JPH07305872A - エンジン駆動式空気調和装置 - Google Patents

エンジン駆動式空気調和装置

Info

Publication number
JPH07305872A
JPH07305872A JP10023694A JP10023694A JPH07305872A JP H07305872 A JPH07305872 A JP H07305872A JP 10023694 A JP10023694 A JP 10023694A JP 10023694 A JP10023694 A JP 10023694A JP H07305872 A JPH07305872 A JP H07305872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
heat exchanger
cooling water
water
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10023694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3348970B2 (ja
Inventor
Masatsugu Arimura
正嗣 有村
Yoshihide Takano
好秀 鷹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP10023694A priority Critical patent/JP3348970B2/ja
Publication of JPH07305872A publication Critical patent/JPH07305872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3348970B2 publication Critical patent/JP3348970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン冷却水の補給の作業性を向上で
きるエンジン駆動式空気調和装置を提供する。 【構成】 冷媒用熱交換器11の下方に配置したエ
ンジン冷却水用熱交換器13に、エンジン5の冷却水の
注水口30bを、室外空調ユニットの側面の金網38a
向かって斜め上向きに開口するよう配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンによって圧縮
機を駆動するようにしたエンジン駆動式空気調和装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン駆動式空気調和装置として、従
来、例えば特開平3−213929号公報に開示されて
いるものがある。この空気調和装置では、エンジンの冷
却水を補給するための構造として、エンジンヒートポン
プのパッケージの天壁に開閉可能の開口を形成し、該開
口内にラジエータキャップを配置した構造を採用してい
る。冷却水の補給にあたっては、上記天壁の開口から上
記ラジエータキャップ内に注水するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ヒート
ポンプのパッケージの天壁は一般に地上よりかなり高い
位置にあるため、注水作業の作業性が悪いという問題が
ある。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、エンジン冷却水の補給の作業性を向上でき
るエンジン駆動式空気調和装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エン
ジンが配設された機関室と、室外熱交換器が配設された
室外熱交換室とを有する室外空調ユニットを備えたエン
ジン駆動式空気調和装置において、上記エンジンの冷却
水の注水口を上記室外空調ユニットの側壁内面に向かっ
て斜め上向きに開口するよう配置したことを特徴とする
エンジン駆動式空気調和装置。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、上
記注水口を、冷媒用室外熱交換器の下方に配置されたエ
ンジン冷却水用熱交換器に設けたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、エンジン冷却水の注水口
を室外空調ユニットの側壁内面に向かって斜め上向きに
開口するよう配置したので、エンジン冷却水用熱交換器
及びエンジンの高さより高い位置との制約はあるものの
その範囲内で自由に高さ位置を設定でき、従って上記従
来例装置より上記注水口を低い位置に配置でき、エンジ
ン冷却水の注水作業性を向上することができる。
【0008】請求項2の発明では、冷媒用熱交換器の下
方にエンジン冷却水用熱交換器を配置し、これに上記注
水口を設けたので、エンジン冷却水用熱交換器が低所に
位置する分だけ上記注水口の位置をより低くすることが
