JPH07303U - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JPH07303U
JPH07303U JP3180393U JP3180393U JPH07303U JP H07303 U JPH07303 U JP H07303U JP 3180393 U JP3180393 U JP 3180393U JP 3180393 U JP3180393 U JP 3180393U JP H07303 U JPH07303 U JP H07303U
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drainage tube
endoscope
tip
wire
guide wire
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JP3180393U
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喜生 小貫
勉 岡田
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガイドワイヤ及び内視鏡を体腔内に残した状態
でドレナージチューブを容易に回収するようにした内視
鏡用処置具を提供すること。 【構成】内視鏡用処置具10は、内孔21を有するドレ
ナージチューブ20とドレナージチューブ回収具30と
から構成されている。回収具30は、導孔31aを有す
るつまみ31と、このつまみ31に基端部を固定した軸
方向の内孔32aを有する可撓性のシース32と、この
シース32の先端部に固定される軸方向の透孔33aを
有する先端チップ33とから構成されている。先端チッ
プ33の先端近傍には外周方向に凸出した突起部331
が設けられ、この突起部の先端側には先端部外径が突起
部外径より小さくして後述する被嵌合部に嵌入し易く形
成したテーパ部332が設けられている。そして、ドレ
ナージチューブ20の後端部には先端チップ33の突起
部331を嵌入する溝部22が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、体腔内に留置するドレナージチューブを使用する内視鏡用処置具に に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内に細長の挿入部を挿入して、体腔内を目視観察、或は、モニタ観 察したり、必要に応じて内視鏡に設けた処置具用チャンネル内に各種処置具を挿 通して治療・処置を行なうことのできる医療用内視鏡が広く利用されている。
【0003】 内視鏡の処置具用チャンネルを介して体腔内の、例えば、十二指腸乳頭内に挿 入させる処置具には、造影チューブ,バルーンカテーテル,ドレナージチューブ などがある。
【0004】 前記ドレナージチューブは、例えば、胆管や膵管の狭窄部に留置して体液など の排出路を形成するものである。 このドレナージチューブを例えば胆管の狭窄部に留置する際、まず、ドレナー ジチューブの内腔にガイドワイヤを挿通し、内視鏡の処置具用チャンネルからガ イドワイヤを胆管の狭窄部に挿入する。次いで、このガイドワイヤをドレナージ チューブの内孔に挿通しプッシングチューブを用いて狭窄部まで案内することに よって容易に留置できることが知られている。
【0005】 このことから、ドレナージチューブを交換する際にも、留置されているドレナ ージチューブを回収する前に内視鏡の処置具用チャンネルを介してドレナージチ ューブ内にガイドワイヤを挿通し、このガイドワイヤを狭窄部に挿通した状態で ドレナージチューブのみを体腔内から抜去し、交換した新しいドレナージチュー ブの内孔にガイドワイヤを挿通して再び狭窄部に留置してからガイドワイヤを抜 去することが望ましい。
【0006】 しかし、狭窄部に留置したドレナージチューブを回収するには、実公平3―2 3212号公報に示される把持鉗子や実開平3―54615号公報に示されるバ スケットカテーテルを用いていた。
