JPH07303027A - 調整可能な振幅−周波数応答を有する回路装置 - Google Patents

調整可能な振幅−周波数応答を有する回路装置

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JPH07303027A
JPH07303027A JP7096824A JP9682495A JPH07303027A JP H07303027 A JPH07303027 A JP H07303027A JP 7096824 A JP7096824 A JP 7096824A JP 9682495 A JP9682495 A JP 9682495A JP H07303027 A JPH07303027 A JP H07303027A
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circuit
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stage
coefficient
filter
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JP7096824A
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Inventor
Burkhard Dick
ディック バルクハルド
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks
    • H03H11/12Frequency selective two-port networks using amplifiers with feedback
    • H03H11/1291Current or voltage controlled filters

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 伝達係数を全通過特性と4次のローパス又は
ハイパス特性との間で連続的に変化させることができる
調整可能な振幅−周波数応答を有する。 【構成】 入力端子1と出力端子15との間で、Fが、
2次のハイパス特性F=FH=b・s2 /(1+a・s
+b・s2)又は2次のローパス特性F=FN=1/(1
+a・s+b・s2)を有する第1のフィルタ関数を表
し、Gが、2次のバンドパス特性G=a・s/(1+a
・s+bs2)を有する第2のフィルタ関数を表し、a,
bを一定の実ファクタとし、cを振幅が0と1との間
(0及び1を含む)で選択可能な実ファクタとし、sを
虚数単位と角周波数との積とした場合に、入力信号と出
力信号との間の伝達関数Aは、 A={c+(1−c)・f−2・c・G}・{c(1−
c)・F}である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号を受信するよ
うに配置した入力端子(1)と出力信号を発生する出力
端子(15)との間で調整可能な振幅−周波数応答を有
する回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドイツ国特許第2537140号明細書
には、位相応答を利用することなくラジオ中継システム
のFMラジオチャネルの振幅応答を補正する方法が開示
されている。この既知方法では、エンベロープ遅延が逆
方向に作用を受け、シャントされたT型回路網が全通過
フィルタとして用いられるている。伝送帯域における遅
延イコライザの減衰を補正する場合、この既知の方法
は、減衰が周波数の関数として一定となる損失のない素
子を用いる理想的な全通過フィルタについて値を設定す
るのではなく、一定の減衰に対して小さな値については
放物的なロールオフを行い、この放物的なロールオフの
程度を歪みの程度に対して対応させている。しかしなが
ら、この回路は、振幅応答の位相応答を固定された振幅
及び固定された振幅応答について、すなわちいわゆる全
通過フィルタに対してほぼ独立させているにすぎない。
【0003】欧州特許第11446号明細書には、調整
可能な周波数応答を有する回路装置が記載されている。
この既知の回路装置は、第1のフィルタ回路と、このフ
ィルタ回路の出力を増幅する第1の増幅器と、入力信号
とフィルタ回路の出力信号との間の差となる信号を増幅
する第2の増幅器と、第1の増幅器の出力信号と第2の
増幅器の出力信号とを加算する加算器とを具えている。
この既知の回路装置において、フィルタ回路はキャパシ
