JPH07304299A - 媒体供給装置 - Google Patents

媒体供給装置

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JPH07304299A
JPH07304299A JP11964794A JP11964794A JPH07304299A JP H07304299 A JPH07304299 A JP H07304299A JP 11964794 A JP11964794 A JP 11964794A JP 11964794 A JP11964794 A JP 11964794A JP H07304299 A JPH07304299 A JP H07304299A
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JP
Japan
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medium
hopper
feed roller
air feed
roller
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Withdrawn
Application number
JP11964794A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Igari
寛 猪狩
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重送された媒体を簡単にホッパー内の搬出待
機位置にセットする。 【構成】 ホッパー1内の媒体2を浮上分離する手段
3,6と、搬出口1a近傍に配置され正回転しながら媒
体2を吸引してホッパー内の最下端の媒体2aを搬出口
1aより搬出するローラ5と、搬送路8中の媒体厚み検
出手段17と、手段17により媒体が重送されたと判断
すると搬送を停止させる手段25とを具備し、ローラ5
下流近傍に、搬出口1aからの媒体に干渉しない不干渉
位置と干渉し媒体の進路を上方に変更させる所定位置と
の間を移動可能な部材50を設け、重送が検出された場
合にローラ5の吸引及びホッパー内の吹き上げをさせつ
つ、部材50を所定位置に移動させると共にローラ5を
正回転して最下端の媒体2aを部材50に沿って所定量
首出しして停止可能とし、ローラ5と首出し媒体との間
にセットしたエラー媒体と、首出し媒体とを、ローラ5
の逆回転によりホッパー内に収容してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近においては、省力化(省人化)の見
地から、銀行等のカード使用明細書や株式等の取引明細
書または種々のチラシ等の内容物を所定枚数自動的に封
筒に封入し、封緘する装置が現われてきている。この封
入・封緘装置の上流部分には、媒体を該封入・封緘装置
の本体部分に供給する媒体供給装置が備えられている。
この媒体を所謂カットシートとし、該媒体供給装置を所
謂ボトムフィード及びエアー浮上方式のカットシートフ
ィーダとしたものが知られている。
【0003】このボトムフィード及びエアー浮上方式の
カットシートフィーダは、カットシートを積み重ねて収
容するホッパーと、このホッパー内のカットシートの上
から下へのシート重量の影響を排除するために、該ホッ
パー内のカットシートをエアーの吹き上げにより浮上さ
せると共に各々分離させる浮上分離手段と、上記ホッパ
ーの下端部に設けられた搬出口近傍に配置され、回転し
ながら上記カットシートを吸引することにより、ホッパ
ー内の最下端に分離されているカットシートを上記搬出
口より搬出するエアーフィードローラと、を具備してい
る。
【0004】しかしながら、このように浮上分離手段の
エアーによりカットシートを1枚づつ分離し、且つエア
ーフィードローラにより最下端に分離されているカット
シートを吸引しながら搬出するようにしても、例えば静
電気等の原因により、シートが2枚以上重送されてしま
うことがある。このような重送が生じると、照合付き
(順番等を示すマーク)シートの場合には、シート用マ
ークリーダを通過するシート順番を変えられないため
に、重送を検出する装置を設けると共に、重送が検出さ
れた場合にはエラーシートをホッパー内の搬出待機位
置、すなわち該ホッパー内の最下面に戻すことが必要と
なる。
【0005】そこで、上記従来のシートフィーダにあっ
ては、上記エアーフィードローラの下流の搬送路中に、
媒体(シート)厚みを検出する媒体厚み検出装置を設
け、この媒体厚み検出装置からの信号により、制御手段
において、搬送されているシートが重送されたものか否
