JPH0730799Y2 - セグメント組立装置におけるセグメント把持装置 - Google Patents

セグメント組立装置におけるセグメント把持装置

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JPH0730799Y2
JPH0730799Y2 JP4516089U JP4516089U JPH0730799Y2 JP H0730799 Y2 JPH0730799 Y2 JP H0730799Y2 JP 4516089 U JP4516089 U JP 4516089U JP 4516089 U JP4516089 U JP 4516089U JP H0730799 Y2 JPH0730799 Y2 JP H0730799Y2
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gripping
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extrusion
screw
drive shaft
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進 布村
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Hitachi Zosen Corp
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はたとえばシールド掘進機に配設されるセグメン
ト組立装置におけるセグメント把持装置に関する。
従来の技術 従来、シールド掘進機の後部に配設されて搬入されたセ
グメントを掘削した穴内に組立てるセグメント組立装置
において、セグメントを把持する把持装置はたとえば第
2図に示されている。この把持装置は、把持部フレーム
51に垂設されたケーシング52内に、駆動軸53先端の把持
用おねじ部54がコイルばね55より付勢されて突出された
状態で配置される。セグメントAを把持する時には、ま
ず、この把持用おねじ部54にセグメントAのたとえば中
央部に形成された把持用めねじ部Bを対向させ、仮想線
(イ)で示すように押し当てると、駆動軸53がコイルば
ねに抗して仮想線(ロ)で示すように後退する。つぎに
油圧モータ56が駆動されると、駆動ギヤ57から従動ギヤ
58を介して、駆動軸に軸心方向の移動のみ自在に外嵌す
る支持筒59に動力が伝達され、この支持筒59の回転によ
り駆動軸53が回転駆動される。これにより把持用おねじ
部54が回転されるとともにコイルばね55によりセグメン
ト側に付勢され、把持用めねじ部Bに嵌入される。取外
し時には油圧モータ56が逆回転される。
考案が解決しようとする課題 しかし上記従来構成によれば、セグメントの把持フレー
ム51において待期時に把持用おねじ部54が突出状態であ
るため、セグメントAの把持時には、セグメントAと把
持部フレーム51との間に把持用おねじ部54の突出分以上
の間隔lをあけてセグメントAを搬入しなければなら
ず、セグメントAの搬入位置が制約されるものであっ
た。
本考案は把持用おねじ部の突出部分をなくしてセグメン
トの搬入位置の制約をなくし、セグメントを把持部フレ
ーム上で滑らせて搬入しても把持することができるセグ
メント組立装置におけるセグメント把持装置を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、セグメントに形
成された把持用めねじ部に螺入自在な把持用おねじ部を
先端に有する駆動軸を、軸心方向にのみ移動自在に支持
する支持筒を介して、把持部フレームに開口するケーシ
ング内から出退自在に設け、前記把持用おねじ部と支持
筒の間の駆動軸に軸心方向にのみ移動自在な押出用ねじ
筒を嵌合するとともに、この押出用ねじ筒の外周に形成
した押出用おねじ部が螺合自在で前記駆動軸の回転に連
動してこの押出用ねじ筒を軸心方向に移動可能な押出用
めねじ部をケーシング内に設け、前記押出用ねじ筒と把
持用おねじ部の間、および押出用ねじ筒と支持筒の間に
それぞれ第1および第2の押出用ばねを介装し、前記駆
動軸の基端部と支持筒の間に引戻用ばねを介装し、前記
支持筒に連動連結されて駆動軸を回転する正逆回転可能
な回転駆動装置を設けたものである。
作用 上記構成において、セグメントを把持部フレームの表面
に沿って搬入して、ケーシング内の把持用おねじ部にセ
グメントの把持用めねじ部が対向するように配置する。
そして回転駆動装置により支持筒を介して駆動軸および
押出用ねじ筒を回転し、第2押出用ばねにより押出用お
ねじ部を押出用めねじ部に螺合させて押出用ねじ筒を突
出する方向に移動し、第1押出用ばねを圧縮してこの押
出用ばねのばね力により把持用おねじ部を把持用めねじ
