JPH07304710A - トリフエニレン誘導体の混合物 - Google Patents

トリフエニレン誘導体の混合物

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JPH07304710A
JPH07304710A JP10125994A JP10125994A JPH07304710A JP H07304710 A JPH07304710 A JP H07304710A JP 10125994 A JP10125994 A JP 10125994A JP 10125994 A JP10125994 A JP 10125994A JP H07304710 A JPH07304710 A JP H07304710A
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compound
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under reduced
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JP10125994A
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Masaki Okazaki
正樹 岡崎
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】液晶材料として有用な新規なトリフェニレン誘
導体の混合物、特に相転移温度の低下した混合物を提供
する。 【構成】少なくとも一種の、式(1)の2,3,6,
7,10,11−ヘキサ(置換ベンゾイルあるいは置換
シンナモイルオキシ)トリフェニレン誘導体と、少なく
とも一種の2,3,6,7,10,11−ヘキサ(アリ
ールオキシまたはアリールチオアルカノイルオキシ)ト
リフェニレン誘導体を含有する混合物。 式(1) (式中、Yはハロゲン原子、アルキル基およびアルコ
キシ基を表す。mは0または1を表し、nは1ない
し3の整数を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶材料として有用な新
規な化合物であるトリフェニレン誘導体の混合物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示素子はワードプロセッサ
ー、パーソナルコンピューター、テレビなどに広く用い
られるようになり、それに関連する素材、装置などの産
業活動が活発に行われている。液晶表示材料の根本をな
す素材である液晶化合物についても活発な開発研究が行
われ、数多くの化合物が開発されてきた。これらの化合
物は、表示素子に限らず種々の用途の開発に向け利用が
考えられている。従来からよく知られ、よく利用されて
いる棒状の液晶化合物に加え、最近では円盤状の液晶化
合物、いわゆるディスコティック液晶化合物が注目を浴
びるようになった。
【0003】ディスコティック液晶化合物として代表的
なものは、C.Destradeらの研究報告、Mol. Cryst. Liq.
Cryst. 71巻、111頁(1981年)に記載されて
いるように、例えばベンゼン誘導体、トリフェニレン誘
導体、トルキセン誘導体、フタロシアニン誘導体が挙げ
られ、一般的にこれらを分子の中心の母核とし、直鎖の
アルキル基やアルコキシ基、置換ベンゾイルオキシ基等
がその側鎖として放射状に置換された構造である。なか
でもトリフェニレン誘導体は、比較的ディスコティック
ネマティック相を形成し易く、魅力のある化合物であ
る。
【0004】ところで、液晶の代表的な構造である棒状
の化合物において知られているように、その構造の微妙
な違いで、形成される液晶相および各相間の転移温度は
しばしば著しく変化する。このとこは、棒状液晶化合物
に限られることではなく、ディスコティック液晶化合物
においても同様である。このような相転移温度の変化は
化合物の混合によっても生じることが知られており、従
って優れた混合物の発見もまた新規化合物の発見に劣ら
ず重要である。必要とする液晶相、各相間の転移温度
は、目的とする素子によって異なる。従って、多種多様
な化合物を用意することにより初めて選択の幅を広げる
ことができ、種々の目的に対応することが可能になる。
しかしながら、ディスコティック液晶化合物において
は、未だ多くの化合物が知られるには至っておらず、優
れた混合物についてもあまり知られていない。このこと
は特に魅力のある化合物であるトリフェニレン誘導体に
おいても同じであり、C.Destradeら著、J.Phsique,40
巻、4号、C3−17(1979)および C.Vauchier ら
著、Mol. Cryst. Liq. Cryst. 66巻、103頁(1981
年)に数例記載されているのみであり、更に有用な混合
物の発見が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は液晶材料として有用な新規なトリフェニレン誘導体の
混合物、特に相転移温度の低下した混合物を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究を重
