JPH07307962A - 回路基板の実装構造 - Google Patents

回路基板の実装構造

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JPH07307962A
JPH07307962A JP31141494A JP31141494A JPH07307962A JP H07307962 A JPH07307962 A JP H07307962A JP 31141494 A JP31141494 A JP 31141494A JP 31141494 A JP31141494 A JP 31141494A JP H07307962 A JPH07307962 A JP H07307962A
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board
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JP31141494A
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Hiroyuki Otaguro
浩幸 太田黒
Takayuki Ashida
孝行 芦田
Hitoshi Nokimura
均 除村
Hidenao Nakajima
秀直 中嶋
Yoshiki Watanabe
善己 渡辺
Shuhei Fujita
周平 藤田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H05K7/14Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
    • H05K7/1438Back panels or connecting means therefor; Terminals; Coding means to avoid wrong insertion
    • H05K7/1458Active back panels; Back panels with filtering means
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/43Arrangements comprising a plurality of opto-electronic elements and associated optical interconnections

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光モジュールを使用した装置の基
板への実装にあたり、基板への穴開けを回避し、基板の
強度低下防止、基板への配線設計の自由度確保,配線収
容製の低下防止を図ることを目的とする。 【構成】 基板101の両面を、電気コネクタ103に
よって導通させた。基板101の内側面では、この電気
コネクタに、個別部用パッケージ基板102の第2電気
コネクタ107を接続した。また、基板101の外側面
では、この電気コネクタ103に、加入者側光モジュー
ル104を構成する光/電気変換装置11を接続した。
この光/電気変換装置11には、加入者側光モジュール
104を構成する光コネクタ105が接続されている。
この光コネクタ105は、加入者回線光ケーブル53が
接続されている。従って、光ケーブル通過用の穴を基板
101に形成することなく、加入者回線光ケーブル53
からの光信号を、電気信号に変換して、個別部用パッケ
ージ基板102に伝えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回路基板の実装構造,と
りわけ交換機における回路基板の実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、伝送効率の高い光ファイバからな
る光ケーブルを利用した通信装置が種々提供されるに至
っている。例えば、ISDN網におけるATM交換機な
どでも光ケーブルを利用して回線伝送路を構成してい
る。従って、該交換機では伝送されてくる光信号を電気
信号に変換する、あるいは、電気信号を送信する場合に
電気信号を光信号に変換する光/電気変換部を備える。
そして、光ケーブルと光/電気変換部とは光コネクタを
介して接続される。以下、このような光コネクタ、光/
電気変換部を備えた構成を光モジュールという。
【0003】このような構造の光モジュールを交換機の
筺体内に実装する場合、従来は光コネクタを光/電気変
換部とともに筺体の基板内側に配置していたため、基板
に穴を設け、この穴を貫通して光ケーブルを光コネクタ
に接続せざるを得ない構成となっていた。すなわち、コ
ネクタは通常光ケーブルの端部に接続した雄コネクタ
と、電気変換部に接続された雌コネクタとを有する。こ
の雄雌のコネクタが共に基板内側に配置されるので、光
ケーブルを基板に貫通させなければならないのである。
【0004】また、電気機械装置における回路の実装構
造として、1つ回路を複数のモジュールに分割して夫々
別の回路基板上に配置するとともに、これら回路基板を
相互に接続するように実装する場合がある。この場合、
1枚の回路基板(バックワイヤリングボード(以下、
「BWB」と言う。))上に、この回路基板に対して垂
直に向けて、複数の回路基板を相互に並行に接続する。
この構成は、ブックシェルフ構成と呼ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)交換機の回線対応部には、1加入者回線
あたり1個の光モジュールを必要とする。1つの光モジ
ュールでは2本の光ケーブルを接続しているので、2つ
の穴を基板に穿孔する必要がある。そして、通常、交換
機では8加入者回線を収容するため、基板には合計16
個の穴を穿孔しなければならない。
【0006】このように穴の数が多くなると、基板の強
度が弱くなり、基板が反ってしまう場合がある。また、
基板には多くの配線が施されるが、穴の存在のため、配
線設計の自由度が害され、また、配線収容面積が減り配
線収容性が低下するという問題が生じている。
【0007】本発明の第1の課題は、このような光モジ
ュールを使用した装置において、基板への穴明けを回避
し、基板の強度低下防止、基板への配線設計の自由度確
保、配線収容性の低下防止を図ることができる回路基板
の実装構造を提供することである。 (第2の課題)また、上述のブックシェルフ構成を採用
する場合には、各回路基板上の回路素子を冷却するため
の冷却風を、どのように導入すれば冷却効率がよくなる
かが問題となる。特に、回路を構成する素子中に高発熱
の素子(例えば、プロセッサLSI等)が含まれている
場合には、この高発熱の素子をどの回路基板に配置して
どのように冷却風に晒すかが問題である。
【0008】本発明の第2の課題は、この問題点を解決
し、ブックシェルフ構成の回路基板上に電気回路を実装
する場合において、比較的発熱量の高い回路素子を確実
に冷却することができる回路基板の実装構造を提供する
ことである。 (第3の課題)また、上述のブックシェルフ構成を採用
する場合において、回路を構成する素子中に保守点検を
行う必要のある素子が含まれている場合には、以下の問
題がある。即ち、この素子の保守点検を行うために電気
機械装置の開口扉を空けて回路基板を外部に晒すと、こ
の開口から大量の冷却風が流れてしまい、この素子以外
の回路素子の周囲に冷却風が回らなくなってしまうので
ある。このように、一部の素子の保守点検の作業中は、
他の回路素子の冷却も十分に行われないので、たとえ他
の回路素子が使用可能であったとしても、この電気機械
装置全体の使用が不可能になってしまう。
【0009】本発明の第3の課題は、この問題点を解決
し、他の素子に対する冷却風の導入に影響を与えること
なく一部の回路素子の保守点検を可能とする回路基板の
実装構造を提供することである。 (第4の課題)また、上述のブックシェルフ構成をAT
M交換機に採用することについては、従来、何の提案も
なされていなかった。従って、従来のATM交換機にお
いては、その回路は、単一の回路基板,又は並行に配設
された複数枚の回路基板上に実装されていた。ところ
で、ATM交換機において加入者端末からの回線,又は
他の交換機からの中継回線を収容する回線対応部には、
選択的に利用される機能を奏するファームウェアが含ま
れている。しかしながら、従来のような回路基板である
と、その機能を利用されていないファームウェアを削除
することができない。従って、全ての回線対応部につい
て、その機能を利用しているか否かに拘わらず全種類の
ファームウェアを実装せざるを得なかった。そのため、
装置全体が大きくなるとともに、その消費電力も不必要
に大きくなっていた。
【0010】本発明の第4の課題は、この問題点を解決
し、その機能が利用されていないファームウェアをAT
M交換機の回線対応部から容易に削除することができる
回路基板の実装構造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記各課題を解
決するため以下の手段を採った。 〔第1の態様〕本発明の第1の態様は、上記第1の課題
を解決するための手段である。即ち、光ケーブルとこの
光ケーブルに接続される光/電気変換部を有する光モジ
ュールとを、その内側に電気回路部を有する回路基板の
外側に配置するとともに、前記回路基板の内側に設けら
れた電気回路部と前記光モジュールとを、前記基板を横
断する電気配線にて電気的に接続したことを特徴とする
(請求項1に対応)。 〔第2の態様〕本発明の第2の態様は、上記第2の課題
を解決するための手段である。即ち、電気回路部品を夫
々実装する複数の回路基板を互いに平行に配置してなる
回路基板において、他の前記回路基板に実装されている
電気回路部品よりも発熱量が大きい電気回路部品を実装
している前記回路基板を、前記複数の回路基板のうちの
最も外側に配置するとともに、前記発熱量が大きい電気
回路部品が実装されている面を外側に向けて配置したこ
とを特徴とする(請求項19に対応)。 〔第3の態様〕本発明の第3の態様は、上記第3の課題
を解決するための手段である。即ち、電気回路部品を夫
々実装するとともに相互に平行に配置された第1の回路
基板と、前記複数の第1の回路基板に対して垂直に接続
されている電気回路部品を実装した第2の回路基板と、
前記第1の回路基板に沿って前記電気回路部品の冷却風
を流す第1のエアダクトと、前記第2の回路基板の表面
に沿って前記電気回路部品の冷却風を流す第2のエアダ
クトと、前記第1のエアダクトと前記第2のエアダクト
とを遮断自在に連通させて、前記第1のエアダクト内を
流れる冷却風の一部を前記第2のエアダクト内に分岐さ
せる分岐手段とからなることを特徴とする(請求項35
に対応)。 〔第4の態様〕本発明の第4の態様は、上記第4の課題
を解決するための手段である。即ち、複数の回線を収容
するとともに各回線からの情報をセル単位に処理するA
TM交換機の回線対応部を実装する回路基板において、
前記回線対応部を構成する各電気回路部品のうち必須の
サービスを実行する電気回路部品を実装する第1の回路
基板と、この第1の回路基板に着脱自在であるととも
に、前記回線対応部を構成する各電気回路部品のうち任
意の付加的なサービスを実行する電気回路部品を実装す
る第2の回路基板と、からなることを特徴とする(請求
項41に対応)。
【0012】
【作用】本発明の第1の態様では、基板部分では電気配
線による電気的接続ですむので、基板に光ケーブル貫通
用の穴を穿孔する必要がなくなる(請求項1による作
用)。
【0013】本発明の第1の態様は、光ケーブルを使用
した各種装置に広く利用可能である。特に、光ケーブル
を利用した通信網で使用する交換機において有用であ
る。たとえば、ATM交換機において本発明を適用する
と、前記電気回路部は、複数の回線を収容するとともに
各回線からの情報をセル単位に処理する回線対応部とい
うこととなる。
【0014】ここで前記基板にコネクタを設け、このコ
ネクタに前記光モジュールを着脱自在に設けることがで
きる。このようにすれば、光モジュールを容易に交換す
ることができる(請求項2による作用)。
【0015】このコネクタは、基板を貫通する貫通型コ
ネクタ、基板を貫通しない非貫通型コネクタを使用する
ことができる。非貫通型コネクタを用いれば、基板の強
度を低下させることが防止できる(請求項3による作
用)。
【0016】さらに、前記コネクタは、光モジュールの
一部を囲む保持壁を有するようにすると、光モジュール
の接続強度を高めることが可能である(請求項4による
作用)。
【0017】前記コネクタの内部もしくは外部の少なく
ともいずれかにシールド膜を設けると光モジュールへの
電気的な外乱を防止できる(請求項5による作用)。ま
た、前記基板はアースを有することが通常であるが、こ
のアースの電位は、前記コネクタの電位及び基板に実装
される電気回路のアース電位と同一にすることが好まし
い。デジタル回路の論理のミスを防止できるからである
(請求項6による作用)。
【0018】前記回線対応部を、前記収容される複数の
回線の各々に個別に接続されるとともに個別にセル処理
を行う個別部と、前記各個別部に接続されるとともに各
個別部で処理されたセルを一括して処理する共通部とに
分けると、個別部と共通部とを分割して実装できるの
で、実装の合理化を図れ、実装構造がより好ましい形態
となる(請求項7による作用)。
【0019】ここで、前記共通部は、前記基板に実装
し、前記個別部は、個別部対応に設けた複数の個別部用
基板に実装し、この個別部用基板を前記基板に設け、各
個別部は、前記基板の外側に設けた前記光モジュールを
介して光ケーブルにて各端末に接続するとともに前記共
通部に電気的に接続する形態が考えられる(請求項8に
よる作用)。その際、前記個別部を実装した複数の個別
部用基板は、前記基板に垂直に接続し、かつ互いに平行
に配置すると、実装がきわめて整然とし、組立等を容易
にできる(請求項9による作用)。
【0020】さらに、前記基板に共通部用コネクタを設
けるとともに、この共通部用コネクタに補助基板を着脱
自在に設けることで、補助基板を前記基板に対して平行
にかつ一定間隔離して設け、この補助基板に前記共通部
を実装することも考えられる。このような構造にする
と、補助基板を簡単に外して、共通部の交換、修理を容
易に行える。さらに、コネクタを介して補助基板が基板
から離れるため、補助基板に設けた共通部の冷却効率を
高めることが可能となる(請求項10による作用)。
【0021】その場合、前記共通部を基板側である前記
補助基板の内側に設け、かつ、前記補助基板の外側に共
通部の熱を放熱する放熱フィンを設けると、その冷却効
率はさらに高まる(請求項11による作用)。
【0022】また、前記コネクタを基板に2つそれぞれ
平行に設け、2つのコネクタと前記基板と補助基板とで
囲まれる放熱路を構成するとこの放熱路が空気の流路と
なり冷却を高めることができる(請求項12による作
用)。
【0023】さらには、前記補助基板を外方で取り囲
み、基板との間に送風路を構成する送風ガイドを前記基
板に設けると、この送風路に空気が流れ、冷却効率を高
くすることができる(請求項13による作用)。その
際、この送風路に風を強制的に送る冷却ファンを設ける
とよい。
【0024】なお、ATM交換機は、回線対応部の前記
共通部に接続されるスイッチを有する。そして、前記共
通部とスイッチとを接続するためのインターフェイスと
して、スイッチ側光モジュールを有する場合、前記回線
側の光モジュールは前記基板の中央部に実装し、前記ス
イッチ側光モジュールは、前記基板の周辺部に実装する
