JPH07305908A - 冷暖房装置 - Google Patents
冷暖房装置Info
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- JPH07305908A JPH07305908A JP9727194A JP9727194A JPH07305908A JP H07305908 A JPH07305908 A JP H07305908A JP 9727194 A JP9727194 A JP 9727194A JP 9727194 A JP9727194 A JP 9727194A JP H07305908 A JPH07305908 A JP H07305908A
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- JP
- Japan
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- temperature
- refrigerant
- gas
- heat exchanger
- indoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/21—Refrigerant outlet evaporator temperature
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は非共沸混合物を用いた冷暖房装置に
おいて、冷房時に、循環冷媒の組成変化を考慮した、よ
り正確な飽和ガス温度を検知し、精度良く過熱度を算出
して室内側膨張弁を制御することにより、圧縮機への液
戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する危険性を回
避すると共に、室内機の能力制御を適切に行い、快適な
冷房を提供することを目的としている。 【構成】 液配管温度検知センサー10と、ガス配管温
度検知センサー12と、冷媒組成検出手段14と、液定
数補正手段18bと、ガス飽和温度計算手段19bと、
過熱度計算手段15bと、室内側膨張弁8を動作させる
室内側膨張弁動作手段16bよりなる。
おいて、冷房時に、循環冷媒の組成変化を考慮した、よ
り正確な飽和ガス温度を検知し、精度良く過熱度を算出
して室内側膨張弁を制御することにより、圧縮機への液
戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する危険性を回
避すると共に、室内機の能力制御を適切に行い、快適な
冷房を提供することを目的としている。 【構成】 液配管温度検知センサー10と、ガス配管温
度検知センサー12と、冷媒組成検出手段14と、液定
数補正手段18bと、ガス飽和温度計算手段19bと、
過熱度計算手段15bと、室内側膨張弁8を動作させる
室内側膨張弁動作手段16bよりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非共沸混合冷媒を用い
た冷暖房装置に関するものである。
た冷暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開昭63−180
051号公報で知られるような冷暖房装置がある。以
下、図面を参照しながら従来の技術について説明する。
051号公報で知られるような冷暖房装置がある。以
下、図面を参照しながら従来の技術について説明する。
【0003】図13において、1は圧縮機、2は四方
弁、3は室外側熱交換器、4は室外側膨張弁、5は室外
ファンで、これらにより室外機6を形成している。7は
室内側熱交換器、8は室内側膨張弁、9は室内ファン
で、それぞれ室内機13を形成している。そして、室外
機6と室内機13は液管Lとガス管Gによって環状に連
接されている。また、室内側熱交換器7と室内側膨張弁
8の間に液配管温度センサー10を、室内機13内に設
置され室内側熱交換器7とガス管22の間の温度を検知
するガス配管温度センサー12を備え、液配管温度セン
サー10及びガス配管温度センサー12で検出した温度
を用いて室内側熱交換器7の過熱度を計算する過熱度計
算手段15及び過熱度計算手段15にて計算された過熱
度に基づいて室内側膨張弁8を動作させる室内側膨張弁
動作手段16を有しており、過熱度計算手段15と室内
側膨張弁動作手段16は制御装置17に収納されてい
る。
弁、3は室外側熱交換器、4は室外側膨張弁、5は室外
ファンで、これらにより室外機6を形成している。7は
室内側熱交換器、8は室内側膨張弁、9は室内ファン
で、それぞれ室内機13を形成している。そして、室外
機6と室内機13は液管Lとガス管Gによって環状に連
接されている。また、室内側熱交換器7と室内側膨張弁
8の間に液配管温度センサー10を、室内機13内に設
置され室内側熱交換器7とガス管22の間の温度を検知
するガス配管温度センサー12を備え、液配管温度セン
サー10及びガス配管温度センサー12で検出した温度
を用いて室内側熱交換器7の過熱度を計算する過熱度計
算手段15及び過熱度計算手段15にて計算された過熱
度に基づいて室内側膨張弁8を動作させる室内側膨張弁
動作手段16を有しており、過熱度計算手段15と室内
側膨張弁動作手段16は制御装置17に収納されてい
る。
【0004】以上の様に構成された冷暖房装置の動作に
ついて問題となる冷房運転のみ説明する。
ついて問題となる冷房運転のみ説明する。
【0005】冷房運転時は、圧縮機1で圧縮された高温
高圧ガスは四方弁2を介して室外ファン5により、室外
熱交換器3で室外空気と熱交換して凝縮し高圧の液冷媒
となり、室外側膨張弁4を通り室内側膨張弁8で減圧さ
れ、低温低圧の二相冷媒となって室内側熱交換器7に送
られ室内ファン9により、室内空気の熱を吸熱冷房して
蒸発する。
高圧ガスは四方弁2を介して室外ファン5により、室外
熱交換器3で室外空気と熱交換して凝縮し高圧の液冷媒
となり、室外側膨張弁4を通り室内側膨張弁8で減圧さ
れ、低温低圧の二相冷媒となって室内側熱交換器7に送
られ室内ファン9により、室内空気の熱を吸熱冷房して
蒸発する。
【0006】この時、過熱度計算手段15は、室内側熱
交換器7の過熱度をそれぞれ液配管温度センサー10で
検出した温度とガス配管温度センサー12で検出した温
度の差として算出し、算出した過熱度に応じて、過熱度
が大きくなると開成し、過熱度が小さくなると閉成する
よう室内側膨張弁動作手段16は、室内側膨張弁8の開
度を適宜制御し、冷媒を低温低圧ガスとして、圧縮機1
にもどしている。
交換器7の過熱度をそれぞれ液配管温度センサー10で
検出した温度とガス配管温度センサー12で検出した温
度の差として算出し、算出した過熱度に応じて、過熱度
が大きくなると開成し、過熱度が小さくなると閉成する
よう室内側膨張弁動作手段16は、室内側膨張弁8の開
度を適宜制御し、冷媒を低温低圧ガスとして、圧縮機1
にもどしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷媒として非共沸混合物を用いた場合、
蒸発器では温度滑りによる影響のため一定圧力において
は、飽和ガス温度は飽和液温度より上昇する。そのた
め、液配管温度センサー10で検出した温度とガス配管
温度センサー12で検出した温度の差として過熱度を算
出する事が出来ない。即ち、冷房運転時には室内側熱交
換器7のガス配管22側の温度が常に高くなり、過熱度
計算手段15は実際より過熱度を高く計算するため、例
えば湿り状態にも関わらず室内側膨張弁動作手段16
は、室内側膨張弁8を開成していく、このため冷媒は一
層湿り状態となりその結果、例えば圧縮機1への液戻り
が生じて、液圧縮に至り、圧縮機1を破損する危険性が
高いという課題を有していた。
うな構成では、冷媒として非共沸混合物を用いた場合、
蒸発器では温度滑りによる影響のため一定圧力において
は、飽和ガス温度は飽和液温度より上昇する。そのた
め、液配管温度センサー10で検出した温度とガス配管
温度センサー12で検出した温度の差として過熱度を算
出する事が出来ない。即ち、冷房運転時には室内側熱交
換器7のガス配管22側の温度が常に高くなり、過熱度
計算手段15は実際より過熱度を高く計算するため、例
えば湿り状態にも関わらず室内側膨張弁動作手段16
は、室内側膨張弁8を開成していく、このため冷媒は一
層湿り状態となりその結果、例えば圧縮機1への液戻り
が生じて、液圧縮に至り、圧縮機1を破損する危険性が
高いという課題を有していた。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、冷媒
として非共沸混合物を用いた場合においても冷房時によ
り精度良く過熱度を算出し、算出された過熱度に基づい
て、過熱度が大きくなると開成し、過熱度が小さくなる
と閉成するよう室内側膨張弁を制御することにより、圧
縮機への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する
危険性回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行
い、快適な冷房を提供することを目的としている。
として非共沸混合物を用いた場合においても冷房時によ
り精度良く過熱度を算出し、算出された過熱度に基づい
て、過熱度が大きくなると開成し、過熱度が小さくなる
と閉成するよう室内側膨張弁を制御することにより、圧
縮機への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する
危険性回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行
い、快適な冷房を提供することを目的としている。
【0009】また、上記従来の構成では、非共沸混合冷
媒を使用しているため、運転条件や設置条件によって
は、冷凍サイクル内を循環する冷媒の循環組成が変化す
る。このため条件によっては、更に湿り状態となる、そ
の結果、例えば圧縮機への液戻りが生じて液圧縮に至
り、圧縮機を破損する危険性が更に高くなるという課題
を有していた。
媒を使用しているため、運転条件や設置条件によって
は、冷凍サイクル内を循環する冷媒の循環組成が変化す
る。このため条件によっては、更に湿り状態となる、そ
の結果、例えば圧縮機への液戻りが生じて液圧縮に至
り、圧縮機を破損する危険性が更に高くなるという課題
を有していた。
【0010】本発明の他の目的は、循環組成が変化して
も冷房時により精度良く過熱度を算出し、算出された過
熱度に基づいて、過熱度が大きくなると開成し、過熱度
が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁を制御するこ
とにより、圧縮機への液戻りにより液圧縮に至る危険性
を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行い、快
適な冷房を提供することを目的としている。
も冷房時により精度良く過熱度を算出し、算出された過
熱度に基づいて、過熱度が大きくなると開成し、過熱度
が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁を制御するこ
とにより、圧縮機への液戻りにより液圧縮に至る危険性
を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行い、快
適な冷房を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の冷暖房装置は、圧縮機、四方弁、室外側熱交換
器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、
室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路
を構成し、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒
温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換
