JPH07304780A - シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法 - Google Patents

シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法

Info

Publication number
JPH07304780A
JPH07304780A JP6123208A JP12320894A JPH07304780A JP H07304780 A JPH07304780 A JP H07304780A JP 6123208 A JP6123208 A JP 6123208A JP 12320894 A JP12320894 A JP 12320894A JP H07304780 A JPH07304780 A JP H07304780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
general formula
compound represented
formula
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6123208A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kanou
剛 金生
Takaaki Shimizu
孝明 清水
Tsutomu Ogiwara
勤 荻原
Tatsushi Kaneko
達志 金子
Mutsuo Nakajima
睦雄 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP6123208A priority Critical patent/JPH07304780A/ja
Priority to US08/434,814 priority patent/US5527490A/en
Priority to DE69515718T priority patent/DE69515718T2/de
Priority to EP95106802A priority patent/EP0682031B1/en
Priority to JP13480795A priority patent/JP2002069080A/ja
Priority to KR1019950011375A priority patent/KR100191769B1/ko
Publication of JPH07304780A publication Critical patent/JPH07304780A/ja
Priority to KR1019980048280A priority patent/KR100199060B1/ko
Priority to KR1019980048282A priority patent/KR100199063B1/ko
Priority to KR1019980048281A priority patent/KR100199062B1/ko
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/40Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit containing elements other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen or sulfur, e.g. silicon, metals
    • C09K19/406Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit containing elements other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen or sulfur, e.g. silicon, metals containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0803Compounds with Si-C or Si-Si linkages
    • C07F7/081Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0896Compounds with a Si-H linkage

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及
びそれを誘導してシラシクロヘキサン型液晶化合物を製
造する。 【構成】 下記一般式(I)で表されるシラシクロヘキ
サンカルバルデヒド化合物。 但し、Arはフェニル基又はトリル基、RはAr、炭素
数1〜10の直鎖状アルキル基、炭素数3〜8の分枝鎖
状アルキル基又は炭素数2〜7のアルコキシアルキル基
を表す。また、この化合物を誘導して、一般式(II) (式中において、XはCN、F、Cl、Br、CF3
OCF3、OCHF2、OCHFCl、OCF2Cl、C
2Cl、R又はOR基、Yはハロゲン又はCH3基、i
は0から2の整数を表す。)で表されるシラシクロヘキ
サン型液晶化合物、及び一般式(III) (式中において、Zはハロゲン又はCH3、jは0から
2の整数を表す。)で表されるシラシクロヘキサン型液
晶化合物を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シラシクロヘキサンカ
ルバルデヒド化合物及びそれを用いてシラシクロヘキサ
ン型液晶化合物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、液晶物質が持つ光学異
方性及び誘電異電性を利用したものであり、その表示様
式によってTN型(ねじれネマチック型)、STN型
(超ねじれネマチック型)、SBE型(超複屈折型)、
DS型(動的散乱型)、ゲスト・ホスト型、DAP型
(整列相の変形型)、PD型(ポリマー分散型)及びO
MI型(光学的モード干渉型)など各種の方式がある。
最も一般的なディスプレイデバイスはシャット−ヘルフ
リッヒ効果に基づき、ねじれネマチック構造を有するも
のである。
【0003】これらの液晶表示に用いられる液晶物質に
要求される性質は、その表示方式によって若干異なる
が、液晶温度範囲が広いこと、水分、空気、光、熱、電
界等に対して安定であること等は、いずれの表示方式に
おいても共通して要求される。さらに、液晶材料は、低
粘度であり、かつセル中において短いアドレス時間、低
