JPH07306807A - コンピュータシステム装置 - Google Patents

コンピュータシステム装置

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JPH07306807A
JPH07306807A JP9955294A JP9955294A JPH07306807A JP H07306807 A JPH07306807 A JP H07306807A JP 9955294 A JP9955294 A JP 9955294A JP 9955294 A JP9955294 A JP 9955294A JP H07306807 A JPH07306807 A JP H07306807A
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JP
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memory
read
address
hook
storage capacity
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JP9955294A
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Inventor
Yoshio Okajima
良男 岡嶋
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 書き換え可能な読出専用メモリの記憶容量を
拡張した場合に、そのプログラム領域を分断せず、かつ
その記憶領域全域を有効に使用できるコンピュータシス
テム装置を提供する。 【構成】 書き換え不能な第1の読出専用メモリと、書
き換え可能な第2の読出専用メモリと、処理を実行する
CPUを備える。上記CPUが出力するCPUアドレス
とフックレジスタに設定されたアドレス値との一致不一
致に基づいて、第1の読出専用メモリに代えて第2の読
出専用メモリを選択することを表すフック信号HOOK
#を作成するアドレス比較回路を備える。上記第2の読
出専用メモリの記憶容量の規模を表す記憶容量信号E2
Kを作成して出力する記憶容量指定手段を備える。フッ
ク信号HOOK#および記憶容量信号E2Kの内容に応
じて上記CPUアドレスをそのまま又はシフトさせて出
力する切換回路11を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子手帳等のコンピュ
ータシステム装置に関する。より詳しくは、E2PRO
M(エレクトリカル・イレイザブル・プログラマブル・
リード・オンリ・メモリ)等の書き換え可能な読出専用
メモリの記憶容量を拡張することを予定したコンピュー
タシステムの周辺回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子手帳等のコンピュータシステムは、
図12に例示するように、演算処理を行うCPU(中央
演算処理装置)1と、アドレス比較回路やデコード回路
等を含む周辺回路2と、システムの制御のためのプログ
ラムを格納したマスクROM(読出専用メモリ。電気的
に書き換えができないもの。)3と、電気的に書き換え
可能な読出専用メモリE2PROM4と、データを格納
するためのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)5
と、液晶表示パネル等の表示装置6と、キーボード等の
入力装置7とを備えている。E2PROM4は、ユーザ
ーが任意にプログラムを書き込むことができる。例えば
ROM3に格納されたプログラムに誤りがあった場合に
代用される修正プログラムを格納することができる。
【0003】図13に示すように、このシステムのメモ
リマップでは、00000〜007FF番地がE2PR
OM領域、00800〜7FFFF番地がROM領域、
80000〜FFFFF番地がRAM領域となっている
(アドレスは16進数で表されている。)。E2PRO
M領域は、この例では2Kバイトであり、00000〜
005FF番地がプログラム領域、00600〜007
FFがハードフック領域となっている。
【0004】図17に示すように、CPU1は、メモリ
をアクセスすることを表すメモリリクエスト信号MRE
Q#(#は反転を表す。以下同様。)を出力するととも