かを判定し、重送されたと判定した場合には、搬送を停
止させ、作業者が重送されたエラーシートを手作業によ
りホッパー内のシートの一番下に戻した後に、搬送を再
開してシートの搬送順番を変えないようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ートフィーダにおいては、以下の問題点がある。すなわ
ち、作業者が重送されたエラーシートを手作業によりホ
ッパー内のシートの一番下に戻すには、ホッパー内の全
てのシートを退かしてからエラーシートをホッパー内の
最下面にセットし、その後退かした全シートを再度ホッ
パー内に戻さなければならないので、作業が非常に煩雑
になるといった問題がある。
【0007】そこで本発明は、重送されたエラー媒体が
簡単にホッパー内の搬出待機位置にセットされる媒体供
給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の媒体供給装置
は、上記目的を達成するために、媒体を積み重ねて収容
するホッパーと、このホッパー内の媒体を吹き上げて浮
上・分離する浮上分離手段と、前記ホッパーの下端部に
設けられた搬出口近傍に配置され、正回転しながら前記
媒体を吸引することにより、前記ホッパー内の最下端の
媒体を前記搬出口より搬出するエアーフィードローラ
と、この搬出された媒体の搬送路中に設けられた媒体厚
みを検出する媒体厚み検出手段と、この媒体厚み検出手
段からの信号に従って、媒体が重送されたと判断する
と、搬送を停止させる制御手段と、を具備した媒体供給
装置において、前記エアーフィードローラ下流近傍に、
前記搬出口より搬送される媒体に干渉しない不干渉位置
と媒体に干渉し該媒体の進路を搬送路の上方に変更させ
る所定位置との間を移動可能なガイド部材を設け、重送
が検出された場合に、前記エアーフィードローラの吸引
及びホッパー内の吹き上げをさせつつ、前記ガイド部材
を所定位置に移動させると共に前記エアーフィードロー
ラを正回転して前記ホッパー内に待機している最下端の
媒体を該ガイド部材に沿って所定量首出しして停止可能
とし、前記エアーフィードローラとこの首出しした部分
との間にセットされた前記重送されたエラー媒体と、該
首出しした媒体とを、前記エアーフィードローラの逆回
転により、前記ホッパー内に収容可能にしてなる。
【0009】
【作用】このような手段における媒体供給装置によれ
ば、通常搬送時には、ガイド部材は搬送媒体に干渉しな
い不干渉位置に待機している。重送が検出されると、搬
送は停止されるが、エアーフィードローラの吸引及びホ
ッパー内の吹き上げをさせた状態で、ガイド部材が所定
位置に移動されると共にエアーフィードローラが正回転
して、ホッパー内に待機している最下端の媒体が該ガイ
ド部材に沿ってその進路を該搬送路の上方に変えられて
所定量首出しして停止する。作業者は、この所定量首出
しした部分とエアーフィードローラとの間に重送された
エラー媒体をセットする。そして、エアーフィードロー
ラを逆回転すると、重送されたエラー媒体及び首出しし
た媒体は、ホッパー内に収容される。この重送されたエ
ラー媒体のホッパー内の搬出待機位置、すなわち最下端
へのセットは、手作業によるホッパー内の全ての媒体の
取り出し・再セットを伴わないので、極めて簡易であ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す媒体供給装置の概
略構成図であり、本媒体供給装置は封入封緘装置に適用
されている。
【0011】この媒体供給装置に用いられる媒体はカッ
トシートであり、該媒体供給装置はボトムフィード及び
エアー浮上方式のカットシートフィーダである。
【0012】同図において、符号1はホッパーを示して
おり、このホッパー1内には媒体としてのカットシート
2が積み重ねて収容されている。ホッパー1下方は開放
されており、この開放部分にはエアー箱3が配設されて
いる。このエアー箱3は内部が空洞にされており、その
上面3aには内外を連通する複数の開口部3bが形成さ
れている。
【0013】ホッパー1の図における左下端部には搬出
口1aが設けられており、この搬出口1aには、タイミ
ングベルト7を介してモータ4により駆動されるエアー
フィードローラ5が設けられている。このエアーフィー
ドローラ5も上記エアー箱3と同様に内部が空洞にされ
ており、その外周面5aには内外を連通する複数の開口
部5bが形成されている。
【0014】上記エアー箱3の近傍には、ブロワーモー
タにより駆動されるブロワーファン6が設けられてお
り、このブロワーファン6のブロー管6aは上記エアー
箱3内に、バキューム管6bはエアーフィードローラ5
内にそれぞれ接続されている。また、エアー箱3内とエ