い閾値電圧及び高いコントラストを与えることが望まれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、液晶ディスプレ
ーの用途が拡大するにつれて、液晶材料に要求される特
性も益々高度な厳しいものになりつつある。特に、駆動
電圧の低電圧化、車載用ニーズに対応した広域温度範囲
化、低温性能の向上等、従来の液晶物質の特性を更に上
回るものが望まれるようになってきた。
【0005】このような観点から、発明者らは、液晶物
質の向上を目的として分子中にケイ素原子を含有する新
規な液晶化合物を開発し、先に出願した。
【0006】本発明は、これらのシラシクロヘキサン型
液晶化合物を製造する際の有用な合成中間体であるシラ
シクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びその誘導体で
あるシラシクロヘキサン型液晶化合物を製造する方法を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、一般
式(II)
【化16】 (式中において、Rはフェニル基、トリル基、炭素数1
〜10の直鎖状アルキル基、炭素数3〜8の分枝鎖状ア
ルキル基又は炭素数2〜7のアルコキシアルキル基、X
はCN、F、Cl、Br、CF3、OCF3、OCH
2、OCHFCl、OCF2Cl、CF2Cl、R又は
OR基、Yはハロゲン又はCH3基、iは0から2の整
数を表す。)で表されるシラシクロヘキサン型液晶化合
物、及び一般式(III)
【化17】 (式中において、Zはハロゲン又はCH3、jは0から
2の整数を表す。)で表されるシラシクロヘキサン型液
晶化合物を製造するための有用な中間体、すなわち、一
般式(I)
【化18】 (式中において、Arはフェニル基又はトリル基、Rは
Ar、炭素数1〜10の直鎖状アルキル基、炭素数3〜
8の分枝鎖状アルキル基又は炭素数2〜7のアルコキシ
アルキル基を表す。)で表されるシラシクロヘキサンカ
ルバルデヒド化合物である。
【0008】また本発明は、前記一般式(I)で表され
るシラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物と、一般式
【化19】 (式中において、XはCN、F、Cl、Br、CF3
OCF3、OCHF2、OCHFCl、OCF2Cl、C
2Cl、R又はOR基、Yはハロゲン又はCH3、iは
0から2の整数を表す。)で表されるイリド化合物とを
反応させ、一般式
【化20】 で表される化合物を得、次いで水素添加することによ
り、一般式
【化21】 で表される化合物を得、次にデシリレーションした後、
還元することにより、一般式(II)
【化22】 で表されるシラシクロヘキサン型液晶化合物を得ること
を特徴とするシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方
法である。
【0009】また本発明は、前記一般式(I)で表され
るシラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物と、一般式
【化23】 (式中において、XはCN、F、Cl、Br、CF3
OCF3、OCHF2、OCHFCl、OCF2Cl、C
2Cl、R又はOR基、Y及びZはハロゲン又はC
3、i及びjは0から2の整数を表す。)で表される
イリド化合物とを反応させ、一般式
【化24】 で表される化合物を得、次いで水素添加することによ
り、一般式
【化25】 で表される化合物を得、次にデシリレーションした後、
還元することにより、一般式(III)
【化26】 で表されるシラシクロヘキサン型液晶化合物を得ること
を特徴とするシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方
法である。
【0010】また本発明は、前記一般式(I)で表され
るシラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物と、一般式
【化27】 (式中において、X’はハロゲン、Yはハロゲン又はC
3、i及びjは0から2の整数を表す。)で表される
イリド化合物とを反応させ、一般式
【化28】 で表される化合物を得、次いで水素添加することによ
り、一般式
【化29】 で表される化合物を得、次いで、この化合物と一般式
【化30】 (式中において、MはMgU(Uはハロゲンを表
す。)、ZnU又はB(OV)2(VはH又はアルキル
基を表す。)を表す。)で表される有機金属試薬とを遷
移金属触媒の存在下に反応させ、一般式
【化31】 で表される化合物を得、次にデシリレーションした後、
還元することにより、一般式(III)
【化32】 で表されるシラシクロヘキサン型液晶化合物を得ること
を特徴とするシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方
法である。
【0011】次に、本発明をさらに詳細に説明する。
【0012】本発明の一般式(I)
【化33】 (式中において、Arはフェニル基又はトリル基、Rは
Ar、炭素数1〜10の直鎖状アルキル基、炭素数3〜
8の分枝鎖状アルキル基又は炭素数2〜7のアルコキシ
アルキル基を表す。)で表されるシラシクロヘキサンカ
ルバルデヒド化合物は、本発明者等が先に出願したシラ
シクロヘキサノン化合物
【化34】 から容易に製造される。
【0013】例えば、次の反応式[化35]で示すよう
に、アルコキシメチルトリフェニルホスホニウム塩から
塩基の作用によって生じるイリド化合物とWittig
反応を行ってアルキルエノールエーテル化合物を得、次
いで酸触媒による加水分解によって合成される。
【0014】
【化35】 (式中において、R’はアルキル基、Qはハロゲンを表
す。)
【0015】アルコキシメチルトリフェニルホスホニウ
ム塩として、メトキシメチルトリフェニルホスホニウム
クロリド、メトキシメチルトリフェニルホスホニウムブ
ロミド、メトキシメチルトリフェニルホスホニウムヨー
ジド、エトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリ
ド、エトキシメチルトリフェニルホスホニウムブロミ
ド、エトキシメチルトリフェニルホスホニウムヨージド
等を使用することができる。
【0016】イリドの生成に用いられる塩基として、n
−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリ
チウム、メチルリチウム、フェニルリチウム等の有機リ
