JPH07306853A - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置

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JPH07306853A
JPH07306853A JP6099916A JP9991694A JPH07306853A JP H07306853 A JPH07306853 A JP H07306853A JP 6099916 A JP6099916 A JP 6099916A JP 9991694 A JP9991694 A JP 9991694A JP H07306853 A JPH07306853 A JP H07306853A
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JP
Japan
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screen
information
display screen
video display
cursor
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JP6099916A
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English (en)
Inventor
Takafumi Ito
藤 隆 文 伊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像表示画面の位置及びサイズを任意に変更
可能にする。 【構成】 S101,102にて位置やサイズの変更キ
ーが押されると、S103〜108で判別されたキー種
に応じて位置やサイズの変更キーが押される。S103
の判断が“Y”の場合にはS109において縦方向の始
点座標値Ys から定数Aを引き、Ys レジスタの値を更
新する。次にS110にて映像表示画面の縦方向始点座
標値Ys が文書作成画面S0 の上端位置から外れるか否
かを判断し、Ys レジスタの内容が文書作成画面S0 の
上端位置から外れる値ならばYs レジスタの内容を
“0”に設定する。S104〜108の判断の結果が
“Y”の場合にも同様に位置やサイズが計算され各レジ
スタに各数値が設定される。 【効果】 文書作成画面の一部に任意移動可能な映像表
示画面を設け、他のAV機器を使用しなくとも、映像を
鑑賞しながらの作業が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文書作成装置及びその映
像表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文書作成装置にあっては文書作成
以外に各種の機能が充実してきている。それらの機能を
使えば、文書作成作業のみならず、事務処理全般を一台
の文書作成装置で可能となる。
【0003】例えば、算術計算を可能とする電卓機能、
時計としての使用を可能とする時計機能、それに付随す
るアラーム機能、音声のメモができるサウンドメモ等が
ある。例えば、実験レポートの作成を考えると、電卓機
能を使えば、実験データの整理が可能となり、あとは、
一般に標準装備となっているグラフ機能や通常の文書作
成機能を使って、レポートを完成させることができる。
つまり、そのような作業を行うにあたり、従来は、文書
作成装置の他に少なくとも電卓が必要となったが、電卓
機能を持つ文書作成装置によればそれが不要になるので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近代の流行り
であるが、何か別のこと、例えば、音楽、ビデオ・テレ
ビ等の映像を視聴しながら、仕事を行うことを考える
と、現在の文書作成装置では機能不足であり、音楽、ビ
デオ、テレビ等を楽しむには別のAV機器を使う必要が
ある。すると、使用者は視線を大きく振りながら、作業
を行わなければならず、作業能率に影響することとなる
ため、実際には、AV機器を使用しながら、という作業
は、行いたくても実行される例が少なかった。
【0005】本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、その作
業能率に極力影響させることなくテレビやビデオの映像
を見ながら文書作成作業を行うことができるようにした
文書作成装置を提供することにある。
【0006】すなわち、本発明の一つの目的は、マニュ
アルで映像表示画面の表示位置及びサイズを変更するこ
とができるようにすることにある。
【0007】更に、本発明のマニュアル変更により映像
表示画面の表示位置及びサイズを変更する場合、カーソ
ルを映像表示画面に進入させないようにし、カーソルを
見失うことがないようにすることを目的とする。
【0008】次に、本発明は、カーソルの位置に応じて
文書作成あるいは映像鑑賞に都合の良い位置に映像表示
画面の表示位置が自動的に変更され、マニュアル操作を
不要とすることを目的とする。
【0009】具体的には、本発明は、映像表示画面の移
動先として文書作成画面における四隅のうちカーソルか
ら最も遠い隅を求め、文書作成作業中、映像表示画面が
極力定位置に表示されるようにすることを目的とする。
【0010】また、本発明は、映像表示画面の移動先と
して映像表示画面の移動量が最も小さくなる位置を求
め、文書作成作業中、映像表示画面を常に使用者の視線
の近くに表示されるようにすることを目的とする。
【0011】更に、本発明は、映像表示画面の移動先と
して映像表示画面と重なる文字数が少なくなる位置を求
め、映像表示画面の移動制御が少なくなるようにするこ
とを目的とする。
【0012】更にまた、本発明は、その重なる文字数が
少なくなるように移動制御するにあたり、その制御にか
かる時間が極力短くなるようにすることを目的とする。
【0013】そして、本発明は、文書作成画面以外の各
種特殊画面が表示されたとき、おの画面内容に応じた表
示位置及びサイズで映像表示画面が表示されるようにす
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の文書作成装置
は、文書作成画面情報を出力する第1の画面情報出力手
段と、前記文書作成画面における設定サイズの映像表示
画面を設定位置に形成する映像表示画面情報を出力する
第2の画面情報出力手段と、前記文書作成画面情報と前
記映像表示画面情報とを後者が前者に対し表示装置にて
優先表示されるようにして合成する表示信号合成手段と
を備えたことを特徴とする。
【0015】第2の画面情報出力手段は、映像信号発生
手段と、入力された映像表示画面制御情報に従って、映
像表示画面の文書作成画面内における表示位置及びサイ
ズを特定する画面特定情報を生成する画面特定情報生成
手段と、文書作成画面における前記画面特定情報の示す