に、アドレスA0〜A19を出力する。アドレスA0〜
A8,アドレスA0〜A18,アドレスA0〜A18が
それぞれE2PROM4,ROM3,RAM5へ出力さ
れ、メモリリクエスト信号MREQ#は周辺回路2に含
まれるデコード回路10へ出力される。
【0005】図14に示すように、アドレス比較回路9
は、CPU1が出力するアドレスA9〜A19に対応し
たフリップフロップF/F(A9)〜F/F(A19)
からなるフックレジスタ8と、排他的NOR(否定論理
和)909〜919と、AND(論理積)920とから
なっている。フックレジスタ8を構成するフリップフロ
ップF/F(A9)〜F/F(A19)の値はCPU1
によって任意に設定される。CPUアドレスA9〜A1
9とフックレジスタ8の値とが一致していればフック信
号HOOK#はL(低レベル)、不一致であればフック
信号HOOK#はH(高レベル)となる。HOOK#=
Lはプログラムの実行がROM3に対してではなくE2
PROM4に対して行われることを表す一方、HOOK
#=Hはプログラムの実行が通常通りROM3に対して
行われることを表している。このフック信号HOOK#
は、図17中に示すように、デコード回路10へ出力さ
れる。
【0006】図15に示すように、デコード回路10
は、インバータ101,112と、OR(論理和)10
2,103,104,106と、AND(論理積)10
5と、インバータ107と、OR108〜111からな
っている。デコード回路10は、フック信号HOOK#
とアドレスA9,A10とに基づいてE2PROM用の
アドレスA9′,A10′を生成するとともに、フック
信号HOOK#とアドレスA11〜A19とに基づいて
2PROM4,ROM3,RAM5を選択するための
チップセレクト信号CSE2PROM#,CSROM
#,CSRAM#をそれぞれ生成する。E2PROM用
アドレスA9′,A10′は、図16に示す論理テーブ
ルに従って作成される。つまり、E2PROM用アドレ
スA9′,A10′は、フック信号HOOK#がH(C
PUアドレスとフックレジスタ8の設定値とが不一致)
のときはCPUアドレスA9,A10そのままの値をと
り、フック信号HOOK#がL(CPUアドレスとフッ
クレジスタ8の設定値とが一致)のときはHとなる。
【0007】図18に示すように、CPUアドレスと、
実際に実行される実行アドレスとの対応は、フックレジ
スタ8の設定値によって定まる。例えば、図13に示し
たメモリマップ内でROM領域に属する40000番地
にプログラム誤りがあったとする。このとき、フックレ
ジスタ8のA9〜A19に図18上段に示す値を設定
しておくものとすると、CPUアドレスと一致してHO
OK#=Lとなるアドレス範囲は40000〜401F
Fとなる。このアドレス範囲ではチップセレクト信号C
SROM#はLとはならずCSE2PROM#がLとな
り、また、アドレスA9′,A10′はいずれもHとな
る。この結果、プログラムの実行は、ROM3に対して
ではなく、E2PROM4に対して行われる。A9′=
A10′=Hであり、A0〜A8はCPUアドレスに等
しいから、実行アドレスはE2PROM領域に属する0
0600〜007FFとなる。したがって、E2PRO
M領域の00600〜007FF番地(E2PROM4
上では600〜7FF番地)に修正プログラムを書き込
んでおけば、ROM3上のプログラム誤りを修正するこ
とができる。なお、図18中段,下段は、HOOK
#=Lとなるアドレス範囲がそれぞれ2AA00〜2A
BFF,55400〜555FFの場合を示している。
【0008】修正プログラムが大規模になった等の理由
により、図19に示すように、E2PROM4を2Kバ
イトのものから例えば8Kバイトのもの(符号4′で示
す)に変更する場合がある。この場合、E2PROM
4′に対して拡張されたアドレスA11,A12をさら
に入力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プログラム
作成上、特にフォートランやベーシック等の高級言語か
らアセンブラにコンパイルする場合には、プログラム領
域のリニアリティが要求される。
【0010】しかしながら、上記従来のシステムでは、
フックレジスタ8のフリップフロップF/F(A1
1),F/F(A12)に設定する値は一定ではなく、
全ての場合に対応しておく必要があるため、図20に示
