JPH07305779A - バタフライ弁 - Google Patents
バタフライ弁Info
- Publication number
- JPH07305779A JPH07305779A JP12317494A JP12317494A JPH07305779A JP H07305779 A JPH07305779 A JP H07305779A JP 12317494 A JP12317494 A JP 12317494A JP 12317494 A JP12317494 A JP 12317494A JP H07305779 A JPH07305779 A JP H07305779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- valve
- peripheral surface
- seat ring
- divided
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Valve Housings (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、弁本体内部の肉抜きを可能と
し、弁本体の軽量化を図り得ると共に、弁本体内周面及
び弁棒貫通孔の2次加工を不要とし、又2分割された弁
本体部材を分解、組立可能に接合するようにしたバタフ
ライ弁を提供せんとするものである。 【構成】 フランジ面と直交し且弁棒軸を通る分割面に
沿って分割した対称形状の2つの弁本体部材と、弁本体
内周面に装着されるシートリングと、弁本体内に回動自
在に軸支され外周面がシートリングの内周面に接離する
円板状の弁体と、分割された2つの弁本体部材を分割面
において接合する締結手段とからなり、弁本体部材には
分割面に向って解放される空間が形成され、接合される
とき弁本体内に中空の肉抜部を形成するようになってい
ることを特徴とする。
し、弁本体の軽量化を図り得ると共に、弁本体内周面及
び弁棒貫通孔の2次加工を不要とし、又2分割された弁
本体部材を分解、組立可能に接合するようにしたバタフ
ライ弁を提供せんとするものである。 【構成】 フランジ面と直交し且弁棒軸を通る分割面に
沿って分割した対称形状の2つの弁本体部材と、弁本体
内周面に装着されるシートリングと、弁本体内に回動自
在に軸支され外周面がシートリングの内周面に接離する
円板状の弁体と、分割された2つの弁本体部材を分割面
において接合する締結手段とからなり、弁本体部材には
分割面に向って解放される空間が形成され、接合される
とき弁本体内に中空の肉抜部を形成するようになってい
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弁本体を弁棒軸に沿
って左右対称の形状に2分割し、分割面に向って解放さ
れる空間を複数形成し分割面で接合されるとき、弁本体
内部に中空の肉抜部を複数作出して、弁本体の軽量化及
び組立、分解を容易にするバタフライ弁に関する。
って左右対称の形状に2分割し、分割面に向って解放さ
れる空間を複数形成し分割面で接合されるとき、弁本体
内部に中空の肉抜部を複数作出して、弁本体の軽量化及
び組立、分解を容易にするバタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部に円筒状の流体通路を貫通し
た弁本体内に、円板状の弁体を回動自在に軸支し、弁本
体内周面と弁体外周面との間に弾性密封材であるシート
リングを介挿し、該シートリングの内周面に弁体の外周
面を接離させて流路の開閉、制御を行うようにしたバタ
フライ弁は公知であり、種々の流体の制御に多用されて
いる。
た弁本体内に、円板状の弁体を回動自在に軸支し、弁本
体内周面と弁体外周面との間に弾性密封材であるシート
リングを介挿し、該シートリングの内周面に弁体の外周
面を接離させて流路の開閉、制御を行うようにしたバタ
フライ弁は公知であり、種々の流体の制御に多用されて
いる。
【0003】かかるバタフライ弁の弁本体は、一般に鋳
造、鍛造等の製法により一体成型品として提供されてい
るが、鋳造等の製法による一体成形品は、本体内部の肉
抜きが困難であり、軽量化を達成することが出来なかっ
た。又、鋳造等により製造された弁本体は、その内周面
や弁棒貫通孔について2次加工により仕上げを行う必要
がありコスト高となるのを避けることが出来なかった。
造、鍛造等の製法により一体成型品として提供されてい
るが、鋳造等の製法による一体成形品は、本体内部の肉