器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス
冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、前記中央
温度センサーで検知した冷媒温度と前記ガス配管温度セ
ンサーによって検知されたガス冷媒温度の差を過熱度と
して計算する過熱度計算手段と、循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組成検出手段により
検出した冷媒組成をもとに前記過熱度計算手段より検出
した過熱度を補正する過熱度補正手段と、前記過熱度計
算手段と前記過熱度補正手段によって計算した過熱度に
基づき過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなる
と閉成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁
動作手段とから構成されている。
本発明の冷暖房装置は、圧縮機、四方弁、室外側熱交換
器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、
室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路
を構成し、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒
温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換
器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス
冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、前記中央
温度センサーで検知した冷媒温度と前記ガス配管温度セ
ンサーによって検知されたガス冷媒温度の差を過熱度と
して計算する過熱度計算手段と、循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組成検出手段により
検出した冷媒組成をもとに前記過熱度計算手段より検出
した過熱度を補正する過熱度補正手段と、前記過熱度計
算手段と前記過熱度補正手段によって計算した過熱度に
基づき過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなる
と閉成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁
動作手段とから構成されている。
【0012】また、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、
室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内
側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路を構
成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取
り付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検知センサ
ーと、前記室内側熱交換器と前記四方弁との間の前記室
内側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温
度センサーと、循環冷媒の組成を検出する冷媒組成検出
手段と、前記冷媒組成検出手段により検出した冷媒組成
をもとに前記液配管温度検知センサーにより検知した液
冷媒温度に加算する定数を補正する液定数補正手段と、
前記液配管温度センサーで検知した液冷媒温度に前記液
定数補正手段より算出された定数を加算した温度を飽和
ガス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、前
記ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス温
度と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガス
配管温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段
と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づ
き過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉
成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を備えた構成となっている。
室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内
側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路を構
成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取
り付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検知センサ
ーと、前記室内側熱交換器と前記四方弁との間の前記室
内側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温
度センサーと、循環冷媒の組成を検出する冷媒組成検出
手段と、前記冷媒組成検出手段により検出した冷媒組成
をもとに前記液配管温度検知センサーにより検知した液
冷媒温度に加算する定数を補正する液定数補正手段と、
前記液配管温度センサーで検知した液冷媒温度に前記液
定数補正手段より算出された定数を加算した温度を飽和
ガス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、前
記ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス温
度と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガス
配管温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段
と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づ
き過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉
成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を備えた構成となっている。
【0013】さらに、圧縮機、四方弁、室外側熱交換
器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、
室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路
を構成し、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒
温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換
器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス
冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、循環冷媒
の組成を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組成検
出手段により検出した冷媒組成をもとに前記ガス配管温
度センサーにより検知したガス冷媒温度に加算する定数
を補正するガス定数補正手段と、前記中央温度センサー
で検知した冷媒温度に前記ガス定数補正手段より算出さ
れた定数を加算した温度を飽和ガス温度として計算を行
うガス飽和温度計算手段と、前記ガス飽和温度計算手段
によって計算された飽和ガス温度と前記ガス配管温度セ
ンサーによって検知されたガス冷媒温度の差として過熱
度を計算する過熱度計算手段と、前記過熱度計算手段に
よって計算した過熱度に基づき過熱度が大きくなると開
成し過熱度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁を
動作させる室内側膨張弁動作手段を備えた構成となって
いる。
器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、
室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路
を構成し、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒
温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換
器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス
冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、循環冷媒
の組成を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組成検
出手段により検出した冷媒組成をもとに前記ガス配管温
度センサーにより検知したガス冷媒温度に加算する定数
を補正するガス定数補正手段と、前記中央温度センサー
で検知した冷媒温度に前記ガス定数補正手段より算出さ
れた定数を加算した温度を飽和ガス温度として計算を行
うガス飽和温度計算手段と、前記ガス飽和温度計算手段
によって計算された飽和ガス温度と前記ガス配管温度セ
ンサーによって検知されたガス冷媒温度の差として過熱
度を計算する過熱度計算手段と、前記過熱度計算手段に
よって計算した過熱度に基づき過熱度が大きくなると開
成し過熱度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁を
動作させる室内側膨張弁動作手段を備えた構成となって
いる。
【0014】またさらに、圧縮機、四方弁、室外側熱交
換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換
器、室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒
回路を構成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁
の間に取り付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検
知センサーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の
冷媒温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱
交換器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍の
ガス冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、循環
冷媒の組成を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組
成検出手段で検出した冷媒組成をもとに前記液配管温度
センサーで検知した液冷媒温度と前記中央温度センサー
で検知した冷媒温度との温度差を補正する温度差補正手
段と、前記中央温度センサーで検知した冷媒温度に前記
温度差補正手段より算出された温度差を加えた温度を飽
和ガス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、
前記ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス
温度と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガ
ス冷媒温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段
と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づ
き過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉
成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を備えた構成となっている。
換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換
器、室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒
回路を構成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁
の間に取り付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検
知センサーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の
冷媒温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱
交換器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍の
ガス冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、循環
冷媒の組成を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組
成検出手段で検出した冷媒組成をもとに前記液配管温度
センサーで検知した液冷媒温度と前記中央温度センサー
で検知した冷媒温度との温度差を補正する温度差補正手
段と、前記中央温度センサーで検知した冷媒温度に前記
温度差補正手段より算出された温度差を加えた温度を飽
和ガス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、
前記ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス
温度と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガ
ス冷媒温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段
と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づ
き過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉
成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を備えた構成となっている。
【0015】
【作用】本発明は上記のような構成により、冷媒として
非共沸混合物を用いた場合でも冷房運転時には、室内側
熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度を飽和ガス温度と
同等として検知することで、飽和ガス温度により近い温
度を検知できるので、温度滑りの影響を緩和できる。ま
た、循環冷媒の組成変化に対する補正を行うことで、よ
り正確な飽和ガス温度を検知できるため、室内機出口の
過熱度を精度良く算出でき、圧縮機への液戻りが生じて
圧縮機を破損するといった問題が解消できるとともに、
室内機の適切な能力制御が行え、快適な冷房運転ができ
る。
非共沸混合物を用いた場合でも冷房運転時には、室内側
熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度を飽和ガス温度と
同等として検知することで、飽和ガス温度により近い温
度を検知できるので、温度滑りの影響を緩和できる。ま
た、循環冷媒の組成変化に対する補正を行うことで、よ
り正確な飽和ガス温度を検知できるため、室内機出口の
過熱度を精度良く算出でき、圧縮機への液戻りが生じて
圧縮機を破損するといった問題が解消できるとともに、
室内機の適切な能力制御が行え、快適な冷房運転ができ
る。
【0016】また、本発明は上記した構成によって、温
度滑りによる温度上昇分を定数として考慮し、この定数
と液冷媒温度を用いて飽和ガス温度を予測するととも
に、循環冷媒の組成変化に対する補正を行うことで、よ
り正確な飽和ガス温度を検知できるため、室内機出口の
過熱度を精度良く算出でき、圧縮機への液戻りが生じて
圧縮機を破損するといった問題が解消できるとともに、
室内機の適切な能力制御が行え、快適な冷房運転ができ
る。
度滑りによる温度上昇分を定数として考慮し、この定数
と液冷媒温度を用いて飽和ガス温度を予測するととも
に、循環冷媒の組成変化に対する補正を行うことで、よ
り正確な飽和ガス温度を検知できるため、室内機出口の
過熱度を精度良く算出でき、圧縮機への液戻りが生じて
圧縮機を破損するといった問題が解消できるとともに、
室内機の適切な能力制御が行え、快適な冷房運転ができ
る。
【0017】さらに、本発明は上記した構成によって、
温度滑りによる温度上昇分を定数として考慮し、この定
数と室内側熱交換器の中央温度を用いて飽和ガス温度を
予測するとともに、循環冷媒の組成変化に対する補正を
行うことで、より正確な飽和ガス温度を検知できるた
め、室内機出口の過熱度を精度良く算出でき、圧縮機へ
の液戻りが生じて圧縮機を破損するといった問題が解消
できるとともに、室内機の適切な能力制御が行え、快適
な冷房運転ができる。
温度滑りによる温度上昇分を定数として考慮し、この定
数と室内側熱交換器の中央温度を用いて飽和ガス温度を
予測するとともに、循環冷媒の組成変化に対する補正を
行うことで、より正確な飽和ガス温度を検知できるた
め、室内機出口の過熱度を精度良く算出でき、圧縮機へ
の液戻りが生じて圧縮機を破損するといった問題が解消
できるとともに、室内機の適切な能力制御が行え、快適
な冷房運転ができる。
【0018】またさらに、本発明は上記した構成によっ
て、液冷媒温度と室内側熱交換器の出入口の略中央の冷
媒温度に基づき、温度滑りによる温度上昇率を考慮して
飽和ガス温度を予測するとともに、循環冷媒の組成変化
に対する補正を行うことで、循環組成が変化して温度滑
りの度合いが変化しても、より正確な飽和ガス温度を検
知できるため、室内機出口の過熱度を精度良く算出で
き、圧縮機への液戻りが生じて圧縮機を破損するといっ
た問題が解消できるとともに、室内機の適切な能力制御
が行え、快適な冷房運転ができる。
て、液冷媒温度と室内側熱交換器の出入口の略中央の冷
媒温度に基づき、温度滑りによる温度上昇率を考慮して
飽和ガス温度を予測するとともに、循環冷媒の組成変化
に対する補正を行うことで、循環組成が変化して温度滑
りの度合いが変化しても、より正確な飽和ガス温度を検
知できるため、室内機出口の過熱度を精度良く算出で
き、圧縮機への液戻りが生じて圧縮機を破損するといっ
た問題が解消できるとともに、室内機の適切な能力制御
が行え、快適な冷房運転ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を用いて
説明する。図1は第1の実施例における冷暖房装置の冷
媒サイクル図である。尚、従来と同一構成については同
一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
説明する。図1は第1の実施例における冷暖房装置の冷
媒サイクル図である。尚、従来と同一構成については同
一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0020】図1において、11は室内側熱交換器7の
出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサ
ー、12は室内側熱交換器7と四方弁2との間の室内側
熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサー、14は例えばアキュムレータ(図示せず)の
液レベルを検知することによって循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段、15aは中央温度センサー11
によって検知した冷媒温度とガス配管温度センサー12
によって検知したガス冷媒温度との差により過熱度を計
算する過熱度計算手段、18aは過熱度計算手段15a
と冷媒組成検出手段との情報から過熱度を補正する過熱
度補正手段、16aは過熱度補正手段18aによって計
算された過熱度に基づき室内側膨張弁8を動作させる室
内側膨張弁動作手段であり、過熱度計算手段15a、室
内側膨張弁動作手段16aおよび過熱度補正手段18a
は制御装置17aに収納されている。
出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサ
ー、12は室内側熱交換器7と四方弁2との間の室内側
熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサー、14は例えばアキュムレータ(図示せず)の
液レベルを検知することによって循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段、15aは中央温度センサー11
によって検知した冷媒温度とガス配管温度センサー12
によって検知したガス冷媒温度との差により過熱度を計
算する過熱度計算手段、18aは過熱度計算手段15a
と冷媒組成検出手段との情報から過熱度を補正する過熱
度補正手段、16aは過熱度補正手段18aによって計
算された過熱度に基づき室内側膨張弁8を動作させる室
内側膨張弁動作手段であり、過熱度計算手段15a、室
内側膨張弁動作手段16aおよび過熱度補正手段18a
は制御装置17aに収納されている。
【0021】以上のように構成された冷暖房装置につい
て、ここでは問題となっている冷房運転について図2、
図3を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従来と
同一の動作については、詳細な説明を省略する。
て、ここでは問題となっている冷房運転について図2、
図3を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従来と
同一の動作については、詳細な説明を省略する。
【0022】図2は本発明の第1の実施例における冷暖
房装置のフローチャート、図3は、本発明の第1の実施
例における冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布を示
す特性図である。
房装置のフローチャート、図3は、本発明の第1の実施
例における冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布を示
す特性図である。
【0023】まず、図2より、STEP1で制御装置1
7aが冷房運転指令を検知すると、STEP2で中央温
度センサー11は室内側熱交換器7の中央近傍の冷媒温
度t2を検知し、ガス配管温度センサー12は温度t3
を検知する。STEP3では、STEP2で検知した温
度に基づき、過熱度計算手段15aによってt2を飽和
ガス温度tsatとして過熱度SH=t3−t2を算出
し、STEP4では、循環冷媒の組成によって補正量α
を求め、過熱度SH=SH+αを算出し、STEP5で
は、STEP4で計算された過熱度SHに応じ、過熱度
が大きくなると開成し、過熱度が小さくなると閉成する
よう室内側膨張弁8を動作させる。
7aが冷房運転指令を検知すると、STEP2で中央温
度センサー11は室内側熱交換器7の中央近傍の冷媒温
度t2を検知し、ガス配管温度センサー12は温度t3
を検知する。STEP3では、STEP2で検知した温
度に基づき、過熱度計算手段15aによってt2を飽和
ガス温度tsatとして過熱度SH=t3−t2を算出
