JPH07307251A - 電気二重層コンデンサの電極製造方法 - Google Patents
電気二重層コンデンサの電極製造方法Info
- Publication number
- JPH07307251A JPH07307251A JP11918395A JP11918395A JPH07307251A JP H07307251 A JPH07307251 A JP H07307251A JP 11918395 A JP11918395 A JP 11918395A JP 11918395 A JP11918395 A JP 11918395A JP H07307251 A JPH07307251 A JP H07307251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- sheet
- base material
- rod
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電極母材から殆ど加工ロスを生ずることな
く、シート状電極を製造するとともに、同シート状電極
の製造とケースメンバーへの挿入とを無駄なく自動的に
行なう。 【構成】 カーボン、活性炭および所定のバインダー等
を混練してなる電極母材を１１押出しノズル１０より棒
状に連続的に押出し成形し、同棒状体１１ａを押出しノ
ズルの吐出側に用意されたカッター等の切断手段１２に
てその軸線と直交する方向に沿って所定の厚みに切断し
てシート状電極１３を得、同シート状電極１３をケース
メンバー１４に挿入し圧着する。
く、シート状電極を製造するとともに、同シート状電極
の製造とケースメンバーへの挿入とを無駄なく自動的に
行なう。 【構成】 カーボン、活性炭および所定のバインダー等
を混練してなる電極母材を１１押出しノズル１０より棒
状に連続的に押出し成形し、同棒状体１１ａを押出しノ
ズルの吐出側に用意されたカッター等の切断手段１２に
てその軸線と直交する方向に沿って所定の厚みに切断し
てシート状電極１３を得、同シート状電極１３をケース
メンバー１４に挿入し圧着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、偏平なコイン状を呈
する電気二重層コンデンサの電極製造方法に関するもの
である。
する電気二重層コンデンサの電極製造方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】電気二重層コンデンサは互いに組合わせ
られる２つの金属製ケースメンバー、すなわち皿状のケ
ース本体と、このケース本体に被せられるキャップとを
備え、製造に際しては、まずケース本体とキャップの各
底部に導電性接着材を介してシート状電極がそれぞれ取
付けられる。次に、ケース本体とキャップ内に電解液が
注入され、シート状電極に同液が含浸されるとともに、
各電極間にセパレータが配置される。しかるのち、ケー
ス本体内周にガスケットが配置され、同ケース本体に対
してキャップが被せられ、その周縁がかしめられて所定
容量のコインセルが作られる。
られる２つの金属製ケースメンバー、すなわち皿状のケ
ース本体と、このケース本体に被せられるキャップとを
備え、製造に際しては、まずケース本体とキャップの各
底部に導電性接着材を介してシート状電極がそれぞれ取
付けられる。次に、ケース本体とキャップ内に電解液が
注入され、シート状電極に同液が含浸されるとともに、
各電極間にセパレータが配置される。しかるのち、ケー
ス本体内周にガスケットが配置され、同ケース本体に対
してキャップが被せられ、その周縁がかしめられて所定
容量のコインセルが作られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで図３を参照す
ると、上記シート状電極１は例えば活性炭、カーボンお
よびバンダーとしてのポリテトラフルオロエチレン（Ｐ
ＴＦＥ）を混練して電極母材を得、同電極母材を所定の
厚みに圧延してなるシート２から円形に打抜いたものか
らなる。したがって、歩溜りが悪くこれが要因で結果的
にはコストアップを招いている。なお、シート状電極１
を打ち抜いた残りの材料の再生は、所定の密度に調整す
ることがきわめて困難であるため、事実上再利用はでき
ないとされている。
ると、上記シート状電極１は例えば活性炭、カーボンお
よびバンダーとしてのポリテトラフルオロエチレン（Ｐ
ＴＦＥ）を混練して電極母材を得、同電極母材を所定の
厚みに圧延してなるシート２から円形に打抜いたものか
らなる。したがって、歩溜りが悪くこれが要因で結果的
にはコストアップを招いている。なお、シート状電極１
を打ち抜いた残りの材料の再生は、所定の密度に調整す
ることがきわめて困難であるため、事実上再利用はでき
ないとされている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記した従来の問題点を
解決するため、この発明においては、カーボン、活性炭
および所定のバインダー等を混練してなる電極母材を押
出しノズルより棒状に連続的に押出し成形し、該棒状体
を押出しノズルの吐出側に用意されたカッター等の切断
手段にてその軸線と直交する方向に沿って所定の厚みに
切断してシート状電極を得、同シート状電極を上記ケー
スメンバーに挿入し、圧着するようにしている。
解決するため、この発明においては、カーボン、活性炭
および所定のバインダー等を混練してなる電極母材を押
出しノズルより棒状に連続的に押出し成形し、該棒状体
を押出しノズルの吐出側に用意されたカッター等の切断
手段にてその軸線と直交する方向に沿って所定の厚みに
切断してシート状電極を得、同シート状電極を上記ケー
スメンバーに挿入し、圧着するようにしている。
【０００５】
【作用】上記方法によれば、棒状の電極母材をいわば輪
切りするものであるため、加工ロス分を殆ど発生させる
ことなく、シート状電極を得ることができる。また、こ
のシート状電極の製造に併せて同シート状電極のケース
メンバーへの挿入が無駄なく自動的に行なわれる。
切りするものであるため、加工ロス分を殆ど発生させる
ことなく、シート状電極を得ることができる。また、こ
のシート状電極の製造に併せて同シート状電極のケース
メンバーへの挿入が無駄なく自動的に行なわれる。
【０００６】
【実施例】以下、この発明の実施例を図１と図２を参照
しながら詳細に説明する。
しながら詳細に説明する。
【０００７】図１に示されているように、この発明にお
いては押出しノズル１０が用いられる。この押出しノズ
ル１０は公知のものであってよく、その内部にはプラン
ジャー１０ａが挿嵌されている。
いては押出しノズル１０が用いられる。この押出しノズ
ル１０は公知のものであってよく、その内部にはプラン
ジャー１０ａが挿嵌されている。
【０００８】シート状電極を得るにあたって、押出しノ