抜きが困難であり、軽量化を達成することが出来なかっ
た。又、鋳造等により製造された弁本体は、その内周面
や弁棒貫通孔について2次加工により仕上げを行う必要
がありコスト高となるのを避けることが出来なかった。
【0004】そこで、弁本体を弁棒軸に沿って左右対称
の形状に2分割し、分割面に向って解放される空間を複
数形成して弁本体の肉抜きを行い、分割面を超音波溶
着、振動溶着、接着剤等で一体に接合して、弁本体を構
成するようにしたバタフライ弁を本出願人は先に提案し
た。これは特開平2−261984号公報に開示されて
いる。
の形状に2分割し、分割面に向って解放される空間を複
数形成して弁本体の肉抜きを行い、分割面を超音波溶
着、振動溶着、接着剤等で一体に接合して、弁本体を構
成するようにしたバタフライ弁を本出願人は先に提案し
た。これは特開平2−261984号公報に開示されて
いる。
【0005】しかしながら、かかる公知のバタフライ弁
にあっては、弁本体が分割面において接着されて一体に
形成されている為、弁の組立時にシートリング、弁体を
順次弁本体内に挿着する必要があり、弁本体の組立、分
解に手間を要しコスト高になる欠点があった。
にあっては、弁本体が分割面において接着されて一体に
形成されている為、弁の組立時にシートリング、弁体を
順次弁本体内に挿着する必要があり、弁本体の組立、分
解に手間を要しコスト高になる欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、弁本体内
部の肉抜きを可能とし、弁本体の軽量化を図り得ると共
に、弁本体内周面及び弁棒貫通孔の2次加工を不要と
し、又2分割された弁本体部材を分解、組立可能に接合
するようにしたバタフライ弁を提供せんとするものであ
る。
部の肉抜きを可能とし、弁本体の軽量化を図り得ると共
に、弁本体内周面及び弁棒貫通孔の2次加工を不要と
し、又2分割された弁本体部材を分解、組立可能に接合
するようにしたバタフライ弁を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、フランジ面と直交し且弁棒
軸を通る分割面に沿って分割した対称形状の2つの弁本
体部材と、弁本体内周面に装着されるシートリングと、
弁本体内に回動自在に軸支され外周面がシートリングの
内周面に接離する円板状の弁体と、分割された2つの弁
本体部材を分割面において接合する締結手段とからな
り、弁本体部材には分割面に向って解放される空間が形
成され、接合されるとき弁本体内に中空の肉抜部を形成
するようになっていることを特徴とする。
にこの発明が採った手段は、フランジ面と直交し且弁棒
軸を通る分割面に沿って分割した対称形状の2つの弁本
体部材と、弁本体内周面に装着されるシートリングと、
弁本体内に回動自在に軸支され外周面がシートリングの
内周面に接離する円板状の弁体と、分割された2つの弁
本体部材を分割面において接合する締結手段とからな
り、弁本体部材には分割面に向って解放される空間が形
成され、接合されるとき弁本体内に中空の肉抜部を形成
するようになっていることを特徴とする。
【0008】又、締結手段がリングを2つ割りしたクラ
ンプとボルト・ナットとからなり、弁本体の弁軸筒外周
面に適用されるようになっていることを特徴とする。
ンプとボルト・ナットとからなり、弁本体の弁軸筒外周
面に適用されるようになっていることを特徴とする。
【0010】更に、締結手段が弁本体部材から外方へ一
体に延出する固定フランジとボルト・ナットからなるこ
とを特徴とする。
体に延出する固定フランジとボルト・ナットからなるこ
とを特徴とする。
【0011】更に、空間内に断熱材を封入したことを特
徴とする。
徴とする。
【0012】更に、シートリングが弾性密封材に剛性の
芯金板を裏打した積層体からなり、弁本体の内周面両側
縁の環状段部に嵌合する環状突部を両側縁に突設したこ
とを特徴とする。
芯金板を裏打した積層体からなり、弁本体の内周面両側
縁の環状段部に嵌合する環状突部を両側縁に突設したこ
とを特徴とする。
【0013】更に、弁本体外周面に配管ボルトの位置と
数に対応する台座を形成したことを特徴とする。
数に対応する台座を形成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】2つ割りの弁本体部材(2a)(2b)を締結手段(14)
(15)(17)(24)(25)での締着により接合して弁本体(2)を
組み立てるようにしてあるので、弁本体(2)内へのシー