と、実装構造の合理化を図ることができる(請求項14
による作用)。
【0025】ところで、前記共通部は、前記基板に設け
るのではなく、共通部用基板に実装し、前記個別部は、
個別部対応に設けた複数の個別部用基板に実装し、この
共通部用基板と個別部用基板とを前記基板に設けること
も可能である。その場合も、各個別部は、前記基板の外
側に設けた前記光モジュールを介して光ケーブルにて各
端末に接続するとともに前記共通部に電気的に接続する
(請求項15による作用)。
【0026】この場合、前記共通部を実装した共通部用
基板と、前記個別部を実装した複数の個別部用基板と
を、前記基板に垂直に接続し、かつ互いに平行に配置す
るのが、組立等を容易にする上で好ましい(請求項16
による作用)。
【0027】なお、共通部を実装するにあたっては、共
通部を複数の共通部に分けて実装してもよい。但し、個
別部の数より少ないことが条件となる(請求項17によ
る作用)。
【0028】また本発明の第2の態様によると、他の前
記回路基板に実装されている電気回路部品よりも発熱量
が大きい電気回路部品を外側に面した回路基板の面上に
配置できるので、この電気回路部品を重点的に冷却する
ことができる(請求項19による作用)。
【0029】例えば、前記発熱量が大きい電気回路部品
に冷却風の衝突させる冷却ファンを更に備えれば、この
電気回路部品の冷却を行うことができる(請求項20に
よる作用)。
【0030】特に、前記複数の回路基板に実装された電
気回路部品を冷却するために、これら複数の回路基板に
沿って冷却風を流す第1の冷却ファンを設け、この第1
の冷却ファンによって送られた冷却風を、前記発熱量が
大きい電気回路部品を冷却するために、前記複数の回路
基板のうちの外側に配置された回路基板に垂直方向から
衝突させる第2の冷却ファンを設ければ、外部からの冷
却風導入口は、共通にしながらも、発熱量の大きい電気
回路部品の冷却を行うことができる(請求項21による
作用)。
【0031】前記各電気回路部品は、複数の回線を収容
するとともに各回線からの情報をセル単位に処理するA
TM交換機の回線対応部を構成する電気回路部品とする
ことができる(請求項22による作用)。特に、これら
電気回路部を、複数の回線の各々に個別に接続されると
ともに個別にセル処理を行う複数の個別部と各個別部で
処理されたセルを一括して処理する共通部に分割すると
ともに、分割された個別部又は共通部毎に別々の前記回
路基板に実装すれば、処理量の差異によって生じる発熱
量の差に応じた冷却が可能になる(請求項23による作
用)。
【0032】即ち、前記他の前記回路基板に実装されて
いる電気回路部品よりも発熱量が大きい電気回路部品が
前記共通部を構成する電気回路部品であれば、この共通
部を重点的に冷却することができる(請求項24による
作用)。
【0033】この共通部は、現用と予備用に、同じ構成
を有するものを2つ備えることができる。このようにす
れば、回線対応部の運用中に共通部の保守交換が可能に
なる(請求項25による作用)。
【0034】この二つの共通部を夫々別の前記回路基板
に実装するように構成する場合には、この各共通部が実
装されている前記回路基板を前記複数の回路基板のうち
の両端に配置すればよい。このようにしても、複数の回
路基板のうちの外側に面しているものは2枚あるので、
有効な冷却が可能になる(請求項26による作用)。
【0035】このような複数の回路基板を同一の接続基
板に接続し、この接続基板の外側面に前記共通部と前記
各個別部とを接続する配線を設ければ、複数の個別部と
複数の共通部との間の接続が容易に行える(請求項27
による作用)。
【0036】前記共通部が実装されている各回路基板を
前記接続基板に直交する軸を中心に回転対称な状態で前
記接続基板に接続するとともに、各共通部と複数の個別
部とを接続する配線を、各共通部に対応して、前記軸を
中心に回転対称な状態で前記接続基板の外側面に設けれ
ば、共通部を実装する2枚の回路基板を全く同じ構成と
することができる(請求項28による作用)。
【0037】また、電気回路部品を夫々実装する複数の
矩形の第1の回路基板を互いに平行に配置してなる回路
基板において、前記複数の第1の回路基板の各辺に直交
する方向に、電気回路部品を実装した第2の回路基板を
配置するとともに、前記複数の第1の回路基板と前記第
2の回路基板とを電気的に接続すれば、各回路基板同士
の接続を配線の複雑化を避けつつ行うことができる(請
求項29による作用)。
【0038】この場合、前記第2の回路基板に沿って冷
却風を流す冷却ファンを更に備えれば、この第2の回路
基板に発熱量が大きい電気回路部品を実装しても、効率
よく冷却することができる(請求項30による作用)。
【0039】この場合、前記個別部を構成する電気回路
部品を、各個別部毎に、前記第1の回路基板に実装し、
前記共通部を構成する電気回路部品を、前記第2の回路
基板に実装することができる。このようにすれば、共通
部と複数の個別部との間の電気接続を容易に行うことが
できる(請求項32による作用)。
【0040】複数の前記第2の回路基板を備え、この各
第2の回路基板に同じ構成を有する現用用及び予備用の
二つの前記共通部を実装すれば、共通部が二つあった場
合においても各共通部と複数の個別部との接続を簡単な
構成で実現することができる(請求項33による作
用)。
【0041】前記現用用の共通部が実装された第2の回
路基板と前記予備用の共通部が実装された第2の回路基
板とを仕切る仕切板を更に備え、前記冷却ファンを2系
統備えて、前記仕切板によって仕切られた第2の基板を
夫々独立して冷却すれば、片の共通部を保守点検する際
にも、他方の共通部の冷却を継続することができるの
で、回線対応部全体を停止する必要がなくなる(請求項
34に対応)。
【0042】本発明の第3の態様によれば、第1のエア
ダクトを流れる冷却風によって第1の回路基板に実装さ
れている電気回路部品を冷却するとともに、この冷却風
の一部を分岐手段によって第2のエアダクトに分岐させ
ることができるので、第2の回路基板の表面に実装され
ている電気回路部品をも冷却することができる。また、
第2の回路基板に実装されている電気回路部品を保守点
検する場合には、分岐手段によって、第1のエアダクト
と第2のエアダクトとの間を遮断することにより、第1
のエアダクトを流れる冷却風による第1の回路基板上の
電気回路部品に対する冷却を妨げることなく、第2の回
路基板上の電気回路部品を外部に露出することができる
(請求項35による作用)。
【0043】この場合、前記分岐手段を、前記第1のエ
アダクトに設けられた開口をヒンジを介して開閉すると
ともにこの開口を開けた際には前記第2のエアダクトの
基端部に接触する可動板と、この可動板と前記開口周辺
における前記ヒンジが設けられた部位以外の部位との間
を覆う蛇腹とから構成すれば、分岐手段をシンプルに構
成することができる(請求項36による作用)。
【0044】また、第2のエアダクトに前記第2の回路
基板に実装された電気回路部品を外部に露出させる開閉
自在な開口を形成すれば、この電気回路部品の保守点検
作業が容易に可能となる(請求項37による作用)。
【0045】この開口を透明板からなる蓋によって開閉
するように構成すれば、開口を開けない状態であっても
電気回路部品の目視による点検が可能になる(請求項3
8による作用)。
【0046】本発明の第4の態様によれば、ATM交換
機の回線対応部を構成する各電気回路部品のうち必須の
サービスを実行する電気回路部品のみを第1の回路基板
に実装し、他の任意の付加的なサービスを実行する電気
回路部品は第1の回路基板に着脱自在な第2の回路基板
に実装したので、この第2の回路基板に実装された回路
部品によって実現されるサービスを必要としない場合に
は、この第2の回路基板を削除することができる。即
ち、個々の回線毎に不要な電気回路部品を削除して、必
要最小限の電気回路部品のみから回線対応部を構成する
ことができる(請求項41による作用)。
【0047】
【実施例】以下、本発明に好適な実施例を図面を参照し
て説明する。以下の各実施例は本発明を広帯域ISDN
ネットワークに使用するATM交換機の実装構造に利用
した場合の例である。
【0048】まず、個々の実施例を説明するに先だっ
て、各実施例が適用されるATM交換機の構成を説明す
る。本発明の実施例が適用されるATM交換機として
は、加入者端末に接続された加入者回線又は他の交換機
に接続された中継回線を収容する回線対応部を個別部と
共通部とに分割するとともに個別部のみを各回線毎に備
えている第1種のATM交換機(第1乃至第10実施例
に対応)と、回線対応部の全構成を回線毎に備えている
第2種のATM交換機(第11実施例に対応)と、に、
大別される。 [第1種のATM交換機]図28は、回線対応部3を個
別部31と共通部32とに分割しているATM交換機1
0の概略を示す概要図である。このATM交換機10
は、複数の回線53(加入者回線又は中継回線)を収容
するとともに各回線53からの情報をセル単位に処理す
る回線対応部3を、複数個備えている(図28では、一
個の回線対応部3のみを示している。)。
【0049】この回線対応部3は、個別部31及び共通
部32を備える。個別部31は前記収容される複数の回
線53の各々に個別に接続されるとともに個別にセル処
理を行う。共通部32は各個別部31に接続されるとと
もに各個別部31で処理されたセルを一括して処理す
る。
【0050】図29は、図28に示されたATM交換機
10のより具体的な構成を示す。この図29に示したA
TM交換機10は、複数の加入者端末1に接続されたセ
レクタ60と、セレクタ60に接続された加入者回線対
応部3と、加入者回線対応部3に接続されたATMセル
スイッチ4と、ATMセルスイッチ4に接続された中継
回線対応部30とを、備える。
【0051】前記加入者回線対応部3は、加入者端末1
から同期ディジタルハイアラーキ(SDH)で送られて
くる信号をATMフォーマットに変換してATMセルス
イッチ4に送信するインターフェイスである。また、加
入者回線対応部3は、ATMセルスイッチ4からセルを
受信した場合には、これを同期ディジタルハイアラーキ
(SDH)のフレームにマッピングして加入者回線53
に送出する。加入者回線対応部3は、加入者回線を通し
て複数の加入者端末1の各々に個別に接続されるととも
に個別にセル処理を行う複数の個別部31と、これら全
ての個別部31に接続されるとともに各個別部31で処
理されたセルを一括処理する1つの共通部32とを備え
て構成される。なお、個別部31としては、通常時にお
いて加入者端末1に接続されて現用されている0系(現
用系)の個別部31-1〜31-Nが複数個、これら0係(現用
系)個別部31-1〜31-Nの何れかが故障した場合に代用さ
れる1系(予備系)の個別部31-(N+1)が一個、備えられ
ている。また、共通部32としては、0系(現用系)の
共通部32aと1系(予備系)の共通部32bとが、夫
々一個づつ備えられている。各個別部31は、0系の共
通部32a及び1系の共通部32bの双方に接続されて
いる。従って、0系(現用系)の共通部32aが故障し
た時には、1系(予備系)の共通部32bが0系に代わ
って使用される。
【0052】セレクタ60は、複数の加入者端末1と複
数の個別部31の間に介在しており、何れかの加入者端
末1に対応した加入者回線53と何れかの個別部31と
を選択的に接続する機能を有している。即ち、セレクタ
60は、0系の個別部31-1〜31-Nの何れもが正常である
場合には、各加入者回線53を何れかの対応する0系個
別部31-1〜31-Nに収容するとともに、何れかの0系個別
部に障害が発生した場合には、障害が発生した0系個別
部に接続されていた加入者回線を切り換えて、1系の個
別部31-(N+1)に接続し直す。
【0053】ATMセルスイッチ4は、セルを何れかの
中継線に送出すべく、内部の信号経路を切り替える機能
を有する。ATMセルスイッチ4は、0系(現用系)の
ATMセルスイッチ4aと1系(予備系)のATMセル
スイッチ4bからなる。これら0系のATMセルスイッ
チ4a及び1系のATMセルスイッチ4bは、何れも、
0系の共通部32a及び1系の共通部32bの双方に、
接続されている。従って、0系(現用系)のATMセル
スイッチ4aが故障した時には、1系(予備系)のAT
Mセルスイッチ4bが0系に代わって使用される。
【0054】中継回線対応部30は、ATMセルスイッ
チ4から送られたセルを同期ディジタルハイアラーキ
(SDH)のフレームにマッピングして、他のATM交
換機に接続された中継回線に送出する。なお、フルAT
Mが実現されている場合には、中継回線対応部30は、
ATMセルスイッチ4から送られたセルを、ATMセル
フォーマットのまま中継回線に送出する。また、中継回
線対応部30は、中継回線からセル又はSDHのフレー
ムを受信した場合には、必要なセル変換を行って、AT
Mセルスイッチ4に送出する。この中継回線対応部30
の内部構成は、加入者回線対応部3とほぼ同じである。
従って、中継回線対応部30は、0系(現用系)の中継
回線対応部30aと1系(予備系)の中継回線対応部3
0bからなり、これらの何れもが0系のATMセルスイ
ッチ4a及び1系のATMセルスイッチ4bの双方に接
続されている。
【0055】このように、ATM交換機10全体を二重
化構成としているので、障害が発生した場合には各部を
0系から1系に切り替え、通信障害を回避することがで
きる。特に、共通部32は各個別部31からのセルを処
理するので、0系の共通部32aでの障害発生時に1系
の共通部32bに切り替える効果は大である。
【0056】以下、個別部と共通部の分離構成例を説明
する。なお、加入者回線対応部3と中継回線対応部30
は同じ構成を有しているので、以下の分離構成例では、
加入者回線対応部3についてのみ説明を行い、中継回線
対応部30については説明を省略する。 <回線対応部の個別部及び共通部の分離構成例1>図3
0は、加入者回線対応部3における個別部31及び共通
部32の分離構成例1を示す構成ブロック図である。図
30では、加入者回線対応部3は、複数の個別部31-1〜
31-Nに接続されるとともに複数の個別部31の各々で処
理されたセルを一括処理する共通部32とを備えて構成
される。各個別部31-1〜31-Nは、加入者端末1から送ら
れてくる情報をセル単位に変換して共通部32に引き渡
す回路である。各個別部31-1〜31-Nは、光/電気変換部
11、SDH終端部12、セル同期部13、UPC部1
4、共通部32に接続される共通部インターフェイス
(INF)38とから構成される。
【0057】光/電気変換部11は、光ケーブルからな
る加入者回線53からの光信号を電気信号に変換し、あ
るいはこれとは逆に電気信号を光信号に変換する機能を
有する。
【0058】SDH終端部12は、加入者端末1から送
られてくるSDHフォーマットを終端する機能を入す
る。即ち、SDH終端部12は、加入者端末1からSD
Hフォーマットにて送信されてきたデータをセルフォー
マットに変換するとともに、共通部32からセルフォー
マットにて送信されてきたデータをSDHフォーマット
に変換する。
【0059】セル同期部13は、セルヘッダに書き込ま
れたヘッダ誤り制御情報に基いてセルの誤り制御を行
い、セルの同期検出を行う。UPC部14は、トラヒッ
ク量を監視することにより加入者が使用すべき帯域を管
理する。
【0060】共通部INF38はセルデータを共通部3
2に転送するインタフェースである。共通部32は、複
数の個別部31-1〜31-Nからのセルをスイッチ4に引き渡
す回路である。この共通部32は、多重分離部81、O