し、STEP4では、循環冷媒の組成によって補正量α
を求め、過熱度SH=SH+αを算出し、STEP5で
は、STEP4で計算された過熱度SHに応じ、過熱度
が大きくなると開成し、過熱度が小さくなると閉成する
よう室内側膨張弁8を動作させる。
【0024】本冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布
図をに表したのが図3である。冷媒は、室内側熱交換器
の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて行
き、Bで中央温度センサー11が検知した温度t2、C
でガス配管温度センサー12が検知した温度t3を示
し、また、中央温度センサー11で検知した温度t2と
飽和ガス温度tsatの関係を示している。
図をに表したのが図3である。冷媒は、室内側熱交換器
の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて行
き、Bで中央温度センサー11が検知した温度t2、C
でガス配管温度センサー12が検知した温度t3を示
し、また、中央温度センサー11で検知した温度t2と
飽和ガス温度tsatの関係を示している。
【0025】この第1の実施例によれば、中央温度セン
サー11で室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度
を飽和ガス温度と同等として検知することで、飽和ガス
温度により近い温度を検知できるので、温度滑りの影響
を緩和でき、さらに、循環冷媒の組成による補正を行う
ことで、より正確な飽和ガス温度tsatを予測できる
ため、室内機出口の過熱度を精度良く算出でき、冷媒と
して非共沸混合物を用いた場合でも冷房運転時には、適
切に室内側膨張弁を制御することができるので、圧縮機
への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する危険
性を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行うこ
とができる。
サー11で室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度
を飽和ガス温度と同等として検知することで、飽和ガス
温度により近い温度を検知できるので、温度滑りの影響
を緩和でき、さらに、循環冷媒の組成による補正を行う
ことで、より正確な飽和ガス温度tsatを予測できる
ため、室内機出口の過熱度を精度良く算出でき、冷媒と
して非共沸混合物を用いた場合でも冷房運転時には、適
切に室内側膨張弁を制御することができるので、圧縮機
への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する危険
性を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行うこ
とができる。
【0026】尚、非共沸混合冷媒として、例えば、HF
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(3
0/10/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(3
0/10/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
【0027】次に、本発明の第2の実施例を図4を用い
て説明する。図4は第2の実施例における冷暖房装置の
冷媒サイクル図である。尚、従来と同一構成については
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
て説明する。図4は第2の実施例における冷暖房装置の
冷媒サイクル図である。尚、従来と同一構成については
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0028】図4において、10は室内側熱交換器7と
室内側膨張弁8の間に取り付けられ液冷媒温度を検知す
る液配管温度検知センサー、11は室内側熱交換器7の
出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサ
ー、12は室内側熱交換器7と四方弁2との間の室内側
熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサー、14は例えばアキュムレータ(図示せず)の
液レベルを検知することによって循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段、18bは冷媒組成検出手段の情
報から液冷媒温度に加算する定数を補正する液定数補正
手段、19bはガス冷媒の飽和温度を計算するガス飽和
温度計算手段、15bはガス飽和温度計算手段19bに
よって計算された飽和ガス温度とガス配管温度センサー
12によって検知したガス冷媒温度との差により過熱度
を計算する過熱度計算手段、16bは過熱度計算手段1
5bによって計算された過熱度に基づき、過熱度が大き
くなると開成し、過熱度が小さくなると閉成するよう室
内側膨張弁8を動作させる室内側膨張弁動作手段であ
り、過熱度計算手段15b、室内側膨張弁動作手段16
b、液定数補正手段18bおよびガス飽和温度計算手段
19bは制御装置17bに収納されている。
室内側膨張弁8の間に取り付けられ液冷媒温度を検知す
る液配管温度検知センサー、11は室内側熱交換器7の
出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサ
ー、12は室内側熱交換器7と四方弁2との間の室内側
熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサー、14は例えばアキュムレータ(図示せず)の
液レベルを検知することによって循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段、18bは冷媒組成検出手段の情
報から液冷媒温度に加算する定数を補正する液定数補正
手段、19bはガス冷媒の飽和温度を計算するガス飽和
温度計算手段、15bはガス飽和温度計算手段19bに
よって計算された飽和ガス温度とガス配管温度センサー
12によって検知したガス冷媒温度との差により過熱度
を計算する過熱度計算手段、16bは過熱度計算手段1
5bによって計算された過熱度に基づき、過熱度が大き
くなると開成し、過熱度が小さくなると閉成するよう室
内側膨張弁8を動作させる室内側膨張弁動作手段であ
り、過熱度計算手段15b、室内側膨張弁動作手段16
b、液定数補正手段18bおよびガス飽和温度計算手段
19bは制御装置17bに収納されている。
【0029】以上のように構成された冷暖房装置につい
て、ここでは問題となっている冷房運転について図5、
図6を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従来と
同一の動作については、詳細な説明を省略する。
て、ここでは問題となっている冷房運転について図5、
図6を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従来と
同一の動作については、詳細な説明を省略する。
【0030】図5は本発明の第2の実施例における冷暖
房装置のフローチャート、図6は、本発明の第2の実施
例における冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布を示
す特性図である。
房装置のフローチャート、図6は、本発明の第2の実施
例における冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布を示
す特性図である。
【0031】まず、図5より、STEP1で制御装置1
7bが冷房運転指令を検知すると、STEP2で液配管
温度センサー10は液冷媒温度t1を検知し、ガス配管
温度センサー12は温度t3を検知する。STEP3で
は、循環冷媒の組成により定数constを算出する。
STEP4では、STEP2で検知した温度とSTEP
3で求めた定数constに基づき、t1に定数con
stを加算したt1+constを、飽和ガス温度ts
atとして予測する。STEP5では、STEP2で検
知した温度t3、STEP4で計算した飽和ガス温度t
satを用いて、過熱度SH=t3−tsatとして計
算を行う。STEP6では、STEP5で計算された過
熱度SHに応じ、過熱度が大きくなると開成し、過熱度
が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁8を動作させ
る。
7bが冷房運転指令を検知すると、STEP2で液配管
温度センサー10は液冷媒温度t1を検知し、ガス配管
温度センサー12は温度t3を検知する。STEP3で
は、循環冷媒の組成により定数constを算出する。
STEP4では、STEP2で検知した温度とSTEP
3で求めた定数constに基づき、t1に定数con
stを加算したt1+constを、飽和ガス温度ts
atとして予測する。STEP5では、STEP2で検
知した温度t3、STEP4で計算した飽和ガス温度t
satを用いて、過熱度SH=t3−tsatとして計
算を行う。STEP6では、STEP5で計算された過
熱度SHに応じ、過熱度が大きくなると開成し、過熱度
が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁8を動作させ
る。
【0032】本冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布
図をに表したのが図6である。冷媒は、室内側熱交換器
の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて行
き、Aで液配管温度センサー10が検知した温度t1、
Cでガス配管温度センサー12が検知した温度t3を示
し、また、ガス飽和温度計算手段19bで計算された飽
和ガス温度tsatの関係を示している。
図をに表したのが図6である。冷媒は、室内側熱交換器
の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて行
き、Aで液配管温度センサー10が検知した温度t1、
Cでガス配管温度センサー12が検知した温度t3を示
し、また、ガス飽和温度計算手段19bで計算された飽
和ガス温度tsatの関係を示している。
【0033】この第2の実施例によれは、温度滑りによ
る液配管温度検知センサー10で検知した液冷媒温度か
らの温度上昇分を、循環冷媒の組成を考慮した定数co
nstを用いて、ガス飽和温度計算tsatを予測する
ことにより、より正確な飽和ガス温度を検知できるた
め、室内機出口の過熱度を精度良く算出できるので、冷
房運転時には、適切に室内側膨張弁を制御することがで
き、圧縮機への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破
損する危険性を回避すると共に、室内機の能力制御を適
切に行うことができる。
る液配管温度検知センサー10で検知した液冷媒温度か
らの温度上昇分を、循環冷媒の組成を考慮した定数co
nstを用いて、ガス飽和温度計算tsatを予測する
ことにより、より正確な飽和ガス温度を検知できるた
め、室内機出口の過熱度を精度良く算出できるので、冷
房運転時には、適切に室内側膨張弁を制御することがで
き、圧縮機への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破
損する危険性を回避すると共に、室内機の能力制御を適
切に行うことができる。
【0034】尚、非共沸混合冷媒として、例えば、HF
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(3
0/10/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(3
0/10/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