トリング(4)、弁体(5)の組み込みや分解を容易に行う
ことが出来る。
(15)(17)(24)(25)での締着により接合して弁本体(2)を
組み立てるようにしてあるので、弁本体(2)内へのシー
トリング(4)、弁体(5)の組み込みや分解を容易に行う
ことが出来る。
【0015】2つ割りの弁本体部材(2a)(2b)の分割面(1
1)に向って解放する空間(12)を形成し、接合により弁本
体(2)内に中空の肉抜部(13)を作出することが出来る。
分割された弁本体部材は弁棒軸芯を対称軸とする対称な
形状に形成されている為、1つの金型で成型出来る。
1)に向って解放する空間(12)を形成し、接合により弁本
体(2)内に中空の肉抜部(13)を作出することが出来る。
分割された弁本体部材は弁棒軸芯を対称軸とする対称な
形状に形成されている為、1つの金型で成型出来る。
【0016】接合された弁本体部材(2a)(2b)はその内周
面に装着されたシートリング(4)でシールされるため、
接合面にはガスケット等のシール手段を適用する必要が
なく、組立、分解等のシートリング(4)や弁体(5)の挿
嵌、分離作業が容易となる。
面に装着されたシートリング(4)でシールされるため、
接合面にはガスケット等のシール手段を適用する必要が
なく、組立、分解等のシートリング(4)や弁体(5)の挿
嵌、分離作業が容易となる。
【0017】弁本体外周面の台座により配管ボルト(34)
との位置合せを行い、配管へのバタフライ弁取付作業時
にバタフライ弁の芯出しを容易に出すことが出来る。
との位置合せを行い、配管へのバタフライ弁取付作業時
にバタフライ弁の芯出しを容易に出すことが出来る。
【0018】
【発明の効果】この発明のバタフライ弁によれば、以下
の如き効果を奏することが出来る。
の如き効果を奏することが出来る。
【0019】1.弁本体をフランジ面と直支し、且弁棒
軸に沿った分割面で2つの弁本体部材に分割し、分割さ
れた各弁本体部材の分割面に複数の解放された穴を形成
して肉抜きを行うようにしてあるので弁の軽量化と共に
断熱効果を容易に行うことができる。
軸に沿った分割面で2つの弁本体部材に分割し、分割さ
れた各弁本体部材の分割面に複数の解放された穴を形成
して肉抜きを行うようにしてあるので弁の軽量化と共に
断熱効果を容易に行うことができる。
【0020】2.分割された2つの弁本体部材は弁棒を
対称軸とする形状に形成されており、1つの金型で成型
ができコストの低減と量産効果を計ることができる。
対称軸とする形状に形成されており、1つの金型で成型
ができコストの低減と量産効果を計ることができる。
【0021】3.弁本体は2つの弁本体部材から形成さ
れており、主要部の挿嵌、分離作業及び保守、点検が容
易にできる。2つの本体部材は共に接着しない。
れており、主要部の挿嵌、分離作業及び保守、点検が容
易にできる。2つの本体部材は共に接着しない。
【0022】4.弁本体はその外周面に台座を形成し、
配管作業時に芯を容易に出せ配管作業性を向上させてい
る。
配管作業時に芯を容易に出せ配管作業性を向上させてい
る。
【0023】5.2つの弁本体部材をクランプにより結
合すると共に駆動部の取付板を兼ねており、弁本体の形
状をシンプル化し成型を容易にしている。
合すると共に駆動部の取付板を兼ねており、弁本体の形
状をシンプル化し成型を容易にしている。
【0024】6.シートリングは芯金と弾性密封材の積
層体で一体に形成し、弁本体の環状段部に挿嵌され脱
落、移動等がなく安定している。
層体で一体に形成し、弁本体の環状段部に挿嵌され脱
落、移動等がなく安定している。
【0025】7.シートリング、弁体及び弁棒の主要部
を半製品として別途組立ておき、弁本体に挿嵌すること
により完成品となり、作業性及び経済効果が大である。
を半製品として別途組立ておき、弁本体に挿嵌すること
により完成品となり、作業性及び経済効果が大である。
【0026】8.横割り型に比較して、弁棒孔で2分割
されている為、弁棒錆付き等による分解不可能が解決で
きる。
されている為、弁棒錆付き等による分解不可能が解決で
きる。
【0027】9.開放される空間に無機繊維或は断熱石
綿等を封入することにより断熱を計り結露対策ができ
る。
綿等を封入することにより断熱を計り結露対策ができ
る。
【0028】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、この発明の好まし
い実施例を詳細に説明する。図において、(1)はこの発
明に係るバタフライ弁を示し、内部に円筒状の流体通路