表示位置に該画面特定情報の示すサイズで前記映像表示
画面が表示されるように映像表示信号を表示信号合成手
段に与える映像表示信号出力手段とを備える構成とする
ことができる。
【0016】このとき、画面特定情報は、映像表示画面
の四隅の座標情報によって構成されることが可能であ
る。また、画面特定情報は、映像表示画面の四隅のうち
いずれか1点の座標情報と該映像表示画面の縦横長さ情
報とによって構成されることも可能である。
【0017】画面特定情報生成手段は、キーボードのカ
ーソル移動キーからの入力情報を映像表示画面四隅の座
標更新情報として入力し、該座標更新情報の示すカーソ
ルの移動方向に応じて前記映像表示画面四隅の座標情報
を更新する構成とすることができる。
【0018】画面特定情報生成手段は、キーボードの加
減算記号キーからの入力情報を映像表示画面のサイズ更
新情報として入力し、該サイズ更新情報の示す演算則に
応じて前記映像表示画面の縦横長さ情報を更新する構成
とすることもできる。
【0019】画面特定情報生成手段は、ポインティング
デバイスの位置情報更新アイコンからの入力情報を映像
表示画面の映像表示画面四隅の第1も座標更新情報とし
て入力し、続いて前記ポインティングデバイスにより指
示された位置情報を前記映像表示画面の第2の座標更新
情報として入力し、前記第1の座標更新情報の示す位置
から前記第2の座標更新情報の示す位置へ向かう方向に
応じて前記映像表示画面四隅の座標情報を更新する構成
とすることもできる。
【0020】画面特定情報生成手段は、ポインティング
デバイスのサイズ情報更新アイコンからの入力情報を映
像表示画面の第1のサイズ更新情報として入力し、続い
て前記ポインティングデバイスにより指示された位置情
報を前記映像表示画面の第2のサイズ更新情報として入
力し、前記第1のサイズ更新情報と前記第2のサイズ更
新情報との距離に応じて前記映像表示画面の縦横長さ情
報を更新する構成とすることもできる。
【0021】更に、本発明の文書作成装置は、カーソル
移動キー入力に従ってカーソルの移動先を求める第1の
カーソル移動先計算手段と、前記カーソルの移動先座標
情報と映像表示画面の座標情報とを比較し、前記カーソ
ルと前記映像表示画面とが重なっているか否かを判定す
る判定手段と、該判定手段の判定結果に基づき前記カー
ソルが前記映像表示画面と重なっていないときにはその
移動先に前記カーソルを移動させる第1のカーソル移動
制御手段と、その判定結果に基づき前記カーソルが前記
映像表示画面と重なっているときには該カーソルを改行
させるように該カーソルの移動先を求め、これを前記カ
ーソル移動制御手段に与える第2のカーソル移動先計算
手段とを備えることもできる。
【0022】画面特定情報生成手段は、また、カーソル
の座標情報と映像表示画面の座標情報とを比較する座標
情報比較手段と、その比較結果に基づいて前記カーソル
の座標と前記映像表示画面の座標とが一致したとき、文
書作成画面の四隅のうち前記カーソルから最も遠距離に
位置する隅を前記映像表示画面の移動先として求める移
動先演算手段とを備える構成とすることもできる。
【0023】画面特定情報生成手段は、カーソルの座標
情報と映像表示画面の座標情報とを比較する座標情報比
較手段と、その比較結果に基づいて前記カーソルの座標
と前記映像表示画面の座標とが一致したとき、文書作成
画面における前記カーソルからの移動量が最も小さくな
る位置を前記映像表示画面の移動先として求める移動先
演算手段とを備える構成とすることもできる。
【0024】画面特定情報生成手段は、カーソルの座標
情報と映像表示画面の座標情報とを比較する座標情報比
較手段と、その比較結果に基づいて前記カーソルの座標
と前記映像表示画面の座標とが一致したとき、文書作成
画面における前記カーソルからの移動量が最も小さくな
る位置を前記映像表示画面の移動先として求める移動先
演算手段とを備えることによっても実現することができ
る。
【0025】画面特定情報生成手段は、カーソルの座標
情報と映像表示画面の座標情報とを比較する座標情報比
較手段と、文書作成画面内に複数個設定された移動先候
補の座標情報を記憶する移動先候補記憶手段と、該座標
情報比較手段の出力に基づいて前記カーソル座標情報と
前記映像表示画面の座標情報とが一致したとき、前記複
数個の移動先候補位置のうち前記映像表示画面と重なら
ないものについて、各位置に該映像表示画面を配置した
ときに該映像表示画面と重なる文字数を計算する文字数
計算手段と、前記複数個の移動先候補のうち前記映像表
示画面と重なる文字数の最も少ない位置を前記映像表示
画面の移動先として決定する移動先決定手段とを備える
ことも可能である。
【0026】画面特定情報生成手段は、カーソルの座標
情報と映像表示画面の座標情報とを比較する座標情報比
較手段と、文書作成画面以外の各種特殊画面の表示内容
に応じた、前記映像表示画面の表示位置及びサイズを示
す画面特定情報を記憶する画面特定情報記憶手段と、前
記文書作成画面から前記各種特殊画面に切替わったと
き、その切替わった画面の表示内容により前記画面特定
情報記憶手段を検索し、その切替わった画面の表示内容
に応じた画面特定情報を取出す画面特定情報検索手段と
を備えることによっても実現することができる。
【0027】このとき、本発明の文書作成装置は、文書
作成画面から各種特殊画面に切替わる前に前記文書作成
画面に表示されたいた映像表示画面の元画面特定情報を
記憶する画面特定情報記憶手段と、前記各種画面から該
文書作成画面に切替わったとき前記画面特定情報記憶手
段から前記元画面特定情報を読出す元画面特定情報制御
手段とを更に備えることができる。
【0028】
【作用】本発明によれば、文書作成画面の一部に映像表
示画面を設け、他のAV機器を使用しなくとも、テレビ
やビデオ等の映像を鑑賞しながら文書作成作業を行うこ
とができることとなる。
【0029】なお、文書作成装置のディスプレイに文書
作成画面と映像表示画面との両方を形成することが考え
られたが、文書作成画面の一部に映像表示画面を重ねる
場合には作成中の文書が隠されて、文書作成操作を行い
にくくなり、またディスプレイの画面形成領域を文書作
成画面領域と映像表示画面領域とに分けると、文書作成
画面に使用できる領域に制約を生ずることとなる。した
がって、いずれにしても文書作成作業が行い難くなると
いう問題がある。
【0030】本発明においては前者の方法を採用してい
るが、その映像標示画面の位置は画面特定情報の更新に
よりマニュアルあるいはカーソル位置に応じて自動的に
変更することができるので文書作成の作業能率に影響さ
れることがない。
【0031】更に、本発明によれば、自動的に映像表示
画面を移動させる場合において、映像表示画面の移動先
として文書作成画面における四隅のうちカーソルから最
も遠い隅を求めることにより、文書作成作業中、映像表
示画面が極力定位置に表示することができる。
【0032】また、本発明によれば、映像表示画面の移