ねた結果、少なくとも一種の、2,3,6,7,10,
11−ヘキサ(置換ベンゾイルあるいは置換シンナモイ
ルオキシ)トリフェニレン誘導体と、少なくとも一種の
2,3,6,7,10,11−ヘキサ(アリールオキシ
またはアリールチオアルカノイルオキシ)トリフェニレ
ン誘導体を含有することを特徴とする混合物により、よ
り詳しくは、下記一般式(1)で表される化合物の少な
くとも一種と、下記一般式(2)で表される化合物の少
なくとも一種とからなる混合物により本発明の目的が達
成できることを見出した。 一般式(1)
【0007】
【化3】
【0008】式中、Y1 はハロゲン原子、アルキル基お
よびアルコキシ基を表す。m1 は0または1を表し、n
1 は1ないし3の整数を表す。 一般式(2)
【0009】
【化4】
【0010】式中、J2 はメチレン鎖を表し、X2 は酸
素原子または硫黄原子を表す。Y2はハロゲン原子、ア
ルキル基およびアルコキシ基を表す。n2 は1ないし3
の整数を表す。
【0011】以下に、本発明を詳しく説明する。置換ベ
ンゾイルあるいは置換シンナモイルにおける置換基とし
ては、C.Hansch、A.Leo 、R.W.Taft著、ケミカルレビュ
ー誌(Chem.Rev.) 1991年、91巻、165−195
ページ(アメリカ化学会)に記載されている置換基のア
ルキル同族体が挙げられ、代表例としてアルキル基、ア
ルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子が
挙げられる。アリール基としては、例えばフェニル基、
ナフチル基が挙げられ、それぞれ前述の置換基を有して
いても良い。
【0012】以下に、一般式(1)および一般式(2)
について詳しく説明する。Y1 およびY2 により表され
るアルキル基は置換あるいは分岐鎖のいずれでもよく、
また無置換でも、例えばアルコキシ基、アリール基、ハ
ロゲン原子(フッ素、塩素、臭素)により置換されてい
てもよい。例えばアルキル基(例えば、n−ペンチル、
n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニ
ル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、i−
プロピル、i−ブチル、sec −ブチル、t−アミル、2
−エチルヘキシル)、アルコキシアルキル基(例えば、
2−メトキシエチル、2−(2−メトキシエトキシ)エ
チル、2−〔2−(2−メトキシエトキシ)〕エチル、
2−n−ブトキシエチル、2−エトキシエチル、2−
(2−エトキシエトキシ)エチル、3−メトキシプロピ
ル、3−エトキシプロピル、3−n−プロピルオキシプ
ロピル、3−ベンジルオキシプロピル、2−メチルブチ
ルオキシメチル)、アラルキル基(例えば、2−フェニ
ルエチル、2−(4−n−ブチルオキシフェニル)エチ
ル)が挙げられる。
【0013】Y1 として好ましくは、アルキル基、アル
コキシアルキル基およびそれらを有するアルコキシ基で
あり、中でもアルコキシ基が好ましい。そのうち更に好
ましくは、主鎖の原子数が6ないし12のものである。
2 として好ましくは、アルキル基、アルコキシアルキ
ル基およびそれらを有するアルコキシ基であり、中でも
アルキル基が好ましい。そのうち更に好ましくは、炭素
数4ないし8の3級アルキル基である。Y1 およびY2
により表されるハロゲン原子として好ましくは、フッ
素、塩素、臭素が挙げられ、中でも塩素が好ましい。m
1 において好ましくは0であり、n1 およびn2 におい
て好ましくは1または2であり、より好ましくはn1
は1、n2 では2である。n1 およびn2 が2または3
のとき、複数個存在するY1 およびY2 はそれぞれ同一
でも異なっていてもよい。
【0014】J2 で表されるメチレン鎖は、無置換でも
置換されていてもよい。メチレン鎖長として好ましく
は、1ないし5であり、更に好ましくは、1ないし3で
ある。置換基としては例えば、アルキル基(例えば、メ
チル、エチル、ブチル、オクチル)、アルコキシ基(例
えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ)、アリー
ル基(例えば、フェニル、トリル)、ハロゲン原子(例
えば、フッ素、塩素)が挙げられる。好ましくは、アル
キル基であり、更に好ましくはメチルおよびエチルであ
る。X2 については、好ましくは酸素原子である。
【0015】これらの組み合わせによって得られる一般
式(1)において好ましいものは、Y1 が分岐の無いア
ルコキシ基であり、置換位置は4位、m1 が0または
1、n 1 が1の場合であり、液晶相としてディスコティ
ックネマティック相を示す化合物が特に好ましい。同様
に、一般式(2)において好ましいものは、Y2 が3級
アルキル基であり、置換位置は2位および4位、n2
2、メチレン鎖長が1であり、且つ無置換あるいは1個
のメチルで置換されたもの、X2 が酸素原子の場合であ
り、液晶相を示さない化合物が特に好ましい。
【0016】一般式(1)で表される化合物と一般式
(2)で表される化合物との混合物における混合比は、
好ましくは一般式(1)で表される化合物の含有量とし
