JPH073048Y2 - コーナージョイント用素材 - Google Patents

コーナージョイント用素材

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JPH073048Y2
JPH073048Y2 JP1988074073U JP7407388U JPH073048Y2 JP H073048 Y2 JPH073048 Y2 JP H073048Y2 JP 1988074073 U JP1988074073 U JP 1988074073U JP 7407388 U JP7407388 U JP 7407388U JP H073048 Y2 JPH073048 Y2 JP H073048Y2
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tubular portion
corner joint
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pipe member
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修一 日高
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株式会社サンリット技術研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、角パイプ部材の端部同志を角度を有して接
続する際に利用するコーナージョイントを得るに最適な
コーナージョイント用素材に関する。
〔従来の技術〕
断面が角形の棒状部材の端部同志を角度を有して接続す
る際には、その接続部分たる隅部の外側が所謂角張るこ
とになるから、該隅部の外側に所謂丸味を付けることが
日常行われる。
ところで、断面角形の棒状部材が中実部材である場合に
は、接続部分たる隅部の外側を切削して丸味を付けても
良いが、棒状部材がパイプ部材である場合には、隅部の
外側を切削して丸味を付けるのは好ましくない。
即ち、角パイプ部材の端部同志が角度を有して接続され
ている状態のときに、その隅部の外側を切削等すると、
そこに開口が形成されてパイプ部材の内部が露呈するこ
とになる。
そして、このパイプ部材の内部の露呈は、外観上の美観
を損ねるのは勿論のこと、これが放置される場合には、
パイプ部材の内部に雨水等が侵入される等して汚れや腐
食等が招来され、パイプ部材の耐久性を低下させる等の
不都合が招来される。
そこで、端部同志が角度を有して接続される棒状部材が
角パイプ部材であって、しかも、接続部分たる隅部の外
側に丸味を付けるようにする場合には、一般に、その隅
部の外側に予め丸味を付けてなるコーナージョイントが
利用されるとしている。
例えば、第5図に示すような構造のコーナージョイント
は、コーナー部Cと、該コーナー部Cを直角方向から挟
むように該コーナー部Cに連設された一対のジョイント
部Jと、を有してなる。
そして、該コーナージョイントは、接続される角パイプ
部材Pと同一の材料で形成されると共に、特に、一対の
ジョイント部Jは、パイプ部材Pの内側形状(図示例で
は四角形)に一致するように設定(図示例では角筒形に
形成)される。
そしてまた、該コーナージョイントは、コーナー部Cの
外側が所謂丸味を帯びるように、該コーナー部Cの外側
面C1が適宜の曲率の湾曲面に形成されている。
それ故、該コーナージョイントによれば、直角方向に配
在されてその端部同志が近隣されている各角パイプ部材
Pにおける端部P1の開口内にコーナージョイントの各ジ
ョイント部Jをそれぞれ圧入等することで、角パイプ部
材Pの端部同志を直角に接続することが可能になると共
に、その際に隅部の外側に丸味を持たせることが可能に
なる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来のコーナージョイントにあ
っては、その提供者及び利用者にあって、在庫管理が面
倒になる不都合が指摘されている。
即ち、上記従来のコーナージョイントは、角パイプ部材
Pの内側寸法(図示例では、内側縦寸法h,内側横寸法
w、但し、内側縦寸法hと内側横寸法wとが同一の場合
もある。)が予め特定されているときに、該内側寸法に
一致するする外側寸法を有するように形成された角筒状
のジョイント部Jが設けられるとしている。
従って、角パイプ部材Pの内側寸法が異なる場合、即
ち、図示例に置き代えれば、少なくとも、内側縦寸法h
が異なる場合には、これに適合する寸法に設定された角