AM部16、MC部17、課金部15、VPI/VCI
変換部18及びマイクロプロセッサ19から構成され
る。
【0061】多重分離部81は、各個別部31-1〜31-Nか
ら送られてくるセルの多重化を行うとともに、多重化さ
れた状態でATMセルスイッチ4から送信されてきたセ
ルを分離して各個別部31に送信する。
【0062】課金部15は、入力されてくるセルの数を
カウントすることにより課金情報を収集する。OAM部
16は、OAMセル(警報セル)を管理する。MC部1
7はMCセルを用いてセル誤り特性、セル損失特性、セ
ル遅延特性を測定することによりセルの品質を監視す
る。
【0063】VPI/VCI変換部18は、入力されて
くるセルの中からVPI/VCIを読み出して、このV
PI/VCIをそれに対応する新たな出力先のVPI/
VCIに変換し、その出力先のVPI/VCIによって
ヘッダを書き換える。
【0064】マイクロプロセッサ19は、多重分離部8
1、課金部15、OAM部16、MC部17、VPI/
VCI変換部18の制御を行う。交換機プロセッサ19
0は、各個別部31-1〜31-Nを制御するための制御コマン
ド及び各個別部31-1〜31-Nの障害を監視するための障害
監視コマンドを各個別部31-1〜31-Nに通知する機能を有
する。この交換機プロセッサ190は、マイクロプロセ
ッサ19に接続されている。
【0065】以上の説明は、加入者端末1から回線対応
部3を介してスイッチ4へのセルの転送であるが、これ
とは逆にスイッチ4から回線対応部3を介して加入者端
末1にセルの転送を行うこともできる。
【0066】このような構成によれば、共通部32に設
けられた多重分離部81、OAM部16、MC部17、
VPI/VCI変換部18を各個別部31-1〜31-Nに対し
て共通化したので、回線対応部3の小型化を図ることが
できる。
【0067】また、前記交換機プロセッサ190の動作
は以下の手順で行われる。まず、交換機プロセッサ19
0が前記制御コマンド及び障害監視コマンドをマイクロ
プロセッサ19に送信すると、マイクロプロセッサ19
は、受信したコマンドがどの個別部31に対するコマン
ドであるかを解析して、対応する個別部31にその制御
コマンドや障害監視コマンドを送信する。
【0068】次に、コマンドを受け取った個別部31が
そのコマンドに対する回答(ステータス)をマイクロプ
ロセッサ19に送信すると、そのマイクロプロセッサ1
9はその回答を交換機プロセッサ190に返す。
【0069】すなわち、交換機プロセッサ190がマイ
クロプロセッサ19を介して各個別部31-1〜31-Nを制御
することができる。 <回線対応部の個別部及び共通部の分離構成例2>図3
1は、加入者回線対応部3における個別部31及び共通
部32の分離構成例2を示す構成ブロック図である。分
離構成例2は、前記分離構成例1に比して、UPC部1
4を共通部32に設けるとともに、このUPC部14を
各個別部31-1〜31-Nから削除したことを特徴とする。
【0070】すなわち、各個別部31A-1〜31A-Nは、光/
電気変換部11、SDH終端部12、セル同期部13
a、共通部INF38とから構成される。共通部32A
は、多重分離部81、課金部15、UPC部14、OA
M部16、MC部17、VPI/VCI変換部18、及
びマイクロプロセッサ19から構成される。
【0071】前記各個別部31A-1〜31A-Nにおけるセル
は、情報を固定長に分解したデータセルと、データセル
に同期したクロックパルスと、データセルが有効である
か否かを示すセルイネーブル信号と、データセルの先頭
を示すビットを有するセルフレーム信号とからなる。
【0072】また、各個別部31A-1〜31A-Nと共通部32
の間には、各個別部毎に3つの信号線54(図31では
簡略化のために1つの信号線54を示した。)が接続さ
れる。この3つの信号線54の内の1つの信号線が、図
32(b)に示すように、データセルを16ビットのシ
リアル信号(シリアルデータ)で共通部32に転送す
る。残りの2つの信号線がセルの先頭を示す識別子であ
るセルフレーム信号(FRM)(セルの先頭に同期して
“H”を1ビットだけ出力し、その以外の期間は“L”
状態を維持する。)と、データセルに同期したクロック
パルスCLKとを共通部32に転送する。
【0073】セル同期部13aは、前記分離構成例1に
示す処理を行うとともに、セルが有効か無効であるかを
示す識別子であるセルイネーブル信号(ENB)(セル
が有効であれば“H”を1ビットだけ出力し、その以外
の期間は“L”状態を維持する。)をヘッダ内に書き込
む。なお、その他の構成は分離構成例1の構成と同一で
あるので、その詳細は省略する。
【0074】このような構成によれば、UPC部14を
各個別部から削除した分だけ分離構成例1に対して個別
部31A-1〜31A-Nの小型化を図ることができる。また、1
6ビットのデータセルを1本の信号線でもってシリアル
に転送するので、図32(a)に示した従来のパラレル
転送に比較して信号線54が15本なくなる。さらに、
セルイネーブル信号についてはヘッダに書き込まれるの
で、そのための信号線54はなくなる。
【0075】すなわち、3本の信号線54でデータセル
とクロックパルスとセルフレーム信号とを転送するの
で、従来のパラレル転送で用いた19本の信号線54に
対して16本の信号線54をなくすことができる。
【0076】従って、複数の回線を収容する場合には、
その信号線の減少数は相当数となり、その効果が大であ
る。なお、以上の例では、データセルの有効または無効
の識別を、ヘッダに書き込まれたセルイネーブル信号に
よって行った。例えば、図33に示すように、データセ
ルの先頭を示すフレーム信号の有無(フレームの有効を
示す“H”またはフレームの無効を示す“L”)により
データセルの有効または無効を識別するようにしてもよ
い。
【0077】さらに、回線の速度が上がった場合には、
データセルを1本の信号線でシリアルに転送できなくな
る場合がある。この場合には、回線速度に対応して複数
の信号線を用意し、各信号線でパラレルにデータセルを
転送するようにしてもよい。例えば、回線速度が 155Mb
psでデータセルを1本の信号線でシリアルに転送してい
たが、回線速度が 600Mbpsに上がった場合には、図34
に示すようにデータセルを4本の信号線でパラレルに転
送することができる。 <回線対応部の個別部及び共通部の分離構成例3>図3
5は、加入者対応部3における個別部31及び共通部3
2の分離構成例3を示す構成ブロック図である。分離構
成例3では、各個別部31B-1〜31B-Nは、光/電気変換部
11、SDH終端部12、セル同期部13b、自己の個
別部に接続される加入者回線53の回線番号を発生する
回線番号部39、共通部INF38とを備える。
【0078】前記セル同期部13bには、前記回線番号
部39が接続されている。そして、このセル同期部13
bは、前記回線番号部39で発生した回線番号390
を、識別フラグとしてセルヘッダに付加する。
【0079】前記共通部32Bは、各個別部31B-1〜31B
-Nから送られてくるセル内のセルヘッダに付加された回
線番号390に基づき、回線毎にセル処理を行う。この
ような構成によれば、各個別部に設けられた回線番号部
39が回線番号390をセルヘッダに付加して共通部3
2Bに転送するので、共通部32Bは各回線番号を参照
することにより、入力されてくるデータセルの各々をど
の回線から送られてきたかを識別できる。 <回線対応部の個別部及び共通部の分離構成例4>図3
6は、加入者対応部3における個別部31及び共通部3
2の分離構成例4を示す構成ブロック図である。分離構
成例4では、各個別部31C-1〜31C-Nは、光/電気変換部
11、SDH終端部12、セル同期部13a、自己の個
別部に接続される加入者回線53の回線番号を発生する
回線番号部39、共通部INF38とを備える。
【0080】前記各個別部に設けられた回線番号部39
は、信号線56を通して多重分離部81に接続される。
前記共通部32Cは、各個別部31B-1〜31B-Nに設けられ
た回線番号部39から送られてくる回線番号に基づき、
回線毎にセル処理を行う。すなわち、前記回線番号部3
9で発生した回線番号を識別フラグとして直接に共通部
32Cに転送するような構成によっても、前記分離構成
例3と同様な効果が得られる。 <回線対応部の個別部及び共通部の分離構成例5>図3
8は、加入者対応部3における個別部31及び共通部3
2の分離構成例5を示す構成ブロック図である。分離構
成例5において、共通部32Bは、必須のセル処理を行
う基本処理部5Bと、この基本処理部5Bに対して着脱
自在に装着され且つ付加的なセル処理を行う付加処理部
7Aに分割されている。
【0081】図38に示すように、基本処理部5Bは、
各個別部31B-1〜31B-Nに接続された多重分離部81,こ
の多重分離部81に接続されているVP−SW用内部識
別子変換部183,このVP−SW用内部識別子変換部
183に接続されるセレクタ6a,セレクタ6aに接続
されるセレクタ6b,セレクタ6bに接続されるセレク
タ6c,セレクタ6cに接続されるOAM部16,OA
M部16に接続されるMC部17,MC部17に接続さ
れるヘッダ変換部18c,これら多重分離部81とVP
−SW用内部識別子変換部183とOAM部16とMC
部17とヘッダ変換部18cとに接続されたマイクロプ
ロセッサ19,及びヘッダ変換部18cに接続された内
部識別子変換テーブル184から構成される。
【0082】一方、付加処理部7Aは、VC−SW用内
部識別子変換部185,UPC部14,及び課金部15
から構成される。VC−SW用内部識別子変換部185
は、VP−SW用内部識別子変換部183と並列に、多
重分離部81及びセレクタ6aの間に接続される。UP
C部14は、セレクタ6a及びセレクタ6bの間に、そ
れらを直結する配線と並行に、接続される。課金部15
は、セレクタ6b及びセレクタ6cの間に、それらを直
結する配線と並行に、接続される。
【0083】これらのうち多重分離部81,UPC部1
4,課金部15,OAM部16,及びMC部17の機能
は、上述の各構成例のものと同じなので、その説明を省
略する。
【0084】VP−SW用内部識別子変換部183は、
3ビットのVPI及び1ビットのUVP(VC変換を行
わずにUVPサービスのみを行うか否かを示す情報)を
6ビットの内部識別子に変換する機能を有する。一方、
VC−SW用内部識別子変換部185は、5ビットのV
CIを6ビットの内部識別子に変換する機能を有する。
【0085】セレクタ6aは、VP−SW用内部識別子
変換部183によって処理されたセルを通過させるか、
又はVC−SW用内部識別子変換部185によって処理
されたセルを通過させるかを、切り換える。セレクタ6
bは、UPC部14によって処理されたセルを通過させ
るか又は無処理のセルを通過させるかを、切り換える。
また、セレクタ6cは、課金部15によって処理された
セルを通過させるか又は無処理のセルを通過させるか
を、切り換える。
【0086】ヘッダ変換部18cは、VP−SW用内部
識別子変換部183又はVC−SW用内部識別子変換部
185によって変換されたセルの内部識別子を、内部識
別子変換テーブル184により出力先のVPIに変換す
る。
【0087】マイクロプロセッサ19は、VP−SW用
内部識別子変換部183、VC−SW用内部識別子変換
部185、UPC部14、課金部15、OAM部16、
MC部17、VPI変換部18aの制御を行う。
【0088】以上の説明は加入者端末1から回線対応部
3Bを介してスイッチ4へのセルの転送であるが、これ
とは逆にスイッチ4から回線対応部3Bを介して加入者
端末1にセルの転送を行うこともできる。
【0089】このような構成によれば、各個別部31B-1
〜31B-Nで処理された各々のセルは共通部32Bに設け
られた基本処理部5Bで一括処理される。基本処理部5
Bでは、各個別部31B-1〜31B-Nからのセルを区別するた
めに前記セルヘッダに付加された識別フラグに基いて各
セルを識別して、処理を行う。このように、基本処理部
5B内のOAM部16、MC部17、ヘッダ変換部18
cを各個別部31B-1〜31B-Nに対して共通化したので、回
線対応部3Bの小型化を図ることができる。 [第2種の交換機]図40は、回線毎に回線対応部3の
全回路を備えているATM交換機の概略を示す概要図で
ある。このATM交換機は、回線対応部3の内部構成の
相違を除き、図29に示す第1種のATM交換機10と
全く同じ構成を有している。従って、ここでは、回線対
応部3Aの説明のみを行い、他の構成の説明を省略す
る。
【0090】この回線対応部3Aにおける一方の出入力
端には、加入者回線53を通して、図示しない一の加入
者端末1が接続される。回線対応部3における他方の出
入力端には、ATMセルスイッチ4が接続されている。
すなわち、この回線対応部3は、一の加入者端末1に対
応して設けられる。
【0091】回線対応部3Aは、光/電気変換部11、
SDH終端部12、セル同期部13、MC部17、ブロ
ック部90、マイクロプロセッサ19を備える。即ち、
この第2種のATM交換機は、第1種のATM交換機1
0におけるOAM部16,UPC部14,課金部15,
及びVPI/VCI変換部18を、セルに対して実時間
で処理を行う処理部17と、セルに対して時間ずれを許
容して処理を行う処理部90とに、分離したことを特徴
とする。なお、光/電気変換部11、SDH終端部1
2、及びセル同期部13は、第1種のATM交換機10
のものと同機能を有するものなので、その説明を省略す
る。また、マイクロプロセッサ19は、MC部17,及
びブロック部90を制御する機能を有する。
【0092】MC部17は、MCセルを用いてセル誤り
特性、セル損失特性、セル遅延特性等を測定することに
よりセルの品質を監視する部分である。このため、MC
部17には、MCセルの抽出及び挿入のタイミングを一
致させることが要求される。すなわち、MCセルに対し
て実時間で処理が行なわれる。
【0093】ブロック部90は、ヘッダ情報及びOAM
セルの抽出及び挿入のタイミングずれがあっても許容さ
れる処理を、ブロック化した部分である。即ち、ブロッ
ク部90は、例えば、UPC部14、課金部15、OA
M部16、ヘッダ変換部18をブロック化している。
【0094】図41に、ブロック部90の具体的な構成
を示す。ブロック部90は、セル抽出部92、セル挿入
部94、セル処理部96とを備える。セル抽出部92
は、入力されてくるセルからヘッダ情報を抽出するとと
もに予め設定された特定のOAMセル情報を抽出して、
これらの情報をセル処理部96に出力する。
【0095】セル処理部96は、相互に並列接続された
UPC部14,課金部15,ヘッダ変換部18,及びO
AM部16から、構成されている。このセル処理部96
の各部は、セル抽出部92及びセル挿入部94を共用す
る構成となっている。
【0096】UPC部14は、セル抽出部92で抽出さ
れたヘッダ情報を入力して、このヘッダ情報に基づきセ
ルの流入の可否の判断を行い、セル流入否の場合にはセ
ルの廃棄指示をセル挿入部94に対して行う。
【0097】課金部15は、セル抽出部92で抽出され
たヘッダ情報を入力して、このヘッダ情報に基づきセル
数をインクリメントして、そのセル数に応じて課金を行
う。ヘッダ変換部18は、セル抽出部92で抽出された
ヘッダ情報を入力して、このヘッダ情報を新しいヘッダ
情報に変換して、変換されたヘッダ情報をセル挿入部9
4に出力する。
【0098】OAM部16は、セル抽出部92で抽出さ
れたOAMセル情報を入力して、このOAMセル情報に
