JPH07303918A - 線材巻取機における線材切断装置 - Google Patents

線材巻取機における線材切断装置

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JPH07303918A
JPH07303918A JP9892994A JP9892994A JPH07303918A JP H07303918 A JPH07303918 A JP H07303918A JP 9892994 A JP9892994 A JP 9892994A JP 9892994 A JP9892994 A JP 9892994A JP H07303918 A JPH07303918 A JP H07303918A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で精度の高い切断ができ、切断時
にキャリアの交換が容易にでき、キャリアへの巻取作業
の作業性も向上できるようにする。 【構成】 ドラム1からキャリア4へ落下する落下途中
の線材3を掴持する掴み装置9と、この掴み装置9で掴
む線材3を切断する線材切断機8とを備え、前記掴み装
置9を掴み位置と切断位置とに往復動可能に設け、掴み
装置9で掴持した線材3を前記切断機8に導いて切断す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伸線機等から引出され
ドラムに巻付けた線材を、キャリアに巻取る線材巻取機
における線材切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伸線機等から引出された線材は、
ドラムの回転又は回転ホイルの回転でドラムに巻付けた
後、その重量により前記ドラムの下方に設置するキャリ
アに落下させ、このキャリアに巻束として蓄積して巻取
るようにしており、また、一定長さの線材がキャリアに
巻取られたときには、落下途中の前記線材をペンチ等に
より手動で切断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のように線
材をペンチ等により手動で切断する場合、煩雑な手間を
要するだけでなく、人手を要し不経済な問題があった
し、また、高精度な寸法切りができ難い問題もあった。
【0004】また一方、特許第1,450,148号に
見られるように、前記線材の切断を自動的に行うように
したものも知られているが、この切断装置はドラムに切
欠き部を設けて、この切欠き部に固定刃を内装し、ドラ
ムを定位置に停止させた後、可動刃を移動させて切断す
るようにしているため、ドラムの停止位置を精度よく管
理する必要があるし、また、ドラムに巻付ける線材を切
断するため、切断する線材を押え込んで保持する装置も
必要となって構造が複雑となる問題がある。
【0005】本発明の目的は、簡単な構造で精度の高い
切断ができ、しかもドラムを回転させる構造でも、この
ドラム停止位置の精度を上げずに切断でき、また、ドラ
ムを静止させ、回転ホイルを回転させる構造にも適用で
きる線材切断装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ドラム1に巻付けた線材
を、前記ドラム1の下方に設置するキャリア4に落下さ
せて、該キャリア4に線材を巻取る線材巻取機における
線材切断装置であって、前記ドラム1からキャリア4へ
の線材落下途中に、固定刃6と可動刃7とを備えた線材
切断機8を設けると共に、この切断機8に近接して、落
下途中の線材を掴持する掴み装置9を、掴み位置と前記
切断機8による切断位置とに往復動可能に設け、落下途
中の線材を掴んで前記切断機8で切断するようにしたの
である。
【0007】また、請求項2記載の発明は、ドラム1を
回転させながら線材をキャリア4に落下させて、該キャ
リア4に巻取る線材巻取機における線材切断装置であっ
て、前記ドラム1からキャリア4への線材落下途中に、
落下する線材を案内して上下位置を支持する支持装置1
0と、前記ドラム1を線材の所定長さの螺塚で停止する