(3)を貫通した弁本体(2)と、該弁本体(2)の流体通路
(3)の内周面に装着される弾性密封材であるシートリン
グ(4)及び流体通路(3)内に回転自在に軸支され、シー
トリング(4)の内周面に外周面が接離して、流路を開
閉、制御する円板状の弁体(5)とからなる。弁体(5)の
直径方向対向位置には弁棒(6)(7)が取り付けられ、該
弁棒(6)(7)は弁本体(2)の外周面から外方へ延び出す
弁軸筒(8)(9)に軸支される。一方の弁棒(6)はその内
端を弁体(5)に固定され、外端は弁軸筒(8)から更に外
方へ延び出して、適宜のアクチュエータ(図示せず)に連
結自在である。他方の弁棒(7)は弁体(5)に従動関係で
連結され、弁体(5)の回転を支持する。かかるバタフラ
イ弁(1)の構造は、従来周知でありバタフライ弁の基本
的構成である。
い実施例を詳細に説明する。図において、(1)はこの発
明に係るバタフライ弁を示し、内部に円筒状の流体通路
(3)を貫通した弁本体(2)と、該弁本体(2)の流体通路
(3)の内周面に装着される弾性密封材であるシートリン
グ(4)及び流体通路(3)内に回転自在に軸支され、シー
トリング(4)の内周面に外周面が接離して、流路を開
閉、制御する円板状の弁体(5)とからなる。弁体(5)の
直径方向対向位置には弁棒(6)(7)が取り付けられ、該
弁棒(6)(7)は弁本体(2)の外周面から外方へ延び出す
弁軸筒(8)(9)に軸支される。一方の弁棒(6)はその内
端を弁体(5)に固定され、外端は弁軸筒(8)から更に外
方へ延び出して、適宜のアクチュエータ(図示せず)に連
結自在である。他方の弁棒(7)は弁体(5)に従動関係で
連結され、弁体(5)の回転を支持する。かかるバタフラ
イ弁(1)の構造は、従来周知でありバタフライ弁の基本
的構成である。
【0029】この発明は、かかるバタフライ弁(1)にお
いて、弁本体(2)をフランジ面(10)と直交し且弁棒(6)
(7)の軸心を通る分割面に沿って左右対称の形状に2分
割し、該分割された2つの弁本体部材(2a)(2b)を締結手
段により接合して1つの弁本体(2)を構成するようにし
たことを特徴とする。
いて、弁本体(2)をフランジ面(10)と直交し且弁棒(6)
(7)の軸心を通る分割面に沿って左右対称の形状に2分
割し、該分割された2つの弁本体部材(2a)(2b)を締結手
段により接合して1つの弁本体(2)を構成するようにし
たことを特徴とする。
【0030】分割面(11)に沿って分割された2つの弁本
体部材(2a)(2b)は分割面(11)を対称軸とする左右対称の
形状に形成されており、1つの成形型で成形することが
出来る。弁本体部材(2a)(2b)の弁軸筒(8)(9)には分割
面(11)に向って解放される空間(12)が形成される。該空
間(12)は2つの弁本体部材(2a)(2b)の同一位置に同一形
状で形成されており、分割面(11)において接合されると
き、図4に示すように内部に中空の肉抜部(13)を作り出
す。空間(12)の位置、数並びに寸法は特に限定されるも
のではなく、弁軸筒(8)(9)の長さ、直径、材質等によ
り適宜選定される。又、空間(12)には、必要に応じて無
機繊維、或は断熱石綿等を封入し、弁軸筒(8)(9)を断
熱構造として、結露防止を図るようにしても良い。
体部材(2a)(2b)は分割面(11)を対称軸とする左右対称の
形状に形成されており、1つの成形型で成形することが
出来る。弁本体部材(2a)(2b)の弁軸筒(8)(9)には分割
面(11)に向って解放される空間(12)が形成される。該空
間(12)は2つの弁本体部材(2a)(2b)の同一位置に同一形
状で形成されており、分割面(11)において接合されると
き、図4に示すように内部に中空の肉抜部(13)を作り出
す。空間(12)の位置、数並びに寸法は特に限定されるも
のではなく、弁軸筒(8)(9)の長さ、直径、材質等によ
り適宜選定される。又、空間(12)には、必要に応じて無
機繊維、或は断熱石綿等を封入し、弁軸筒(8)(9)を断
熱構造として、結露防止を図るようにしても良い。
【0031】2つ割りの弁本体部材(2a)(2b)は、弁軸筒
(8)(9)の外周に挿嵌されるクランプ(14)(15)で締着さ
れ、接合される。締結手段であるクランプ(14)(15)は、
リングを2つ割りし、両端にフランジ(16)を延設した形
状を有する2個の部材(14a)(14b)(15a)(15b)をボルト・
ナット(17)で締め付けるようになっている。
