JPH07304568A - 巻取ボビンの線条体端末固定装置 - Google Patents

巻取ボビンの線条体端末固定装置

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JPH07304568A
JPH07304568A JP12306794A JP12306794A JPH07304568A JP H07304568 A JPH07304568 A JP H07304568A JP 12306794 A JP12306794 A JP 12306794A JP 12306794 A JP12306794 A JP 12306794A JP H07304568 A JPH07304568 A JP H07304568A
Authority
JP
Japan
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filament
filament body
twisting
rod
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP12306794A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Uchiyama
義実 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取ボビンに巻かれた線条体の端末を固定し
てほどけなくする。 【構成】 線条体1を巻き取る巻取ボビン2の一方の鍔
板に近接平行に設けられ、これと同軸的に回転できる側
板3と、この側板3から鍔板を越えて巻き取り胴部まで
延びるように進退自在に設けられる2本の下当て棒2
A,2Bと、この下当て棒2A,2Bと協働して線条体
1をおさえる2個の線おさえ板62A,62Bと、線条
体1の送出し側の適宜個所を切断するカッタ部7と、下
当て棒2A,2Bの間を通るように進退自在に設けられ
る二又ロッド65と、二又ロッド65をその進退方向線
のまわりに回転させるひねり用モータ64とを有する巻
取ボビンの線条体端末固定装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は巻取ボビンの線条体端
末固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近撚線機などにおける巻取ボビン交換
の省力化のために巻取ボビンの自動交換技術が種々研究
されているが、この前提としてその巻取ボビンへの巻き
付け線の端末の固定処理が必要である。
【0003】従来、巻取ボビンに撚線等の線条体を巻い
て満巻状態になったときのその線条体の端末点が巻取ボ
ビンから解けないように巻取ボビンに固定するためにそ
の端末点付近を巻取ボビンの巻き層の上に適宜の粘着テ
ープによって貼着固定する方法はよく知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら粘着テー
プを使用する方法では、まず粘着テープという別部品
を使用するためにその購入、管理のための費用がかか
る、粘着テープは気温が低くなったり、時間が長く経
過すると効力を失って剥がれる、粘着テープの粘着材
が線条体の被覆表面を傷める、などの欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、線条体を巻き取
る巻取ボビンの一方の鍔板に近接平行に設けられ、これ
と同軸的に回転できる側板と、前記側板から前記鍔板を
越えて巻き取り胴部まで延びるように進退自在に設けら
れる2本の下当て棒と、前記下当て棒と協働して前記線
条体をおさえる2個の線おさえ板と、前記線条体の送出
し側の適宜個所を切断するカッタ部と、前記下当て棒の
間を通るように進退自在に設けられる二又ロッドと、前
記二又ロッドをその進退方向線のまわりに回転させるひ
ねり用モータとを有する巻取ボビンの線条体端末固定装
置である。
【0006】
【作用】側板から2本の下当て棒を巻き取り胴部まで伸
ばした状態で側板を巻取ボビンと一緒に巻き取り方向に
1回転することにより、その下当て棒の上をまたぐ形で
最終ターンが形成されるから、この上に2個の線おさえ
板を押し下ろせば線条体は下当て棒との間で挟持され
る。この挟持固定状態で線条体の供給側を切断した後、
下当て棒の間に二又ロッドを挿入し、最終ターンおよび
線条体の端末に近い部分の2本の線条体をこの二又ロッ
ドの股の間に挟むようにした後二又ロッドを回転すれば
最終ターンと端末部の2本は一緒に捩じられ、粘着テー
プなどの他の材料を使用せずに巻き取り端末の固定がな
される。
【0007】
【実施例】図1についてこの発明の一実施例装置を説明
する。線条体1はトラバースローラ5によって巻取ボビ
ン2に整列巻きされるが、この巻取ボビン2のひとつの
鍔板に近接し、あるいはその外側面に接触して鍔板より
大径の側板3が、平行にかつ同軸的に回転可能に設けら
れる。側板3の周縁寄りの側面からは巻取ボビン2の鍔
板を越えて巻き取り胴部にまで延びるように2本の下当
て棒4A,4Bが流体圧シリンダ4によって進退自在に
設けられる。この下当て棒4A,4Bは巻取ボビン2の
軸線と平行に伸び出し、引き込んだ状態では鍔板の内表
面より巻き取り胴部側に突出することはない。また伸び
出しの位置は満巻き時における巻取ボビン2への線条体
1の走行線の下方にあるように設定される。
【0008】下当て棒4A,4Bの上方には全体として
符号6で示すひねり装置とカッタ部7が流体圧シリンダ
8によって昇降可能に設けられる。カッタ部7には図示
していないが、線条体1を切断するための回転刃または
挟み形式のカッタが設けられる。
【0009】つぎに図2を参照してひねり装置6を説明
する。流体圧シリンダ8の進退ロッド81の先端には中
空円柱状のひねりヘッド61が固着され、また中程には
ばね座板82が固着される。ひねりヘッド61の中空部
にはひねり用モータ64が配設され、このスピンドルに
直結して二又ロッド65が取り付けられる。この二又ロ
ッド65の外側の幅は先に述べた下当て棒4A,4Bの
間隔より小さく設定されるものとする。
【0010】ひねりヘッド61の外周部に案内されるよ
うに中空円柱状の線おさえ筒62が軸方向に滑動可能に
設けられ、コイル状のおさえばね63がばね座板82と
線おさえ筒62の上面との間に配設される。このおさえ
ばね63によって線おさえ筒62は進退ロッド81に対
して常にその伸び出し方向に押されている。この線おさ
え筒62は実はそのスカート部である線おさえ板62
A,62Bが所定間隔をもって対向配置される構造の便
宜上用いたものであって、従って中空円柱体に限ること
なく上記の所定間隔離れた2枚の別々の平板、あるいは
「コ」字状に曲げた板でもよい。ここで所定間隔という