て50%以上99%以下であり、更に好ましくは60%
以上90%以下である。以下に本発明に用いられる化合
物の具体例を示すが、本発明の範囲はこれらのみに限定
されるものではない。具体例は下記一般式(3)および
それの置換基Rにより具体的に示す。
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】
【化8】
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】
【0026】
【化14】
【0027】
【化15】
【0028】
【化16】
【0029】本発明の化合物の合成は、一般的に2,
3,6,7,10,11−ヘキサヒドロキシトリフェニ
レンと酸塩化物とのエステル化により可能である。エス
テル化反応については、サンドラーカロ(Sandler Kar
o) 著、オーガニック ファンクショナル グループ
プレパレーションズ パート1(Organic Functional G
roup Preparations Part 1) 10章、アカデミック プ
レス(Akademic Press) 1986年刊を参照して行なう
ことができる。
【0030】反応に用いる塩基としては、ピリジンなど
の芳香族アミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミンなどの3級アミンから選ぶことができる。好
ましい塩基としては、ピリジンが挙げられる。反応に用
いる溶媒としては、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、アセトニトリル、ピリジンなどの極性溶媒や、クロ
ロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲン系溶媒から選
ぶことができる。好ましい溶媒としては、N,N−ジメ
チルホルムアミド、アセトニトリル、ピリジンが挙げら
れ、より好ましくはピリジンが挙げられる。反応温度
は、−80℃〜150℃の範囲から選ぶことができる。
−10℃〜100℃の範囲が好ましく、より好ましくは
10℃〜50℃の範囲である。
【0031】原料である2,3,6,7,10,11−
ヘキサヒドロキシトリフェニレンの合成法は、Advanced
Material.2(1990)No. 2の40頁に記載されて
おり、本発明においては、その処方に準じて合成した。
また、2,3,6,7,10,11−ヘキサヒドロキシ
トリフェニレンについては、同様に上記文献に記載され
ている2,3,6,7,10,11−ヘキサアセトキシ
トリフェニレンの合成法の途中で添加される無水酢酸を
入れずに後処理を行ない、同様の収率で目的物を得た。
【0032】以下に合成例を示し具体的に説明する。 (合成例) 合成例1 2,3,6,7,10,11−ヘキサメトキシトリフェ
ニレン(HMTP)の合成 氷冷した2リットルの三口フラスコに、150gの塩化
第二鉄と氷水135mlを入れ、完全に溶解した後、30
gのベラトロールを添加した。メカニカルスタラーで激
しく攪拌しながら、濃硫酸490mlを徐々に添加した。
12時間後、この反応混合物を3リットルの氷水中に注
ぎ、3時間後析出物を濾過し、HMTPの粗結晶13g
(43%)を得た。
【0033】合成例2 2,3,6,7,10,11−ヘキサヒドロキシトリフ
ェニレン(HHTP)の合成 HMTP10.3gを50mlのジクロロメタンに懸濁さ
せ、三臭化ホウ素15.5mlを徐々に添加した。2時間
後、氷水500ml中に注ぎ、これを2.5リットルの酢
酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、セラ
イト濾過を行なった。溶媒を減圧濃縮後、残渣をアセト
ニトリルとジクロロメタンの混合溶媒から再結晶し、H
HTPを7.50g(92%)得た。
【0034】合成例3 化合物1−3の合成 a)4−ヘプチルオキシ安息香酸(1−3a)の合成 1リットル三口フラスコに、4−ヒドロキシ安息香酸エ
チル35.0g、臭化ヘプチル54.6g、炭酸カリウ
ム150g及び100mlのアセトニトリルを入れ、湯浴
上で加熱還流下、メカニカルスタラーで6時間激しく攪
拌した。冷却後、反応混合物をセライト濾過し、残査を
300mlの酢酸エチルで洗浄した。減圧濃縮後、200
mlのエタノールに再溶解し、15.0gの水酸化カリウ
ムを溶解した水溶液40mlを徐々に滴下し、80℃で1
時間加熱攪拌した。冷却後、析出した結晶を減圧濾過
し、残査をエタノール100mlで洗浄した。これを40
℃の希塩酸300ml中で1時間攪拌し、減圧濾過、乾燥
後、目的物40.0g(80%)を得た。
【0035】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(4−ヘプチルオキシベンゾイルオキシ)トリフェニレ
ン(1−3)の合成 200mlフラスコに8.34gの1−3aと10mlの塩
化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。加熱した状態
で、減圧下、過剰の塩化チオニルを留去した。冷却後、
0.70gのHHTPと20mlのピリジンを添加し、2