【0007】 このため、前記実公平3―23212号公報に示される把持鉗子や実開平3― 54615号公報に示されるバスケットカテーテルなどの処置具の構造では、処 置具内にガイドワイヤを挿通することができず、また、内視鏡のチャンネルを介 してガイドワイヤをドレナージチューブに挿通させたとしてもドレナージチュー ブを抜去する際には体腔内に挿入した内視鏡とドレナージチューブとをいっしょ に抜去しなければならないので、ガイドワイヤだけを狭窄部に残して置くことが できないため、当然、ドレナージチューブを交換して新しいドレナージチューブ を再度狭窄部に留置する際には内視鏡を再び体腔内に挿入してからガイドワイヤ を挿通してドレナージチューブを挿入しなければならなかった。
【0008】 そこで、図17に示すように内孔1aを有するドレナージチューブ1とドレナ ージチューブ回収具(以下回収具と記載)2とからなる内視鏡用処置具3が考案 されている。 図に示すように回収具2は、回転追従性の良い、例えば、多状コイルやステン レス性ブレード入りテフロンチューブなどからなる軸方向の内孔4aを有する細 長な可撓性シース4の基端部をつまみ5に固定し、この可撓性シース4の先端部 に軸方向の透孔6aを有する先端チップ6を固定している。この先端チップ6の 外周にはテーパ状の雄ねじ部6bが形成されている。
【0009】 なお、先端チップ6の透孔6aは、可撓性シース内腔4aを介して可撓性シー ス4の基端部が固定されているつまみ5の導孔5aに連通している。また、導孔 5aから透孔6aに至る内孔4aにはガイドワイヤ7が進退自在に挿通可能とな っている。さらに、ドレナージチューブ1の後端部には前記先端チップ6の外周 に形成したテーパ状の雄ねじ部6bと螺合する雌ねじ部1bが形成されている。
【0010】 図18を参照して狭窄部に留置したドレナージチューブ1の交換について説明 する。 まず、内視鏡8を体腔内に挿通して留置されているドレナージチューブ1を発 見する。次に、内視鏡8の図示しない処置具用チャンネルを介してガイドワイヤ 7をドレナージチューブの内孔1aに挿通する。続いて、ガイドワイヤ7を回収 具2の内孔4aに挿通し、子のガイドワイヤ7に沿わせて回収具2を挿入して、 回収具2の先端チップ6とドレナージチューブ1の後端部とを突き当てる。この 状態で、つまみ5を回転させて先端チップ6の雄ねじ部6bを回転させてドレナ ージチューブ1の後端部に形成した雌ねじ部1bに螺合させていく。
【0011】 そして、回収具2の雄ねじ部6bとドレナージチューブ1の雌ねじ部1bとが 螺合することによってドレナージチューブ1と回収具2とが一体的に固定される 。ここで、ガイドワイヤ7を体腔内に残した状態で、回収具2及びドレナージチ ューブ1を内視鏡8の処置具チャンネルを介して抜去し、新しいドレナージチュ ーブ1をガイドワイヤ7に沿って狭窄部に留置して、ガイドワイヤ7及び内視鏡 8を体腔内から抜去してドレナージチューブ1の交換を終了する。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ドレナージチューブの雌ねじ部に回収具の雄ねじ部を螺合させ るためにつまみを回転させたとき、この回転力を伝達するシースと処置具チャン ネル内壁との間に発生する摩擦及びシースと内視鏡先端に設けた起上台などとの 間に発生する摩擦などによって回転力が減衰する。
【0013】 このため、シースの先端に固定した先端チップの雄ねじ部とドレナージチュー ブの雌ねじ部とを螺合するためには、つまみを相当量回転させる必要があり、非 常に煩わしい作業となり、その結果、ドレナージチューブを容易に回収すること は困難であった。
【0014】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、ガイドワイヤ及び内視鏡を体 腔内に残した状態でドレナージチューブを容易に回収するようにした内視鏡用処 置具を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案による内視鏡用処置具は、内視鏡の処置具用チ ャンネルを介して体腔内に挿入される内視鏡処置具であって、 被嵌合部を後端部側に設けた体腔内に留置するドレナージチューブと、このド レナージチューブに設けた被嵌合部に嵌合する嵌合部を先端部側に設けると共に 、前記ドレナージチューブの内孔を挿通するガイドワイヤが挿通可能な透孔を軸 方向に有するドレナージチューブ回収具とを具備した。
【0016】
【作用】