停止機構14とを備え、前記ドラム1の回転を停止した
後、掴み装置9で前記線材を掴み、線材切断機8の切断
位置に導いて、該切断機8で切断するようにしたのであ
り、また、請求項3記載の発明は、ドラム1を静止さ
せ、回転ホイル40の回転で前記ドラム1に線材を巻付
けると共に、前記ドラム1から巻付けた線材をキャリア
4に落下させて、該キャリア4に巻取る線材巻取機にお
ける線材切断装置であって、前記ドラム1からキャリア
4への線材落下途中に、落下する線材の落下経路に進入
して前記線材と接触し、該線材の有無を検出する接触片
42を、掴み装置9と共に往復動可能に設けると共に、
前記掴み装置9で掴んだ線材を受止め、前記ドラム1か
ら落下する後続の線材を受取って支持する線材受け43
を、受取位置と放出位置とに移動可能に設け、前記線材
受け43で受止める線材を線材切断機8に導いて、該切
断機8で切断するようにしたのである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、前記ドラム1からキ
ャリア4への線材落下途中に、前記線材切断機8を設け
ると共に、この切断機8の近くに、前記掴み装置9を設
けて、落下途中の線材を掴み前記切断機8で切断するよ
うにしたから、キャリアに巻取る線材が一定長さになっ
たとき、前記掴み装置9を掴み位置に進出させて落下途
中の線材を掴み、前記切断機8での切断位置に導いて自
動的に切断でき、従って、人手による切断作業に比較し
てその労力を解消できるし、また、寸法切りを自動化で
きるから、作業人員を削減できると共に寸法切り精度を
向上できるのであり、また、落下途中の線材を掴んで切
断するのであるから、前記ドラム1が回転する構造で
も、このドラム1の停止位置は従来例に比較して精度を
出さなくともすむし、また、掴み装置9で掴んで切断機
8による切断位置に導いて切断するのであるから、前記
切断機8は静止状に設けることができるし、また、前記
掴み装置9で掴んで切断するのであるから、切断作業時
にキャリア4の交換が行えるし、また、交換されたキャ
リア4へは、前記掴み装置9による線材掴みを解放する
だけで、後続線材の前記キャリア4への巻取り作業を継
続して再開できるのであって、全体として構造簡単にで
きて、しかも、作業性も向上できるのである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記ドラム
1を回転させる構造の線材巻取機に適用するもので、請
求項1記載の切断装置に、前記ドラム1の停止機構14
を設ける他、前記支持装置10を設けたから、前記ドラ
ム1の回転に伴い線材が落下する構造でありながら、こ
の線材の上下位置を保持でき、従って、前記掴み装置9
による前記線材の掴持を確実に行えるのであって、ドラ
ム1の回転に伴って落下する線材を有効に掴んで切断機
8による切断を確実に行うことができるのである。
【0010】また、請求項3記載の発明は、前記ドラム
1を静止させ、回転ホイル40を回転させて線材を前記
ドラム1に巻付け、自重により落下させるようにした構
造の線材巻取機に適用するもので、請求項1記載の切断
装置に前記接触片42を前記掴み装置9と共に往復動可
能に設けると共に、前記線材受43を設けたから、前記
回転ホイル40の回転、つまり伸線機等から引出される
線材のドラム1への巻付作業を停止することなく、前記
線材の切断ができるし、また、この切断時前記線材受け
43により落下する線材を受止めるから、キャリア4の
交換も自由にできるのであって、前記した切断機8によ
る線材の切断を自動化できながら、前記ドラム1への巻
付作業を継続して行え従って、作業性を向上できるので
ある。
【0011】
【実施例】図1,2に示した第1実施例は、ドラム1を
回転させながら、伸線機等2から引出された線材3を巻
取り、線押えロール100で押え込まれた状態で、その
下側から線材3がその自重により同一落下経路を経て前
記ドラム1の下方に設置され、前記ドラム1と同方向に
回転するキャリア4に落下させられて、該キャリア4に
巻取るようにした線材巻取機5に適用したもので、前記
