
【0036】尚、本発明の貯蔵設備の切出装置は、上述
の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の貯蔵設備
の切出装置によれば、空走行が可能で、複数基の貯蔵設
備にも最少台数で対応し得、且つ切出ホイールの故障時
に貯蔵物に埋設した切出ホイールを走行台車と一緒に貯
蔵設備の外部へ引き出すための過大な付帯設備を設ける
必要がなく、しかも、貯蔵設備における有効スペースの
減少を回避し得、又、切出ホイール上面を覆う集塵フー
ドを設ければ、貯蔵物の切り出し時における発塵を防止
でき、作業環境の改善に役立つという優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】本発明の一実施例における切出ホイールの側断
面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】切出ホイールの折り畳み開始時の状態を表わす
概要状態説明図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】切出ホイールの折り畳み途中の状態を表わす概
要状態説明図である。
【図7】切出ホイールの折り畳み完了時の状態を表わす
概要状態説明図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】図1のIX−IX矢視図である。
【図10】図1のX−X矢視図である。
【図11】集塵ダクトと走行フードを表わす概要図であ
る。
【図12】貯蔵設備の底部を表わす概要斜視図である。
【図13】従来の両側切出型の切出装置の一例を表わす
正面図である。
【図14】従来の切出ホイールの一例を表わす平面図で
ある。
【図15】石炭火力発電所における貯蔵設備の配置の一
例を表わす平面図である。
【図16】従来の片側切出型の切出装置の一例を表わす
正面図である。
【図17】従来の片側切出型の切出装置の他の例を表わ
す平面図である。
【符号の説明】
1 貯蔵設備 2 スリット 3 払出棚 4 ハウジング 5 貯蔵物 6 ベルトコンベヤ 8 走行台車 9 シュート 10 切出ホイール 11 駆動装置 12 ホイール駆動軸 13 回転支持体 14 パドルブレード 18 支持軸 19 切出ストッパ 21 折畳駆動軸 22 アーム部材 24 折畳ストッパ 43 集塵フード 44 集塵ダクト 45 走行フード 46 連結ダクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部にスリットを形成し且つ該スリット
    の両側縁部を略平坦な払出棚とすると共に、前記スリッ
    トの上方を覆うようにハウジングを形成してなる貯蔵設
    備の前記スリットの下方に、該スリットの長手方向へ延
    びるベルトコンベヤを配設すると共に、前記スリットに
    沿って走行可能な走行台車を配設し、該走行台車に、前
    記貯蔵設備の両側の払出棚上の貯蔵物をスリットからシ
    ュートを介してベルトコンベヤ上へ掻き落すための切出
    ホイールを回転可能に取り付けてなる貯蔵設備の切出装
    置であって、駆動装置によって回転駆動されるホイール
    駆動軸と一体に設けられた回転支持体と、該回転支持体
    の周縁部に前記ホイール駆動軸と平行な支持軸を中心に
    回転自在に取り付けられ且つ展開位置と折畳位置に切換
    自在に配設された複数のパドルブレードと、切り出し時
    におけるホイール駆動軸の回転方向と反対方向の各パド
    ルブレードの支持軸を中心とした回転を制限し且つパド
    ルブレードを展開位置に保持するために前記回転支持体
    の周縁部に配設された切出ストッパと、前記ホイール駆
    動軸の中心部を貫通し且つ回転可能に設けられた折畳駆
    動軸と、該折畳駆動軸によって回転駆動され且つ前記パ
    ドルブレードをその支持軸を中心に所要方向に回転せし
    めるアーム部材と、該アーム部材による前記ホイール駆
    動軸の回転方向と同一方向における各パドルブレードの
    支持軸を中心とした回転を制限し且つパドルブレードを
    折畳位置に保持するために前記回転支持体の周縁部に配
    設された折畳ストッパとから前記切出ホイールを構成し
    たことを特徴とする貯蔵設備の切出装置。
  2. 【請求項2】 走行台車上に、切出ホイール上面を覆う
    集塵フードを設け、貯蔵設備のハウジング内にスリット
    の長手方向へ延びるよう配設された集塵ダクトに対し連
    通状態を保持しつつその長手方向に沿ってスライド自在
    な走行フードを、連結ダクトを介して前記集塵フードに
    接続した請求項1記載の貯蔵設備の切出装置。
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