JPH07303396A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH07303396A
JPH07303396A JP9262294A JP9262294A JPH07303396A JP H07303396 A JPH07303396 A JP H07303396A JP 9262294 A JP9262294 A JP 9262294A JP 9262294 A JP9262294 A JP 9262294A JP H07303396 A JPH07303396 A JP H07303396A
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JP
Japan
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motor
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enable signal
stepping motor
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JP9262294A
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Yukihiko Kanbe
幸彦 神戸
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TEC CORP
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ速度に応じて異なる大きさの電流して
低速時のトルクを減少させるとともに高速時のトルクの
低下を減少する。 【構成】 モータ駆動パルスに基づいて駆動するステッ
ピングモータ6のモータ制御装置において、モータ駆動
パルスに応じて、大きな電流をモータドライバを介して
モータに供給する電流値設定回路19を設け、この電流
値設定回路の出力をモータドライバの電流値決定端子
(ID)に接続し、電流値設定回路19はモータ速度に
応じた電流値を設定し、これをデジタルな電流値設定デ
ータとして出力する電流値設定回路21及びこの設定回
路21からの電流設定データをD/A変換するとともに
増幅してモータドライバ5の電流値決定端子に供給する
データ変換増幅回路20とから構成し、ステッピングモ
ータの駆動速度が速くなるに連れてその駆動電流値を段
階的に上昇してステッピングモータを駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ駆動パルスに基
づいてステッピングモータを駆動制御するモータ制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータ駆動制御装置にお
いては、図5に示すようなものが知られている。
【0003】このモータ駆動制御装置は、制御部本体を
構成するCPU(中央処理装置)1、このCPU1が各
部を制御するためのプログラムデータを格納したROM
(リード・オンリー・メモリ)2、CPU1がデータ処
理のために使用されるメモリ等を設けたRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)3、I/Oポート4、CPU1
からI/Oポート4を介して供給されるモータ駆動パル
ス(PA 、PB )に基づいてステッピングモータ6の各
相に駆動電流を供給するモータドライバ5を備える。
【0004】上記CPU1とROM2、RAM3、I/
Oポート4とは、バスライン10により電気的に接続さ
れており、モータドライバ5の入力端子のうち、ステッ
ピングモータ6に供給する電流の大きさを決定するため
の電流値決定入力端子(ID端子)は、電源端子Vf 及
び接地間に介在し一対の抵抗7,8からなる電流設定用
直列回路9の各抵抗間に接続されている。
【0005】このようなモータ駆動制御装置において
は、ステッピングモータ6は、CPU1からI/Oポー
ト4を介してモータドライバ5に供給されるモータ駆動
パルス(PA 、PB )に基づいて、電流値決定入力端子
(ID端子)に供給される一定の駆動電流値で駆動制御
されるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなモ
ータ駆動装置においては、ステッピングモータ6に供給
される電流の大きさは電流設定用直列回路9によって固
定されているため、ステッピングモータ6のトルクは図