アーフィードローラ5内のエアーは連通状態にあり、従
って、ブロワーファン6がブロワーモータにより駆動す
ると、エアー箱3の開口部3bからはエアーが吹き出さ
れてホッパー1内のカットシート2は吹き上げられて浮
上すると共にその各々が分離し、エアーフィードローラ
5の開口部5bからはエアーが吸い込まれて該分離され
た最下端のカットシート2aが該エアーフィードローラ
5に吸引されるようになっている。
【0015】このように構成されたカットシートフィー
ダの下流、すなわち搬出口1aの下流には搬送路8が形
成されている。この搬送路8には、タイミングベルト9
を介してモータ10により駆動される駆動ローラ11,
12と、この駆動ローラ11,12に当接しながら回転
しシート2を駆動ローラ11,12との間に挟んで進行
方向(図における左方向)に案内するローラ13,14
と、これらローラ111,13とローラ12,14との
間に配設された各一対のアイドラー15,16と、が設
けられている。従って、モータ10が駆動すると、搬出
口1aから搬出されたシート2は、上記ローラの回転に
伴って、図示左方向に搬送される。
【0016】上記搬送路8の上流側には媒体厚み検出装
置17が設けられている。この媒体厚み検出装置17は
所謂ローラピックアップ方式の媒体厚み検出装置であ
り、ローラ11,13により移動してきたシート2を図
示の進行方向に案内する第1のローラ30と、この第1
のローラ30に当接しながら回転し、シート2を第1の
ローラ30との間に挟んで進行方向に案内する第2のロ
ーラ33と、第1のローラ30を一端に回転自在に支持
すると共に、他端が支軸31により回動可能に支持され
たアーム32と、このアーム32の変位を検出する厚み
センサ23とから構成されており、シート2を第1のロ
ーラ30と第2のローラ33との間に通過させ、このシ
ート2通過時のアーム32の回動変位を厚みセンサ23
により検出するというものである。
【0017】上記ローラ12,14のさらに下流にはス
トップゲート20が設けられている。このストップゲー
ト20は図示されないソレノイドにより支軸20aを支
点として回動可能となっており、このストップゲート2
0の回動によりシート2の後段への進路の遮断・開放が
なされるようになっている。
【0018】上記エアーフィードローラ5の図示左側上
方には、本実施例の特徴をなすガイド部材(アウトセッ
トガイド)50が配設されている。このガイド部材50
は薄板状をなす部材50aによりその主要部分が構成さ
れており、該薄板状部材50aは、図示されないソレノ
イドにより支軸50bを支点として回動可能となってい
る(図3参照)。そして、通常のカットシート搬送時に
は、薄板状部材50aは、図3(d)に示されるよう
に、該カットシート2の搬送の邪魔とならない退避位置
(カットシート2に干渉しない不干渉位置)に待機して
おり、カットシートの重送が検出された場合には、図3
(a)〜(c)に示されるように、薄板状部材50a
は、ソレノイドにより支軸50bを支点として図におけ
る時計回りに回動して所定位置に位置し、ホッパー1か
らの搬出されるカットシートの進路を該搬送路の上方に
変更させるようになっている(詳しくは後述)。
【0019】なお、符号21は搬送路8中に設けられた
カットシート2のマーク(例えばシートの順番を表すも
の)を検出するシート用マークリーダである。
【0020】上記シートフィーダには、該シートフィー
ダの動作を制御する制御手段45が設けられている。こ
の制御手段45は、シート用マークリーダ21、厚みセ
ンサ23からの信号を受信し、これら信号に基づいて、
上記モータ4を駆動するモータドライバ4a、ブロワー
モータを駆動するモータドライバ6a、モータ10を駆
動するモータドライバ10a、ストップゲート20を駆
動するソレノイドに、それぞれ信号を送出する通常の制
御手段(従来と同様なもの)25と、通常の制御手段2
5において重送が検出されると該通常の制御手段25に
代えて、エアーフィードローラ5を正転または逆転駆動
させるためのマニュアルスイッチ5X、ガイド部材50
を図における時計回りまたは反時計回りに駆動させるた
めのマニュアルスイッチ50X、エラーシート及び首だ
ししたシートのホッパー内へのセット(詳しくは後述)
の完了を検出する例えば搬出口1a近傍に配設された搬
入センサ36からの信号を受信し、モータ4を駆動する
モータドライバ4a、ブロワーモータを駆動するモータ
ドライバ6a、ガイド部材50を駆動するソレノイド
に、それぞれ信号を送出するエラー制御手段35と、か
ら構成されている。
【0021】上記通常の制御手段25とエラー制御手段
35とは相補的に機能する。すなわち、通常の制御手段
