JPH07308508A - 1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン含有組成物及び固体表面からの水分除去方法 - Google Patents

1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン含有組成物及び固体表面からの水分除去方法

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JPH07308508A
JPH07308508A JP7114547A JP11454795A JPH07308508A JP H07308508 A JPH07308508 A JP H07308508A JP 7114547 A JP7114547 A JP 7114547A JP 11454795 A JP11454795 A JP 11454795A JP H07308508 A JPH07308508 A JP H07308508A
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imidazoline
fluoroethane
dichloro
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ポール ミレール
Robert Putteman
プッテマン ロベール
Pierre Barthelemy
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/43Solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン及
び界面活性剤を含有し、その界面活性剤がイミダゾリン
を含む組成物。 【効果】 固体の表面からの優れた水分除去能を示
し、連続使用にも適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,1−ジクロロ−1
−フルオロエタン含有組成物、及び該組成物を利用した
固体表面からの水分除去方法に関する。電気、電子、光
学、及び機械工業の分野において、特に高精密部品の製
造の際に、故意に又は他の原因により水分又は湿気への
接触が起こりえる。水分はこれらの部品の表面に付着
し、次の処理段階において、ある種の有害な効果を及ぼ
すか、または品質に不利益を生じさせる。従って、多く
の精密部品の表面に付着した水分を、完全に除去するこ
とが必要である。この表面からの水分除去操作は、特
に、濃度の高い、水分に対して非混和性の有機溶媒によ
り、水分を置換することにより行われる。この場合、有
機溶媒には表面活性剤が含まれていてもよい。水分との
置換による水分除去に使用される多くの組成物が知られ
ており、特に、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
をベースにした組成物が知られている。特に、特開平5
−4004号公報には1,1−ジクロロ−1−フルオロ
エタンをベースにした、好ましくは炭素数6から10の
脂肪族モノカルボン酸と、炭素数8から12の一級脂肪
族モノアミンから誘導して得た塩から選択された表面活
性剤を加えた組成物について記載されている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】これらの既知の組成物
を、固体表面からの水分除去に使用した場合でも、やは
り非常に小さい水滴が表面にしばしば残存する。さら
に、該組成物では、時には水分と乳濁液を形成するた
め、組成物と置換された水分との引き続く分離が困難と
なる。該組成物は非常に速やかに消費されてしまう。該
組成物を部品の表面の水分除去のために2、3回使用す
ると、その効果は完全に失われる。本発明の主題は、
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン及び界面活性剤
を含有し、上記に述べた既知組成物の欠点を示さずに、
優れた固体表面からの水分除去能を示す組成物である。
【課題を解決するための手段】従って、本発明は1,1
−ジクロロ−1−フルオロエタン及び界面活性剤を含有
し、該界面活性剤が少なくとも一種のイミダゾリンを有
することを特徴とする組成物に関する。イミダゾリンは
下記の構造を示す有機化合物を表す。
【0003】
【化2】 本発明の組成物の好ましい実施態様は、下記の式に表さ
れるイミダゾリンである。
【0004】
【化3】 式中、Rはアルキル又はアルケニル基を表し、Yはヒド
ロキシル又はアミノ基を表し、nは少なくとも1を表
す。本発明の組成物の好ましい実施態様において、アル
キル又はアルケニル基Rの炭素数は通常25を越えず、
20を越えないことが好ましい。Rが、炭素数が少なく
とも6であり、好ましくは少なくとも10であるアルキ
ル又はアルケニル基を表すイミダゾリンが特に好まし
い。Rが炭素数11又は17からなるイミダゾリンが特
に好ましい。この本発明の組成物の好ましい実施態様に
おいて、nは通常20を越えず、12を越えないことが
好ましい。nが2であるイミダゾリンが特に好ましい。
Rが炭素数11又は17からなり、かつnが2であるイ
ミダゾリンが特に有利であり、さらにRが炭素数17か
らなり、nが2であり、かつYがアミノ基であるイミダ
ゾリンが有利である。本発明の組成物中のイミダゾリン
は、遊離の塩基でもよく、またはモノもしくはジカルボ
ン酸塩でもよい。イミダゾリンがモノ又はジカルボン酸