この構成で、体腔内に留置しているドレナージチューブを回収する際、まず、 ドレナージチューブの内孔にガイドワイヤを挿通する。次に、このガイドワイヤ をドレナージチューブの内孔に挿通させ、このガイドワイヤに沿ってドレナージ チューブ回収具を所定位置まで挿入する。そして、ドレナージチューブ回収具に 設けた嵌合部をドレナージチューブに設けた被嵌合部に嵌合させて、ドレナージ チューブとドレナージチューブ回収具とを一体的に接続固定して抜去する。この とき、ガイドワイヤ及び内視鏡は体腔内に留置されているので、引き続き、新し いドレナージチューブをガイドワイヤに沿って挿入して狭窄部に留置する。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1は内視鏡用処置具の嵌合部及 び被嵌合部の概略構成を示す断面図、図2は内視鏡用処置具の作用を説明する図 である。
【0018】 図1に示すように内視鏡用処置具10は、内孔21を有する造影剤入りのポリ エチレンなどの合成樹脂で形成されたドレナージチューブ20とドレナージチュ ーブ回収具(以下回収具と記載)30とから構成されている。
【0019】 図に示すように前記回収具30は、導孔31aを有するつまみ31と、このつ まみ31に基端部を固定し例えば多状コイルやステンレス性ブレード入りテフロ ンチューブなどからなる軸方向の内孔32aを有する可撓性のシース32と、こ のシース32の先端部に固定される軸方向の透孔33aを有する先端チップ33 とから構成されている。
【0020】 前記先端チップ33の先端近傍には外周方向に凸出した嵌合部となる突起部3 31が設けられ、この突起部の先端側には先端部にいくに従って外径が徐々に小 径となるように形成して後述する被嵌合部に嵌入し易くしたテーパ部332が設 けられている。
【0021】 なお、先端チップ33の透孔33aは、シース32の内孔32aを介してシー ス32の基端部に固定されたつまみ31の導孔31aに連通している。 また、導孔31aから透孔33aに至る内孔32aにはガイドワイヤ34が進 退自在に挿通可能となっている。 さらに、ドレナージチューブ20の後端部には前記先端チップ33の突起部3 31が嵌入する被嵌合部である溝部22が形成されている。すなわち、先端チッ プ33の先端外径寸法は、ドレナージチューブ20の内孔21の直径よりも小さ く形成されている。 ここで、符号23は、ドレナージチューブ20の一側面に離間して配置した外 周方向に突出する一対のサイドフラップである。
【0022】 上述のように構成した内視鏡用処置具10の作用を説明する。 まず、体腔内に側視型内視鏡40を挿入して観察光学系からの内視鏡画像を観 察して十二指腸乳頭から胆管に留置されているドレナージチューブ20を発見す る。このとき、ドレナージチューブ20は、溝部22を有する後端部側が十二指 腸内に突出する向きで留置されている。
【0023】 次に、ガイドワイヤ34を内視鏡40の図示しない処置具用チャンネルを介し てドレナージチューブ20の内孔21に挿通し、胆管の狭窄部よりも先の位置ま で挿入する。
【0024】 続いて、回収具30の挿通穴31a,32a,33aにガイドワイヤ34を挿 通させ、このガイドワイヤ34に沿って回収具30を挿入していく。すると、回 収具30の先端に設けた先端チップ33とドレナージチューブ20の後端部端面 とが対設する。
【0025】 ここで、先端チップ33に設けた突起部331をドレナージチューブ20の後 端部開口に位置決めして押し込むと、先端チップ33の突起部331がドレナー ジチューブ20の溝部22に嵌入して、ドレナージチューブ20と回収具30と を一体固定する。
【0026】 この状態で、ガイドワイヤ34を残した状態で回収具30に一体固定したドレ ナージチューブ20を内視鏡40の処置具用チャンネルを介して抜去し、再び、 新しいドレナージチューブ20をガイドワイヤ34に沿って狭窄部に留置後、ガ イドワイヤ34及び内視鏡40を体腔内から抜去してドレナージチューブ20の 交換・留置を終了する。
【0027】 このように、ドレナージチューブ回収具の突起部をドレナージチューブの溝部 に押し込んで嵌合固定するだけで、ドレナージチューブを留置した胆管、或は、 膵管などの管腔内からドレナージチューブを容易に抜去することができる。
【0028】 また、ガイドワイヤ及び内視鏡を胆管、或は、膵管などの体腔内に残したまま 、ドレナージチューブの回収ができるので、ドレナージチューブを再度留置する 際には、体腔内に残した内視鏡及びガイドワイヤに沿ってドレナージチューブを 挿入して容易に留置することができる。このことにより、患者への苦痛をやわら げることができると共に、体腔内の組織を保護することができる。