25が機能している時はエラー制御手段35は機能して
おらず、該エラー制御手段35から各ドライバ4a,6
a,ガイド部材50のソレノイドへは信号の送出はなさ
れない。また、エラー制御手段35が機能している時は
通常の制御手段25は機能しておらず、該通常の制御手
段25から各ドライバ4a,6a,10a、ストップゲ
ート20のソレノイドへは信号の送出はなされない。
【0022】上記制御手段45は所謂マイクロコンピュ
ータであり、その内部のROM(不図示)にはプログラ
ムが書き込まれ、RAM(不図示)には各設定値やデー
タテーブルが記憶処理される。ROMに書き込まれたプ
ログラムをフローチャートで示すと図2のようになる。
【0023】以下、プログラムに従い本装置の動作を説
明する。先ず、ステップ1において、通常の制御手段2
5からモータドライバ6aにオン信号を送出してブロワ
ーファン6を駆動する。すると、エアー箱3の開口部3
bよりエアーが吹き出され、ホッパー1内の各シート2
は吹き上げられて浮上すると共に各々分離する。この
時、エアーフィードローラ5の開口部5bからはエアー
が吸い込まれて該分離された最下端のカットシート2a
の先端(図1における左端)が該エアーフィードローラ
5に吸引される。これと同時に、通常の制御手段25か
らモータドライバ4aに正転オン信号を送出してモータ
4を駆動しエアーフィードローラ5を正回転させる。す
ると、エアーフィードローラ5に吸引されていた最下端
のカットシート2aが、該エアーフィードローラ5の正
回転に伴ってホッパー1の搬出口1aより搬出される。
これと同時に、通常の制御手段25からモータドライバ
10aにオン信号を送出してモータ10を駆動し、搬送
路8中の駆動ローラ11,12を作動させる。すると、
搬出口1aより搬出されてきたカットシートは、先ずロ
ーラ11,13に、次いで一対のアイドラー15に、次
いで一対のアイドラー16に、さらにローラ12,14
にそれぞれ案内されて下流に搬送され、通常の制御手段
25からのソレノイドへのオフ信号により進路を遮断し
ているストップゲート20により一旦停止される。そし
て、通常の制御手段25によりタイミングがとられ、ソ
レノイドへオン信号が送出されて進路が開放されること
により、ストップゲート20において待機していたカッ
トシートは後段へと搬出される。この搬出の完了を例え
ばセンサ等により通常の制御手段25が検知すると、該
ストップゲート20は通常の制御手段25からのソレノ
イドへのオフ信号により再度進路を遮断する。
【0024】上記カットシートの搬送中にあっては、媒
体厚み検出装置17によりシート厚みが検出されてお
り、この媒体厚み検出装置17の厚みセンサ23からの
信号により、該通常の制御手段25においてカットシー
トの重送の正否を判定する。
【0025】そして、ステップ2に示されるように、カ
ットシートが重送されたと判定したた場合には、ステッ
プ3へ進み、ステップ3において、正規のカットシート
及び重送されたエラーシートを一旦停止させる。これ
は、上述のように、既になされているストップゲート2
0による進路の遮断により行われる。これと共に、通常
の制御手段25からモータドライバ4aにオフ信号を送
出してモータ4を停止しエアーフィードローラ5を停止
させる。すると、ホッパー1からの次のカットシートの
搬出が停止される。これと同時に、通常の制御手段25
からモータドライバ10aにオフ信号を送出してモータ
10を停止し搬送路8中の駆動ローラ11,12を停止
させる。なお、ストップゲート20により重送されたカ
ットシートはその進行を妨げられているので、該駆動ロ
ーラ11,12は停止させずにそのまま駆動するように
しても構わない。
【0026】そして、ステップ4へ進み、ステップ4に
おいて、作業者が重送されたカットシートのうちに上側
のカットシート、すなわちエラーシートを取り出す。こ
のステップ1〜ステップ4までの動作は従来技術と同様
である。
【0027】上記搬送の停止と同時に、通常の制御手段
25からはエラー制御手段35へエラー信号が送出され
る。このエラー制御手段35が該エラー信号を受信する
と、通常の制御手段25に代えてその機能を発揮する。
すなわち、エラー制御手段35からモータドライバ6a
にオン信号を送出してブロワーファン6をそのまま駆動
させる。すると、先と同様に、ホッパー1内の各シート
2はそのまま浮上して各々分離すると共に、最下端のカ
ットシート2aの先端が該エアーフィードローラ5に吸
引される。このブロワーファン6の駆動は、通常の制御
手段35による制御終了後に停止させずに連続して行う
ようにしても良く、また後述のホッパー1内のカットシ
ートの首出し動作時に駆動させるようにしても良い。
【0028】そして、ステップ5へ進み、ステップ5に
おいて、作業者がマニュアルスイッチ50Xをオンする
と、エラー制御手段35からガイド部材50のソレノイ
ドにオン信号を送出し、薄板状部材50aをソレノイド
により支軸50bを支点として図における時計回りに回
動させ、図3(a)に示されるように、ホッパー1から
の搬出されるカットシートの進路中に、この薄板状部材
50aの上面が斜めに対向するように位置させる。
【0029】そして、ステップ6へ進み、ステップ6に
おいて、作業者がマニュアルスイッチ5Xのエアーフィ
ードローラ正転スイッチをオンすると、エラー制御手段
35からモータドライバ4aに正転オン信号を送出して
モータ4が所定量(所定時間)駆動され、エアーフィー
ドローラ5も所定量正回転する。すると、エアーフィー
ドローラ5に吸引されていた最下端のカットシート2a
が、該エアーフィードローラ5の所定量の正回転に伴っ
てホッパー1の搬出口1aより搬出され、この搬出口1
aより搬出されたカットシート2aは、図3(a)に示
されるように、薄板状部材50aの上面にそって案内さ
れ、所定量首出しする。この首出し量は、本実施例にお
いては、50mm〜100mmとなっている。
【0030】そして、ステップ7へ進み、ステップ7に
おいて、作業者が、上記ステップ4において取り出した
エラーシート2Aを、上記首出しさせたカットシート2
aとエアーフィードローラ5との間にセットする。
【0031】そして、ステップ8へ進み、ステップ8に
おいて、作業者がマニュアルスイッチ5Xのエアーフィ
ードローラ逆転スイッチをオンすると、エラー制御手段
35からモータドライバ4aに逆転オン信号を送出して
モータ4が逆転駆動され、エアーフィードローラ5も逆
回転する。すると、首出しさせたカットシート2aとエ
アーフィードローラ5との間にセットされ該エアーフィ
ードローラ5に吸引されていたエラーシート2Aが、図
3(b)に示されるように、該エアーフィードローラ5
の逆回転に伴ってホッパー1内に収容される。このよう
にして、エラーシート2Aがホッパー1内に収容された
ら、今度は、図3(c)に示されるように、首出しして
いたカットシート2aがホッパー1内に収容される。
【0032】そして、ステップ9へ進み、ステップ9に
おいて、このエラーシート2A及び首出ししていたカッ
トシート2aのホッパー1内への収容が、上記搬入セン
サ36からの信号によりエラー制御手段35において検
出されたら、エラー制御手段35からモータドライバ4
aに停止信号を送出してモータ4を停止してエアーフィ
ードローラ5を停止させると共に、該エラー制御手段3
5からガイド部材50のソレノイドにオフ信号を送出
し、薄板状部材50aをソレノイドにより支軸50bを
支点として図における反時計回りに回動させ、図3
(d)に示されるように、通常搬送時にカットシート搬
送の邪魔とならない退避位置に退避させる。
【0033】このソレノイドへのオフ信号が送出された
ら、ステップ10へ進み、ステップ10において、該エ
ラー制御手段35から通常の制御手段25へエラー制御
解除信号を送出し、該通常の制御手段25がこのエラー
制御解除信号を受信すると、エラー制御手段35に代え
てその機能を発揮する。すなわち、ステップ1と同様な
通常の制御を開始し、このフローは終了する。
【0034】このように、本実施例においては、エアー
フィードローラ5下流近傍に、搬出口1aより搬送され
るカットシートに干渉しない不干渉位置とカットシート
に干渉し該カットシートの進路を搬送路8の上方に変更
させる所定位置との間を回動可能なガイド部材50を設
け、重送が検出された場合に、エアーフィードローラ5
の吸引及びホッパー1内の吹き上げをさせつつ、ガイド
部材50を所定位置に移動させると共にエアーフィード
ローラ5を正回転してホッパー1内に待機している最下
端のカットシート2aを該ガイド部材50に沿って所定
量首出しして停止可能とし、エアーフィードローラ5と
この首出しした部分との間に作業者によりセットされた
エラーシート2Aと、該首出ししたカットシート2aと
を、エアーフィードローラ5の逆回転により、順次ホッ
パー1内に収容可能としているので、手作業によるホッ
パー1内の全てのカットシートの取り出し・再セットを
することなく、重送されたエラーシート2Aのホッパー
1内の搬出待機位置、すなわち最下端へのセットができ
るようになっている。従って、セット作業を極めて簡易
とすることが可能となっている。
【0035】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であるというのはいうまでもなく、例え