ドラム1からキャリア4への線材落下途中に、固定刃6
と可動刃7とを備えた線材切断機8を設けると共に、こ
の切断機8の近くに、落下途中の線材3を掴持する掴み
装置9を、前記線材が落下する落下経路の掴み位置と、
前記切断機8による切断位置とに往復動可能に設け、更
に、前記ドラム1からキャリア4への落下途中で、前記
掴み装置9に至る途中に、前記ドラム1から落下する線
材3を案内して上下位置を支持する1対の水平ローラ1
1,12及び1つの垂直ローラ13とから成る支持装置
10と、前記ドラム1を線材の所定長さの落下で停止さ
せる停止機構14とを設けたものである。
【0012】前記線材切断機8は、例えば株式会社オグ
ラ製油圧式電動カッターHBCを用いるもので、図3に
示したように前記ドラム1の停止信号を受けて駆動する
モ−タ(図示せず)と、このモ−タの駆動で動作する油
圧シリンダ(図示せず)とを備え、この油圧シリンダの
作動で動作するカッターロッド15に前記可動刃7を、
ボルト止めすると共に、前記油圧シリンダに固定のカッ
ターヘツド16に前記固定刃6をボルト止めし、前記モ
−タ、油圧シリンダ及びカッターへッド16を、前記掴
み装置9で導く線材3を前記固定刃6と可動刃7との切
断位置に案内するガイド溝17をもったカッターケース
18に内装し、このカッターケース18を、前記ドラム
1からキャリア4への線材落下経路から離れた位置に静
止状に設置するのである。
【0013】また、前記掴み装置9は、図2に示したよ
うに前記切断機8に近接して設けるのであって、先端が
内向きに屈曲した1対のアーム20,21を交差させ
て、この交差部を支持軸22により枢着すると共に、こ
れら各アーム20,21の後端部に1対のリンク23,
24を、それぞれ枢軸25,26を介して連結し、これ
らリンク23,24の後端部を集合させて枢軸27を介
して、主にエアーシリンダから成るアーム駆動用往復動
装置(以下アーム駆動シリンダという)28のロッド2
9に連結する一方、前記アーム駆動用シリンダ28及び
前記支持軸22を支持するブラケット30を、移動台3
1に支持し、この移動台31を、ベース台32に取付け
た主としてエアーシリンダから成る移動台駆動用往復動
装置33(以下移動台駆動用シリンダという)に往復動
可能に、即ち、前記ドラム1から落下する線材3の落下
経路に進入して前記線材3を掴持する掴み位置と、前記
切断機8による切断位置とに往復動可能に設けたもので
ある。
【0014】尚、前記ベース台32は、前記伸線機のフ
レ−ムにおける所定高さ位置、つまり、図1に示したよ
うに前記キャリア4の上部近くに位置するように取付け
ると共に、図1,2に示した実施例では、前記ベース台
32に前記切断機8におけるカッターケース18を取付
けている。
【0015】また、前記アーム20,21のうち、一方
のアーム21は、先端部を連結した1対のアーム単体か
ら成るダブル構造とし、他方のアーム20を、そのアー
ム単体の間隔内に介入させて、1対の前記アーム単体と
他方のアーム20とで線材3を挾み込み、線材3を直線
状に、つまり曲げを与えないように掴持できるようにし
ている。
【0016】しかして、前記アーム駆動用シリンダ28
が進出している場合、図1,2及び図4のように前記ア
ーム20,21の先端部は開き、前記シリンダ28を退
入させることにより図5のように閉じて前記線材3を掴
持するのである。そして、前記アーム20,21を開い
た状態で、前記移動台駆動用シリンダ33を進出させる
ことにより図1のように前記線材3の落下移動経路に進
入し、この状態で前記アーム20,21を閉じることに
より、前記支持装置10で上下位置を支持した前記線材
3を掴持でき、また、この状態で前記移動台駆動用シリ
ンダ33を退入させることにより、前記線材3を掴持し
たまゝ、前記切断機8の切断位置に強制移動させられる
のである。従って、この掴持状態で前記切断機8のモ−
タを駆動して前記カッターロッド15を動作させること
により、前記切断位置に導いた線材3を有効に狂いなく
切断できるのである。
【0017】また、前記支持装置10は、以上のように