セルの受信処理とOAMセルの作成を行う。セル挿入部
94は、セル処理部96内のUPC部14から送られて
くるセルの廃棄指示に従って、セルの廃棄処理を行う。
セル挿入部94はセル処理部96内のヘッダ変換部18
から送られてくる新しいヘッダ情報に従って、新しいヘ
ッダ情報をセルヘッダに付け変える。セル挿入部94は
セル処理部96内のOAM部16から送られてくるOA
Mセル情報に従ってOAMセルの挿入を行う。
【0099】以上の動作は加入者端末1からスイッチ4
への上り側の動作である。スイッチ4から加入者端末1
への下り側の動作は、図42に示したように、課金部1
5、OAM部16が動作するのみである。この場合に、
UPC部14、ヘッダ変換部18の動作は行わない。
【0100】図40に示した第2種のATM交換機によ
れば、回線対応部3Aの内部回路を、MCセルの抽出及
び挿入のタイミング一致が要求されるMC部17と、ヘ
ッダ情報及びOAMセル情報の抽出及び挿入のタイミン
グずれが多少許容されるブロック部90とに分割する。
そして、前記ブロック部90に設けられたUPC部1
4、課金部15、ヘッダ変換部18、OAM部16が、
1つのセル抽出部92及びセル挿入部94を共用するの
で、回線対応部3Aの小型化を図ることができる。
【0101】
【実施例1】まず、本実施例に係るATM交換機は、先
に説明した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例
1〜4を実装したものである。
【0102】本実施例では、回線対応部3を、加入者対
応に複数個設けなければならない個別部31と、一つに
共通化できる共通部32とに分けて、夫々別個の回路基
板上に実装することとした。
【0103】本実施例による回路基板の実装構造を図1
に示す。この図1は、ATM交換機から一個の回線対応
部3に対応するパッケージシェルフ160のみを抜き出
した状態を示している。
【0104】このパッケージシェルフ160は、回路基
板であるバックワイヤリングボード101(以下、BW
Bという),及びBWB101に接続された複数の回路
基板(個別部用パッケージ基板102,共通部パッケー
ジ基板130,カプラパッケージ基板151,補助基板
100)からなるブックシェルフ構成として、組み立て
られている。即ち、基板(BWB)101の裏面に、こ
の基板(BWB)101に対して垂直に且つ互いに並行
に、個別部用パッケージ基板102,共通部パッケージ
基板130,カプラパッケージ基板151が接続されて
いる。また、基板(BWB)101の表面には、基板
(BWB)101と並行に、電気コネクタ150を介し
て補助基板100が接続されている。
【0105】基板(BWB)101は、これに接続され
る各基板102,130,151上の回路相互間を、電
気的又は光学的に接続するための回路基板である。但
し、この電気的接続を行うために基板(BWB)101
上にプリントされた配線の図示は、煩雑さを避けるため
に省略した。
【0106】また、基板(BWB)101の外面には、
加入者回線53としての光ケーブル(以下、「加入者側
光ケーブル53」という),及び、ATMセルスイッチ
4に繋がった光ケーブル121(以下、「スイッチ側光
ケーブル121」という)と各基板102,130,1
51上の回路とを接続する光モジュール104,120
が接続される。このうち、加入者側光モジュール104
は、加入者側光ケーブル53を個別部用パッケージ基板
102に接続するための光モジュールである。また、ス
イッチ側光モジュール120は、スイッチ側光ケーブル
121を共通部パッケージ基板130に接続するための
スイッチ側インタフェースとしての光モジュールであ
る。
【0107】個別部用パッケージ基板102は、個別部
31を構成する各部品31P(例えばLSI,但し、光
/電気変換部11を除く)が実装されている回路基板で
ある。この個別部用パッケージ基板102は、全部で9
枚接続されている。即ち、0系(現用系)の個別部31-1
〜Nを実装するパッケージ基板102aが8枚と、1系
(予備系)の個別部31-(N+1)を実装するパッケージ基板
102bが1枚接続されている。
【0108】個別部用パッケージ基板102の先端縁に
は、共通部32に接続するための第1電気コネクタ11
4と、光モジュール104に接続するための第2電気コ
ネクタ107とが、装着されている。
【0109】カプラパッケージ基板151は、図29に
示したセレクタ60を実装するための基板である。この
セレクタ60は、具体的には、ビームスプリッタ60a
と切替装置60bから構成される。この切替装置60b
は、N系統(ここではN=8)の光ケーブルの何れかを
1系統の光ケーブルに接続するという切替を行う構成を
有している。
【0110】カプラパッケージ基板151は、このよう
な光回路を実装するのみの基板であるので、基板(BW
B)101との間の接続は、光コネクタ61〜63によ
ってなされている。以下、カプラパッケージ基板151
上の光回路の構成を説明する。
【0111】第1の光コネクタ61は、基板(BWB)
101に接続された加入者端末1からの加入者側光ケー
ブル53をカプラパッケージ基板151に引き込むため
の光コネクタである。従って、この第1の光コネクタ6
1は、0系(現用系)の個別部用パッケージ基板102
aの枚数と同じ8系統の加入者回線光ケーブル53を接
続する構造を有している。この光コネクタ61のパッケ
ージ基板側部61aから延びた各加入者側光ケーブル5
3は、ビームスプリッタ60aに接続される。
【0112】このビームスプリッタ60aは、加入者側
光ケーブル53を、0系(現用系)の加入者側光ケーブ
ル53a及び1系(予備系)の加入者側光ケーブル53
bに分岐する。
【0113】第2の光コネクタ62は、この0系(現用
系)の光ケーブル53aをまとめて基板(BWB)10
1側に接続するための光コネクタである。この第2の光
コネクタ62の基板(BWB)101側部62bから延
びた各0系(現用系)の加入者側光ケーブル53aは、
夫々、対応する加入者側光モジュール104(0系の個
別部用パッケージ基板102aに接続されるもの)に接
続されている。
【0114】一方、1系(予備系)の加入者側光ケーブ
ル53bは、切替装置60bの入力端に接続されてい
る。第3の光コネクタ63は、この切替装置60bの出
力端に接続されている光ケーブル53bを基板(BW
B)101側に接続するための光コネクタである。この
第3の光コネクタ63の基板101側部63bから延び
た1系(予備系)の加入者側光ケーブル53bは、光モ
ジュール104(1系の個別部用パッケージ基板102
bに接続されるもの)に接続されている。
【0115】共通部パッケージ基板130は、共通部3
2を構成する各部品(例えばLSI)のうち、比較的発
熱量の大きいものを実装した回路基板である。この共通
部用パッケージ基板130の先端縁にも、各個別部用パ
ッケージ基板102の場合と同様に、個別部31に接続
するための第1電気コネクタと、光モジュール120に
接続するための第2電気コネクタとが、装着されてい
る。
【0116】補助基板100は、共通部32を構成する
各部品(例えばLSI)のうち、比較的発熱量の小さい
ものを実装した回路基板である。以上のような構成によ
り、加入者端末1から光信号にて送信されてきた通信デ
ータは、第1の光コネクタ61を介してカプラパッケー
ジ基板151に入力する。そして、このカプラパッケー
ジ基板151上のセレクタ60を通過して、第2の光コ
ネクタ62又は第3の光コネクタ63を介して基板(B
WB)101上の加入者対応光モジュール104に入力
する。この加入者側光モジュール104によって電気信
号に変換された通信データは、個別部用パッケージ基板
102に入力する。この個別部用パッケージ基板102
上の個別部31によってセル処理が成されると、一旦基
板(BWB)101側に戻り、補助基板100及び共通
部パッケージ基板130に入力される。この共通部用パ
ッケージ基板130上の共通部32によって更に処理さ
れたセルは、基板(BWB)101上のスイッチ側光モ
ジュール120に入力される。このスイッチ側光モジュ
ール120によって光信号に変換されたセルは、ATM
セルスイッチ4に転送される。
【0117】次に、基板(BWB)101と個別部用パ
ッケージ基板102との間の接続構造を、具体的に説明
する。なお、基板(BWB)101と共通部用パッケー
ジ基板130との間の接続構造も、これとほぼ同じであ
るので、その説明を省略する。
【0118】図2は、加入者側光モジュール104,基
板(BWB)101,並びに第1電気コネクタ114及
び第2電気コネクタ107に沿った断面図である。但
し、この図2においては、図1と異なり、加入者側光モ
ジュール104を覆うケーシングの図示が省略されてい
る。
【0119】この加入者側光モジュール104は、光ケ
ーブル53に接続した光コネクタ105と、この光コネ
クタ105に接続した光/電気変換部11とを備える。
この光モジュール104は155Mbpsの信号を扱
う。
【0120】光コネクタ105は、光ケーブル53と光
/電気変換部11とを光学的に接続する。また、光/電
気変換部11は、基板(BWB)101を電気的に横断
するコネクタ103を介して、個別部用パッケージ基板
102の第2電気コネクタ107に接続されている。
【0121】ところで、基板(BWB)101の板厚は
通常 2.4mm程度であり、電気信号に変換した光信号を基
板(BWB)101を介して個別部用パッケージ基板1
02に接続しても、電気的劣化は少ない。
【0122】また、基板(BWB)101には、個別部
用パッケージ基板102の先端縁に設けられた第1電気
コネクタ114に連結して、個別部用パッケージ基板1
02上に実装された個別部31を共通部32に接続する
ための個別部−共通部コネクタ113が設けられてい
る。
【0123】このように、個別部用パッケージ基板10
2は、第1電気コネクタ114と個別部−共通部コネク
タ113との間,及び第2電気コネクタ107とコネク
タ103との間で着脱自在である。これにより、個別部
用パッケージ基板102は、共通部32(共通部用パッ
ケージ基板130,補助基板100)を備えた基板10
1に、容易に着脱可能である。
【0124】ここでコネクタ103は、図3に示したよ
うに、基板(BWB)101の外側に配される外側コネ
クタハウジング103−1と、基板(BWB)101の
内側に配される内側コネクタハウジング103−2とを
有する。外側コネクタハウジング103−1と内側コネ
クタハウジング103−2には、それぞれ端子嵌合用の
小孔が穿たれている。この小孔内には、第2電気コネク
タ107又は光モジュール104の端子と嵌合してこれ
ら端子に電気的に接続する金属管(コネクタコンタク
ト)106が内装されている。そして、外側コネクタハ
ウジング103−1の金属管106と内側コネクタハウ
ジング103−2の金属管106はそれぞれ基板(BW
B)101内に侵入し、相互に電気的に接続されてい
る。
【0125】このように、基板(BWB)101に光ケ
ーブル用の穴を設けることなく、個別部31に信号を供
給する構造が構成できる。その結果、基板強度を保つこ
とができ、基板面積を有効に利用できる。
【0126】そして、外側コネクタハウジング103−
1は、図4に示したように、左右に平行に突出した保持
壁110を有している。そして、図5に示すように、こ
の保持壁110内に光モジュール104が嵌合するよう
になっている。保持壁110内面は、金属製あるいは金
属粉を含有した樹脂製のシールド膜111で覆われてい
る。このシールド膜111により、電気的外乱がコネク
タ部分に影響しないようになっている。このような保持
壁110を設けたことで、機械的強度も上がる。なお、
保持壁110は、光モジュール104の左右のみなら
ず、上下をも含め全周を保持するように構成してもよ
い。
【0127】基板(BWB)101内では、光モジュー
ル104の 155Mbps入出力信号が板厚方向に伝送される
ので、基板(BWB)101内の該当する信号線(スル
ーホール)にはX−talkなどによる電気特性の劣化を未
然に防止するためのシールド構造を設ける。
【0128】次に、図6から図8により、基板(BW
B)101内に配置するアース構造を示す。図6は第一
のアース構造を示している。即ち、アース層115は、
加入者側光モジュール104及び回線対応部3を構成す
る回路に使用するアース電位と同一のものに接続してあ
る。また、アース層115は基板(BWB)101内に
貫通したアース用スルーホール116に接続され、この
アース用スルーホール116にアース端子117を挿通
して接続してある。
【0129】図7及び図8は、第二のアース構造を示し
ている。即ち、基板(BWB)101内には、加入者側
光モジュール104の信号端子を受け入れる信号端子用
スルーホール118が2つ設けられ、このスルーホール
118の周囲を囲むように複数のアース対応ビアホール
119が設けられている。この実施例では各信号端子用
スルーホール118につき3つのアース対応ビアホール
119が設けられている。また、回線対応に収容した各
加入者側光モジュール104の各アースはアース電位を
合わせる意味で、同一アースとすることが望ましい。こ
のアース対応ビアホール119が、X−talkなどによる
電気特性の劣化を未然に防止するためのシールド構造と
して機能する。
【0130】なお、回線対応部3のインターフェイス
は、以下の2カ所で必要となる。まず、第1のインター
フェイスは、すでに説明してきたように、加入者側光モ
ジュール104による加入者へのインターフェイス部で
ある。ここでの信号速度は155Mbps である。第2のイン
ターフェイスは、個別部31、共通部32からなる回線
対応部3からスイッチ系4へ接続するためのインターフ
ェイス部である。このインターフェイス部は電気/光変
換装置により構成されるスイッチ側光モジュール120
で構成され、図1のように、基板(BWB)101の外
面に実装される。
【0131】次に、以上の様に構成されるパッケージシ
ェルフ160を収納する筐体161を説明する。図9に
示したように、ボックス型の筐体161は、複数個の回
線対応部3に対応しているパッケージシェルフ160
を、多段に積み重ねた状態で格納する。この際、各パッ
ケージシェルフ160は、個別部用パッケージ基板10
2,共通部用パッケージ基板130,及びカプラパッケ
ージ基板151を扉側に向けて筐体161内に配置され
る。従って、これらのパッケージ基板の抜き取り/交換
は、パッケージシェルフ160全体を取り外すことなく
容易に行える。そのため、一部のパッケージ基板の抜き
取りに伴って、回線対応部3全体の動作を止める必要が
なくなる。
【0132】この筐体161の上面には、金網張りの通
風口163が形成されており、この通風口163内に
は、筐体161内部から外部に向けて空気を強制吸引す
るPULL−ファン162が配置されている。同様に、
図示はされていないが、筐体161の下面にも金網張り
の通風口が形成されており、この通風口内に筐体161
外部から内部に向けて空気を強制流入させるPUSH−
ファンが配置されている。
【0133】従って、筐体161内には、下側から上側
向かって、冷却風が吹き抜ける。そのため、各パッケー
ジシェルフ160に実装された回路の冷却がなされる。
特に、上述のブックシェルフ構成を採用して、個別部用
パッケージ基板102,共通部用パッケージ基板13
0,及びカプラパッケージ基板151を冷却風の方向に
沿って配置したので、冷却風の流れが遮られることが防
止でき、冷却効率を維持することができる。