塩である場合、カルボン酸塩部分は、炭素数4から22
の飽和又は不飽和脂肪酸から誘導されたものが好まし
い。オレイン酸塩又はラウリル酸塩のときに好結果が得
られた。本発明の組成物の有利な実施態様に従って、イ
ミダゾリンは遊離の塩基でもよく、モノカルボン酸塩で
もよい。
【0005】本発明の組成物の実施態様に使用可能なイ
ミダゾリンは周知であり、特に、式RCOOHで表され
る飽和又は不飽和の脂肪酸と、式NH2 −CH2 −CH
2 −NH−(CH2 )n−Yで表される置換エチレンジ
アミンとの、高温での反応により合成することができ
る。これらはまた、特にセルバミン(SERVAMIN
(登録商標))KOO360及びセルバミン(SERV
AMIN(登録商標))KOO330(セルボ(SER
BO)社より販売)、イミダゾリン(IMIDAZOL
INE)18NH、イミダゾリン18OH、イミダゾリ
ン12NH及びイミダゾリン12OH(レイクランド
(LAKELAND)社より販売)、並びにミラミン
(MIRAMINE(登録商標))HDO(ローヌプー
ラン(RHONE−POULENC)社より販売)の名
称で市販されている。
【0006】本発明の組成物において、イミダゾリン含
有量は、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンの重量
に対して、少なくとも0.001重量%であることが有利
であり、0.01重量%が好ましい。イミダゾリン含有量
は、通常1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンの重量
に対して5重量%を越えず、1重量%を越えないことが
好ましい。本発明の組成物は、1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタンと界面活性剤に加えて、特にハロゲン化
炭化水素、メタノール、エタノール及びデカノールのよ
うなアルコール、又は酢酸メチルのようなエステルを含
有してもよい。この場合、他の化合物の含有量は1,1
−ジクロロ−1−フルオロエタンに対して、通常25重
量%を越えず、10重量%を越えないことが好ましい。
上述の化合物に加え、本発明の組成物は、安定剤、脱乳
化剤(de-emalsifyingagent)、及び/又は消泡剤のよ
うな、使用により組成物の性能を改良しえる添加剤を含
有することも可能である。本発明の組成物において、界
面活性剤はイミダゾリンに加えて、一種又は複数の界面
活性剤を含有することが可能である。本質的に1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタン及び少なくとも一つのイ
ミダゾリンからなる組成物が好ましい。
【0007】本発明の組成物は液体組成物であり、これ
は固体表面で水分と置換するのに特によく適している。
実際に、水分を置換することにより、固体表面からの水
分除去に使用する組成物に適用可能な最も厳しい基準も
満足させる。このように、特に70%より多い置換に対
して効果的であり、通常は少なくとも95%の置換に効
果的であり、また固体表面に存在する全水分の置換にも
効果的である。水分の置換は非常に迅速である。本発明
の組成物は、水分と共に乳濁液を形成しないため有利で
あるが、反対に、二つの重ね合った層の形成を促進す
る。二層のうち一層(下層)は本質的に本発明の組成物
からなり、場合によってはこれに少量の水分が溶解して
いてもよい。またもう一層(上層)は本質的に置換した
水分からなる。これは置換した水分と組成物の間の単純
な引き続く分離を可能にする。本発明の組成物は、その
成分の性質及び比率が有意に変化することなく、多数の
連続使用に適しているので更に有利である。表面活性剤
は、置換され、次いで組成物から分離される水分によっ
て実質的に抽出されない。
【0008】本発明の組成物は、広範囲の異なる物質の
乾燥に適している。特に、金属、ガラス、セラミック、
宝石又はプラスチックからできた部品又は物質の乾燥に
適している。従って、本発明は、固体表面からの水分を
除去する方法にも関する。この方法は、固体表面を本発
明の組成物で処理することを特徴とする。本発明の方法
は、湿った表面、水滴の付着した表面、また水の膜で完
全に覆われた表面にも同様に適用することができる。本
発明の組成物で固体表面を処理するには、例えば、組成
物をスプレー、散布、コーティングをするか、または組
成物浴に浸漬することが可能である。組成物の使用最適
量は、特に処理する部分の面積、除去する水分量及び使
用する処理方法による。個々のケースについては、所定
の作業により簡単に決定することができるであろう。浸
漬操作を使用した場合、組成物をどのような適当な方法
で攪拌してもよく、また例えば、超音波を使用すること
により、組成物の働きが増強される場合もある。
【0009】本発明の方法は、水の凝固点と組成物の沸
点の間のどの温度で行われてもよい。処理時間は厳密で
はない。実際上の理由から、表面を組成物に接触させて
処理する時間は、約1分間であると通常報告されてい
る。しかし、それより処理時間は短くても長くてもよ
く、処理する表面の特性による。一般に、処理時間は少
なくとも5秒であり、通常少なくとも30秒である。原
則的に、処理時間の上限は無い。しかし、通常、処理時
間は10分を越えず、ほとんどの場合、5分を越えな
い。本発明の方法の好ましい実施態様は、固体表面を組
成物浴に浸漬処理する方法である。この場合、特に、組
成物浴が沸点であることが好ましい。組成物による処理