ズル１０内に電極母材１１が所定量詰められる。なお、
電極母材１１は従来と同様、例えば活性炭、カーボンお
よびＰＴＦＥを混練したものからなる。プランジャー１
０ａを動作させることにより、ノズル１０から例えば円
形断面の棒状体１１ａが連続的に押出される。同ノズル
１０に関連してその吐出側にはカッター１２が用意され
ている。このカッター１２は棒状体１１ａの軸線と直交
する方向に駆動される。したがってカッター１２の切断
動作により、棒状体１１ａから所定厚みのシート状電極
１３が切り落される。
ズル１０内に電極母材１１が所定量詰められる。なお、
電極母材１１は従来と同様、例えば活性炭、カーボンお
よびＰＴＦＥを混練したものからなる。プランジャー１
０ａを動作させることにより、ノズル１０から例えば円
形断面の棒状体１１ａが連続的に押出される。同ノズル
１０に関連してその吐出側にはカッター１２が用意され
ている。このカッター１２は棒状体１１ａの軸線と直交
する方向に駆動される。したがってカッター１２の切断
動作により、棒状体１１ａから所定厚みのシート状電極
１３が切り落される。
【０００９】なお、この切断動作とケースメンバー（皿
状のケース本体）１４の搬送動作を同期させることによ
り、シート状電極１３を自動的に同ケースメンバー１４
内にセットすることができる。すなわち、ディスペンサ
ー１５にてケースメンバー１４の底部に導電性接着材１
６を塗布したのち、同ケースメンバー１４を押出しノズ
ル１０の下方に移動させる。次に、カッター１２を動作
させる棒状体１１ａよりシート状電極１３が切落され、
その下方に待機しているケースメンバー１４内に落下す
る。そして、所定位置に退避させプレスロッド１７にて
シート状電極１３を押える。このようにして、シート状
電極１３の製造とケースメンバー１４への挿入とが無駄
なく自動的に行なわれる。
状のケース本体）１４の搬送動作を同期させることによ
り、シート状電極１３を自動的に同ケースメンバー１４
内にセットすることができる。すなわち、ディスペンサ
ー１５にてケースメンバー１４の底部に導電性接着材１
６を塗布したのち、同ケースメンバー１４を押出しノズ
ル１０の下方に移動させる。次に、カッター１２を動作
させる棒状体１１ａよりシート状電極１３が切落され、
その下方に待機しているケースメンバー１４内に落下す
る。そして、所定位置に退避させプレスロッド１７にて
シート状電極１３を押える。このようにして、シート状
電極１３の製造とケースメンバー１４への挿入とが無駄
なく自動的に行なわれる。
【００１０】図２は上記実施例の変形例で、カッター１
２にて棒状体１１ａからシート状電極１３を切落したの
ち、そのシート状電極１３を例えば回転円板１８にてボ
ール状に加工し、そのボール１３ａをケースメンバー１
４内に入れ、プレスロッド１７にて偏平に押潰すように
している。
２にて棒状体１１ａからシート状電極１３を切落したの
ち、そのシート状電極１３を例えば回転円板１８にてボ
ール状に加工し、そのボール１３ａをケースメンバー１
４内に入れ、プレスロッド１７にて偏平に押潰すように
している。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
電極母材から殆ど加工ロスを生ずることなく、シート状
電極を製造することができるとともに、同シート状電極
の製造とケースメンバーへの挿入とが無駄なく自動的に
行なわれ、コストメリット大である。
電極母材から殆ど加工ロスを生ずることなく、シート状
電極を製造することができるとともに、同シート状電極
の製造とケースメンバーへの挿入とが無駄なく自動的に
行なわれ、コストメリット大である。
【図１】この発明を説明するための模式図
【図２】図１の変形例を示す模式図
【図３】従来例を説明するための説明図
１０ 押出しノズル １１ 電極母材 １１ａ 棒状体 １２ カッター １３ シート状電極 １４ ケースメンバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 健治 青森県黒石市大字追子野木字前田34番地１ 青森コンデンサ株式会社内 (72)発明者 畠山 雅之 青森県黒石市大字追子野木字前田34番地１ 青森コンデンサ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 皿状に形成された金属製ケースメンバー
の底部に導電性接着材を介して取付けられる電極を製造
する方法において、カーボン、活性炭および所定のバイ
ンダー等を混練してなる電極母材を押出しノズルより棒
状に連続的に押出し成形し、該棒状体を押出しノズルの
吐出側に用意されたカッター等の切断手段にてその軸線
と直交する方向に沿って所定の厚みに切断してシート状
電極を得、同シート状電極を上記ケースメンバーに挿入
し、圧着するようにしたことを特徴とする電気二重層コ
ンデンサの電極製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7119183A JP2700137B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7119183A JP2700137B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62323578A Division JPH01164017A (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07307251A true JPH07307251A (ja) | 1995-11-21 |
| JP2700137B2 JP2700137B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=14754971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7119183A Expired - Lifetime JP2700137B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2700137B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10134797A (ja) * | 1996-10-25 | 1998-05-22 | Pilot Precision Co Ltd | フィルム状電極およびその製造方法 |
| JP2005056645A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解質二次電池およびその製造法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5948728A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-21 | Sharp Corp | 光ビ−ム走査装置 |
