JPH07305665A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

燃料噴射制御装置

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JPH07305665A
JPH07305665A JP6096455A JP9645594A JPH07305665A JP H07305665 A JPH07305665 A JP H07305665A JP 6096455 A JP6096455 A JP 6096455A JP 9645594 A JP9645594 A JP 9645594A JP H07305665 A JPH07305665 A JP H07305665A
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JP
Japan
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fuel injection
fuel
pump
plunger
period
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Application number
JP6096455A
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English (en)
Inventor
Atsushi Taguchi
厚 田口
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07305665A publication Critical patent/JPH07305665A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料噴射期間のばらつきを解消すると共に、
プランジャポンプの漏れによる燃料噴射量のばらつきを
解消し、個々の燃料噴射ポンプの燃料噴射量を運転状態
に応じた所望の値に調整することのできる燃料噴射制御
装置を提供する。 【構成】 コネクタ体81,82,83には、燃料噴射
ポンプ1における電磁弁装置の応答速度,回転角度検出
信号のずれ,およびプランジャポンプの漏れ量に、それ
ぞれ対応した抵抗値を有する固定抵抗が埋設されてお
り、このコネクタ体81〜83は燃料噴射ポンプ1の外
面に小ビス80dなどで直接取り付けられる。コネクタ
体81〜83を燃料噴射ポンプ1の特性に応じて適宜選
択することにより、燃料噴射ポンプ1のばらつきを解消
して燃料噴射量を所望の値に調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に燃料を噴射
供給する燃料噴射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の運転状態に応じた
燃料量を内燃機関へ噴射供給する燃料噴射ポンプとし
て、次のような、いわゆる電磁スピル調量方式のものが
考えられている。すなわち、内燃機関の回転に同期して
回転されるカム、このカムの回転動作により往復動され
るプランジャを有し少なくとも燃料加圧動作をするプラ
ンジャポンプ、上記カムまたは他の回転体の上記プラン
ジャ下死点近傍に対応する回転角度基準位置の検出信号
を発生する回転角度基準位置検出器、およびこのプラン
ジャポンプのポンプ室と低圧側とを連通する燃料逃し通
路を開閉する電磁弁装置のそれぞれを有する燃料噴射ポ
ンプがそれである。
【0003】また、この種の燃料噴射ポンプを備えた燃
料噴射制御装置には、上記電磁弁装置の開弁タイミング
を制御するための制御回路が設けられている。この制御
回路では、内燃機関の運転状態に応じて期間を設定する
と共に、上記回転角度基準位置検出器から検出信号が入
力された時刻から上記期間が経過したとき上記電磁弁装
置を開弁するための開弁指令信号を上記電磁弁装置へ出
力している。
【0004】更に、本願出願人は、この種の燃料噴射制
御装置において、回転角度基準位置検出器の取付誤差に
よって生じる上記検出信号の回転角度基準位置からのず
れ、および、電磁弁装置が開弁指令信号を受けてから実
際に開弁するまでの応答遅れ時間にばらつきがあるのを
補正するため、各々のばらつきに対応した抵抗値を有す
る固定抵抗が埋設された一対のコネクタ体を、燃料噴射
ポンプの外面に取り付けることを提案した(例えば、特
開昭61−226543号公報)。この装置では、上記
検出信号のずれおよび上記開弁の応答遅れに応じて各コ
ネクタ体を取り替えると、制御回路がその抵抗値に応じ