でき、注水作業性をより向上することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図13は本発明の一実施例による
エンジン駆動式空気調和装置を説明するためのものであ
り、図1,図4は正面図,背面図、図2,図3は図1の
II-II 線,III-III線断面図、図5は室外熱交換室の床面
の平面図、図6はパッドの平面図、図7は機関室,配管
室の断面平面模式図、図8は電装ボックスの正面図、図
9は図8のIX-IX 線断面図、図10は機関室内の断面左
側面図、図11はエンジン冷却水の注水口部分の配置
図、図12は注水口の断面図、図13は全体構成を示す
図である。
【0010】本実施例装置の概略構成を示す図13にお
いて、1はエンジン駆動式空気調和装置であり、これは
室外空調ユニット2と、室内空調ユニット3とで構成さ
れている。上記室内空調ユニット3は冷媒用室内熱交換
器4,減圧用の膨張弁18,及び図示しない室内熱交換
用送風ファンとを備えている。上記室外空調ユニット2
は、エンジン5,圧縮機6,6等が配設された機関室7
と、メインアキュムレータ8,サブアキュムレータ9,
電装ボックス50,及び各機器同士を接続する管路等が
配設された配管室10と、冷媒用室外上部,下部熱交換
器11,12及びエンジン冷却水用熱交換器(温水熱交
換器)13等が配設された室外熱交換室14とを備えて
いる。
【0011】上記エンジン5は水冷式ガス燃料エンジン
であり、該エンジン5の吸気ポートには吸気管21aを
介してガスミキサ21b,エアクリーナ21cが接続さ
れており、上記吸気管21aは機関室7の天壁及び上記
室外熱交換室の天壁を貫通して外部に開口している。な
お、この吸気管21aは後述するように、機関室10内
で開口させても良い。
【0012】上記ガスミキサ21bはガス管路22によ
りガス燃料源に接続されている。該ガス管路22には流
量制御弁22a,ガバナ22b,電磁弁22cが介設さ
れている。また上記エンジン5の排気ポートには、排気
管23aを介して排気熱交換器23b,排気サイレンサ
23c,ミストセパレータ23dが接続されており、該
排気管23aは熱交換室14上方に開口している。な
お、24aは潤滑油タンクであり、潤滑油量が減少する
と電磁弁24bが開き、潤滑油が重力によって供給され
るようになっている。
【0013】上記エンジン5の出力軸にクラッチ6a,
6aを介して上記圧縮機6,6が接続されている。該圧
縮機6の吐出口は冷媒管路16a,冷房運転位置に切り
替えられた四方弁15,冷媒管路16bを介して上記冷
媒用室外上部,下部熱交換器11,12に接続され、該
両熱交換器11,12は冷媒管路16c,メインアキュ
ムレータ8内熱交換器,冷媒管路17aを介して冷媒用
室内熱交換器4に接続されており、該熱交換器4は冷媒
管路17b,四方弁15,冷媒管路16d,メインアキ
ュムレータ8,サブアキュムレータ9を介して上記圧縮
機6,6の吸い込み口に接続されている。
【0014】また上記冷媒管路16aの途中には冷媒中
の潤滑油を分離するオイルセパレータ19aが介設され
ており、該セパレータ19aで分離された潤滑油量が所
定値以上になると、オイルストレーナ19b,上記所定
値以上時に開く電磁弁19cを介してメインアキュムレ
ータ8に戻される。なお、上記潤滑油はサブアキュムレ
ータ9にも戻される。また上記冷媒管路16aはオイル
ストレーナ20a,管内圧力が所定圧以上時に開く電磁
弁20bを介してメインアキュムレータ8に接続されて
おり、これにより冷媒管路圧力の異常上昇を回避してい
る。
【0015】また上記エンジン5の冷却ジャケット28
bには、冷却水温度が所定値以下のとき、水管路29a
により冷却水ポンプ28a,冷却ジャケット28b,切
り替え弁28cの経路で冷却水を循環させる低温時循環
回路が接続されている。また上記冷却ジャケット28b
には、冷却水温度が所定値を越えた場合に、水管路29
a〜29eにより冷却水ポンプ28a,冷却ジャケット
28b,切り替え弁28c,三方弁28d,冷却水用熱
交換器13,冷却水ポンプ28e,排気熱交換器23
b,冷却水ポンプ28aの経路で冷却水を循環させる高
温時循環回路が接続されている。また、30aは冷却水
用リザーバタンクであり、これは水管路30c,注入口
30bを介して上記冷却水用熱交換器13に接続されて
いる。なお上記注入口30bには上記切り替え弁28c
の1つのポートも接続されている。該ポートは絞りを介
して常時冷却水ジャケット28bと連通している。すな
わち、低温用循環回路内の空気抜きが可能となる。また
上記エンジン冷却水は三方弁28dが切り替えられると
水管路29dによって上記メインアキュムレータ8内の
ヒータ29gに供給され、これにより冷媒に熱を供給す
る。
【0016】次に上記室外空調ユニット2の具体的な構
造を図1〜図12に基づいて説明する。上記室外空調ユ
ニット2のケーシング31は、1対の土台32上に床板
33を載置固定するとともに、4隅に支柱34を立設
し、該四本の支柱34の上端を右側面上及び左側面上で
それぞれ各1本の不図示の天井梁で接続し、床板は前後