【0134】なお、このような強制空冷による許容消費
電力は、0.6inch1枚幅、2枚幅実装で各々約50
W、72W(2ユニット/架)である。従って、1回線
/プリント基板を実現するには、消費電力100Wをい
かに実現するかが重要となるが、本実施例のように、共
通部32、個別部31を上記のように分割することで、
空冷による冷却方式にあう構成を提供できる。
【0135】以上のように、本実施例では、ATM交換
機において、回線対応部3を個別部31と共通部32と
に分け、加入者側光モジュール104を個別部31を実
装した個別部用パッケージ基板102対応に基板(BW
B)101に配置した。従って、装置の小型化を図るこ
とができる。しかも、加入者側光モジュール104は基
板(BWB)101の外側に配置されるので、従来のよ
うに光ケーブル53用の穴を基板(BWB)101に穿
孔しなくともよく、基板(BWB)101の強度を高く
維持することが可能である。また、様々な実装レイアウ
トが可能であり、配線自由度が高く、配線収容性も高
い。
【0136】
【実施例2】本実施例に係るATM交換機は、先に説明
した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例1〜4
を実装したものである。
【0137】第2実施例は、第1実施例に比較して、個
別部用パッケージ基板202を、基板(BWB)202
の長軸方向のみでなく短軸方向にも、複数枚(3枚)並
べて接続した点,共通部32を基板(BWB)201上
に実装した点,及び、0系(現用系)の共通部32を実
装した補助基板200a及び1系(予備系)の共通部3
2を実装した補助基板200bを備えている点が、特徴
である。以下、具体的な構成の説明を行う。
【0138】図10及び図11に示す様に、基板(BW
B)201の内面には、これに直交するように、個別部
31の各部品31P(たとえばLSI)を実装した個別
部用パッケージ基板202が、8つの加入者回線対応に
8枚接続されている。個別部用パッケージ基板202
は、基板(BWB)201に固着されたコネクタ203
に着脱自在に接続され、電気的に共通部32に接続され
る。また、その外面には、共通部32を構成する各部品
32P(たとえばLSI)を実装した補助基板200
a,bが接続されている。即ち、図10において、32
P−1は、共通部3のうち0系(現用系)のみに用いら
れる回路部品を示し、32P−2は、共通部3のうち1
系(予備系)のみに用いられる回路部品を示す。この0
系(現用系)の回路部品32P−1は、補助基板200
a上に実装されている。また、1系(予備系)の回路部
品32Pー2は、補助基板200b上に実装されてい
る。そして、これら補助基板200を、基板(BWB)
201上に設けた。
【0139】本第2実施例のその他の構成は第1実施例
と同一であるので、その他の説明を省略する。
【0140】
【実施例3】本実施例に係るATM交換機は、先に説明
した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例1〜4
を実装したものである。
【0141】第3実施例は、第1実施例及び第2実施例
に比較して、図12に示したように、共通部32も個別
部31と同様のパッケージ基板(共通部用パッケージ基
板)330に実装し、この共通部用パッケージ基板33
0を基板(BWB)301に直交して設けたことを特徴
としている。
【0142】この実施例では、共通部32を4回線ずつ
2つ設け、そのそれぞれを2枚の共通部用パッケージ基
板330に実装し、各共通部用パッケージ基板330
を、基板(BWB)301の両端部に配置した。相対的
に消費電力の大きい共通部32は、装置内に分散実装す
るのが好ましいからである。分散実装する場合は、装置
内の熱的要件、共通部32を制御する電気的要件を満足
する必要があり、共通部32を2つに分散し、基板(B
WB)301の両端部に配置することで、前記要件を満
足させた。
【0143】本第3実施例のその他の構成は第1実施例
と同一であるので、その他の説明を省略する。
【0144】
【実施例4】本実施例に係るATM交換機は、先に説明
した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例1〜4
を実装したものである。
【0145】第4実施例は、第1実施例に比較して、補
助基板400を基板(BWB)401に接続している電
気コネクタ435を複数個に分割することにより、補助
基板400と基板(BWB)401との間を離間させて
冷却効率を高めたことを特徴としている。
【0146】即ち、本実施例は、図13に示すように、
各補助基板(サブパッケージ基板)400を、2本のコ
ネクタ435を介して基板(BWB)401上に設け
た。これにより、各サブパッケージ基板400を、前記
基板(BWB)401に対して平行にかつ一定間隔離間
せしめたのである。そして、各サブパッケージ基板40
0の外面に、共通部32を構成する各部品32Pを実装
した。共通部32は、例えば4回線毎の制御機能を司る
こと、0系(現用系)と1系(予備系)の収容を要求さ
れることから、2つのサブパッケージ基板400に分け
て実装した。
【0147】サブパッケージ基板400は、コネクタ4
35に着脱自在であり、これにより共通部32はサブパ
ッケージ基板400毎に着脱して保守管理できる。コネ
クタ435はZIFその他の規格のコネクタを使用する
ことが可能である。
【0148】なお、冷却のためには冷却用ファンを設け
るのがよい。本第4実施例のその他の構成は第1実施例
と同一であるので、その他の説明を省略する。
【0149】
【実施例5】本実施例に係るATM交換機は、先に説明
した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例1〜4
を実装したものである。
【0150】第5実施例では、図14に示したように、
実施例3と同様にコネクタ535を介して基板(BW
B)501上に設けた補助基板500に共通部32を構
成するLSI等の各部品32Pを実装した。しかし、第
5実施例では、部品32Pを補助基板500の外面では
なく内面に実装し、補助基板500の外面には放熱フィ
ン540を設けて補助基板500内面の各部品32Pが
発する熱をこの放熱フィン540で放熱するようにして
ある。さらに、放熱フィン540を囲うように、基板
(BWB)501に送風ガイド壁541が設けられてい
る。この送風ガイド壁541の内側に送風路542が形
成され、送風路542を通過する空気流が放熱フィンを
冷却する。
【0151】そして、2つの平行なコネクタ535に補
助基板500を着脱自在に設けることで、前記基板50
1に対して平行にかつ一定間隔離間して設け、これによ
り2つのコネクタと前記基板501と補助基板500と
で囲まれる放熱路543が形成されるので、サブパッケ
ージ基板500の内面に実装した共通部32の部品32
Pの冷却を効率よく行うことができる。本第5実施例の
その他の構成は第1実施例と同一であるので、その他の
説明を省略する。
【0152】
【実施例6】本実施例に係るATM交換機は、先に説明
した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例1〜4
を実装したものである。
【0153】第6実施例では、第1実施例と比較して、
スイッチ側光モジュール620を基板(BWB)601
の両端部に実装したことを特徴とする。即ち、この第6
実施例では、加入者からの光ケーブルのインタフェース
となる加入者側光モジュール604は、基板(BWB)
601の外面において垂直方向から実装する。また、ス
イッチ系4へのインタフェースとなるスイッチ側光モジ
ュール620は、基板(BWB)601の周辺部である
外面両端部に実装する。このスイッチ側光モジュール6
20は、光ケーブル621を介してスイッチ系4へ接続
される。
【0154】本第6実施例のその他の構成,特に、加入
者側光モジュール604及びスイッチ側光モジュール6
20の構成は、第1実施例と同一であるので、その他の
説明を省略する。
【0155】
【実施例7】本実施例に係るATM交換機は、先に説明
した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例1〜4
を実装したものである。
【0156】第7実施例は、第3実施例と同じく、0系
(現用系)の共通部用パッケージ基板730a及び1系
(予備系)の共通部用パッケージ基板730bを、個別
部用パッケージ用基板702の両側に配置したことを特
徴としている。但し、第7実施例は、第3実施例と異な
り、両共通部用パッケージ基板730は、ともに、その
回路部品32Pの実装面を外側(個別部用パッケージ基
板702がある側とは反対側)に向けていることを特徴
とする。これにより、第7実施例は、発熱量が大きい共
通部32の回路部品32Pの冷却効率を向上させようと
するものである。
【0157】この共通部用パッケージ基板730として
は、0系及び1系の差異に拘わらず、全く同じ構成のも
のが用いられる。即ち、共通部用パッケージ基板730
a,bにおける図16に示した(B)の側には、個別部3
1に対して接続するための第1電気コネクタが装着して
ある(図示略)。また、共通部用パッケージ基板730
における図16に示した(A)の側には、スイッチ4に繋
がるスイッチ側光モジュール713に接続するための第
2電気コネクタが装着してある(図示略)。
【0158】従って、このような構成の共通部用パッケ
ージ基板730を2枚、その回路部品32Pを外側に向
けて個別部用パッケージ基板702の外側に配置して、
基板(BWB)701に接続するには、両共通部用パッ
ケージ基板730は、相互にその上下の向きを反転され
た位置関係で配置される必要がある。
【0159】そのため、基板(BWB)701の外側面
上では、第1電気コネクタに接続される共通部−個別部
コネクタ713,及び、第2電気コネクタに接続される
スイッチ側光モジュール720が、対応する共通部用パ
ッケージ基板730の(A)−(B)の方向に合わせて、基
板(BWB)701に直交する軸を中心に回転対称な位
置関係にて、2個ずつ配置されている。即ち、基板(B
WB)701の図16上の手前側の端部では、スイッチ
側光モジュール720が上側に配置され、共通部−個別
部コネクタ713が下側に配置されている。これに対し
て、奥側の端部では、スイッチ側光モジュール720が
下側に配置され、共通部−個別部コネクタ713が上側
に配置されているのである。
【0160】なお、共通部−個別部コネクタ713から
平行に延びている複数の配線714は、この共通部−個
別部コネクタ713と各個別部用パッケージ基板702
に対するコネクタ(図示省略)とを接続するための配線
である。この配線714も、共通部−個別部コネクタ7
13と同様に、基板(BWB)に直交する軸を中心に回
転称な形状で、2位置に形成されている。それにより、
各共通部用パッケージ基板730と各個別部用パッケー
ジ基板702との接続を可能としている。
【0161】また、加入者回線光ケーブル53に接続さ
れた加入者回線光モジュール704は、各個別部用パッ
ケージ基板702毎に用意されている。これにより、各
加入者回線53と対応する個別部31との接続を可能と
している。
【0162】以上説明した第7実施例によるパッケージ
シェルフ760における他の構成,特にスイッチ側光モ
ジュール720及び加入者回線光モジュール704の構
成は、第1実施例のものと同様であるので、その説明を
省略する。
【0163】次に、本第7実施例におけるパッケージシ
ェルフ760を冷却するための筐体761を、説明す
る。図17に示したように、本第7実施例によるボック
ス型の筐体761は、第1実施例のものと異なり、1個
のパッケージシェルフ760を格納する。この際、パッ
ケージシェルフ760は、個別部用パッケージ基板70
2及び共通部用パッケージ基板730を扉側に向けて筐
体161内に配置される。
【0164】この筐体761の上面には、筐体761内
部から外部に向けて空気を強制吸引するPULL−ファ
ン762が配置されている。また、筐体761の下面に
は、筐体761外部から内部に向けて空気を強制流入さ
せるPUSH−ファン763が配置されている。
【0165】従って、筐体761内には、図16の矢印
Cで示したように、下側から上側向かって冷却風が吹き
抜ける。そのため、パッケージシェルフ760に実装さ
れた回路の冷却がなされる。特に、上述のブックシェル
フ構成を採用して、個別部用パッケージ基板702及び
共通部用パッケージ基板730を冷却風の方向に沿って
配置したので、冷却風の流れが遮られることが防止で
き、冷却効率を維持することができる。
【0166】また、パッケージシェルフ760を筐体7
61内に格納した状態において、共通部用パッケージ基
板730の回路部品32Pの装着面は、楔形の箱状に折
り曲げた整流板765によって覆われる。この整流板7
65は、PUSH−ファン763による冷却風の流れを
この整流板763の側方に集める機能とともに、共通部
用パッケージ基板730との間に空間を確保する機能を
有している。
【0167】この整流板765上には、4個の衝突噴流
用ファン764が取り付けられている。この衝突噴流用
ファン764は、整流板765自体によって集められた
空気を、共通部用パッケージ基板730上の回路部品3
2Pに直接吹き付ける機能を有する。これによって、共
通部用パッケージ基板730は、図16の矢印Dで示す
ような衝突噴流による冷却がなされる。この衝突噴流
は、未だ他の回路部品の冷却に用いられていない冷たい
空気を直接各回路部品32Pに吹き付けるものであるの
で、回路部品32Pの実装位置に依る冷却のバラツキが
ない。従って、個別部用パッケージ基板702を冷却す
るための回路基板に沿った冷却風(矢印C)に比較し
て、回路部品に対する冷却効率が高い。
【0168】また、この整流板763及び衝突噴流用フ
ァン764は、各共通部用パッケージ基板730a,b
毎に設けられている。以上のように、本第7実施例によ
れば、2枚の共通部用パッケージ基板730a,bを、
その回路部品装着面を外側に向けた状態で、各個別部用
パッケージ基板702の外側に配置することを可能に構
成した。また、このような配置関係で組み立てられたパ
ッケージシェルフ760を筐体761内に格納した状態
では、この共通部用パッケージ基板730に実装された
共通部32の回路部品32Pに、共通部用パッケージ基
板730に対する垂直方向から衝突噴流が衝突するよう
に構成することができた。従って、比較的発熱量が大き
い共通部32を構成する回路部品32Pを効率よく冷却
することができる。
【0169】
【実施例8】本実施例に係るATM交換機は、先に説明
した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例1〜4
を実装したものである。
【0170】第8実施例は、第7実施例と比較して、0
系(現用系)の共通部用パッケージ基板830a及び1
系(予備系)の共通部用パッケージ基板830bを、個
別部用パッケージ用基板802の各辺に対して交差する
ような位置関係で配置したもことを特徴としている。そ
のために、この第8実施例では、図18に示すように、
基板(BWB)801上に、共通部パッケージ基板83
0の装着用のダクト851を備えている。
【0171】即ち、このダクト851は角筒形状を有
し、各個別部用パッケージ用基板802の接続方向と直
交する方向を向けて配置されている。このダクト851
内は、その長軸方向に沿って且つ基板(BWB)801