チウム類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムt−ブトキシド等のアルコキシド類、ジム
シルナトリウム等が挙げられる。
【0017】反応は、テトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテル、ジn−ブチルエーテル、1,,4−ジオキサン
等のエーテル類や、これらにn−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ク
メン等の炭化水素類や、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリック
トリアミド等の非プロトン性極性溶媒類を混合した溶媒
中で行う。
【0018】これらの溶媒中で生じたイリド化合物にシ
ラシクロヘキサノン化合物を加えてWittig反応を
進行させ、アルキルエノールエーテル化合物を得る。
【0019】アルキルエノールエーテル化合物の加水分
解に用いる酸触媒としては、塩酸、硫酸等の無機酸類、
シュウ酸、トリフルオロ酢酸、クロロ酢酸等の有機酸類
が挙げられる。
【0020】このようにして得られたシラシクロヘキサ
ンカルバルデヒド化合物は、種々のシラシクロヘキサン
型液晶化合物の製造に用いられる。以下、このシラシク
ロヘキサンカルバルデヒド化合物の誘導体の製造方法に
ついて述べる。
【0021】まず、対応するホスホニウム塩から塩基の
作用により容易に調製される燐イリド化合物を上記シラ
シクロヘキサン化合物と反応させると、Wittig反
応によりオレフィン化合物が得られる。
【0022】
【化36】 (式中において、nは0又は1を表す。)
【0023】イリドの生成に用いられる塩基として、n
−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリ
チウム、メチルリチウム、フェニルリチウム等の有機リ
チウム類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムt−ブトキシド等のアルコキシド類、ジム
シルナトリウム等が挙げられる。
【0024】反応は、テトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテル、ジn−ブチルエーテル、1,,4−ジオキサン
等のエーテル類や、これらにn−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ク
メン等の炭化水素類やN,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリ
アミド等の非プロトン性極性溶媒類を混合した溶媒中で
行う。
【0025】これらの溶媒中で生じたイリド化合物に、
シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物を加えてWi
ttig反応を進行させ、オレフィン化合物を得る。
【0026】次に、得られたオレフィン化合物の二重結
合を接触還元により水素添加して飽和化合物を得る。
【0027】
【化37】
【0028】水素添加に用いられる触媒として、パラジ
ウム、白金、ロジウム、ニッケル、ルテニウム等の金属
類が挙げられる。特に、パラジウム−炭素、パラジウム
−硫酸バリウム、パラジウム−ケイソウ土、酸化白金、
白金−炭素、ロジウム−炭素、ラネ−ニッケル等を使用
するとよい結果を与える。
【0029】続いて、求電子試薬によるデシリレーショ
ン反応でハロシラシクロヘキサン化合物とし、更に還元
反応を行う。
【0030】
【化38】 (式中において、EWは求電子試薬(Wはハロゲンを表
す。)を表す。)
【0031】求電子試薬として、ハロゲン、ハロゲン化
水素、ハロゲン化金属、スルホン酸誘導体、酸ハロゲン
化物、ハロゲン化アルキル等を挙げることができる。特
に、ヨウ素、臭素、塩素、一塩化ヨウ素、塩化水素、臭
化水素、ヨウ化水素、塩化水銀(II)、クロロスルホン
酸トリメチルシリル、塩化アセチル、臭化アセチル、塩
化ベンゾイル、塩化t−ブチル等を好ましく例示でき
る。なお、反応速度を高めるために、塩化アルミニウ
ム、塩化亜鉛、四塩化チタン、三フッ化ホウ素等のルイ
ス酸類の添加や光の照射を行ってもよい。
【0032】生じたハロシラシクロヘキサン化合物の還
元に用いられる試薬として、水素化ナトリウム、水素化
カルシウム、トリアルキルシラン類、ボラン類、ジアル
キルアルミニウム等の金属水素化物、水素化アルミニウ
ムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リ
チウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素トリブチ
ルアンモニウム等の錯水素化化合物(Complex
hydride)やこれらの置換型ヒドリド化合物、即
ちリチウムトリアルコキシアルミニウムヒドリド、ナト
リウムジ(メトキシエトキシ)アルミニウムヒドリド、
リチウムトリエチルボロヒドリド、ナトリウムシアノボ
ロヒドリド等を挙げることができる。
【0033】以上によって、シラシクロヘキサン型液晶
化合物を合成することが可能になった。
【0034】また、反応式[化37]で得られた生成物
のうち、n=0に対応する一般式
【化39】 (X’はハロゲンを表す。)で表される化合物から、n
=1に対応する一般式
【化40】 で表される化合物に導くことも可能である。
【0035】この反応は次式に従う。
【0036】
【化41】 (式中において、MはMgU(Uはハロゲンを表
す。)、ZnU又はB(OV)2(VはH又はアルキル
基を表す。)を表す。)
【0037】この反応は遷移触媒の存在下に行われる。
遷移触媒として特にパラジウムあるいはニッケル化合物
が好ましい。パラジウム触媒としては、例えばテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジ
[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラ
ジウム(0)等の0価のパラジウム化合物、あるいは酢
酸パラジウム、塩化パラジウム等の2価のパラジウム化
合物と配位子から成る化合物、またはこれらと還元剤の
組み合わせ等を用いることができる。
【0038】ニッケル触媒としては、例えば1,3−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)プロパンニッケル(II)ク
ロリド、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン
ニッケル(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィ
ン)ニッケル(II)クロリド等の2価のニッケル化合物
や、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
(0)等の0価のニッケル化合物を挙げることができ
る。
【0039】有機金属試薬がホウ酸誘導体である場合、
すなわちMがB(OV)2である場合には、反応は塩基
の存在下で行うのが望ましい。塩基としては、例えば炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基や、トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルアニリン等
の有機塩基を用いることができる。
【0040】反応式[化41]で得られた化合物は、反
応式[化38]に従ってシラシクロヘキサン型液晶化合
物に導くことができる。
【0041】以上によって製造された化合物は、再結晶
やクロマトグラフィー等の常法によって精製することに
より、目的のトランス体のシラシクロヘキサン型液晶化
合物を得ることができる。
【0042】
【実施例】以下に具体的な実施例を挙げて本発明をさら
に詳しく説明する。
【0043】[実施例1] 4−n−ペンチル−4−フェニル−4−シラシクロヘキ
サンカルバルデヒドの製造 メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド18
0gとテトラヒドロフラン200mlの混合物にカリウ
ムt−ブトキシド58gを加えて燈色のイリド溶液を調
製し、この溶液に4−n−ペンチル−4−フェニル−4
−シラシクロヘキサノン130gを滴下した。室温で2
時間攪拌した後、氷水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
通常の洗浄・濃縮操作で得られた残渣にn−ヘキサンを
加え、生じたトリフェニルホスフィンオキシドの結晶を
濾別し、濾液を濃縮して対応するメチルエノールエーテ
ルの粗生成物145g(定量的収率)を得た。 IR(液膜)νmax:2920,2840,167
5,1455,1235,1205,1145,111
0,855,695cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.60−1.60(15H,m),2.06−2.7
5(4H,m),3.53(3H,s),5.78(1
H,s),7.20−7.62(5H,m)ppm
【0044】得られた粗生成物に塩化メチレン200m
lと20%塩酸200mlを加え、室温で5時間攪拌し
た。塩化メチレン層を分収し、通常の洗浄・濃縮操作の
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して目
的物132g(収率96%)を得た。 IR(液膜)νmax:2920,2860,172
0,1455,1425,1195,1110,83
0,730,695cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 1.60−2.40(20H,m),7.20−7.7
5(5H,m),9.55,9.68(1H,s×2
(2つの立体異性体に対応する2つのシングレットで合
わせて1H分のシグナル))ppm
【0045】実施例1と同様にして以下の化合物を得
た。
【0046】[実施例2] 4−n−プロピル−4−フェニル−4−シラシクロヘキ
サンカルバルデヒド IR(液膜)νmax:2920,2860,172
0,1455,1420,1195,1105,106
0,995,830,730,695cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.55−1.95(13H,m),2.00−2.4
0(3H,m),7.20−7.70(5H,m),
9.55、9.68(1H,s×2)ppm
【0047】[実施例3] 4,4−ジフェニル−4−シラシクロヘキサンカルバル
デヒド IR(液膜)νmax:3060,2920,286
0,1720,1425,1110,990,830,
725,695cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.90−1.92(6H,m),1.95−2.45
(3H,m),7.20−7.75(10H,m),
9.62(1H,s)ppm
【0048】[実施例4] 4−n−ペンチル−4−p−トリル−4−シラシクロヘ
キサンカルバルデヒド IR(液膜)νmax:2920,2860,172
5,1455,1410,1195,1110,83
5,800,745cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.50−2.00(17H,m),2.02−2.4
5(3H,m),2.34(3H,S),7.10−
7.60(4H,m),9.55,9.68(1H,s
×2)ppm
【0049】[実施例5] 4−n−プロピル−4−p−トリル−4−シラシクロヘ
キサンカルバルデヒド IR(液膜)νmax:2920,2860,172
0,1455,1410,1200,1105,106
0,1000,795,740cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.50−1.96(13H,m),2.00−2.4
0(3H,m),2.34(3H,s),7.10−
7.60(4H,m),9.55,9.68(1H,s
×2)ppm
【0050】[実施例6] 4−エチル−4−p−トリル−4−シラシクロヘキサン
カルバルデヒド1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.50−1.96(11H,m),2.00−2.4
0(3H,m),2.34(3H、S),7.10−
7.60(4H,m),9.55,9.68(1H,s
×2)ppm
【0051】[実施例7] トランス−4−(2−(4−エトキシフェニル)エチ
ル)−1−n−ペンチル−1−シラシクロヘキサンの製
造 p−エトキシベンジルトリフェニルホスホニウムブロミ
ド48.0gとテトラヒドロフラン200mlの混合物
に、1.60Mのn−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶
液65mlを加え、イリドの溶液を調製した。この溶液