端を折り曲げて床梁33aを形成し、前,後,左,右側
面を前,後,左,右側板37a〜37dで、天井面を天
板37eでそれぞれ覆った構造のものである。なお天井
板は、前後左右端部を折り曲げ、各板あるいは支柱34
との連結部が形成されている。上記前,後側板37a,
37bは該ケーシング31の前,後側面の後述する仕切
板39より下側部分を覆っており、これらの前,後,
左,右側板37a〜37dは各機器の整備性を確保する
ために着脱可能になっている。
【0017】また上記ケーシング31の上記前,後側面
の前側板37a,後側板の上部すなわち上記仕切板39
より上側部分は外気導入開口となっており、該各開口に
はフィルタとして機能する金網38a,38bが着脱可
能に装着されている。また上記天板37eには上記導入
された外気を上方に排出する排出開口37fが形成され
ており、該排出開口37fには、上記室外熱交換室14
内に外気を上記金網38a,38b部分から吸引し、上
方に排出する室外熱交換用送風ファン44が配設されて
いる。なお38cは上記排出開口37fの周囲に立設さ
れた金網である。
【0018】上記仕切板39は、室外熱交換室14と機
関室7,及び配管室10とを画成するためのものであ
り、機関室7の天井を構成する中央仕切板40,及び機
関室側仕切板41a,41bと、配管室10の天井を構
成する配管室側仕切板42a,42bとで構成されてい
る。上記機関室側仕切板41a,41b、及び配管室側
仕切板42a,42bは上方に着脱可能となっている。
【0019】また上記中央仕切板40と配管室側仕切板
42a,42bとの境界部で、かつ機関室7の前側壁を
構成する前中板44aの外側上部(配管室10側上部)
には横樋48(排水通路)がこれらの中央,配管室側仕
切板40,42a,42bと分解可能に、つまり新しい
ものと交換可能に配設されている。上記横樋48は耐腐
食性材料、例えば合成樹脂で形成されており、該室外空
調ユニット2の長手方向(図1左右方向)、つまり上記
熱交換器の配置面方向に延びる溝状のもので、右側面側
(図1,図5右側)ほど低くなるように傾斜している。
上記横樋48の最高所に位置する左端部48bは上記左
側板37cを取り外すことにより、あるいは開口部(清
掃用穴)を設けることにより外方に露出可能となってい
る。
【0020】また上記横樋48の最低所に位置する右側
端部48aには筒状の縦樋(排水管)43が分解可能に
接続されている。この縦樋43は右側板37dの内面と
機関室10の前側壁を構成する前中板44aの外面とで
構成されるコーナ部を下方に延びており、その下端に開
口する排水口43aは床板36の下方に位置し、かつ外
方に向いている。この縦樋43は右側板37dを取り外
すことにより、新しいものと交換可能となっている。
【0021】また上記機関室側仕切板41a,41b,
配管室側仕切板42a,42b,及び中央仕切板40
は、上記横樋40a側ほど低くなるように傾斜してい
る。そのため上記室外熱交換室14内に進入した雨水等
は直ちに横樋48に集水され、縦樋43を通って外方に
排出される。また上記傾斜により機関室側仕切板41
a,41b,及び配管室側仕切板42a,42bの外側
端部の位置が高くなり、前,後側板37a,37bを取
り外して内部を点検整備する場合の開口が大きくなって
いる。
【0022】また上記中央仕切板40には、換気用空気
の排出口40bが室外熱交換室14内に開口するように
2箇所に形成されている。該排出口40bは消音ボック
ス40cにより囲まれている。またこの消音ボックス4
0cの開口40dは上記横樋48より上方に位置すると
ともに、排出口40bに対しては横樋48の下流方向に
位置している。これにより上記室外熱交換室14内に進
入した雨水等、あるいは横樋48内を流れる雨水等が上
記排出口40bから機関室7内に進入するのを防止して
いる。
【0023】上記機関室7の側壁は上記後側板37b,
右側板37d,前中板44a,左中板44bで、天壁は
上記機関室側仕切板41a,41b,及び中央仕切板4
0で、また底壁は上記床板33との間に間隔を開けて配
置された底板45でそれぞれ構成されている。上記前中
板44a,左中板44bの上,下端面は上記仕切り板3
9,床板33に気密に接続されており、このようにして
機関室7は防音構造に構成されている。
【0024】上記底板45と上記床板33との間の空間
はボックス状の空気導入室46となっており、底板45
には、機関室7内に換気用空気を吹き出す噴出口45a
が多数、全面に渡って略均等に配置形成されている。ま
た上記空気導入室46の左中板44b側には配管室10
内に開口する2つの機関室空気取入口46aが形成され
ており、該各空気取入口46aには換気ファン47が配
設されている。ここで上記縦樋43の排水口43aは上
記機関室空気取入口46aの反対側に、つまり該空気取
入口46aから充分離間した位置に設けられている。
【0025】上記配管室10内の前側板37a内面側に
は各種コントロール機器等が収容配置された電装ボック
ス50が配設されている。この電装ボックス50の底面