に垂直に配置された仕切板852によって、上下に分け
られている。そして、仕切板852の上側の空間には、
0系(現用系)の共通部用パッケージ基板830aが、
仕切板852に並行に装着されている。同様に、仕切板
852の下側の空間には、1系(予備系)の共通部用パ
ッケージ基板830bが、仕切板852に並行に装着さ
れている。なお、各共通部用パッケージ基板830は、
二枚の基板に分割されて実装されている。
【0172】この各共通部用パッケージ基板830と各
個別部用パッケージ基板802との間の電気接続は、各
共通部用パッケージ基板830と各個別部用パッケージ
基板802との交点位置において、各共通部用パッケー
ジ基板830,各個別部用パッケージ基板802,及び
基板(BWB)801に設けられた電気コネクタによっ
て行われている。
【0173】ダクト851の上面には、各個別部用パッ
ケージ基板802と加入者側光ケーブル53とを接続す
るための加入者側光モジュール804が、各個別部80
2毎に設けられている。なお、この加入者側光モジュー
ル804も発熱する回路素子であるので、本実施例にお
いては、ダクト851上面の加入者側光モジュール80
4周辺に、冷却風吹き出し用の冷却孔853をうがって
いる。
【0174】なお、図示は省略したが、ダクト851の
下面には、各共通部用パッケージ基板830とスイッチ
側光ケーブル821とを接続するためのスイッチ側光モ
ジュールが装着されている。
【0175】以上説明した第8実施例によるパッケージ
シェルフ860における他の構成,特にスイッチ側光モ
ジュール(図示せず)及び加入者回線光モジュール80
4の構成は、第1実施例のものと同様であるので、その
説明を省略する。
【0176】次に、本第8実施例におけるパッケージシ
ェルフ860を冷却するための筐体861を、説明す
る。図19に示したように、本第8実施例による筐体8
61は、第7実施例のものと同様に、1個のパッケージ
シェルフ860を格納する。この筐体861の内部空間
は、隔壁865によって、図19における縦方向に大き
く二分されている。その内の一方が、個別部用パッケー
ジ基板802を格納するための第1空間861aであ
る。また、他方の空間は、隔壁866によって、図19
における水平方向に二分されている。そのうちの上側の
空間が、0系(現用系)の共通部用パッケージ基板83
0aを格納するための第2空間861bである。一方、
下側の空間が、1系(予備系)の共通部用パッケージ基
板830bを格納するための第3空間861cである。
【0177】この筐体861内にパッケージシェルフ8
60を格納した状態では、基板(BWB)801は、隔
壁865に形成された開口にはまり込む。これにより、
第1空間861aと第2空間861b及び第3空間86
1cとは、完全に隔離される。また、その状態では、仕
切板852は、隔壁866に形成された開口にはまり込
む。これにより、第2空間861bと第3空間861c
とは、完全に隔離される。
【0178】この筐体861の第1空間861aは、直
方体状の空間である。この第1空間861aの上端面に
は、第1空間861a内部から外部に向けて空気を強制
吸引するPULL−ファン862が配置されている。ま
た、第1空間861aの下端面には、第1空間861b
外部から内部に向けて空気を強制流入させるPUSH−
ファン(図示せず)が配置されている。
【0179】従って、第1空間861a内には、図18
及び図19の矢印Aで示したように、下側から上側向か
って冷却風が吹き抜ける。そのため、個別部用パッケー
ジ基板802に実装された回路の冷却がなされる。特
に、上述のブックシェルフ構成を採用して、個別部用パ
ッケージ基板802を冷却風の方向に沿って配置したの
で、冷却風の流れが遮られることが防止でき、冷却効率
を維持することができる。
【0180】この筐体861の第2空間861bは、U
字状の空間である。この第2空間861bの一方の上端
面には、第2空間861b内部から外部に向けて空気を
強制吸引するPULL−ファン864が配置されてい
る。また、第2空間861bの他方の上端面には、第2
空間861b外部から内部に向けて空気を強制流入させ
るPUSH−ファン863が配置されている。
【0181】従って、第2空間861b内には、図19
に示したように、矢印Bの方向から入って、矢印Cを通
り、矢印Dの方向に抜ける冷却風が循環している。その
ため、0系(現用系)の共通部用パッケージ基板830
aに実装された回路の冷却がなされる。特に、図18の
矢印Cに示すように、冷却風は0系(現用系)の共通部
用パッケージ基板830aに沿って吹き抜けるので、基
板によって冷却風の流れが遮られることがなく、冷却効
率を維持することができる。
【0182】なお、第2空間861b内を冷却風が吹き
抜ける際に、その冷却風の一部は、冷却穴853からダ
クト851の外側に漏れる。この漏れた冷却風は、加入
者側光モジュール804の外面に当たるので、この加入
者回線光モジュール804を効率よく冷却することがで
きる。
【0183】この筐体861の第3空間861cは、第
2空間861bを上下逆さまにした構成を有している。
この第3空間861cの下端面にも、PUSH−ファン
(図示せず)及びPULL−ファン(図示せず)が取り
付けられているので、第3空間861c内には、図19
に示したように、矢印Bの方向から入って、矢印Cを通
り、矢印Dの方向に抜ける冷却風が循環している。その
ため、1系(予備系)の共通部用パッケージ基板830
bに実装された回路の冷却がなされる。
【0184】また、第3空間861c内を冷却風が吹き
抜ける際に、冷却風の一部が図示せぬ冷却穴からダクト
851外に漏れて、図示せぬスイッチ側光モジュールを
冷却する。
【0185】以上のように、本第8実施例によれば、複
数の個別部用パッケージ基板802と複数の共通部用パ
ッケージ基板830とを、その交点において電気的に接
続する構造とした。従って、両基板802,830の枚
数が増加したとしても、基板(BWB)801上の配線
は殆ど不要であり、只両基板802,830のコネクタ
同士をその基板(BWB)801の厚さ方向にのみ接続
するように構成されていればよい。従って、基板(BW
B)801上の配線が煩雑になることが避けられる。
【0186】また、このように各基板802,830の
配置方向を交差させたとしても、筐体861内部空間を
第1空間861a乃至第3空間861cに分割するとと
もに、第2空間861b及び第3空間861cをU字状
に形成したので、各基板802,830の方向に応じて
冷却風を循環させることができる。そのため、冷却効率
を高く維持することができるのである。
【0187】また、各空間861a〜bを分割して、冷
却風が相互に漏れないように構成したので、例えば、0
系の共通部32を保守点検するために、第2空間861
bの冷却風を停止しても、個別部31及び1系の共通部
32の冷却に影響を与えることがない。
【0188】
【実施例9】本実施例に係るATM交換機は、先に説明
した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例1〜4
を実装したものである。
【0189】第9実施例は、第1実施例と比較して、パ
ッケージシェルフ160と全く同じ構成のパッケージシ
ェルフ961を格納するとともに、その基板(BWB)
901上(又は、補助基板900上)に実装された共通
部32のための回路部品32Pの保守点検を容易にした
筐体961を採用したことを特徴としている。
【0190】このような構成のパッケージシェルフ96
1では、基板(BWB)901上(又は、補助基板90
0上)に共通部32のための回路部品32Pを実装す
る。共通部32は複数の個別部31に対応した処理を行
うので、そのセル処理量は個別部31よりも多くなる。
従って、その回路部品32Pの発熱量は、上述の通り、
個別部31の回路部品31Pよりも大きい。従って、こ
の基板(BWB)901上にも冷却風を供給できる構成
が必要となる。
【0191】また、この共通部32の信頼性維持のため
には、その回路部品32Pの点検作業が欠かせない。従
って、筐体961の蓋を開けて、外部からこの共通部3
2の点検作業が可能になる筐体961の構造が望まれて
いる。
【0192】このような点検作業は、交換機の運用に支
障無く行われなければならないので、この点検作業中に
おいても、この回線対応部3は動作させておく必要があ
る。ところが、共通部32の回路部品32Pの点検作業
のために筐体961の扉を開けると、その扉の部分の風
通しが良くなるので、冷却風の殆どがこの扉から外部へ
流れ出してしまう。そのため、個別部用パッケージ基板
902が冷却されないことになってしまうので、事実上
この回線対応部3の使用は不可能となってしまうのであ
る。
【0193】この問題点を解決するために、例えば第8
実施例のように、個別部用パッケージ基板802冷却用
の冷却システムと共通部用パッケージ基板830の冷却
システムを完全に分離することも考えられるが、構造が
複雑化するとともに、第1実施例においても用いられた
従来の筐体におけるファンユニット162を用いること
ができない。
【0194】そこで、本第9実施例では、構造を複雑化
することなしに共通部32の回路部品32Pの点検中に
おける個別部用パッケージ基板902の冷却を可能とす
る筐体961を提供する。
【0195】図27は、本第9実施例による筐体961
をケーシング990に格納した状態を示している。図2
7に示す通り、この筐体961は、全部で5種類の層か
ら構成されている。その最下層は、PUSH−ファン9
63を格納するための下部ファンユニット961aであ
る。次の層は、冷却風の通路を分岐するための下部エア
ダクト961bである。次の層は、パッケージシェルフ
960を格納するためのパッケージユニット961cで
ある。本第9実施例では、3個のパッケージシェルフ9
60を格納可能とするために、パッケージユニット96
1cを3層積みとしている。次の層は、分岐された冷却
風の通路を統合するための上部エアダクト961dであ
る。次の層は、PULL−ファン962を格納するため
の上部ファンユニット961eである。
【0196】図20は、この筐体961を構成する下部
ファン格納層961a,下部ダクト層961b,及び一
のパッケージシェルフ格納層961cのみを取り出した
状態を示す斜視図である。
【0197】この図20から明らかなように、パッケー
ジシェルフ960の基板(BWB)901は、パッケー
ジユニット961cから外部に露出している。図20に
おいて、この基板(BWB)901の右側には、個別部
−共通部接続コネクタ913と加入者側光モジュール9
04とがまとめて実装されている。また、その左側に
は、補助基板900及びスイッチ側光モジュール920
がまとめて実装されている。このうち個別部−共通部接
続コネクタ913及び加入者回線光モジュール904
は、発熱量が少ないので、特別な冷却は必要ない。一
方、補助基板900上には、共通部32の回路部品32
Pがまとめて実装されている。
【0198】そのため、基板(BWB)901上には、
この補助基板900及びスイッチ側光モジュール920
のみを覆うように、箱型のダクト967が取り付けられ
ている。このダクト967は、その縦方向の高さがパッ
ケージユニット961cの高さと同じであり、その上下
両端が開いている。従って、図27に示すように、複数
のパッケージユニット961cを積み重ねれば、各パッ
ケージユニット961cのダクト967が相互に繋が
り、一本のダクトを形成することができる。
【0199】このダクト967を基板(BWB)901
に取り付けるための構造を、図24の拡大図に示す。こ
の図24に示されるように、このダクト967は、ラバ
ー製のパッキン976を介して基板(BWB)901に
取り付けられるとともに、略L字型の取付金具977に
よって固定されている。従って、このダクト967と基
板(BWB)901との接続部分に隙間が生じることが
なく、よって、冷却風が漏れることがない。
【0200】このダクト967の基板(BWB)901
と平行な面には、回路部品32Pの保守点検を行うため
の開口部967bが形成されている。その拡大図を図2
2に示す。この開口部967bを通常運用時において閉
鎖するために、蓋968がダクト967に取り付けられ
ている。
【0201】この蓋968は、透明なアクリル板からな
っているので、蓋を閉じたままでも回路部品32Pの目
視点検が行い得る。また、この蓋968は、蝶番969
を介して、開閉自在にダクト967に取り付けられてい
る。また、この蓋968は、固定金具970によって閉
鎖位置にロックされる。
【0202】この固定金具970の詳細な構成を、図2
3に示す。この図23において、968aは、蓋968
に形成された穴を示している。この穴968aには、固
定金具970の軸971が挿通されている。この軸97
1の一端にはハンマー状の摘部972が固着されてお
り、その他端には同じくハンマー状の鍵部973が固着
されている。この摘部972と鍵部973は、共に、同
じ方向を向いて固着されているので、固定金具970全
体はH字状に構成される。この摘部972と蓋968と
の間における軸971には、圧縮バネ974が装着され
ているので、鍵部973は、常時蓋968に圧着するよ
うに付勢されている。
【0203】一方、ダクト967の開口部967b周辺
部における前記蝶番968が装着されている側とは反対
側には、固定金具970の鍵部973が通過し得る長方
形の鍵穴967aが形成されている。この鍵穴967a
は、鍵部973が通過した後に固定金具970が90°
回転されると、鍵部973の抜けを阻止する。従って、
この固定金具970によって、蓋968は開口部967
bの閉鎖位置にロックされる。
【0204】しかも、鍵部963が鍵穴967aによっ
て抜け止めされた状態でも、この鍵部963には圧縮バ
ネ974による付勢力が掛かっている。そのため、鍵部
963が係合しているダクト967と蓋968との間に
は、相互に圧着する方向の付勢力が掛かる。このダクト
967の開口部967bの周囲には、ラバー製のパッキ
ン975が貼り付けられている。従って、ダクト967
と蓋968との間の付勢力と相まって、この開口部96
7bと蓋968との間は隙間なく閉じられ、冷却風が漏
れることが防止される。
【0205】下部エアダクト961bの前記ダクト96
7に対応する位置には、開口部965が形成されてい
る。この開口部965には、下部エアダクト961bの
下端部をヒンジ位置とする片ヒンジの可動ダクト964
が取り付けられている。図20に示すように、この可動
ダクト964は、これを開けた状態においてダクト96
7内面に隙間なく接触する長さを有している。従って、
図21に示すように、この可動ダクト964を閉じた状
態においては、この可動ダクト964の先端がダクト9
67内に入り込むのである。
【0206】この可動ダクト964の側縁と開口部96
5の側縁との間には、図25に示すような蛇腹978が
取付けられている。この蛇腹978は、キャンバス地に
ゴムを引いた素材を折り曲げて作られている。また、図
20に示すように、可動ダクト964を最大限にまで開
けた状態において、蛇腹978の上端縁がダクト967
の下端縁に沿った直線状になるように、蛇腹978の形
状が定まっている。従って、可動ダクト964を開けた
状態でも、可動ダクト964と開口部965とダクト9
67との間から、冷却風が漏れることがない。
【0207】図25に示すように、この可動ダクト96
4の先端には、止めネジ979が回転自在に装着されて
いる。一方、下部エアダクト961bの開口部965に