タ及び可変利得増幅器を有し、少なくとも第1又は第2
の増幅器が可変利得増幅器とされ、さらに利得制御信号
を発生させる手段も含み、この手段は可変利得増幅器及
びフィルタ回路の可変利得増幅器を構成する第1及び/
又は第2の増幅器に接続され、第1又は第2の増幅器の
利得を制御すると共に同時にフィルタ回路のカットオフ
周波数を制御する制御信号を発生させている。しかしな
がら、この回路装置は、周波数応答に対して独立した位
相応答を行っていない。
【0004】特開昭62−285508号公報には、所
定の周波数における利得を、位相応答及び遅延特性を変
化させることなく変化させることができる回路装置が記
載されている。この既知の回路装置は第1、第2及び第
3の差動増幅器を具えている。入力信号は信号入力端子
から第1及び第2の差動増幅器の非反転入力部に供給さ
れている。第2の差動増幅器の非反転出力部からの信号
は接地されたキャパシタ及び第3の差動増幅器の非反転
入力部に供給されている。第1の差動増幅器の反転出力
部及び第3差動増幅器の非反転出力部は信号出力端子に
接続され、信号出力端子は3個の差動増幅器の全ての反
転入力部及び第2のキャパシタを介して信号入力端子に
接続されている。第1の差動増幅器のスロープは制御回
路により制御されている。
【0005】さらに、イギリス国特許出願公開第220
9642号明細書には、調整モードにおいて信号を変形
するための回路装置や入力信号の振幅や位相を変化させ
ない別のモードにおいて信号に影響を与えないようにす
る種々の回路装置が記載されている。これらの回路装置
では、種々の演算増幅器の利得は所定の関係に従って互
いに変化し、互いに独立して個々の回路の利得又は位相
特性が変更され、或いは他のモードにおいて等化され又
は1単位にセットされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した既知の回路装
置では、伝達関数は固定され変更されないように設定さ
れている。さらに、この既知の回路装置を、種々の伝達
特性例えばハイパス特性又はローパス特性が得られるよ
うに適合されることについては何ら示唆されていない。
さらに、出力端子から差動増幅器の種々の入力部へ多重
フィードバックを設けているので、予期し得ない発信が
生ずるおそれもある。
【0007】従って、本発明の目的は、冒頭部で述べた
型式の回路装置において、位相−周波数応答を変化させ
ることなく、すなわち周波数の関数としての信号の位相
シフトを発生させることなく伝達関数を全通過特性と4
次のローパス又はハイパス特性との間で連続的に変化し
得る調整可能な振幅−周波数応答を有する回路装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段並びに作用】上記目的を達
成するため、本発明による回路装置は、Fが、2次のハ
イパス特性F=FH=b・s2 /(1+a・s+b・s
2)又は2次のローパス特性F=FN=1/(1+a・s
+b・s2)を有する第1のフィルタ関数を表し、Gが、
2次のバンドパス特性G=a・s/c1+a・s+b・
2)を有する第2のフィルタ関数を表し、a,bを一定
の実ファクタとし、cを振幅が0と1との間(0及び1
を含む)で選択可能な実ファクタとし、sを虚数単位と
角周波数との積とした場合に、入力信号と出力信号との
間で式、 A={c+(1−c)・f−2・c・G}・{c(1−
c)・F} で表される伝達関数Aを有することを特徴とする。
【0009】従来の技術で説明した既知の方法や回路装
置では、振幅−周波数応答の変化により周波数変調信号
に不所望なノイズが生じてしまう。このノイズはエンベ
ロープ遅延の変化により振幅−周波数応答の変化に関連
する周波数の変化として発生する。このようなノイズ成
分は例えば音響信号を受信し処理する期間中にクリック
として発生する。
【0010】本発明は、位相−周波数応答が振幅−周波
数応答の所望な変化に対して独立するように構成すれ
ば、不所望なノイズ成分を有効に高い信頼性を以って除
去できるという認識に基づいている。本発明によれば、
位相−周波数応答を有する回路装置、つまりカットオフ
周波数が変化してもエンベロープ遅延が変化しない回路
装置を実現する。このように構成すれば、ノイズ成分の
発生を解消することができる。
【0011】本発明による回路装置により、第1及び第
2のフィルタ関数を適切に選択及び設定することにより
伝達関数を決定できる4次のローパス及びハイパスフィ
ルタを構成することができる。また、本発明によれば、
選択された第1フィルタ関数すなわち本発明の回路装置