6に示すように低速時には起動しうる負荷トルクである
起動特性によるトルク(プルイントルク)が必要以上あ
るが、その後モータ速度が増加して高速時になると連続
特性によるトルク(プルアウトトルク)が減少してしま
うという問題があった。
【0007】このため、低速時にはステッピングモータ
6に接続された機構部が不要な振動を発生することがあ
り、また高速時には、プルアウトトルクの減少が脱調等
の原因となっていた。
【0008】そこで本発明は、ステッピングモータの速
度に応じて異なる大きさの電流を供給でき、従って低速
時のトルクを減少させることができるとともに、高速時
のトルクの低下を抑制することができるモータ制御装置
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータ駆動パ
ルスに基づいて駆動するステッピングモータのモータ制
御装置において、このモータ駆動パルスを入力しこれに
基づいてイネーブル信号を発生するイネーブル信号発生
手段と、モータ駆動開始時、最初にステッピングモータ
に供給する始動電流値に対応するカウント値が設定さ
れ、かつ前記イネーブル信号発生手段からのイネーブル
信号の発生から次のイネーブル信号の発生までの時間を
それぞれカウントするカウント手段と、前記イネーブル
信号発生手段からの最初のイネーブル信号の発生タイミ
ングで始動電流値に対応するカウント値をラッチし、そ
の後イネーブル信号の発生タイミングで前記カウント手
段がそのイネーブル信号発生までにカウントしたカウン
トデータをラッチするデータラッチ手段と、このデータ
ラッチ手段でラッチされたカウントデータに基づいてス
テッピングモータに供給する駆動電流値を設定する駆動
電流値設定手段と、この駆動電流値設定手段からの駆動
電流値で前記ステッピングモータの通電制御を行うモー
タ制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】このような構成の本発明においては、ステッピ
ングモータを駆動開始するとき、イネーブル信号発生手
段はモータ駆動パルスを入力すると、これに基づいてイ
ネーブル信号を発生する。このとき、最初にステッピン
グモータに供給する始動電流値に対応するカウントデー
タがデータラッチ手段にラッチされ、カウント手段のカ
ウントが開始する。すると、ステッピングモータは、モ
ータ制御手段によりデータラッチ手段からのカウントデ
ータに基づく始動電流値で通電制御される。
【0011】次に、イネーブル信号発生手段が次のイネ
ーブル信号を発生すると、そのイネーブル信号の発生タ
イミングで前記カウント手段がそのイネーブル信号発生
までにカウントしたカウントデータをデータラッチ手段
によりラッチする。そして、駆動電流値設定手段はラッ
チされたカウントデータに基づいてステッピングモータ
に供給する駆動電流値を設定する。すると、ステッピン
グモータは、モータ制御手段によりデータラッチ手段か
らのカウントデータに基づく始動電流値で通電制御され
る。
【0012】これを繰返すことによって、イネーブル信
号発生手段によるイネーブル信号の発生タイミングに基
づいて段階的に変化する駆動電流値をステッピングモー
タに供給する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、図5に示す部分と同一部分には同一符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0014】図1は、本実施例における回路構成の概略
を示すブロック図で、図5に示す回路構成図と異なるの
は、電流設定用直列回路9でモータ制御手段としてのモ
ータドライバ5を介してステッピングモータ6に供給す
る駆動電流値を固定する代わりに電流値決定回路を設
け、この電流値決定回路でモータ速度が速くなるに連れ
て、大きな駆動電流をモータドライバ5を介してステッ
ピングモータ6に供給する点である。
【0015】この電流値決定回路19は、モータ速度に
応じた駆動電流値を設定し、これをデジタルな駆動電流
値設定データとして出力する電流値設定回路21及びこ
の電流値設定回路21からの電流値設定データをD/A
変換するとともに増幅してモータドライバ5の電流値決
定端子(ID端子)に供給する駆動電流値設定手段とし
てのデータ変換増幅回路20とから構成される。
【0016】電流値設定回路21は、具体的には図2に
示すようにイネーブル信号発生手段としての相微分回路
23、カウント手段としてのカウンタ24、及びデータ
ラッチ手段としてのデータラッチ25とから構成され
る。カウンタ24は、例えば74LS869(TTL)