動先として映像表示画面の移動量が最も小さくなる位置
を求め、文書作成作業中、映像表示画面を常に使用者の
視線の近くに表示することができる。
【0033】更に、本発明によれば、映像表示画面の移
動先として映像表示画面と重なる文字数が少なくなる位
置を求め、極力、作成中の文書全体が見渡せるように
し、かつ映像表示画面の移動制御が少なくなるようにす
ることもできる。
【0034】また、その制御にあたって、映像表示画面
の移動先候補を予め設定しておくことにより、移動制御
に要する時間を短くすることができることとなる。
【0035】そして、本発明によれば、文書作成画面以
外の各種特殊画面が表示されたとき、その画面内容に応
じた表示位置及びサイズで映像表示画面を表示すること
ができる。
【0036】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1は本発明に係る文書作成装置の基本
構成を示すものであり、同図(a)はハードウエア構成
を、同図(b)は画面構成をそれぞれ示すものである。
この図において、CPU1はプログラムに従って動作
し、装置全体の動作を制御する。ROM2はCPU1の
プログラム、文字記号等のフォントデータ、それ以外の
制御に使用される各種データ等を記憶している。RAM
3は文書データや各種ワークデータ等を記憶する書込
み、読出し可能な半導体メモリである。FDD(Floppy-
Disc-Drive)4は文書データを保存するための補助記憶
装置である。キーボード5は使用者が操作して文字情報
やカーソル移動情報等を入力する。マウス6は使用者が
操作してディスプレイ画面上の位置情報を入力するポイ
ンティングデバイスである。LCDコントローラ7はC
PU1の操作に従ってVRAM8に書込まれた文書作成
画面情報を読出し、そのカラーLCD表示信号を生成す
る。VRAM8は文書作成画面情報を記憶している。T
Vチューナ9はTV放送を受信してTV映像信号を再生
する。ビデオ入力I/F10は外部に接続されたVTR
等からのビデオ信号を取込む。映像信号変換器11はT
Vチューナ9またはビデオ入力I/F10からの映像信
号をカラーLCD13の表示用の信号に変換する。映像
信号変換器11は、また、CPU1からの操作に従って
カラーLCD13に表示する映像画面の位置とサイズと
を変更する。表示信号合成器12は映像信号変換器11
からの表示信号とLCDコントローラ7からの表示信号
とを合成してカラーLCD13に出力し、TV/ビデオ
映像と文書作成画面との合成表示を行うものである。カ
ラーLCD13はTV/ビデオ映像や文書作成画面を表
示するものである。
【0037】この表示信号合成器12の合成表示は文書
作成画面中に矩形領域からなる映像表示画面を設け、こ
の映像表示画面内に映像信号の表示を行うもので、その
合成処理の際に映像信号変換器11からの表示信号をL
CDコントローラ7からの表示信号に対して優先させる
ようになっている。また、CPU1は表示信号合成器1
2に対し、合成モード、非合成モードのいずれかのモー
ド設定指令を出す。表示信号合成器12は、合成モード
の際に、映像信号変換器11からの表示信号の入力の有
無を判断し、表示信号の入力が有るときには自動的に合
成処理を実行するようになっており、非合成モードの際
には映像信号変換器11からの表示信号の入力が有る場
合でも、これを無視するようになっている。
【0038】したがって、使用者がキーボード5を通じ
て映像の合成を指示すると、CPU1が表示信号合成器
12を合成モードに切換えるとともに、映像信号変換器
11を操作して、カラーLCD13上のビデオ/TV映
像の表示開始位置(LCD13上の映像表示画面S1 の
左上隅座標(Xs ,Ys ))とサイズ(LCD13上で
の表示サイズW))を指定する。この表示サイズWとし
ては横サイズのみが指定され、縦サイズは映像表示画面
の一定の縦横比に基づいて横サイズから自動的に計算さ
れる。これにより、映像表示画面S1 が特定されること
となる。映像信号変換器11は指示された映像表示画面
S1 に映像が表示されるように、TVチューナ9、ある
いはビデオ入力I/F10からのビデオ信号を加工処理
するものであり、これによって、表示信号合成器12に
はLCDコントローラ7からの文書作成画面S0 におけ
る指定された位置に、指定されたサイズの映像表示画面
S1 を形成する映像信号が重ねられるように映像信号変
換器11からの映像信号が供給され、LCD13におけ
る文書作成画面S0 の中に映像表示画面S1 が形成さ
れ、使用者は文書作成作業を映像を見ながら行うことが
できることとなる。
【0039】以上のように表示制御される映像表示画面
S1 の表示位置及びサイズは領域特定情報としての領域
左上隅座標(Xs ,Ys )とLCD13上での表示サイ
ズWとを更新することにより変更することができる。
【0040】図2は入力装置としてキーボード5を使用
したときの映像表示画面変更制御の処理内容を示すもの
である。まず、S101において、「TV/ビデオ表示
変更」キーが押されたか否かが判断される。その判断が
“N”(NO)の場合には他の処理へ分岐する。S10
1での判断が“Y”(YES)の場合にはS102へ進
み、「終了」キーが押されたか否か、つまり、映像表示
画面S1 の表示位置やサイズの変更処理の終了指示入力
の有無を判断する。その判断が“Y”の場合には当該変
更処理を終了することとなる。
【0041】S102の判断が“N”の場合、S103
〜S108においていずれの位置(カーソル移動キー
(「↑」(始点上方移動)キー、「↓」(始点下方移
動)キー、「→」(始点右方移動)キー、「←」(始点
左方移動)キー)あるいはサイズ(「+」(拡大)ある
いは「−」(縮小)キー)の変更キーが押されたかを判
断する。つまり、S103では「↑」キー、S104で
は「↓」キー、S105では「→」キー、S106では
「←」キー、S107では「+」キー、S108では
「−」キーがそれぞれ押されたか否かが判断される。
【0042】S103の判断が“Y”の場合にはS10
9において縦方向の始点座標値Ysから定数Aを引き、
Ys レジスタの値を更新する。続いてS110におい
て、その更新された値Ys が“0”未満か否か、つま
り、映像表示画面の縦方向始点座標値Ys が文書作成画
面S0 の上端位置から外れるか否かを判断し、もしもY
sレジスタの内容が文書作成画面S0 の上端位置から外
れる値ならばYs レジスタの内容を“0”に設定する。
【0043】S104の判断が“Y”の場合には、S1
11において、Ys レジスタの内容を、現在の縦方向始
点座標値Ys に定数Aを加えたものに更新する。続い
て、S112において、その更新された始点座標値Ys
が定数Dより大きいか否かが判断される。図3(d)に
示すように、この定数Dは映像表示画面S1 が文書作成
画面S0 の最下方に位置するときの映像表示画面S1 の
上端位置の座標値であって、換言すれば映像表示画面S