(8)(9)の外周に挿嵌されるクランプ(14)(15)で締着さ
れ、接合される。締結手段であるクランプ(14)(15)は、
リングを2つ割りし、両端にフランジ(16)を延設した形
状を有する2個の部材(14a)(14b)(15a)(15b)をボルト・
ナット(17)で締め付けるようになっている。
【0032】弁軸筒(8)(9)の外周面には、クランプ(1
4)(15)を受け入れる凹溝(18)(19)が形成され、該凹溝(1
8)(19)の上下隅角は斜面(20)に形成されている。又、ク
ランプ(14)(15)の内周面上下端も斜面(21)に形成され、
斜面(20)(21)と(22)との当接により、より強い締付力が
作出される。
4)(15)を受け入れる凹溝(18)(19)が形成され、該凹溝(1
8)(19)の上下隅角は斜面(20)に形成されている。又、ク
ランプ(14)(15)の内周面上下端も斜面(21)に形成され、
斜面(20)(21)と(22)との当接により、より強い締付力が
作出される。
【0033】駆動側の弁棒(6)を軸支する弁軸筒(8)を
締結する一方のフランプ(14a)にはアクチュエータ取付
板(22)が一体に形成されている。駆動側の弁棒(6)の外
端が、このアクチュエータ取付板(22)の中心孔(23)を貫
通して外方へ延び出し、アクチュエータ取付板(22)に取
り付けられたアクチュエータに連結される。
締結する一方のフランプ(14a)にはアクチュエータ取付
板(22)が一体に形成されている。駆動側の弁棒(6)の外
端が、このアクチュエータ取付板(22)の中心孔(23)を貫
通して外方へ延び出し、アクチュエータ取付板(22)に取
り付けられたアクチュエータに連結される。
【0034】2つ割りの弁本体部材(2a)(2b)を接合する
締結手段は、かかるクランプ(14)(15)とボルト・ナット
(17)による締結に限られるものではなく、図11に示す
ように、弁軸筒(8)(9)の分割面(11)に隣接して固定フ
ランジ(24a)(24b)を一体に突設し、該固定フランジ(24
a)(24b)をボルト・ナット(25)で締結して接合してもよ
い。又、クランプは、前記リングを2つ割りした形状の
ものに限られず、バネ弾性を有するリングを1カ所にお
いて切断し、切断部両端にボルト・ナットを挿通して締
着可能なフランジを延設したものであってもよい。
締結手段は、かかるクランプ(14)(15)とボルト・ナット
(17)による締結に限られるものではなく、図11に示す
ように、弁軸筒(8)(9)の分割面(11)に隣接して固定フ
ランジ(24a)(24b)を一体に突設し、該固定フランジ(24
a)(24b)をボルト・ナット(25)で締結して接合してもよ
い。又、クランプは、前記リングを2つ割りした形状の
ものに限られず、バネ弾性を有するリングを1カ所にお
いて切断し、切断部両端にボルト・ナットを挿通して締
着可能なフランジを延設したものであってもよい。
【0035】すなわち、この発明において、2つ割りの
弁本体部材(2a)(2b)は締結手段により締結されて接合さ
れ、締結手段を取り外すとき、分解可能となっているこ
とを特徴とし、溶着や接着による接合の様に、2つの弁
本体部材(2a)(2b)を分解不能の状態に一体化しないもの
である。
弁本体部材(2a)(2b)は締結手段により締結されて接合さ
れ、締結手段を取り外すとき、分解可能となっているこ
とを特徴とし、溶着や接着による接合の様に、2つの弁
本体部材(2a)(2b)を分解不能の状態に一体化しないもの
である。
【0036】弁本体(2)の内周部外縁は、図8に示すよ
うに断面
うに断面
【外1】 状の環状段部(26)に形成し、シートリング(4)を嵌合す
る。シートリング(4)は、図9、10に示すようにゴム
等の弾性密封材(27)の内周面を芯金板(28)で裏打ちした
積層体に形成し、両側縁に前記弁本体(2)の環状段部(2
6)に嵌合する
る。シートリング(4)は、図9、10に示すようにゴム
等の弾性密封材(27)の内周面を芯金板(28)で裏打ちした
積層体に形成し、両側縁に前記弁本体(2)の環状段部(2
6)に嵌合する
【外2】 状の環状突部(29)を形成する。芯金板(28)を金属、合成
樹脂、セラミックス等の剛体で形成し、シートリング
(4)が変形しない構造としても、弁本体(2)が2つ割り
の弁本体部材(2a)(2b)を接合する構造であるため、シー
トリング(4)の装着は容易に行うことが可能である。
樹脂、セラミックス等の剛体で形成し、シートリング
(4)が変形しない構造としても、弁本体(2)が2つ割り
