JPH07304843A - ブロッキング剤混合物によりブロックされたポリイソシアネート - Google Patents

ブロッキング剤混合物によりブロックされたポリイソシアネート

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JPH07304843A
JPH07304843A JP7135613A JP13561395A JPH07304843A JP H07304843 A JPH07304843 A JP H07304843A JP 7135613 A JP7135613 A JP 7135613A JP 13561395 A JP13561395 A JP 13561395A JP H07304843 A JPH07304843 A JP H07304843A
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polyisocyanate
blocked
blocking
nco
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JP7135613A
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Eberhard Koenig
エーベルハルト・ケーニツヒ
Theodor Engbert
テオドール・エンクベルト
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/72Polyisocyanates or polyisothiocyanates
    • C08G18/80Masked polyisocyanates
    • C08G18/8061Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/807Masked polyisocyanates masked with compounds having only one group containing active hydrogen with nitrogen containing compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/26Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
    • C07D251/30Only oxygen atoms
    • C07D251/34Cyanuric or isocyanuric esters

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、脂肪族性及び/または脂環式性結合
イソシアネート基を含有するブロックトポリイソシアネ
ート、これらのブロックトポリイソシアネートの調製方
法、及びこれらのブロックトポリイソシアネートを有機
ポリヒドロキシル化合物に対する架橋剤として含む、一
成分ポリウレタン焼付組成物を提供するものである。 【構成】 A)30から70当量%の1,2,4−トリアゾール、 B)30から70当量%の3,5−ジメチルピラゾー
ル、及び C)0から30当量%の他のブロッキング剤、を含むブ
ロッキング剤混合物によりブロックされた脂肪族性及び
/または脂環式性結合イソシアネート基を含有するブロ
ックトポリイソシアネート(上記ブロッキング反応に際
し、イソシアネート基の20NCO当量%までをカルボ
ン酸ヒドラジド基及びイソシアネートに反応性の基を有
する化合物と任意に反応させてもよい)、及び一成分ポ
リウレタン焼付組成物において有機ポリヒドロキシル化
合物に対する架橋剤としてのブロックトポリイソシアネ
ートの用途。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロッキング剤混合物
によりブロックされた新規なポリイソシアネート、その
製造方法、及び120から140℃の比較的低い温度で
焼付され、かつ熱的黄変の顕著な低減を示す一成分ポリ
ウレタン焼付組成物における用途に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】透明か
つ光沢のある被膜を有し、ブロックトポリイソシアネー
ト及び有機ポリヒドロキシル化合物、例えばポリヒドロ
キシポリアクリレート、に基づく多層被膜系は、トップ
コート用として特に自動車の塗装に対するその優れた工
業上の仕上げ特性のため、ますます重要になってきてい