部側に付勢する。すると、把持用おねじ部が無理なく螺
入され嵌合される。離脱時には、回転駆動装置を逆回転
することにより、把持用おねじ部がセグメントの把持用
めねじ部から抜き出されるとともに、第1押出用ばねの
ばね力により押出用ねじ筒を押出用めねじ部に螺合さ
せ、引戻用ばねのばね力により把持用おねじ部をケーシ
ング内に引き戻す。そうして、押出用おねじ部が押出用
めねじ部から基端側に離脱して駆動軸が空転状態になる
と、回転駆動装置を停止すればよい。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図に基づいて説明する。
1はセグメント把持装置の把持面に配設された把持部フ
レームで、この把持フレーム1の貫通孔2には、円筒状
の第1ケーシング3にめねじリング4を介して第2ケー
シング5が接続されたケーシング筒6が開口面を表面と
面一となるように垂設固定される。このケーシング筒6
内には、先端に把持用おねじ部7を有する駆動軸8が、
この把持用おねじ部7をケーシング筒6内から出退自在
に内嵌されており、この駆動軸8は、先端の把持用おね
じ部7と、ケーシング3内に位置する断面四角形状の角
筒部9と、下部でケーシング3内から突出する小径部10
と、小径部10の下端部に取付けられた係止用鍔部11とで
構成される。前記把持用おねじ部7は、把持するセグメ
ントAの中央部に形成された把持用めねじ部Bに螺合自
在に形成され、下端部には第1ケーシング3開口部基端
側の段部3aに係止されて把持用おねじ部7の突出限とな
る鍔状ストッパ部7aが形成される。前記角筒部9の基端
側には、角筒部9に対して軸心方向にのみ移動自在な
(すなわち軸心方向に摺動自在でかつ回り止めされる)
嵌合孔12aを有する支持筒12が回転を伝達可能に外嵌さ
れ、この支持筒12は第2ケーシング5に軸受13を介して
回転自在に支持されている。
前記把持用おねじ部7と支持筒12との間の角筒部9に
は、角筒部9に対して軸心方向にのみ移動自在な(すな
わち軸心方向に摺動自在でかつ回り止めされる)嵌合孔
14aを有する押出用ねじ筒14が回転を伝達可能に外嵌さ
れる。この押出用ねじ筒14の外周面には、前記めねじリ
ング4に形成された押出用めねじ部4aに螺合する押出用
おねじ部14bが全長にわたって形成されている。また、
この押出用ねじ筒14の先端側と把持用おねじ部7との間
には、角筒部9に外嵌する第1押出用コイルばね15が介
装される。さらに、この押出用ねじ筒14の全長は、押出
用めねじ部4aから基端側に離脱した状態で、押出用ねじ
筒14と支持筒12との間に所定の隙間があくように設定さ
れ、この所定の隙間には角筒部9に外嵌する第2押出用
コイルばね16が介装され、押出用ねじ筒14を先端側に付
勢している。前記支持筒12と係止用鍔部の間には小径部
10に外嵌する引戻用コイルばね17が介装され、駆動軸8
を基端側に付勢している。そして、第1図に実線で示す
後退位置では、把持用おねじ部7がケーシング筒6内に
収納された状態で、第1押出用コイルばね15と引戻用コ
イルばね17が釣り合うように設定されている。また、押
出用ねじ筒14が押出用めねじ部4aから基端側に離脱した
後退位置では、第1押出用コイルばね15よりも第2押出
用コイルばね16のばね力が大きく設定され、押出用ばね
筒14を先端側に付勢するように構成される。
18は支持筒12のケーシング筒6から基端側に突出する部
分に固定された受動ギヤで、第2ケーシング5に取付部
材19を介して取付けられた正逆回転可能な油圧モータ20
の出力軸20aに受動ギヤ18に噛合する駆動ギヤ21が固定
され、油圧モータ20により支持筒12を介して駆動軸8が
回転駆動される。
次にこの把持装置によるセグメントAの把持方法を説明
する。
まず、セグメントAを把持フレーム1の表面に沿って搬
入し、把持用めねじ部Bを把持用おねじ部7に対向させ
る。つぎに、油圧モータ20を矢印C方向に回転駆動する
と、駆動ギヤ21および受動ギヤ18を介して支持筒12が矢
印D方向に回転され、駆動軸8を介して押出用ねじ筒14
が矢印D方向に回転される。すると、第2押出用コイル
ばね16のばね力により、押出用ねじ筒14が先端側に付勢
されて、押出用おねじ部14bがめねじリング4の押出用
めねじ部4aに嵌め入れられる。そして、押出用ねじ筒14
が矢印E方向に移動されることにより、第1押出用コイ
ルばね15が圧縮される。すると、第1押出用コイルばね
15のばね力が増加し、引戻用コイルばね17のばね力に抗
して把持用おねじ部7を矢印E方向に徐々に付勢し、把
持用おねじ部7を把持用めねじ部Bに良好に嵌め合わ
す。そして仮想線で示すように、押出用ねじ筒14の押出
用おねじ部14bが押出用めねじ部4aから先端側に離脱す
るとともに、把持用おねじ部7が一定位置まで把持用め