には空気取入口50aが、側面上部には排出口50bが
形成されており、かつ上記底面と上記床板33との間に
は空気通路となる隙間が開けてある。上記床板33には
外気を配管室10内に導入するための配管室空気取入口
33bが形成されており、この空気取入口33bを通っ
て外気が配管室10内に導入される。また上記導入され
た外気の一部は空気取入口50aから電装ボックス50
内に導入され排出口50から排出され、該ボックス内を
換気する。なお、縦樋43の排水口43aは配管室空気
取入口33bより離間するとともに、下方に位置する。
【0026】上記室外熱交換室14内の前,後側面上部
に上記冷媒用室外上部熱交換器11,11が、後側下部
に上記冷媒用室外下部熱交換器12が、また前側下部に
上記エンジン冷却水用熱交換器13がそれぞれ配設され
ている。ここで上部熱交換器11,11は垂直方向に向
けてかつ上記金網38a,38bに沿うように配置され
ているのに対し、下部の室外熱交換器12,及び冷却水
用熱交換器13は下部ほど内側に位置するように傾斜さ
せて配置されており、この冷却水用熱交換器13の上端
部に上述の注水口30bが設けられている。
【0027】ここで、上記注水口30bは、図12に示
すように、斜め上向きに配置された上記冷却水用熱交換
器13のヘッドパイプ13cの上端に接続された給水筒
60と、該給水筒60の開口60aを開閉するキャップ
61と、該キャップ61内に配設されたプレッシャバル
ブ62とを備えている。上記開口60aは上記室外空調
ユニット2のケーシング31の側壁を構成する金網38
aに向かって斜め上向きに開口している。なお、上記プ
レッシャバルブ62はその弁体62bで上記給水筒60
の中間部に形成された弁座口60aを開閉するようにな
っており、該弁体62bはスプリング62aで閉方向に
付勢されている。
【0028】上記プレッシャバルブ62は、冷却水の両
循環回路の最高内圧を規定する。すなわち循環回路の内
圧が開弁圧を越えるとプレッシャバルブ62が開き、残
留する空気,水蒸気あるいは温水を冷却水用リザーバタ
ンク30aに導き、異常な水蒸気圧が発生したとしても
循環回路構成部品を保護可能としている。
【0029】62cは循環回路の外方と内方の差圧が所
定値以上になる時開き、外方から内側への流れを許容す
るプレッシャバルブである。エンジンを停止し、冷却水
温が下がり、循環回路中の水蒸気分が凝結して内圧が大
気圧以下に下がり外方と内方との差圧が大きくなるとプ
レッシャバルブ60cが開き、冷却水用リザーバタンク
内の水が大気圧により押し上げられ、循環回路中に補充
される。
【0030】冷却水の点検のためキャップ61を外す
と、シール61aによる気密性がなくなり、管路30c
中の水はリザーバタンク30a内に戻ってしまい、その
水位が下がってしまう。エンジン運転による回路中の水
の蒸発,プレッシャバルブ62を通過しての水蒸気のリ
ザーバタンク30aへの移動、エンジン停止により移動
した水蒸気量に相当する水量分の水位上昇の繰り返しに
より少しづつ水位が上昇し、循環回路内に補充可能とな
るが、それまでの間は冷却水量が不足する可能性があ
る。しかし、本実施例は給水筒60の位置が下方になる
分水位上昇が早く、冷却水量不足になりにくい。その分
アキュムレータ8あるいは、冷却水用熱交換器13での
熱交換を充分に実施させることができる。熱交換により
発生蒸気圧が下がっても補充可能となるまでの時期が短
くなるからである。
【0031】上記冷却水用熱交換器13の下端部は機関
室側仕切板41a,41bを越えて中央仕切板40と消
音ボックス40cとの上側コーナ部上に位置している。
また冷媒用室外下部熱交換器12の下端部は配管室側仕
切板42a,42bからさらに横樋48を越えて中央仕
切板40と消音ボックス40cとの下側コーナ部上に位
置している。
【0032】ここで上記冷却水用熱交換器13,冷媒用
熱交換器11,12と配管室10内の各機器と接続する
各管路29c,29d,16b,16c,及び30c
は、配管室10の左側板37c側でかつ前後方向中央部
にまとめられ、中央仕切板40の左端部に配設された1
つのシール用パッド49内を貫通しており、このように
複数の管路が1つのパッドによってシールされている。
また各熱交換器11〜13に接続された管路は、下側の
熱交換器12,13の斜め配置に沿って斜めに配索され
ている。
【0033】次に本実施例装置の作用効果について説明
する。冷房運転時には、四方弁15が図12に示す室外
熱交換器側に切り替えられる。上記圧縮機6,6によっ
て圧縮されて高温,高圧となった冷媒ガスは、冷媒管路
16a,四方弁15,冷媒管路16bを介して冷媒用室
外熱交換器11,12に供給され、ここで外気により冷
却されて液化する。この液化した高圧の冷媒液は冷媒管
路16cによりメインアキュムレータ8内を通り、冷媒
管路17aの膨張弁18によって減圧される。この減圧
された低圧の冷媒液は室内熱交換器4で室内空気から熱
を奪って蒸発し、この蒸発熱により冷却効果が生じて室
内の冷房が行われる。蒸発した冷媒ガスは冷媒管路17