筒状のジョイント部Jを有する別のコーナージョイント
にを新たに準備する必要を生じる。
そして、角パイプ部材Pが規格品等のように汎用タイプ
のものであるとしても、そのバラエティが多いのが現状
で、それ故、所謂寸法の異なる多種多様のコーナージョ
イントが常備されることになる。
その結果、上記した従来のコーナージョイントにあって
は、その提供者において、また、その利用者において、
必要な寸法のコーナージョイントの必要数を確保する反
面、当面不要なコーナージョイントについてはその保管
を図る等を要すことになり、在庫管理が面倒になる不都
合がある。
尚、実開昭50−42923号公報に開示の考案における「取
付基体7」にあつても、その基本的な構造は前記第5図
に示す従来例と異なるものでなく、同様の問題点を抱え
ている。
この考案は、前記した事情に鑑みて創案されたものであ
って、その目的とするところは、角パイプ部材の端部同
志を角度を有して接続するに際して、その接続部分たる
隅部の外側に丸味を付けながらの接続を可能にするコー
ナージョイントを容易に入手でき、しかも、その提供者
及び利用者において、在庫管理が有利になるようにする
に最適となるコーナージョイント用素材を提供すること
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するため、この考案に係るコーナー
ジョイント用素材の構成を、一方向たる軸線方向に任意
の長さに延在される横断面扇形の筒状部と、該筒状部の
軸線方向に沿って該筒状部と同じ長さに適宜の幅で該筒
状部に一体に連設される横断面板状の一対の鍔状部と、
を有してなり、筒状部の外側面が適宜の曲率の湾曲面と
されると共に、筒状部の内側面が屈曲する平坦面とされ
てなり、鍔状部の筒状部に対する接続部分たる端部が薄
肉にされながら上記平坦面に一体に連設されると共に、
該鍔状部の外側面が筒状部の外側面の延長線位置より適
宜の間隔を有して後退されてなるとする。
〔作用〕
それ故、コーナージョイント用素材が選択された長さ、
即ち、端部同志が角度を有して接続される角パイプ部材
における内側縦寸法に一致する長さに裁断されること
で、所望のコーナージョイントが形成される。
このとき、接続される角パイプ部材における内側横寸法
を考慮する必要はない。
即ち、コーナージョイント用素材における鍔状部が横断
面板状に設定されているから、通常は、該鍔状部が接続
される角パイプ部材における内側横寸法より寸法的には
小さく形成されているからである。
上記コーナージョイント用素材から形成されるコーナー
ジョイントは、コーナージョイント用素材の筒状部から
形成されるコーナー部と、コーナージョイント用素材の
一対の鍔状部から形成される一対のジョイント部と、を
有することになる。
その結果、コーナージョイントにおけるコーナー部は、
その横断面が扇形を呈することになり、その外側面を適
宜曲率の湾曲面にすると共に、その内側面に屈曲する平
坦面にすることになる。
そして、コーナージョイントにおけるジョイント部は、
その横断面が板状を呈することになり、上記コーナー部
を角度を有して挟むように適宜の幅寸法で上記コーナー
部の屈曲する内側面一体に連設されていることになる。
それ故、上記コーナージョイントは、その一対のジョイ
ント部を角度を有して接近される各角パイプ部材の端部
の開口に挿入することで、角パイプ部材の端部同志を角
度を有して接続することになる。
このとき、コーナー部がその外側面を湾曲面とするの
で、角パイプ部材の接続部分たる隅部の外側に丸味が形
成されることになる。
また、接続される角パイプ部材の内側横寸法がコーナー
部の径方向の長さより大きい場合には、角パイプ部材の
端部に所謂留め加工が施される。
尚、コーナージョイントのコーナー部における中空部が
形成する扇形の開口は、適宜のキャップ等の装着で閉塞
される。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて、この考案を詳細に説
明するが、図1に示すように、この考案に係るコーナー
ジョイント用素材3は、例えば、アルミニュームやプラ
スチック等の比較的成型性に富みその裁断作業が比較的
簡単に可能になる材料で適宜の肉厚及び長さを有する長
尺体に形成されており、筒状部30と、一対の鍔状部31
と、を有してなる。
尚、該コーナージョイント用素材3の長さ、即ち、図中
で上下方向となる一方向たるその軸線方向の長さの設定
については、本来的には自由であるが、好ましくは、18
0cm程度とされるのが良い。