0時間加熱還流下攪拌した。冷却後、減圧下過剰のピリ
ジンを留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て目的物を精製単離した。収量3.05g(75%)
【0036】 NMR(測定溶媒 CDCl3) δ0.92(18H,t) δ1.35(48H,m) δ1.78(12H,m) δ3.90(12H,t) δ6.65(12H,d) δ7.90(12H,d) δ8.37(6H,s)
【0037】合成例4 化合物1−11の合成 a)4−ヘプチルオキシ桂皮酸(1−11a)の合成 4−ヒドロキシ桂皮酸15.5g、臭化ヘプチル30.
0g、炭酸カリウム50.0gをジメチルスルホキシド
50mlに懸濁させ、メカニカルスタラーで激しく攪拌し
つつ、湯浴上で10時間加熱した。冷却後、セライト濾
過し、残査を酢酸エチル300mlで洗浄した。これに水
500mlを加え、抽出後、有機層を減圧濃縮した。これ
にエタノール100mlを加え、10gの水酸化カリウム
を含む水溶液20mlを添加し、80℃で1時間攪拌し
た。冷却後、析出した結晶を減圧濾過し、残査をエタノ
ール100mlで洗浄した。これを40℃の希塩酸300
ml中で1時間攪拌し、減圧濾過、乾燥後、目的物19.
1g(78%)を得た。
【0038】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(4−ヘプチルオキシシンナモイルオキシ)トリフェニ
レン(1−11)の合成 200mlフラスコに10.4gの1−11aと10mlの
塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。加熱した状
態で、減圧下、過剰の塩化チオニルを留去した。冷却
後、0.70gのHHTPと20mlのピリジンを添加
し、20時間加熱還流下攪拌した。冷却後、減圧下過剰
のピリジンを留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて目的物を精製後、アセトニトリルとアセトンの
混合溶媒で再結晶した。収量3.55g(90%)
【0039】 NMR(測定溶媒 CDCl3) δ0.92(18H,t) δ1.35(48H,m) δ1.78(12H,m) δ3.90(12H,t) δ6.65(6H,d) δ6.65(12H,d) δ7.25(12H,d) δ7.83(6H,d) δ8.20(6H,s)
【0040】合成例5 化合物1−20の合成 a)4−(3,6−ジオキサヘプチルオキシ)安息香酸
(1−20a)の合成 1リットル三口フラスコに、4−ヒドロキシ安息香酸3
2.0g、3,6−ジオキサヘプチルクロリド100m
l、炭酸カリウム150g及びアセトニトリル100ml
を入れ、湯浴上で加熱還流下、メカニカルスタラーで6
時間激しく攪拌した。冷却後、反応混合物をセライト濾
過し、300mlの酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧濃
縮後、200mlのエタノールに再溶解し、15gの水酸
化カリウムを溶解した水溶液40mlを徐々に滴下し、8
0℃で1時間加熱攪拌した。冷却後、希塩酸1リットル
中に注ぎ、析出した結晶を減圧濾過し、氷水300mlで
洗浄した。風乾後、1−20aを38g(68%)得
た。
【0041】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
〔4−(3,6−ジオキサヘプチルオキシ)ベンゾイル
オキシ〕トリフェニレン(1−20)の合成 200ml三口フラスコに8.34gの1−20aと10
mlの塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。加熱し
た状態で、減圧下、過剰の塩化チオニルを留去した。冷
却後、0.7gのHHTPと20mlのピリジンを添加
し、20時間攪拌した。減圧下、過剰のピリジンを留去
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて1−
20 3.05g(75%)を単離精製した。
【0042】1−20の同定データ: IR(cm-1) 3080、2980、2930、2880、2830、1745、1610、1585、15
15、1455、1420、1360、1315、1250、1200、1175、112
5、1075、1060、1010、990 、940 、925、905 、850 、
815 、760 、695 、660 、635 、605
【0043】1−23も1−20と同様の処方で合成し
た。以下に、その同定データを示す。 1−23の同定データー: IR(cm-1) 3080、2955、2930、2870、1745、1608、1582、1515、14
55、1420、1362、1315、1245、1175、1125、1070、101
0、980 、925 、903 、845 、815 、760、695 、657 、
635 、605
【0044】合成例6 化合物1−56の合成 a)p−(ヘプチルオキシメチル)安息香酸(1−56
a)の合成 500mlの三口フラスコに、p−(ブロモメチル)安息
香酸10.8g、n−ヘプタノール70ml及び濃硫酸
0.5mlを入れ、100℃で3日間攪拌した。冷却後、
8.0gの水酸化カリウムを溶解したエタノール溶液1
50mlを滴下し、60℃で4時間攪拌した。冷却後析出
した結晶をろ過し、その後結晶を1リットルの水に溶解
させた。この溶液を塩酸で酸性にし、析出した結晶をろ
過した。風乾後1−56aを6.2g(50%)得た。
【0045】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(p−(ヘプチルオキシメチル)ベンゾイルオキシ)ト
リフェニレン(1−56)の合成 100mlの三口フラスコに、4.5gの1−56aと5
mlの塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。反応終
了後、過剰の塩化チオニルを留去した。これに0.65
gのHHTPと20mlのピリジンを添加し、40℃で4
時間攪拌した。減圧下、過剰のピリジンを留去後、シリ
カゲルクロマトグラフィーを用いて精製し1−56を
2.75g(80%)得た。
【0046】1−56の同定データ: IR(cm-1) KBr ディスク 2960、2940、2860、1750、1620、1510、1420、1270、11
80、1130、1100、1080、1020、900 、840 、750 DSC(℃) 86、105 、136 、154
【0047】同様にして化合物1−36bを合成した。 1−36bの同定データ: IR(cm-1) KBr ディスク 2960、2940、2880、2860、1750、1620、1510、1460、14
20、1260、1180、1130、1100、1080、1020、900 、850
、750 、 DSC(℃) 93、125
【0048】合成例7 化合物1−40の合成 a)3−ヘプチルオキシ安息香酸(1−40a)の合成 2リットル三口フラスコに、3−ヒドロキシ安息香酸メ
チル100g、1−ブロモヘプタン143g、炭酸カリ
ウム140g及びDMAC 300mlを入れ、湯浴上で加
熱下、メカニカルスターラーで2時間攪拌した。冷却
後、1リットルの水中に注ぎ、これを酢酸エチルで抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮
後、200mlのメタノールに再溶解し84gの水酸化カ
リウムを溶解した水溶液40mlを徐々に滴下し、1時間
加熱還流した。冷却後、生じた結晶を濾取した後、結晶
を1.5リットルの水に溶解した。濃塩酸を60ml加
え、析出した結晶を減圧濾過し、氷水で洗浄した。風乾
後、1−40aを130g(84%)得た。
【0049】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(3−ヘプチルオキシベンゾイルオキシ)トリフェニレ
ン(1−40)の合成 200ml三口フラスコに44.8gの1−40aと44
mlの塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。加熱し
た状態で、減圧下、過剰の塩化チオニルを留去した。冷
却後、6.5gのHHTPと200mlのピリジンを添加
し、20時間攪拌した。減圧下、過剰のピリジンを留去
後、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて1−40を
28.1g(86%)を単離精製した。
【0050】1−40の同定データ: IR(cm-1) 3070、2950、2930、2850、1740、1600、1440、1420、13
20、1285、1275、1215、1110、1090、1060、890 、800
、740 、
【0051】1−38も1−40も同様の処方で合成し
た。以下にその同定データを示す。1−38の同定デー
タ: IR(cm-1) 3700、2950、2930、2850、1750、1600、1580、1510、14
90、1440、1420、1320、1285、1275、1215、1120、106
0、800 、740 、 DSC(℃) 40、117
【0052】a)α−(2,4−ジ−t−アミルフェノ
キシ)−酢酸(2−1a)の合成 500mlの三口フラスコに、2,4−ジ−t−アミルフ
ェノール25g、α−ブロモ酢酸15g、炭酸カリウム
20g及びN,N−ジメチルアセトアミド100mlを入
れ、120℃で5時間攪拌した。冷却後、反応混合物を
水200mlに注ぎ、塩酸で酸性にした後、300mlの酢
酸エチルで抽出し、水100mlで2回洗浄した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、ろ過を行い溶媒を減圧留去
し、2−1aを24g(82%)得た。
【0053】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)−アセチ
ルオキシ)トリフェニレン(2−1)の合成 100mlの三口フラスコに、6.4gの2−1aと5ml
の塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。反応終了
後、過剰の塩化チオニルを減圧下留去した。これに0.
7gのHHTPと20mlのピリジンを添加し、40℃で
4時間攪拌した。減圧下、過剰のピリジンを留去後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し2−
1を3.15g(80%)得た。
【0054】2−1の同定データ: IR(cm-1) 2960、2925、2875、1795、1770、1620、1600、1500、14
80、1460、1420、1400、1380、1360、1295、1250、122
0、1200、1150、1120、1100、1090、1010、920 、890
、810 、780
【0055】2−3、2−8、2−11、2−31も2
−1と同様の処方で合成した。以下にそれぞれの合成方
法を具体的に示す。
【0056】合成例9 2−3の合成 a)α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)−ブタ
ン酸(2−3a)の合成 500mlの三口フラスコに、2,4−ジ−t−アミルフ
ェノール25g、4−ブロモブタン酸18g、炭酸カリ
ウム20g及びN,N−ジメチルアセトアミド100ml
を入れ、120℃で5時間攪拌した。冷却後、反応混合
物を水200mlに注ぎ、塩酸で酸性にした後、300ml
の酢酸エチルで抽出し、水100mlで2回洗浄した。無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過を行い溶媒を減圧留
去し、2−3aを25g(80%)得た。
【0057】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(γ−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)−ブタノ
イルオキシ)トリフェニレン(2−3)の合成 100mlの三口フラスコに、6.4gの2−3aと5ml
の塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。反応終了
後、過剰の塩化チオニルを減圧下留去した。これに0.
7gのHHTPと20mlのピリジンを添加し、40℃で
4時間攪拌した。減圧下、過剰のピリジンを留去後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し2−
3を3.2g(75%)得た。
【0058】2−3の同定データ: IR(cm-1) 2960、2950、2900、2875、1765、1620、1600、1500、14
75、1460、1450、1420、1400、1380、1360、1295、124
5、1220、1200、1150、1120、1100、1050、1000、960
、920 、895 、810 、780 、750 、670 、650
【0059】合成例10 2−8の合成 a)γ−(4−t−アミル−2−クロロフェノキシ)−
ブタン酸(2−8a)の合成 500mlの三口フラスコに、4−t−アミル−2−クロ
ロフェノール20g、4−ブロモブタン酸18g、炭酸
カリウム20g及びN,N−ジメチルアセトアミド10
0mlを入れ、120℃で5時間攪拌した。冷却後、反応
混合物を水200mlに注ぎ、塩酸で酸性にした後、30
0mlの酢酸エチルで抽出し、水100mlで2回洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過を行い溶媒を
減圧留去し、2−8aを24.2g(78%)得た。
【0060】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(γ−(4−t−アミル−2−クロロフェノキシ)−ブ
タノイルオキシ)トリフェニレン(2−8)の合成 100mlの三口フラスコに、6.4gの2−8aと5ml
の塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。反応終了
後、過剰の塩化チオニルを減圧下留去した。これに0.