【0035】次に、本発明の第3の実施例を図7を用い
て説明する。図7は第3の実施例における冷暖房装置の
冷媒サイクル図である。尚、従来と同一構成については
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
て説明する。図7は第3の実施例における冷暖房装置の
冷媒サイクル図である。尚、従来と同一構成については
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0036】図7において、11は室内側熱交換器7の
出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサ
ー、12は室内側熱交換器7と四方弁2との間の室内側
熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサー、14は例えばアキュムレータ(図示せず)の
液レベルを検知することによって循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段、18cは冷媒組成検出手段の情
報から室内側熱交換器7の中央温度に加算する定数を補
正するガス定数補正手段、19cはガス冷媒の飽和温度
を計算するガス飽和温度計算手段、15cはガス飽和温
度計算手段19cによって計算された飽和ガス温度とガ
ス配管温度センサー12によって検知したガス冷媒温度
との差により過熱度を計算する過熱度計算手段、16c
は過熱度計算手段15cによって計算された過熱度に基
づき、過熱度が大きくなると開成し、過熱度が小さくな
ると閉成するよう室内側膨張弁8を動作させる室内側膨
張弁動作手段であり、過熱度計算手段15c、室内側膨
張弁動作手段16c、ガス定数補正手段18cおよびガ
ス飽和温度計算手段19bは制御装置17cに収納され
ている。
出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサ
ー、12は室内側熱交換器7と四方弁2との間の室内側
熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサー、14は例えばアキュムレータ(図示せず)の
液レベルを検知することによって循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段、18cは冷媒組成検出手段の情
報から室内側熱交換器7の中央温度に加算する定数を補
正するガス定数補正手段、19cはガス冷媒の飽和温度
を計算するガス飽和温度計算手段、15cはガス飽和温
度計算手段19cによって計算された飽和ガス温度とガ
ス配管温度センサー12によって検知したガス冷媒温度
との差により過熱度を計算する過熱度計算手段、16c
は過熱度計算手段15cによって計算された過熱度に基
づき、過熱度が大きくなると開成し、過熱度が小さくな
ると閉成するよう室内側膨張弁8を動作させる室内側膨
張弁動作手段であり、過熱度計算手段15c、室内側膨
張弁動作手段16c、ガス定数補正手段18cおよびガ
ス飽和温度計算手段19bは制御装置17cに収納され
ている。
【0037】以上のように構成された冷暖房装置につい
て、ここでは問題となっている冷房運転について図8、
図9を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従来と
同一の動作については、詳細な説明を省略する。
て、ここでは問題となっている冷房運転について図8、
図9を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従来と
同一の動作については、詳細な説明を省略する。
【0038】図8は本発明の第3の実施例における冷暖
房装置のフローチャート、図9は、本発明の第3の実施
例における冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布を示
す特性図である。
房装置のフローチャート、図9は、本発明の第3の実施
例における冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布を示
す特性図である。
【0039】まず、図8より、STEP1で制御装置1
7cが冷房運転指令を検知すると、STEP2で中央温
度センサー11は室内側熱交換器7の中央近傍の冷媒温
度t2を検知し、ガス配管温度センサー12は温度t3
を検知する。STEP3では、循環冷媒の組成により定
数const’を算出する。STEP4では、STEP
2で中央温度センサー11が検知した温度とSTEP3
で求めた定数const’に基づき、t1に定数con
st’を加算したt2+const’を飽和ガス温度t
satとして予測する。STEP5では、STEP2で
検知した温度t3、STEP4で計算した飽和ガス温度
tsatを用いて、過熱度SH=t3−tsatとして
計算を行う。STEP6では、STEP5で計算された
過熱度SHに応じ、過熱度が大きくなると開成し、過熱
度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁8を動作さ
せる。
7cが冷房運転指令を検知すると、STEP2で中央温
度センサー11は室内側熱交換器7の中央近傍の冷媒温
度t2を検知し、ガス配管温度センサー12は温度t3
を検知する。STEP3では、循環冷媒の組成により定
数const’を算出する。STEP4では、STEP
2で中央温度センサー11が検知した温度とSTEP3
で求めた定数const’に基づき、t1に定数con
st’を加算したt2+const’を飽和ガス温度t
satとして予測する。STEP5では、STEP2で
検知した温度t3、STEP4で計算した飽和ガス温度
tsatを用いて、過熱度SH=t3−tsatとして
計算を行う。STEP6では、STEP5で計算された
過熱度SHに応じ、過熱度が大きくなると開成し、過熱
度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁8を動作さ
せる。
【0040】本冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布
図をに表したのが図9である。冷媒は、室内側熱交換器
の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて行
き、Bで中央温度センサー11が検知した温度t2、C
でガス配管温度センサー12が検知した温度t3を示
し、また、ガス飽和温度計算手段19cで計算された飽
和ガス温度tsatの関係を示している。
図をに表したのが図9である。冷媒は、室内側熱交換器
の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて行
き、Bで中央温度センサー11が検知した温度t2、C
でガス配管温度センサー12が検知した温度t3を示
し、また、ガス飽和温度計算手段19cで計算された飽
和ガス温度tsatの関係を示している。
【0041】この第3の実施例によれば、温度滑りによ
る中央温度センサー11で検知した室内側熱交換器の出
入口の略中央の冷媒温度からの温度上昇分を、循環冷媒
の組成を考慮した定数const’を用いて、ガス飽和
温度tsatを予測することにより、より正確な飽和ガ
ス温度を検知できるため、室内機出口の過熱度を精度良
く算出できるので、冷房運転時には、適切に室内側膨張
弁を制御することができ、圧縮機への液戻りにより液圧
縮に至り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、
室内機の能力制御を適切に行うことができる。
る中央温度センサー11で検知した室内側熱交換器の出
入口の略中央の冷媒温度からの温度上昇分を、循環冷媒
の組成を考慮した定数const’を用いて、ガス飽和
温度tsatを予測することにより、より正確な飽和ガ
ス温度を検知できるため、室内機出口の過熱度を精度良
く算出できるので、冷房運転時には、適切に室内側膨張
弁を制御することができ、圧縮機への液戻りにより液圧
縮に至り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、
室内機の能力制御を適切に行うことができる。
【0042】尚、非共沸混合冷媒として、例えば、HF
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(3
0/10/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(3
0/10/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
【0043】次に、本発明の第4の実施例を図10を用
いて説明する。図10は第4の実施例における冷暖房装
置の冷媒サイクル図である。尚、従来と同一構成につい
ては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
いて説明する。図10は第4の実施例における冷暖房装
置の冷媒サイクル図である。尚、従来と同一構成につい
ては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0044】図10において、10は室内側熱交換器7
と室内側膨張弁8の間に取り付けられ液冷媒温度を検知
する液配管温度検知センサー、11は室内側熱交換器7
の出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサ
ー、12は室内側熱交換器7と四方弁2との間の室内側
熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサー、14は例えばアキュムレータ(図示せず)の
液レベルを検知することによって循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段、18dは循環冷媒の組成をもと
に液冷媒温度と室内側熱交換器7の中央温度との温度差
を補正する温度差補正手段、19dはガス冷媒の飽和温
度を計算するガス飽和温度計算手段、15dはガス飽和
温度計算手段19dによって計算された飽和ガス温度と
ガス配管温度センサー12によって検知したガス冷媒温
度との差により過熱度を計算する過熱度計算手段、16
dは過熱度計算手段15dによって計算された過熱度に
基づき、過熱度が大きくなると開成し、過熱度が小さく
なると閉成するよう室内側膨張弁8を動作させる室内側
膨張弁動作手段であり、過熱度計算手段15d、室内側
膨張弁動作手段16d、温度差補正手段18dおよびガ
ス飽和温度計算手段19dは制御装置17dに収納され
ている。
と室内側膨張弁8の間に取り付けられ液冷媒温度を検知
する液配管温度検知センサー、11は室内側熱交換器7
の出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサ
ー、12は室内側熱交換器7と四方弁2との間の室内側
熱交換器7近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサー、14は例えばアキュムレータ(図示せず)の
液レベルを検知することによって循環冷媒の組成を検出
する冷媒組成検出手段、18dは循環冷媒の組成をもと
に液冷媒温度と室内側熱交換器7の中央温度との温度差
を補正する温度差補正手段、19dはガス冷媒の飽和温
度を計算するガス飽和温度計算手段、15dはガス飽和
温度計算手段19dによって計算された飽和ガス温度と
ガス配管温度センサー12によって検知したガス冷媒温
度との差により過熱度を計算する過熱度計算手段、16
dは過熱度計算手段15dによって計算された過熱度に
基づき、過熱度が大きくなると開成し、過熱度が小さく
なると閉成するよう室内側膨張弁8を動作させる室内側
膨張弁動作手段であり、過熱度計算手段15d、室内側
膨張弁動作手段16d、温度差補正手段18dおよびガ
ス飽和温度計算手段19dは制御装置17dに収納され
ている。