る。この特殊な分野での塗装に適したポリイソシアネー
トは、特に、(i) 最高焼付温度の140℃で架橋可能で
あり、(ii)焼付操作中にごくわずかの熱的黄変しか示さ
ず、好ましくは熱的黄変を全く示さず、(iii) 「高固形
分(ハイソリッド)」での塗装に対して十分に低い濃縮
有機溶液中の粘度を有し、(iv)安価な原材料に基づくも
のでなければならない。ヨーロッパ特許出願公告明細書
第0004571号によれば、1,2,4−トリアゾー
ルでブロックされたポリイソシアネートは、特に、粉体
塗料用の架橋剤として記載されており、溶剤含有塗料に
おける使用には本質的には適していない。というのは、
それらの有機溶剤溶液が比較的高い粘度を有し、かつブ
ロックトポリイソシアネートが結晶化しやすいために、
しばしば不安定であるからである。
【0003】驚くべきことに、精製1,2,4−トリア
ゾールの代わりに、このブロッキング剤と3,5−ジメ
チルピラゾール及び任意に他の公知のブロッキング剤と
の組合せを、ブロッキングラッカーポリイソシアネート
に使用すれば、最適な方法にて上述した条件が満たされ
るのである。1,2,4−トリアゾール及び3,5−ジ
メチルピラゾールは共に、イソシアネート基のブロッキ
ング剤として記載されている。両者は、例えば、米国特
許発明明細書第3248398号に、長鎖脂肪族モノイ
ソシアネートに対するブロッキング剤として開示されて
いる。さらに、3,5−ジメチルピラゾールは他のピラ
ゾールと共に、有機ポリイソシアネートに対するブロッ
キング剤としてヨーロッパ特許出願公開明細書第015
9117号に記載されている。これらのブロックトポリ
イソシアネートは、特に電着ラッカーの成分として使用
されるものであり、通常二度塗りされるため最初の塗装
の熱的安定性は問題とならない。また、この先行刊行物
は、高い熱的安定性を有するブロックトポリイソシアネ
ートの調製に対するこのブロッキング剤の適性には触れ
ていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、脂肪族性及び
/または脂環式性結合イソシアネート基を含有するブロ
ックトポリイソシアネートに関し、イソシアネート基の
少なくとも95%が A)30から70当量%の1,2,4−トリアゾール、 B)30から70当量%の3,5−ジメチルピラゾー
ル、及び C)0から30当量%のA)及びB)とは異なる一種ま
たはそれ以上のブロッキング剤、(上述のパーセントは
ブロッキング剤の全当量に基づくものであり、合計が1
00になる)を含むブロッキング剤混合物によりブロッ
クされ、ブロックトポリイソシアネートの固形分に基づ
く、ブロックされた及びブロックされなかったイソシア
ネート基(NCOとして計算)の全含有量は5から25
重量%である。
【0005】また、本発明は a)脂肪族(または脂環式)性結合イソシアネート基を
有するポリイソシアネートを少なくとも一種含有し、イ
ソシアネート含有量が7から30重量%である、任意に
ラッカー溶剤に溶解したポリイソシアネート成分の工程
b)では反応しないイソシアネート基の少なくとも95
%を A)30から70当量%の1,2,4−トリアゾール、 B)30から70当量%の3,5−ジメチルピラゾー
ル、及び C)0から30当量%のA)及びB)とは異なる少なく
とも一種の追加ブロッキング剤、を含むブロッキング剤
混合物と反応させ、上記ブロッキング剤はいかなる順序
でもまたは混合物としても反応し、及び b)得られるブロックトポリイソシアネートが、式
【化2】 に相当する化学的に組み込まれる構造単位を5重量%
(固形分に基づく)まで含有するように、工程a)のブ
ロッキング反応の前、その間、またはその後に、上記イ
ソシアネート基の20当量%までを、少なくとも1個の
カルボン酸ヒドラジド基及び少なくとも1個のイソシア
ネートに反応性の基を有する一種またはそれ以上の化合
物と任意に反応させることよりなるブロックトポリイソ
シアネートの調製方法にも関する。
【0006】最後に、本発明は、これらのブロックトポ
リイソシアネートを有機ポリヒドロキシル化合物に対す
る架橋剤として含む、一成分ポリウレタン焼付組成物に
関する。
【0007】本発明においてブロックトポリイソシアネ
ートを調製するために使用されるポリイソシアネート
は、脂肪族及び/または脂環式性結合イソシアネート基
を有し、イソシアネート含有量が7から30重量%、好
ましくは12から25重量%、である公知のラッカーポ
リイソシアネートから選択される。特に好ましいラッカ