7gのHHTPと20mlのピリジンを添加し、40℃で
4時間攪拌した。減圧下、過剰のピリジンを留去後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し2−
8を2.67g(78%)得た。
【0061】2−8の同定データ: IR(cm-1) 2960、2955、2880、1765、1680、1620、1600、1510、14
95、1475、1440、1420、1380、1360、1290、1260、122
0、1200、1140、1120、1090、1060、1040、880 、810
、780 、720
【0062】合成例11 2−11の合成 a)α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)−プロ
ピオン酸(2−11a)の合成 500mlの三口フラスコに、2,4−ジ−t−アミルフ
ェノール25g、2−ブロモプロピオン酸15.3g、
炭酸カリウム20g及びN,N−ジメチルアセトアミド
100mlを入れ、120℃で5時間攪拌した。冷却後、
反応混合物を水200mlに注ぎ、塩酸で酸性にした後、
300mlの酢酸エチルで抽出し、水100mlで2回洗浄
した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過を行い溶媒
を減圧留去し、2−11aを26g(85%)得た。
【0063】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(α−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)−プロパ
ノイルオキシ)トリフェニレン(2−11)の合成 100mlの三口フラスコに、6.4gの2−11aと5
mlの塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。反応終
了後、過剰の塩化チオニルを減圧下留去した。これに
0.7gのHHTPと20mlのピリジンを添加し、40
℃で4時間攪拌した。減圧下、過剰のピリジンを留去
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製
し2−11を3.12g(76%)得た。
【0064】2−11の同定データ: IR(cm-1) 2960、2930、2850、1790、1770、1620、1600、1500、14
75、1460、1410、1400、1380、1360、1295、1250、122
0、1200、1150、1130、1100、1090、1010、920 、890
、810 、770
【0065】合成例12 2−31の合成 a)α−(4−t−アミルフェノキシ)−酢酸(2−3
1a)の合成 500mlの三口フラスコに、4−t−アミルフェノール
17g、α−ブロモ酢酸15g、炭酸カリウム20g及
びN,N−ジメチルアセトアミド100mlを入れ、12
0℃で5時間攪拌した。冷却後、反応混合物を水200
mlに注ぎ、塩酸で酸性にした後、300mlの酢酸エチル
で抽出し、水100mlで2回洗浄した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、ろ過を行い溶媒を減圧留去し、2−3
1aを19.6g(88%)得た。
【0066】b)2,3,6,7,10,11−ヘキサ
(α−(4−t−アミルフェノキシ)−アセチルオキ
シ)トリフェニレン(2−31)の合成 100mlの三口フラスコに、6.4gの2−31aと5
mlの塩化チオニルを入れ、2時間加熱還流した。反応終
了後、過剰の塩化チオニルを減圧下留去した。これに
0.7gのHHTPと20mlのピリジンを添加し、40
℃で4時間攪拌した。減圧下、過剰のピリジンを留去
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製
し2−31を2.49g(80%)得た。
【0067】2−31の同定データ: IR(cm-1) 2960、2955、2880、1765、1690、1625、1605、1520、14
95、1480、1435、1420、1375、1360、1290、1260、122
0、1195、1140、1100、1080、1050、1030、880 、810
、780 、740
【0068】一般式(1)で表される化合物と一般式
(2)で表される化合物との混合物の作製方法としては
例えば、両者の粉末を乳鉢、ボールミル、ペイントシェ
ーカー等を用いて混合する。あるいは両者の粉末を加熱
溶融した液体状態で攪拌し混合する。更には両者の粉末
を溶媒を用いて溶液とした後混合する方法が挙げられ
る。溶液法に於いて用いることの可能な溶媒は例えば、
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルス
ルホキシド(DMSO)などの極性溶媒から、ベンゼン
やヘキサンなどの非極性溶媒までの範囲から選ぶことが
できる。ベンゼン、ヘキサンなどの非極性溶媒、ジクロ
ロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化溶媒、酢酸メ
チル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトン、メチル
エチルトケンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、
1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類が好まし
く、混合溶媒を用いることもできる。中でもハロゲン化
溶媒およびケトン類が好ましい。
【0069】
【実施例】次に本発明を実施例に基づき更に詳しく説明
する。 実施例1 化合物1−3と化合物2−1の混合 化合物1−3の1.0gに塩化メチレンを加え10ミリ
リットルとした溶液と化合物2−1の1.0gに塩化メ
チレンを加え10ミリリットルとした溶液とを調製し、
それぞれの溶液の適当量を量り取ることにより、化合物
1−3/化合物2−1の重量比が、2/1、1/1の混
合物の溶液を調製した。それぞれの溶液の一部を取りス
ライドガラス上に滴下した後、溶媒を蒸発させ乾固させ
た。混合物の付いたスライドガラスを、メトラー社製F
P82HT型ホットステージ上で加熱しながら、偏光顕
微鏡にてテクスチャーの変化を観察し、相転移温度を記
録した 比較として、化合物1−3および化合物2−1のそれぞ
れにつき、単独での相変化の観察も行った。結果を表1
に示す。
【0070】
【表1】
【0071】実施例2 化合物1−35aと化合物2−1の混合 実施例1と同様にして化合物1−35a/化合物2−1
の重量比が2/1、1/1の混合物の溶液を調製し、ス
ライドガラス上に乾固させた試料を作成した。実施例1
と同様に観察を行った。比較として、化合物1−35a
の単独での相変化の観察も行った。結果を表2に示す。
【0072】実施例3 化合物1−35aと化合物2−11の混合 実施例1と同様にして化合物1−35a/化合物2−1
1の重量比が2/1、1/1の混合物の溶液を調製し、
スライドガラス上に乾固させた試料を作成した。実施例
1と同様に観察を行った。比較として、化合物2−11
の単独での相変化の観察も行なった。結果を表2に示
す。
【0073】
【表2】
【0074】実施例4 化合物1−35bと化合物2−1の混合 実施例1と同様にして化合物1−35a/化合物2−1
の重量比が2/1、1/1の混合物の溶液を調製し、ス
ライドガラス上に乾固させた試料を作成した。実施例1
と同様に観察を行った。比較として、化合物1−35b
の単独での相変化の観察も行った。結果を表3に示す。
【0075】実施例5 化合物1−36bと化合物2−1の混合 実施例1と同様にして化合物1−36b/化合物2−1
の重量比が2/1、1/1の混合物の溶液を調製し、ス
ライドガラス上に乾固させた試料を作成した。実施例1
と同様に観察を行った。比較として、化合物1−36b
の単独での相変化の観察も行った。結果を表3に示す。
【0076】
【表3】
【0077】比較例1 化合物1−3と化合物1−4の混合 実施例1と同様にして化合物1−3/化合物1−4の重
量比が2/1、1/1、1/2の混合物の溶液を調製
し、スライドガラス上に乾固させた試料を作成した。実
施例1と同様に観察を行った。結果を表4に示す。
【0078】比較例2 化合物1−4と化合物1−8の混合 実施例1と同様にして化合物1−4/化合物1−8の重
量比が1/1の混合物の溶液を調製し、スライドガラス
上に乾固させた試料を作成した。実施例1と同様に観察
を行った。同時に化合物1−4および化合物1−8それ
ぞれ単独での相変化の観察も行なった。結果を表4に示
す。
【0079】
【表4】
【0080】本発明の混合物は比較例の混合物に較べ、
混合による相変化温度の変化が大きく、混合の効果が著
しいことが明らかである。
【0081】
【発明の効果】以上の実施例により、本発明の混合物が
液晶材料として有用であり、その相転移温度の制御に有
用であることが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 323/22 7419−4H C09K 19/32 9279−4H 19/42 9279−4H G02F 1/13 500

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一種の、2,3,6,7,1
    0,11−ヘキサ(置換ベンゾイルあるいは置換シンナ
    モイルオキシ)トリフェニレン誘導体と、少なくとも一
    種の2,3,6,7,10,11−ヘキサ(アリールオ
    キシまたはアリールチオアルカノイルオキシ)トリフェ
    ニレン誘導体を含有することを特徴とする混合物。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該混合物を成す化合
    物が下記一般式(1)で表される化合物の少なくとも一
    種と、下記一般式(2)で表される化合物の少なくとも
    一種とからなる混合物。 一般式(1) 【化1】 式中、Y1 はハロゲン原子、アルキル基およびアルコキ
    シ基を表す。m1 は0または1を表し、n1 は1ないし
    3の整数を表す。 一般式(2) 【化2】 式中、J2 はメチレン鎖を表し、X2 は酸素原子または
    硫黄原子を表す。Y2はハロゲン原子、アルキル基およ
    びアルコキシ基を表す。n2 は1ないし3の整数を表
    す。
  3. 【請求項3】 請求項2において、一般式(1)で表さ
    れる化合物の含有率が重量比50%以上99%以下であ
    る混合物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236229A (ja) * 2000-06-02 2011-11-24 Astrazeneca Ab シクロプロピルカルボン酸エステル及び誘導体の調製方法

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