JPH07305764A - 動力車両の変速装置 - Google Patents

動力車両の変速装置

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JPH07305764A
JPH07305764A JP9662494A JP9662494A JPH07305764A JP H07305764 A JPH07305764 A JP H07305764A JP 9662494 A JP9662494 A JP 9662494A JP 9662494 A JP9662494 A JP 9662494A JP H07305764 A JPH07305764 A JP H07305764A
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弘喜 小野
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松彦 常川
Yukihiro Niihori
幸弘 新堀
Koji Mizuguchi
幸治 水口
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、トラクタ−等の動力車両の変速装
置に関するものであり、円滑な変速操作がなされるよう
にしたものである。 【構成】電気信号に応じて任意の位置に変速を可能にし
た電子式変速装置において、シフト操作後、所定の短時
間だけ次のシフト変更操作を受け付けない制御部を設け
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタ−等の動力
車両の変速装置に関するものであり、特に、電気信号に
応じて任意の位置に変速を可能にした変速装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】本出願人は、過去に電気式の変速装置を出
願しているが、この変速装置は、電気信号に応じて任意
の位置に変速を可能にしたものであって、具体的には、
レバ−あるいは押しボタンからなるシフト操作具と、変
速を行なう際に入り切りする油圧クラッチと、油圧で操
作されるシフタ−等を備え、オペレ−タがシフト操作を
行なうと、電気信号により、まず油圧クラッチが切ら
れ、ついで変速用のシフタ−が油圧で動かされ、シフト
位置センサがそれを検出すると、再び油圧クラッチが接
続されるように構成したものである。
【0003】このような電気式の変速装置においては、
通常、1−2速用と3−4速用のシフタ−が各1個設け
られており、1つのシフタ−が移動しているときには、
牽制ピンの突出等によって他のシフタ−が移動しないよ
うに構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな従来装置にあっては、操縦者が短時間の間に変速操
作を繰り返すと、まだ、変速動作が完了していないの
に、シフト出力が出される結果、シフタ−同士がもつれ
て円滑なシフトが行えないという不具合があった。更に
詳述すると、1速−2速用のシフタ−と、3速−4速用
のシフタ−が設けられたトラクタにおいて、例えば、1
速から3速にシフト出力が出されると、1速−2速用の
シフタ−は中立位置に戻り、3速−4速用のシフタ−が
3速位置に移動すべく自動変速操作がなされるが、その
間に操縦者がシフト操作具を押して別の変速位置を指示
すると、中立位置に復帰する側のシフタ−が牽制ピンに
より途中でロックされ、中立位置に戻りきらないままの
状態になり、このため、適正な変速を行うことができな
いという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、電気信号に応じて任意の位置に変速を可能
に構成した動力車両において、シフト変更操作後、所定
の短時間だけ次のシフト変更操作を受け付けない制御部
を設けたことを特徴とする動力車両の変速装置とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
はトラクタ−、2は前輪、3は後輪である。トラクタ−
の機体前部にはエンジン4を搭載し、エンジン4の後部
にはメインクラッチ5を収容しているクラッチハウジン
グ6、変速装置を収容しているミッションケ−ス8を連
設している。ミッションケ−ス8内には、4段の変速が
可能な主変速装置9と、同じく4段の変速が可能な副変
速装置10と、機体の進行する向きを変更する前後進切
替装置11が設けられている。
【0007】変速レバ−12の把手部分には速度増減用
のボタン式変速スイッチ14が設けられ、減速(dow
n)スイッチ14aを押すと4速から1速に向かって1