1 が文書作成画面S0 の下端位置から外れないために縦
方向始点座標値Ys が取得る最大値である。もしも、更
新された始点座標値Ys が定数Dよりも大きいときはY
s レジスタの内容を定数Dに設定することとなる。
【0044】S105での判断が“Y”の場合にはS1
13において現在の横方向始点座標値Xs に定数Bを加
え、Xs レジスタの内容を更新する。次いで、S114
ではその更新された横方向始点座標値Xs が定数Eより
も大きいか否かを判断する。この定数Eは、図3(d)
に示すように、映像表示画面S1 が文書作成画面S0に
おいて、その右端位置から外れない最右方に位置すると
きの横方向始点座標値Xs に相当する。つまり、横方向
始点座標値Xs の取り得る最大値が定数Eとなる。ここ
で、更新された横方向始点座標値Xs が定数Fよりも大
きいならば、Xs レジスタの内容を定数Fに設定する。
【0045】S106での判断が“Y”の場合、S11
5において現在の横方向始点座標値Xs から定数Bを差
引き、Xs レジスタの内容をこの値に更新する。続い
て、S116において、その更新された横方向始点座標
値Xs が“0”により小さいか否かを判断する。つま
り、横方向始点座標値Xs が文書作成画面S0 の左端位
置から外れる値か否かを判断する。ここで、更新された
横方向始点座標値Xs が“0”より小さいならば、Xs
レジスタの内容を“0”に更新する。
【0046】S107での判断が“Y”の場合にはS1
17において、現在のサイズ値Wに定数Cを加えた値を
求め、Wレジスタの内容をその新たな値に更新する。次
いで、S118において、更新されたサイズ値Wに横方
向始点座標値Xs を加えた値が定数Fより大きいか否か
を判断する。つまり映像表示画面S1 の横方向サイズ値
Wと文書作成画面S0 の左端位置から映像表示画面S1
の左端位置までの距離とを加えた値が映像表示画面S1
の右端位置から文書作成画面S0 の左端位置までの距離
(つまり定数F)を越えるか否か、要するに映像表示画
面S1 が文書作成画面S0 の左端位置から外れないか否
かを判断するものである。ここで、W+Xs >Fの条件
が不成立の場合には、求めた値をそのままWレジスタに
設定する。当該条件が成立した場合には、Wレジスタの
内容を定数Fから横方向始点座標値Xs を差引いたもの
に更新し直す。このことは、映像表示画面S1 を文書作
成画面S0 の左端位置へ移動させることを意味する。続
いて、S119において縦横比に基づいて縦サイズを求
める。すなわち、Lを 縦サイズ+Ys 、kを縦横比
から決まる定数としたとき、 L=W×k+Ys によ
って求められる。続いて、この縦サイズ値Lが定数Gよ
り大きいか否かが判断される。この定数Gとは、文書作
成画面S0 の縦方向のサイズであって、当該判断は要す
るに、映像表示画面S1 の下端側が文書作成画面S0 の
下端位置から外れるか否かが判断される。ここで、映像
表示画面S1 の下端側が文書作成画面S0 の下端位置か
ら外れると判断された場合には定数Gから縦方向始点座
標値Ys を差引いたものを値Lとして求め、この新たな
値Lを定数kで除す、つまり値Wから値Lを求めたとき
とは逆の計算により新たな値Wを求める。
【0047】S108での判断が“Y”の場合、映像表
示画面S1 の現在の横方向サイズ値Wから定数Cを差引
いたものを新たな横方向サイズ値Wとして求める。その
後、新たに求めたサイズ値Wが“0”をより小さいか否
かを判断し、その判断が成立するならば横方向サイズ値
Wを“0”に更新する。
【0048】ここで、図3(d)に示す例に従ってサイ
ズ値W,Lの計算例を具体的に説明する。まず、S12
0での定数Cを値C1 としたとき、W−C=W−C1 ≧
0 であるため、その新たなサイズ値Wはそのままレジ
スタに設定される。
【0049】次に、S117,S118での定数Cを値
C2 としたときには、(W+C)+Xs =(W+C2 )
+Xs ≦F であるため、その新たなサイズ値Wはその
ままレジスタに設定される。次に、S119において、
L3 =kW+Ys >G となる。そのため、値Lを L
=G−Ys として求め直す。そして、上記逆算、すな
わち W=(G−Ys )/k により横方向サイズ値W
を求め直す。
【0050】S103〜S108の判断に基づく一連の
更新処理が終了するとS122へ移り、新たな各映像表
示画面特定値Xs ,Ys ,Wを映像信号変換器11にセ
ットして、映像表示画面S1 の位置及びサイズを更新す
ることとなる。よって使用者は映像表示画面S1 の上記
領域特定値Xs ,Ys ,Wをキーボードを通じて入力す
ることにより文書作成作業中に編集画面の任意の位置及
びサイズでテレビやビデオの映像を鑑賞することができ
る。
【0051】上記実施例では入力装置としてキーボード
を使用する場合について説明したが、マウス、スタイラ
スペン等のポインティングデバイスを入力装置として使
用することもできる。図4はポインティングデバイスを
使用するときの映像表示画面のレイアウト例を示すもの
である。この図において、S2 は映像表示画面であり、
その左上隅部には位置指定用アイコンe1 が設けられ、
同領域右下隅部にはサイズ指定用アイコンe2 が設けら
れている。c2 はマウスカーソルである。ここで、一点
鎖線で示す位置に存在する映像表示画面S2 を実線で示
す位置に移動させることを考える。この場合、使用者
は、まず、カーソルc2 を一点鎖線で示す映像表示画面
S2 の位置指定用アイコンe1 の位置へ置いた状態で入
力ボタンをクリックすることにより移動処理の指定入力
を行う。続いて、カーソルc2 を実線で示す映像表示画
面S2 の位置指定用アイコンe1 の位置に対応する位置
へ移動させ、入力ボタンをクリックすることにより移動
先指定を行う。すると、CPU1は映像表示画面S2 が
一点鎖線で示す位置から実線で示す位置へ移動させるこ
ととなる。
【0052】また、実線で示すサイズの映像表示画面S
2 を二点鎖線で示すサイズに変更することを考える。こ
の場合、カーソルc2 が実線で示す映像表示画面S2 の
サイズ指定用アイコンe2 を指示する状態で入力ボタン
をクリックし、サイズ変更処理を指示する。次いで、カ
ーソルc2 を二点鎖線で示すアイコンe2 の位置へ移動
させ、入力ボタンをクリックする。これにより、映像表
示画面S2 が実線で示すサイズから二点鎖線で示すサイ
ズに変更されることとなる。
【0053】さらに、スタイラスペンによる場合には映
像表示画面S2 としてマウスの場合と同様のものを設
け、そのアイコンe1 ,e2 をペンにより直接指示する
こととなる。
【0054】そして、映像表示画面の表示制御をキーボ
ードやポインティングデバイスによるマニュアル入力情
報による場合に限らず、カーソルの存在する文字情報の
位置を制御情報として入力し、文字入力用カーソルの位
置に応じて自動的に移動制御するようにしてもよい。こ