の弁本体部材(2a)(2b)を接合する構造であるため、シー
トリング(4)の装着は容易に行うことが可能である。
【0037】シートリング(4)の弁棒挿通孔(30)には、
断面
断面
【外3】 状のOリングケース(31)を埋設し、該Oリングケース(3
1)内に装入したOリング(32)を弁棒外周面に密着させ
て、二次シールを達成する。一次シールは弁体(5)とシ
ートリング(4)の内周面との圧接により達成される。
又、シートリング(4)の弾性密封材(27)は弁本体(2)の
フランジ面より若干外方へ突出する厚みを有しており、
バタフライ弁(1)を配管フランジ間にウェハーしたと
き、該突出した弾性密封材(27)が配管フランジ面に密着
して、配管とバタフライ弁との接続部からの流体の漏洩
が防止される。
1)内に装入したOリング(32)を弁棒外周面に密着させ
て、二次シールを達成する。一次シールは弁体(5)とシ
ートリング(4)の内周面との圧接により達成される。
又、シートリング(4)の弾性密封材(27)は弁本体(2)の
フランジ面より若干外方へ突出する厚みを有しており、
バタフライ弁(1)を配管フランジ間にウェハーしたと
き、該突出した弾性密封材(27)が配管フランジ面に密着
して、配管とバタフライ弁との接続部からの流体の漏洩
が防止される。
【0038】弁本体(2)の外周面には、台座(33)が突設
される。該台座(33)は、配管作業時においてバタフライ
弁(1)の芯を容易に出すためのものであり、図6に示す
ように配管ボルト(34)の位置と数に対応して形成されて
おり、図示の実施例にあっては、8本の配管ボルト(34)
に対応して8個の台座(33)が形成されているが、バタフ
ライ弁の口径によって決定される配管ボルトの数と位置
に応じて適宜選択して形成される。
される。該台座(33)は、配管作業時においてバタフライ
弁(1)の芯を容易に出すためのものであり、図6に示す
ように配管ボルト(34)の位置と数に対応して形成されて
おり、図示の実施例にあっては、8本の配管ボルト(34)
に対応して8個の台座(33)が形成されているが、バタフ
ライ弁の口径によって決定される配管ボルトの数と位置
に応じて適宜選択して形成される。
【0039】バタフライ弁(1)を組み立てるには、図7
に示すように、シートリング(4)内に弁体(5)を挿着
し、弁棒(6)(7)を軸装した後、弁本体部材(2a)(2b)を
シートリング(4)の外周に嵌合し、クランプ(14)(15)を
嵌め、ボルト・ナット(17)で締着する。締着により2つ
の弁本体部材(2a)(2b)が接合される。又、図11の構造
にあっては、クランプ(14)(15)の嵌着に代って固定フラ
ンジ(24)をボルト・ナット(25)で締着して弁本体部材(2
a)(2b)を接合する。
に示すように、シートリング(4)内に弁体(5)を挿着
し、弁棒(6)(7)を軸装した後、弁本体部材(2a)(2b)を
シートリング(4)の外周に嵌合し、クランプ(14)(15)を
嵌め、ボルト・ナット(17)で締着する。締着により2つ
の弁本体部材(2a)(2b)が接合される。又、図11の構造
にあっては、クランプ(14)(15)の嵌着に代って固定フラ
ンジ(24)をボルト・ナット(25)で締着して弁本体部材(2
a)(2b)を接合する。
【図1】この発明に係るバタフライ弁の全体斜視図
【図2】同分解斜視図
【図3】同正面図
【図4】図3A−A’線に沿った横断面図
【図5】バタフライ弁の側面図
【図6】図5B−B’線に沿った縦断面図
【図7】組立前の正面図
【図8】弁本体部材の分割面
【図9】シートリングの断面図
【図10】図9C部分の拡大斜視図
【図11】一変形を示す一部の正面図
(1) バタフライ弁 (2) 弁本体 (3) 流体通路 (4) シートリング (5) 弁体 (6) 弁棒 (7) 弁棒 (8) 弁棒筒 (9) 弁棒筒 (10) フランジ面 (11) 分割面 (12) 空間 (13) 肉抜部 (14) クランプ (15) クランプ (16) フランジ (17) ボルト・ナット (18) 凹溝 (19) 凹溝 (20) 斜面 (21) 斜面 (22) アクチュエータ取付板 (23) 中心孔 (24) 固定フランジ (25) ボルト・ナット (26) 環状段部 (27) 弾性密封材 (28) 芯金板 (29) 環状突部 (30) 弁棒挿通孔 (31) Oリングケース (32) Oリング (33) 台座 (34) 配管ボルト
Claims (6)
- 【請求項1】 フランジ面と直交し且弁棒軸を通る分割