の最後に、通常固体表面を、液体又は気体の無水溶媒で
すすぐ。1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンをこの
目的に使用してもよい。次に、本発明の説明のため非限
定の実施例を示す。
【0010】
【実施例】比較例1 平行六面体型(30x20x10 mm)で、かつ直径1mm
の穴をあけた、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)切片
を、穴が浸るように水に漬けた。次に切片を、1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタンを沸点にした浴に漬け
た。15、30、45及び60秒浸漬後、切片を浴から
取り出し、水分の無い穴の数の検査を視覚により行っ
た。これらの観察結果を表1に示した。水分の無い穴の
比率は全穴数のパーテンセージで表している。この実施
例において、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
単独に使用しても水分の除去には効果が無いことが判明
した。つまり、例え1分浸漬処理を行っても、少数の穴
のみしか水分除去されていないと考えられる。比較例2 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを99.8重量
%、ノナン酸を0.124重量%及びノニルアミンを0.0
76重量%含有したものを使用した。水分の無い穴の比
率は表1に示した。該浴は本発明のものではなく、水分
除去にも効果的ではない。つまり、例え1分間浸漬処理
を行っても、少量の穴のみしか水分除去は行われていな
い。
【0011】実施例1 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
99.8重量%、及び一般式1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−(C1119-23)−2−イミダゾリンで表され
るイミダゾリンの混合物(レイクランド社より販売され
ているイミダゾリン12OH)を0.2重量%含有したも
のを使用した。水分の無い穴の比率は表1に示した。浸
漬1分後、全ての穴は無水であると考えられる。実施例2 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
99.8重量%、及び一般式1−(2−アミノエチル)−
2−(C1119-23)−2−イミダゾリンで表されるイミ
ダゾリンの混合物(レイクランド社より販売されている
イミダゾリン12NH)を0.2重量%含有したものを使
用した。水分の無い穴の比率は表1に示した。浸漬1分
後に72%の穴は無水であると考えられる。
【0012】実施例3 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
99.8重量%、及び一般式1−(2−アミノエチル)−
2−(C1731-35)−2−イミダゾリンで表されるイミ
ダゾリンの混合物(セルボ社より販売されているセルバ
ミン(SERVAMIN(登録商標))KOO 33
0)を0.2重量%含有したものを使用した。水分の無い
穴の比率は表1に示した。浸漬1分後に全ての穴は無水
であると考えられる。実施例4 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
99.8重量%、及び一般式1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−(C1731-35)−2−イミダゾリンで表され
るイミダゾリンの混合物(セルボ社より販売されている
セルバミン(SERVAMIN(登録商標))KOO
360)を0.2重量%含有したものを使用した。水分の
無い穴の比率は表1に示した。浸漬1分後に98%の穴
は無水であると考えられる。
【0013】
【表1】 無水の穴の存在比(%) 実施例 15秒後 30秒後 45秒後 60秒後 比較例1 3 4 4 4 比較例2 4 4 6 6 実施例1 82 96 97 100 実施例2 43 50 62 72 実施例3 48 87 98 100 実施例4 37 73 89 98
【0014】実施例5 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
96重量%、メタノールを3.8重量%及び一般式1−
(2−ヒドロキシエチル)−2−(C1119-23)−2−
イミダゾリンで表されるイミダゾリンの混合物(レイク
ランド社より販売されているイミダゾリン12OH)を
0.2重量%含有したものを使用した。水分の無い穴の比
率は表2に示した。浸漬1分後に99%の穴は無水であ
ると考えられる。実施例6 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
98重量%、エタノールを1.8重量%及び一般式1−
(2−ヒドロキシエチル)−2−(C1119-23)−2−
イミダゾリンで表されるイミダゾリンの混合物(レイク
ランド社より販売されているイミダゾリン12OH)を
0.2重量%含有したものを使用した。水分の無い穴の比
率は表2に示した。浸漬1分後に96%の穴は無水であ
ると考えられる。実施例7 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
94重量%、メタノールを3.7重量%、酢酸メチルを2.