【0029】 ところで、上述のように構成した内視鏡処置具のドレナージチューブを以下の ように構成することができる。
【0030】 図3に示すように本実施例のドレナージチューブ20aは、略Y字状に形成さ れている。すなわち、ドレナージチューブ20aは、太径管部200と、この太 径管部200の内孔210に接続する内孔211,212を有する二本の細径管 部201,202とで形成されている なお、図4に示すように前記二本の細径管部201,202を直線状態にした とき、二本の細径管部201,202を合わせた外径が太径管部200の外径と 略同径になるように形成している。 また、細径管部201,202の内孔211,212にはガイドワイヤが進退 自在に挿通可能であり、太径管部200の内孔には細径管部201,202の内 孔211,212を挿通する2本のガイドワイヤが進退自在に挿通可能になって いる。 さらに、太径管部200の後端部にはドレナージチューブ回収具の突起部を嵌 入する被嵌合部としての溝部22が形成されている。
【0031】 図5ないし図7を参照して上述のように形成したドレナージチューブの作用を 説明する。 まず、図5に示すように体腔内に挿入した内視鏡40の処置具用チャンネル4 1を介して十二指腸乳頭から総胆管91を経て左右胆管92a,92bの狭窄部 94a,94bを越えるようにガイドワイヤ93a,93bを挿通する。
【0032】 次に、ドレナージチューブ20aの細径管部201,202の内孔211,2 12にガイドワイヤ93a,93bをそれぞれ挿通し、プッシングチューブ95 を用いてドレナージチューブ20aをガイドワイヤ93a,93bに沿って挿入 して行く。
【0033】 すると、図6に示すように左右胆管92a,92bの狭窄部94a,94bに ドレナージチューブ20aが到達する。
【0034】 この状態で、ガイドワイヤ93a,93bを内視鏡40の処置具用チャンネル 41を介して抜去し、続いて内視鏡40を体腔内から抜去して、図7に示すよう にドレナージチューブ20aの狭窄部への留置を終了する。
【0035】 このように、左右胆管の狭窄部にドレナージチューブを一度に留置することに よって、胆管が狭窄を起こしている場合でも、胆管と総胆管との間で体液の排出 路を形成することができる。
【0036】 なお、本実施例のドレナージチューブ20aを回収する際は、前記実施例と同 様にドレナージチューブ回収具30を用いて回収を行えるので説明を省略する。 本実施例において前記実施例と同部材のものには同符号を付して説明を省略し ている。
【0037】 また、図8に示すようにドレナージチューブ20aの細径管部200bと太径 管部200aとを同部材で形成しても良く、同部材で形成することによって細径 管部と太径管部との接続部を無くすことができるので、接続部を太径にすること がなくなる。
【0038】 さらに、図9に示すようにドレナージチューブ20aの太径部200aに案内 溝203a,203bを設けたり、図10に示すように例えばダブルルーメンチ ューブ204でドレナージチューブ20aを形成することにより、太径部204 aの内孔204b,204cをそれぞれ別々に形成している。このことにより、 ガイドワイヤ挿通時にガイドワイヤ同士の干渉を無くすことができるので、ドレ ナージチューブをよりスムースに狭窄部まで挿入することが可能となる。
【0039】 又、図11に示すようにドレナージチューブ20aの太径部200aの長さを 後端部が十二指腸乳頭から突出するくらい長く形成すると共に、この太径部20 0aの後端部近傍にフラップ205を設け、中途部に開口部206を形成するこ とにより、図12に示すように左右胆管の狭窄部に細径管部200bを配置した 状態で太径管部200aの後端部を十二指腸乳頭から突出した状態で留置するこ とができる。このことにより、胆管と総胆管との間及び総胆管と十二指腸間との 体液の排出を同時に行うことができる。
【0040】 ところで、上述のようにドレナージチューブを留置、或は、抜去するときに内 視鏡用処置具を挿通する側視型内視鏡の先端部には処置具を起立させるための起 上台が設けられ、ワイヤ管路内を挿通する起上ワイヤを牽引操作することによっ て起上台が起立するようになっていた。
【0041】 そして、ワイヤ管路内を挿通する起上ワイヤとワイヤ管路内との間の隙間が大 きいとガタが発生して起上台を完全に起立させることができないので、起上ワイ ヤとワイヤ管路内との間の隙間をできるだけ少なくしていた。
