JPH073055Y2 - 加圧式直動案内ユニット - Google Patents

加圧式直動案内ユニット

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JPH073055Y2
JPH073055Y2 JP1988034866U JP3486688U JPH073055Y2 JP H073055 Y2 JPH073055 Y2 JP H073055Y2 JP 1988034866 U JP1988034866 U JP 1988034866U JP 3486688 U JP3486688 U JP 3486688U JP H073055 Y2 JPH073055 Y2 JP H073055Y2
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JP
Japan
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linear motion
motion guide
rail
slide unit
guide unit
Prior art date
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Application number
JP1988034866U
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English (en)
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JPH01139121U (ja
Inventor
邦彦 森田
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Nippon Thompson Co Ltd
Original Assignee
Nippon Thompson Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 ・産業上の利用分野 本考案はころやボールを転動体として用い、この転動体
を介してレールとスライドユニットを相対的に直線的運
動を行わせる直動案内ユニットに関する考案で、特に塵
埃の多い雰囲気に適する直動案内ユニットに関する考案
である。
・従来の技術 従来の直動案内ユニッの保護装置(例えば密封装置や防
塵装置)は、スライドユニットの摺動方向の両端面に取
付けられ、通常の使用条件下では一応の効果を発揮して
いた。
・問題を解決するための手段 しかしながら、レールに付着した塵埃などは、レール上
を移動こそするが取り除かれることがなかった。また、
塵埃の大きさや硬さ、シールリップの強度やスクレーパ
とのすきま等の条件によっては、塵埃が保護装置を通過
してスライドユニット内に巻き込まれることも少なくな
かった。
特に木工所の木工機械に直動案内ユニットを取付けた時
のように塵埃の多い雰囲気で使用した場合は、細かな塵
埃や大きな塵埃が多量に保護装置を通過してスライドユ
ニット内に入り込んでしまい、直動案内ユニットの本来
の寿命に至る前に破損してしまうことが少なくなかっ
た。
本考案は以上のような問題点を解決し、塵埃の侵入を防
止して、耐久寿命を延長した直動案内ユニットを安価に
提供することを目的としている。
・問題を解決するための手段 本考案はこれらの問題を解決するために次の構成を有す
る。
(1)転動体の軌道溝を軸方向・両側壁面に形成した長
尺状のレールと、該レールに跨架するように取付けられ
て該レールの軌道溝と対応する位置に軌道溝が形成され
た断面略コ字状のスライドユニットと、該スライドユニ
ットと前記レールの前記軌道溝間に嵌合されて転動自在
とされた多数の転動体とからなる直動案内ユニットにお
いて、前記スライドユニット内には直動案内ユニット外
から加圧空気を挿入するための通路が形成され、該通路
は前記スライドユニット内面で軌道溝間に形成された第
1の噴射口と連結され、かつ前記スライドユニットの軸
方向両端部には空気を送る通風路と該通風路の先端部に
前記レールの上面と軌道溝付近とに近接して第2の噴射
口とが形成されている噴き出し装置が取付けられ、な
お、かつ、該噴き出し装置の取付け面側にスライドユニ
ット内部の加圧空気と該噴き出し装置から噴射される空
気とを区分する境界部を設けるように構成したものであ
る。
・実施例 第1図は本考案の第1の実施例としての直動案内ユニッ
トの斜視図である。ここに示す直動案内ユニットはレー
ルの側壁に一対の軌道溝を有する形式のもので、最も単
純な構造で剛性の高いものである。
断面略長方形の長尺状部材の軸方向、両側壁面に軌道溝
1aを一対形成したレール1に、断面略コ字状のスライド
ユニット10が跨架するように取付けられて摺動する直動
案内ユニットが示されている。
上記スライドユニット10の構成は、ケーシング2と、そ
の摺動方向両端すなわち軸方向両端に固着された側板
3、さらには側板3の外側に取付けられた噴き出し装置
4、そして、下面シール5とからなっている。
上記ケーシング2の側壁外側の摺動方向の中央部分には
少なくとも1箇所に、空気を送風するための接続口2bが
形成されている。
第2図は第1図に示した直動案内ユニットの部分断面を
含む正面図である。上記スライドユニット10の右側半分
は、ケーシング2の接続口2bで断面したものを示してい
る。2点鎖線で示した方向転換路3aは、レール1及びケ
ーシング2に互いに対応して形成された軌道溝1a,2a間
に嵌合されて転動自在とされた多数の負荷ボール6を、
ケーシング2内に一対形成されたリターン孔2cまで円滑
に移動させるための通路で、側板3に形成されている。
上記ケーシング2外からパイプなどによって上記接続口
2bに送り込まれた加圧空気は、通路2dを通って、一部は
上記ケーシング2の内側面で軌道溝2a間に設けられた第
1の噴射口2eを通って、上記ケーシング2内に放出され
る。
第3図は第1図に示した直動案内ユニットの部分断面を
含む側面図である。ケーシング2内に形成された接続口
2bからの通路2dは、上記ケーシング2内の第1の噴射口
2eへと連結される経路と、側板3に形成された通路3bと
連結して噴き出し装置4へ達し、噴き出し装置4に通風
路として形成された通風溝4aを経由して第2の噴射口4b
と連結される経路とでなっている。なお、該第2の噴射
口4bは、レール1の上面と軌道溝1aとに近接して形成さ
れている。
上記ケーシング2内の第1の噴射口2eから送風された加
圧空気は、ケーシング2内の内圧を高めてスライドユニ
ット外部からの異物の侵入を防止する役目をし、噴き出
し装置4の第2の噴射口4bから放出される加圧空気は、
レール1に対するスライドユニット10の走行が阻害され
ぬように、スライドユニット10の走行に伴ってレール1
の上面及び軌道溝1aに付着している異物を吹き飛ばす役