【0045】以上のように構成された冷暖房装置につい
て、ここでは問題となっている冷房運転について図1
1、図12を用いて動作の説明を行うこととする。尚、
従来と同一の動作については、詳細な説明を省略する。
て、ここでは問題となっている冷房運転について図1
1、図12を用いて動作の説明を行うこととする。尚、
従来と同一の動作については、詳細な説明を省略する。
【0046】図11は本発明の第4の実施例における冷
暖房装置のフローチャート、図12は、本発明の第4の
実施例における冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布
を示す特性図である。
暖房装置のフローチャート、図12は、本発明の第4の
実施例における冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布
を示す特性図である。
【0047】まず、図11より、STEP1で制御装置
17dが冷房運転指令を検知すると、STEP2で液配
管温度センサー10は液冷媒温度t1を検知し、中央温
度センサー11は室内側熱交換器7の中央近傍の冷媒温
度t2を検知し、ガス配管温度センサー12は温度t3
を検知する。STEP3では、循環冷媒の組成をもと
に、液冷媒温度と室内側熱交換器7の中央温度との温度
差を補正する定数const”を算出する。STEP4
では、STEP2で検知した温度とSTEP3で求めた
定数const”に基づき、dt=t2−t1+con
st”を算出し、更に飽和ガス温度tsatをtsat
=t2+dtとして予測する。STEP5では、STE
P2で検知した温度t3、STEP4で計算した飽和ガ
ス温度tsatを用いて、過熱度SH=t3−tsat
として計算を行う。STEP6では、STEP5で計算
された過熱度SHに応じ、過熱度が大きくなると開成
し、過熱度が小さくなると閉成するように室内側膨張弁
8を動作させる。
17dが冷房運転指令を検知すると、STEP2で液配
管温度センサー10は液冷媒温度t1を検知し、中央温
度センサー11は室内側熱交換器7の中央近傍の冷媒温
度t2を検知し、ガス配管温度センサー12は温度t3
を検知する。STEP3では、循環冷媒の組成をもと
に、液冷媒温度と室内側熱交換器7の中央温度との温度
差を補正する定数const”を算出する。STEP4
では、STEP2で検知した温度とSTEP3で求めた
定数const”に基づき、dt=t2−t1+con
st”を算出し、更に飽和ガス温度tsatをtsat
=t2+dtとして予測する。STEP5では、STE
P2で検知した温度t3、STEP4で計算した飽和ガ
ス温度tsatを用いて、過熱度SH=t3−tsat
として計算を行う。STEP6では、STEP5で計算
された過熱度SHに応じ、過熱度が大きくなると開成
し、過熱度が小さくなると閉成するように室内側膨張弁
8を動作させる。
【0048】本冷暖房装置の室内側熱交換器の温度分布
図をに表したのが図12である。冷媒は、室内側熱交換
器の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて
行き、Aで液配管温度センサー10が検知した温度t
1、Bで中央温度センサー11が検知した温度t2、C
でガス配管温度センサー12が検知した温度t3を示
し、また、ガス飽和温度計算手段14dで計算された飽
和ガス温度tsatの関係を示している。
図をに表したのが図12である。冷媒は、室内側熱交換
器の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて
行き、Aで液配管温度センサー10が検知した温度t
1、Bで中央温度センサー11が検知した温度t2、C
でガス配管温度センサー12が検知した温度t3を示
し、また、ガス飽和温度計算手段14dで計算された飽
和ガス温度tsatの関係を示している。
【0049】この第4の実施例によれば、液配管温度検
知センサー10で検知した液冷媒温度と中央温度センサ
ー11で検知した室内側熱交換器の出入口の略中央の冷
媒温度に基づき、温度滑りによる温度上昇率を考慮する
とともに、循環冷媒の組成を考慮してガス飽和温度計算
tsatを予測することにより、循環組成が変化し温度
滑り現象の度合いが変化しても、より正確な飽和ガス温
度を検知できるため、室内機出口の過熱度を精度良く算
出できるので、冷房運転時には、適切に室内側膨張弁を
制御することができ、圧縮機への液戻りにより液圧縮に
至り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、室内
機の能力制御を適切に行うことができる。
知センサー10で検知した液冷媒温度と中央温度センサ
ー11で検知した室内側熱交換器の出入口の略中央の冷
媒温度に基づき、温度滑りによる温度上昇率を考慮する
とともに、循環冷媒の組成を考慮してガス飽和温度計算
tsatを予測することにより、循環組成が変化し温度
滑り現象の度合いが変化しても、より正確な飽和ガス温
度を検知できるため、室内機出口の過熱度を精度良く算
出できるので、冷房運転時には、適切に室内側膨張弁を
制御することができ、圧縮機への液戻りにより液圧縮に
至り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、室内
機の能力制御を適切に行うことができる。
【0050】尚、非共沸混合冷媒として、例えば、HF
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(3
0/10/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
C系の混合冷媒である、R32/125/134a(3
0/10/60wt%)やR32/125/134a
(23/25/52wt%)を使用できることは言うま
でもない。また、複数の室内機或いは室外機を有する冷
暖房装置においても適応可能である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明かなように本発明は、
圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁から成
る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成る室
内機を接続して環状の冷媒回路を構成し、前記室内側熱
交換器の出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度
センサーと、前記室内側熱交換器と前記四方弁との間の
前記室内側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検知するガス
配管温度センサーと、前記中央温度センサーで検知した
冷媒温度と前記ガス配管温度センサーによって検知され
たガス冷媒温度の差を過熱度として計算する過熱度計算
手段と、循環冷媒の組成を検出する冷媒組成検出手段
と、前記冷媒組成検出手段により検出した冷媒組成をも
とに前記過熱度計算手段より検出した過熱度を補正する
過熱度補正手段と、前記過熱度計算手段と前記過熱度補
正手段によって計算した過熱度に基づき過熱度が大きく
なると開成し過熱度が小さくなると閉成するよう室内側
膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段を設けたの
で、冷媒として非共沸混合物を用いた場合でも冷房運転
時には、より正確な飽和ガス温度を検知できるため過熱
度を精度良く検知でき、適切に室内側膨張弁を制御する
ことができるので、圧縮機への液戻りにより液圧縮に至
り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、室内機
の能力制御を適切に行うことができる。
圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁から成
る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成る室
内機を接続して環状の冷媒回路を構成し、前記室内側熱
交換器の出入口の略中央の冷媒温度を検知する中央温度
センサーと、前記室内側熱交換器と前記四方弁との間の
前記室内側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検知するガス
配管温度センサーと、前記中央温度センサーで検知した
冷媒温度と前記ガス配管温度センサーによって検知され
たガス冷媒温度の差を過熱度として計算する過熱度計算
手段と、循環冷媒の組成を検出する冷媒組成検出手段
と、前記冷媒組成検出手段により検出した冷媒組成をも
とに前記過熱度計算手段より検出した過熱度を補正する
過熱度補正手段と、前記過熱度計算手段と前記過熱度補
正手段によって計算した過熱度に基づき過熱度が大きく
なると開成し過熱度が小さくなると閉成するよう室内側
膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段を設けたの
で、冷媒として非共沸混合物を用いた場合でも冷房運転
時には、より正確な飽和ガス温度を検知できるため過熱
度を精度良く検知でき、適切に室内側膨張弁を制御する
ことができるので、圧縮機への液戻りにより液圧縮に至
り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、室内機
の能力制御を適切に行うことができる。
【0052】また、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、
室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内
側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路を構
成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取
り付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検知センサ
ーと、前記室内側熱交換器と前記四方弁との間の前記室
内側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温
度センサーと、循環冷媒の組成を検出する冷媒組成検出
手段と、前記冷媒組成検出手段により検出した冷媒組成
をもとに前記液配管温度検知センサーにより検知した液
冷媒温度に加算する定数を補正する液定数補正手段と、
前記液配管温度センサーで検知した液冷媒温度に前記液
定数補正手段より算出された定数を加算した温度を飽和
ガス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、前
記ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス温
度と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガス
配管温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段
と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づ
き過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉
成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を設けたので、冷媒として非共沸混合物を用いた場
合でも、より正確な飽和ガス温度を検知できるため、室
内機出口の過熱度を精度良く算出でき、冷房運転時に
は、適切に室内側膨張弁を制御することができ、圧縮機
への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する危険
性を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行うこ
とができる。