のようにすることで作業能率の低下防止を図ることがで
きる。つまり、文書作成画面S0 の映像表示画面S1 に
より覆われた箇所に文字入力を行う必要があるとき、そ
のたび毎にマニュアル操作で映像表示画面S1を移動さ
せるために文書作成作業を中断することになる。する
と、その中断時間のロスや思考の中断が文書作成作業の
能率を落とす原因になる。そこで、映像表示画面S1 に
より覆われた箇所へ文字入力を行う必要があるときに映
像表示画面S1 を自動的にその場所から退避させること
で、作業中、映像表示画面S1 の位置を意識する必要性
や移動操作の必要性がなくなり、作業能率の低下を防止
することができることとなる。
【0055】図5はその制御動作を行うときの具体的な
画面例であって、同図(a)は移動処理前、同図(b)
は移動処理後の状態をそれぞれ示すものである。それら
の図(a)、(b)を比較すると明らかなように、移動
処理前の画面S1 では「PQ R」の文字の表示箇所が
映像表示画面S1 により隠されている。使用者がカーソ
ルc1 を文字「O」の表示位置から文字「P」の表示位
置へ移動させたとき、映像表示画面S1 が図(a)に示
す位置から図(b)に示す位置へ移動させられる。この
ような制御は、映像表示画面S1 の座標情報とカーソル
c1 の座標情報とを比較する手段と、両座標情報が一致
したとき映像表示画面S1 を所定位置に移動させる手段
とを備えることにより実現することができる。この場合
の映像表示画面S1 の移動位置の制御としては、映像表
示画面の移動先として文書作成画面におけるカーソルか
ら最も遠い隅に設定し、映像表示画面の移動制御を極力
少なくする方法、同移動先として映像表示画面の移動量
が最も少ない位置を求め、映像表示画面を常に使用者の
視線の近くに置く方法、同移動先として映像表示画面と
文字との重なる数が少ない位置を求め、極力、作成中の
文書が見えるようにする方法等の各種方法が考えられ
る。
【0056】図6は映像表示画面をカーソルから最も遠
い位置へ移動させる場合の制御内容を示すものであり、
図7はその制御内容を示す画面例を示すものである。こ
の図において、S201では映像表示画面S1 の座標情
報とカーソルc1 の座標情報とを比較し、その結果に基
づいてカーソルc1 と映像表示画面S1 とが重なってい
るか否かを判断する。このS201の判断の結果が
“Y”の場合には、S202において、文書作成画面S
0 の四隅のうち、カーソルc1 の位置から最も遠い隅を
計算により求める。そのとき、図7(a)に示すよう
に、文書作成画面S0の四隅n1 〜n4 とカーソルc1
との距離d1 〜d4 のうち映像表示画面S1 によって覆
われていない隅との距離を全て求め、カーソルc1 と最
も大きな距離を有する隅を移動先として選定する。
【0057】すなわち、距離d1 〜d4 はそれぞれカー
ソルc1 の新たな位置での中心座標(Xc1,Yc1)と文
書作成画面S0 の四隅の座標(0,0)、(Xm ,
0)、(0,Yn )、(Xm ,Yn )との距離となり、 d1 =((Xc1−0)2 +(Yc1−0)2 1/2 、 d2 =((Xc1−Xm )2 +(Yc1−0)2 1/2 、 d3 =((Xc1−0)2 +(Yc1−Yn )2 1/2 、 d4 =((Xc1−Xm )2 +(Yc1−Yn )2 1/2 となる。例えば、図7(a)に示すものの場合には、隅
n4 は映像表示画面S1により覆われているために、距
離d4 を除く、距離d1 〜d3 を求め、これらを相互に
比較し、カーソルc1 と最も大きい距離d1 を有する左
上隅部n1 を映像表示画面S1 の移動先として決定す
る。
【0058】そして、S203においては、映像表示画
面S1 を一点鎖線で示す位置からその左上隅部n1 に始
点が来るように移動させることとなる。
【0059】また、カーソルc1 と一点鎖線で示す映像
表示画面S1 とが図7(b)に示すような位置関係の場
合には、カーソルc1 は一点鎖線で示す映像表示画面S
1 の左上隅に新たに位置することとなるため、その中心
座標(Xc1,Yc1)と四隅n1 〜n4 の座標(0,
0),(Xm ,0),(0,Yn ),(Xm ,Yn )と
の距離をd1 〜d4 として求め、これらを相互に比較し
て右上隅部n2 を映像表示画面S1 の移動先として決定
する。
【0060】同様に、カーソルc1 と一点鎖線で示す映
像表示画面S1 とが図7(c)に示すような位置関係の
場合には左下隅部n3 、図7(d)に示すような位置関
係の場合には右下隅部n4 を映像表示画面S1 の移動先
として決定する。
【0061】以上のように、映像表示画面S1 はカーソ
ルc1 の位置から最も遠い位置に移動するため、映像表
示画面S1 の移動制御が少なくなり、カーソルc1 の周
辺が映像領域に邪魔されることがなく、その後の文書作
成操作が行い易くなる。
【0062】次に、上記実施例では映像表示画面をカー
ソルc1 から最も遠い位置へ移動させる、換言すれば最
も大きく移動させるようになっているが、その逆に最も
小さく移動させるようにしても良い。図8はその制御内
容を示すものである。S301では前述したのと同様の
座標比較によってカーソルc1 と映像表示画面S1 とが
重なっているか否かを確認し、重なっていればS302
に進む。ここでは、カーソルc1 と重ならず、かつ元の
位置からの移動量が最も小さい位置を求める。例えば、
図9(a)に示すように、カーソルc1 が一点鎖線で示
す位置から映像表示画面S1 内の実線で示す位置へX方
向に移動したとすると、同図(b)に示すように、映像
表示画面S1 は一点鎖線で示す位置から実線で示す位置
へ最も小さな距離だけX方向に移動する。また、図9
(c)に示すように、カーソルc1が一点鎖線で示す位
置から映像表示画面S1 内の実線で示す位置へY方向に
移動したとすると、同図(d)に示すように、映像表示
画面S1 は一点鎖線で示す位置から実線で示す位置へ最
も小さな距離だけY方向に移動することとなる。なお、
映像表示画面S1 が文書作成画面S0 の端に位置し、X
あるいはY方向のカーソルc1 の移動に対し、それぞれ
XあるいはY方向に移動できる余裕が無いときには、カ
ーソルc1 のX方向の移動に対しては映像表示画面S1
をY方向に、カーソルc1 のY方向の移動に対しては映
像表示画面S1 をX方向に、それぞれ移動させることと
なる。図9(e)及び(f)は映像表示画面S1 は文書
作成画面S0 の右上隅あるいは左下隅に位置し、カーソ
ルc1 が映像表示画面S1 に対しX方向に移動して進入
しても、映像表示画面S1 がX方向(この場合、右方
向)に移動する余裕が無い場合を示しているものであ
る。図9(e)に示す場合には、更に、映像表示画面S
1 の上方に移動する余裕が無い場合であり、この場合に
は映像表示画面S1 を下方へ必要最小限の距離だけ移動
させることとなる。図9(f)に示す場合には、更に、
映像表示画面S1 の下方に移動する余裕が無い場合であ