bから上記四方弁15,冷媒管路16dを通り、メイン
アキュムレータ8,サブアキュムレータ9を経て上記圧
縮機6に戻り、同様のサイクルが繰り返される。
【0034】暖房運転時には、四方弁15が室内熱交換
器側に切り替えられ、圧縮機6,6からの高温,高圧の
冷媒ガスは、冷媒管路16a,17bを介して室内熱交
換器4に供給され、ここで室内空気によって冷却されて
液化し、この場合の凝縮熱によって室内空気が暖めら
れ、暖房効果が得られる。この液化した冷媒液は膨張弁
18で減圧される。この減圧された低圧の冷媒液は室外
熱交換器11,12にて外気の熱を奪うことにより蒸発
し、メインアキュムレータ8,サブアキュムレータ9を
介して圧縮機6に戻り、同様のサイクルが繰り返され
る。
【0035】室外熱交換室14における熱交換は以下の
ようにして行われる。上記室外熱交換用送風ファン44
の回転により、外気が上記金網38a,38b部分から
室外熱交換室14内に吸引され、天井の開口37fから
上方に排出される。この場合、図2に示すように、室外
熱交換室14の上部では、送風ファン44に近いことか
ら略水平方向に空気が流入する。そして上部熱交換器1
1は垂直に配置されているので、該上部熱交換器11を
通る空気は矢印aで示すように、上部熱交換器11に対
して略直角方向に流れる。
【0036】一方、室外熱交換室14の下部では、送風
ファン44に遠いことから斜め上方に空気が流入する。
これに対して下部熱交換器12,13は下端が内側に位
置するように傾斜配置されているので、該下部熱交換器
12,13を通る空気は矢印bで示すように、該下部熱
交換器12,13に対して略直角方向に流れる。
【0037】このように本実施例では、上部熱交換器1
1を垂直に配置するとともに、下部熱交換器12,13
を傾斜配置したので、何れの熱交換器においても空気流
が熱交換器に対して略垂直に流れ、これにより空気流量
を各熱交換器11〜13の略全面に渡って略均一化で
き、熱交換効率を向上できる。ちなみに、下部熱交換器
12,13を垂直配置した場合は、空気の流れ方向に対
して熱交換器の空気通路が斜めとなることから抵抗が大
きくなり、空気量が減少する。
【0038】また下部熱交換器12,13については、
内側に傾斜させて配置したので、同じ熱交換面積の場合
は垂直方向に配置するよりも室外熱交換室14の熱交換
器配置面が狭くて済み、室外空調ユニット2の大型化を
抑制でき、重量増加,配置スペースの増加の問題を回避
できる。
【0039】また、エンジン冷却水の注水作業において
は、金網38aを取り外した後、注水口30bのキャッ
プ61を取り外す。そして該空調ユニット2の後面から
開口60aに注水する。この場合、上記注水口30bは
下側にかつ傾斜配置されている冷却水用熱交換器13の
ヘッドパイプ13cの上端部に設けられているので、そ
の高さ位置が例えば天壁に設けられた従来例に比べて低
く、それだけ冷却水の注入が容易である。また注水用の
開口60aが斜め上向きに開口しているのでこの点から
も注水が容易である。
【0040】さらにまた下側熱交換器12,13を傾斜
させて下端部を中央仕切板40上に配置したので、下側
の熱交換器12,13を移動させることなく配管室側仕
切板42a,42b,及び機関室側仕切板41a,41
bを着脱でき、エンジン,各配管等を上方から点検する
場合の作業が容易である。
【0041】ここで冷媒用室外熱交換器の蒸発器として
の使用時(暖房時)は、大気中の水蒸気が熱交換器表面
に凝縮するが、上述のように下部の熱交換器12,13
を傾斜配置し、熱交換器12の下端部が横樋48を越え
るように配置したので、上記凝縮水はそのほとんどが熱
交換器12の傾斜面に沿って流れ横樋48内に、または
該横樋48に近い位置に落下する。従って機関室側仕切
板41a,41b、配管室側仕切板42a,42bに凝
縮水が付着する機会が少ない分だけこれらの仕切板の腐
食を抑制できる。
【0042】さらにまた上記熱交換器12,13の傾斜
配置において、機関室7の換気用排出口40bが両熱交
換器12,13の下端部同士の間に位置しているので、
機関室7内の温度の高い空気が熱交換器内を通ることが
なく、熱交換効率への悪影響を回避できる。
【0043】また雨水等の排水は以下のようにして行わ
れる。金網38a,38b部分から室外熱交換室14内
に進入した雨水等は、仕切板39上に落下すると、該仕
切板39から横樋48に流入し、縦樋43を通って排水
口43aから該室外空調ユニット2の床板36の下方に
排水される。
【0044】この場合に、上記仕切板39を構成する中
央,機関室側,配管室側仕切板を上記横樋48側が低く
なるように傾斜させたので、上記雨水等を短時間で横樋
48内に流入させることができる。このように雨水等が
室外熱交換室14の床部材を構成する仕切板39上に滞
留することなく短時間で排水されるので、これら床部材
の耐腐食性を向上できる。
【0045】また上記機関室7,配管室10の天井を構
成する仕切板39を傾斜配置配置したので、該両室7,
10の外側高さを高くでき、従って前側板37a,後側