のは、図3から分かるように、さきに述べた下当て棒4
A,4Bの外側幅より適宜大きくとった値である。
【0011】つぎにこの発明装置の使用法を図1を参照
して説明する。巻取ボビン2が所定の巻取量を巻き取っ
て停止した時点でまずトラバースローラ5を図示のよう
に側板3側の鍔板そばに寄せ、ついで流体圧シリンダ4
を作動させて下当て棒4A,4Bを巻取ボビン2の巻き
層表面からトラバースローラ5に向かって張っている線
条体1の下方に挿入する。
【0012】ついで線条体1に軽い送出し張力をかけた
状態で巻取ボビン2と一緒に側板3を1回転させると、
線条体1は巻取ボビン2の胴部と下当て棒4A,4Bの
上側を回る最終ターン1Aを形成する。図1は正にこの
状態を示すものである。
【0013】ついで流体圧シリンダ8を作動させてひね
り装置6を下降させる。具体的には図3に示すように、
線おさえ筒62のスカート部である線おさえ板62A,
62Bが線条体1の末端部分と最終ターン1Aとの2本
を下当て棒4A,4Bとの間に挟圧し、さらにひねりヘ
ッド61が下降して二又ロッド65の二又の間に前述し
た2本の線条体部分が挿入されるまで続けられる。
【0014】この線条体の挟圧固定の状態でカッタ部7
のカッタを作動させて線条体1のトラバースローラ5よ
り下流の適宜位置で線条体1を切断する。この切断後、
ひねり用モータ64を起動して二又ロッド65を回転さ
せ、図4に示すように最終ターン1Aと一緒に線条体1
の端末部分をねじり始め、同時に下当て棒4A,4Bを
引き込ませる。その後さらに二又ロッド65を数回回転
させ、その後ひねり装置6を上に引き上げる。こうする
と図5に示すように、線条体1が銅線またはその被覆線
のような適当な塑性のあるものであれば符号9に示すよ
うにねじられた形で端末が固定される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、側板から2本の下当て
棒を巻き取り胴部まで伸ばした状態で側板を巻取ボビン
と一緒に巻き取り方向に1回転することにより、その下
当て棒の上をまたぐ形で最終ターンが形成されるから、
この上に2個の線おさえ板を押し下ろせば線条体は下当
て棒との間で挟持され、この挟持固定状態で線条体の供
給側を切断した後、下当て棒の間に二又ロッドを挿入
し、最終ターンおよび線条体の端末に近い部分の2本の
線条体をこの二又ロッドの股の間に挟むようにした後二
又ロッドを回転すれば最終ターンと端末部の2本は一緒
に捩じられ、粘着テープなどの他の材料を使用せずに巻
取ボビンの巻き取り端末の固定が確実にできる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明装置の全体を示す斜視図である。
【図2】ひねり装置の側断面図である。
【図3】線条体をひねり装置によって固定し、ねじり始
める状態を説明する側断面図である。
【図4】線条体をひねり装置によってねじる状態を示す
斜視図である。
【図5】この発明装置による線条体端末のねじり固定状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 線条体 1A 最終ターン 2 巻取ボビン 3 側板 4,8 流体圧シリンダ 4A,4B 下当て棒 5 トラバースローラ 6 ひねり装置 61 ひねりヘッド 62 線おさえ筒 62A,62B 線おさえ板 63 おさえばね 64 ひねり用モータ 65 二又ロッド 7 カッタ部 81 進退ロッド 82 ばね座板 9 ねじり固定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体(1)を巻き取る巻取ボビン
    (2)の一方の鍔板に近接平行に設けられ、これと同軸
    的に回転できる側板(3)と、前記側板(3)から前記
    鍔板を越えて巻き取り胴部まで延びるように進退自在に
    設けられる2本の下当て棒(2A,2B)と、前記下当
    て棒(2A,2B)と協働して前記線条体(1)をおさ
    える2個の線おさえ板(62A,62B)と、前記線条
    体(1)の送出し側の適宜個所を切断するカッタ部
    (7)と、前記下当て棒(2A,2B)の間を通るよう
    に進退自在に設けられる二又ロッド(65)と、前記二
    又ロッド(65)をその進退方向線のまわりに回転させ
    るひねり用モータ(64)とを有する巻取ボビンの線条
    体端末固定装置。
JP12306794A 1994-05-12 1994-05-12 巻取ボビンの線条体端末固定装置 Pending JPH07304568A (ja)

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JP12306794A JPH07304568A (ja) 1994-05-12 1994-05-12 巻取ボビンの線条体端末固定装置

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JP12306794A JPH07304568A (ja) 1994-05-12 1994-05-12 巻取ボビンの線条体端末固定装置

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ID=14851380

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JP12306794A Pending JPH07304568A (ja) 1994-05-12 1994-05-12 巻取ボビンの線条体端末固定装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106744032A (zh) * 2017-01-23 2017-05-31 张家港市宝力机电制造有限公司 一种打结组件及自动绕线打结换盘机
CN110872027A (zh) * 2018-08-30 2020-03-10 Ets有限公司 丝线处理装置
CN110872026A (zh) * 2018-08-30 2020-03-10 Ets有限公司 丝线处理装置

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KR20200025461A (ko) * 2018-08-30 2020-03-10 (주)이티에스 와이어 핸들러
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KR20200025460A (ko) * 2018-08-30 2020-03-10 (주)이티에스 와이어 핸들러

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