ば、上記実施例においては、ガイド部材50の不干渉位
置(退避位置)と所定位置との間の回動をソレノイドに
より行うようにしているが、モータにより行なうように
しても良い。また、該ガイド部材50の不干渉位置と所
定位置との間の移動を回動ではなく、往復直線運動によ
り行うことも可能である。
【0036】また、上記実施例においては、エラーシー
ト2A復帰時のガイド部材50の駆動及びエアーフィー
ドローラ5の正・逆転駆動を、マニュアルスイッチ50
X,5Xからの入力をエラー制御手段35が受けて該エ
ラー制御手段35により自動的に行なうようにしている
が、ガイド部材50にマニュアルレバーを、エアーフィ
ードローラ5にペーパーフィード用のノブをそれぞれ設
け、これらの手動操作により動作させるようにしても良
い。また同様に、エラーシート2A及び首出ししていた
カットシート2aのホッパー1内への収容を、搬入セン
サ36ではなく作業者の目視により確認し、エアーフィ
ードローラ5の停止及びガイド部材50の退避位置への
移動を行なうようにしても良い。
【0037】さらにまた、上記実施例においては、媒体
供給装置を封入封緘装置に適用した例が述べられている
が、封入封緘装置に限定されるものではなく、また媒体
も上記実施例に示されたカットシートに限定されるもの
では勿論ない。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の媒体供給装
置によれば、手作業によるホッパー内の全ての媒体の取
り出し・再セットをすることなく、重送されたエラー媒
体のホッパー内の搬出待機位置、すなわち最下端へのセ
ットができるので、作業が極めて簡易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す媒体供給装置の概略構
成図である。
【図2】図1中の制御手段に記憶されたプログラムのフ
ローチャートである。
【図3】同上装置の要部の動作を表したガイド部材及び
エアーフィードローラの各動作説明図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 1a 搬出口 2 媒体 2A エラー媒体 2a 最下端の媒体 3,6 浮上分離手段 5 エアーフィードローラ 8 搬送路 17 媒体厚み検出手段 25,35 制御手段 50 ガイド部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を積み重ねて収容するホッパーと、 このホッパー内の媒体を吹き上げて浮上・分離する浮上
    分離手段と、 前記ホッパーの下端部に設けられた搬出口近傍に配置さ
    れ、正回転しながら前記媒体を吸引することにより、前
    記ホッパー内の最下端の媒体を前記搬出口より搬出する
    エアーフィードローラと、 この搬出された媒体の搬送路中に設けられた媒体厚みを
    検出する媒体厚み検出手段と、 この媒体厚み検出手段からの信号に従って、媒体が重送
    されたと判断すると、搬送を停止させる制御手段と、を
    具備した媒体供給装置において、 前記エアーフィードローラ下流近傍に、前記搬出口より
    搬送される媒体に干渉しない不干渉位置と媒体に干渉し
    該媒体の進路を搬送路の上方に変更させる所定位置との
    間を移動可能なガイド部材を設け、 重送が検出された場合に、前記エアーフィードローラの
    吸引及びホッパー内の吹き上げをさせつつ、前記ガイド
    部材を所定位置に移動させると共に前記エアーフィード
    ローラを正回転して前記ホッパー内に待機している最下
    端の媒体を該ガイド部材に沿って所定量首出しして停止
    可能とし、 前記エアーフィードローラとこの首出しした部分との間
    にセットされた前記重送されたエラー媒体と、該首出し
    した媒体とを、前記エアーフィードローラの逆回転によ
    り、前記ホッパー内に収容可能にしてなる媒体供給装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011011322A1 (de) * 2011-02-16 2012-08-16 Heidelberger Druckmaschinen Ag Anleger für drucktechnische Maschine und Verfahren zum Betreiben eines solchen
CN109807988A (zh) * 2019-03-08 2019-05-28 杭州富庆纸制品有限公司 一种模切压痕机的进料装置

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