ねじ部Bに螺入されると、ストッパ部3aがケーシング筒
6の段部3aに当接して油圧モータ20が停止され、把持が
完了する。
所定位置までセグメントAを移動後、セグメントAを離
脱させる場合には、油圧モータ19を逆の矢印F方向に回
転して駆動軸8および押出用ねじ筒14を矢印G方向に回
転する。すると把持用おねじ部7が矢印H方向に後退移
動して第1押出用コイルばね15を圧縮し、第2押出用コ
イルばね16のばね力に抗って押出用ねじ筒14を矢印H方
向に付勢し、押出用ねじ筒14の押出用おねじ部14bを押
出用めねじ部4aに嵌め入れる。把持用ねじ部7がセグメ
ントAの把持用めねじ部Bから離脱されるとともに、押
出用おねじ部14bが押出用めねじ部4aから離脱して駆動
軸8が空転状態となると、油圧モータ20を停止して作業
が完了する。
なお、上記実施例では駆動軸8を断面四角形の角筒部9
に形成したが、滑りキーやスプライン軸であってもよ
い。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、把持用おねじ部を
ケーシング内に収納した状態で、セグメントを把持部フ
レームに沿って搬入し、第2押出用ばねにより押出用ね
じ筒を押出用めねじ部に螺合して突出側に移動させ、第
1押出用ばねを徐々に圧縮して把持用おねじ部を突出方
向に付勢し、セグメントの把持用めねじ部に確実に嵌め
合せることができる。また、離脱時には駆動軸を逆回転
させて把持用おねじ部をセグメントの把持用めねじ部か
ら抜き出すとともに、押出用ねじ筒の押出用おねじ部を
押出用めねじ部に螺合させて後退側に移動させ、引戻し
用ばねにより把持用おねじ部をケーシング内に引戻して
離脱させ、押出用おねじ部が押出用めねじ部から後退側
に離脱して駆動軸が空転状態になると回転駆動装置を停
止する。したがって、従来のようにセグメントの搬入時
にセグメントと把持部フレームとの間に隙間を形成する
必要がなく、把持部フレーム上を滑らせてセグメントを
供給することができ、セグメントの供給が容易に行え
る。また、把持用おねじ部は第1押出用ばねにより徐々
にセグメントの把持用おねじ部に押し付けられるので、
ねじ頭が損傷することもなく、また第1押出用ばねまた
は引戻用ばねの一方を調整するだけで、その押付力を容
易に調節することができる。さらに、離間時には引戻用
ばねにより引戻されつつ離脱されるので、従来のように
把持用ねじ部でセグメントを押圧することがなく、セグ
メントの位置ずれを確実に防止できる。さらにまた、離
脱時には駆動軸が空転状態になってから停止すればよ
く、回転駆動装置の停止制御を、たとえばタイマーなど
による簡単な停止制御により行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のセグメント把持装置を示す縦断面図、
第2図は従来のセグメント把持装置を示す縦断面図であ
る。 A……セグメント、B……把持用めねじ部、1……把持
部フレーム、6……ケーシング筒、7……把持用おねじ
部、8……駆動軸、9……角筒部、12……支持筒、14…
…押出用ねじ筒、14b……押出用おねじ部、15……第1
押出用コイルばね、16……第2押出用コイルばね、17…
…引戻用コイルばね、18……受動ギヤ、20……油圧モー
タ、21……駆動ギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セグメントに形成された把持用めねじ部に
    螺入自在な把持用おねじ部を先端に有する駆動軸を、軸
    心方向にのみ移動自在に支持する支持筒を介して、把持
    部フレームに開口するケーシング内から出退自在に設
    け、前記把持用おねじ部と支持筒の間の駆動軸に軸心方
    向にのみ移動自在な押出用ねじ筒を嵌合するとともに、
    この押出用ねじ筒の外周に形成した押出用おねじ部が螺
    合自在で前記駆動軸の回転に連動してこの押出用ねじ筒
    を軸心方向に移動可能な押出用めねじ部をケーシング内
    に設け、前記押出用ねじ筒と把持用おねじ部の間、およ
    び押出用ねじ筒と支持筒の間にそれぞれ第1および第2
    の押出用ばねを介装し、前記駆動軸の基端部と支持筒の
    間に引戻用ばねを介装し、前記支持筒に連動連結されて
    駆動軸を回転する正逆回転可能な回転駆動装置を設けた
    ことを特徴とするセグメント組立装置におけるセグメン
    ト把持装置。
JP4516089U 1989-04-18 1989-04-18 セグメント組立装置におけるセグメント把持装置 Expired - Lifetime JPH0730799Y2 (ja)

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