室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内
側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路を構
成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取
り付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検知センサ
ーと、前記室内側熱交換器と前記四方弁との間の前記室
内側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温
度センサーと、循環冷媒の組成を検出する冷媒組成検出
手段と、前記冷媒組成検出手段により検出した冷媒組成
をもとに前記液配管温度検知センサーにより検知した液
冷媒温度に加算する定数を補正する液定数補正手段と、
前記液配管温度センサーで検知した液冷媒温度に前記液
定数補正手段より算出された定数を加算した温度を飽和
ガス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、前
記ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス温
度と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガス
配管温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段
と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づ
き過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉
成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を設けたので、冷媒として非共沸混合物を用いた場
合でも、より正確な飽和ガス温度を検知できるため、室
内機出口の過熱度を精度良く算出でき、冷房運転時に
は、適切に室内側膨張弁を制御することができ、圧縮機
への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する危険
性を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行うこ
とができる。
【0053】さらに、圧縮機、四方弁、室外側熱交換
器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、
室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路
を構成し、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒
温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換
器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス
冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、循環冷媒
の組成を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組成検
出手段により検出した冷媒組成をもとに前記ガス配管温
度センサーにより検知したガス冷媒温度に加算する定数
を補正するガス定数補正手段と、前記中央温度センサー
で検知した冷媒温度に前記ガス定数補正手段より算出さ
れた定数を加算した温度を飽和ガス温度として計算を行
うガス飽和温度計算手段と、前記ガス飽和温度計算手段
によって計算された飽和ガス温度と前記ガス配管温度セ
ンサーによって検知されたガス冷媒温度の差として過熱
度を計算する過熱度計算手段と、前記過熱度計算手段に
よって計算した過熱度に基づき過熱度が大きくなると開
成し過熱度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁を
動作させる室内側膨張弁動作手段を設けたので、冷媒と
して非共沸混合物を用いた場合でも、より正確な飽和ガ
ス温度を検知できるため、室内機出口の過熱度を精度良
く算出できるので、冷房運転時には、適切に室内側膨張
弁を制御することができ、圧縮機への液戻りにより液圧
縮に至り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、
室内機の能力制御を適切に行うことができる。
器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、
室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路
を構成し、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒
温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換
器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス
冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、循環冷媒
の組成を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組成検
出手段により検出した冷媒組成をもとに前記ガス配管温
度センサーにより検知したガス冷媒温度に加算する定数
を補正するガス定数補正手段と、前記中央温度センサー
で検知した冷媒温度に前記ガス定数補正手段より算出さ
れた定数を加算した温度を飽和ガス温度として計算を行
うガス飽和温度計算手段と、前記ガス飽和温度計算手段
によって計算された飽和ガス温度と前記ガス配管温度セ
ンサーによって検知されたガス冷媒温度の差として過熱
度を計算する過熱度計算手段と、前記過熱度計算手段に
よって計算した過熱度に基づき過熱度が大きくなると開
成し過熱度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁を
動作させる室内側膨張弁動作手段を設けたので、冷媒と
して非共沸混合物を用いた場合でも、より正確な飽和ガ
ス温度を検知できるため、室内機出口の過熱度を精度良
く算出できるので、冷房運転時には、適切に室内側膨張
弁を制御することができ、圧縮機への液戻りにより液圧
縮に至り、圧縮機を破損する危険性を回避すると共に、
室内機の能力制御を適切に行うことができる。
【0054】またさらに、圧縮機、四方弁、室外側熱交
換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換
器、室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒
回路を構成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁
の間に取り付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検
知センサーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の
冷媒温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱
交換器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍の
ガス冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、循環
冷媒の組成を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組
成検出手段で検出した冷媒組成をもとに前記液配管温度
センサーで検知した液冷媒温度と前記中央温度センサー
で検知した冷媒温度との温度差を補正する温度差補正手
段と、前記中央温度センサーで検知した冷媒温度に前記
温度差補正手段より算出された温度差を加えた温度を飽
和ガス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、
前記ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス
温度と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガ
ス冷媒温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段
と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づ
き過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉
成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を設けたので、冷媒として非共沸混合物を用いた場
合、循環組成が変化し温度滑り現象の度合いが変化して
も、より正確な飽和ガス温度を検知できるため、室内機
出口の過熱度を精度良く算出できるので、冷房運転時に
は、適切に室内側膨張弁を制御することができ、圧縮機
への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する危険
性を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行うこ
とができる。
換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換
器、室内側膨張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒
回路を構成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁
の間に取り付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検
知センサーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の
冷媒温度を検知する中央温度センサーと、前記室内側熱
交換器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍の
ガス冷媒温度を検知するガス配管温度センサーと、循環
冷媒の組成を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組
成検出手段で検出した冷媒組成をもとに前記液配管温度
センサーで検知した液冷媒温度と前記中央温度センサー
で検知した冷媒温度との温度差を補正する温度差補正手
段と、前記中央温度センサーで検知した冷媒温度に前記
温度差補正手段より算出された温度差を加えた温度を飽
和ガス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、
前記ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス
温度と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガ
ス冷媒温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段
と、前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づ
き過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉
成するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を設けたので、冷媒として非共沸混合物を用いた場
合、循環組成が変化し温度滑り現象の度合いが変化して
も、より正確な飽和ガス温度を検知できるため、室内機