| JPS641219A (en) * | 1987-06-24 | 1989-01-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of polarizable electrode |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP7119183A patent/JP2700137B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5948728A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-21 | Sharp Corp | 光ビ−ム走査装置 |
| JPS641219A (en) * | 1987-06-24 | 1989-01-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of polarizable electrode |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10134797A (ja) * | 1996-10-25 | 1998-05-22 | Pilot Precision Co Ltd | フィルム状電極およびその製造方法 |
| JP2005056645A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解質二次電池およびその製造法 |
| JP4713068B2 (ja) * | 2003-08-01 | 2011-06-29 | パナソニック株式会社 | 非水電解質二次電池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2700137B2 (ja) | 1998-01-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU4242093A (en) | Extruded capacitor electrode and method of making the same | |
| EP0712143A3 (en) | An electric double-layer capacitor and method for manufacture of an electrode therefor | |
| AU6105898A (en) | Porous composite product particularly with high specific surface area, method for preparing and electrode for electrochemical assembly formed with a porous composite film | |
| WO2002091511A3 (en) | Double belt bonding progress and apparatus for manufacturing membrane electrode assemblies | |
| CA2265288A1 (en) | Method and apparatus for manufacturing expanded mesh sheet and battery using this expanded mesh sheet | |
| US4306476A (en) | Hole punch for a cutting die | |
| JPH10214616A (ja) | 積層型電池用電極の製造方法 | |
| JPH07307251A (ja) | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 | |
| EP0177312A3 (en) | Gas-sensitive composite material comprising metal and dielectric and process for producing same | |
| JP2629649B2 (ja) | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 | |
| DE69105398T2 (de) | Separatoren für elektrochemische Zellen. | |
| JPH0368528B2 (ja) | ||
| US5478594A (en) | Electrode structure for nickel metal hydride cells | |
| CN211250328U (zh) | 一种曲面屏保护膜成型模具 | |
| US4382328A (en) | Method of making stationary electrodes for electrostatic transducers | |
| US4642876A (en) | Apparatus useful in the manufacture of electrolytic capacitors | |
| JP3129743B2 (ja) | 乾電池およびそれの外装缶の製造方法 | |
| EP1447191A3 (en) | Method and apparatus for forming flat ceramic products | |
| US4531281A (en) | Method useful in the manufacture of electrolytic capacitors | |
| WO2017107613A1 (zh) | 一种防静电复合发泡格挡冲压基材的成型装置及其成型方法 | |
| JPH0447449B2 (ja) | ||
| JPH09314555A (ja) | 熱可塑性樹脂造粒機用カッターナイフ及びその製造方法 | |
| JP3147021B2 (ja) | 積層型フィルムコンデンサ用積層フィルムのスリット方法 | |
| JPH0125590B2 (ja) | ||
| JPH09274911A (ja) | リチウム電池用電極の切断または打ち抜き方法とその方法を使用したリチウム電極を有するリチウム電池 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970701 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071003 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 Year of fee payment: 11 |