すように、メモリマップ上で2Kバイトおきにハードフ
ック領域(ROM3上のプログラム誤りのための修正プ
ログラムを書き込む領域)が現れて、ユーザーが自由に
プログラムを書き込むべきプログラム領域が分断され、
リニアリティが損なわれるという問題がある。
【0011】また、図20中の4つのハードフック領域
は、全て同一内容となり、冗長となっている。つまり、
2PROMの全記憶容量8Kバイト中、有効に使われ
ているのは、プログラム領域の6Kバイトと、1つのハ
ードフック領域の0.5Kバイトとの計6.5Kバイト
のみであり、残りの3つのハードフック領域の1,5K
バイト分が無駄に使われているという問題がある。
【0012】ここで、図21に示すように、OR11
2,113によって、フック信号HOOK#とアドレス
A11,A12とからアドレスA11′,A12′を作
成し、これをE2PROM4に入力する手段が考えられ
る。このようにした場合、図22に示すように、ハード
フック領域は01E00〜01FFFの範囲だけとな
り、残り全域がプログラム領域となる。しかしながら、
周辺回路2を構成するチップの出力端子数を増加させな
ければならないという問題が生ずる。
【0013】そこで、この発明の目的は、書き換え可能
な読出専用メモリを用いるコンピュータシステムの周辺
回路であって、上記書き換え可能な読出専用メモリの記
憶容量を拡張した場合に、そのプログラム領域を分断せ
ず、かつその記憶領域全域を有効に使用できるコンピュ
ータシステム装置を提供することにある。また、書き換
え可能な読出専用メモリの記憶容量を拡張する場合に、
周辺回路を構成するチップの出力端子数を増加させなく
て済むコンピュータシステム装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のコンピュータシステム装置は、制
御プログラムを記憶した書き換え不能な第1の読出専用
メモリと、書き換え可能な第2の読出専用メモリと、上
記第1の読出専用メモリの制御プログラムを参照して処
理を実行する中央演算処理装置と、特定のアドレスが設
定されるフックレジスタを有し、上記中央演算処理装置
が出力するCPUアドレスと上記フックレジスタに設定
されたアドレス値との一致不一致に基づいて、上記第1
の読出専用メモリに代えて第2の読出専用メモリを選択
することを表すフック信号を作成するアドレス比較回路
を備えたコンピュータシステム装置であって、上記第2
の読出専用メモリの記憶容量の規模を表す記憶容量信号
を作成して出力する記憶容量指定手段と、上記CPUア
ドレス、フック信号および記憶容量信号を受けて、上記
フック信号および記憶容量信号の内容に応じて上記CP
Uアドレスをそのまま出力するか又は上記CPUアドレ
スを所定番地分だけシフトさせたアドレスを出力する切
換回路を備えたことを特徴としている。
【0015】また、請求項2に記載のコンピュータシス
テム装置は、制御プログラムを記憶した書き換え不能な
第1の読出専用メモリと、書き換え可能な第2の読出専
用メモリと、上記第1の読出専用メモリの制御プログラ
ムを参照して処理を実行する中央演算処理装置と、特定
のアドレスが設定されるフックレジスタを有し、上記中
央演算処理装置が出力するCPUアドレスと上記フック
レジスタに設定されたアドレス値と一致不一致に基づい
て、上記第1の読出専用メモリに代えて第2の読出専用
メモリを選択することを表すフック信号を作成するアド
レス比較回路を備えたコンピュータシステム装置であっ
て、上記第2の読出専用メモリの記憶容量の規模を表す
記憶容量信号を作成して出力する記憶容量指定手段を備
え、上記アドレス比較回路は、上記記憶容量信号を受け
て、この記憶容量信号の内容に応じて上記フックレジス
タの設定値のうち特定の桁を無効とする手段を有するこ
とを特徴としている。
【0016】また、請求項1または2に記載のコンピュ
ータシステム装置において、上記記憶容量指定手段は、
複数の切換位置を有するスイッチを含み、上記第2の読
出専用メモリの記憶容量の規模に応じてユーザーが設定
した上記スイッチの切換位置に基づいて、上記記憶容量
信号を作成するようになっているのが望ましい。
【0017】また、請求項1または2に記載のコンピュ
ータシステム装置において、上記記憶容量指定手段は、
リセット解除後のスタート時に上記第2の読出専用メモ
リの特定アドレスの内容を読み出す工程と、周辺回路内