板37bを取り外した場合の開口を大きくでき、整備性
を向上できる。
【0046】また横樋48,縦樋43を機関室10の外
方に配置するとともに、機関室下方に排水するようにし
たので、仮にこれらの樋に穴があいても雨水等が機関室
内に進入することはない。従って雨水等が高温のエンジ
ン等にかかることはなく、エンジン等の耐ヒートショッ
ク性,耐腐食性を向上できる。また縦樋43の排水口4
3aを機関室7の空気取入口36aの反対側に位置させ
たので、雨水等が機関室7内に進入することはなく、水
滴がエンジン内に吸い込まれたことによるエンジンの故
障を防止できる。排水口43aの位置を配管室空気取入
口33bより下方とするとともに、離間しているので雨
水等が配管室10へ進入することもない。なお、機関室
7の空気取入口36aを配管室空気取入口33bを離間
しており、機関室7の空気取入口36aは排水口43a
からより離間したこととなる。
【0047】そして上記横樋48,縦樋43を合成樹脂
製とすれば、それだけ耐腐食性を向上でき、また他の床
部材と別部品として交換可能としたので、全体としての
耐久性を向上できる。この縦樋43の交換に当たっては
右側板37dを取り外すことにより可能であり、作業が
容易である。さらにまた上記横樋48の上流側に位置す
る左端部48bを外方に露出可能としたので、外部から
の清掃が可能である。なお清掃は、右側板37cを取り
外すことによりさらに効率よく実施可能である。
【0048】また配管室10,機関室7の換気は以下の
ようしてに行われる。外気が換気ファン47の回転によ
り、床板33の配管室空気取入口33bから配管室10
内に導入される。このとき導入空気の一部が電装ボック
ス50内を換気するので、電装品の冷却ができる。上記
配管室10内に導入された空気は、上記換気ファン47
により機関室7の底板45と床板33との間に形成され
た空気導入室46内に押し込められ、噴出口45aから
機関室7内全体に噴出する。この噴出した空気は機関室
7内を換気しつつ天井壁に形成された排出口40bから
消音ボックス40cを通って室外熱交換室14内に排出
される。この場合、上記空気導入室46を機関室7の底
面全面に渡るボックス状とし、底板45に多数の噴出口
45aを形成したので、機関室7内の略全域に換気用空
気を導入でき、換気を確実に行うことができる。
【0049】また上記機関室7への換気用空気取入口4
6aを配管室10に開口させたので、機関室7内の騒音
は配管室10内に洩れるものの直接外部に洩れるという
ことはなく、また上記配管室10は容積が大きいので上
記騒音の減衰機能が得られ、その結果騒音を低減でき
る。また機関室7の底板45に形成された噴出口45a
を上記ボックス状の空気導入室46内に開口させたの
で、この空気導入室46によっても減衰機能が得られ、
この点からも騒音を低減できる。また雨水の跳ねたもの
は配管室10への空気取入口36aから配管室10内に
進入するものの機関室7内に進入することはない。
【0050】ここで配管室10に配設されたメイン,サ
ブアキュムレータ8,9には液相の冷媒が蓄えられてお
り、この冷媒による冷却機能が得られる。本実施例で
は、配管室10への空気取入口33bから機関室7への
空気取入口46aとの間に上記各アキュムレータが配置
されているので、外気は配管室10内で冷却された後機
関室7内に導入されることとなる。従って機関室7内は
比較的温度の低い空気によって換気されるので、より確
実に冷却される。また上記冷媒について見ると、配管室
10内の空気の熱によりエネルギーが与えられ、熱効率
が向上する。
【0051】上記換気において、機関室7への空気噴出
口45aと該機関室7からの排出口40bとが離れた位
置に設けられており、かつその間にエンジン5が配置さ
れているので、該エンジン5に比較的温度の低い空気が
確実にあたることとなり、この点からエンジン5の冷却
性が向上する。
【0052】また上記機関室7から空気を排出する排出
口40bを消音ボックス40cで囲み、消音ボックス4
0cの開口40dを、仕切板39のパッド49部分を通
る各管路から離れた位置に設け、かつ反対方向に流出さ
せるように配置したので、機関室からの排出空気が該各
管路を加熱することがなく、管路の耐腐食性上有利であ
り、また熱交換器の熱交換作用に悪影響を与えることが
ない。
【0053】また上記消音ボックス40c,及び排出口
40bを上記横樋48より高所に位置させたので、横樋
48を流れる水が消音ボックス40cの開口40dから
機関室7内に進入するのを防止できる。
【0054】なお、上記実施例では、注水時には金網3
8aを取り外すようにしたが、この取り外し作業を不要
にするために図14に示すように、上記注水口30bと
対面する金網38aに開閉窓63を設けるようにしても
良く、このようにした場合、注水の作業性をより向上で
きる。
【0055】また、上記実施例ではエンジン冷却水用熱
交換器13が冷媒用熱交換器11より下側に配置されて
いる場合について説明したが、本発明は、エンジン冷却