て上記期間を補正し、燃料噴射期間(プランジャが下死
点を通過してから電磁弁装置が開弁するまでの期間)を
運転状態に応じた所望の値に調整することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の燃
料噴射ポンプでは、プランジャポンプの燃料加圧動作に
よりにある程度の漏れ(以下単に、燃料加圧に伴う漏れ
と記載)が発生する。この漏れ量は、生産時の誤差など
により個々の燃料噴射ポンプにおいてばらつきがあり、
このため、燃料噴射期間を一定に調整しても実際の燃料
噴射量にはばらつきが残っていた。従って、場合によっ
ては燃料噴射量が過剰となってスモークが発生したり、
過小となって始動性が低下したりするおそれがあった。
【0006】そこで、本発明は、燃料加圧に伴う漏れに
よる燃料噴射量のばらつきを解消し、個々の燃料噴射ポ
ンプの燃料噴射量を運転状態に応じた所望の値に調整す
ることのできる燃料噴射制御装置を提供することを目的
としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた請求項1記載の発明は、図12に例示するよう
に、内燃機関の回転に同期して回転されるカム、このカ
ムの回転動作により往復動されるプランジャを有し少な
くとも燃料加圧動作をするプランジャポンプ、上記カム
または他の回転体の上記プランジャ下死点近傍に対応す
る回転角度基準位置の検出信号を発生する回転角度基準
位置検出器、およびこのプランジャポンプのポンプ室と
低圧側とを連通する燃料逃し通路を開閉する電磁弁装置
のそれぞれを有する燃料噴射ポンプを備えた燃料噴射制
御装置において、上記プランジャポンプの燃料加圧動作
により発生する上記燃料噴射ポンプからの漏れ量に対応
した抵抗値を有する固定抵抗が埋設されたコネクタ体
を、取付部品により上記燃料噴射ポンプに取り付けると
共に、内燃機関の運転状態に応じた期間を設定する主期
間設定手段と、上記コネクタ体に電気的に接続され、該
コネクタ体に埋設された固定抵抗の抵抗値に基づき、上
記設定された期間を補正する期間補正手段と、上記回転
角度基準位置検出器からの検出信号入力時刻から上記補
正後の期間が経過した時刻に上記電磁弁装置へ開弁指令
信号を出力する出力手段とを有する制御回路を備えたこ
とを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置を要旨と
している。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の燃料噴射制御装置において、更に、上記燃料の温度
を検出する温度検出手段を備え、上記期間補正手段が、
上記固定抵抗の抵抗値と上記検出された温度とから求ま
る数値に基づき上記期間を補正することを特徴とする燃
料噴射制御装置を要旨としている。
【0009】
【作用】このように構成された請求項1記載の発明で
は、プランジャポンプの燃料加圧動作により発生する上
記燃料噴射ポンプからの漏れ量(燃料加圧に伴う漏れ
量)に対応した抵抗値を有する固定抵抗が埋設されたコ
ネクタ体が、燃料噴射ポンプに取り付けられている。
【0010】そして制御回路では、まず主期間設定手段
が、内燃機関の運転状態に応じて、回転角度基準位置検
出器にてプランジャの下死点近傍の基準位置が検出され
てから電磁弁装置を開弁させるまでの期間を設定し、上
記コネクタ体に電気的に接続された期間補正手段が、コ
ネクタ体に埋設された固定抵抗の抵抗値に基づき、主期
間設定手段にて設定された期間を補正し、出力手段が、
回転角度基準位置検出器からの検出信号入力時刻から期
間補正手段による補正後の期間が経過した時刻に、電磁
弁装置へ開弁指令信号を出力する。
【0011】すなわち、本発明では、燃料加圧に伴う漏
れ量に対応した抵抗値を有する固定抵抗をコネクタ体に
埋設し、このコネクタ体を燃料噴射ポンプに取り付けて
いる。そして、期間補正手段は、上記期間をこの固定抵
抗の抵抗値にも応じて補正するので、上記漏れ量のばら
つきがあっても、そのばらつきに応じて上記開弁期間を
補正して、燃料噴射ポンプの燃料噴射量を運転状態に応
じた所望の値に調整することが可能となる。
【0012】また、請求項2記載の発明では、期間補正
手段が、固定抵抗の抵抗値と燃料の温度とから求まる数
値に基づき上記期間を補正する。燃料の粘性は温度によ
って変化し、これに応じて燃料加圧に伴う漏れ量も変化
する。本発明では、固定抵抗の抵抗値と燃料の温度とか
ら求まる数値に基づき上記期間を補正することにより、
全ての温度領域において燃料加圧に伴う漏れ量のばらつ
きを解消して、燃料噴射ポンプの燃料噴射量を運転状態