の選択されたフィルタ関数について実ファクタCの値を
調整することにより、入力信号と出力信号との間の伝達
関数の振幅−周波数応答、特に帯域幅を調整することが
できる。
【0012】本発明による別の回路装置は、第1の係数
回路を介して前記入力端子に結合した第1の加算入力部
と、2次のハイパス又はローパス特性を有する第1のフ
ィルタ関数Fを有するフィルタ段を介して前記入力端子
に結合した第2の加算入力部と、第2の係数回路を介し
て前記第2の加算入力部に結合した第1の減算入力部
と、2次のバンドパス特性を有する第2のフィルタ関数
Gを有する第2のフィルタ段と第3の係数回路との継続
接続回路を介して前記入力端子に結合した第2の減算入
力部と、第1の中間出力部とを有する第1の加算段を具
える第1の回路段、並びに、第4の係数回路を介して前
記第1の中間出力部に結合した第3の加算入力部と、第
1のフィルタ関数Fを有する第3のフィルタ段を介して
前記中間出力部に結合した第4加算入力部と、第5の係
数回路を介して前記第4加算入力部に結合した第3の減
算入力部と、前記出力端子に結合した第2の中間出力部
とを有する第2の加算段を具える第2の回路段を具え、
前記第1、第2、第4及び第5の係数回路に供給される
信号がこれらの係数回路において実ファクタCだけ乗算
され、この実ファクタの大きさを0と1との間(0及び
1を含む)で選択可能とし、前記第3係数回路に供給さ
れる信号がこの係数回路においてファクタ2cだけ乗算
されることを特徴とする。
【0013】この回路装置はモジュラ構造をなし、共に
第1のフィルタ関数を有する第1及び第3のフィルタ段
を適切に設計することにより種々の信号処理要件に簡単
に適合することができる。5個の係数回路の全ては同一
の態様で調整する。
【0014】本発明の回路装置の変形例として、本発明
の回路装置の伝達関数を複数個互いに縦続接続すること
ができる。これらの回路装置すなわちその伝達関数は同
一のものとすることができ或いは互いに任意に相異させ
ることもできる。この目的を達成するため、本発明によ
る調整可能な振幅−周波数応答を有する回路装置の好適
実施例は、第1及び第2の回路段(2,14)を継続接
続したものと同一の回路構成の少なくとも1個の別の回
路段を具え、この別の回路段を前記第1及び第2の回路
段に継続接続したことを特徴とする。これら別の回路段
はほぼ対応する回路構造を有しているが、各回路段毎に
フィルタ関数Fを相異させることもできる。従って、フ
ァクタCは、回路段毎に相異させることができ、可変に
なるように選択し又は固定的に選択することもできる。
【0015】
【実施例】図1において、入力端子1を入力信号を受信
するように配置する。図1に示す回路の第1の回路段2
は第1の加算段3を具え、その第1の加算入力部を第1
の係数回路5を介して入力端子1に結合する。第1の加
算段3の第2の加算入力部は第1のフィルタ関数を有す
る第1フィルタ段7を介して入力端子に結合すると共に
第2の係数段8を介して第1の加算段3の第1の減算入
力部9に結合する。さらに、第1加算段3の第2の減算
入力部10は第2フィルタ段11と第3係数回路との縦
続接続回路を介して入力端子1に結合する。第2のフィ
ルタ段11は第2のフィルタ関数Gを有する。第1及び
第2の係数回路5及び8において、これらの回路に供給
さる信号は実ファクタCが乗算され、第3の係数回路1
2においてはファクタ2・cを乗算する。第1の加算段
において、入力部4,6,9,10を介して供給さる信
号は互いに加算され、すなわち加算入力部4,6におけ
る信号は正の符号を有し、減算入力部9,10の信号は
負の符号を有している。この加算処理によって得られる
中間の信号は第1加算段3の中間出力部13に発生す
る。
【0016】図1に示す回路は、入力端子1と出力端子
15との間で第1の回路段2に縦続接続した第2の回路
段14も具える。図1の回路装置の出力信号は出力端子
15に現れる。第2の回路段14は第2の加算段16を
具え、その第3の加算入力17を第4の係数回路18を
介して第1の中間出力部13に結合する。第2の加算段
16の第4加算入力は、第1のフィルタ関数Fを有する
第3のフィルタ段20を介して第1の中間出力部13に
結合すると共に第5係数回路21を介して第2の加算段
16の第3減算入力部22に結合する。第2の加算段1
6はその入力部の信号を互いに加算し、すなわち加算入
力部17,19の信号は正の符号を有し、減算入力部2
2の信号は負の符号を有している。この加算処理の結果
は出力信号として第2の加算段16の中間出力部に現れ