1%及び一般式1−(2−ヒドロキシエチル)−2−
(C1119-23)−2−イミダゾリンで表されるイミダゾ
リンの混合物(レイクランド社より販売されているイミ
ダゾリン12OH)を0.2重量%含有したものを使用し
た。水分の無い穴の比率は表2に示した。浸漬1分後に
86%の穴は無水であると考えられる。
【0015】
【表2】 無水の穴の存在比(%) 実施例 15秒後 30秒後 45秒後 60秒後 実施例5 64 87 96 99 実施例6 53 83 91 96 実施例7 44 69 79 86
【0016】実施例8 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
99.8重量%、及び一般式1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−(C1731-35)−2−イミダゾリンオレイン
酸塩で表される塩(ローヌプーラン社より販売されてい
るミラミン(MIRAMINE(登録商標))HDO)
を0.2重量%含有したものを使用した。水分の無い穴の
比率は表3に示した。浸漬45秒後に全ての穴は無水で
あると考えられる。実施例9 比較例1の操作を再度行った。ただし、組成物浴は、本
発明に従い、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
96重量%、メタノールを3.8重量%及び一般式1−
(2−ヒドロキシエチル)−2−(C1731-35)−2−
イミダゾリンオレイン酸塩で表される塩(ローヌプーラ
ン社より販売されているミラミン(MIRAMINE
(登録商標))HDO)を0.2重量%含有したものを使
用した。水分の無い穴の比率は表2に示した。浸漬30
秒後に全ての穴は無水であると考えられる。
【0017】
【表3】無水の穴の存在比(%)実施例 15秒後 30秒後 45秒後 実施例8 89 99 100実施例9 97 100
【0018】比較例3 磨いて滑らかな、金属コーティングを行ったプラスチッ
ク管を、水の膜で覆うように水浴に漬けた。管を次に、
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを99.8重量
%、ノナン酸を0.124重量%及びノニルアミンを0.0
76重量%含有した浴に、沸点で浸した。浸漬60秒後
に管を浴より取り出し、純粋な1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタンによりすすいだ(液体浴に沸点における
二回の浸漬処理とそれに続く蒸気処理を含む。)。表面
に水滴が存在するかどうかは視覚的に検査を行った。該
方法(水への浸漬、浴への浸漬、純粋な1,1−ジクロ
ロ−1−フルオロエタンによる濯ぎ)を同様の浴を使用
して、該浴が活性を失うまで(活性は管の表面に水滴が
存在するかどうかにより検出する)繰り返した。5回
(水への浸漬、浴への浸漬、濯ぎ)後、管の表面に水滴
が残存していた。実施例10 比較例3の操作を繰り返した。ただし、本発明に従い、
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを99.8重量
%、及び一般式1−(2−アミノエチル)−2−(C17
31-35)−2−イミダゾリンで表されるイミダゾリンの
混合物(セルボ社により販売されているセルバミン(S
ERVAMIN(登録商標))KOO 330)を0.2
重量%含有した浴を使用した。25回(水への浸漬、本
発明に従った浴への浸漬、濯ぎ)後、管の表面は無水で
あることが明らかであった。比較例3及び実施例10の
観察結果は、本発明の組成物は効力を失うことなく、多
数回の連続使用に適している点で有利であることを示し
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7/50

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,1−ジクロロ−1−フルオロエタ
    ン及び界面活性剤を含有し、該界面活性剤が少なくとも
    一種のイミダゾリンを含む組成物。
  2. 【請求項2】 イミダゾリンが下記の式で表されるイ
    ミダゾリンである請求項1記載の組成物。 【化1】 (式中、Rはアルキル又はアルケニル基を表し、Yはヒ
    ドロキシル又はアミノ基を表し、nは少なくとも1であ
    る。)
  3. 【請求項3】 Rが、炭素数10〜20のアルキル又
    はアルケニル基である請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 Rが11〜17の炭素を含み、nが2
    である請求項2又は3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 Rが17の炭素を含み、Yがアミノ基
    である請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 イミダゾリンが遊離の塩基であるか、
    又はモノカルボン酸塩である請求項1〜5いずれかに記
    載の組成物。
  7. 【請求項7】 1,1−ジクロロ−1−フルオロエタ
    ンに対して、0.01〜1重量%のイミダゾリンを含む請
    求項1〜6いずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 1,1−ジクロロ−1−フルオロエタ
    ン及びイミダゾリン以外の、アルコール、エステル及び
    ハロゲン化炭化水素から選択された少なくとも一種の添
    加化合物を、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンに
    対して、25重量%以下含む請求項1〜7いずれかに記
    載の組成物。
  9. 【請求項9】 本質的に1,1−ジクロロ−1−フル
    オロエタン及びイミダゾリンからなる請求項1〜7いず
    れかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9いずれかに記載の組成
    物により固体表面を処理することを特徴とする、固体表
    面からの水分除去方法。
JP7114547A 1994-05-18 1995-05-12 1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン含有組成物及び固体表面からの水分除去方法 Pending JPH07308508A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9406237 1994-05-18
FR9406237A FR2720075B1 (fr) 1994-05-18 1994-05-18 Compositions comprenant du 1,1-dichloro-1-fluoroéthane et procédé d'élimination d'eau d'une surface solide.

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