に設けられた内部レジスタに上記特定アドレスの内容を
書き込む工程とからなるのが望ましい。
【0018】また、請求項3に記載のコンピュータシス
テム装置は、制御プログラムを記憶した書き換え不能な
第1の読出専用メモリと、書き換え可能な第2の読出専
用メモリと、上記第1の読出専用メモリの制御プログラ
ムを参照して処理を実行する中央演算処理装置と、特定
のアドレスが設定されるフックレジスタを有し、上記中
央演算処理装置が出力するCPUアドレスと上記フック
レジスタに設定されたアドレス値との一致不一致に基づ
いて、上記第1の読出専用メモリに代えて第2の読出専
用メモリを選択することを表すフック信号を作成するア
ドレス比較回路を、周辺回路を構成するチップ内に備え
たコンピュータシステム装置であって、上記チップとは
別のチップ内に、上記フック信号に基づいて、上記CP
Uアドレスをシフトさせた変換アドレスを作成する拡張
回路を備えたことを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1に記載のコンピュータシステム装置で
は、アドレス比較回路は、中央演算処理装置が出力する
CPUアドレスがフックレジスタに設定されたアドレス
値と一致したとき、第1の読出専用メモリに代えて第2
の読出専用メモリを選択することを表すフック信号を作
成する。記憶容量指定手段が第2の読出専用メモリの記
憶容量の規模を表す記憶容量信号を作成して出力する。
そして、切換回路が、上記CPUアドレス、フック信号
および記憶容量信号を受けて、上記フック信号および記
憶容量信号の内容に応じて、上記CPUアドレスをその
まま出力するか又は上記CPUアドレスを所定番地分だ
けシフトさせたアドレスを出力する。例えば、上記記憶
容量信号が上記第2の読出専用メモリの記憶容量は2K
バイトであることを表すとき、上記切換回路は上記CP
Uアドレスをそのまま出力する。したがって、上記第2
の読出専用メモリのうち上記CPUアドレスによって指
定された番地がハードフック領域となる。一方、上記記
憶容量信号が上記第2の読出専用メモリの記憶容量は8
Kバイトであることを表すとき、上記切換回路は上記C
PUアドレスを所定番地分だけシフトさせたアドレスを
出力する。このシフト量を調節して設定しておくことに
よって、上記第2の読出専用メモリのうち1箇所の領域
をハードフック領域とすることができる。したがって、
第2の読出専用メモリのプログラム領域は分断されず、
記憶領域全域が有効に使用される。
【0020】請求項2のコンピュータシステム装置で
は、記憶容量指定手段が第2の読出専用メモリの記憶容
量の規模を表す記憶容量信号を作成して出力する。アド
レス比較回路は、上記記憶容量信号を受けて、この記憶
容量信号の内容に応じて上記フックレジスタの設定値の
うち特定の桁を無効とする手段を有する。したがって、
上記第2の読出専用メモリの記憶容量の規模に応じてハ
ードフック領域の広狭を設定することが可能となる。例
えば、第2の読出専用メモリの記憶容量が2Kバイトの
ときはハードフック領域が狭く設定される一方、第2の
読出専用メモリの記憶容量が8Kバイトのときはハード
フック領域が広く設定される。したがって、第1の読出
専用メモリにプログラム誤りがあった場合に、代わりに
使用する修正プログラムの規模が、第2の読出専用メモ
リの記憶容量に応じて設定され得る。
【0021】また、上記記憶容量指定手段は、複数の切
換位置を有するスイッチを含み、上記第2の読出専用メ
モリの記憶容量の規模に応じてユーザーが設定した上記
スイッチの切換位置に基づいて、上記記憶容量信号を作
成するようになっている場合、記憶容量信号が簡単に作
成される。
【0022】また、上記記憶容量指定手段は、リセット
解除後のスタート時に上記第2の読出専用メモリの特定
アドレスの内容を読み出す工程と、周辺回路内に設けら
れた内部レジスタに上記特定アドレスの内容を書き込む
工程とからなる場合、ユーザーのスイッチ操作等を待つ
までもなく、記憶容量信号が自動的に得られる。
【0023】請求項3のコンピュータシステム装置で
は、アドレス比較回路が設けられたチップとは別のチッ
プ内に拡張回路が設けられ、この拡張回路は、フック信
号に基づいて、CPUアドレスをシフトさせた変換アド
レスを作成する。第2の読出専用メモリの読み出しは、
この変換アドレスを用いて行われる。したがって、第2