ーポリイソシアネートには、ビウレット、イソシアヌレ
ート、及び/またはウレジオン(uretdione)基を含有
し、1,6−ジイソシアナトヘキサン(HDI)、1−
イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシア
ナトメチルシクロヘキサン(IPDI)、及び/または
4,4’−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンから
調製されるものが含まれる。イソシアヌレート基を含有
し、(i) IPDI、(ii)IPDIと4,4’−ジイソシ
アナトジシクロヘキシルメタンの混合物、または (iii)
1,6−ジイソシアナトヘキサンに基づくラッカーポリ
イソシアネートが、特に好ましい。
【0008】1,2,4−トリアゾールはブロッキング
剤A)として使用され、3,5−ジメチルピラゾールは
ブロッキング剤B)として使用される。1,2,4−ト
リアゾールは市販されている。3,5−ジメチルピラゾ
ールは、例えば、等モル量のアセチルアセトンとヒドラ
ジン水和物を縮合し、反応により生じた水を除去し、ト
ルエンにより水和することにより得られる。他のブロッ
キング剤C)は、ブロッキング剤A)及びB)と共に使
用されるが、ブロッキング剤A)及びB)とは異なるも
のであり、ブタノンオキシムのようなオキシム、ジイソ
プロピルアミンまたはイミダゾールのような第二級アミ
ン、マロン酸ジエチルのような酸性CH化合物、及びε
−カプロラクタムを含み、例えば、任意に併用されうる
上記ブロッキング剤C)として適している。
【0009】本発明の方法の好ましい具体例によると、
ポリイソシアネート出発物質を、ブロッキング反応の
前、その間、及び/またはその後に、1分子あたり少な
くとも1個の式
【化3】 で表される構造単位を含有し、かつ上記構造単位とは異
なるイソシアネート基に反応性の基を少なくとも1個含
有する化合物の20当量%まで、好ましくは1から12
当量%、と反応させてもよい。上述のパーセントは、ポ
リイソシアネート出発物質のイソシアネート基、及びヒ
ドラジン付加物のイソシアネート基に反応性の基に基づ
く。さらに、この修飾に対する反応物の量比を、好まし
くは本発明のブロックトポリイソシアネートが上述の式
と同じ構造単位を5重量%まで含むように選択する。
【0010】この修飾反応に適したヒドラジン付加物の
例としては、式
【化4】 (式中、Rはエチレン、イソプロピレン、または1,3
−ネオペンチレン遊離基を表す。)で表されるものが含
まれる。ヒドラジン付加物は、例えば、ヒドラジン水和
物1モルを、例えば炭酸エチレン、炭酸イソプロピレ
ン、または炭酸1,3−ネオペンチレンのような環式炭
酸塩2モルと、例えば沸騰トルエン中で反応させること
により得られる。水和及び反応により生じた水は、調製
の工程で共沸蒸留により取り除く。
【0011】本発明の修飾反応に適したヒドラジン付加
物の他の例としては、米国特許発明明細書第52160
78号(本明細書の一部として含まれる)に引用されて
いる化合物、特に、式
【化5】 に相当する、エルフ−アトケム(Elf-Atochem)よりルー
ケム(Luchem) HA−R100の商品名で販売されてい
るヒドラジン付加物を含む。
【0012】ブロッキング剤A)からC)は、本発明の
方法の実施に際し、ブロッキング剤のイソシアネートに
反応性の基に対するイソシアネート出発物質のイソシア
ネート基(ヒドラジン付加物と任意に結合するNCO基
を除く)の当量比が、0.95:1から1.1:1にな
るような量で使用される。したがって、ポリイソシアネ
ートのイソシアネート基の少なくとも95%、好ましく
は全イソシアネート基、がブロックされる。通常、本発
明の方法は50から120℃、好ましくは60から10
0℃の温度で行われ、溶剤を使用しないで、あるいはn
−酢酸ブチル、酢酸メトキシプロピル、またはトルエ
ン、またはエクソン(Exxon)からソルベッソ(Solvess
o) の商品名で販売されているような高級芳香族混合溶
剤のような適当な溶剤中で行われる。本発明の方法の好
ましい具体例によると、溶解イソシアネート成分を導入
し、ブロッキング剤の一部、例えば成分A)を加える。
理論NCO含有量が得られるまで、100℃で約1時
間、1,2,4−トリアゾールとの反応を行う。続いて
混合物を例えば60℃まで冷却し、さらに反応性の成分
B)と、好ましくはNCO含有量がIR分光法により検
出されなくなるまで、反応させる。最後に、任意に生成
物を溶剤で所望の粘度になるよう調整する。
【0013】本発明のブロックトポリイソシアネートを
ヒドラジン付加物との結合により付加的に修飾する場合
には、ブロッキング反応の前、その間、またはその後の
いずれにおいてもヒドラジン付加物と結合可能である。
例えば、水酸基を含有する前述のヒドラジン付加物を使
用する際には、ブロッキング剤A)によるブロッキング
後かつブロッキング剤B)の使用前に、反応混合物に添
加すればよい。例として引用した反応の順序は、単に手
順の好ましい態様を示したものである。また、ポリイソ
シアネート出発物質のブロッキングに対して、ブロッキ
ング剤A)とB)の混合物も使用可能である。付加的な
ブロッキング剤C)を使用する場合には、いつ添加して
もよく、任意にブロッキング剤A)またはブロッキング
剤B)またはこれら二つのブロッキング剤の混合物、と
混ぜて使用してもよい。しかしながら、これらの反応の
目的が、NCO基が可能な限り完全にブロックされた後
の生成物中にブロッキング剤が残存しないことであるた
め、前述した反応の順序は好ましいものである。したが
って、反応性の弱いブロッキング剤が最初に反応するの
が好ましく、その後、反応性の強いブロッキング剤が残
存しているNCO基の残基と反応する。
【0014】本発明における殆どあるいは完全にブロッ
クされたポリイソシアネートは、焼付仕上げの製造にお
いて、有機ポリヒドロキシル化合物に対して有用な架橋
樹脂を構成する。この点については、この目的に以前か
ら使用されてきたブロックトポリイソシアネートの代わ
りに、本発明のポリイソシアネートを使用することが出
来る。この目的に適したポリヒドロキシル化合物、並び
にこの種の焼付仕上げの製造及び適用に関する詳細は、
関連文献に記載されている。本発明の生成物の特に好ま
しい適用範囲は、特に自動車用多層被膜において、トッ
プコートとして使用される透明なポリウレタン焼付ラッ
カー用の架橋剤としての用途である。このような被膜で
は、公知のポリエステルポリオール、ポリアクリレート
ポリオール、またはそれらの混合物が、本発明のブロッ
クトポリイソシアネートの共反応物として好んで使用さ
れる。
【0015】特に記載がなければ、以下の実施例中のす
べてのパーセントは重量%を示す。
【実施例】
実施例1(比較) 本実施例は、1,6−ジイソシアナトヘキサンに基づく
典型的なラッカーポリイソシアネートの1,2,4−ト
リアゾールによるブロッキングを示したものである。本
実施例より、結晶化のため使用不可能な生成物を得た。バッチ組成 1,6−ジイソシアナトヘキサンより調製され、イソシ
アヌレート基を含有するラッカーポリイソシアネート2
00.0g(1.0当量)。NCO含有量は21%、2
3℃での粘度は約3000mPas。1,2,4−トリアゾ
ール72.5g(1.05モル)。酢酸メトキシプロピ
ル117.0g。合計389.5g(ブロックされたN
CO基1.0当量)。実施 ラッカーポリイソシアネートを酢酸メトキシプロピルに
溶解した。1,2,4−トリアゾールの全量を攪拌中の
溶液に室温で加え、続いて徐々に100℃まで加熱し
た。この加熱工程の際に、ブロッキング剤は溶解した。
溶液を100℃でさらに1時間攪拌した。IRスペクト
ルからNCOバンドが消えた後、溶液を冷却した。溶液
は冷却段階の際に濁り、一晩放置した後完全に結晶化し
た。
【0016】実施例2(比較) 本実施例は、IPDIに基づく典型的なラッカーポリイ
ソシアネートの1,2,4−トリゾールによるブロッキ
ングを示したものである。本実施例より、ハイソリッド
塗装には高すぎる粘度を有するブロックトラッカーポリ
イソシアネートを得た。バッチ組成 IPDIより調製され、イソシアヌレート基を含有する
ラッカーポリイソシアネートの70%ソルベントナフサ
溶液350.0g(1.0当量)。NCO含有量は12
%、23℃での粘度は約150mPas。1,2,4−トリ
アゾール72.5g(1.05モル)。酢酸メトキシプ
ロピル65.0g。合計487.5g(ブロックされた
NCO基1.0当量)。ブロックされたNCO基の理論
含有量=8.6%、固形分65%。実施 ラッカーポリイソシアネートと酢酸メトキシプロピルを
混合攪拌した。白いフレーク状の1,2,4−トリアゾ
ールを少しずつ加え、混合物を攪拌しながら100℃ま
で加熱した。約6時間の反応時間の後、IR分光法より
NCO基はほとんど検出されなかった。混合物を冷却
し、ブロックトポリイソシアネートの透明な淡い黄色の
溶液を得た。この65%溶液の粘度は23℃で6000
0mPasであった。
【0017】実施例3(本発明による) 本実施例は、実施例1に記載された1,6−ジイソシア
ナトヘキサンに基づくポリイソシアネートを使用し、本
発明に従う混合ブロッキングを示したものである。実施
例1とは対照に、液体の、結晶でないブロックトラッカ
ーポリイソシアネートを得た。バッチ組成 実施例1のラッカーポリイソシアネート400.0g
(2.0当量)。1,2,4−トリアゾール69.0g
(1.0モル)。3,5−ジメチルピラゾール96.0
g(1.0モル)。酢酸メトキシプロピル242.0
g。合計807.0g(ブロックされたNCO基2.0
当量)。実施 ポリイソシアネートと酢酸メトキシプロピルを混合し
た。攪拌しながら固体の1,2,4−トリアゾール(白
いフレーク)を加えた。混合物を100℃まで加熱し、
1,2,4−トリアゾールを溶解した。30分の反応時
間の後、NCO含有量が5.5%と測定された(理論値
は5.9%)。混合物を70℃まで冷却し、3,5−ジ
メチルピラゾール(無色の結晶状)を少しずつ加えた。
70℃で30分反応した後では、NCO含有量はIR分
光法より検出されなかった。23℃での粘度が約300
0mPasの透明な淡い黄色の70%溶液を得た。溶解して
いるブロックトポリイソシアネートは、プロックされた
ポリイソシアネート基の含有量が14.8%であった
(NCOとして計算、固形分に基づく)。このポリイソ
シアネートから得られる透明被膜の特性は、実施例5に
記載されている。
【0018】実施例4(本発明による) 本実施例は、実施例2に記載されたIPDIに基づくラ
ッカーポリイソシアネートの本発明に従う混合ブロッキ
ングを示したものである。実施例2とは対照に、比較的
低粘度のブロックトポリイソシアネートを得た。バッチ組成 実施例2のラッカーポリイソシアネート700.0g
(2.0当量)。1,2,4−トリアゾール69.0g
(1.0モル)。3,5−ジメチルピラゾール96.0
g(1.0モル)。酢酸メトキシプロピル143.0
g。合計1008.0g(ブロックされたNCO基2.
0当量)。実施 ポリイソシアネートと酢酸メトキシプロピルを混合し
た。攪拌しながら固体の1,2,4−トリアゾール(白
いフレーク)を加えた。混合物を100℃まで加熱し、
1,2,4−トリアゾールを溶解した。100℃で約3
0分反応した後、NCO含有量が4.4%と測定された
(理論値は5.9%)。混合物を70℃まで冷却し、
3,5−ジメチルピラゾール(無色の結晶状)を加え
た。70℃で30分反応した後では、NCO含有量はI
R分光法より検出されなかった。23℃での粘度が約1
2000mPasの透明な淡い黄色の65%溶液を得た。溶
解しているブロックトポリイソシアネートは、プロック
されたポリイソシアネート基の含有量が12.8%であ
った(NCOとして計算、固形分に基づく)。このポリ
イソシアネートから得られる透明被膜の特性は、実施例
5に記載されている。
【0019】実施例5(本発明による) 本実施例は、本発明に従う実施例3及び4より得られた
ブロックされた架橋剤を含有する透明塗料を示したもの
であり、またそれらの熱的黄変特性を示したものであ
る。 1.透明塗料の調製 以下のポリオール成分、すなわち、「硬質」アクリレー
ト及び「柔軟性導入」ポリエステル、を使用して透明組
成物を製造した。 80 OH当量% アクリレートI 290g20 OH当量% ポリエステルI 90g 100 OH当量% OH成分1当量 380g アクリレートIは、市販のポリアクリレート樹脂の75
%キシレン溶液であり、溶液の水酸基含有量が4.7%
であった(デスモヘン(Desmophen) A TP LS 2051、
バイエルAG製、レーヴァクーセン)。ポリエステルI
は、市販の分枝ポリエステルポリオールの80%n−酢
酸ブチル溶液である(デスモヘン(Desmophen) TP LS 2
971、バイエルAG製、レーヴァクーセン)。溶液の
水酸基含有量は3.8%であった。透明ラッカーは、前
述のポリオール(アクリレート/ポリエステル)成分
を、本発明の実施例3及び4の架橋剤と、NCO/OH
当量比が1となるよう混合し、以下に示すような触媒を
添加して製造した。
【0020】
【表1】
【0021】2.塗装及び熱的黄変 前述の透明塗料を、市販の白色下塗(「ペルマクロンミ
シュラックセリエ293MB501バイス(Permacron
Mischlack Serie 293 MB 501 Weiβ)」シュピース&ヘ
ッケル製、ケルン、未乾燥塗膜で約120から150μ
m の膜厚を与える) を塗布した試験パネルに塗布した。
次いで、試験パネルを140℃で30分間乾燥炉中で焼
付した。その後、CIE−LAB法(DIN6174)
により一回目の測色を行った。この方法により高い正の
b値が得られるほど、透明被膜が変色していることを示
す。160℃で30分間最終過燃焼操作を行い、測色を
行った。黄変の増大、いわゆるCIE−LAB測色シス
テムによるΔb値、を測定した。耐過燃焼性を有する透
明ラッカーであるためには、この値ができる限り0に近
い値でなければならない。透明被膜A及びBの結果を以
下に示す。
【0022】
【表2】
【0023】結果より、透明被膜Bは実際に黄変を示さ
ないことが示唆された。透明被膜A)の場合は、b)及
びΔb)値の総和が2.4である。比較のため、透明塗
料C)を追加調製した。塗料C)と塗料A)の相違は、
比較組成がブタノンオキシムによりブロックされたポリ
イソシアネートを含む点のみである。ポリイソシアネー
トは、塗料A)中のブロックトポリイソシアネートの調
製に使用されたポリイソシアネート、すなわち実施例1
に記載されたポリイソシアネート、と同じものである。
塗料は、上述の工程により硬化させ、黄変値をCIE−
LAB法を用いて決定した。b+Δb値の総和は5.1
であり、塗料A)で得られた値よりも実質的に高い値で
あった。
【0024】以上、本発明を明確にするために詳細に記
述してきたが、このような詳細は単にその目的のためだ
けであり、当業者であれば、特許請求の範囲で制限され
る範囲を除いて本発明の思想及び範囲からはずれること
のない様々な例も実施可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族性及び/または脂環式性結合イソ
    シアネート基を含有するブロックトポリイソシアネート
    であって、イソシアネート基の少なくとも95%が A)30から70当量%の1,2,4−トリアゾール、 B)30から70当量%の3,5−ジメチルピラゾー
    ル、及び C)0から30当量%のA)及びB)とは異なる一種ま
    たはそれ以上のブロッキング剤、(上述のパーセントは
    ブロッキング剤の全当量に基づくものであり、合計が1
    00になる)を含むブロッキング剤混合物によりブロッ
    クされ、ブロックトポリイソシアネートの固形分に基づ
    く、ブロックされた及びブロックされなかったイソシア
    ネート基(NCOとして計算)の全含有量が5から25
    重量%である上記ブロックトポリイソシアネート。
  2. 【請求項2】 ブロックトポリイソシアネートの調製方
    法であって、 a)脂肪族(または脂環式)性結合イソシアネート基を
    有するポリイソシアネートを少なくとも一種含有し、イ
    ソシアネート含有量が7から30重量%である、任意に
    ラッカー溶剤に溶解したポリイソシアネート成分の工程
    b)では反応しないイソシアネート基の少なくとも95
    %を A)30から70当量%の1,2,4−トリアゾール、 B)30から70当量%の3,5−ジメチルピラゾー
    ル、及び C)0から30当量%のA)及びB)とは異なる少なく
    とも一種の追加ブロッキング剤、を含むブロッキング剤
    混合物と反応させ、上記ブロッキング剤はいかなる順序
    でもまたは混合物としても反応し、及び b)得られるブロックトポリイソシアネートが、式 【化1】 に相当する化学的に組み込まれる構造単位を5重量%
    (固形分に基づく)まで含有するように、工程a)のブ
    ロッキング反応の前、その間、またはその後に、上記イ
    ソシアネート基の20当量%までを、少なくとも1個の
    カルボン酸ヒドラジド基及び少なくとも1個のイソシア
    ネートに反応性の基を有する一種またはそれ以上の化合
    物と任意に反応させる工程を含む上記ブロックトポリイ
    ソシアネートの調製方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のブロックトポリイソシ
    アネート及び有機ポリヒドロキシル化合物を含む、一成
    分ポリウレタン焼付組成物。
JP7135613A 1994-05-13 1995-05-11 ブロッキング剤混合物によりブロックされたポリイソシアネート Pending JPH07304843A (ja)

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