り、この場合には、映像表示画面S1 を上方へ必要最小
限の距離だけ移動させることとなる。
【0063】図10は具体的な画面例を示すものであ
る。この図に示すものは図9(a)、(b)に示す場合
に相当し、図10(a)に示すようにカーソルc1 が映
像表示画面S1 に接触すると、同図(b)に示すように
映像表示画面S1 が文書作成画面S0 の右側(図では右
端)にカーソルc1 の移動した分だけ移動することとな
る。このように、映像表示画面S1 を必要最小限の距離
だけ移動させるようになっているため、映像表示画面S
1 を常に使用者の視線の近くに置くことができることと
なる。つまり、文書作成作業中、使用者は、文書作成画
面S0 の所定位置にカーソルc1 を移動させた上で、そ
のカーソルc1 の存在位置に文字を打込むこととなるか
ら、一般に、文書作成作業中、使用者はカーソルc1 の
存在位置に注目しているはずである。図10(a)に示
すような状態では文字「O」に注目し、図10(b)に
示すような状態では文字「P」に注目している。したが
って、映像表示画面S1 は図10(a)、(b)に示す
状態において共に使用者の視線の近くに存在することと
なり、使用者は映像表示画面S1 を文書作成画面S0内
に常に見易い状態に置くことができることとなる。
【0064】次に、図11は映像表示画面S1 をカーソ
ルの位置に応じて自動的に移動させる際に、映像表示画
面S1 と重なる文字数が、なるべく少ない文字数となる
ようにその移動先位置を決定するものである。この図に
おいて、S401では、カーソルc1 の座標情報と映像
表示画面S1 の座標情報とを比較することにより、カー
ソルc1 と映像表示画面S1 とが重なっているか否かを
判定し、もし重なっていれば、S403において予め定
められた複数の位置の中の一つの位置について、その位
置に映像表示画面S1 を移動させたときの映像表示画面
S1 と重なる文字数を計算する。例えば、図12(a)
に示すように、12個の計算対象位置p11,p12,…,
p34が設定されていたとする。現在の映像表示画面S1
が計算対象位置p11と重なっていた場合、それ以外の計
算対象位置p12,p13,…,p34について一つずつ検証
する。その後、S402において予め定められた位置全
てについての計算が終了したか否かを判断し、続いてい
ない限り、S402,S403を繰返すこととなる。全
ての位置について計算が終了すると、S404へ進み、
このS404において、映像表示画面S1 を、各計算対
象位置に置いたとき、カーソルc1 と重ならず、かつ重
なる文字数が最も少ない位置の領域にその領域S1 の配
置位置として決定する。その後、S405において、映
像表示画面S1 を決定した配置位置へ設定する。
【0065】以上のように映像表示画面S1 の移動先と
して、重なる文字数が極力少ない位置に決定するように
し、その決定に際して、移動先の候補となる文字数計算
対象位置の数を制限するようにしたため、極力短時間の
移動制御により極力作成中の文書を隠すことなく映像表
示が可能となる。
【0066】なお、図12(b)に示すように、重なる
文字数の少なくなる可能性の低い文書作成画面S0 の右
端部側にのみ計算対象位置をp141 ,p142 ,…,p34
1 として細かく設定するようにしても良い。
【0067】図13は本実施例による具体的な画面例を
示すものである。ここでは、計算対象位置が図12
(b)に示すように設定された場合を示している。図1
3(a)においてカーソルc1 が映像表示画面S1 に接
触したとする。この状態では計算対象位置p13,p141
,p142 ,p143 が映像表示画面S1 により覆われる
状態となっているため、全計算対象位置p11,p12,
…,p341 のうちそれらの計算対象位置p13,p141 ,
p142 ,p143 を除く位置について、順次、重なる文字
数が計算されてゆくこととなる。図13(a)を見ると
明らかなように、計算対象位置p241 ,p242 ,p243
の存在位置辺りにおいて、重なる文字数が最も少なくな
るのがわかる。計算の結果、計算対象位置p242 におい
て、重なる文字数が最少になったとすると、映像表示画
面S1 は図13(b)に示すような状態となる。
【0068】図14は、映像表示画面を含む画面が他の
種類の画面に切替わったとき、その切替わった画面の表
示内容に応じて設定された位置に映像表示画面を表示す
るようにした場合の制御内容を示している。図15は、
画面の一具体例として、文書作成画面から書式設定画面
に切替わる場合を示したものである。
【0069】この図において、まず、S501におい
て、図15(a)に示すように書式設定メニュ領域S4
を含む書式設定画面S3 を表示する。その後、S502
において図15(b)に示すように、位置とサイズとを
現在の状態のままで映像表示画面S1 をも表示する。続
いて、S503では、図15(c)に示すように、画面
内容の種類(書式設定画面の内容の種類)に応じた位置
(ここでは、画面S0 における右下隅に、書式設定メニ
ュ領域S4 と重ならないサイズの映像表示画面S1 を表
示することとなる。そして、S504では書式設定終了
操作がなされたか否かを判定する。書式設定終了操作が
なされた場合にはS505にて書式設定値を入力する。
その後、S504での判断が“Y”になるため、S50
6において文書作成画面S3 を表示する。次に、S50
7においては、映像表示画面S1 の位置とサイズとを元
に戻すこととなる。
【0070】このように、本実施例によれば、書式設定
メニュ領域を含む書式設定画面特有の画面内容に応じて
映像表示画面S1 のサイズや位置を決定するようにした
ため、、その画面の主要部分が隠されることなく映像表
示画面を設けることが可能となる。
【0071】上記実施例では全てカーソルc1 が映像表
示画面S1 内に進入するか、カーソルc1 が映像表示画
面S1 を移動させるようになっているが、カーソルc1
が映像表示画面S1 に接したとき、カーソルc1 の映像
表示画面S1 内への進入を拒否し、カーソルc1 を映像
表示画面S1 を避けて移動させるようにすることもでき
る。図16はその制御内容を示すもので、図17は具体
的な画面例を示すものであり、図18はカーソルc1 の
移動軌跡を示すものである。図16において、まず、S
601でカーソル移動キーの示す方向からカーソルc1
の移動先を計算する。続いてS602においてその計算
により求めたカーソルc1 の移動先の座標情報と映像表
示画面S1 の座標情報とを比較することにより、カーソ
ルc1 と映像表示画面S1 とが重なるか否かを判断す
る。この判断が“Y”の場合には、S603に進み、カ
ーソルc1 をカーソル移動キーの示す方向にそのまま移
動させる。S602における判断が“N”の場合にはS
601に戻り、この際には、カーソルc1 が映像表示画
面S1 を避けるように、具体的には図17の破線矢印で