筒状部30は、その軸線方向を横切ることになる横断面形
状を扇形とするように形成されているもので、その外側
面30aが適宜の曲率の湾曲面とされると共に、その内側
面30bが屈曲する平坦面とされている。
尚、該平坦面における屈曲角度は、この実施例において
直角に設定されている。
鍔状部31は、上記筒状部30を横方向から角度を有して、
即ち、この実施例では、直角の方向から挟むように該筒
状部30の内側面30bに一体に連設されており、適宜の巾
寸法を有するように形成されている。
尚、鍔状部31の長さは、上記筒状部30の長さと同一とさ
れている。
該鍔状部31の上記筒状部30への連設にあっては、該鍔状
部31の外側面31a位置が上記筒状部30の外側面30a、即
ち、湾曲面の延長線位置より内側に後退した位置となる
ように設定されている。
即ち、筒状部30の外側面30aとなる湾曲面の延長線位置
と鍔状部31の外側面31a位置との間には、間隔Sが生じ
るように設定されており、該間隔Sは、角パイプ部材P
の肉厚P2(第2図参照)に一致するように設定されてい
る。
上記間隔Sの設定については、本来的には自由である
が、角パイプ部材Pの所謂太さが著しく異なる場合を除
き、特定の用途に利用される角パイプ部材Pにおける肉
厚は、大体近似した数値となるので、汎用される角パイ
プ部材Pの肉厚P2に一致するとしても、あながち不都合
を生じない。
また、鍔状部31の上記筒状部30への連設にあっては、鍔
状部31の筒状部30に対する接続部分たる端部31bがその
外側面31a側に凹状溝31cを有すると共にその内側面31d
側に凹状アーム面31eを有してなるとして、該端部31bが
薄肉に形成されてなるとしている。
これによって、上記端部31bに弾性を具有させることが
可能になり、鍔状部31、即ち、一対の鍔状部31が筒状部
30に対して揺動可能になるようにしている。
それ故、一対の鍔状部31の筒状部30への連設にあって、
一対の鍔状部31がなす角度を直角よりやや大きくするこ
とで、上記端部31bに一対の鍔状部31への拡開方向への
附勢力を具有させることが可能になる。
その結果、各鍔状部31は、その外側面31a側が他部に係
止されるようになるときには、他方の鍔状部31が連設さ
れている筒状部30の内側面30bをその対向する側に押し
進めるようにするバネ力を発揮し得ることになる。
ところで、この実施例にあっては、コーナージョイント
用素材3の形成に際しては、以下のような配慮をしてい
る。
即ち、鍔状部31は、その先端近傍部31fの外側面31a側に
V溝31gを有し、かつ、該先端近傍部31fの内側面31d側
には隆起部31hを有するとしている。
上記V溝31gの形成によって、先端近傍部31fのネジ(図
示せず)のねじ込みの際のガイド部が形成されることに
なると共に、上記隆起部31hの形成によって、先端近傍
部31fへのネジ(図示せず)等のねじ込みの際の補強が
可能になる。
尚、上記V溝31g及び隆起部31hの形成は、これが省略さ
れるとしても良い。
コーナージョイント用素材3が以上のように形成されて
いることから、これを所望の寸法に裁断することのみ
で、例えば、第2図に示すように、手摺を構成する角パ
イプ部材Pの端部同志を直角に接続し、しかも、接続部
分たる隅部の外側に丸味をつけて接続するためのコーナ
ージョイント1を入手できることになる。
即ち、コーナージョイント用素材3を選択された長さ、
即ち、上記角パイプ部材Pにおける内側縦寸法hに一致
する長さに裁断することでコーナージョイント1が形成
される。
上記裁断の場合、接続される角パイプ部材Pにおける内
側横寸法w(第2図参照)を考慮する必要はない。
即ち、コーナージョイント用素材3における鍔状部31
は、その横断面が板状になるように設定されており、通
常は、該鍔状部31の肉厚の方が上記内側横寸法wより寸
法的には小さく形成されているからである。
従って、該コーナージョイント用素材3によれば、接続
される角パイプ部材Pの内側縦寸法hが変更される場合
にも、該変更された角パイプ部材Pの内側縦寸法hに一
致する長さ寸法に裁断することのみで、所望のコーナー
ジョイント1を入手し得ることになる。
そして、該コーナージョイント1は、コーナージョイン
ト用素材3の筒状部30から形成されたコーナー部10と、
コーナージョイント用素材3の一対の鍔状部31から形成
された一対のジョイント部11と、を有することになる。
それ故、該コーナージョイント1において、コーナー部
10は、その横断面形状が扇形とされて、その外側面10a