に4−n−ペンチル−4−フェニル−4−シラシクロヘ
キサンカルバルデヒド27.4gを滴下した。室温で2
時間攪拌した後、氷水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
通常の洗浄・濃縮操作で得られた残渣にn−ヘキサンを
加え、生じたトリフェニルホスフィンオキシドの結晶を
濾別し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製して、4−(2−(4−エトキシ
フェニル)エテニル)−1−n−ペンチル−1−フェニ
ル−1−シラシクロヘキサン38.0g(収率97%)
を得た。 IR(液膜)νmax:2920,1605,151
0,1240,1170,1110,1045,96
0,795,695cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.56−2.30(23H,m),4.00,4.0
2(2H,q×2),5.80−6.44(2H,
m),6.60−7.64(9H,m)ppm
【0052】得られた4−(2−(4−エトキシフェニ
ル)エテニル)−1−n−ペンチル−1−フェニル−1
−シラシクロヘキサン36.0gを酢酸エチル100m
lに溶かし、パラジウム−炭素200mgを触媒とし
て、5kg/cm2の圧力下に水素添加した。理論量の
水素が消費された後、触媒を濾別し、濾液を濃縮して4
−(2−(4−エトキシフェニル)エチル)−1−n−
ペンチル−1−フェニル−1−シラシクロヘキサン3
6.2g(定量的収率)を得た。 IR(液膜)νmax:2920,2860,161
0,1510,1240,1175,1110,104
5,815,695cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.56−1.70(20H,m),1.48(3H,
t),1.70−2.16(2H,m),2.40−
2.70(2H,m),3.97(2H,q),6.7
0−6.90(2H,m),6.90−7.20(2
H,m),7.22−7.62(5H,m)ppm
【0053】得られた4−(2−(4−エトキシフェニ
ル)エチル)−1−n−ペンチル−1−フェニル−1−
シラシクロヘキサン35.0gに室温で1.0Mの一塩
化ヨウ素の四塩化炭素溶液100mlを加え、1時間攪
拌した後、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン100
mlに溶かし、0℃で水素化アルミニウムリチウム1
0.0gとテトラヒドロフラン100mlの混合物に滴
下した。反応混合物を1時間攪拌した後、5%塩酸20
0mlにあけ、酢酸エチルで抽出した。通常の洗浄・乾
燥・濃縮操作の後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製して目的物19.2g(収率68%)を得た。 IR(液膜)νmax:2918,2852,209
8,1612,1512,1244,1051,88
7,821cm-1 1 H−NMR(270MHz、CDCl3):δ 0.54−0.84(4H,m),0.96−1.15
(5H,m),1.24−1.72(14H,m),
2.10−2.25(2H,m),2.63−2.73
(2H,t),3.88−4.00(1H,m),4.
08(2H,q),6.85−7.00(2H,m),
7.10−7.25(2H,m)ppm
【0054】実施例7と同様にして以下の化合物を得
た。
【0055】[実施例8] トランス−4−(2−(4−フルオロフェニル)エチ
ル)−1−n−ペンチル−1−シラシクロヘキサン IR(液膜)νmax:2918,2852,209
8,1601,1510,1223,887,823c
-1 13 C−NMR(67.5MHz、CDCl3):9.5
2(s),12.06(s),13.99(s),2
2.37(s),24.11(s),31.44
(s),32.73(s),35.40(s),39.
39(s),39.85(s),114.92(d),
129.55(d),138.61(d),161.1
2(d)ppm
【0056】[実施例9] トランス−4−(2−(3,4−ジフルオロフェニル)
エチル)−1−n−ペンチル−1−シラシクロヘキサン IR(液膜)νmax:2920,2852,210
0,1608,1520,1284,1211,88
7,818cm-1 1 H−NMR(270MHz、CDCl3):δ 0.38−0.64(4H,m),0.80−0.95
(5H,m),1.10−1.56(11H,m),
1.94−2.04(2H,m),2.50−2.60
(2H,m),3.66−3.78(1H,m),6.
84−7.10(3H,m)ppm
【0057】[実施例10] 4−(2−(トランス−4−n−プロピル−4−シラシ
クロヘキシル)エチル)−3’,4’−ジフルオロビフ
ェニルの製造 実施例7と同様な方法で、4−n−プロピル−4−p−
トリル−4−シラシクロヘキサンカルバルデヒド26.
0gに、4−(3,4−ジフルオロフェニル)ベンジル
トリフェニルホスホニウムブロミドとカリウムt−ブト
キシドから調製したイリドを作用させ、Wittig反
応によりオレフィン化合物を得、次いで、パラジウム−
炭素を触媒とした水素添加反応により4−(2−(4−
n−プロピル−4−p−トリル−4−シラシクロヘキシ
ル)エチル)−3’,4’−ジフルオロビフェニル3
7.6g(収率84%)を得た。 IR(液膜)νmax:2920,1600,152
5,1500,1305,1260,1100,80
5,765cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.55−1.75(16H,m),1.76−2.2
0(2H,m),2.36(3H,s),2.46−
2.80(2H,m),7.00−7.54(11H,
m)ppm
【0058】得られた4−(2−(4−n−プロピル−
4−p−トリル−4−シラシクロヘキシル)エチル)−
3’,4’−ジフルオロビフェニル35.0gから、実
施例7と同様な方法で一塩化ヨウ素によるデシリレーシ
ョン反応、次いで水素化アルミニウムリチウムによる還
元反応により、目的物19.3g(収率69%)を得
た。 IR(液膜)νmax:2924,2852,208
7,1603,1506,1308,1279,814
cm-1 1 H−NMR(270MHz、CDCl3):δ 0.46−0.70(4H,m),0.92−1.05
(5H,m),1.24−1.36(3H,m),1.