面に沿って分割した対称形状の2つの弁本体部材と、弁
本体内周面に装着されるシートリングと、弁本体内に回
動自在に軸支され外周面がシートリングの内周面に接離
する円板状の弁体と、分割された2つの弁本体部材を分
割面において接合する締結手段とからなり、弁本体部材
には分割面に向って解放される空間が形成され、接合さ
れるとき弁本体内に中空の肉抜部を形成するようになっ
ていることを特徴とするバタフライ弁。 - 【請求項2】 締結手段がリングを2つ割りしたクラン
プとボルト・ナットとからなり、弁本体の弁軸筒外周面
に適用されるようになっていることを特徴とする請求項
(1)記載のバタフライ弁。 - 【請求項3】 締結手段が弁本体部材から外方へ一体に
延出する固定フランジとボルト・ナットからなることを
特徴とする請求項(1)記載のバタフライ弁。 - 【請求項4】 空間内に断熱材を封入したことを特徴と
する請求項(1)(2)又は(3)記載のバタフライ弁。 - 【請求項5】 シートリングが弾性密封材に剛性の芯金
板を裏打した積層体からなり、弁本体の内周面両側縁の
環状段部に嵌合する環状突部を両側縁に突設したことを
特徴とする請求項(1)(2)(3)又は(4)記載のバタフラ
イ弁。 - 【請求項6】 弁本体外周面に配管ボルトの位置と数に
対応する台座を形成したことを特徴とする請求項(1)
(2)(3)(4)又は(5)記載のバタフライ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06123174A JP3121494B2 (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06123174A JP3121494B2 (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | バタフライ弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305779A true JPH07305779A (ja) | 1995-11-21 |
JP3121494B2 JP3121494B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=14854023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06123174A Expired - Fee Related JP3121494B2 (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | バタフライ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3121494B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8430113B2 (en) | 2007-04-26 | 2013-04-30 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing valve, and valve produced by the method |
CN109058479A (zh) * | 2018-10-23 | 2018-12-21 | 九通集团有限公司 | 具有高密封性能的蝶阀 |
JP6849258B1 (ja) * | 2020-07-22 | 2021-03-24 | 株式会社オーケーエム | バルブ構造及びバルブ |
KR20220012780A (ko) * | 2020-07-22 | 2022-02-04 | 가부시키가이샤 오케이엠 | 밸브 단열 구조 및 밸브 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102206833B1 (ko) * | 2019-01-02 | 2021-01-25 | 박규열 | 클램프 결합형 버터플라이 밸브 및 조립 방법 |
-
1994
- 1994-05-12 JP JP06123174A patent/JP3121494B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8430113B2 (en) | 2007-04-26 | 2013-04-30 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing valve, and valve produced by the method |