が適宜の曲率の湾曲面になると共に、その内側面10bが
直交する平坦面になる。
また、該コーナージョイント1において、一対のジョイ
ント部11は、その横断面形状が板状になり、上記コーナ
ー部10を直交する方向から挟むように該コーナー部10に
一体に連設されていることになる。
尚、上記各ジョイント部11は、そのコーナー部10に対す
る接続部分たる端部11bの外側面11a側に凹状溝11cが形
成され、上記端部11bの内側面11d側にアール面11eが形
成されて、薄肉に形成されていることになる。
また、上記各ジョイント部11は、その先端近傍部11fの
外側面11a側にV溝11gが形成されると共に、上記先端近
傍部11fの内側面11dに隆起部11hが形成されていること
になる。
その結果、コーナージョイント1における各ジョイント
部11を直交する方向から接近される角パイプ部材Pの端
部P1の開口に挿入することで、該コーナージョイント1
によって角パイプ部材Pの端部同志を直角に接続するこ
とが可能になる。
そして、該コーナージョイント1で直交する方向から接
近される角パイプ部材Pの端部同志を接続するときに
は、コーナー部10が接続部分たる隅部を形成すると共
に、該隅部の外側に丸味を持たせることになる。
また、このとき、一対のジョイント部11は、その外側面
11a位置がコーナー部10の外側面10a位置より角パイプ部
材Pの肉厚P2と一致する間隔S分内側にそれぞれ後退し
た位置にあるから、上記コーナー部10の外側面10aと接
続された角パイプ部材Pの外側面との間に段差を生じさ
せなくなる。
さらに、ジョイント部11における端部11bが薄肉に形成
されて弾性が具有されると共に、ジョイント部11の筒状
部10への連設角度が直角よりやや大きくなるように設定
されることで、一対のジョイント11への拡開方向への附
勢力を具有させることが可能になる。
その結果、各ジョイント11は、その外側面11a側が他部
に係止されるときに、他方のジョイント部11が連設され
ているコーナー部10の内側面10bをその対向する側に押
し進めるようにするバネ力を発揮し得ることになる。
上記コーナージョイント1を利用して角パイプ部材Pの
端部同志を接続する際に、該角パイプ部材Pの内側横寸
法wがコーナー部10の径方向の長さより大きい場合に
は、第3図中に想像線図で示すように、各角パイプ部材
Pにおける端部P1に該端部P1を45度に切り落とすように
する所謂留め加工が施されることになる。
それ故、該コーナージョイント1による場合には、接続
される角パイプ部材Pにおける内側横寸法wは、これを
考慮しなくて済み、即ち、該コーナージョイント1によ
れば、内側縦寸法hだけでなく内側横寸法wが変更され
る場合にも、その利用が可能になることになる。
ところで、上記コーナージョイント1におけるコーナー
部10に形成される断面扇形の内空部10cは、該コーナー
部10が湾曲面10aと直交する内側面10hとを有して筒状に
形成されていることから、所謂独立されており、角パイ
プ部材Pの内部と連通されない。
従って、上記内空部10cが形成する扇形の開口は、これ
が所謂開き放しの状態に放置されるとしても良いが、こ
の実施例にあっては、適宜の閉塞部材、即ち、キャップ
体2で閉塞されるとしている。
該キャップ体2は、蓋部20と、差込部21と、を有してな
り、一対とされて上記内空部10cを所謂上下方向から閉
塞するように形成されている。
即ち、蓋部20は、上記コーナー部10の横断面形状に一致
する扇形の平面形状を有するように形成され、かつ、そ
の肉厚が前記各パイプ部材Pにおける肉厚P2と一致する
ように設定されている。
また、差込部21は、上記蓋部20の所謂下面側に一体に連
設されているもので、上記コーナー部10の内空部10cの
横断面形状に一致する扇形の横断面形状を有するように
形成されている。
そして、図示例にあって、差込部21の湾曲面21aには、
リブ状の突起21bを有しており、該差込部21が上記内空
部10c内に差し込まれる際に、上記突起21bが上記内空部
10cを形成する壁面部に密着されることになって、該差
込部21の上記内空部10c内からの抜けが阻止されるとし
ている。
尚、上記突起21bの配設は、これが省略されるとしても
良いこと勿論である。
従って、以上のように形成されたキャップ体2によれ
ば、第4図に示すように、該キャップ体2がコーナージ
ョイント1のコーナー部10に配設されて断面扇形の内空
部10cが形成する開口を閉塞することが可能になる。
そして、該キャップ体2で上記開口を閉塞する際には、