目をする。
なお、直動案内ユニットの使用条件によっては、ケーシ
ング2内の加圧だけで充分な場合もある。
第4図は噴き出し装置4の内側から見た背面図である。
上述もしたように、側板3の通路3bからの空気は、通風
溝4aによって分岐され、レール1の上面と軌道溝1a付近
とに近接して形成された第2の噴射口4bへと送られ、放
出される。
第5図は噴き出し装置の第2の実施例を示す外側から見
た部分断面を含む正面図である。この例では、上記第1
の噴射口2eを通じてケーシング2内に送風される加圧空
気と噴き出し装置4の第2の噴射口4bから放出される加
圧空気とを別々に供給して、ここに調整できるようにし
たもので、より厳しい使用条件下での防塵効果及び清掃
効果を期待する場合に使用される。
第6図は第5図に示した噴き出し装置4の一部の側面断
面図である。ケーシング2内の空気と噴き出し装置4か
ら噴射される空気との境界を作り、それぞれの圧力調整
が容易なように噴き出し装置4の側板3に対する取付け
面側には境界部としての突出部4eを設けて、シールドと
しての役目を持たせている。
第7図は第3の実施例としての直動案内ユニットの噴き
出し装置の噴射口付近の部分的な側面断面図である。こ
の例では第2の実施例よりは、さらにケーシング2内の
内圧と噴き出し装置4からの噴き出し圧を調整しやすく
するため、噴き出し装置4と側板3との間に境界部及び
密封装置として作用するシール7を取付けたものであ
る。
なお本考案は、図示した直動案内ユニットに限定される
ものではなく、転動体をころとするものやレールの軌道
溝を二対有するものであっても容易に実施することがで
きる。
・効果 本考案は次の効果を有する。
第1の噴射口より送風する加圧空気によってスライ
ドユニット内を加圧するため、スライドユニット外部か
らの異物の侵入を確実に阻止することができる。
噴き出し装置の第2の噴射口から放出される加圧空
気によってレール上面及び軌道溝に付着している異物が
吹き飛ばされる故、スライドユニットの走行が阻害され
ず常に円滑に作動する。
噴き出し装置のスライドユニットに対する取付け面
側に、スライドユニット内部の加圧空気と該噴き出し装
置から噴射される空気とを区分する境界部を設けている
から、上記第1の噴射口を通じてスライドユニット内に
送風される加圧空気と噴き出し装置の第2の噴射口から
放出される空気圧とを別々に供給することにより個々に
調整でき、より厳しい使用条件下での防塵効果及び清掃
効果が期待できる。
空気の圧力を微妙に調整することができるため、空
気を効率的に使用できる。
安価で、容易に製作することができる。
寿命を延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例としての直動案内ユニッ
トの斜視図である。第2図は第1図に示した直動案内ユ
ニットの部分断面を含む正面図である。第3図は第1図
に示した直動案内ユニットの部分断面を含む側面図であ
る、第4図は第1図に示した直動案内ユニットが具備す
る噴き出し装置の背面図である。第5図は本考案の第2
の実施例としての噴き出し装置の部分断面を含む正面図
である。第6図は第5図に示した噴き出し装置の一部の
側面断面図である。第7図は本考案の第3の実施例とし
ての直動案内ユニットの噴き出し装置の噴射口付近の部
分的な側面断面図である。 1:レール、1a:軌道溝 2:ケーシング、2a:軌道溝 2b:接続口、2c:リターン孔 2d:通路、2e:第1の噴射口 3:側板、3a:方向転換路 3b:通路、4:噴き出し装置 4a:通風溝(通風路)、4b:第2の噴射口 4c:通風孔、4d:接続具 4e:突出部(境界部)、5:下面シール 6:ボール、7:シール(境界部) 10:スライドユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】転動体の軌道溝を軸方向・両側壁面に形成
    した長尺状のレールと、該レールに跨架するように取付
    けられて該レールの軌道溝と対応する位置に軌道溝が形
    成された断面略コ字状のスライドユニットと、該スライ
    ドユニットと前記レールの前記軌道溝間に嵌合されて転
    動自在とされた多数の転動体とからなる直動案内ユニッ
    トにおいて、前記スライドユニット内には直動案内ユニ
    ット外から加圧空気を挿入するための通路が形成され、
    該通路は前記スライドユニット内面で軌道溝間に形成さ
    れた第1の噴射口と連結され、かつ前記スライドユニッ
    トの軸方向両端部には空気を送る通風路と該通風路の先
    端部に前記レールの上面と軌道溝付近とに近接して第2
    の噴射口とが形成されている噴き出し装置が取付けら
    れ、なお、かつ、該噴き出し装置の取付け面側にスライ
    ドユニット内部の加圧空気と該噴き出し装置から噴射さ
    れる空気とを区分する境界部を設けてなることを特徴と
    する加圧式直動案内ユニット。
JP1988034866U 1988-03-16 1988-03-16 加圧式直動案内ユニット Expired - Lifetime JPH073055Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988034866U JPH073055Y2 (ja) 1988-03-16 1988-03-16 加圧式直動案内ユニット

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JP1988034866U JPH073055Y2 (ja) 1988-03-16 1988-03-16 加圧式直動案内ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH01139121U JPH01139121U (ja) 1989-09-22
JPH073055Y2 true JPH073055Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31261537

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JP1988034866U Expired - Lifetime JPH073055Y2 (ja) 1988-03-16 1988-03-16 加圧式直動案内ユニット

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JPS5386680U (ja) * 1976-12-20 1978-07-17
JPS5917320U (ja) * 1982-07-24 1984-02-02 日本精工株式会社 軌道案内軸受

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