構成する掴み装置9の前部、即ち、前記線材3の落下移
動経路の前部に静止状に設けるのであって、この支持装
置10により前記線材3の上下位置を支持するから、前
記掴み装置9による線材3の掴持を確実にできることに
なる。また、図1に示した第1実施例の支持装置10
は、主としてエアーシリンダから成る往復動装置37に
より前記線材3の支持位置を上下調節できるようになっ
ている。
【0018】更に、前記ドラム1の停止機構14は、前
記ドラム1の回転数を計数するカウンター35と、この
カウンター35からの検知信号をもとに前記ドラム1を
駆動するモ−タMに停止指令を指示するコントロ−ラ3
6とにより構成するのであるが、前記線材3の落下長さ
を直接検知してもよく、その構成は特に限定するもので
ない。
【0019】次に以上のように構成する第1実施例の作
用を説明する。伸線機等2から引出された線材3は、前
記ドラム1の回転で該ドラム1に巻取られ、その自重に
より下側から前記ドラム1と同方向に回転するキャリア
4に落下して、該キャリア4に巻取られるのであるが、
この線材3は前記支持装置10における垂直ローラ13
から成る1対の水平ローラ11,12に受止められてそ
の上下位置が支持された状態で前記キャリア4に落下す
ることになる。
【0020】そして、前記カウンター35により前記線
材3の落下長さ、つまり、前記キャリア4への巻取量が
予め設定する長さになると、前記カウンター35からの
検知信号をもとに前記モ−タMの駆動が停止され、前記
ドラム1からの線材落下が中断される。
【0021】このドラム1の回転停止に応動して移動台
駆動用シリンダ33が往動し、前記掴み装置9の移動台
31が前進して、前記掴持装置9のアーム20,21が
図4のように開いたまゝ線材3の落下経路に進入し、ま
た、この進入をリミットスイッチなどのセンサーで検知
すると、この進入状態のまゝ前記アーム駆動用シリンダ
28のロッド29が退入し、前記線材3を図5のように
掴持するのである。
【0022】そして、斯かる線材掴持の完了をリミット
スイッチなどのセンサーで検知すると、掴持状態のまゝ
前記移動台駆動用シリンダ33が復動し、前記線材3を
前記切断機8に案内するのであり、また、この切断機8
への線材案内をリミットスイッチなどのセンサーで検知
すると、前記切断機8が作動し、前記線材3を切断する
のである。
【0023】しかして、以上のように切断された線材3
は、前記キャリア4に落下すると共に、ドラム側線材3
は前記掴み装置9により掴持した状態を維持できる。
【0024】従って、このとき、前記キャリア4を移動
し、新たなキャリア4と交換できるのであって、このキ
ャリア4の交換完了をリミットスイッチなどのセンサー
で検知するか、又はセットスイッチの操作により交換完
了を指示することにより前記アーム駆動用シリンダ28
のドラム29を進出させ、前記アーム20,21で掴持
する線材3を開放するのであり、この開放により前記ド
ラム1の駆動回転が開始され前記した運転が再開され
る。
【0025】以上運転はすべて自動化が可能となるし、
また、落下途中の線材3を、一定長さとなったとき掴ん
で前記切断機8に導いて切断するのであるから、寸法切
り精度を向上できるし、また、前記切断機8で切断した
線材3はキャリア4に落下できると共にドラム側線材を
掴持したまゝに維持できるから、この切断時にキャリア
4の交換が行え、交換されたキャリア4には、前記掴み
装置9による掴持線材を解放するだけでこのキャリア4
への巻取りを再開できるのであって、全体として構造簡
単にできて作業性も向上できるのである。
【0026】次に、図6に示した第2実施例を説明す
る。この第2実施例は、ドラム1を静止させ、回転ホイ
ル40の回転で前記ドラム1に線材3を、複数のガイド
ローラ41を介して巻付けると共に、押えロール100
で押え込み、前記ドラム1から巻付けた線材を前記押え
込みロール100の下側から、静止状に設けるキャリア
4に落下させるようにした線材巻取機5に適用したもの
で、前記線材の落下途中に掴み装置9及び線材切断機8