段ずつ減速され、増速(up)スイッチ14bを押すと
1速から4速に1段ずつ増速される。また、変速レバ−
12は前後方向に揺動操作可能に構成されており、クラ
ッチペダル15を踏み込んでこの変速レバ−12を前後
に動かせば副変速装置10がLL、L、M、Hの4速の
範囲で切り替えられる。
【0008】主変速装置9、及び副変速装置10は共に
シンクロメッシュ式の変速装置で構成されており、前後
進切替装置11のみ油圧クラッチで構成されている。変
速を行なう場合であって、主変速装置9が切り替えられ
るときには、まず、前後進切替装置11の油圧クラッチ
がOFFに切り換えられ、ついで主変速装置9のシフタ
−を操作するピストンロッド16が油圧によって強制的
に軸長手方向に移動され、シフタ−が所定の変速位置に
達すると再び前後進切替装置11の油圧クラッチが接続
される。一方、副変速装置10が切り替えられるときに
は、先に述べたように操縦者がクラッチペダル15を踏
んで、変速レバ−12を移動させてメインクラッチ5を
切り、シフト操作後に、メインクラッチ5を接続するよ
うに構成している。主変速装置9の切り替えは全て電気
的に制御される。
【0009】図2はその制御装置のブロック図を示すも
のであり、マイコンからなる制御部18には、主変速装
置9切替用のソレノイド20、21、22、23と、前
後進切替装置11切替用のソレノイド25、26と、前
後進切替装置11の昇圧制御バルブ28を制御するソレ
ノイド30が接続されている。ソレノイド20と21、
及び22と23は夫々対をなすもので、前者は1速−2
速用の切替バルブ24を制御し、後者は3速−4速用の
切替バルブ27を制御する。
【0010】32は変速位置を表示するモニタランプで
ある。また、この制御部18には、前後進切替用レバ−
37に設けたF−R切替スイッチ38、主変速装置9の
シフタ−の位置を検出するシフト位置検出センサ40、
変速スイッチ14等が接続されている。図3はトラクタ
−1に設けられた油圧機器類全体の配管構成を示す回路
図である。簡単に全体の回路構成を説明すると、メイン
ポンプ45から送り出された作動油は外部油圧取出用の
サブコンバルブ46に流入し、さらに分流弁47を介し
て一部は水平制御用のバルブ48に入り、水平シリンダ
49を伸縮制御する。そして、分流弁47で分流された
残りの作動油は作業機昇降制御用のバルブ50に流入し
てメインシリンダ51に送り込まれ、リフトア−ム52
を回動させて作業機を昇降させるように構成している。
【0011】前記メインポンプ45とは独立しているサ
ブポンプ55には一定圧力の作動油を取り出すための減
圧弁57が接続され、一定の圧力に保たれた作動油を利
用してパワ−ステアリング装置59、前後進切替装置1
1、PTOクラッチ制御装置60、前輪速度制御装置6
2、電気式変速装置64が作動される。PTOクラッチ
制御装置60は、PTOクラッチ66とこれを入切する
バルブ67とで構成され、前輪速度制御装置62は油圧
クラッチ69とバルブ70とで構成される。この前輪速
度制御装置62は図示外のモ−ド切換スイッチや前輪2
の切れ角を検出するセンサと連繋されて、前輪2の速度
を後輪3と略同一にする標準四輪駆動状態、前輪2の周
速を後輪3のそれより増速させる前輪倍速駆動状態、あ
るいは後輪3のスリップ状態に応じて2駆、4駆を自動
的に選択するフルタイム駆動状態とに切り換えられるよ
うにしている。
【0012】次に図4に示すフロ−チャ−トに基づいて
この発明に係る電気式変速装置64の制御プログラムを
説明する。まず最初に制御部18に接続されている種々
のセンサ類、スイッチ類の状態が読み込まれ(ステップ
S1)、シフト操作が許可されているかどうかが判別さ
れる(ステップS2、S3、S4)。ステップS4にお
いて、シフト操作が許可されている場合には、変速スイ
ッチ14の増速スイッチ14bが押されたか(ステップ
S5)、それとも減速スイッチ14aが押されたか(ス
テップS13)が判別される。増速スイッチ14bが押
されたときには、1段だけ増速状態にシフトアップすべ
く出力指令を出す状態にセットし(ステップS6)、同
時にその後のシフト操作を所定の短時間だけ禁止するタ
イマ−をセットする(ステップS7、S8)。この実施
例ではシフト要求があっても、0.3秒という短時間だ
けシフト操作を禁止している。そして、シフト変更制御
を実行し(ステップS9)、昇圧制御バルブ28のソレ
ノイド30に所定の電流を流して油圧クラッチを徐々に
接続する昇圧制御を実行する(ステップS10)。
【0013】なお、この実施例では減速するときには、
シフト受付禁止時間(シフト要求があっても一定時間は