示すようにカーソルc1 を改行させるべく、カーソルc
1 の移動先を計算することとなる。この最初はカーソル
移動キーの示す方向に従ってカーソルc1 の移動先を求
め、その位置が映像表示画面S1 と重なるという判断が
出た場合にはカーソルc1 を改行させる、という制御は
S602の判断結果に従って制御フラグを立て、S60
1の計算の際に、その制御フラグがセットされているか
否かを確認し、その制御フラグがセットされていない場
合にはカーソル移動キーの示す方向に従ってカーソルc
1 の移動先を計算し、制御フラグがセットされている場
合にはカーソル移動キーの示す方向とは関係なく、カー
ソルc1 を改行させるように移動先を計算するようにす
ることで実現することができる。このような制御を行う
結果、カーソルc1 は、図18の矢印(破線矢印は改
行、一点鎖線の矢印は行移動)に示すように移動制御さ
れることとなる。
【0072】なお、カーソルc1 の移動軌跡は映像表示
画面S1 の存在位置を避けるものとなるが、文書作成画
面S0 における映像表示画面S1 に隠された領域に文字
を入力する際には、前述したようにマニュアルで上記領
域特定情報を入力し、映像表示画面S1 を移動させるこ
ととなる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
書作成画面の一部に映像表示画面を設け、他のAV機器
を使用しなくとも、テレビやビデオ等の映像を鑑賞しな
がら文書作成作業を行うことができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書作成装置の基本構成を示すハ
ードウエアブロック図(a)及び画面説明図(b)。
【図2】本発明に係る文書作成装置において映像表示画
面をキーボードによるマニュアル操作で移動させる場合
の制御内容を示すフローチャート。
【図3】図2に示す制御動作を示す画面説明図。
【図4】本発明に係る文書作成装置において映像表示画
面をポインティングデバイスによるマニュアル操作で移
動させる制御で使用される文書作成画面内の構成を示す
画面説明図。
【図5】本発明に係る文書作成装置において映像表示画
面をカーソル位置に応じて自動的に移動制御するもので
あって、その移動先として文書作成画面の四隅のうちカ
ーソルから最も遠い隅を求める場合の制御内容を示すフ
ローチャート。
【図6】図5に示す制御動作を示す画面説明図。
【図7】図5に示す制御動作を示す画面説明図。
【図8】本発明に係る文書作成装置において映像表示画
面をカーソル位置に応じて自動的に移動制御するもので
あって、その移動先として移動量が最も少なくなる位置
を求める場合の制御内容を示すフローチャート。
【図9】図8に示す制御動作を示す画面説明図。
【図10】図8に示す制御動作を示す画面説明図。
【図11】本発明に係る文書作成装置において映像表示
画面をカーソル位置に応じて自動的に移動制御するもの
であって、その移動先として映像表示画面と重なる文字
数が少なくなる位置を求める場合の制御内容を示すフロ
ーチャート。
【図12】図11に示す制御動作を示す画面説明図。
【図13】図11に示す制御動作を示す画面説明図。
【図14】本発明に係る文書作成装置において映像表示
画面を各種特殊画面の表示内容に応じて移動制御する場
合の制御内容を示すフローチャート。
【図15】図14に示す制御動作を示す画面説明図。
【図16】本発明に係る文書作成装置において映像表示
画面を避けてカーソルを移動制御する場合の制御内容を
示すフローチャート。
【図17】図16に示す制御動作を示す画面説明図。
【図18】図16に示す制御動作を示す画面説明図。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 FDD 5 キーボード 6 マウス 7 LCDコントローラ 8 VRAM 9 TVチューナ 10 ビデオ入力I/F 11 映像信号変換器 12 表示信号合成器 13 カラーLCD S101〜S121 マニュアル画面特定情報生成処理 S201〜S203 カーソル位置から最も遠い隅に移
動させる映像表示画面移動処理 S301〜S303 カーソル位置からの移動量が最も
小さい位置に移動させる映像表示画面移動処理 S401〜S405 重なる文字数が少ない位置に映像
表示画面を移動させる移動処理 S501〜S507 書式設定画面の表示内容に応じて
映像表示画面を移動させる移動処理 S601〜S603 映像表示画面の位置に応じてカー
ソルの移動制御を行うカーソル移動処理

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書作成画面情報を出力する第1の画面情
    報出力手段と、 前記文書作成画面における設定サイズの映像表示画面を
    設定位置に形成する映像表示画面情報を出力する第2の
    画面情報出力手段と、 前記文書作成画面情報と前記映像表示画面情報とを後者
    が前者に対し表示装置にて優先表示されるようにして合
    成する表示信号合成手段とを備えたことを特徴とする文
    書作成装置。
  2. 【請求項2】第2の画面情報出力手段は、 映像信号発生手段と、 入力された映像表示画面制御情報に従って、映像表示画
    面の文書作成画面内における表示位置及びサイズを特定
    する画面特定情報を生成する画面特定情報生成手段と、 文書作成画面における前記画面特定情報の示す表示位置
    に該画面特定情報の示すサイズで前記映像表示画面が表
    示されるように映像表示信号を表示信号合成手段に与え
    る映像表示信号出力手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の文書作成装置。
  3. 【請求項3】画面特定情報は、映像表示画面の四隅の座
    標情報によって構成されることを特徴とする請求項2記
    載の文書作成装置。
  4. 【請求項4】画面特定情報は、映像表示画面の四隅のう
    ちいずれか1点の座標情報と該映像表示画面の縦横長さ
    情報とによって構成されることを特徴とする請求項2記
    載の文書作成装置。
  5. 【請求項5】画面特定情報生成手段は、キーボードのカ
    ーソル移動キーからの入力情報を映像表示画面四隅の座
    標更新情報として入力し、該座標更新情報の示すカーソ
    ルの移動方向に応じて前記映像表示画面四隅の座標情報
    を更新することを特徴とする請求項2〜4のうちいずれ
    か1項記載の文書作成装置。
  6. 【請求項6】画面特定情報生成手段は、キーボードの加
    減算記号キーからの入力情報を映像表示画面のサイズ更
    新情報として入力し、該サイズ更新情報の示す演算則に
    応じて前記映像表示画面の縦横長さ情報を更新すること
    を特徴とする請求項2〜5のうちいずれか1項記載の文
    書作成装置。