の読出専用メモリの記憶容量を拡張する場合に、周辺回
路を構成するチップの出力端子数を増加させなくても済
ませられる。
【0024】
【実施例】以下、この発明のコンピュータシステム装置
を実施例により詳細に説明する。
【0025】図12〜図17に示したコンピュータシス
テムに適用する場合について説明するものとする(簡単
のため、同一の構成要素は同一符号を用いる。)。すな
わち、図12に示したように、このコンピュータシステ
ム装置は、制御プログラムを記憶した書き換え不能な第
1の読出専用メモリとしてのマスクROM3と、書き換
え可能な第2の読出専用メモリとしてのE2PROM4
と、マスクROM3またはE2PROM4に格納された
プログラムを参照して処理を実行するCPU(中央演算
処理装置)1を備えている。また、ゲートアレイチップ
からなる周辺回路2には、図14に示したアドレス比較
回路9が含まれている。アドレス比較回路9は、特定の
アドレスが設定されるフックレジスタ8を有し、CPU
1が出力するCPUアドレスとフックレジスタ8に設定
されたアドレス値との一致不一致に基づいて、マスクR
OM3に代えてE2PROM4を選択することを表すフ
ック信号HOOK#を作成する。
【0026】図1に示すように、このコンピュータシス
テム装置の周辺回路2′(図12のものと区別するため
に「′」を付している。)は、E2PROM切換回路1
1を備えている。このE2PROM切換回路11は、イ
ンバータ12と、AND13〜16と、OR17,18
とからなっている。
【0027】このE2PROM切換回路11には、フッ
ク信号HOOK#と、CPUアドレスA9〜A12と、
記憶容量信号E2Kとが入力される。記憶容量信号E2
Kは、E2PROMの記憶容量が2Kバイトであるか、
拡張された8Kバイトであるかを表す信号であって、E
2K=Hが2Kバイト、E2K=Lが8Kバイトである
ことを表す。記憶容量信号E2Kを得るには、例えば図
5(a)に示すように、電源VccとグランドGNDとの
間にスイッチ19を設けて、ユーザーがスイッチ19を
切り換えるようにする。
【0028】このE2PROM切換回路11は、E2PR
OM用アドレスA119′,A1210′を作成する。
図4に示すように、HOOK#=H(CPUアドレスと
フックレジスタ8の設定値とが不一致)の場合は、E2
K=HのときA119′,A1210′はそれぞれCP
UアドレスA9,A10となる一方、E2K=Lのとき
A119′,A1210′はそれぞれCPUアドレスA
11,A12となる。HOOK#=L(CPUアドレス
とフックレジスタ8の設定値とが一致)の場合は、E2
Kの値にかかわらず、A119′,A1210′はいず
れもHとなる。
【0029】図2(a)に示すように、2KバイトのE2
ROM4を用いるときは、E2PROM4のアドレス入
力端子アドレスA0〜A8,A9,A10に、それぞれ
CPUアドレスA0〜A8,A119′,A1210′
を接続する。一方、図2(b)に示すように、8Kバイト
のE2PROM4′を用いるときは、E2PROM4′の
アドレス入力端子アドレスA0〜A10,A11,A1
2に、それぞれCPUアドレスA0〜A10,A11
9′,A1210′を接続する。この接続の切り換え
は、E2PROMを取り替える際にユーザーが行う。な
お、2KバイトのE2PROM4用,8KバイトのE2
ROM4′用のソケットに予めこのような配線を施して
おいても良い。
【0030】このように構成することにより、図3
(a),(b)に示すようなメモリマップが得られる。すなわ
ち、同図(a)に示すように、2KバイトのE2PROM4
(E2K=H)の場合は、HOOK#=LのときA11
9′=A1210′=Hとなってアドレス入力端子A
9,A10にHが入力され、この結果、ハードフック領
域は00600〜007FFとなる。HOOK#=Hな
らばA119′,A1210′はそれぞれ通常通りCP
UアドレスA9,A10となって、残りの領域0000
0〜005FFはプログラム領域となる。また、同図
(b)に示すように、8KバイトのE2PROM4′(E2
K=L)の場合は、HOOK#=LのときA119′=
A1210′=Hとなってアドレス入力端子A11,A
12にHが入力され、この結果、ハードフック領域は0
1800〜01FFFとなる。HOOK#=HならばA
119′,A1210′はそれぞれ通常通りCPUアド
レスA11,A12となって、残りの領域00000〜