該コーナー部10の図中で上下方向となる軸線方向の端部
と、これに近隣する角パイプ部材Pにおける図中で上下
となる端面と、の間に出現される所謂ギャップが、該キ
ャップ体2における蓋部20で解消されることになる。
前記したところは、この考案に係るコーナージョイント
用素材3が、角パイプ部材Pの端部同志を直角に接続す
る際に利用されるコーナージョイント1を得るものとし
て説明したが、この考案の構成からすれば、角パイプ部
材Pの端部同志が直角以外の適宜の角度、例えば、120
度の角度を有して接続される際に利用されるコーナージ
ョイント1を得るものとされても良いこと勿論である。
そして、その場合には、コーナージョイント用素材3の
筒状部30を形成する内側面としての屈曲する平坦面にお
ける屈曲角度が相応する角度に変更されること勿論であ
る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、コーナージョイント
用素材を所定の長さ寸法に裁断することのみで、即ち、
接続する角パイプ部材における内側縦寸法に一致する長
さ寸法に裁断するのみで、所望のコーナージョイント、
例えば、角パイプ部材を利用して手摺を形成する等の際
に、角パイプ部材の端部同志を角度を有して、即ち、直
角に接続すると共にその接続部分たる隅部の外側に丸味
を帯びるようにするコーナージョイントを容易に入手で
きることになる。
また、この考案によれば、該コーナージョイントを利用
して角パイプ部材の端部同志を接続する際に、該角パイ
プ部材の内側横寸法がコーナー部の径方向の長さより大
きい場合にも、各角パイプ部材における端部に該端部を
適宜角度に切り落とすようにする所謂留め加工を施すこ
とで、該コーナージョイントによる角パイプ部材の端部
同志の接続が可能になる。
その結果、この考案によれば、角パイプ部材における内
側縦寸法だけでなく内側横寸法が変更される場合にも、
即ち、コーナージョイント用素材の筒状部における湾曲
面を形成する曲率を変更することなく、該コーナージョ
イント用素材から形成されるコーナージョイントをその
まま利用できることになる。
また、この考案によれば、コーナージョイント用素材の
提供者及び利用者にあって、筒状部の大きさ、即ち、径
寸法、あるいは、鍔状部の長さ等が適宜に変更されれた
数種のコーナージョイント用素材が準備されれば良く、
その在庫管理等を極めて容易にする利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るコーナージョイント
用素材を一部破断して示す斜視図、第2図はコーナージ
ョイント用素材から形成されたコーナージョイントを利
用する状態を角パイプ部材の端部と共に示す斜視図、第
3図はコーナージョイントを利用して角パイプ部材を接
続した状態を示す横断面図、第4図はコーナージョイン
トを利用して角パイプ部材を接続した状態を示す縦断面
図、第5図は従来例としてのコーナージョイントの利用
状態を示す斜視図である。 〔符号の説明〕 3…コーナージョイント用素材 30…筒状部 30a…湾曲面とされる外側面 30b…屈曲する平坦面とされる内側面 31…鍔状部 31a…外側面 31b…接続部分たる端部 S…間隔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向たる軸線方向に任意の長さに延在さ
    れる横断面扇形の筒状部と、該筒状部の軸線方向に沿っ
    て該筒状部と同じ長さに適宜の幅で該筒状部に一体に連
    設される横断面板状の一対の鍔状部と、を有してなり、
    筒状部の外側面が適宜の曲率の湾曲面とされると共に、
    筒状部の内側面が屈曲する平坦面とされてなり、鍔状部
    の筒状部に対する接続部分たる端部が薄肉にされながら
    上記平坦面に一体に連設されると共に、該鍔状部の外側
    面が筒状部の外側面の延長線位置より適宜の間隔を有し
    て後退されてなることを特徴とするコーナージョイント
    用素材
JP1988074073U 1988-06-03 1988-06-03 コーナージョイント用素材 Expired - Lifetime JPH073048Y2 (ja)

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JPS552261U (ja) * 1979-04-20 1980-01-09

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