は、この止めネジ979に螺合する止め金具980が取
付られている。従って、このネジ979を止め金具98
0に螺合すれば、この可動ダクト964を閉じた状態に
固定することができる。なお、可動ダクト964を閉じ
て固定した状態では、この可動ダクト964は、下部エ
アダクト961bの他の面と面一になる。従って、可動
ダクト964を閉じた状態において、開口部965から
冷却風が漏れることがない。
【0208】以上のように構成された第9実施例による
と、通常運用時においては、図20に示したように、可
動ダクト964を開いておく。この状態では、蛇腹96
4自体の復元力によって、可動ダクト964は最大限に
まで拡がる。可動ダクト964が最大限に拡がると、可
動ダクトの先端部がダクト967の内面に当接するの
で、その拡がりが規制されるととともに、可動ダクト9
64とダクト967とが隙間無く繋がる。この状態にお
いて、開口部965と可動ダクト964とダクト967
との間に形成される三角形の空間は、蛇腹978によっ
て塞がれている。従って、図26に示すように、下部エ
アダクト961bの内部からダクト967の内部に連通
する冷却風の通路が形成されるのである。従って、PU
SH−ファン963を駆動すると、冷却風がパッケージ
ユニット961c内を通り抜けるとともに、その一部が
開口部965を通ってダクト967内を通り抜ける。従
って、パッケージユニット961c内に格納されている
各パッケージ基板(例えば、個別部用パッケージ基板9
02)上に実装されている回路部品31Pとともに、ダ
クト967によって覆われている補助基板900上に実
装されている共通部32の回路部品32Pも、冷却風に
よって冷却される。
【0209】これに対して、共通部31の回路部品32
Pを保守点検する場合には、可動ダクト964を閉じ
て、その止めネジ979を止め金具980に螺合させ
る。すると、図21に示すように、開口部965が閉じ
られ、この開口部965を通る冷却風の流れが阻止され
る。従って、PUSH−ファン963による冷却風は全
てパッケージユニット961c内を通り抜けるので、パ
ッケージユニット961c内に格納されている各パッケ
ージ基板(例えば、個別部用パッケージ基板902)上
に実装されている回路部品31Pの冷却は継続される。
【0210】そのため、この各パッケージ基板の冷却に
影響を与えることなく、ダクト967の蓋968を開け
ることができる。そして、この蓋968によって閉じら
れていた開口部967bを通じて、共通部32の回路部
品32Pの保守点検作業を行うことができるのである。
【0211】図27に示される上部エアダクト961d
は、下部エアダクト961dと上下対象の形状を有して
いる。従って、通常運用時においては、その可動ダクト
が開かれ、ダクト967内部から上部エアダクト961
d内部に連通する冷却風の通路が形成される。また、何
れかのパッケージユニット961cに格納されたパッケ
ージシェルフ960における共通部32の回路部品32
Pを保守点検する際には、その可動ダクト964が閉じ
られるので、外部の空気がPULL−ファン962によ
って吸引されることが防止される。
【0212】なお、第9実施例において、共通部32の
予備系を設ける場合には、予備系を冷却するためのダク
ト967及び可動ダクト964を、別個設ければよい。
【0213】
【実施例10】本実施例に係るATM交換機は、先に説
明した回線対応部の個別部・共通部への分離構成例5を
実装したものである。
【0214】第10実施例は、第1実施例と比較して、
共通部用パッケージ基板1030が、共通部32により
実行される各サービス毎に分割されていることを特徴と
している。
【0215】即ち、この共通部用パッケージ基板103
0は、メイン基板1031と、このメイン基板1031
に対してコネクタ1032を介して着脱自在に連結され
ている4枚のサブ基板PB1〜PB4とから、構成され
ている。このメイン基板1031には、図38に示す共
通部32Bの基本処理部5Bが実装されている。また、
第1のサブ基板PB1には、図38に示すVC−SW用
内部識別子変換部185が実装されている。また、第2
のサブ基板PB2には、図38に示すUPC部14が実
装されている。また、第3のサブ基板PB3には、図3
8に示す課金部15が実装されている。なお、第4のサ
ブ基板PB4は、共通部32において処理に用いられる
データを格納したメモリが実装されている。
【0216】図38に示すように、メイン基板1031
と第1のサブ基板PB−1を接続するコネクタ1032
a内には、多重分離部81の出力端子とVC−SW用内
部識別子変換部185の入力端子とを接続するコネクタ
P1−P1’,VC−SW用内部識別子変換部185の
出力端子とセレクタ6aの入力端子とを接続するコネク
タP2−P2’,及び、マイクロプロセッサ19aの出
力端子とVC−SW用内部識別子変換部185の制御端
子とを接続するコネクタP3−P3’が内蔵されてい
る。
【0217】同様に、メイン基板1031と第2のサブ
基板PB−2を接続するコネクタ1032b内には、セ
レクタ6aの出力端子とUPC部14の入力端子とを接
続するコネクタP4−P4’,UPC部14の出力端子
とセレクタ6bの入力端子とを接続するコネクタP5−
P5’,及び、マイクロプロセッサ19aの出力端子と
UPC部14の制御端子とを接続するコネクタP6−P
6’が内蔵されている。
【0218】同様に、メイン基板1031と第3のサブ
基板PB−3を接続するコネクタ1032c内には、セ
レクタ6bの出力端子と課金部15の入力端子とを接続
するコネクタP7−P7’,課金部15の出力端子とセ
レクタ6cの入力端子とを接続するコネクタP8−P
8’,及び、マイクロプロセッサ19aの出力端子と課
金部15の制御端子とを接続するコネクタP9−P9’
が内蔵されている。
【0219】上述したように、各サブ基板PB−1〜4
は、メイン基板1031に対して着脱自在である。この
各サブ基板PB1〜4がメイン基板1031に対して装
着されているか否かの着脱状況は、マイクロプロセッサ
19aによって常に認識されて、この着脱状況如何に従
って各セレクタ6a〜cを切り換える。
【0220】即ち、第1のサブ基板PB−1がメイン基
板1031に接続されないときには、セレクタ6aはV
P−SW用内部識別子変換部183の出力を選択するの
で、VP−SW用内部識別子変換部183はVPI内部
識別子変換処理を行う。一方、第1のサブ基板PB−2
がメイン基板1031に装着されたときには、セレクタ
6aはVC−SW用内部識別子変換部185の出力を選
択するので、VC−SW用内部識別子変換部185はV
CI内部識別子変換処理を行う。
【0221】また、第2のサブ基板PB−2がメイン基
板1031に接続されないときには、セレクタ6bはセ
レクタ6aの出力を選択するので、UPCの処理は行わ
れない。この場合には、全ての帯域の使用を許可するサ
ービスが行われる。一方、第2のサブ基板PB−2がメ
イン基板1031に接続されたときには、セレクタ6b
はUPC部14の出力を選択するので、UPC部14は
UPC処理を行う。即ち、使用者の帯域管理が行われ
る。
【0222】また、第3のサブ基板PB−3がメイン基
板1031に接続されないときには、セレクタ6cはセ
レクタ6bの出力を選択するので、課金処理は行われな
い。この場合には、セルの使用量に依存せずに一定料金
で課金することになる。一方、第3のサブ基板PB−3
がメイン基板1031に接続されたときには、セレクタ
6cは課金部15の出力を選択するので、課金部15は
課金処理を行う。即ち、セルのカウント数に応じて課金
が行われる。
【0223】以上のように、本第10実施例によれば、
基板(BWB)1001に直接接続されるメイン基板1
031上には共通部32Bの基本処理部5Bのみ実装
し、他の付加処理部7A(VC−SW用内部識別子変換
部185,UPC部14,課金部15)は、着脱自在な
サブ基板PB−1〜4に実装した。そのため、当該回線
対応部3によって収容されている加入者回線が、各付加
処理部7Aによって提供される何れかの付加的サービス
を使用しない場合には、この使用していない付加的サー
ビスを実現する付加処理部7Aを、そのサブ基板PB−
1〜4ごとメイン基板1031(基本処理部5B)から
取り外すことができる。従って、回線対応部3の回路構
成を必要最小限のものにすることができる。
【0224】以上説明した第10実施例によるパッケー
ジシェルフ1060における他の構成は、第1実施例の
ものと同様であるので、その説明を省略する。
【0225】
【実施例11】本実施例に係るATM交換機は、先に説
明した第二種の交換機における回線対応部3Aを実装し
たものである。
【0226】第11実施例は、第1実施例と比較して、
基板(BWB)1101に対して垂直に且つ互いに平行
に装着されるパッケージ基板が、図25に示した構成の
回線対応部3A自体を実装した回線対応部用パッケージ
基板1102であることを特徴としている。
【0227】即ち、本第11実施例では、一枚の基板
(BWB)1101に5枚の回線対応部用パッケージ基
板1102が接続されている。個々の回線対応部用パッ
ケージ基板1102は、夫々1個の回線対応部3Aを実
装しているので、一個のパッケージシェルフ1160
に、5個の回線対応部3Aが実装されていることにな
る。
【0228】各回線対応部用パッケージ基板1102と
加入者側光ケーブル53との接続は、加入者側光モジュ
ール1104によってなされる。一方、各回線対応部用
パッケージ基板1102とスイッチ側光ケーブル112
1との接続は、スイッチ側光モジュール1120によっ
てなされる。この各光モジュール1104,1120と
各回線対応部用パッケージ基板1102との間の接続構
造の詳細は、第1実施例における構造と同じであるの
で、その説明を省略する。
【0229】本第11実施例によれば、回線対応部3A
が複数個ある場合でも、ブックシェル部構成の接続構造
により、構成の複雑化を招くことが防止される。
【0230】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、光モジュ
ールの実装構造を前記のような構成としたので、基板に
穴を明けずに実装できて基板の強度を保つことがきでき
る。しかも、基板における配線自由度を確保でき配線収
容性も高く維持できる。
【0231】本発明の第2の態様によれば、ブックシェ
ルフ構成の回路基板上に電気回路を実装する場合におい
て、比較的発熱量の高い回路素子をブックシェルフ構成
の外側に配置して、冷却風を直接衝突させることができ
るので、この回路素子を確実に冷却することができる。
【0232】本発明の第3の態様によれば、冷却風の通
路を切り換えることができるので、他の素子に対する冷
却風の導入に影響を与えることなく一部の回路素子の保
守点検を行うことが可能になる。
【0233】本発明の第4の態様によれば、その機能が
利用されていない回路部品をATM交換機の回線対応部
から容易に削除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるパッケージシェル
フを示す斜視図
【図2】 図1における加入者回線光モジュールから対
応する個別部用パッケージ基板に沿った断面図
【図3】 図2における非貫通型コネクタ構造を示す断
面図
【図4】 図3におけるコネクタの単体図
【図5】 コネクタへの光モジュールの接続状態を示す
斜視図
【図6】 基板内のアース構造を示す断面図
【図7】 基板の断面図
【図8】 基板の平面図
【図9】 図1のパッケージシェルフを筐体に格納した
状態を示す斜視図
【図10】 本発明の第2実施例によるパッケージシェ
ルフを示す斜視図
【図11】 図10によるパッケージシェルフの平面図
【図12】 本発明の第3実施例によるパッケージシェ
ルフを示す斜視図
【図13】 本発明の第4実施例によるパッケージシェ
ルフを示す一部拡大斜視図
【図14】 本発明の第5実施例によるパッケージシェ
ルフを示す平面図
【図15】 本発明の第6実施例によるパッケージシェ
ルフを示す斜視図
【図16】 本発明の第7実施例によるパッケージシェ
ルフを示す斜視図
【図17】 図16のパッケージシェルフを筐体に格納
した状態を示す一部透過斜視図
【図18】 本発明の第8実施例によるパッケージシェ
ルフを示す斜視図
【図19】 図18のパッケージシェルフを筐体に格納
した状態を示す一部透過斜視図
【図20】 本発明の第9実施例によるパッケージシェ
ルフを格納した筐体の正常運用状態を示す斜視図
【図21】 図20に示された筐体の保守点検作業状態
を示す斜視図
【図22】 図20のダクトの拡大図
【図23】 図22の固定金具の拡大図
【図24】 ダクトの取付構造を示す分解図
【図25】 図20の可動ダクトの拡大図
【図26】 図20に示す筐体の側面透視図
【図27】 本発明の第9実施例による筐体及びケーシ
ングの全体を示す側面透視図
【図28】 電気回路部の構成例であるATM交換機の
回線対応部を示す概要図
【図29】 図28における回線対応部の具体的構成を
示すブロック図
【図30】 回線対応部の分離構成例1を示すブロック
【図31】 回線対応部の分離構成例2を示すブロック
【図32】 データセルのシリアル転送の例1を示す図
【図33】 データセルのシリアル転送の例2を示す図
【図34】 データセルのシリアル転送の例3を示す図
【図35】 回線対応部の分離構成例3を示すブロック
【図36】 回線対応部の分離構成例4を示すブロック
【図37】 本発明の第10実施例によるパッケージシ
ェルフを示す斜視図
【図38】 回線対応部の分離構成例5を示すブロック
【図39】 本発明の第11実施例によるパッケージシ
ェルフを示す斜視図
【図40】 第2種の交換機の回線対応部の構成を示す
ブロック図
【図41】 図40におけるブロック部の詳細な構成を
示すブロック図
【図42】 図40におけるブロック部の詳細な構成を
示すブロック図
【符号の説明】
1・・・加入者端末、 3・・・回線対応部、 10・・・ATM交換機、 11・・・光/電気変換部、 31・・・個別部、 32・・・共通部、 53・・・加入者回線光ケーブル、 54・・・信号線、 100・・・補助基板 101・・・バックワイヤリングボード、 102・・・個別部用パッケージ基板、 103・・・コネクタ、 104・・・加入者回線光モジュール、 105・・・光コネクタ、 110・・・保持壁、 111・・・シールド膜、 113・・・個別部−共通部コネクタ、 115・・・アース層、 116・・・アース、 117・・・アース端子(コネクタピン)、 120・・・スイッチ側光モジュール、 121・・・スイッチ側光ケーブル、 130・・・共通部用パッケージ基板、 200・・・補助基板 201・・・バックワイヤリングボード、 202・・・個別部用パッケージ基板、 203・・・コネクタ、 301・・・バックワイヤリングボード、 302・・・個別部用パッケージ基板、 303・・・コネクタ、 330・・・共通部用パッケージ基板 400・・・補助基板 401・・・バックワイヤリングボード、 435・・・コネクタ、 500・・・補助基板 501・・・バックワイヤリングボード、 502・・・個別部用パッケージ基板、 503・・・コネクタ、 535・・・コネクタ 540・・・放熱フィン、 541・・・送風ガイド壁、 600・・・補助基板 601・・・バックワイヤリングボード、 602・・・個別部用パッケージ基板、 604・・・加入者回線光モジュール、 620・・・スイッチ側光モジュール、 700・・・補助基板 701・・・バックワイヤリングボード、 702・・・個別部用パッケージ基板、 704・・・加入者回線光モジュール、 713・・・コネクタ 720・・・スイッチ側光モジュール、 730・・・共通部用パッケージ基板 764・・・衝突噴流用ファン 800・・・補助基板 801・・・バックワイヤリングボード、 802・・・個別部用パッケージ基板、 804・・・加入者回線光モジュール、 830・・・共通部用パッケージ基板 852・・・仕切板 900・・・補助基板 901・・・バックワイヤリングボード、 902・・・個別部用パッケージ基板、 961・・・筐体 964・・・可動ダクト 967・・・ダクト 968・・・蓋 978・・・蛇腹 1031・・・メイン基板 1101・・・バックワイヤリングボード、 1102・・・回線対応部用パッケージ基板、 1104・・・加入者回線光モジュール、 1120・・・スイッチ側光モジュール 852・・・仕切板 PB・・・サブ基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 秀直 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 渡辺 善己 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 藤田 周平 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ケーブルと、この光ケーブルに接続され