出口の過熱度を精度良く算出できるので、冷房運転時に
は、適切に室内側膨張弁を制御することができ、圧縮機
への液戻りにより液圧縮に至り、圧縮機を破損する危険
性を回避すると共に、室内機の能力制御を適切に行うこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施例における冷暖房装置の冷
媒サイクル図
媒サイクル図
【図2】本発明の第1の実施例における冷暖房装置のフ
ローチャート
ローチャート
【図3】本発明の第1の実施例における冷暖房装置の室
内側熱交換器の温度分布を示す特性図
内側熱交換器の温度分布を示す特性図
【図4】本発明の第2の実施例における冷暖房装置の冷
媒サイクル図
媒サイクル図
【図5】本発明の第2の実施例における冷暖房装置のフ
ローチャート
ローチャート
【図6】本発明の第2の実施例における冷暖房装置の室
内側熱交換器の温度分布を示す特性図
内側熱交換器の温度分布を示す特性図
【図7】本発明の第3の実施例における冷暖房装置の冷
媒サイクル図
媒サイクル図
【図8】本発明の第3の実施例における冷暖房装置のフ
ローチャート
ローチャート
【図9】本発明の第3の実施例における冷暖房装置の室
内側熱交換器の温度分布を示す特性図
内側熱交換器の温度分布を示す特性図
【図10】本発明の第4の実施例における冷暖房装置の
冷媒サイクル図
冷媒サイクル図
【図11】本発明の第4の実施例における冷暖房装置の
フローチャート
フローチャート
【図12】本発明の第4の実施例における冷暖房装置の
室内側熱交換器の温度分布を示す特性図
室内側熱交換器の温度分布を示す特性図
【図13】従来の冷暖房装置の冷媒サイクル図
1 圧縮機 2 四方弁 3 室外側熱交換器 4 室外側膨張弁 6 室外機 7 室内側熱交換器 8 室内側膨張弁 10 液配管温度センサー 11 中央温度センサー 12 ガス配管温度センサー 13 室内機 14 冷媒組成検出手段 15a,15b,15c,15d 過熱度計算手段 16a,16b,16c,16d 室内側膨張弁動作手
段 18a 過熱度補正手段 18b 液定数補正手段 18c ガス定数補正手段 18d 温度差補正手段 19b,19c,19d ガス飽和温度計算手段
段 18a 過熱度補正手段 18b 液定数補正手段 18c ガス定数補正手段 18d 温度差補正手段 19b,19c,19d ガス飽和温度計算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 49/02 C K (72)発明者 金子 孝 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨
張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路を構成
し、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度を
検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換器と前
記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス冷媒温
度を検知するガス配管温度センサーと、前記中央温度セ
ンサーで検知した冷媒温度と前記ガス配管温度センサー
によって検知されたガス冷媒温度の差を過熱度として計
算する過熱度計算手段と、循環冷媒の組成を検出する冷
媒組成検出手段と、前記冷媒組成検出手段により検出し
た冷媒組成をもとに前記過熱度計算手段より検出した過
熱度を補正する過熱度補正手段と、前記過熱度計算手段
と前記過熱度補正手段によって計算した過熱度に基づき
過熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉成
するよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手
段を設け、冷媒として非共沸混合物を用いた冷暖房装
置。 - 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨
張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路を構成
し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取り
付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検知センサー
と、前記室内側熱交換器と前記四方弁との間の前記室内
側熱交換器近傍のガス冷媒温度を検知するガス配管温度
センサーと、循環冷媒の組成を検出する冷媒組成検出手
段と、前記冷媒組成検出手段により検出した冷媒組成を
もとに前記液配管温度検知センサーにより検知した液冷
媒温度に加算する定数を補正する液定数補正手段と、前
記液配管温度センサーで検知した液冷媒温度に前記液定
数補正手段より算出された定数を加算した温度を飽和ガ
ス温度として計算を行うガス飽和温度計算手段と、前記
ガス飽和温度計算手段によって計算された飽和ガス温度
と前記ガス配管温度センサーによって検知されたガス配
管温度の差として過熱度を計算する過熱度計算手段と、
前記過熱度計算手段によって計算した過熱度に基づき過
熱度が大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉成す
るよう室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段
を設け、冷媒として非共沸混合物を用いた冷暖房装置。 - 【請求項3】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨
張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路を構成
し、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度を
検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換器と前
記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス冷媒温
度を検知するガス配管温度センサーと、循環冷媒の組成
を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組成検出手段
により検出した冷媒組成をもとに前記ガス配管温度セン
サーにより検知したガス冷媒温度に加算する定数を補正
するガス定数補正手段と、前記中央温度センサーで検知
した冷媒温度に前記ガス定数補正手段より算出された定
数を加算した温度を飽和ガス温度として計算を行うガス
飽和温度計算手段と、前記ガス飽和温度計算手段によっ
て計算された飽和ガス温度と前記ガス配管温度センサー
によって検知されたガス冷媒温度の差として過熱度を計
算する過熱度計算手段と、前記過熱度計算手段によって
計算した過熱度に基づき過熱度が大きくなると開成し過
熱度が小さくなると閉成するよう室内側膨張弁を動作さ
せる室内側膨張弁動作手段を設け、冷媒として非共沸混
合物を用いた冷暖房装置。 - 【請求項4】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨
張弁から成る室内機を接続して環状の冷媒回路を構成
し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取り
付けられ液冷媒温度を検知する液配管温度検知センサー
と、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度を
検知する中央温度センサーと、前記室内側熱交換器と前
記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍のガス冷媒温
度を検知するガス配管温度センサーと、循環冷媒の組成
を検出する冷媒組成検出手段と、前記冷媒組成検出手段
で検出した冷媒組成をもとに前記液配管温度センサーで
検知した液冷媒温度と前記中央温度センサーで検知した
冷媒温度との温度差を補正する温度差補正手段と、前記
中央温度センサーで検知した冷媒温度に前記温度差補正
手段より算出された温度差を加えた温度を飽和ガス温度
として計算を行うガス飽和温度計算手段と、前記ガス飽
和温度計算手段によって計算された飽和ガス温度と前記
ガス配管温度センサーによって検知されたガス冷媒温度
の差として過熱度を計算する過熱度計算手段と、前記過
熱度計算手段によって計算した過熱度に基づき過熱度が
大きくなると開成し過熱度が小さくなると閉成するよう
室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段を設
け、冷媒として非共沸混合物を用いた冷暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9727194A JPH07305908A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 冷暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9727194A JPH07305908A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 冷暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305908A true JPH07305908A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14187873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9727194A Pending JPH07305908A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 冷暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07305908A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005214444A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2008157621A (ja) * | 2008-03-24 | 2008-07-10 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍装置 |
JP2011080688A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 排熱回生システム |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP9727194A patent/JPH07305908A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005214444A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2008157621A (ja) * | 2008-03-24 | 2008-07-10 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍装置 |
JP4548502B2 (ja) * | 2008-03-24 | 2010-09-22 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
JP2011080688A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 排熱回生システム |
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