を設け、前記掴み装置9で落下途中の線材3を掴んで前
記切断機8に導き、この切断機8で切断する点では前記
第1実施例と同じであるが、前記ドラム1が静止してい
て、このドラム1から落下する線材3は回転することな
く落下する点で相違しているのであるから、この相違点
に伴い、前記第1実施例とは次の点で相違している。
【0027】即ち、先ず前記ドラム1からキャリア4へ
の落下途中に、落下する線材3の落下経路に進入して前
記線材3と接触し、該線材3の有無を検出する接触片4
2を、掴み装置9と共に往復動可能に設けている点であ
り、また、掴み装置9で掴んだ線材3を受止め、前記ド
ラム1から落下する後続の線材3を受取って支持する線
材受け43を、その受取位置と放出位置とに移動可能に
設けている点である。
【0028】また、第2実施例において、前記線材3の
落下長さ、換言すると前記キャリア4への巻取長さは、
主として前記回転ホイル40の回転数をカウンター38
により計数し、このカウンター38による計数値をもと
に検知するのであって、このカウンター38からの検知
信号をもとに線材切断装置の運転を開始するのである。
【0029】また、第2実施例における掴み装置9及び
線材切断機8は、前記した第1実施例と同様、ベース台
32に移動台駆動用シリンダ33を設けると共に、前記
切断機8のカッターケース18を支持し、前記シリンダ
33に往復動可能に支持する移動台31に、アーム2
0,21と、これらアーム20,21とリンク23,2
4を介して連結するアーム駆動用シリンダ28とを支持
している。
【0030】しかして、前記接触片42は、図7〜図9
に示したように、前記移動台31にブラケット44を介
して揺動可能に支持すると共に、主としてエアーシリン
ダから成る接触片駆動用往復動装置(以下接触片駆動用
シリンダという)45を連結し、このシリンダ45の往
復動により、図8に示したように、前記ドラム1から落
下する線材3の落下経路に進入して前記線材3と接触
し、該線材3の有無を検出する進入位置と、図7及び図
9のように、前記落下経路から退避する退避位置とに揺
動するようにしている。
【0031】また、前記接触片42による線材3の有無
検出は、前記接触片42の上面部にリミットスイッチな
どのセンサーを埋込むように設けてもよいが、第2実施
例では、前記接触片42を導電材により形成して電気絶
縁状に支持した上、例えば24Vの直流電流を印加する
ことにより線材3の存在を検出するようにしている。
【0032】また、前記接触片42は、一体ものでもよ
いが、第2実施例では、2部材構成とし、例えば前記ブ
ラケット44への支持側に複数の取付孔を設け、これら
取付孔の選択で先端側の長さを調節できるようにしてい
る。
【0033】更に、前記線材受け43は、前記掴み装置
9で掴み、前記切断機8で切断するとき、前記ドラム1
から落下してくる線材3を受取るようにするもので、図
6に示したように前記キャリア4を挾んで対称位置に設
け、これら各線材受け43を、主としてエアーシリンダ
から成る受け駆動用往復動装置(以下受け駆動用シリン
ダという)46にそれぞれ連結し、これら各シリンダ4
6の往復動により、図6に鎖線で示した前記線材3の受
取位置と、実線で示した放出位置、つまり受取ったた線
材3をキャリア4に放出する放出位置とに移動するよう
にしている。
【0034】次に以上のように構成する第2実施例の作
用を説明する。伸線機等で引出された線材3は、前記回
転ホイル40の回転で前記ドラム1に巻付けられ、斯く
巻付けられた線材3は、その自重により静止状の前記ド
ラム1から回転することなくキャリア4に落下するので
あって、この落下長さ、つまり前記キャリア4への巻取
長さが予め設定する所定長さになると、前記カウンター
38からの検知信号をもとに、先ず前記移動台駆動用シ
リンダ33が往動して前記移動台31が前進し、同時に
前記接触片駆動用シリンダ45が往動して前記接触片4
2が線材3の落下経路に進入するのである。
【0035】そして、この接触片42により線材3の存
在が確認されると、前記アーム駆動用シリンダ28が退