る。この第2の中間出力部23を出力端子15に接続す
る。第4及び第5の係数回路18,21に供給される信
号はこれらの回路においてファクタCだけ乗算される。
【0017】第1のフィルタ関数Fはローパス関数FN
又はハイパス関数FHとすることができ、これらの関数
は共に2次関数とする。ローパス関数FN、すなわち2
次のローパス特性を有する第1のフィルタ関数Fは以下
のように表される。 F=FN=1/(1+a・s+b・s2 ) これに対して、ハイパス関数、すなわち2 次のハイパス
特性を有する第1のフィルタ関数Fは以下のように表さ
れる。 F=FH=b・s2 /(1+a ・s +b・s2 ) 第2のフィルタ関数Gは各場合において以下のように表
される。 G=a・s/(1+a ・s +b・s2 ) ここで、a及びbは一定の実ファクタであり、フィルタ
段7,11,20について用いられる回路部分の大きさ
により定められる。パラメータsは虚数部と角周波数と
の積である。図1の回路装置の所定の値について、フィ
ルタ関数F及びGは等価の値の素子(インダクタンス、
キャパシタンス及び抵抗)により構成することができ、
単に配置構成を変えるだけでフィルタ関数FN,FH及
びGを設定することができる。実ファクタcは、0と1
との間(0及び1を含む)となるように選択することが
できるように構成する。この実ファクタcを調整する
と、係数回路5,8,12,18,21は互いに対応す
るように調整され、第3の係数回路12がファクタ2・
cとなるように設定できる。
【0018】図2はローパス関数FNの形態をとる第1
フィルタ関数Fを有する本発明による回路装置の詳細な
構成を示す。第1フィルタ段7及び第3フィルタ段20
はそれぞれインダクタンス24,25と抵抗26,27
との直列回路を有し、これら直列回路は一端側がそれぞ
れ入力端子1及び第1の値を間出力部13に接続され他
端はそれぞれキャパシタンス28,29を介して接地す
る。第2のフィルタ段11はインダクタンス30とキャ
パシタンス31との直列回路を有し、この直列回路の一
端は入力端子1に接続され他端は抵抗32を介して接地
する。インダクタンス24,25,30、キャパシタン
ス28,29,31及び抵抗26,27,32は適切に
対応するように設定する。
【0019】3個のフィルタ段7,11及び20はそれ
ぞれ差動増幅器33,34及び35を有し、これら差動
増幅器の非反転入力部36,37及び38は、第1及び
第3のフィルタ段7及び20についてはキャパシタンス
28、29と抵抗26,27との間の接続点に接続し、
第2のフィルタ段11についてはキャパシタンス31と
抵抗32との間の接続点に接続する。差動増幅器33,
34及び35はそれぞれ接地した反転入力部39,4
0,41を有すると共にそれぞれ非反転入力部45,4
6,47に接続した反転出力部42,43,44を有す
る。
【0020】第2フィルタ段11の差動増幅器34の非
反転出力部46と反転入力部43との間の接続部はこの
第2フィルタ段11の出力を形成する。一方、第1及び
第3のフィルタ段7及び20において、各差動増幅器3
3,35の非反転出力部45,47と反転入力部42,
44との間の接続部は、それぞれ抵抗48,49を介し
て差動増幅器52,57の反転入力部に結合する。これ
ら差動増幅器は非反転入力部54,55及び接地した反
転出力部56,57を有すると共に、それら非反転出力
部58,59からそれぞれ別の抵抗60,61を介して
反転入力部50,51にそれぞれ接続されたフィードバ
ックを有する。抵抗48,60及び49,61はこれら
4個の抵抗が互いに等しくなるように設定されるので、
差動増幅器52及び53は単位利得のインピダンス整合
段を構成し、これらインピダンス整合段により第1及び
第3のフィルタ段7及び20はそれぞれ後段の回路部分
から接続が解除される。差動増幅器52及び53の非反
転出力部58及び59はそれぞれフィルタ段7及び20
の出力部を構成する。
【0021】図2の5個の係数回路5,8,12,18
及び21の各々は、差動増幅器62,63,64,65
及び66をそれぞれ有し、これら差動増幅器は共に同一
構造とする。差動増幅器62〜66は非反転入力部6
7,68,69,70及び71をそれぞれ有すると共
に、接地された反転出力部72,73,74,75及び
76をそれぞれ有する。それぞれ非反転出力部77,7
8,79,80及び81から反転入力部87,88,8
9,90及び61までの間でそれぞれ可変抵抗82,8
3,84,85及び86を経てフィードバックを形成
し、各係数回路5,8,12,18及び21にそれぞれ
供給されるべき信号をそれぞれ入力抵抗92,93,9
4,95及び96を介して関連する反転入力部87,8
8,89,90及び91にそれぞれ供給する。従って、
第1の係数回路5の入力抵抗92は入力端子1に接続さ
れ、第2の係数回路8の入力抵抗93は第1フィルタ段
7の差動増幅器53の非反転出力部58に接続され、第
3係数回路12の入力抵抗94は第2フィルタ段11の
差動増幅器34の非反転出力部46に接続され、第4係
数回路18の入力抵抗は第1の中間出力部13に接続さ
れ、第5係数回路21の入力抵抗96は第3フィルタ段
20の差動増幅器53の非反転出力部59に接続され
る。
【0022】作動増幅器62,63,64,65及び6
6の非反転出力部77,78,79,80及び81は第
1,第2,第3,第4及び第5の係数回路5,8,1
2,18及び21の出力部をそれぞれ構成する。差動増
幅器62の非反転出力部77は加算段3の第1の加算入
力部4に接続され、差動増幅器63の非反転出力部78
は第1の減算入力部9に接続され、差動増幅器65の非
反転出力部80は第2の加算段16の第3の加算入力部
17に接続され、差動増幅器66の非反転出力部81は
第2の減算入力部22に接続される。可変抵抗82,8
3,84,85及び86の最大値は入力抵抗92,9
3,94,95及び96の値にそれぞれ対応する。上述
したように配置された係数回路5,8,18,21及び
第3係数回路12の差動増幅器により、1以下又は1等
しい係数値を得ることができる。
【0023】各加算段3及び16は差動増幅器97及び
98をそれぞれ有し、これら差動増幅器は非反転入力部
99及び100並びに接地された反転出力部101及び
102をそれぞれ有している。差動増幅器97及び98
はそれぞれフィードバック抵抗107及び108を介し
て反転出力部105及び106にそれぞれ接続した反転
入力部103及び104をそれぞれ有している。差動増
幅器97の非反転出力部105は第1の加算段3の中間
出力部13を構成し、差動増幅器98の非反転出力部1
06は第2の加算段16の第2の中間出力部23従って
図2に示す回路装置の出力信号に対する出力端子15を
構成する。
【0024】第1加算段3の差動増幅器97の反転入力
部103は、第1の入力抵抗109を介して第1の係数
回路5の差動増幅器62の非反転出力部77に接続さ
れ、第2の入力抵抗110を介して第1のフィルタ段7
の差動増幅器52の非反転出力部に接続され、第3の入
力抵抗111を介して第2の係数回路8の差動増幅器6
3の非反転出力部78に接続する。第1の加算段3の第
1の入力抵抗109の接続部は第1の加算入力部4を構
成し、第2の入力抵抗の入力部は第2の加算入力部6を
構成し、第3の入力抵抗111の接続部は第1の減算入
力部9を構成する。同様に、第2の加算段16の差動増
幅器98の反転入力部104は第1の入力抵抗113を
介して第4係数回路18の差動増幅器65の非反転出力
部80に接続し、第2の入力抵抗114を介して第3フ
ィルタ段20の差動増幅器53の非反転入力部59に接
続し、第3入力抵抗115を介して第5係数回路21の
差動増幅器66の非反転出力部に接続する。従って、第
2加算段16の第1入力抵抗113の接続部はこの加算
段の第3加算入力部17を構成し、第2入力抵抗114
の接続部は第4加算入力部19を構成し、第3入力抵抗
115の接続部は第3減算入力部22を構成する。好ま
しくは、第1加算段3のフィードバック抵抗107及び
入力抵抗109,110,111並びに第2加算段16
のフィードバック抵抗108及び入力抵抗113,11
4,115はそれぞれ対応するように設定する。この結
果、加算段3及び16は前述した入力部及び出力部に対
して単位利得を有することになる。好ましくは、すべて
の入力抵抗109,110,110,113,114,
115並びにフィードバック抵抗107,108は対応
するように値を定める。第1の加算段3の第2の減算入
力部10は第4の入力抵抗が接続された差動増幅器の反
転入力部103の接続部により構成する。図2に示す実
施例において、第4抵抗112の抵抗は第1加算段3の
差動増幅器97の入力抵抗109〜111の抵抗値の半
分の値とする。従って、このように構成することによ
り、フィードバック抵抗107と共に第4入力抵抗11
2を介して印加される信号電圧に対して2の利得が得ら
れる。第3係数回路12の差動増幅器64のファクタc
と共に、第3係数回路12により2・cの乗算ファクタ
が得られる。第3の係数回路12は結合解除兼インピダ
ンス整合段を有し、この結合解除兼インピダンス整合段
を介して差動増幅器64の非反転出力部79からの信号
を第2の減算入力部10へ結合する。この結合解除兼イ
ンピダンス整合段は、対応する段48,50,52,5
4,56,60及び49,51,53,55,57,5
9,61と一致して、第2の差動増幅器116、第2の
抵抗117及び第2のフィードバック抵抗118を有す
る。第3係数回路12の第2の差動増幅器116の非反
転入力部119及び反転出力部120は接地され、非反
転出力部第2のフィードバック抵抗118を介して反転
入力部122に結合する。第2の差動増幅器116の反
転入力部122は第2抵抗117を介して差動増幅器6
4の非反転出力部に接続し、非反転出力部121は第2
の減算入力部10を構成する。第2抵抗117及び第2
フィードバック抵抗118の値が互いに対応する場合、
結合解除兼インピダンス整合段は第2の差動増幅器と共
に単位利得を実現する。
【0025】図2に示す回路装置の変形例として、図2
に示す第3係数回路12の設定に関し、可変抵抗84と
第2フィードバック抵抗118とを変換することができ
る。別の変形例において、第3係数回路12の第2抵抗
117及び第1加算段3の第4入力抵抗112も相互に
変換することができる。この場合、第1の加算段3がす
べての入力部4,6,9及び10に対して単位利得を有
し、第3係数回路12が各差動増幅器64及び116並
びにそれらの回路構成により規定され利得ファクタc
(差動増幅器64)及び利得ファクタ2(第2の差動増
幅器116)従って利得ファクタ2・cを有する2個の
縦続接続した回路部分を具える図1のブロック線図に直
接基づく回路装置が得られる。
【0026】個々の差動増幅器33,34,35,5
2,53,62,63,64,65,66,97,98
及び116は、最終的に処理及び結合されるべき信号の
必要な極性及び符号が実行される加算及び減算に基づい
て得られるように、反転及び非反転となると共に上述し
たように相互接続されるように配置する。
【0027】図2の実施例の変形例として、第1及び第
3のフィルタ段3及び20のインダクタンス24,2
5、キャパシタンス28,29及び抵抗26,27は、
2次のローパスフィルタ特性の代わりに1次フィルタ関
数Fとして2次のハイパス特性を有する他の回路素子で
置換することができる。この場合フィルタ関数F=FN
=1/(1+a・s+b・s2 )の代わりに、フィルタ
関数F=FH=b・s2/(1+a・s+b・s2 )が
得られる。この第1フィルタ関数の変更は、インダクタ
ンス24及び25並びにキャパシタンス28及び29の
配置を、各キャパシタンス28及び29が入力端子1及
び第1の中間出力部13にそれぞれ接続されインダクタ
ンス24及び25が接地されるように変更することによ
り得られる。この回路配置において、フィルタ関数Gを
有する第2フィルタ段11のインダクタンス30、キャ
パシタンス31及び抵抗32は変更する必要はない。
【0028】図2に示す回路装置の振幅−周波数応答性
を調整するため、可変抵抗82〜86は同一の方向に調
整する必要がある。図面を簡明にするため、図2におい
てこの調整は図示されていない。
【0029】図1及び図2の実施例の図示されていない
変形例として、同一又は類似の回路構成の1又はそれ以
上の別の回路段を縦続接続することも可能である。縦続
接続することにより、異なるより複雑なフィルタ特性を
有する別の信号処理又は波形成形機能を結合することが
できる。最も簡単な場合、図1及び図2の回路装置は同
一の回路装置を縦続接続して例えば高次のローパス又は
ハイパス特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路装置の一例の構成を示すブロ
ック線図である。
【図2】本発明による回路装置の別の実施例の詳細な構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 第1の回路段 3 第1の加算段 4 第1の加算入力部 5 第1の係数回路 6 第2の加算入力部 7 フィルタ段 8 第2の係数回路 9 第1の減算入力部 10 第2の減算入力部 11 第2フィルタ段 12 第3の係数回路 13 中間出力部 14 第2の回路段 15 出力端子 16 第2の加算段 21 第5係数回路 23 中間出力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を受信するように配置した入力
    端子(1)と出力信号を発生する出力端子(15)との
    間で調整可能な振幅−周波数応答を有する回路装置にお
    いて、 Fが、2次のハイパス特性F=FH=b・s2 /(1+
    a・s+b・s2)又は2次のローパス特性F=FN=1
    /(1+a・s+b・s2)を有する第1のフィルタ関数
    を表し、 Gが、2次のバンドパス特性G=a・s/(1+a・s
    +b・s2)を有する第2のフィルタ関数を表し、 a,bを一定の実ファクタとし、 cを振幅が0と1との間(0及び1を含む)で選択可能
    な実ファクタとし、sを虚数単位と角周波数との積とし
    た場合に、 入力信号と出力信号との間で式、 A={c+(1−c)・f−2・c・G}・{c(1−
    c)・F} で表される伝達関数Aを有することを特徴とする調整可
    能な振幅−周波数応答を有する回路装置。
  2. 【請求項2】 入力信号を受信するように配置した入力
    端子(1)と出力信号を発生する出力端子(15)との
    間で調整可能な振幅−周波数応答を有する回路装置にお
    いて、 第1の係数回路(5)を介して前記入力端子(1)に結
    合した第1の加算入力部(4)と、 2次のハイパス又はローパス特性を有する第1のフィル
    タ関数Fを有するフィルタ段(7)を介して前記入力端
    子(1)に結合した第2の加算入力部(6)と、 第2の係数回路(8)を介して前記第2の加算入力部に
    結合した第1の減算入力部(9)と、 2次のバンドパス特性を有する第2のフィルタ関数Gを
    有する第2のフィルタ段(11)と第3の係数回路(1
    2)との継続接続回路を介して前記入力端子(1)に結
    合した第2の減算入力部(10)と、 第1の中間出力部(13)とを有する第1の加算段
    (3)を具える第1の回路段(2)、並びに、 第4の係数回路(18)を介して前記第1の中間出力部
    (13)に結合した第3の加算入力部(17)と、 第1のフィルタ関数Fを有する第3のフィルタ段(2
    0)を介して前記中間出力部(13)に結合した第4加
    算入力部(19)と、 第5の係数回路を介して前記第4加算入力部(19)に
    結合した第3の減算入力部(22)と、 前記出力端子(15)に結合した第2の中間出力部(2
    3)とを有する第2の加算段(16)を具える第2の回
    路段(14)を具え、 前記第1、第2、第4及び第5の係数回路(5,8,1
    8,21)に供給される信号がこれらの係数回路におい
    て実ファクタCだけ乗算され、この実ファクタの大きさ
    を0と1との間(0及び1を含む)で選択可能とし、前
    記第3係数回路(12)に供給される信号がこの係数回
    路においてファクタ2cだけ乗算されることを特徴とす
    る調整可能な振幅−周波数応答を有する回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の回路装置において、前
    記第1及び第2の回路段(2,14)を継続接続したも
    のと同一の回路構成の少なくとも1個の別の回路段を具
    え、この別の回路段を前記第1及び第2の回路段に継続
    接続したことを特徴とする回路装置。
JP7096824A 1994-04-21 1995-04-21 調整可能な振幅−周波数応答を有する回路装置 Pending JPH07303027A (ja)

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DE4413928A DE4413928A1 (de) 1994-04-21 1994-04-21 Schaltungsanordnung mit einem einstellbaren Amplituden-Frequenzgang
DE4413928:4 1994-04-21

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DE4413928A1 (de) 1995-10-26
US5608349A (en) 1997-03-04
EP0678978B1 (de) 2001-08-08
DE59509476D1 (de) 2001-09-13
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EP0678978A2 (de) 1995-10-25

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