36−1.50(2H,m),1.52−1.64(2
H,m),2.04−2.16(2H,m),2.64
−2.73(2H,m),3.76−3.87(1H,
m),7.13−7.49(7H,m)ppm
【0059】[実施例11] 4−(2−(トランス−4−n−ペンチル−4−シラシ
クロヘキシル)エチル)−3’,4’−ジフルオロビフ
ェニルの製造 実施例7と同様な方法で、4−n−ペンチル−4−フェ
ニル−4−シラシクロヘキサンカルバルデヒド54.9
gと、4−ブロモベンジルトリフェニルホスホニウムブ
ロミドとカリウムt−ブトキシドから調製したイリドと
を作用させ、Wittig反応により4−(2−(4−
ブロモフェニル)エテニル)−1−n−ペンチル−1−
フェニル−1−シラシクロヘキサン75.2g(収率8
8%、シラシクロヘキサン環及び二重結合に関するシス
−トランス異性体の混合物であり、ガスクロマトグラフ
ィーで4本のピークを与え、いずれもGC−MS(70
eV)(m/z)+:426(M+)となる。)を得た。
【0060】得られた4−(2−(4−ブロモフェニ
ル)エテニル)−1−n−ペンチル−1−フェニル−1
−シラシクロヘキサン42.8gをエタノール200m
lに溶かし、酸化白金200mgを触媒として常圧で水
素添加した。理論量の水素が消費された後、触媒を濾別
し、濾液を濃縮した。この残渣にテトラヒドロフラン2
00mlとテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)180mgを加えた。この混合物に1.0
Mの3,4−ジフルオロフェニル亜鉛クロリドのテトラ
ヒドロフラン溶液120mlを滴下し、40℃で12時
間攪拌した。反応混合物を塩化アンモニウム水溶液にあ
け、酢酸エチルで抽出した。通常の洗浄・乾燥・濃縮操
作の後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
て、4−(2−(4−n−ペンチル−4−フェニル−4
−シラシクロヘキシル)エチル−3’,4’−ジフルオ
ロビフェニル39.6g(収率86%)を得た。 IR(液膜)νmax:2920,1600,152
5,1500,1310,1260,1110,110
0,805,765cm-1 1 H−NMR(100MHz、CDCl3):δ 0.55−1.72(20H,m),1.76−2.2
2(2H,m),2.46−2.80(2H,m),
7.00−7.60(12H,m)ppm
【0061】得られた4−(2−(4−n−ペンチル−
4−フェニル−4−シラシクロヘキシル)エチル−
3’,4’−ジフルオロビフェニル39.0gから、実
施例7と同様な方法で、一塩化ヨウ素によるデシリレー
ション反応、次いで水素化アルミニウムリチウムによる
還元反応により、目的物17.9g(収率55%)を得
た。 IR(液膜)νmax:2920,2850,210
0,1605,1504,1311,1267,814
cm-1 1 H−NMR(270MHz、CDCl3):δ 0.40−0.65(4H,m),0.82−0.97
(5H,m),1.15−1.46(9H,m),1.
48−1.60(2H,m),1.98−2.08(2
H,m),2.60−2.68(2H,m),3.68
−3.78(1H,m),7.15−7.49(7H,
m)ppm
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシラシク
ロヘキサンカルバルデヒド化合物は液晶化合物を製造す
る際の有用な合成中間体であり、またこの化合物を誘導
することにより種々のシラシクロヘキサン型液晶化合物
を製造することができる。
フロントページの続き (72)発明者 荻原 勤 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 金子 達志 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 中島 睦雄 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるシラシクロ
    ヘキサンカルバルデヒド化合物。 【化1】 但し、Arはフェニル基又はトリル基、RはAr、炭素
    数1〜10の直鎖状アルキル基、炭素数3〜8の分枝鎖
    状アルキル基又は炭素数2〜7のアルコキシアルキル基
    を表す。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一般式(I)で表され
    るシラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物と、一般式 【化2】 (式中において、XはCN、F、Cl、Br、CF3
    OCF3、OCHF2、OCHFCl、OCF2Cl、C
    2Cl、R又はOR基、Yはハロゲン又はCH3、iは
    0から2の整数を表す。)で表されるイリド化合物とを
    反応させ、一般式 【化3】 で表される化合物を得、次いで水素添加することによ
    り、一般式 【化4】 で表される化合物を得、次にデシリレーションした後、
    還元することにより、一般式(II) 【化5】 で表されるシラシクロヘキサン型液晶化合物を得ること
    を特徴とするシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の一般式(I)で表され
    るシラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物と、一般式 【化6】 (式中において、XはCN、F、Cl、Br、CF3
    OCF3、OCHF2、OCHFCl、OCF2Cl、C
    2Cl、R又はOR基、Y及びZはハロゲン又はC
    3、i及びjは0から2の整数を表す。)で表される
    イリド化合物とを反応させ、一般式 【化7】 で表される化合物を得、次いで水素添加することによ
    り、一般式 【化8】 で表される化合物を得、次にデシリレーションした後、
    還元することにより、一般式(III) 【化9】 で表されるシラシクロヘキサン型液晶化合物を得ること
    を特徴とするシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の一般式(I)で表され
    るシラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物と、一般式 【化10】 (式中において、X’はハロゲン、Yはハロゲン又はC
    3、i及びjは0から2の整数を表す。)で表される
    イリド化合物とを反応させ、一般式 【化11】 で表される化合物を得、次いで水素添加することによ
    り、一般式 【化12】 で表される化合物を得、次いで、この化合物と一般式 【化13】 (式中において、MはMgU(Uはハロゲンを表
    す。)、ZnU又はB(OV)2(VはH又はアルキル
    基を表す。)を表す。)で表される有機金属試薬とを遷
    移金属触媒の存在下に反応させ、一般式 【化14】 で表される化合物を得、次にデシリレーションした後、
    還元することにより、一般式(III) 【化15】 で表されるシラシクロヘキサン型液晶化合物を得ること
    を特徴とするシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方
    法。
JP6123208A 1994-05-11 1994-05-11 シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法 Pending JPH07304780A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6123208A JPH07304780A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法
US08/434,814 US5527490A (en) 1994-05-11 1995-05-04 Silacyclohexane carbaldehyde compounds and processes for preparing silacyclohexane-based liquid crystal compounds from the carbaldehyde compound
DE69515718T DE69515718T2 (de) 1994-05-11 1995-05-05 Silacyclohexancarbaldehyd und Verfahren zur Herstellung von auf Silacyclohexan basierenden Flüssigkristallverbindungen aus der Carbaldehydverbindung
EP95106802A EP0682031B1 (en) 1994-05-11 1995-05-05 Silacyclohexane-based carbaldehyde compounds and processes for preparing silacyclohexane-based liquid crystal compounds from the carbaldehyde compound
JP13480795A JP2002069080A (ja) 1994-05-11 1995-05-08 シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法
KR1019950011375A KR100191769B1 (ko) 1994-05-11 1995-05-10 실라시클로헥산 카르보알데히드 화합물 및 카르보알데히드 화합물을 사용하는 실라시클로헥산계 액정화합물의 제조방법
KR1019980048280A KR100199060B1 (en) 1994-05-11 1998-11-11 Silacyclohexane carbaldehyde compounds and processes for preparing silycyclohexane-based liquid crystal compounds from the carbaldehyde compound
KR1019980048282A KR100199063B1 (en) 1994-05-11 1998-11-11 Silacyclohexane carbaldehyde compounds and processes for preparing silycyclohexane-based liquid crystal compounds from the carbaldehyde compound
KR1019980048281A KR100199062B1 (en) 1994-05-11 1998-11-11 Silacyclohexane carbaldehyde compounds and processes for preparing silycyclohexane-based liquid crystal compounds from the carbaldehyde compound

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6123208A JPH07304780A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07304780A true JPH07304780A (ja) 1995-11-21

Family

ID=14854877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6123208A Pending JPH07304780A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5527490A (ja)
EP (1) EP0682031B1 (ja)
JP (1) JPH07304780A (ja)
KR (1) KR100191769B1 (ja)
DE (1) DE69515718T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100942823B1 (ko) * 2007-12-28 2010-02-18 제일모직주식회사 유기 광전 소자용 재료 및 이를 이용한 유기 광전 소자

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5560866A (en) * 1994-06-22 1996-10-01 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Process for preparing silacyclohexane compounds
US5679746A (en) * 1994-12-22 1997-10-21 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silacyclohexane compound, a method of preparing it and a liquid crystal composition containing it
US5665271A (en) * 1995-02-13 1997-09-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silacyclohexane compounds, preparation thereof, liquid crystal compositions comprising the same, and liquid crystal devices comprising the compositions
US6004478A (en) * 1995-03-16 1999-12-21 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silacyclohexane compounds, preparation thereof, liquid crystal compositions comprising the same, and liquid crystal devices comprising the composition
US5730901A (en) * 1995-05-11 1998-03-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silacyclohexane compounds, preparation thereof liquid crystal compositions comprising the same, and liquid crystal devices comprising the composition
JPH09324178A (ja) * 1996-04-01 1997-12-16 Shin Etsu Chem Co Ltd 液晶組成物及びそれを含む液晶表示素子
US5755995A (en) * 1996-05-09 1998-05-26 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Guest host liquid crystal composition
US5951913A (en) * 1996-05-22 1999-09-14 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Liquid crystal compositions comprising silacyclohexane compounds
US6462214B1 (en) * 2002-03-05 2002-10-08 Dow Corning Corporation Method of preparing silacycloalkanes
KR101457502B1 (ko) * 2009-06-03 2014-11-03 옌타이 밸리언트 파인 케미컬즈 컴퍼니 리미티드 부틸렌 액정 화합물

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4973723A (en) * 1990-06-01 1990-11-27 Dow Corning Corporation Process for preparing silacycloalkanes
KR100232046B1 (ko) * 1993-06-23 1999-12-01 카나가와 치히로 실라시클로 헥산화합물, 그의 제조방법 및 이것을 함유하는 액정조성물
DE69416203T2 (de) * 1993-06-28 1999-09-02 Shin-Etsu Chemical Co. Eine Silacyclohexanverbindung, deren Herstellung und diese enthaltende Flüssigkristallzusammensetzungen
KR100232045B1 (ko) * 1993-10-14 1999-12-01 카나가와 치히로 실라시클로헥산화합물, 그의 제조방법 및 이것을 함유하는 액정조성물
US5659059A (en) * 1993-11-01 1997-08-19 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silacyclohexane compound, a method of preparing it and a liquid crystal composition containing it
US5496501A (en) * 1993-12-07 1996-03-05 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silacyclohexane compound, a method of preparing it and a liquid crystal composition containing it

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100942823B1 (ko) * 2007-12-28 2010-02-18 제일모직주식회사 유기 광전 소자용 재료 및 이를 이용한 유기 광전 소자

Also Published As

Publication number Publication date
DE69515718D1 (de) 2000-04-27
KR100191769B1 (ko) 1999-06-15
DE69515718T2 (de) 2000-10-26
US5527490A (en) 1996-06-18
EP0682031B1 (en) 2000-03-22
KR950032234A (ko) 1995-12-20
EP0682031A1 (en) 1995-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07304780A (ja) シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法
JPH09100286A (ja) トランスシクロヘキサン化合物の製造方法
EP0673942B1 (en) Silacyclohexanone compounds as intermediates for the preparation of silacyclohexane-type liquid cristal compounds
US5659059A (en) Silacyclohexane compound, a method of preparing it and a liquid crystal composition containing it
US7297378B2 (en) Fluorinated fused aromatics and their use in liquid-crystal mixtures
JP2002069080A (ja) シラシクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法
EP0692485B1 (en) Cyclohexane carbaldehyde compounds and processes for preparing silacyclohexane-based liquid crystal compounds from the carbaldehyde compound
US5693841A (en) Cyclohexanone compounds, process for preparing the same, and processes for preparing silacyclohexane-based liquid crystal compounds from the cyclohexanone compounds
KR100196657B1 (ko) 실라시클로헥산 화합물의 제조방법
JPH0881475A (ja) シクロヘキサンカルバルデヒド化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法
EP0713878B1 (en) A method of manufacturing a trans silacyclohexane compound
JPH08104693A (ja) シラシクロヘキサン化合物の製造方法
EP0711777B1 (en) Cyclohexanone compounds, a process for preparing the cyclohexanone compounds, and a process for preparing silacyclohexane-based compounds from the cyclohexanone compounds
JPH09157275A (ja) シラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法
US5725797A (en) Silacyclohexane compound, a process for producing the same, and a liquid crystal composition comprising the same
JPH07309878A (ja) シラシクロヘキサノン化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法
JPH08119974A (ja) シラスピロ化合物、その製造方法及びこれを含有する液晶組成物
JP2508142B2 (ja) 新規フッ素系シクロヘキセニルシクロヘキサン誘導体
JPH1161133A (ja) シラシクロヘキサン化合物およびその製造方法、液晶組成物、液晶表示素子
JPH08231560A (ja) トランスシラシクロヘキサン化合物の製造方法
EP0765880A1 (en) Process for preparing sil acyclohexane-based liquid crystal compounds from silacyclohexanone compounds
JP2002069081A (ja) シクロヘキサノン化合物及びそれを用いたシラシクロヘキサン型液晶化合物の製造方法
JPH09110883A (ja) トランス−シクロヘキサン化合物の製造方法
JPH07252182A (ja) 含アレン−α−置換シクロペンテノン誘導体及びその製造方法
JPH111484A (ja) シラシクロヘキサン化合物、液晶組成物およびそれを含有する液晶表示素子