水用熱交換器13が上側に冷媒用熱交換器11が下側に
配置されている場合にも適用でき、この場合には上側の
エンジン冷却水用熱交換器に注水口を設けても良い。ま
た、上記注水口30bを上記エンジン冷却水用熱交換器
13に取付けたが、この注水口は熱交換器13から独立
して別体として取り付けるようにしても良く、このよう
にした場合、上記注水口の配設位置の自由度を向上でき
る。なお、いずれの場合においても、注水口は、空調ユ
ニットの側壁内面に向かって斜め上向きに開口させるこ
ととなる。
【0056】ここで上記実施例では、吸気管21aを室
外熱交換室14の天井外方にて開口させたが、この吸気
管21aは機関室7の内部にて開口させるようにしても
よい。このようにすれば、上記配管室10内の比較的温
度の低い空気がエンジン内に供給されることとなり、充
填効率が向上する。またエンジン5を点検整備のために
機関室7から取り出す場合、上記吸気管を外すことなく
エンジン5を外方に取り出すことができるので、それだ
け点検整備性が向上する。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明に係るエンジン駆動式空
気調和装置によれば、注水口を室外空調ユニットの側壁
内面に向かって斜め上向きに開口するよう配置したの
で、注水口を低所に配置することができ、冷却水の注水
作業性を向上することができる効果がある。
【0058】請求項2の発明によれば、上記注水口を冷
媒熱交換器の下方に配置したエンジン冷却水用熱交換器
に設けたので、上記注水口の取り付け位置をより低位置
に配置することができ、もって注水作業の作業性をより
向上することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例によるエンジン駆動式
空気調和装置の一部断面正面図である。
【図2】上記実施例装置の一部断面右側面図(図1のII
-II 線断面図) である。
【図3】上記実施例装置の一部断面右側面図( 図1 のII
I-III 線断面図) である。
【図4】上記実施例装置の一部断面背面図である。
【図5】上記実施例装置の室外熱交換室の床部材部分の
平面図である。
【図6】図5におけるパット部分の平面図である。
【図7】上記実施例装置における機関室, 配管室部分の
断面平面模式図である。
【図8】上記実施例装置の電装ボックス部分の正面図で
ある。
【図9】図8のIX-IX 線断面図である。
【図10】上記実施例装置の機関室の断面左側面図(図
4のX-X 線断面図) である。
【図11】上記実施例装置の注水口部分の拡大図であ
る。
【図12】上記実施例装置の給水口部分の断面側面図で
ある。
【図13】上記実施例装置の概略構成図である。
【図14】上記実施例装置において給水口に開閉窓を設
けた例を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1 エンジン駆動式空気調和装置 2 室外空調ユニット 5 エンジン 7 機関室 11 冷媒用室外上部熱交換器 12 冷媒用室外下部熱交換器 13 エンジン冷却水用熱交換器 14 室外熱交換室 30b 注水口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンが配設された機関室と、室外熱
    交換器が配設された室外熱交換室とを有する室外空調ユ
    ニットを備えたエンジン駆動式空気調和装置において、
    上記エンジンの冷却水の注水口を、上記室外空調ユニッ
    トの側壁内面に向かって斜め上向きに開口するよう配置
    したことを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、冷媒用室外熱交換器
    の下方にエンジン冷却水用熱交換器を配設し、該冷却水
    用熱交換器に上記注水口を設けたことを特徴とするエン
    ジン駆動式空気調和装置。
JP10023694A 1994-05-13 1994-05-13 エンジン駆動式空気調和装置 Expired - Fee Related JP3348970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023694A JP3348970B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 エンジン駆動式空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023694A JP3348970B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 エンジン駆動式空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07305872A true JPH07305872A (ja) 1995-11-21