【0042】 このため、起上ワイヤ管路に専用に設けた洗浄口から送液を行って洗浄を行お うとしても、起上ワイヤとワイヤ管路内との間の隙間が少ないために十分な量の 洗浄液を流すことができなかった。そこで、以下のように構成することによって 洗浄性の良い起上台を備えた側視型内視鏡を提供することができる。
【0043】 図13及び図14に示すように起上台42の側方には突出したピン43が固定 されており、このピン43が内視鏡40の先端構成部44に形成したピンガイド 溝45に着脱自在に嵌合するように形成されている。この起上台42の所定の位 置に固定された起上ワイヤ46は、起上ワイヤ管路47に進退自在に挿通されて おり、図15に示す操作部50に設けた起上ワイヤ取り出し口51より外部に延 出され、軸52に固定された起上レバー53のワイヤ固定部54に固定用ビス5 5で固定されるようになっている。
【0044】 すなわち、図16に示すように起上ワイヤ46は、ワイヤ固定部54とワイヤ 固定板56との間に挟持され、ワイヤ固定部54とワイヤ固定板56とを連結す る2本の固定用ビス55を締め付けることによって固定されており、当然、固定 用ビス55を緩めれば起上ワイヤ46はワイヤ固定部54及びワイヤ固定板56 から取り外すことができるようになっている。
【0045】 そして、起上レバー53の操作によりワイヤ固定部54を後退させると起上ワ イヤ46が牽引されて、起上台42はピン43を支点軸にして図13の一点鎖線 に示すように回転し、これにより、処置具チャンネル出口41aから突出してい る図示しない処置具を起立させるようになっている。
【0046】 一方、治療・処置に使用した側視型内視鏡を洗浄する際には、まず、起上ワイ ヤ46をワイヤ固定部54から外す。次いで、図14に示すように起上台42を 先端構成部44から取り外して、起上台42と共に起上ワイヤ46を起上ワイヤ 管路47から抜去する。そして、起上台42及び起上ワイヤ46を超音波洗浄機 などで洗浄する一方、起上ワイヤ46を取り外した起上ワイヤ管路47に洗浄液 を流し込んで洗浄を行う。
【0047】 このように、起上ワイヤと起上台とを側視型内視鏡から取り外して超音波洗浄 などで十分に洗浄することができると共に、起上ワイヤ管路内も起上ワイヤ管路 中に起上ワイヤが挿通されていないので、起上ワイヤ取り出し口から管路内に洗 浄液を十分に流し込めるので洗浄性が大幅に向上する。
【0048】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ガイドワイヤ及び内視鏡を体腔内に残し た状態でドレナージチューブを容易に回収するようにした内視鏡用処置具を提供 することができる。
【提出日】平成5年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 そこで、図17に示すように内孔1aを有するドレナージチューブ1とドレナ ージチューブ回収具(以下回収具と記載)2とからなる内視鏡用処置具3が考案 されている。 図に示すように回収具2は、回転追従性の良い、例えば、多コイルやステン レス性ブレード入りテフロンチューブなどからなる軸方向の内孔4aを有する細 長な可撓性シース4の基端部をつまみ5に固定し、この可撓性シース4の先端部 に軸方向の透孔6aを有する先端チップ6を固定している。この先端チップ6の 外周にはテーパ状の雄ねじ部6bが形成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 図18を参照して狭窄部に留置したドレナージチューブ1の交換について説明 する。 まず、内視鏡8を体腔内に挿通して留置されているドレナージチューブ1を発 見する。次に、内視鏡8の図示しない処置具用チャンネルを介してガイドワイヤ 7をドレナージチューブの内孔1aに挿通する。続いて、ガイドワイヤ7を回収 具2の内孔4aに挿通し、子のガイドワイヤ7に沿わせて回収具2を挿入して、 回収具2の先端チップ6とドレナージチューブ1の後端部とを突き当てる。この 状態で、つまみ5を回転させて先端チップ6の雄ねじ部6bを回転させてドレナ ージチューブ1の後端部にねじ込む