  7. 【請求項7】画面特定情報生成手段は、ポインティング
    デバイスの位置情報更新アイコンからの入力情報を映像
    表示画面の映像表示画面四隅の第1も座標更新情報とし
    て入力し、続いて前記ポインティングデバイスにより指
    示された位置情報を前記映像表示画面の第2の座標更新
    情報として入力し、前記第1の座標更新情報の示す位置
    から前記第2の座標更新情報の示す位置へ向かう方向に
    応じて前記映像表示画面四隅の座標情報を更新すること
    を特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1項記載の文
    書作成装置。
  8. 【請求項8】画面特定情報生成手段は、ポインティング
    デバイスのサイズ情報更新アイコンからの入力情報を映
    像表示画面の第1のサイズ更新情報として入力し、続い
    て前記ポインティングデバイスにより指示された位置情
    報を前記映像表示画面の第2のサイズ更新情報として入
    力し、前記第1のサイズ更新情報と前記第2のサイズ更
    新情報との距離に応じて前記映像表示画面の縦横長さ情
    報を更新することを特徴とする請求項2〜5のうちいず
    れか1項記載の文書作成装置。
  9. 【請求項9】カーソル移動キー入力に従ってカーソルの
    移動先を求める第1のカーソル移動先計算手段と、 前記カーソルの移動先座標情報と映像表示画面の座標情
    報とを比較し、前記カーソルと前記映像表示画面とが重
    なっているか否かを判定する判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づき前記カーソルが前記映像
    表示画面と重なっていないときにはその移動先に前記カ
    ーソルを移動させる第1のカーソル移動制御手段と、 その判定結果に基づき前記カーソルが前記映像表示画面
    と重なっているときには該カーソルを改行させるように
    該カーソルの移動先を求め、これを前記カーソル移動制
    御手段に与える第2のカーソル移動先計算手段とを備え
    たことを特徴とする請求項2〜8のうちいずれか1項記
    載の文書作成装置。
  10. 【請求項10】画面特定情報生成手段は、 カーソルの座標情報と映像表示画面の座標情報とを比較
    する座標情報比較手段と、 その比較結果に基づいて前記カーソルの座標と前記映像
    表示画面の座標とが一致したとき、文書作成画面の四隅
    のうち前記カーソルから最も遠距離に位置する隅を前記
    映像表示画面の移動先として求める移動先演算手段とを
    備えたことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1
    項記載の文書作成装置。
  11. 【請求項11】画面特定情報生成手段は、 カーソルの座標情報と映像表示画面の座標情報とを比較
    する座標情報比較手段と、 その比較結果に基づいて前記カーソルの座標と前記映像
    表示画面の座標とが一致したとき、文書作成画面におけ
    る前記カーソルからの移動量が最も小さくなる位置を前
    記映像表示画面の移動先として求める移動先演算手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか
    1項記載の文書作成装置。
  12. 【請求項12】画面特定情報生成手段は、 カーソルの座標情報と映像表示画面の座標情報とを比較
    する座標情報比較手段と、 その比較結果に基づいて前記カーソルの座標と前記映像
    表示画面の座標とが一致したとき、文書作成画面におけ
    る前記カーソルからの移動量が最も小さくなる位置を前
    記映像表示画面の移動先として求める移動先演算手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか
    1項記載の文書作成装置。
  13. 【請求項13】画面特定情報生成手段は、 カーソルの座標情報と映像表示画面の座標情報とを比較
    する座標情報比較手段と、 文書作成画面内に複数個設定された移動先候補の座標情
    報を記憶する移動先候補記憶手段と、 該座標情報比較手段の出力に基づいて前記カーソル座標
    情報と前記映像表示画面の座標情報とが一致したとき、
    前記複数個の移動先候補位置のうち前記映像表示画面と
    重ならないものについて、各位置に該映像表示画面を配
    置したときに該映像表示画面と重なる文字数を計算する
    文字数計算手段と、 前記複数個の移動先候補のうち前記映像表示画面と重な
    る文字数の最も少ない位置を前記映像表示画面の移動先
    として決定する移動先決定手段とを備えたことを特徴と
    する請求項2〜4のうちいずれか1項記載の文書作成装
    置。
  14. 【請求項14】画面特定情報生成手段は、 カーソルの座標情報と映像表示画面の座標情報とを比較
    する座標情報比較手段と、 文書作成画面以外の各種特殊画面の表示内容に応じた、
    前記映像表示画面の表示位置及びサイズを示す画面特定
    情報を記憶する画面特定情報記憶手段と、 前記文書作成画面から前記各種特殊画面に切替わったと
    き、その切替わった画面の表示内容により前記画面特定
    情報記憶手段を検索し、その切替わった画面の表示内容
    に応じた画面特定情報を取出す画面特定情報検索手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか
    1項記載の文書作成装置。
  15. 【請求項15】文書作成画面から各種特殊画面に切替わ
    る前に前記文書作成画面に表示されたいた映像表示画面
    の元画面特定情報を記憶する画面特定情報記憶手段と、 前記各種画面から該文書作成画面に切替わったとき前記
    画面特定情報記憶手段から前記元画面特定情報を読出す
    元画面特定情報制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項14記載の文書作成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015060573A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 カシオ計算機株式会社 投影システム及びポインタ

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JP2015060573A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 カシオ計算機株式会社 投影システム及びポインタ

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