から構成され、データラッチ25は、例えば74LS3
77(TTL)から構成される。
【0017】上記相微分回路23は、SR入力付きD−
FF(フリップフロップ)26,27、2入力排他的オ
アゲート28,29、2入力ノアゲート30,31、2
入力ナンドゲート32を備える。
【0018】上記フリップフロップ26のS入力端子は
電源電圧Vfに接続しており、D入力端子及びR入力端
子(負論理入力端子)には、それぞれ上記CPU1から
の図3(a)に示すようなモータ駆動パルスPA 及び同
図(k)に示すようなクリア(CLR)信号がI/Oポ
ート4を介して入力されるようになっている。また、フ
リップフロップのC入力端子には、CPU1からのクロ
ック(CK)信号が入力されるようになっている。
【0019】そして、フリップフロップ26のセット出
力端子(Q端子)は排他的オアゲート28の一方の入力
端子に接続している。この排他的オアゲート28の他方
の入力端子には、上記CPU1からのモータ駆動パルス
PA がI/Oポート4を介して入力されるようになって
いる。
【0020】上記フリップフロップ27のS入力端子は
電源電圧Vfに接続しており、D入力端子及びR入力端
子(負論理入力端子)には、それぞれ上記CPU1から
の図3(b)に示すようなモータ駆動パルスPB 及びク
リア(CLR)信号がI/Oポート4を介して入力され
るようになっている。また、フリップフロップ27のC
入力端子には、CPU1からの図3(y)に示すような
クロック(CK)信号が入力されるようになっている。
【0021】そして、フリップフロップ27のセット出
力端子(Q端子)は排他的オアゲート29の一方の入力
端子に接続している。この排他的オアゲート29の他方
の入力端子には、上記CPU1からのモータ駆動パルス
PB がI/Oポート4を介して入力されるようになって
いる。
【0022】これら排他的オアゲート28,29の出力
端子は、それぞれノアゲート30の入力端子に接続して
おり、このノアゲート30の出力端子はノアゲート31
の一方の負論理入力端子に接続している。また、ノアゲ
ート31の他方の負論理入力端子には、上記CPU1か
らのクリア(CLR)信号がI/Oポート4を介して入
力されるようになっている。
【0023】上記ノアゲート30の出力端子は上記ナン
ドゲート32の一方の入力端子(負論理入力端子)にも
接続しており、このナンドゲート32の他方の入力端子
には上記CPU1からのクリア(CLR)信号がI/O
ポート4を介して入力されるようになっている。
【0024】上記相微分回路23は、モータ駆動パルス
PA 又はPB の立上り又は立下りのタイミングで、クロ
ック信号に同期した図3(x)に示すようなイネーブル
(EN)信号を発生し、ノアゲート31の出力端子から
出力するようになっている。
【0025】ところで、CPU1からは、モータ始動時
には、ステッピングモータ6への通電時間が比較的長く
なるようなモータ駆動パルスPA ,PB が出力され、そ
の後モータ速度が増加するに連れて次第に通電時間が短
くなるようなモータ駆動パルスPA ,PB が出力され
る。これにより、相微分回路23からのイネーブル(E
N)信号は、発生間隔がモータ速度が速くなるに連れて
短くなる。
【0026】ナンドゲート32及びノアゲート31の各
出力端子は、カウンタ24に接続している。
【0027】上記カウンタ24は、クロック(CK)端
子、クリア(CLR)端子、イネーブル(EN)端子、
A〜Hの初期値セット端子、QA 〜QH の出力端子を備
える。
【0028】このCK端子は、上記CPU1からのクロ
ック(CK)信号が入力されるようになっている。ま
た、クリア(CLR)端子にはナンドゲート32の出力
端子が接続しており、イネーブル(EN)端子にはノア
ゲート31の出力端子が接続している。
【0029】さらに、初期値セット端子のうち、A〜D
のセット端子は接地されており、E〜Hのセット端子は
電源端子Vf に接続している。これにより、カウンタ2
4の初期値はF0h となる。この値に基づいて後述のス
テッピングモータ6の始動電流値が決定される。
【0030】また、カウンタ24はCPUからのクリア
(CLR)信号がLレベルになると、相微分回路23の
ノアゲート31及びアンドゲート32の出力に基づい
て、カウント値が零となり、カウントアップを開始する
ようになっている。
【0031】また、QA 〜QH の出力端子からは、カウ
ントデータ(C0 〜C7 )が出力され、このカウントデ
ータ(C0 〜C7 )はデータラッチ25に供給されるよ