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 そして、回収具2の雄ねじ部6bドレナージチューブ1の後端部にねじ込ま れる ことによってドレナージチューブ1と回収具2とが一体的に固定される。こ こで、ガイドワイヤ7を体腔内に残した状態で、回収具2及びドレナージチュー ブ1を内視鏡8の処置具チャンネルを介して抜去し、新しいドレナージチューブ 1をガイドワイヤ7に沿って狭窄部に留置して、ガイドワイヤ7及び内視鏡8を 体腔内から抜去してドレナージチューブ1の交換を終了する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ドレナージチューブ後端に回収具の雄ねじ部をねじ込むために つまみを回転させたとき、この回転力を伝達するシースと処置具チャンネル内壁 との間に発生する摩擦及びシースと内視鏡先端に設けた起上台などとの間に発生 する摩擦などによって回転力が減衰する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 このため、シースの先端に固定した先端チップの雄ねじ部をドレナージチュー ブ後端にねじ込むためには、つまみを相当量回転させる必要があり、非常に煩わ しい作業となり、その結果、ドレナージチューブを容易に回収することは困難で あった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 図に示すように前記回収具30は、導孔31aを有するつまみ31と、このつ まみ31に基端部を固定し例えばコイルやテフロンチューブなどからなる軸方向 の内孔32aを有する可撓性のシース32と、このシース32の先端部に固定さ れる軸方向の透孔33aを有する先端チップ33とから構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡用処置具の嵌合部及び被嵌合部の概略構成を
示す断面図
【図2】内視鏡用処置具の作用を説明する図
【図3】図3ないし図7は内視鏡用処置具のドレナージ
チューブの変形例に係り、図3はドレナージチューブの
断面図
【図4】前記図3ドレナージチューブの細径管部を直線
状態にしたときの図
【図5】ガイドワイヤを挿入している状態を示す図
【図6】ガイドワイヤに沿ってドレナージチューブを挿
通している状態を示す図
【図7】ドレナージチューブを留置した状態を示す図
【図8】ドレナージチューブの応用例を示す断面図
【図9】図9及び図10は図8のドレナージチューブの
他の例に係り、図9は太径管部の案内溝を示す断面図
【図10】ダブルルーメンチューブで形成したドレナー
ジチューブの断面図
【図11】図11及び図12は図8のドレナージチュー
ブのその他の例に係り、図9はドレナージチューブの断
面図
【図12】図11のドレナージチューブの留置状態を示
す図
【図13】図13ないし図16は側視型内視鏡に係り、
図13は側視型内視鏡先端部の起上台を示す説明図
【図14】側視型内視鏡先端部の起上台を取り外した状
態を示す説明図
【図15】側視型内視鏡の起上台及び起上ワイヤなどの
関係を示す説明図
【図16】側視型内視鏡の操作部の概略を示す図
【図17】図17及び図18は従来例に係り、図17は
内視鏡用処置具の接続部の概略構成を示す断面図
【図18】内視鏡用処置具の作用を説明する図
【符号の説明】
10…内視鏡処置具 20…ドレナージチューブ 21…内孔 22…被嵌合部 30…ドレナージチューブ回収具 33a…透孔 34…ガイドワイヤ 331…嵌合部
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月10日
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の処置具用チャンネルを介して体
    腔内に挿入される内視鏡処置具において、 被嵌合部を後端部側に設けた体腔内に留置するドレナー
    ジチューブと、 このドレナージチューブに設けた被嵌合部に嵌合する嵌
    合部を先端部側に設けると共に、前記ドレナージチュー
    ブの内孔を挿通するガイドワイヤが挿通可能な透孔を軸
    方向に有するドレナージチューブ回収具と、 を具備したことを特徴とする内視鏡用処置具。
JP3180393U 1993-06-14 1993-06-14 内視鏡用処置具 Pending JPH07303U (ja)

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