その要求を受け付けない時間)を他の場合よりも長く設
定しているので、その点につき、ステップS13〜ステ
ップS21に沿って更に詳述する。変速スイッチ14の
減速スイッチ14aを押して(ステップS13)、その
とき減速操作に対して許可がなされていれば(ステップ
S14)、1段だけ減速状態にシフトダウンすべく出力
指令を出す状態にセットし(ステップS16)、シフト
禁止タイマ−をセットする(ステップS17)。この場
合のシフト禁止タイマ−の設定時間は前記の場合と同じ
ように0.3秒間である。そして、走行中(ステップS
18)に、変速操作そのものを禁止し(ステップS1
9)、シフト操作が完了した時点、言い換えると昇圧制
御が開始された時点(ステップS20)で、引き続く減
速操作を一定時間だけ禁止するべく減速禁止タイマ−を
セットする(ステップS21)。この場合、減速禁止タ
イマ−の設定時間は約1秒間としている。
【0014】走行中における減速側のシフト操作を、シ
フト操作後の一定時間(1秒間)だけこのように禁止し
ている理由は以下に依る。即ち、下り坂道を走行中にシ
フトダウンを行ってシンクロを早く同期させるために
は、シンクロの容量をアップすれば良いのであるがそれ
には限界がある。また、ある程度のシンクロ容量の中
で、1段ずつ確実に、且つ、ゆっくりとシフトダウンを
してゆくと変速が可能であるが、4速の位置から2速、
あるいは1速にシフトダウンしてしまおうとする場合に
は、シンクロの同期に時間が掛り過ぎてしまう欠点が生
じることになる。
【0015】そこで、この実施例では、走行中に減速操
作が行われたときには、約1秒間だけ減速操作を受け付
けないようにし、次の減速がスム−ズに行われるように
したものである。上記説明から明らかなように、この実
施例においては、減速、増速を問わず、変速操作が行わ
れると0.3秒間だけ次のシフト操作の受け付けを禁止
し、特に走行中の減速操作にあっては、シフト完了(昇
圧制御開始時点)から1秒間だけ次のシフト操作の受け
付けを禁止するように構成している。なお、機体が停止
している場合であって、減速側にシフト操作したときは
0.3秒間だけシフト操作の受け付けを禁止する。
【0016】
【発明の効果】この発明は前記の如く、電気信号に応じ
て任意の位置に変速を可能に構成した動力車両におい
て、シフト変更操作後、所定の短時間だけ次のシフト変
更操作を受け付けない制御部を設けたものであるから、
中立位置に復帰中のシフタ−と、目標変速位置に移動中
のシフタ−とがもつれあうといった問題が生じることが
なく、変速操作が行なわれると、必ず、短時間の間に一
方のシフタ−は中立位置に戻ることができるので、円滑
な変速が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ−の全体側面図である。
【図2】制御系を示すブロック図である。
【図3】油圧回路図である。
【図4】フロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 トラクタ− 2 前輪 3 後輪 4 エンジン 9 主変速装置 10 副変速装置 11 前後進切替装置 12 変速レバ− 16 ピストンロッド 18 制御部
フロントページの続き (72)発明者 水口 幸治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気信号に応じて任意の位置に変速を可能
    に構成した動力車両において、シフト変更操作後、所定
    の短時間だけ次のシフト変更操作を受け付けない制御部
    を設けたことを特徴とする動力車両の変速装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000337504A (ja) * 1999-05-24 2000-12-05 Iseki & Co Ltd 作業車両の変速制御装置
JP2001153222A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Toyota Motor Corp 変速操作装置
JP2009264430A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Yamaha Motor Co Ltd 船舶用推進システム、その制御装置及び制御方法
CN111396549A (zh) * 2020-04-20 2020-07-10 农业农村部南京农业机械化研究所 农机hst中位自动回归智能控制方法和系统

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