うになっている。
【0032】このデータラッチ25は、上記カウンタ2
4からのカウントデータ(C0 〜C7 )がそれぞれ入力
されるD0 〜D7 の入力端子、クロック(CK)端子、
イネーブル(EN)負論理入力端子を備える。
【0033】このCK端子は、上記CPU1からのクロ
ック(CK)信号が入力されるようになっている。ま
た、イネーブル(EN)負論理入力端子には上記相微分
回路23のノアゲート31の出力端子が接続している。
【0034】このデータラッチ25は、相微分回路23
からのイネーブル(EN)信号の立下がりエッジのタイ
ミングで、そのときのカウンタ24のカウントデータ
(C0〜C7 )をラッチして、これを図3(c)〜
(j)に示すDT0 〜DT7 の電流値設定データとして
前記データ変換増幅回路20に供給するようになってい
る。
【0035】このデータ変換増幅回路20は、図1に示
すように、D/Aコンバータ22及びオペアンプ36を
備える。
【0036】上記D/Aコンバータ22の出力端子は抵
抗35を介してオペアンプ36の一方の入力端子に接続
しており、このオペアンプ36の他方のオペアンプ36
の入力端子は一対の分圧抵抗37,38からなる直列回
路39の抵抗間に接続している。この直列回路39は電
源端子Vf 及び接地間に介在している。
【0037】このオペアンプ36は、上記電流値設定回
路21のカウンタ24からのカウント値がFFhのとき
に0V、00hのときに5Vが出力されるように設定さ
れている。すなわち、0〜5Vを256等分し、カウン
ト値に応じた電圧(電流)を出力するようになってい
る。例えば、このオペアンプ36はF0hが入力される
と0.31Vを出力し、85hが入力されると2.4V
を出力する。
【0038】上記オペアンプ36の出力端子はモータド
ライバ5の電流値決定入力端子に接続している。また、
オペアンプ36の出力端子は抵抗41を介して上記抵抗
35とオペアンプ36の入力端子との間に接続してい
る。
【0039】このような構成の本実施例においては、ス
テッピングモータ6の駆動制御を行う際、まずCPU1
からモータ駆動パルスPA 、PB 及びLレベルなクリア
信号(パルス)を出力する。すると、電流値設定回路2
1のカウンタ24はリセットされる。
【0040】これにより、カウンタ24の初期値はデー
タラッチ25にラッチされた状態で、データラッチ25
のカウントが開始される。従って、カウンタ24の初期
値に応じた図3(z)に示すような0.31VのISE
T信号がオペアンプ36の出力端子からモータドライバ
5の電流決定端子に供給される。すると、ステッピング
モータ6はこの0.31Vに応じた始動電流値で駆動す
る。
【0041】その後、モータ駆動パルスPA の立上りエ
ッジをクロック信号で同期したタイミングAで相微分回
路23のノアゲート31からLレベルなイネーブル(E
N)信号がカウンタ24,25に供給される。
【0042】これにより、カウンタ24におけるタイミ
ングAのカウンタデータがデータラッチ25によりラッ
チされ、データラッチ25の出力端子からは図3(c)
〜(j)に示すカウンタデータ(85h)がD/Aコン
バータ22に供給されるとともに、カウンタ24はリセ
ットされ、新たにカウントが開始される。
【0043】このとき、カウンタ24におけるタイミン
グAのカウンタデータ(85h)に応じた図3(z)に
示すような2.4VのISET信号がオペアンプ36の
出力端子からモータドライバ5の電流決定端子に供給さ
れる。するとステッピングモータ6は2.4Vに応じた
前の区間より大きい駆動電流値で駆動する。
【0044】次に、モータ駆動パルスPB の立上りエッ
ジをクロック信号で同期したタイミングBで相微分回路
23のノアゲート31からLレベルなイネーブル(E
N)信号がカウンタ24,25に供給される。
【0045】これにより、カウンタ24におけるタイミ
ングAのカウンタデータがデータラッチ25によりラッ
チされ、データラッチ25の出力端子からは図3(c)
〜(j)に示すカウンタデータ(3Eh)がD/Aコン
バータ22に供給されるとともに、カウンタ24はリセ
ットされ、新たにカウントが開始される。
【0046】このとき、カウンタ24におけるタイミン
グBのカウンタデータ(3Eh)に応じた図3(z)に
示すような3.79VのISET信号がオペアンプ36
の出力端子からモータドライバ5の電流決定端子に供給
される。するとステッピングモータ6は3.79Vに応
じた前の区間より大きい駆動電流値で駆動する。
【0047】こうして、モータ駆動パルスPA 又はPB