017FFはプログラム領域となる。
【0031】したがって、E2PROMの記憶容量を拡
張した場合であっても、E2PROM4′のプログラム
領域を分断しないで、E2PROM4′の記憶領域全域
を有効に使用することができる。しかも、ユーザーによ
るスイッチ19の切り換え操作によって、記憶容量信号
E2Kを簡単に作成することができる。
【0032】なお、上の例では記憶容量信号E2Kをユ
ーザーのスイッチ操作によって得るようにしたが、当然
ながらこれに限られるものではない。図5(b)に示すよ
うに、記憶容量信号E2Kは、周辺回路2′内にフリッ
プフロップF/Fからなる内部レジスタ20を設けて、
このレジスタ20の出力値として得ても良い。この場
合、図6に示すように、CPU1の制御により、リセッ
ト解除後にE2PROMの記憶容量を判定し(S1)、
2PROMの記憶容量に応じてレジスタ20の値をセ
ットする(S2)。E2PROMの記憶容量を判定する
には、図7に示すように、E2PROMの特定アドレス
に、記憶容量に応じて予め0または1を書き込んでお
く。例えば、2KバイトのE2PROM4の00000
番地に0、8KバイトのE2PROM4′の00000
番地に1を予め書き込んでおく。そして、このアドレス
00000の値を読み出しことによって、記憶容量を判
定する。または、図8(a),(b)に示すように、2Kバイ
ト毎にイメージを出して同一内容(同図(a))か別内容
(同図(b))かをチェックし、この結果に基づいて記憶
容量を判定する。このようにした場合、ユーザーはE2
PROMを取り替えるだけで、自動的に記憶容量信号を
得ることができる。
【0033】図9は、別の実施例のコンピュータシステ
ム装置を構成するアドレス比較回路11′を示してい
る。このアドレス比較回路11′は、図14に示したア
ドレス比較回路11のA9,A10のラインに、上記記
憶容量信号E2Kを加えたものである。すなわち、排他
的NOR909,910の出力側にそれぞれインバータ
923,924を設けるとともに、このインバータ92
3,924の出力と記憶容量信号E2Kとを入力とする
NAND(否定論理積)921,922を設けている。
【0034】このように構成した場合、E2K=Hのと
き、すなわち2KバイトのE2PROM4を用いている
ときは、フックレジスタ8とCPUアドレスとを比較す
るアドレスラインはA9〜A19となる。一方、E2K
=Lのとき、すなわち8KバイトのE2PROM4′を
用いているときは、A9,A10の比較結果はそれぞれ
無効となり、A11〜A19の比較結果のみが有効とな
る。この結果、図10に示すように、E2K=Hのとき
2PROM4のハードフック領域が0.5Kバイトで
あるのに対し、E2K=LのときE2PROM4′のハ
ードフック領域は2Kバイトとなって広くなる。したが
って、修正プログラムを書き込み可能な範囲を広くする
ことができる。
【0035】図11は、別の実施例のコンピュータシス
テム装置を構成する周辺回路2″を示している。この周
辺回路2″は、ゲートアレイチップからなる周辺回路2
に加えて、NOR29〜35を有する拡張回路28を備
えている。NOR29〜35の一方の入力端子にはそれ
ぞれCPUアドレスA9〜A15が入力される一方、N
OR29〜35の他方の入力端子にはそれぞれフック信
号HOOKが入力されるようになっている。なお、フッ
ク信号HOOKは、周辺回路2内で、フック信号HOO
K#をインバータ40で反転させることによって作成さ
れている。NOR29〜35の出力ラインA9′〜A1
5′は、E2PROMのアドレス入力端子に接続され
る。E2PROMの記憶内容読み出しは、このA9′〜
A15′を用いて行われる。
【0036】このように構成した場合、本来の周辺回路
2の出力端子数を増やすことなく、大記憶容量(例えば
64Kバイト)のE2PROMを用いることができる。
【0037】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に記
載のコンピュータシステム装置では、記憶容量指定手段
が第2の読出専用メモリの記憶容量の規模を表す記憶容
量信号を作成して出力し、また、切換回路が、CPUア
ドレス、フック信号および記憶容量信号を受けて、上記
フック信号および記憶容量信号の内容に応じて、上記C
PUアドレスをそのまま出力するか又は上記CPUアド
レスを所定番地分だけシフトさせたアドレスを出力す
る。したがって、このシフト量を調節して設定しておく
ことによって、第2の読出専用メモリのうち1箇所の領
域をハードフック領域とすることができる。したがっ
て、第2の読出専用メモリのプログラム領域を分断せ
ず、記憶領域全域を有効に使用することができる。
【0038】請求項2のコンピュータシステム装置で
は、記憶容量指定手段が第2の読出専用メモリの記憶容
量の規模を表す記憶容量信号を作成して出力する。アド
レス比較回路は、上記記憶容量信号を受けて、この記憶
容量信号の内容に応じて上記フックレジスタの設定値の
うち特定の桁を無効とする。したがって、上記第2の読
出専用メモリの記憶容量の規模に応じてハードフック領
域の広狭を設定することができる。したがって、第1の
読出専用メモリにプログラム誤りがあった場合に、代わ
りに使用する修正プログラムの規模を、第2の読出専用
メモリの記憶容量に応じて設定できる。
【0039】また、上記記憶容量指定手段は、複数の切
換位置を有するスイッチを含み、上記第2の読出専用メ
モリの記憶容量の規模に応じてユーザーが設定した上記
スイッチの切換位置に基づいて、上記記憶容量信号を作
成するようになっている場合、記憶容量信号を簡単に作
成することができる。
【0040】また、上記記憶容量指定手段は、リセット
解除後のスタート時に上記第2の読出専用メモリの特定
アドレスの内容を読み出す工程と、周辺回路内に設けら
れた内部レジスタに上記特定アドレスの内容を書き込む
工程とからなる場合、ユーザーのスイッチ操作等を待つ
までもなく、記憶容量信号を自動的に得ることができ
る。
【0041】請求項3のコンピュータシステム装置で
は、アドレス比較回路が設けられたチップとは別のチッ
プ内に拡張回路が設けられ、この拡張回路は、フック信
号に基づいて、CPUアドレスをシフトさせた変換アド
レスを作成する。第2の読出専用メモリの読み出しは、
この変換アドレスを用いて行われる。したがって、第2
の読出専用メモリの記憶容量を拡張する場合に、周辺回
路を構成するチップの出力端子数を増加させなくても済
ませられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のコンピュータシステム
装置の一部を構成する切換回路を示す図である。
【図2】 E2PROMの記憶容量を拡張する場合のア
ドレス端子の接続の仕方を示す図である。
【図3】 E2PROMのメモリマップを示す図であ
る。
【図4】 アドレスA119′,A1210′を作成す
る論理テーブルを示す図である。
【図5】 記憶容量指定手段を例示する図である。
【図6】 図5(b)に示したレジスタに記憶容量信号を
セットするフローを示す図である。
【図7】 E2PROMの記憶容量をチェックする方法
を説明する図である。
【図8】 E2PROMの記憶容量をチェックする方法
を説明する図である。
【図9】 別の実施例のコンピュータシステム装置の一
部を構成するアドレス比較回路を示す図である。
【図10】 図9のコンピュータシステム装置における
2PROMのメモリマップを示す図である。
【図11】 別の実施例のコンピュータシステム装置の
一部を構成する拡張回路を示す図である。
【図12】 従来のコンピュータシステムの概略構成を
示す図である。
【図13】 従来のコンピュータシステムにおけるメモ
リマップを示す図である。
【図14】 従来のコンピュータシステムの周辺回路に
含まれるアドレス比較回路を示す図である。
【図15】 従来のコンピュータシステムの周辺回路に
含まれるデコード回路を示す図である。
【図16】 アドレスA9′,A10′を作成する論理
テーブルを示す図である。
【図17】 従来ののコンピュータシステムの配線接続
の仕方を示す図である。
【図18】 従来のコンピュータシステムにおけるフッ
クレジスタ設定値と実行アドレスとの対応を示す図であ
る。
【図19】 従来のコンピュータシステムにおいてE2
PROMを8Kバイトのものに取り替えたときの配線接
続の仕方を示す図である。
【図20】 図19に示した接続状態でのE2PROM
のメモリマップを示す図である。
【図21】 図12のコンピュータシステムにおいてE
2PROMを8Kバイトのものに取り替えたときの別の
配線接続の仕方を示す図である。
【図22】 図21に示した接続状態でのE2PROM
のメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2,2′,2″ 周辺回路 3 マスクROM 4,4′ E2PROM 11 切換回路 11′ アドレス比較回路 19 スイッチ 20 内部レジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御プログラムを記憶した書き換え不能
    な第1の読出専用メモリと、 書き換え可能な第2の読出専用メモリと、 上記第1の読出専用メモリの制御プログラムを参照して
    処理を実行する中央演算処理装置と、 特定のアドレスが設定されるフックレジスタを有し、上
    記中央演算処理装置が出力するCPUアドレスと上記フ
    ックレジスタに設定されたアドレス値との一致不一致に
    基づいて、上記第1の読出専用メモリに代えて第2の読
    出専用メモリを選択することを表すフック信号を作成す
    るアドレス比較回路を備えたコンピュータシステム装置
    であって、 上記第2の読出専用メモリの記憶容量の規模を表す記憶
    容量信号を作成して出力する記憶容量指定手段と、 上記CPUアドレス、フック信号および記憶容量信号を
    受けて、上記フック信号および記憶容量信号の内容に応
    じて上記CPUアドレスをそのまま出力するか又は上記
    CPUアドレスを所定番地分だけシフトさせたアドレス
    を出力する切換回路を備えたことを特徴とするコンピュ
    ータシステム装置。
  2. 【請求項2】 制御プログラムを記憶した書き換え不能
    な第1の読出専用メモリと、 書き換え可能な第2の読出専用メモリと、 上記第1の読出専用メモリの制御プログラムを参照して
    処理を実行する中央演算処理装置と、 特定のアドレスが設定されるフックレジスタを有し、上
    記中央演算処理装置が出力するCPUアドレスと上記フ
    ックレジスタに設定されたアドレス値と一致不一致に基
    づいて、上記第1の読出専用メモリに代えて第2の読出
    専用メモリを選択することを表すフック信号を作成する
    アドレス比較回路を備えたコンピュータシステム装置で
    あって、 上記第2の読出専用メモリの記憶容量の規模を表す記憶
    容量信号を作成して出力する記憶容量指定手段を備え、 上記アドレス比較回路は、上記記憶容量信号を受けて、
    この記憶容量信号の内容に応じて上記フックレジスタの
    設定値のうち特定の桁を無効とする手段を有することを
    特徴とするコンピュータシステム装置。
  3. 【請求項3】 制御プログラムを記憶した書き換え不能
    な第1の読出専用メモリと、 書き換え可能な第2の読出専用メモリと、 上記第1の読出専用メモリの制御プログラムを参照して
    処理を実行する中央演算処理装置と、 特定のアドレスが設定されるフックレジスタを有し、上
    記中央演算処理装置が出力するCPUアドレスと上記フ
    ックレジスタに設定されたアドレス値との一致不一致に
    基づいて、上記第1の読出専用メモリに代えて第2の読
    出専用メモリを選択することを表すフック信号を作成す
    るアドレス比較回路を、周辺回路を構成するチップ内に
    備えたコンピュータシステム装置であって、 上記チップとは別のチップ内に、上記フック信号に基づ
    いて、上記CPUアドレスをシフトさせた変換アドレス
    を作成する拡張回路を備えたことを特徴とするコンピュ
    ータシステム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112416250A (zh) * 2020-11-19 2021-02-26 深圳电器公司 基于NVMe的固态硬盘的命令处理方法及相关设备

Cited By (2)

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CN112416250A (zh) * 2020-11-19 2021-02-26 深圳电器公司 基于NVMe的固态硬盘的命令处理方法及相关设备
CN112416250B (zh) * 2020-11-19 2024-09-20 深圳电器公司 基于NVMe的固态硬盘的命令处理方法及相关设备

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