JP3348970B2 JP3348970B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=14268629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10023694A Expired - Fee Related JP3348970B2 (ja) 1994-05-13 1994-05-13 エンジン駆動式空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3348970B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160040593A1 (en) * 2014-08-05 2016-02-11 Yanmar Co., Ltd. Engine system
US10344661B2 (en) 2014-08-05 2019-07-09 Yanmar Co., Ltd. Engine system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160040593A1 (en) * 2014-08-05 2016-02-11 Yanmar Co., Ltd. Engine system
US10267219B2 (en) * 2014-08-05 2019-04-23 Yanmar Co., Ltd. Engine system
US10344661B2 (en) 2014-08-05 2019-07-09 Yanmar Co., Ltd. Engine system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3348970B2 (ja) 2002-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3348970B2 (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JP3348957B2 (ja) 空気調和装置
JP3345625B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JPH07233975A (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JP3425635B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JPH07239136A (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JP3348984B2 (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JP3345627B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JPH085104A (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JP3248122B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置の室外機
JP2001116296A (ja) エンジン駆動式空調装置の室外空調ユニット
JPH0821241A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP3321688B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JPH0821255A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP3649294B2 (ja) エンジン排気ガス中のドレン水処理装置
JP3348983B2 (ja) エンジン駆動式空気調和装置の冷却装置
JP3348990B2 (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JPH0814694A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP3348982B2 (ja) エンジン駆動式空気調和装置の潤滑油供給装置
JP4408326B2 (ja) エンジン用排気消音装置
JP3786416B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP4312695B2 (ja) 潤滑油供給用エンジン駆動式空調装置
JP3708501B2 (ja) エンジンの潤滑油供給装置
JP3597564B2 (ja) 空調装置
JPH0814605A (ja) オイルセパレータ及び該オイルセパレータを備えたエンジン駆動式空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020827

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees