JPS62162752A - 内燃機関の燃料噴射量制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射量制御装置

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JPS62162752A
JPS62162752A JP282686A JP282686A JPS62162752A JP S62162752 A JPS62162752 A JP S62162752A JP 282686 A JP282686 A JP 282686A JP 282686 A JP282686 A JP 282686A JP S62162752 A JPS62162752 A JP S62162752A
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JP
Japan
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fuel injection
fuel
injection amount
pump
temperature
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JP282686A
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English (en)
Inventor
Shinya Sumiya
炭谷 信弥
Toshimi Matsumura
敏美 松村
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、燃料噴射ポンプの機差により生ずる燃料噴射
量の目標値からのずれのばらつきを補正する内燃機関の
燃料噴射量制御装置に関し、特に内燃機関の燃料温度(
以下燃温という)の変化による燃料噴射量の変化を補正
する燃料噴射量制j′IIl装置に関する。
〔従来の技術〕
周知のように、内燃機関の運転状態に応じた燃ネ4量を
内燃機関へ噴射する燃料噴射ポンプとして、例えば電磁
弁スピル調量方式のものがある。
一般に、この種の燃料噴射ポンプは次の(a)。
(b)、  (c)、  (d)に示すようなカム、タ
イミング検出器、プランジャポンプおよび電磁弁装置を
備える。
(a)内燃機関の回転に同期して回転されるカム。
(b)このカムまたは他の回転体の下記プランジャ下死
点近傍に対応する回転角度基準位置の検出信号を発生す
るタイミング検出器。
(c)前記カムの回転動作により往復動されるプランジ
ャを有し少なくとも燃料加圧動作をするプランジャポン
プ。
(d)このプランジャポンプのポンプ室と低圧側とを連
通ずる燃料逃し通路を開閉する電磁弁装置。
そして、上記のような燃料噴射ポンプを備えた燃料噴射
制御装置には、前記電磁弁装置の開弁タイミングを制御
するための制御回路が設けられている。この制御回路は
、内燃機関の運転状態に応じて期間を設定すると共に、
前記タイミング検出器から前記の検出信号が入力されて
きた時刻から、前記設定された期間が経過した時点で前
記電磁弁装置を開弁させるための開弁指令信号を前記電
磁弁装置へ出力する構成をとる。
なお、上記のような燃料噴射ポンプと制御回路とからな
る燃料噴射量制御装置として特公昭51−34936号
公報に示されるものがある。
また、この種の燃料噴射量制御装置は次の(1)(2)
のような理由から、 (1)前記電磁弁装置が開弁指令信号を受けてから実際
に開弁するまでに応答遅れがあり、更にこの応答遅れ時
間は個々の電磁弁装置によってばらつきがある。
(2)燃料噴射ポンプ製造工程における前記タイミング
検出器の取付誤差などにより、この検出器からの検出信
号の発生タイミングに誤差を生ずる場合があり、更にこ
の取付誤差は個々の燃料噴射ポンプによってばらつく。
同一の機関運転状態であっても個々の燃料噴射量制御装
置によって燃料噴射量にばらつきを生ずるという問題が
あった。
上記の問題を解決する為に従来では、特開昭57−16
8030号公韻に示されるように、調整抵抗を設ける事
により燃料噴射ポンプの機差によるばらつきを補正して
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記特開昭57−168030号公報に
よる構成の燃料噴射量制御装置においては、内燃機関の
燃温か変化した場合、燃料粘度の変化により燃料噴射量
が変化してしまい要求噴射量に対してずれが発生すると
いう問題がある。
そこで本発明は、上記の点をルみて、調整抵抗に従来の
ポンプ噴射量の機差等の補正機能を損なわずに、燃温の
変化を検出し、燃料噴射量の補正を行う燃温補正機能を
加えた燃料噴射量制御装置を提供することを目的とする
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明による内燃機関の
燃料噴射量制御装置は、内燃機関に燃料を噴射する燃料
噴射ポンプの機差等による噴射特性のばらつきを制御回
路に電気的に接続された調整抵抗により補正する燃料噴
射量制御装置において、その調整抵抗が所定の温度特性
をもつ怒温素子を含み、燃料噴射ポンプ内の燃温を検出
できるように配置された構成としている。
〔作用〕
上記の構成により、従来使用されている調整抵抗に所定
の温度特性をもたせることで、調整抵抗は燃温を検出し
、制御回路に燃温に相応した信号を送り、制御回路がそ
の信号により燃料噴射量を制御する。つまり、燃温補正
をすることができる。
〔実施例〕
第1図に本発明の一実施例の機能的構成図を示す。内燃
機関M1の回転に同期して回転されるカム9、このカム
9または例えばバルサ等の他の回転体36の下記プラン
ジャ8−1の下死点近傍に対応する回転角度基準位置の
検出信号S1を発生するタイミング検出器35、前記カ
ム9の回転動作により往復動されるプランジャ8−1を
有し少なくとも燃料加圧動作をするプランジャポンプ8
およびこのプランジャポンプ8のポンプ室13と低圧側
とを連通ずる燃料逃し通路21を開閉する電磁弁装置2
0のそれぞれを有する燃料噴射ポンプ1において、固定
抵抗から成る第1の調整抵抗94が埋設された第1のコ
ネクタ体90であってその第1の調整抵抗94が所定の
カム回転角に相応する抵抗値をもつものと、例えばサー
ミスタ等の感温素子から成る第2の調整抵抗93が埋設
された第2のコネクタ体97であってその第2の調整抵
抗93が任意に定めた基準温度(例えば60’c)にお
いて、前記電磁弁装置20の開弁遅れ時間に相応する抵
抗値をもつものの各コネクタ体90.97が、前記燃料
噴射ポンプ1の外面に例えばネジ等の取付部品98によ
り選択的に取付けられ、かつコネクタ体14の一部が燃
料室M21に入り込み、さらに下記電子制御回路26と
電気的に接続される。
電子制御回路26は内燃機関M1の運転状態に応じた期
間を設定する主期間設定手段Mllと、前記第1のコネ
クタ90の信号S2、または前記第2のコネクタ体97
の信号S3に基づき前記設定された期間を補正する期間
補正手段M12と、前記タイミング検出器35の検出信
号31人力時刻から前記補正後の期間が経過した時刻に
開弁指令信号S4を前記電磁弁装置20へ出力する出力
手段M13とを備えるものである。
第2図は本発明の一実施例の全体を示す概略構成図であ
って、制御回路のブロック構成をも示すものである。図
において、1は公知のボッシュタイプの分配型燃料噴射
ポンプをベースとする電磁弁スピル調量方式の燃料噴射
ポンプ、2は内燃機関のクランク軸に連結されベーン式
フィードポンプ3を回転させる駆動軸である。ベーン式
フィードポンプ3は吸入口4から図示しない燃料タンク
内の燃料をフィルタを介してAより導入し、この燃料を
加圧してレギュレートバルブ5の設定する圧力に調圧し
たのち、燃料噴射ポンプ1内に形成した燃料室6へ供給
する。
上記駆動軸2はカップリング7を介してプランジャポン
プ8のプランジャ8−1を駆動する。このカンブリング
7はプランジャ8−1を回転方向へは一体的に回転させ
るが、プランジャ8−1が軸方向へ往復運動する場合に
はこの軸方向移動を自由に許す。上記プランジャ8−1
にはフェイスカム9が一体的に設けられている。フェイ
スカム9はスプリング10によりカムローラ11に押し
付けられており、これらフェイスカム9とカムローラ1
1の摺接により、これらのフェイスカム9のカム山がカ
ムローラ11に乗り上げるとプランジャ8−1が往復動
される。プランジャ8−1は1回転中に、図示しないエ
ンジンの気筒数に等しい回数(ここでは4回)だけ往復
動される。
プランジャ8−1は燃料噴射ポンプ、lに取付けられた
ヘッド12に摺動自在にかつ精密に嵌合されており、こ
のヘッド12とプランジャ8−1の端面とでプランジャ
ポンプ8のポンプ室13を形成している。プランジャ8
−1の端部周面には吸入溝14が形成されており、プラ
ンジャ8−1の吸入行程中に、即ち第2図の図示左方へ
の移動中にこれら吸入溝14のうち1つが、ヘッド12
に設けた吸入ボート15に連通ずると、前記燃料室6か
らポンプ室13に燃料を吸入する。またプランジャ8−
1の圧縮行程中、つまり第2図の図示右方への移動中に
、ポンプ室13内で加圧された燃料は、連通路19、分
配ポート16を通じて噴射通路17へ圧送され、デリバ
リ弁18から図示B方向に流れ、図示しない噴射弁によ
りエンジンの燃料室へ噴射される。
上記ポンプ室13には電磁弁装置20が接続されている
。すなわちポンプ室13は溢流通路つまり燃料逃し通路
21.22により燃料室6に連通されており、上記溢流
通路21は電磁弁23により開閉される。電磁弁23は
、ニードル弁24を電磁コイル25によって作動するも
ので、この電磁コイル25に通電するとニードル弁24
がリフトされてポンプ室13が溢流通路21に開放され
る。したがってプランジャ8−1の圧縮行程中に、it
[弁23を作動させるとポンプ室13内で加圧されてい
る燃料が溢流通路21.22を介して低圧側の燃料室6
へ逃がされるから、前記噴射通路17側へは送られなく
なり、燃料の噴射が停止される。このことによりエンジ
ン側に供給すべき燃料噴射量を制御する。尚、燃料室6
へ溢流した燃料の一部は、Cより図示しない燃料タンク
へ還流する。
上記電磁弁23への通電開始タイミングは、マイクロコ
ンピュータを備えた電子制御回路26によって行われる
が、電子制御回路26の構成及び動作については後述す
る。
前述のカムローラ11はローラリング27に保持されて
いる。このローラリング27は燃料噴射時期調整機構(
タイマー)30によって作動される。燃料噴射時期調整
機構30はタイマピストン31を備え、このタイマピス
トン31の一端面には前記燃料室6の燃料圧力が作用す
る。燃料室6内の燃料圧力はエンジン回転数、つまりフ
ィードポンプ3の回転数に応じて変化する。タイマピス
トン31の一端面に上記燃料室6の燃料圧力が作用する
と、このタイマピストン31は他端面に作用するスプリ
ング32の力に抗して第2図の左方へ移動される。この
ようなタイマピストン31の往復動はビン33を介して
ローラリング27に伝えられる。第2図ではタイマピス
トン31を実際の場合とは直交する姿勢で示してあり、
実際はタイマピストン31の軸線が紙面と直交する方向
に向いて取付けられるものである。従ってタイマピスト
ン31の往復動はローラリング27を、駆動軸2の中心
として回動変位させる。このため、カムローラ11とフ
ェイスカム9とが相対的に周方向へ変位するので、フェ
イスカム9のカム山がカムローラ11に乗り上げるタイ
ミングがずれ、駆動軸2に対応するプランジャ8−1の
往復運動の位相が変化する。この結果分配ポート16と
噴射通路17との連通タイミングが変わるので、燃料噴
射時期が自動的に調整される。
上記ローラリング27には例えば電磁ピックアップ式、
ホール素子式あるいは光学的角度検出式などのタイミン
グ検出器35が取付けられており、これに対して駆動軸
2にはバルサ36が固定されている。駆動軸2の回転に
よりパルサ36に形成した突起37の1つが上記タイミ
ング検出器35を横切ると、このタイミング検出器35
が信号を発生する。この信号は前記電子制御回路26へ
送られる。電子制御回路26ではこのタイミング検出器
35からの出力信号をうけると、この信号を基準信号と
して所定時間後に、電磁弁23へその作動を指令する電
力信号を出す。
上記タイマ30の作動によりローラリング27が回動さ
れると、タイミング検出器35もローラリング27と同
じ位相だけ回動される。したがって燃料噴射時期が調整
された場合に、電子制御回路26へ送る基準信号も同じ
位相だけずれるので、電磁弁23の作動時期が変わり、
プランジャ8−1の往復タイミングのずれ分だけ溢流時
期も変化するから噴射量に変化を及ぼさないようになっ
ている。
電子制御回路26は周知のCPU51、ROM52、R
AM53、データバス55を主要部として構成されてお
り、外部との入出力を行う為に、入力ボート57、パル
ス入力ボート58、出力ポートロ0を備え、データバス
55によって各素子は相互に接続されている。入力ボー
ト57はA/D変換の機能を有し、エンジンの運転状態
を検出する為に種々のセンサ、例えばアクセルペダル6
8の位置(踏込みりを検出するアクセルペダルセンサ7
0やエンジンの回転角を検出する図示しない回転数セン
サ、あるいは吸気温センサ等が接続されると共に、第1
、第2のコネクタ体90゜97からの2組の電圧信号も
入力されている。パルス入力ボート58には前述のタイ
ミング検出器35の出力がつながれており、パルサ36
と組み合わされて、前述の如く燃料噴射ポンプのフェイ
スカム9の回転位相に応じたパルス信号を検出するよう
構成されている。又、出力ポートロ0は燃料噴射時間τ
をセントするカウンタを備えており、CPU51によっ
て1亥カウンタにセットされた時間の経過後に、接続さ
れた前記電磁弁23の電子コイル25を励磁する電力信
号を出力して、その開閉を行う。
次に、上述のタイミング検出器35からのパルス信号を
検出して、フェイスカム9の回転位相(ここでは駆動軸
2の回転位相)を検出する手法について説明する。タイ
ミング検出器35を用いて行われる駆動軸2の回転に対
するタイミングの検出は、燃料噴射ポンプにおける基準
点の検出を意味しており、後述の燃料噴射量(燃料噴射
時間)の制御はこの基準点により行われる。第3図は、
第2図のa−a’断面図であって、タイミング検出器3
5とパルサ36との関係を説明するためのものである。
図示する如く、パルサ36はその円周を4等分して突起
37を備えている。パルサ36は、これらの突起37が
4気筒エンジンの各気筒への燃料噴射を行うプランジャ
8−1を駆動するカム9の各々の下死点において、タイ
ミング検出器35に最も接近して、その検出端を通過す
るような角度をもって、駆動軸2に圧入・嵌着されてい
る。従って、タイミング検出器35には、プランジャ8
−1による燃料噴射の為の加圧が開始される時点で、パ
ルス信号が生成されることになる。
これらのタイミングを第4図のタイミングチャートに示
した。図において、(1)はプランジャ8−1のリフト
量を示しており、DPはその下死点を示している。(n
)はパルサ36の突起37が通過することによってタイ
ミング検出器35に発生する電圧信号を示し、(III
)は該信号が電子制御回路26のパルス入力ボート58
によって波形成形された後のパルス信号を示している。
(IV)はプランジャ8−1の下死点を示すこのパルス
信号を基準点(回転角度θ=0)として、所定の回転角
度θの時点で電磁弁23が通電された開弁するタイミン
グを示している。電磁弁23のニードル弁24が開くと
加圧されていた燃料が溢流通路21.22を通って低圧
側へ溢流して燃料噴射は終了する。(1)において斜線
を施した部分はq。
q′がプランジャ8−1の加圧により燃料噴射が行われ
る範囲を示している。従って、後述するように、電子制
御回路26において、アクセル開度をアクセルセンサ7
0によって検出し、燃料噴射量を求め、エンジンの回転
数を検出して燃料噴射時間を算出し、前述の如く、所定
の回転角度θで電磁弁23を開弁操作するよう構成すれ
ば、電磁弁スピル11量方式による燃料噴射量制御装置
として機能することになる。
次に、第5図を用いて第1,2のコネクタ体90.97
を含む、電磁弁23への開弁指令信号出力タイミングの
補正量を指定するための回路の構成について説明する。
図において、91ないし92はコンピュータに内蔵され
た固定抵抗器、93゜94は燃料噴射ポンプ1に装着さ
れた第1.第2のコネクタ体90.97の調整用抵抗で
ある。又Vccはこの補正↑旨定回路に印加される定電
圧(ここでは5V)を示している。従って、調整電圧出
力端子95.96は各々抵抗器91と調整抵抗器93と
による分圧電圧■τ、抵抗器92と調整抵抗器94とに
よる分圧電圧■θとが出力される。調整抵抗94は可変
抵抗器によってその抵抗値を調整してもよいが、車載用
としての条件を考慮して本実施例では固定抵抗器の交換
によって調整を行う。ここで、燃料噴射ポンプ1に搭載
される第1.第2のコネクタ体90.97について第6
図、第7図及び第8図に依拠して説明する。コネクタ体
90は第6図に示すようにコネクク形状に成形された樹
脂成形部材である本体に端子としてインサートモールド
された金具90aに調整用固定抵抗94をハンダ付けし
、該抵抗接続収納部内に樹脂90bを充填する。また、
第7図に示すようにコネクタ体97も同様に、金具97
a、樹脂97bにより形成されるが、燃温検出の為に図
中aの部分がポンプ内の燃料室に入り込むようにコネク
タ体90のものより長くなっており、さらに、その外径
には燃料洩れが生じないように0リングが設置されてい
る。第8図に示すように、このコネクタ体90.97を
燃料噴射ポンプ調整ラインで選択し、燃料噴射ポンプ1
にネジ98等で直接取付ける。この調整方法では、調整
ライン、市場サービスで抵抗をハンダ付は及びこれに頻
する工程が全く不要となり、コネクタ体90.97の差
し替えのみで調整が可能となり、市場サービスにおける
調整においても信頬性の悪化が見られない。また、耐振
性、耐水性に優れ、これらに対する信顛性も高い。さら
に金属製プロテクタ99を併せて装置することにより、
樹脂形成品である前記コネクタが物流中あるいは、車両
装着後にも破損を防ぐことができる。
次に、以上の構成をもって行われる燃料噴射量の制御に
ついて、第9図に示すフローチャートに依拠して説明す
る。エンジンが始動されて、定常運転における燃料噴射
量の制御が開始されると、電子制御回路26は本制御ル
ーチンを図示しない他の必要な制御ルーチンと共に繰返
し実行する。
本制御ルーチンはAより開始され、ステップ110では
、まず、入力ポートよりエンジンの運転状態としてアク
セルペダル68の踏み込み量に対応したアクセルセンサ
70の出力やエンジンの回転数等を読み込む処理が行わ
れる。続くステップ120では、ステップ110で読み
込んだアクセルペダル68の踏み込み量から燃料噴射量
を求め、エンジンの回転数から該燃料噴射量に対応した
燃料噴射時間を演算する。プランジャ8−1の1ストロ
ークによって吐出される燃料量は決まっており、エンジ
ンの回転数が増大するに従って、同じ燃料量を吐出・噴
射する為に必要な時間は短くなるので、アクセルの踏み
込み量とエンジン回転数とから燃料噴射時間τ1が求め
られる。続くステップ130では補正指定回路より調整
抵抗器93゜94とによって各々調整された電圧信号 
■τ、Vθとを読み込む処理が行われる。次のステップ
140では、ステップ130で読み込んだ電圧信号Vτ
、■θから補正する燃料噴射量に対応する補正量Δτ、
Δθを求め、実際に電磁弁23を駆動して実現される燃
料噴射時間τを求める処理が行われる。ここで、電圧信
号■τ、■θは後述の調整操作によって決定された電圧
であって、電圧信号■τはt磁弁23の応答遅れ時間Δ
τに、電圧信号■θはタイミング検出器35が発生する
パルスのプランジャ8−1の下死点に対する回転角度上
のズレΔθに、各々対応している。VτとΔτ、■θ、
Δθとの対応関係は、例えばROM52内に格納された
マツプにより定められており、第10図(A)、  (
B)は各々その一例を示している。このうち回転角度上
のズレΔθによって補正すべき燃料噴射時間の補正量は
、エンジンの回転数の関数となる為、ステップ110で
読み込んだエンジンの回転数Nを用いて、f (Δθ、
N)として演算される。従って、補正指定回路の電圧信
号■θよりマツプによって求められた補正すべき回転角
度Δθからエンジンの回転数Nを用いて演算した補正す
べき燃料噴射時間f (Δθ、N)と、同じく電圧信号
■τから求められた電磁弁23の応答遅れ時間に対応し
た補正すべき燃料噴射時間Δτと、ステップ120で求
めた燃料噴射時間τ1とを加算して、エンジンの運転状
態によって定まる燃料噴射量での燃料噴射を実現する為
にt磁弁23に与えられる開弁指令信号のタイミングτ
が演算される訳である。続くステップ150では、ステ
ップ140で求めたタイミングτを出力ポートロ0のカ
ウンタ内にセットした後、処理はBへ抜けて本制御ルー
チンを終了する。
本制御ルーチンで出力ポートロ0のカウンタにセットさ
れたタイミングτを用いて、図示しない燃料噴射制御ル
ーチンにより、タイミング検出器35によって検出され
たパルス信号を基準として、出力ポートのカウンタを動
作(カウントダウン)させ、カウンタの値が零となった
時、電磁弁23へ駆動信号を出力し、ニードル弁24を
開弁じて燃料を低圧側へ溢流させ、燃料噴射量の制御が
行われる。
従って、個々にハラついた電磁弁23の応答遅れ時間Δ
τやタイミング検出器35の発生するパルス信号のプラ
ンジャ8−1の下死点に対する回転角度上のズレΔθに
対して、これを補正するように電圧信号■τ、Vθが調
整されていれば、電磁弁23の開弁のタイミングは上述
の誤差に応じて補正され、正確な燃料噴射量の制御を行
うことができる。
また、調整抵抗93の温度特性を第11図に示す特性に
することで、調整後の電圧信号■τが第12図に示す様
に温度上昇に伴い減少する特性をもつ。よって第10図
に示すマツプ特性に応じて補正量Δτが温度変化に伴い
変化し、また、補正噴射量も変化するので、燃温変化に
伴う噴射量のばらつきを補正することが出来る。そこで
次に、以上の構成を有する内燃機関の燃料噴射量制御装
置の調整の一手法について説明する。
まず、燃温を任意に定めた基準温度にしておいて、以上
の構成を有する内燃機関の燃料噴射量制御装置において
用いられる電磁弁スピル調量方式の燃料噴射ポンプ1本
体から電磁弁23を取りはずし、調整用のマスクとして
開弁時の応答速度が正確に管理された調整用電磁弁を取
付ける。tl弁23として応答速度が管理された調整用
を磁弁を取付けたことから、電圧信号のうち■τは基準
値(ここでは2.5V)に設定する。この状態で、内燃
機関の燃料噴射量制御装置を所定の回転数と負荷とによ
り運転し、燃料の吐出量を測定・調整する。例えば、回
転数11000rp、アクセルの踏み込み量半開で運転
し、吐出量が計算上の設定値8.8cc/ストロークと
なるように、補正指定回路の調整抵抗器94を調整して
電圧信号■θを変更し、燃料噴射量を調整する。この操
作によって、タイミング検出器35が発生するパルス信
号のプランジャ8−1の下死点に対する回転角度上のズ
レΔθの補正が行われたことになる。次に調整用電磁弁
を取りはずし内燃機関の燃料噴射量制御装置本来の電磁
弁23を取付け、上述と同様に燃料噴射量の調整を、今
度は、調整抵抗器93を調整し、電圧信号Vτを変更し
て行う。この調整により、調整用電磁弁に対する電磁弁
23の応答速度のバラツキが補正される。
以上の簡単な調整により、電磁弁23の応答速度のばら
つき(Δτ)とタイミング検出器35によるプランジャ
8−1の下死点検出の回転角度上のばらつき(Δθ)と
が補正されたことになり、実施例の内燃機関の燃料噴射
量制御装置は、既述の燃料噴射量制御ルーチン(第9図
に示す)によって、エンジンの全運転領域、即ち回転数
と燃料噴射量の全領域に亘って、また、燃温の変化に伴
って正確な燃料噴射量による燃料噴射を実現することが
できる。
又、こうした燃料噴射量の補正を行う為の電気信号調整
手段としての調整抵抗90及び97は、各1本の抵抗し
か必要とせず、簡単な構成によって燃料噴射量の補正を
実現している上、その結果としてコスト信頬性・耐久性
に優れているという利点も有する。
また、上記実施例ではコネクタ体90.97を燃料噴射
ポンプ1に装着するようにし、この場合、燃料噴射ポン
プ1の機差は電圧信号■τ、■θによって電子制御回路
26にとっては補償されているとみなすことができ、燃
料噴射ポンプ1単体としての互換性力喝育保されること
となって好適である。
更に、上述の実施例では、電磁弁23の開弁時の応答遅
れ時間のばらつき、タイミング検出器35の検出するパ
ルスのプランジャ8−1の下死点に対する回転角度のズ
レのばらつきとを共に補正しているが、例えば電磁弁の
応答速度が単体で機械的に補正できるならば、後者の補
正だけでよい。
同様に逆の場合には、’FHft弁の応答遅れのみ補正
すればよい。
また、所定の温度特性をもつ調整抵抗93を、電磁弁応
答補正用に使用したが、パルスの回転角度補正用に使用
してもよく、両方同時に使用してもよい。
また、燃温検出用の抵抗として、上記実施例では感温素
子だけを使用しているが、第13図に示すように、固定
抵抗100dと感温素子100eを電気的に直列接続し
たものを使用して調整の自由度を上げてもよい。図にお
いて100はコネクタ体、100aは金具、100bは
樹脂、100CはOリングである。
以上本発明のいくつかの実施例について説明したが、本
発明はこのような実施例に何等限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態
様で実施し得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の内燃機関の燃料噴射量制
御装置においては、例えば電磁弁の開弁時の応答遅れ時
間のばらつき、又はタイミング検出器の検出する回転角
度のずれによるばらつきというような燃料噴射ポンプの
機差等による噴射特性のばらつきを補正することができ
、さらに例えばサーモセンサ等の部品を追加する事なく
、燃料噴射ポンプ内の燃温変化による噴射特性のばらつ
きをも容易に補正することができ、正確な燃料噴射量制
御を実現することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の機能的構成図、第2図は本発明
実施例の電子制御回路26のブロック図を含む内燃機関
の燃料噴射量制御装置の概略構成図、第3図は第2図a
−a’断面図、第4図はタイミング検出器35の出力パ
ルスと燃料噴射のタイミングとの関係を示すタイミング
チャート、第5図はコネクタ体を含む補正指定回路の構
成を示す回路図、第6図、第7図はコネクタ体の形状を
示す図、第8図は燃料噴射ポンプへの前記コネクタ体及
びプロテクタの装着図、第9図は燃料噴射量の制御の一
例を示すフローチャート、第10図は補正指定回路の電
圧出力Vτ、電磁弁の遅れ時間の補正量Δτ、燃温に対
する補正噴射量ΔQの関係、及び■θ、Δθの関係を各
々示すグラフ、第11図は調整抵抗の温度特性を示す図
、第12図は燃温変化による■、の変化を示す図、第1
3図は温度検出用抵抗と固定抵抗を直列につないだコネ
クタの形状を示す図である。 Ml・・・内燃機関、Mll・・・主期間設定手段2M
12・・・期間補正手段1M13・・・出力手段、1・
・・燃料噴射ポンプ、8・・・プランジャポンプ、8−
1・・・プランジャ、9・・・カム、13・・・ポンプ
室、20・・・電磁弁装置、21・・・燃料逃し通路、
26・・・電子制御回路、35・・・タイミング検出器
、36・・・回転体。 90・・・第1のコネクタ体、93・・・第2の調整抵
抗。 94・・・第1の調整抵抗、97・・・第2のコネクタ
体。 98・・・取付部品。 代理人弁理士 岡  部   隆 第4図 第7図 第8図 第9図 (A) 第10跡 五 崖 → 第11図 磨、帽1→ 第12図 100b    100 第13図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射ポンプの噴
    射特性のばらつきを、制御回路に電気的に接続された調
    整抵抗により補正する内燃機関の燃料噴射量制御装置に
    おいて、 前記調整抵抗が、所定の温度特性をもつ感温素子を含み
    、前記燃料噴射ポンプ内の燃料温度を検出可能な位置に
    配置されていることを特徴とする燃料噴射量制御装置。
  2. (2) 前記燃料噴射ポンプが、内燃機関の回転に同期
    して回転されるカム、このカムまたは他の回転体の下記
    プランジャ下死点近傍に対応する回転角度基準位置の検
    出信号を発生するタイミング検出器、前記カムの回転動
    作により往復動されるプランジャを有し少なくとも燃料
    加圧動作をするプランジャポンプおよびこのプランジャ
    ポンプのポンプ室と低圧側とを連通する燃料逃し通路を
    開閉する電磁弁装置のそれぞれを有する燃料噴射ポンプ
    であり、前記調整抵抗が、任意に定めた基準温度におい
    て、所定のカム回転角に相応する抵抗値、又は前記電磁
    弁装置の開弁遅れ時間に相応する抵抗値をもつ調整抵抗
    である特許請求の範囲第1項記載の燃料噴射量制御装置
  3. (3) 前記調整抵抗が、コネクタ形状に成形されたコ
    ネクタ体に埋設されており、前記コネクタ体が前記燃料
    噴射ポンプの外面に取付部品により選択的に取付けられ
    て、その一部が燃料室に入り込んでいる特許請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の燃料噴射量制御装置。
  4. (4) 前記調整抵抗が、感温素子のみで構成されるも
    の、又は感温素子及び固定抵抗を直列接続したものであ
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の
    燃料噴射量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02125939A (ja) * 1988-11-04 1990-05-14 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 内燃機関の制御装置
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