入して前記アーム20,21により線材3を掴むと共
に、前記受け駆動用シリンダ46が往動して前記線材受
け43を受取位置に移動させ、落下する線材3を受取
り、落下してくる線材3のキャリア4への落下を中断さ
せるのである。
【0036】尚、このとき、前記回転ホイル40の回転
は継続していて、前記ドラム1からの線材落下は続いて
いる。
【0037】また、前記掴み装置9による線材掴持の完
了をリミットスイッチなどのセンサーで検知すると、掴
持状態のまゝ、前記移動台駆動用シリンダ33が復動し
て前記線材3が前記切断機8に案内され、この案内がリ
ミットスイッチなどのセンサーで検出されると、前記切
断機8が作動して前記線材3が切断される。
【0038】斯く切断された線材3は、その自重で前記
キャリア4に落下するが、ドラム側線材3は、前記線材
受け43で受止められた状態に保持できるのであるか
ら、この状態を維持することにより、前記キャリア4を
移動し、新たなキャリア4をセットすることができるの
である。
【0039】このキャリア4の交換完了をリミットスイ
ッチなどのセンサーで検知するか又はセットスイッチの
操作により交換完了を指示し、この指示により前記受け
駆動用シリンダ46を復動させ、前記線材受け43を放
出位置に移動させることにより、前記線材受け43で受
止めていた線材3を交換した前記キャリア4に落下させ
て巻取ることができるのである。
【0040】以上のように第2実施例によっても前記運
転はすべて自動化ができるし、また、落下途中の線材3
を、一定長さになったとき掴んで前記切断機8に導いて
切断するのであるから、寸法切り精度を向上できるので
ある。
【0041】しかも、第2実施例では、前記回転ホイル
40の回転を停止することなく、前記ドラム1への巻付
作業を継続したまゝ前記線材3の切断を行うことができ
るのである。
【0042】以上説明した実施例は、前記切断機8を前
記移動台駆動用シリンダ33のベース台32に支持した
が、別個に固定してもよい。また、第2実施例で前記移
動台31に前記接触片42を支持したが別個に設け、前
記移動台31の移動、つまり前記掴み装置9の往復動と
共に同調して往復動させるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、前記ドラム1
からキャリア4への線材落下途中に、前記線材切断機8
を設けると共に、この切断機8の近くに、前記掴み装置
9を設けて、落下途中の線材を掴み前記切断機8で切断
するようにしたから、キャリアに巻取る線材が一定長さ
になったとき、前記掴み装置9を掴み位置に進出させて
落下途中の線材を掴み、前記切断機8での切断位置に導
いて自動的に切断でき、従って、人手による切断作業に
比較してその労力を解消できるし、また、寸法切りを自
動化できるから、作業人員を削減できると共に寸法切り
精度を向上できるのであり、また、落下途中の線材を掴
んで切断するのであるから、前記ドラム1が回転する構
造でも、このドラム1の停止位置は従来例に比較して精
度を出さなくともすむし、また、掴み装置9で掴んで切
断機8による切断位置に導いて切断するのであるから、
前記切断機8は静止状に設けることができるし、また、
前記掴み装置9で掴んで切断するのであるから、切断作
業時にキャリア4の交換が行えるし、また、交換された
キャリア4へは、前記掴み装置9による線材掴みを解放
するだけで、後続線材の前記キャリア4への巻取り作業
を継続して再開できるのであって、全体として構造簡単
にできて、しかも、作業性も向上できるのである。
【0044】また、請求項2記載の発明は、前記ドラム
1を回転させる構造の線材巻取機に適用するもので、請
求項1記載の切断装置に、前記ドラム1の停止機構14
を設ける他、前記支持装置10を設けたから、前記ドラ
ム1の回転に伴い線材が落下する構造でありながら、こ
の線材の上下位置を保持でき、従って、前記掴み装置9
による前記線材の掴持を確実に行えるのであって、前記
ドラム1の回転に伴い落下する線材を有効に掴んで切断
機8による切断を確実に行うことができるのである。