の立上りエッジ又は立下りエッジごとに、相微分回路2
3のノアゲート31からLレベルなイネーブル(EN)
信号が発生し、このタイミングでカウンタ24のカウン
トデータがデータラッチ25でラッチされる。
【0048】モータ速度が速くなるにつれて、CPU1
からのモータ駆動パルスのパルス幅が短くなるため、相
微分回路23から発生するLレベルなイネーブル(E
N)信号の時間間隔も短くなる。従って、ステッピング
モータ6の回転速度が速くなるにつれてデータラッチ2
5でラッチされるカウントデータも小さくなる。これに
応じてモータドライバ5に供給される電圧も大きくな
り、図3(z)に示すように電圧レベルが階段状に上昇
する。
【0049】このように、相微分回路23、カウンタ2
4,25からなる電流値設定回路を設け、モータ駆動パ
ルスPA 又はPB の立上りエッジ又は立下りエッジごと
に発生するイネーブル(EN)信号の発生間隔をカウン
トし、そのイネーブル(EN)信号の発生タイミングで
そのときのカウンタ24のカウントデータをラッチし、
そのカウントデータに基づいてステッピングモータ6に
供給する駆動電流値を段階的に上げるため、モータ速度
が速くなるに連れてモータドライバ5の電流値決定端子
(ID端子)の電圧を上げることができる。
【0050】これにより、低速時には比較的低い電圧を
ステッピングモータ6に供給できるため、図4に示すよ
うに、モータ始動時のトルクが従来より小さくなる。す
なわち、従来のような不必要に大きなトルクを発生しな
いため、低速時にはステッピングモータ6に接続された
機構部の不要な振動を防止することができる。
【0051】また、同図に示すようにステッピングモー
タ6の高速時のプルアウトトルクの落込みを抑制するこ
とができる。すなわち、高速時には従来よりも大きなト
ルクを発生することができるため、高速時のトルクの低
下による脱調等を防止できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
テッピングモータの速度に応じて異なる大きさの電流を
供給でき、従って高速時のトルクの低下を抑制すること
ができるモータ制御装置を提供できるものである。
【0053】これにより、低速時にはステッピングモー
タに接続された機構部の不要な振動発生を防止すること
ができ、また高速時にはトルクの低下による脱調等を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】同実施例における電流値設定回路の構成を示す
回路図。
【図3】同実施例におけるモータ駆動制御のタイミング
を示す図。
【図4】同実施例におけるモータ速度とトルクの関係を
示す図。
【図5】従来のモータ制御装置の構成を示すブロック
図。
【図6】従来のモータ速度とトルクの関係を示す図。
【符号の説明】
1…CPU 5…モータドライバ 6…ステッピングモータ 23…相微分回路 24…カウンタ 25…データラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動パルスに基づいて駆動するス
    テッピングモータのモータ制御装置において、このモー
    タ駆動パルスを入力しこれに基づいてイネーブル信号を
    発生するイネーブル信号発生手段と、モータ駆動開始
    時、最初にステッピングモータに供給する始動電流値に
    対応するカウントデータが設定され、かつ前記イネーブ
    ル信号発生手段からのイネーブル信号の発生から次のイ
    ネーブル信号の発生までの時間をそれぞれカウントする
    カウント手段と、前記イネーブル信号発生手段からの最
    初のイネーブル信号の発生タイミングで始動電流値に対
    応するカウント値をラッチし、その後イネーブル信号の
    発生タイミングで前記カウント手段がそのイネーブル信
    号発生までにカウントしたカウントデータをラッチする
    データラッチ手段と、このデータラッチ手段でラッチさ
    れたカウントデータに基づいて前記ステッピングモータ
    に供給する駆動電流値を設定する駆動電流値設定手段
    と、この駆動電流値設定手段からの駆動電流値で前記ス
    テッピングモータの通電制御を行うモータ制御手段とを
    設けたことを特徴とするモータ制御装置。
JP9262294A 1994-04-28 1994-04-28 モータ制御装置 Pending JPH07303396A (ja)

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