JPH07305730A - 軸継手 - Google Patents

軸継手

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JPH07305730A
JPH07305730A JP6198271A JP19827194A JPH07305730A JP H07305730 A JPH07305730 A JP H07305730A JP 6198271 A JP6198271 A JP 6198271A JP 19827194 A JP19827194 A JP 19827194A JP H07305730 A JPH07305730 A JP H07305730A
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JP
Japan
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flanges
key
phase
tapered
shafts
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Withdrawn
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JP6198271A
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Inventor
Kiyoshi Suzuki
清 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸継手に関し、加工精度の確保や加工時間の
短縮などが可能になる。また、取付けが簡単になること
などを目的とする。 【構成】 2本の回転軸をそれぞれの軸端に固定された
2枚のフランジを介して周方向に位相を調整可能に一軸
状に連結する軸継手における2枚のフランジを貫通して
穿設された孔内にテーパ状キーが挿入され進退して2枚
のフランジの位相を調整するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばギヤポンプの駆
動軸と従動軸との連結などに適用される軸継手に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3は実開昭63−91726号公報に
記載の従来の軸継手の説明図である。図において、本軸
継手には例えばギヤポンプなどにおける駆動軸と従動軸
との間の位相を任意に微調整した状態で連結することが
できるように位相調整装置が設けられている。図におけ
る符号の後に添字aを付したものはギヤポンプ等の被動
側の部材を、また添字bを付したものは駆動装置側の部
材である。本軸継手112はギヤポンプ等の被動側のポ
ンプ側継手120aと、駆動装置側の駆動側継手120
bと、これら2者を係合させて固定するキー129と、
図示しない結合ボルトなどとで構成されている。
【0003】図における符号121a,121bは歯車
軸104a及び従動歯車軸107aが嵌入されて固定さ
れる歯車ボスで、その外周には外歯122a,122b
が形成されている。123a,123bは、一端に歯車
スリーブ124a,124bを有し他端に接合フランジ
部125a,125bを備えている継手部材である。こ
の歯車スリーブ124a,124bは歯車ボス121
a,121bの外径側に嵌装されるとともに、嵌装部分
の内径面には歯車ボス121a,121bの外歯122
a,122bに噛合う内歯126a,126bが形成さ
れている。
【0004】また、接合フランジ部125a,125b
には、両接合フランジ部125a,125bを回転方向
の相互関係を維持して係止するキー溝127a,127
bが軸方向に1箇以上形成されているとともに、この両
接合フランジ125a,125bを軸方向に結合するた
めの結合ボルトが貫通するボルト穴128a,128b
が複数個設けられている。
【0005】なお、上記キー溝127a,127bには
図示しないキー129が嵌入されているが、歯車軸10
4aと従動歯車軸107aとの間が所定の位相関係にさ
れた場合に、キー溝127a,127bを面一に加工さ
れたものにあってはキー129は正しくキー溝127
a,127bに嵌合するように同じ幅に形成されて組み
合わされ、また面一に加工されないものにあってはキー
129はキー溝127a,127bの幅よりも小さな幅
を有するように形成されるとともに、キー溝127a,
127bとキー129との間の隙間にライナー130を
挿入してキー溝127a,127bと組み合わされる。
【0006】また、ボルト穴128a,128bを貫通
して両接合フランジ部125a,125bを結合する結
合ボルトの径は、ボルト穴128a,128bの穴径に
対して位相の調整によるボルト穴128a,128bの
ずれを考慮して所定の量だけ細く形成されている。