【0045】また、請求項3記載の発明は、前記ドラム
1を静止させ、回転ホイル40を回転させて線材を前記
ドラム1に巻付け、自重により落下させるようにした構
造の線材巻取機に適用するもので、請求項1記載の切断
装置に前記接触片42を前記掴み装置9と共に往復動可
能に設けると共に、前記線材受43を設けたから、前記
回転ホイル40の回転、つまり伸線機等から引出される
線材のドラム1への巻付作業を停止することなく、前記
線材の切断ができるし、また、この切断時前記線材受け
43により落下する線材を受止めるから、キャリア4の
交換も自由にできるのであって、前記した切断機8によ
る線材の切断を自動化できながら、前記ドラム1への巻
付作業を継続して行え従って、作業性を向上できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の概略図。
【図2】 要部の斜視図。
【図3】 線材切断機の斜視図。
【図4】 掴み装置におけるアーム開放時の側面図。
【図5】 同じく線材掴み時の側面図。
【図6】 第2実施例の概略図。
【図7】 掴み装置におけるアームを開放した要部の斜
視図。
【図8】 同じく線材掴み時の斜視図。
【図9】 同じく線材切断時の斜視図。
【符号の説明】
1 ドラム 4
キャリア 6 固定刃 7
可動刃 8 線材切断機 9
掴み装置 10 支持装置 14
停止機構 40 回転ホイル 42
接触片 43 線材受け
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム(1)に巻付けた線材を、前記ド
    ラム(1)の下方に設置するキャリア(4)に落下させ
    て、該キャリア(4)に線材を巻取る線材巻取機におけ
    る線材切断装置であって、 前記ドラム(1)からキャリア(4)への線材落下途中
    に、固定刃(6)と可動刃(7)とを備えた線材切断機
    (8)を設けると共に、 この切断機(8)に近接して、落下途中の線材を掴持す
    る掴み装置(9)を、掴み位置と前記切断機(8)によ
    る切断位置とに往復動可能に設け、 落下途中の線材を掴んで前記切断機(8)で切断するよ
    うにしていることを特徴とする線材巻取機における線材
    切断装置。
  2. 【請求項2】 ドラム(1)を回転させながら線材をキ
    ャリア(4)に落下させて、該キャリア(4)に巻取る
    線材巻取機における線材切断装置であって、 前記ドラム(1)からキャリア(4)への線材落下途中
    に、落下する線材を案内して上下位置を支持する支持装
    置(10)と、 前記ドラム(1)を線材の所定長さの落下で停止する停
    止機構(14)と、を備え、前記ドラム(1)の回転を
    停止した後、掴み装置(9)で前記線材を掴み、線材切
    断機(8)の切断位置に導いて、該切断機(8)で切断
    するようにしている請求項1記載の線材巻取機における
    線材切断装置。
  3. 【請求項3】 ドラム(1)を静止させ、回転ホイル
    (40)の回転で前記ドラム(1)に線材を巻付けると
    共に、前記ドラム(1)から巻付けた線材をキャリア
    (4)に落下させて、該キャリア(4)に巻取る線材巻
    取機における線材切断装置であって、前記ドラム(1)
    からキャリア(4)への線材落下途中に、落下する線材
    の落下経路に進入して前記線材と接触し、該線材の有無
    を検出する接触片(42)を、掴み装置(9)と共に往
    復動可能に設けると共に、 前記掴み装置(9)で掴んだ線材を受止め、前記ドラム
    (1)から落下する後続の線材を受取って支持する線材
    受け(43)を、受取位置と放出位置とに移動可能に設
    け、 前記線材受け(43)で受止める線材を線材切断機
    (8)に導いて、該切断機(8)で切断するようにして
    いる請求項1記載の線材巻取機における線材切断装置。
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