に応じた所望の値に調整することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は、請求項1および2に記載の発明が適用され
た実施例の燃料噴射制御装置を表す概略構成図である。
なお、本実施例の燃料噴射制御装置は、公知のボッシュ
タイプの分配型燃料噴射ポンプをベースとする電磁弁ス
ピル調量方式の燃料噴射ポンプ1により図示しないエン
ジンに燃料を噴射供給する装置である。
【0014】燃料噴射ポンプ1の駆動軸2はエンジンの
クランク軸に連結されベーン式フィードポンプ3を回転
させる。ベーン式フィードポンプ3は吸入口4から図示
しない燃料タンク内の燃料をフィルタを介してAより導
入し、この燃料を加圧してレギュレートバルブ5の設定
する圧力に調圧した後、燃料噴射ポンプ1内に形成した
燃料室6へ供給する。
【0015】上記駆動軸2はカップリング7を介してプ
ランジャポンプ8のプランジャ8aを駆動する。このカ
ップリング7はプランジャ8aを回転方向へは一体的に
回転させるが、プランジャ8aが軸方向へ往復運動する
場合にはこの軸方向移動を自由に許す。上記プランジャ
8aにはフェイスカム9が一体的に設けられている。フ
ェイスカム9はスプリング10によりカムローラ11に
押し付けられており、これらフェイスカム9とカムロー
ラ11の摺接により、これらのフェイスカム9のカム山
がカムローラ11に乗り上げるとプランジャ8aが往復
動される。プランジャ8aは1回転中に、図示しないエ
ンジンの気筒数に等しい回数(ここでは4回)だけ往復
動される。
【0016】プランジャ8aは燃料噴射ポンプ1に取り
付けられたヘッド12に摺動自在にかつ精密に嵌合され
ており、このヘッド12とプランジャ8aの端面とでプ
ランジャポンプ8のポンプ室13を形成している。プラ
ンジャ8aの端部周面には吸入溝14が形成されてお
り、プランジャ8aの吸入行程中に、すなわち図1の図
示左方への移動中にこれら吸入溝14のうち1つが、ヘ
ッド12に設けた吸入ポート15に連通すると、上記燃
料室6からポンプ室13に燃料を吸入する。また、プラ
ンジャ8aの圧縮行程中、つまり図1の図示右方への移
動中に、ポンプ室13内で加圧された燃料は、連通路1
9、分配ポート16を通じて噴射通路17へ圧送され、
デリバリ弁18から図示B方向に流れ、図示しない噴射
弁によりエンジンの燃焼室へ噴射される。
【0017】上記ポンプ室13には電磁弁装置20が接
続されている。すなわちポンプ室13は溢流通路つまり
燃料逃し通路21,22により燃料室6に連通されてお
り、上記溢流通路21は電磁弁23により開閉される。
電磁弁23は、ニードル弁24を電磁コイル25によっ
て作動するもので、この電磁コイル25に通電するとニ
ードル弁24がリフトされてポンプ室13が溢流通路2
1に開放される。従ってプランジャ8aの圧縮行程中
に、電磁弁23を作動させるとポンプ室13内で加圧さ
れている燃料が溢流通路21,22を介して低圧側の燃
料室6へ逃がされるから、上記噴射通路17側へは送ら
れなくなり、燃料の噴射が停止される。このことにより
エンジン側に供給すべき燃料噴射量を制御する。なお、
燃料室6へ溢流した燃料の一部は、Cより図示しない燃
料タンクへ還流する。
【0018】また、上記電磁弁23への通電開始タイミ
ングは、CPU,ROM,RAMを主要部とするマイク
ロコンピュータを備えた電子制御回路(ECU)26に
よって行われるが、電子制御回路26の動作については
後述する。前述のカムローラ11はローラリング27に
保持されている。このローラリング27は燃料噴射時期
調整機構(タイマー)30によって作動される。燃料噴
射時期調整機構30はタイマピストン31を備え、この
タイマピストン31の一端面には上記燃料室6の燃料圧
力が作用する。燃料室6内の燃料圧力はエンジン回転
数、つまりフィードポンプ3の回転数に応じて変化す
る。タイマピストン31の一端面に上記燃料室6の燃料
圧力が作用すると、このタイマピストン31は他端面に
作用するスプリング32の力に抗して図1の左方へ移動
される。このようなタイマピストン31の往復動はピン
33を介してローラリング27に伝えられる。図1では
タイマピストン31を実際の場合とは直交する姿勢で示
してあり、実際はタイマピストン31の軸線が紙面と直
交する方向に向いて取り付けられる。従って、タイマピ
ストン31の往復動はローラリング27を、駆動軸2を
中心として回動変位させる。このため、カムローラ11
とフェイスカム9とが相対的に周方向へ変位するので、
フェイスカム9のカム山がカムローラ11に乗り上げる
タイミングがずれ、駆動軸2に対するプランジャ8aの
往復運動の位相が変化する。この結果分配ポート16と
噴射通路17との連通タイミングが変わるので、燃料噴
射時期が自動的に調整される。
【0019】上記ローラリング27には例えば電磁ピッ
クアップ式,ホール素子式あるいは光学的角度検出式な
どのタイミング検出器35が取り付けられており、これ
に対向して駆動軸2にはパルサ36が固定されている。
すなわち、このタイミング検出器35とパルサ36の組
み合せが回転角度基準位置検出器に相当する。駆動軸2
の回転によりパルサ36に形成した突起37の1つが上
記タイミング検出器35を横切ると、このタイミング検
出器35が信号を発生する。この信号は上記電子制御回
路26へ送られる。電子制御回路26ではこのタイミン
グ検出器35からの出力信号をうけると、この信号を基
準信号として所定時間後に、電磁弁23へその作動を指
令する電力信号を出す。
【0020】上記燃料噴射時期調整機構30の作動によ
りローラリング27が回動されると、タイミング検出器
35もローラリング27と同じ位相だけ回動される。従
って、燃料噴射時期が調整された場合に、電子制御回路
26へ送る基準信号も同じ位相だけずれるので、電磁弁
23の作動時期が変わり、プランジャ8aの往復タイミ
ングのずれ分だけ溢流時期も変化するから噴射量に変化
を及ぼさないようになっている。
【0021】電子制御回路26は、エンジンの運転状態
を検出するために種々のセンサ、例えばアクセルペダル
68の位置(踏み込み量)を検出するアクセルセンサ7
0やエンジンの回転角を検出する図示しない回転数セン
サ,吸気温センサなど、更に燃料室6内の燃料温度を検
出する燃料温度センサ73が接続されると共に、第1,
第2,第3のコネクタ体81,82,83からの3組の
電圧信号も入力されている。更に、電子制御回路26に
は前述のタイミング検出器35の出力がつながれてお
り、パルサ36と組み合わされて、前述の如く燃料噴射
ポンプのフェイスカム9の回転位相に応じたパルス信号
を検出するよう構成されている。また、電子制御回路2
6の出力ポートは燃料噴射時間τをセットするカウンタ
を備えており、CPUによって該カウンタにセットされ
た時間の経過後に、接続された上記電磁弁23の電磁コ
イル25を励磁する電力信号を出力して、その開閉を行
う。
【0022】次に、上述のタイミング検出器35からの
パルス信号を検出して、フェイスカム9の回転位相(こ
こでは駆動軸2の回転位相)を検出する手法について説
明する。タイミング検出器35を用いて行われる駆動軸
2の回転に対するタイミングの検出は、燃料噴射量制御
における基準点の検出を意味しており、後述の燃料噴射
量(燃料噴射時間)の制御はこの基準点により行われ
る。図2は、図1のa−a′断面図であって、タイミン
グ検出器35とパルサ36との関係を説明するためのも
のである。図示する如く、パルサ36はその円周を4等
分して突起37を備えている。パルサ36は、これらの
突起37が4気筒エンジンの各気筒への燃料噴射を行う
プランジャ8aを駆動するフェイスカム9の各々の下死
点において、タイミング検出器35に最も接近して、そ
の検出端を通過するような角度をもって、駆動軸2に圧
入・嵌着されている。従って、タイミング検出器35に
は、プランジャ8aによる燃料噴射のための加圧が開始
される時点で、パルス信号が生成されることになる。
【0023】これらのタイミングを図3のタイムチャー
トに示した。図において、(a)はプランジャ8aのリ
フト量を示しており、DPはその下死点を示している。
(b)はパルサ36の突起37が通過することによって
タイミング検出器35に発生する電圧信号を示し、
(c)は該信号が電子制御回路26にて波形整形された
後のパルス信号を示している。(d)はプランジャ8a
の下死点を示すこのパルス信号を基準点(回転角度θ=
0)として、所定の回転角度θの時点で電磁弁23が通
電されて開弁するタイミングを示している。電磁弁23
のニードル弁24が開くと加圧されていた燃料が溢流通
路21,22を通って低圧側へ溢流して燃料噴射は終了
する。(a)において斜線を施した部分q,q′はプラ
ンジャ8aの加圧により燃料噴射が行われる範囲を示し
ている。従って、後述するように、電子制御回路26に
おいて、アクセル開度をアクセルセンサ70によって検
出し、燃料噴射量を求め、エンジンの回転数を検出して
燃料噴射時間を算出し、前述の如く、所定の回転角度θ
で電磁弁23を開弁操作するよう構成すれば、電磁弁ス
ピル調量方式による燃料噴射量制御装置として機能する
ことになる。
【0024】次に、図4を用いて第1〜第3のコネクタ
体81〜83を含む、電磁弁23への開弁指令信号出力
タイミングの補正量を指定するための回路の構成につい
て説明する。電子制御回路26には3個の固定抵抗器9
1,92,93が内蔵され、コネクタ体81,82,8
3には調整抵抗器94,95,96が個々に内蔵されて
いる。そして、コネクタ体81を燃料噴射ポンプ1に装
着すると、定電圧(ここでは5V)Vccが固定抵抗器9
1と調整抵抗器94とにより分圧され、その分圧電圧V
τが電子制御回路26内の調整電圧出力端子101に出
力される。同様に、コネクタ体82または83を燃料噴
射ポンプ1に装着すると、定電圧Vccを抵抗器92,9
5または抵抗器93,96にて分圧した分圧電圧Vθま
たはVαが、電子制御回路26内の調整電圧出力端子1
02または103に出力される。
【0025】調整抵抗器94〜96は可変抵抗器によっ
てその抵抗値を調整してもよいが、車載用としての条件
を考慮して固定抵抗器の交換によって調整を行う。すな
わち、こうすることによって調整抵抗器94〜96に振
動が加わってもその抵抗値が変化するの防止でき、車載
用として優れた特性が得られる。ここで、燃料噴射ポン
プ1に搭載される第1〜第3のコネクタ体81〜83に
ついて図5および図6を用いて説明する。
【0026】図5の斜視図および部分断面図に例示する
ように、第1〜第3のコネクタ体81〜83は、コネク
タ形状に成形された樹脂成形部材である本体に金具80
aを端子としてインサートモールドし、この金具80a
に調整用固定抵抗器80bをハンダ付けし、更にこの抵
抗接続収納部内に樹脂80cを充填して構成される。
【0027】このコネクタ体81〜83を燃料噴射ポン
プ調整ラインで選択し、図6に例示するように、燃料噴
射ポンプ1の外面に小ビス80dなどで直接取り付け
る。この調整方法では、調整ライン、市場サービスで抵
抗をハンダ付けおよびこれに類する工程が全く不要とな
り、コネクタ体81〜83の差し替えのみで調整が可能
となり、市場サービスにおける調整においても信頼性の
悪化が見られない。また、耐振性、耐水性に優れ、これ
らに対する信頼性も高い。さらに金属製プロテクタ80
eを併せて装置することにより、樹脂形成品である上記
コネクタ体81〜83が物流中あるいは、車両装着後に
も破壊を防ぐことができる。
【0028】次に、以上の構成をもって行われる燃料噴
射量の制御について、図7に示すフローチャートを用い
て説明する。エンジンが始動されて、定常運転における
燃料噴射量の制御が開始されると、電子制御回路26は
本制御ルーチンを図示しない他の必要な制御ルーチンと
共に繰返し実行する。
【0029】処理を開始すると、ステップ110では、
まず、入力ポートよりエンジンの運転状態として、アク
セルペダル68の踏み込み量に対応したアクセルセンサ
70の出力やエンジンの回転数N、燃料温度センサ73
を介して検出した燃料室6内の燃料温度Tなどを読み込
む。続くステップ120では、ステップ110で読み込
んだアクセルペダル68の踏み込み量から燃料噴射量を
求め、エンジンの回転数Nから該燃料噴射量に対応した
燃料噴射時間τ1 を算出する。プランジャ8aの1スト
ロークによって噴射される燃料量は決まっており、エン
ジンの回転数Nが増大するに従って、同じ燃料量を噴射
供給するために必要な時間は短くなるので、アクセルの
踏み込み量とエンジン回転数Nとから燃料噴射時間τ1
が求められる。続くステップ130では補正指定回路よ
り調整抵抗器94,95,96によって各々調整された
電圧Vτ,Vθ,Vαを読み込む。
【0030】次のステップ140では、ステップ110
で読み込んだ運転状態に基づき、その運転状態が、アイ
ドル時,始動時,またはその他のいずれの状態であるか
を判断する。例えば、図示しないアイドルスイッチの出
力信号がONのときはアイドル時と、図示しないスター
タスイッチの出力信号がONのときは始動時と判断する
のである。ステップ140にてアイドル時と判断した場
合は、ステップ150へ移行する。ステップ150で
は、燃料噴射時間τすなわち電磁弁23に与えられる開
弁指令信号のタイミングを、回転数Nと目標アイドル回
転数との差に基づいて周知の方法で算出し、ステップ1
60へ移行する。ステップ160では、ステップ150
で求めた燃料噴射時間τを出力ポートのカウンタ内にセ
ットした後、本制御ルーチンを一旦終了する。
【0031】また、ステップ140にて始動時と判断し
た場合は、ステップ170へ移行して次のように上記燃
料噴射時間τを算出し、前述のステップ160へ移行す
る。ステップ130で読み込まれる電圧Vτ,Vθ,V
αは後述の調整操作によって決定された電圧であって、
電圧Vτは電磁弁23の応答遅れ時間△τに、電圧Vθ
はタイミング検出器35が発生するパルスのプランジャ
8aの下死点に対する回転角度上のずれ△θに、電圧V
αはプランジャポンプ8の燃料加圧動作により発生する
燃料噴射ポンプ1からの漏れ量(燃料加圧に伴う漏れ
量)に各々対応している。
【0032】Vτと△τ,Vθと△θ,の対応関係は、
例えば電子制御回路26内に格納されたマップにより定
められており、図8(A),(B)は各々その一例を示
している。このうち回転角度上のずれ△θによって補正
すべき燃料噴射時間の補正量は、エンジンの回転数Nの
関数となるため、ステップ110で読み込んだエンジン
の回転数Nを用いて、f(△θ,N)として算出され
る。
【0033】また、電圧Vαは始動時の補正項K1 およ
び燃料温度に関する補正項K2 と対応しており、その対
応関係は、例えば図9(A),(B)に例示するマップ
により定められている。すなわち、漏れ量が大きいほど
始動時に燃料噴射量を増量補正(燃料噴射時間τを長
く)する必要があるので電圧Vαの増加に伴って補正項
K1 が増加するように設定される。
【0034】また、同じプランジャポンプ8であっても
エンジンの回転数Nが小さいほど漏れ量が大きくなるの
で、回転数Nの減少および電圧Vαの増加に伴って補正
項K2 が増加するように設定されている。更に、アクセ
ルセンサ70を介して検出したアクセル開度が大きいほ
ど漏れ量が大きくなるので、図9(C)に例示するマッ
プにより電圧Vαに関わらずアクセル開度の増加に応じ
て増加する補正係数K3 も設定されている。燃料温度T
が高いほど燃料の粘性が低下し上記漏れ量は大きくなる
ので、ステップ110にて読み込んだ回転数Nおよび燃
料温度Tに基づいて周知の方法(例えば特開平2−12
5939号参照)で補正係数g(T,N)も設定されて
いる。そして補正項K2 は、この補正係数K3 およびg
(T,N)との積として算出される。
【0035】従って、ステップ170では、電圧Vθよ
りマップによって求められた補正すべき回転角度△θと
回転数Nとを用いて算出した補正すべき燃料噴射時間f
(△θ,N)、電圧Vτから求められた電磁弁23の応
答遅れ時間に対応した補正すべき燃料噴射時間△τ、電
圧Vαから求められた始動時の補正項K1 、電圧Vαと
回転数Nと燃料温度Tとアクセル開度とを用いて算出し
た補正項g(T,N)×K2 ×K3 、および、ステップ
120で求めた燃料噴射時間τ1 を加算して、エンジン
の運転状態によって定まる燃料噴射量での燃料噴射を実
現するために燃料噴射時間τを算出する訳である。
【0036】更に、ステップ140にてその他の運転状
態であると判断した場合は、ステップ180へ移行し、
前述のτ1 ,△τ,f(△θ,N),およびg(T,
N)×K2 ×K3 を加算して燃料噴射時間τを算出し、
ステップ160へ移行する。すなわち、ステップ170
とは始動時の補正項K1 を加算しない点で異なる。
【0037】本制御ルーチンで出力ポートのカウンタに
セットした燃料噴射時間τを用いて、図示しない燃料噴
射制御ルーチンにより、タイミング検出器35によって
検出されたパルス信号を基準として、出力ポートのカウ
ンタを動作(カウントダウン)させ、カウンタの値が零
となった時、電磁弁23へ駆動信号を出力し、ニードル
弁24を開弁して燃料を低圧側へ溢流させ、燃料噴射量
の制御が行われる。
【0038】従って、個々にばらついた電磁弁23の応
答遅れ時間△τやタイミング検出器35の発生するパル
ス信号のプランジャ8aの下死点に対する回転角度上の
ずれ△θ、および燃料加圧に伴う漏れ量に対して、これ
を補正するように電圧Vτ,Vθ,Vαが調整されてい
れば、電磁弁23の開弁のタイミングは上述の誤差に応
じて補正され、正確な燃料噴射量の制御を行うことがで
きる。なお、上記処理において、ステップ110,12
0が主期間設定手段に、ステップ130〜150および
170,180が期間補正手段に、ステップ160およ
び上記燃料噴射制御ルーチンが出力手段に、それぞれ相
当する処理である。
【0039】次に、以上の構成を有するエンジンの燃料
噴射量制御装置の調整の一手法について説明する。ま
ず、以上の構成を有するエンジンの燃料噴射量制御装置
において用いられる電磁弁スピル調量方式の燃料噴射ポ
ンプ1本体から電磁弁23を取りはずし、調整用のマス
タとして開弁時の応答速度が正確に管理された調整用電
磁弁を取り付ける。電磁弁23として応答速度が管理さ
れた調整用電磁弁を取り付けたことから、電圧Vτは基
準値(ここでは2.5V)に設定する。この状態で、エ
ンジンの燃料噴射量制御装置を所定の回転数Nと負荷と
により運転し、燃料の噴射量およびその噴射量の燃料温
度Tに対する変化量を測定する。そして、これらが所定
の関係を満たすように調整抵抗器95,96を調整して
電圧Vθ,Vαを変更すれば、タイミング検出器35の
下死点検出のずれ△θ,および燃料加圧に伴う漏れ量の
補正が行われたことになる。次に調整用電磁弁を取りは
ずしエンジンの燃料噴射量制御装置本来の電磁弁23を
取り付け燃料噴射量の調整を、今度は、調整抵抗器94
を調整し、電圧Vτを変更して行う。この調整により、
電磁弁23の応答速度のばらつきが補正される。
【0040】以上の簡単な調整により、電磁弁23の応
答速度のばらつき(△τ)、タイミング検出器35によ
るプランジャ8aの下死点検出の回転角度上のばらつき
(△θ)、および燃料加圧に伴う漏れ量のばらつきが補
正されたことになる。従って、実施例のエンジンの燃料
噴射量制御装置は、前述の燃料噴射量制御ルーチン(図
7)によって、エンジンの全運転領域、すなわち回転数
N,燃料噴射量,燃料温度の全領域に亘って、正確な燃
料噴射量による燃料噴射を実現することができる。従っ
て、本実施例の燃料噴射制御装置では、上記全運転領域
においてスモークの発生などを良好に防止することがで
きる。特に、燃料加圧に伴う漏れ量の影響が大きい始動
時には、電圧Vαに応じた補正項K1 を使用しているの
で、きわめて正確な燃料噴射量による燃料噴射を実現す
ることができる。従って、始動性の低下や始動時におけ
るスモークの発生を良好に防止することができる。
【0041】また、こうした燃料噴射量の補正を行うた
めに電圧Vτ,Vθ,Vαを調整する作業は、燃料噴射
ポンプ1の外面に取り付けられた第1〜第3のコネクタ
体81〜83を交換するだけで容易に実行することがで
きる。更に、電圧Vτ,Vθ,Vαを調整する調整手段
は、抵抗器91〜96の6本の抵抗器にて実現すること
ができ、簡単な構成によって燃料噴射量の補正を実現し
ている上、その結果として信頼性・耐久性に優れている
という利点も有する。また、このため調整手段を極めて
小型に製作することができ、形状から取り付け場所を制
限されることがないという利点を有する。
【0042】なお、上記実施例の電子制御回路26は、
CPUなどを主要部として構成し、ソフトウェアによっ
て燃料噴射時間τを算出しているが、例えば特開昭61
−226543号に周知のように、フリップフロップな
どを使用したハードウェアによって算出してもよい。こ
の場合、CPUなどを用いないことから電子制御回路2
6の構成をやや簡略にでき、製品コストも低く押さえる
ことができる。
【0043】また、上記実施例では、駆動軸2の回転位
相を検出するために、パルサ36として突起37を気筒
数と等しい数(4個)だけ備えたものを用いたが、回転
角度のより一層緻密な制御を行うために、例えば図10
にその横断面を示すようなパルサ136,タイミング検
出器35を用いてもよい。図10は図1のa−a′断面
図(第1実施例の図2)に相当するが、図10ではパル
サとして外周に4箇所を欠歯とする56個の突起137
を設けたパルサ136を用いている。4箇所の切歯の部
分は丁度プランジャの8の下死点に相当する位置にあ
る。図11は上記の構成におけるタイミング検出器35
の出力信号などを表すタイムチャートである。図におい
て(a)はプランジャ8aのストロークを示しており、
DPはその下死点(加圧開始の時点)を意味している。
(b)はタイミング検出器35に発生する起電力信号
を、(c)はそれを波形整形した後のパルス信号を示し
ている。プランジャ8aの下死点(DP)を、欠歯部分
に生じるパルス幅の大きなパルスの立ち下がり点として
検出し、この点を基準として、タイミング検出器35か
らの微小角度を表わすパルスの数をカウントしてその回
転角度を検出すれば、駆動軸2の回転角度を一層正確に
知ることができ、第1実施例で詳解した電磁弁スピル調
量方式の燃料噴射ポンプによる燃料噴射量制御をより緻
密に行うことができる。
【0044】また、上記実施例ではコネクタ体81,8
2,83を燃料噴射ポンプ1に装着するようにし、この
場合、燃料噴射ポンプ1の機差は電圧Vτ,Vθ,Vα
によって電子制御回路26にとっては補償されていると
みなすことができ、燃料噴射ポンプ1単体としての互換
性が確保されることとなって好適である。
【0045】以上本発明のいくつかの実施例について説
明したが、本発明はこのような実施例に何等限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明では、燃料加圧に伴う漏れ量に対応した抵抗値を有す
る固定抵抗をコネクタ体に埋設し、更にこのコネクタ体
を燃料噴射ポンプに取り付けている。そして、期間補正
手段は、回転角度基準位置検出器から検出信号が出力さ
れた後、電磁弁装置を開弁して燃料噴射を終了するまで
の期間を、コネクタ体に埋設された固定抵抗の抵抗値に
応じて補正している。
【0047】このため、本発明によれば、燃料加圧に伴
う漏れによる燃料噴射量のばらつきを解消し、個々の燃
料噴射ポンプの燃料噴射量を運転状態に応じた所望の値
に調整することができる。従って、スモークの発生や始
動性の低下を良好に防止することができる。
【0048】また、請求項2記載の発明では、期間補正
手段が、固定抵抗の抵抗値と燃料の温度とから求まる数
値に基づき上記期間を補正する。このため、全ての温度
領域において燃料加圧に伴う漏れ量のばらつきを解消し
て、燃料噴射ポンプの燃料噴射量を運転状態に応じた所
望の値に調整することができる。従って、全ての温度領
域において、スモークの発生や始動性の低下を良好に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の燃料噴射制御装置を表す概略構成図で
ある。
【図2】実施例の燃料噴射ポンプの構成を表すa−a′
断面図である。
【図3】実施例のタイミング検出器の出力信号などを表
すタイムチャートである。
【図4】実施例のコネクタ体を含む補正量指定回路の構
成を表す回路図である。
【図5】実施例のコネクタ体の構成を表す斜視図および
部分断面図である。
【図6】実施例のコネクタ体の燃料噴射ポンプへの装着
を表す説明図である。
【図7】実施例の燃料噴射量の制御を表すフローチャー
トである。
【図8】実施例の電圧Vτ,Vθと燃料噴射時間の補正
量△τ,△θとの関係を表すマップである。
【図9】実施例の電圧Vαおよびアクセル開度と燃料噴
射時間の補正項K1 ,K2 ,K3 との関係を表すマップ
である。
【図10】他の実施例の燃料噴射ポンプの構成を表すa
−a′断面図である。
【図11】その実施例のタイミング検出器の出力信号な
どを表すタイムチャートである。
【図12】本発明の構成例示図である。
【符号の説明】
1…燃料噴射ポンプ 8…プランジャポンプ 8
a…プランジャ 9…フェイスカム 11…カムローラ 1
3…ポンプ室 20…電磁弁装置 21,22…溢流通路 2
3…電磁弁 26…電子制御回路 35…タイミング検出器 3
6,136…パルサ 70…アクセルセンサ 73…燃料温度センサ 8
0d…小ビス 81,82,83…コネクタ体 94,95,96…
調整抵抗器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して回転されるカ
    ム、このカムの回転動作により往復動されるプランジャ
    を有し少なくとも燃料加圧動作をするプランジャポン
    プ、上記カムまたは他の回転体の上記プランジャ下死点
    近傍に対応する回転角度基準位置の検出信号を発生する
    回転角度基準位置検出器、およびこのプランジャポンプ
    のポンプ室と低圧側とを連通する燃料逃し通路を開閉す
    る電磁弁装置のそれぞれを有する燃料噴射ポンプを備え
    た燃料噴射制御装置において、 上記プランジャポンプの燃料加圧動作により発生する上
    記燃料噴射ポンプからの漏れ量に対応した抵抗値を有す
    る固定抵抗が埋設されたコネクタ体を、取付部品により
    上記燃料噴射ポンプに取り付けると共に、 内燃機関の運転状態に応じた期間を設定する主期間設定
    手段と、上記コネクタ体に電気的に接続され、該コネク
    タ体に埋設された固定抵抗の抵抗値に基づき、上記設定
    された期間を補正する期間補正手段と、上記回転角度基
    準位置検出器からの検出信号入力時刻から上記補正後の
    期間が経過した時刻に上記電磁弁装置へ開弁指令信号を
    出力する出力手段とを有する制御回路を備えたことを特
    徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料噴射制御装置におい
    て、 更に、上記燃料の温度を検出する温度検出手段を備え、 上記期間補正手段が、上記固定抵抗の抵抗値と上記検出
    された温度とから求まる数値に基づき上記期間を補正す
    ることを特徴とする燃料噴射制御装置。
JP6096455A 1994-05-10 1994-05-10 燃料噴射制御装置 Pending JPH07305665A (ja)

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