    る光/電気変換部を有する光モジュールとを、その内側
    に電気回路部を有する回路基板の外側に配置するととも
    に、 前記回路基板の内側に設けられた電気回路部と前記光モ
    ジュールとを、前記基板を横断する電気配線にて電気的
    に接続したことを特徴とする回路基板の実装構造。
  2. 【請求項2】前記基板にコネクタを設け、このコネクタ
    に前記光モジュールを着脱自在に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の回路基板の実装構造。
  3. 【請求項3】前記コネクタは、基板を貫通する貫通型コ
    ネクタであることを特徴とする請求項2記載の回路基板
    の実装構造。
  4. 【請求項4】前記コネクタは、光モジュールの一部を囲
    む保持壁を有することを特徴とする請求項2記載の回路
    基板の実装構造。
  5. 【請求項5】前記コネクタは、その内部もしくは外部の
    少なくともいずれかにシールド膜を有することを特徴と
    する請求項2から4の何れかに記載の回路基板の実装構
    造。
  6. 【請求項6】前記基板はアースを有し、このアースの電
    位は、前記コネクタの電位及び基板に実装される電気回
    路のアース電位と同一にしたことを特徴とする請求項1
    から5の何れかに記載の回路基板の実装構造。
  7. 【請求項7】前記電気回路部は、複数の回線を収容する
    とともに各回線からの情報をセル単位に処理する回線対
    応部を備え、 前記回線対応部は、前記収容される複数の回線の各々に
    個別に接続されるとともに個別にセル処理を行う個別部
    と、 前記各個別部に接続されるとともに各個別部で処理され
    たセルを一括して処理する共通部とを備え、 この個別部と共通部とを分割して実装したことを特徴と
    する請求項1から6の何れかに記載の回路基板の実装構
    造。
  8. 【請求項8】前記共通部を前記基板に実装し、 前記個別部を個別部対応に設けた複数の個別部用基板に
    実装し、 この個別部用基板を前記基板に設け、 各個別部を、前記基板の外側に設けた前記光モジュール
    を介して光ケーブルにて各端末に接続するとともに前記
    共通部に電気的に接続したことを特徴とする請求項7に
    記載の回路基板の実装構造。
  9. 【請求項9】前記個別部を実装した複数の個別部用基板
    は、前記基板に垂直に接続し、かつ互いに平行に配置し
    たことを特徴とする請求項8記載の回路基板の実装構
    造。
  10. 【請求項10】前記基板に共通部用コネクタを設けると
    ともに、 この共通部用コネクタに補助基板を着脱自在に設けるこ
    とで、補助基板を前記基板に対して平行にかつ一定間隔
    離間して設け、 この補助基板に前記共通部を実装したことを特徴とする
    請求項7記載の回路基板の実装構造。
  11. 【請求項11】前記共通部を基板側である前記補助基板
    の内側に設け、 かつ、前記補助基板の外側に共通部の熱を放熱する放熱
    フィンを設けたことを特徴とする請求項10記載の回路
    基板の実装構造。
  12. 【請求項12】前記共通部用コネクタは前記基板に2つ
    それぞれ平行に設けられ、 この2つの共通部用コネクタと前記基板と補助基板とで
    囲まれる放熱路を構成することを特徴とする請求項10
    記載の回路基板の実装構造。
  13. 【請求項13】前記補助基板を外方で取り囲み、基板と
    の間に送風路を構成する送風ガイドを前記基板に設けた
    ことを特徴とする請求項10から12の何れかに記載の
    回路基板の実装構造。
  14. 【請求項14】前記ATM交換機は、回線対応部の前記
    共通部に接続されるスイッチを有するとともに、前記共
    通部とスイッチとを接続するスイッチ側光モジュールを
    有し、前記回線側の光モジュールは前記基板の中央部に
    実装し、前記スイッチ側光モジュールは、前記基板の周
    辺部に実装したことを特徴とする請求項7から13の何
    れかに記載の回路基板の実装構造。
  15. 【請求項15】前記共通部を共通部用基板に実装し、 前記個別部を個別部対応に設けた複数の個別部用基板に
    実装し、 この共通部用基板と個別部用基板とを前記基板に接続
    し、 各個別部を、前記基板の外側に設けた前記光モジュール
    を介して光ケーブルにて各端末に接続するとともに前記
    共通部に電気的に接続したことを特徴とする請求項7に
    記載の回路基板の実装構造。
  16. 【請求項16】前記共通部を実装した共通部用基板と、
    前記個別部を実装した複数の個別部用基板とは、前記基
    板に垂直に接続し、かつ互いに平行に配置したことを特
    徴とする請求項15記載の回路基板の実装構造。
  17. 【請求項17】前記共通部を2つに分散し、それぞれに
    対応して設けた2枚の共通部用基板に実装し、基板の両
    端部に、前記複数の個別部用基板を挟んで配置したこと
    を特徴とする請求項15記載の回路基板の実装構造。
  18. 【請求項18】前記共通部用コネクタは、基板を貫通し
    ない非貫通型コネクタであることを特徴とする請求項1
    0記載の回路基板の実装構造。
  19. 【請求項19】電気回路部品を夫々実装する複数の回路
    基板を互いに平行に配置してなる回路基板において、 他の前記回路基板に実装されている電気回路部品よりも
    発熱量が大きい電気回路部品を実装している前記回路基
    板を、前記複数の回路基板のうちの最も外側に配置する
    とともに、前記発熱量が大きい電気回路部品が実装され
    ている面を外側に向けて配置したことを特徴とする回路
    基板の実装構造。
  20. 【請求項20】前記発熱量が大きい電気回路部品に冷却
    風の衝突させる冷却ファンを更に備えたことを特徴とす
    る請求項19記載の回路基板の実装構造。
  21. 【請求項21】前記複数の回路基板に実装された電気回
    路部品を冷却するために、これら複数の回路基板に沿っ
    て冷却風を流す第1の冷却ファンと、 この第1の冷却ファンによって送られた冷却風を、前記
    発熱量が大きい電気回路部品を冷却するために、前記複
    数の回路基板のうちの外側に配置された回路基板に垂直
    方向から衝突させる第2の冷却ファンとを更に備えたこ
    とを特徴とする請求項19記載の回路基板の実装構造。
  22. 【請求項22】前記各電気回路部品は、複数の回線を収
    容するとともに各回線からの情報をセル単位に処理する
    ATM交換機の回線対応部を構成していることを特徴と
    する請求項20記載の回路基板の実装構造。
  23. 【請求項23】前記各電気回路部品は、前記収容される
    複数の回線の各々に個別に接続されるとともに個別にセ
    ル処理を行う複数の個別部と、各個別部で処理されたセ
    ルを一括して処理する共通部とに、分割されているとと
    もに、 分割された個別部又は共通部毎に、別々の前記回路基板
    に実装されていることを特徴とする請求項22記載の回
    路基板の実装構造。
  24. 【請求項24】前記他の前記回路基板に実装されている
    電気回路部品よりも発熱量が大きい電気回路部品は、前
    記共通部を構成する電気回路部品であることを特徴とす
    る請求項23記載の回路基板の実装構造。
  25. 【請求項25】現用と予備用に、同じ構成を有する二つ
    の共通部が備えられていることを特徴とする請求項24
    記載の回路基板の実装構造。
  26. 【請求項26】前記二つの共通部は、夫々別の前記回路
    基板に実装されているとともに、 この各共通部が実装されている前記回路基板は、前記複
    数の回路基板のうちの両端に配置されていることを特徴
    とする請求項25記載の回路基板の実装構造。
  27. 【請求項27】前記複数の回路基板は、同一の接続基板
    に接続されており、この接続基板の外側面に、前記共通
    部と前記各個別部とを接続する配線が設けられているこ
    とを特徴とする請求項26記載の回路基板の実装構造。
  28. 【請求項28】前記共通部が実装されている各回路基板
    は、前記接続基板に直交する軸を中心に回転対称な状態
    で、前記接続基板に接続されているとともに、 前記配線は、各共通部に対応して、前記軸を中心に回転
    対称な状態で、前記接続基板の外側面に設けられている
    ことを特徴とする請求項27記載の回路基板の実装構
    造。
  29. 【請求項29】電気回路部品を夫々実装する複数の矩形
    の第1の回路基板を互いに平行に配置してなる回路基板
    において、 前記複数の第1の回路基板の各辺に直交する方向に、電
    気回路部品を実装した第2の回路基板を配置するととも
    に、 前記複数の第1の回路基板と前記第2の回路基板とを電
    気的に接続したことを特徴とする回路基板の実装構造。
  30. 【請求項30】前記第2の回路基板に沿って冷却風を流
    す冷却ファンを更に備えたことを特徴とする請求項29
    記載の回路基板の実装構造。
  31. 【請求項31】前記各電気回路部品は、複数の回線を収
    容するとともに各回線からの情報をセル単位に処理する
    ATM交換機の回線対応部を構成していることを特徴と
    する請求項30記載の回路基板の実装構造。
  32. 【請求項32】前記各電気回路部品は、前記収容される
    複数の回線の各々に個別に接続されるとともに個別にセ
    ル処理を行う複数の個別部と、各個別部で処理されたセ
    ルを一括して処理する共通部とに、分割されているとと
    もに、 前記個別部を構成する電気回路部品は、各個別部毎に、
    前記第1の回路基板に実装され、 前記共通部を構成する電気回路部品は、前記第2の回路
    基板に実装されていることを特徴とする請求項31記載
    の回路基板の実装構造。
  33. 【請求項33】複数の前記第2の回路基板を備えるとと
    もに、 同じ構成を有する現用用及び予備用の二つの前記共通部
    が、前記複数の第2の回路基板に夫々実装されているこ
    とを特徴とする請求項32記載の回路基板の実装構造。
  34. 【請求項34】前記現用用の共通部が実装された第2の
    回路基板と前記予備用の共通部が実装された第2の回路
    基板とを仕切る仕切板を更に備えるとともに、 前記冷却ファンを2系統備えて、前記仕切板によって仕
    切られた第2の基板を、夫々独立して冷却することを特
    徴とする請求項33記載の回路基板の実装構造。
  35. 【請求項35】電気回路部品を夫々実装するとともに相
    互に平行に配置された第1の回路基板と、 前記複数の第1の回路基板に対して垂直に接続されてい
    る電気回路部品を実装した第2の回路基板と、 前記第1の回路基板に沿って前記電気回路部品の冷却風
    を流す第1のエアダクトと、 前記第2の回路基板の表面に沿って前記電気回路部品の
    冷却風を流す第2のエアダクトと、 前記第1のエアダクトと前記第2のエアダクトとを遮断
    自在に連通させて、前記第1のエアダクト内を流れる冷
    却風の一部を前記第2のエアダクト内に分岐させる分岐
    手段とを備えたことを特徴とする回路基板の実装構造。
  36. 【請求項36】前記分岐手段は、 前記第1のエアダクトに設けられた開口をヒンジを介し
    て開閉するとともに、この開口を開けた際には前記第2
    のエアダクトの基端部に接触する可動板と、 この可動板と前記開口周辺における前記ヒンジが設けら
    れた部位以外の部位との間を覆う蛇腹とを備えたことを
    特徴とする請求項35記載の回路基板の実装構造。
  37. 【請求項37】前記第2のエアダクトには、前記第2の
    回路基板に実装された電気回路部品を外部に露出させる
    開閉自在な開口が形成されていることを特徴とする請求
    項36記載の回路基板の実装構造。
  38. 【請求項38】前記第2のエアダクトに形成された開口
    は、透明板からなる蓋によって開閉されることを特徴と
    する請求項37記載の回路基板の実装構造。
  39. 【請求項39】前記各電気回路部品は、複数の回線を収
    容するとともに各回線からの情報をセル単位に処理する
    ATM交換機の回線対応部を構成していることを特徴と
    する請求項35記載の回路基板の実装構造。
  40. 【請求項40】前記各電気回路部品は、前記収容される
    複数の回線の各々に個別に接続されるとともに個別にセ
    ル処理を行う複数の個別部と、各個別部で処理されたセ
    ルを一括して処理する共通部とに、分割されているとと
    もに、 前記個別部を構成する電気回路部品は、各個別部毎に、
    前記第1の回路基板に実装され、 前記共通部を構成する電気回路部品は、前記第2の回路
    基板に実装されていることを特徴とする請求項39記載
    の回路基板の実装構造。
  41. 【請求項41】複数の回線を収容するとともに各回線か
    らの情報をセル単位に処理するATM交換機の回線対応
    部を実装する回路基板において、 前記回線対応部を構成する各電気回路部品のうち必須の
    サービスを実行する電気回路部品を実装する第1の回路
    基板と、 この第1の回路基板に着脱自在であるとともに、前記回
    線対応部を構成する各電気回路部品のうち任意の付加的
    なサービスを実行する電気回路部品を実装する第2の回
    路基板とを備えたことを特徴とする回路基板の実装構
    造。
JP31141494A 1994-03-17 1994-12-15 回路基板の実装構造 Withdrawn JPH07307962A (ja)

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