【0007】また、符号131a,131bは、歯車ボ
ス121a,121bからの継手部材123a,123
bの抜け止め、及び外歯122a,122bと内歯12
6a,126bとの間の潤滑油の漏れ止め用の側板であ
る。このように、ポンプ側継手120aは歯車ボス12
1a、継手部材123a、側板131aなどから構成さ
れ、駆動側継手120bも同様にして構成されている。
【0008】キー溝127a,127bにキー129を
挿入する場合、キー溝とキーとの間の隙間にライナーを
挿入するものにあっては、キー溝127a,127bを
形成し、接合フランジ部のみを残して歯車継手部分を組
み立てる。次いで、図示しないギヤポンプの歯車の歯面
間の隙間を所定の値にした状態に保ち、この状態でキー
溝127a,127b間の食い違いにより生じたキー溝
127a,127bとキー129との間の隙間にライナ
ー130を挿入してキー溝127a,127bとを組み
合わせる。キー129やライナー130などの運転時に
おける脱落防止のため、例えば押さえ板等を設置する。
【0009】また、キー溝を面一にしてキー溝の幅と同
幅のキーを使用するものにあっては、接合フランジ部1
25a,125bを残し、その他の歯車継手部分を組み
立てる。同様に、図示しないギヤポンプの歯車間に所定
の隙間を設けた状態にし、この状態で接合フランジ部1
25a,125bの接続位置を決定する。次いで、両側
の継手部材123a,123bを分解し、接合フランジ
部125a,125bの位置を合わせてキー溝127
a,127bを加工形成する。次いで、継手部材123
a,123bを組み付けた後、キー溝127a,127
bに同一幅のキー129を嵌入し、ボルト穴128a,
128bに結合ボルトを嵌装して締め付け固定する。な
お、キー129等の脱落防止処置も同様に行う。
【0010】このようにして組み立てられた歯車継手に
おいては、駆動歯車軸106に歯車継手111を介して
伝えられた歯車103と、駆動歯車106から駆動歯車
106に噛合っている従動歯車107、従動歯車軸10
7a及び歯車継手112を介して伝えられた歯車104
との間には所定の隙間が形成され保持されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の軸
継手においては、位相調整用のライナー130を現物合
わせで加工しなければならないため、加工精度の確保や
加工時間の短縮などが極めて困難である。
【0012】また、ライナー130の加工のために歯車
ボス121a,121bを被動機から取り外す必要があ
り、取付けにもかなりの時間を要する欠点がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る軸継手は上
記課題の解決を目的にしており、2本の回転軸をそれぞ
れの軸端に固定された2枚のフランジを介して周方向に
位相を調整可能に一軸状に連結する軸継手においては、
上記2枚のフランジを貫通して穿設された孔と、該孔内
に挿入され進退して上記2枚のフランジの位相を調整す
るテーパ状キーとを備えた構成を特徴とする。
【0014】また、本発明に係る軸継手においては、2
本の回転軸をそれぞれの軸端に固定された2枚のフラン
ジを介して周方向に位相を調整可能に一軸状に連結する
軸継手において、上記2枚のフランジを貫通して穿設さ
れた孔と、該孔内に挿入され進退して上記2枚のフラン
ジの位相を調整するテーパ状キーと、該テーパ状キーに
装着され上記テーパ状キーを進退させるねじ装置とを備
えた構成を特徴とする。
【0015】また、本発明に係る軸継手においては、2
本の回転軸をそれぞれの軸端に固定された2枚のフラン
ジを介して周方向に位相を調整可能に一軸状に連結する
軸継手において、上記2枚のフランジを貫通して穿設さ
れた孔と、該孔内に互いに逆向きに並列に挿入され互い
の間に設けられたスクリュウにより反対方向に進退して
上記2枚のフランジの位相を調整する2つのテーパ状キ
ーとを備えた構成を特徴とする。
【0016】また、本発明に係る軸継手においては、2
本の回転軸をそれぞれの軸端に固定された2枚のフラン
ジを介して周方向に位相を調整可能に一軸状に連結する
軸継手において、上記2枚のフランジを貫通して穿設さ
れた孔内に互いに異なる傾斜方向の突起したラック部を
有する2つのテーパ状キーが互いにテーパを逆向きに並
列に挿入され、互いの間に設けられ、且つ上記突起した
ラックと噛合うスクリュウ部を有し、上記テーパ状キー
が互いに反対方向に進退して上記2枚のフランジの位相
を調整するスクリュウ軸とを備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】即ち、本発明に係る軸継手においては、2本の
回転軸をそれぞれの軸端に固定された2枚のフランジを
介して周方向に位相を調整可能に一軸状に連結する軸継
手における2枚のフランジを貫通して穿設された孔内に
テーパ状キーが挿入され進退して2枚のフランジの位相
を調整するようになっており、テーパ状キーの挿入量を
加減することによって両軸端が任意の位相に容易に調整
されフランジのボルト等を締めることによって両軸を任
意の位相に調整した状態で一軸状に連結することができ
る。
【0018】また、本発明に係る軸継手においては、2
本の回転軸をそれぞれの軸端に固定された2枚のフラン
ジを介して周方向に位相を調整可能に一軸状に結合する
軸継手における2枚のフランジを貫通して穿設された孔
内にテーパ状キーが挿入されテーパ状キーに装着された
ねじ装置により進退して2枚のフランジの位相を調整す
るようになっており、ねじ装置によりテーパ状キーの挿
入量を加減することによって両軸端が任意の位相に容易
に調整されフランジのボルト等を締めることによって両
軸を任意の位相に調整した状態で一軸状に連結すること
ができる。
【0019】また、本発明に係る軸継手においては、2
本の回転軸をそれぞれの軸端に固定された2枚のフラン
ジを介して周方向に位相を調整可能に一軸状に結合する
軸継手における2枚のフランジを貫通して穿設された孔
内に2つのテーパ状キーが互いに逆向きに並列に挿入さ
れ互いの間に設けられたスクリュウにより反対方向に進
退して2枚のフランジの位相を調整するようになってお
り、スクリュウにより2つのテーパ状キーの挿入量を加
減することによって両軸端が任意の位相に容易に調整さ
れフランジのボルト等を締めることによって両軸を任意
の位相に調整した状態で一軸状に連結することができ
る。
【0020】また、本発明に係る軸継手においては、2
本の回転軸をそれぞれの軸端に固定された2枚のフラン
ジを介して周方向に位相を調整可能に一軸状に結合する
軸継手における2枚のフランジを貫通して穿設された孔
内に、異なる傾斜方向の突起したラック部を有する2つ
のテーパ状キーが互いに逆向きに並列に挿入され、互い
の間に設けられたスクリュウ部とこの突起したラックと
がそれぞれ噛合い、お互いに反対方向に進退して2枚の
フランジの位相を調整するようになっており、スクリュ
ウ軸により2つのテーパ状キーの挿入量を加減すること
によって両軸端が任意の位相に容易に調整されフランジ
のボルト等を締めることによって両軸を任意の位相に調
整した状態で一軸状に連結することができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る軸継手の説明
図、図2は本発明の他の実施例に係る軸継手の説明図で
ある。図において、これらの実施例に係る軸継手は例え
ばギヤポンプの駆動軸と従動軸との結合などに使用され
るもので、例えばギヤポンプなどにおける駆動軸と従動
軸との間の位相を任意に微調整した状態で連結すること
ができるように位相調整装置が設けられている。ギヤポ
ンプやカッタなどのように2軸間の位相を微調整する必
要がある駆動軸と従動軸との何れか一方の軸1に図示し
ないキー等を介して一体に取付けられたフランジ2と他
方の軸3に同様に取付けられたフランジ4とは、同軸上
に突き合わせた状態で図示しないボルト、ナットなどを
介して締め付けられる。
【0022】このような一方の軸1と他方の軸3とを同
軸上に一体に結合する軸継手においては、両フランジ
2,4のねじ締めを両フランジ2,4の回転方向に予め
設定した任意の回転角度範囲内の任意の位置で締め付け
を可能にするため、ボルト貫通用の孔6の一方を例えば
過大な孔、或いは図示しない長孔などに形成している。
【0023】図1に示すように、両フランジ2,4のキ
ー溝8,11には第1のテーパ状キー7が押し込まれて
いる。このテーパ状キー7は一方のフランジの外周位置
に形成されたストレートのキー溝8と、他方のフランジ
4の外周位置に形成された一方の片面がテーパ面9で他
方の片面が余裕スペースを持って形成したストレート面
10のテーパ状のキー溝11とに挿し込まれている。
【0024】従って、第1のテーパ状キー7の挿し込み
量を変化させると、第1のテーパ状キー7のテーパ面1
2とフランジ4に形成したテーパ面9との接触状態で、
両軸1,3の位相角度が変化する。この状態では、テー
パ状のキー溝11のストレート面10と第1のテーパ状
キー7のストレート面13との間には余裕スペースが形
成されている。
【0025】また、両フランジ2,4には、両フランジ
2,4のキー溝8,11に押し込まれた第1のテーパ状
キー7と180度対称の位置に余裕スペースによる両軸
1,3の円周方向の遊びを除去するために第2のテーパ
状キー14が押し込まれている。即ち、両フランジ2,
4のキー溝15,18に第2のテーパ状キー14が挿し
込まれ、このテーパ状キー14はフランジ4の外周位置
に形成されたストレートキー溝15と、フランジ2の外
周位置に形成され、一方の片面がテーパ面16で他方の
片面が余裕スペースを持って形成したストレート面17
のテーパ状のキー溝18とに挿し込まれている。
【0026】第2のテーパ状キー14の挿し込み量を変
化させて第2のテーパ状キー14のテーパ面19とフラ
ンジ2に形成したテーパ面16に接触させると、両軸
1,3間の遊びが除去される。この状態では、テーパ状
のキー溝18のストレート面17と第2のテーパ状キー
14のストレート面20との間には余裕スペースが形成
されている。図における符号21はキー7,14の飛び
出し防止用のカバーである。
【0027】このような位相調整装置が設けられた本軸
継手を互いに結合する場合は、先ず軸1,3と一体のフ
ランジ2,4を同軸上に突き合わせ、ボルト等で相対的
に回転可能に軽く締めた状態で、第1のテーパ状キー7
の挿し込み量を加減することによって両軸1,3の位相
を所定の位相に調整する。
【0028】この状態では、両軸1,3はテーパ面9,
12が接していない側に遊びがあって相対的に回転する
が、第2のテーパ状キー14をこの遊びがなくなるまで
挿し込むと両軸1,3は位相が調整された状態で相対的
に回転することなく、予め軽く締めたボルト等を強く締
めることによって両軸1,3を位相を調整した状態で一
体に連結することができる。
【0029】このように連結を行う場合、位相を調整す
る第1のテーパ状キー7の挿し込み量の調整と、遊びの
除去に対応する第2のテーパ状キー14の押し込み量の
調整用に、図2(a),(b)に示すようなねじ棒22
付きの第1のテーパ状キー23及び第2のテーパ状キー
24を設けてナット25による調整、或いは同図
(c),(d)に示すようなねじ孔26付きの第1のテ
ーパ状キー27及び第2のテーパ状キー28を設けてボ
ルト29による調整を行うことができ、これによって位
相の調整を一層容易にすることができる。
【0030】また、同図(e)に示すように第1と第2
のテーパ状キー30,31の挿し込み量の調整をスクリ
ュウ32より同時に調整可能にすることができる。この
場合、第1と第2のテーパ状キー30,31を、その側
面に形成したラック33と噛合うスクリュウ32を介し
て互い違いに隣接して設け、外部からスクリュウ32を
回転駆動することにより第1と第2のテーパ状キー3
0,31が同時に相互に前後動するようにすることによ
って押し込み量の調整による位相の調整と遊びの除去と
を同時に極めて容易に行うことができる。
【0031】また同図(f)に示すように第1と第2の
テーパ状キー34,35の押し込み、抜き出し量の調整
をスクリュウ軸40により同時に調整可能とすることが
できる。この場合スクリュウ軸40は呼び径は同径であ
るが、ねじれ方向のみ相反するスクリュウ(右ねじと左
ねじ)36,37を有している。
【0032】又、テーパ状キー34,35にはスクリュ
ウ37,36と噛合う突起したラック38,39部分を
有し、そのラック38,39の幅はテーパ状キー34,
35の長さの略半分程度であり、ラック38,39は各
々の噛合うスクリュウ37,36と噛合う傾斜を有する
ので、ラック38,39の傾斜は相反する方向であり、
且つテーパ状キー34,35のラック38,39は片側
が大端側ならば他方は小端側に具備され、外部からスク
リュウ軸40を回転駆動することによって第1と第2の
テーパ状キー34,35が同時に相互に前後動すること
によって押し込み量の調整による位相の調整と遊びとの
除去とを同時に極めて容易に行うことができる。
【0033】従来の軸継手においては、位相調整用のラ
イナーを現物合わせで加工しなければならないため、加
工精度の確保や加工時間の短縮などが極めて困難であ
る。また、ライナーの加工のために歯車ボスを被動機か
ら取り外す必要があり、取付けにもかなりの時間が要す
る欠点があるが、上述の各軸継手においては現物合わせ
等の後加工を要さずに、位相を調整することができるよ
うに一方の軸1に取付けられたフランジ2と他方の軸3
に取付けられたフランジ4とを、回転方向に予め設定し
た任意の回転角度範囲内で締め付け可能に、例えばボル
ト挿入用の孔の一方を過大な孔、或いは長孔に形成し、
両フランジ2,4に挿し込まれた第1のテーパ状キー7
の押し込み量で両フランジ2,4回転方向の位相調整を
可能とし、両フランジ2,4に挿し込まれた第2のテー
パ状キー14の挿し込み量で両フランジ2,4の回転方
向の遊びを除去可能とする位相調整装置を設ける。
【0034】又、これらテーパ状キー7,14の挿し込
み量を各種のねじによって調整可能にしており、位相調
整に合わせた第1のテーパ状キー7の差し込み量の調整
と遊びの除去に対応した第2のテーパ状キー14の挿し
込み量の調整に各種のねじ装置即ち、ねじ棒22とナッ
ト25又はボルト29を用いることによって両軸1,3
における位相の調整を一層容易にすることができる。こ
のように、フランジ2,4を介して同軸状に一体に連結
される2本の軸1,3の両フランジ2,4にテーパ状キ
ー7,14を挿入することにより、テーパの傾斜に沿っ
てフランジ2,4の位相が調整され、任意の微小な角度
に位相の調整が可能であり、従来の軸継手では必要な現
物加工を不要にすることができる。また、フランジやラ
イナー等の追加加工を必要とせず、歯車ボスを被動機か
ら取り外す必要がなくなる。
【0035】又、テーパ状キーの押し込み、抜き出し量
の調整を2つのテーパ状キー30,31を並列に配し、
1本のスクリュウ軸32にラック33で噛合わせて回転
することにより、これら2つのテーパ状キー30,31
を同時に相互に前後動するようにし、又、2つのテーパ
状キー34,35にそれぞれ突起したラック38,39
を設け、1本のスクリュウ軸40にそれぞれ逆ねじで噛
合わせてテーパ状キー34,35を同時に相互に前後動
するようにして任意の微小な角度に位相調整が可能であ
り、従来の軸継手では必要な現物加工を不要にし、又、
ライナー等の追加加工も必要とせず、歯車ボスを被動機
から取り外す必要がなくなる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る軸継手は前記のように構成
されており、テーパ状キーの挿入量を加減することによ
って両軸端が任意の位相に容易に調整されるので、加工
精度の確保や加工時間の短縮などが可能になる。また、
ライナー等の加工を必要としないので、取付けが簡単に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係る軸継手の
断面図、同図(b),(c)はそのフランジの正面図、
同図(d),(e)はそのテーパ状キーの正面図であ
る。
【図2】図2(a),(b)は本発明の他の実施例に係
る軸継手のテーパ状キーの正面図、同図(c),(d)
はその応用例に係る軸継手のテーパ状キーの正面図、同
図(e)は別の応用例に係る軸継手のテーパ状キーの正
面図、(f)は更に、別の応用例に係る軸継手のテーパ
状キーの正面図である。
【図3】図3(a)は従来の軸継手の正面図、同図
(b)は断面図、同図(c)はそのフランジの正面図、
同図(d)はそのキーの正面図である。
【符号の説明】
1 軸 2 フランジ 3 軸 4 フランジ 6 ボルト貫通用の孔 7 第1のテーパ状キー 8 ストレート状のキー溝 9 テーパ面 10 ストレート面 11 テーパ状のキー溝 12 テーパ面 13 ストレート面 14 第2のテーパ状キー 15 ストレート状のキー溝 16 テーパ面 17 ストレート面 18 テーパ状のキー溝 19 テーパ面 20 ストレート面 21 カバー 34 テーパ状キー 35 テーパ状キー 36 スクリュウ 37 スクリュウ 38 ラック 39 ラック 40 スクリュウ軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の回転軸をそれぞれの軸端に固定さ
    れた2枚のフランジを介して周方向に位相を調整可能に
    一軸状に連結する軸継手において、上記2枚のフランジ
    を貫通して穿設された孔と、該孔内に挿入され進退して
    上記2枚のフランジの位相を調整するテーパ状キーとを
    備えたことを特徴とする軸継手。
  2. 【請求項2】 上記テーパ状キーに装着され上記テーパ
    状キーを進退させるねじ装置を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の軸継手。
  3. 【請求項3】 上記2枚のフランジを貫通して穿設され
    た孔内に2つのテーパ状キーが互いに逆向きに並列に挿
    入され互いの間に設けられたスクリュウにより反対方向
    に進退して上記2枚のフランジの位相を調整することを
    特徴とする請求項1に記載の軸継手。
  4. 【請求項4】 上記2枚のフランジを貫通して穿設され
    た孔内に互いに異なる傾斜方向の突起したラック部を有
    する2つのテーパ状キーが互いにテーパを逆向きに並列
    に挿入され、互いの間に設けられ、且つ上記突起したラ
    ックと噛合うスクリュウ部を有するスクリュウ軸により
    上記テーパ状キーが互いに反対方向に進退して上記2枚
    のフランジの位相を調整することを特徴とする請求項1
    に記載の軸継手。
JP6198271A 1994-03-15 1994-08-23 軸継手 Withdrawn JPH07305730A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106402182A (zh) * 2016-10-19 2017-02-15 北京首钢国际工程技术有限公司 一种周向相位线性调整联轴器
CN110056555A (zh) * 2019-04-28 2019-07-26 广东省汉兴科技有限公司 一种同轴快装结构及一种同轴夹具

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