CN109058479A (zh) * | 2018-10-23 | 2018-12-21 | 九通集团有限公司 | 具有高密封性能的蝶阀 |
CN109058479B (zh) * | 2018-10-23 | 2019-09-27 | 九通集团有限公司 | 具有高密封性能的蝶阀 |
JP6849258B1 (ja) * | 2020-07-22 | 2021-03-24 | 株式会社オーケーエム | バルブ構造及びバルブ |
WO2022018880A1 (ja) * | 2020-07-22 | 2022-01-27 | 株式会社オーケーエム | バルブ構造及びバルブ |
KR20220012781A (ko) * | 2020-07-22 | 2022-02-04 | 가부시키가이샤 오케이엠 | 밸브 구조 및 밸브 |
KR20220012780A (ko) * | 2020-07-22 | 2022-02-04 | 가부시키가이샤 오케이엠 | 밸브 단열 구조 및 밸브 |
CN114258468A (zh) * | 2020-07-22 | 2022-03-29 | 奥村工程株式会社 | 阀绝热构造和阀 |
TWI789837B (zh) * | 2020-07-22 | 2023-01-11 | 日商奥村工程股份有限公司 | 閥構造及閥、以及其組裝方法 |
CN114258468B (zh) * | 2020-07-22 | 2024-04-09 | 奥村工程株式会社 | 阀绝热构造和阀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3121494B2 (ja) | 2000-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0457916B2 (ja) | ||
JPH08285094A (ja) | バタフライ弁 | |
US6234129B1 (en) | Composite intake manifold assembly for an internal combustion engine and method for producing same | |
JP2004239438A (ja) | 冷却媒体配管用連結装置 | |
JPH07305779A (ja) | バタフライ弁 | |
CA2132572A1 (en) | Completely fabricated pipe sleeve assembly | |
US4223430A (en) | Method for making seat assembly for butterfly valves | |
US4317558A (en) | Seat assembly for butterfly valve | |
JP2724722B2 (ja) | 容易に組立て及び分解可能な弁座リテーナを有する弁 | |
JPS5825184B2 (ja) | ゲ−トベンノタメノベンシンボウツギテ | |
JPH0814336B2 (ja) | バタフライ弁 | |
JPH081267B2 (ja) | バタフライ弁 | |
US4111396A (en) | Fabricated gate valve structure | |
KR0168665B1 (ko) | 버터플라이 밸브 | |
JP4179899B2 (ja) | 面間調節機能付きバタフライ弁及びその製造方法 | |
JP5973678B2 (ja) | 水冷式内燃機関のシリンダヘッドおよびこのシリンダヘッドを備える水冷式内燃機関 | |
EP1651892B1 (en) | Ball valve | |
JP3788647B2 (ja) | バタフライバルブ | |
JPH0989122A (ja) | 結露を防止したバタフライ弁 | |
US4178665A (en) | Method of making a fabricated gate valve | |
JPH0798071A (ja) | バタフライ弁 | |
KR200152194Y1 (ko) | 밸브의 관연결구조 | |
JPH0752456Y2 (ja) | バタフライ弁 | |
JPH09273637A (ja) | バタフライ弁 | |
JPH0678794B2 (ja) | 弁管用シール機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |