JPH07302529A - 真空バルブ - Google Patents
真空バルブInfo
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- JPH07302529A JPH07302529A JP9432094A JP9432094A JPH07302529A JP H07302529 A JPH07302529 A JP H07302529A JP 9432094 A JP9432094 A JP 9432094A JP 9432094 A JP9432094 A JP 9432094A JP H07302529 A JPH07302529 A JP H07302529A
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- Japan
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- arc shield
- end plate
- vacuum valve
- insulating container
- container
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/60—Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
- H01H33/66—Vacuum switches
- H01H33/662—Housings or protective screens
- H01H33/66261—Specific screen details, e.g. mounting, materials, multiple screens or specific electrical field considerations
- H01H2033/66276—Details relating to the mounting of screens in vacuum switches
Landscapes
- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アークシールドの脱落を防止する。
【構成】 アークシールドの一端を端板にロウ付けなど
により接合するとともに、一端から所定距離隔てた位置
の直径を小さくすることにより、段部を形成し、この段
部に、絶縁容器の内面に設けた突起部を係合させてアー
クシールドを支持する。 【効果】 段部が突起部により支持されているので、万
一ロウ付けの接合部が離脱してもアークシールドが脱落
することはない。
により接合するとともに、一端から所定距離隔てた位置
の直径を小さくすることにより、段部を形成し、この段
部に、絶縁容器の内面に設けた突起部を係合させてアー
クシールドを支持する。 【効果】 段部が突起部により支持されているので、万
一ロウ付けの接合部が離脱してもアークシールドが脱落
することはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は真空開閉器に用いられ
る真空バルブの改良に関する。
る真空バルブの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の真空バルブの例としては例えば、
実開昭63−125335号公報に示されたものがあ
る。この従来例では、絶縁円筒容器の両端開口部に皿状
の金属性の端板が接合されて気密容器を構成している。
一方の端板の中央部を貫通して固定側の通電軸が設けら
れ、その先端には固定電極が設けられている。固定側の
電極に接離する可動電極は可動側の通電軸の先端に設け
られている。可動側の通電軸と他方の端板との間にはベ
ローズが設けられ、通電軸が気密を保ちつつ移動できる
ようになされている。
実開昭63−125335号公報に示されたものがあ
る。この従来例では、絶縁円筒容器の両端開口部に皿状
の金属性の端板が接合されて気密容器を構成している。
一方の端板の中央部を貫通して固定側の通電軸が設けら
れ、その先端には固定電極が設けられている。固定側の
電極に接離する可動電極は可動側の通電軸の先端に設け
られている。可動側の通電軸と他方の端板との間にはベ
ローズが設けられ、通電軸が気密を保ちつつ移動できる
ようになされている。
【0003】このように構成された真空バルブにおい
て、可動側の電極が固定側の電極に接離して電流を開閉
するとき、両電極間にアークが発生し、その際に両電極
から金属蒸気が発生する。この金属蒸気が絶縁容器の内
壁に付着すると絶縁性が低下するので、電極の周囲に筒
状のアークシールドを設けて、金属蒸気が絶縁容器の内
壁に付着するのを防止している。前記従来の真空バルブ
においては、絶縁円筒容器の一方(上方)の端板に近い
部分の内壁に突起部を設け、突起部の内側にアークシー
ルドを挿入し、アークシールドと突起部間の間隙には接
着剤として働く耐熱性無機質材料を充填して、アークシ
ールドを絶縁円筒容器内の突起部に係合して固定してい
る。また他の従来例として例えば、金属の円筒状のアー
クシールドの端面を前記の絶縁円筒容器の上部に設けた
金属の端板の内壁面(下面)にロウ付けにより接合して
アークシールドを端板にぶら下げるよう固定しているも
のがある。
て、可動側の電極が固定側の電極に接離して電流を開閉
するとき、両電極間にアークが発生し、その際に両電極
から金属蒸気が発生する。この金属蒸気が絶縁容器の内
壁に付着すると絶縁性が低下するので、電極の周囲に筒
状のアークシールドを設けて、金属蒸気が絶縁容器の内
壁に付着するのを防止している。前記従来の真空バルブ
においては、絶縁円筒容器の一方(上方)の端板に近い
部分の内壁に突起部を設け、突起部の内側にアークシー
ルドを挿入し、アークシールドと突起部間の間隙には接
着剤として働く耐熱性無機質材料を充填して、アークシ
ールドを絶縁円筒容器内の突起部に係合して固定してい
る。また他の従来例として例えば、金属の円筒状のアー
クシールドの端面を前記の絶縁円筒容器の上部に設けた
金属の端板の内壁面(下面)にロウ付けにより接合して
アークシールドを端板にぶら下げるよう固定しているも
のがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の前者の従来の構
成では、真空バルブの開閉時に発生する機械的振動によ
って耐熱性無機質材料にひび割れが生じてアークシール
ドが突起部への係合から脱落することがある。また後者
の従来の構成のものでは、ロウ付けによる接合強度は前
記の耐熱性無気質材料よりは高いものの、長期間使用す
ると、機械的振動によりロウ付け部が破断し、アークシ
ールドが脱落することがある。アークシールドが脱落す
ると、これがベローズに接触してベローズを破損するお
それがあるとともに、正常なシールド効果が得られない
おそれがあり、この点を解決することが課題であった。
成では、真空バルブの開閉時に発生する機械的振動によ
って耐熱性無機質材料にひび割れが生じてアークシール
ドが突起部への係合から脱落することがある。また後者
の従来の構成のものでは、ロウ付けによる接合強度は前
記の耐熱性無気質材料よりは高いものの、長期間使用す
ると、機械的振動によりロウ付け部が破断し、アークシ
ールドが脱落することがある。アークシールドが脱落す
ると、これがベローズに接触してベローズを破損するお
それがあるとともに、正常なシールド効果が得られない
おそれがあり、この点を解決することが課題であった。
【0005】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、アークシールドが絶縁容器から脱落
するのを防止することができる真空バルブを得ることを
目的とする。
されたものであり、アークシールドが絶縁容器から脱落
するのを防止することができる真空バルブを得ることを
目的とする。
【0006】この発明は筒状のアークシールドの端部を
端板に接合するとともに、アークシールドに設けられた
段部を絶縁容器の内壁に設けられた突起部によって支持
することができる真空バルブを得ることを目的とする。
端板に接合するとともに、アークシールドに設けられた
段部を絶縁容器の内壁に設けられた突起部によって支持
することができる真空バルブを得ることを目的とする。
【0007】この発明はアークシールドの端板と接合す
る部分の板厚を厚くし、接合強度を増加させた真空バル
ブを得ることを目的とする。
る部分の板厚を厚くし、接合強度を増加させた真空バル
ブを得ることを目的とする。
【0008】この発明はアークシールドの端部にフラン
ジを設けることによって端板と接合する部分の幅を拡大
し、接合強度を増加させた真空バルブを得ることを目的
とする。
ジを設けることによって端板と接合する部分の幅を拡大
し、接合強度を増加させた真空バルブを得ることを目的
とする。
【0009】この発明は前記アークシールドの段部を絶
縁容器の端部に設けた板状リングにより保持する真空バ
ルブを得ることを目的とする。
縁容器の端部に設けた板状リングにより保持する真空バ
ルブを得ることを目的とする。
【0010】この発明はアークシールドを弾性を有する
変形可能な部材で支持することによって製造時の寸法誤
差を補償できる真空バルブを提供することを目的とす
る。
変形可能な部材で支持することによって製造時の寸法誤
差を補償できる真空バルブを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の真空バルブ
は、筒状の絶縁容器の両端面に気密を保ちつつそれぞれ
第1の端板及び第2の端板を接合して気密容器を構成
し、当該気密容器内に第1の端板に固定された固定電極
部及び固定電極部に離接可能に構成された可動電極部を
設け、前記固定電極部と可動電極部を囲む筒状のアーク
シールドを前記第1の端板に接合して設けた真空バルブ
において、前記アークシールドは、前記第1の端板との
接合部から所定距離のへだてた位置に前記接合部におけ
る外径寸法より小さな外径寸法になされた段部を有し、
前記絶縁容器は内面に前記アークシールドの段部に係合
する少なくとも1個の突起部を設けている。
は、筒状の絶縁容器の両端面に気密を保ちつつそれぞれ
第1の端板及び第2の端板を接合して気密容器を構成
し、当該気密容器内に第1の端板に固定された固定電極
部及び固定電極部に離接可能に構成された可動電極部を
設け、前記固定電極部と可動電極部を囲む筒状のアーク
シールドを前記第1の端板に接合して設けた真空バルブ
において、前記アークシールドは、前記第1の端板との
接合部から所定距離のへだてた位置に前記接合部におけ
る外径寸法より小さな外径寸法になされた段部を有し、
前記絶縁容器は内面に前記アークシールドの段部に係合
する少なくとも1個の突起部を設けている。
【0012】
【作用】アークシールドは端部が端板に接合されるとと
もに、前記端部の外径より小さい外径を有する段部が筒
状の絶縁容器の内壁に設けられた突起部によって保持さ
れる。
もに、前記端部の外径より小さい外径を有する段部が筒
状の絶縁容器の内壁に設けられた突起部によって保持さ
れる。
【0013】また前記筒状の絶縁容器の端面に設けられ
た板状リングによって前記アークシールドの段部が保持
される。
た板状リングによって前記アークシールドの段部が保持
される。
【0014】また前記絶縁容器の突起部に設けられた弾
性変形可能なリング状部材によってアークシールドの段
部が保持され、両者間の寸法誤差は弾性部材の変形によ
って補償される。
性変形可能なリング状部材によってアークシールドの段
部が保持され、両者間の寸法誤差は弾性部材の変形によ
って補償される。
【0015】
[第1実施例]図1は本発明の第1実施例の真空バルブ
の断面図である。図1において、筒状の磁器などの絶縁
材で構成された絶縁容器15の上端には皿状の金属の端
板2が接合されており、その中央部には固定側の金属の
通電棒4が貫通して固定されている。通電棒4の下端に
は固定側の電極5が設けられている。
の断面図である。図1において、筒状の磁器などの絶縁
材で構成された絶縁容器15の上端には皿状の金属の端
板2が接合されており、その中央部には固定側の金属の
通電棒4が貫通して固定されている。通電棒4の下端に
は固定側の電極5が設けられている。
【0016】絶縁容器15の下端には鉄などの金属の端
板3が設けられている。端板3の中央部の孔3Aには、
可動側の金属の通電棒6が挿入されている。通電棒6の
上端には電極5に接離する可動側の電極7が設けられて
いる。通電棒6と端板3間には金属のベローズ8が設け
られ、通電棒6が気密を保ちつつ軸方向に移動できるよ
うになされている。これらの筒状容器15、端板2、端
板3及びベローズ8によって気密容器が構成され、内部
は所定の真空になされている。絶縁容器15には、端板
2との接合部の近傍において、その内壁に少なくとも1
個の突起部15Aが設けられている。突起部15Aは、
絶縁容器の内壁の全円周上に設けた円環状の突起でもよ
く、また複数の突起を円周上に配列したものでもよい。
板3が設けられている。端板3の中央部の孔3Aには、
可動側の金属の通電棒6が挿入されている。通電棒6の
上端には電極5に接離する可動側の電極7が設けられて
いる。通電棒6と端板3間には金属のベローズ8が設け
られ、通電棒6が気密を保ちつつ軸方向に移動できるよ
うになされている。これらの筒状容器15、端板2、端
板3及びベローズ8によって気密容器が構成され、内部
は所定の真空になされている。絶縁容器15には、端板
2との接合部の近傍において、その内壁に少なくとも1
個の突起部15Aが設けられている。突起部15Aは、
絶縁容器の内壁の全円周上に設けた円環状の突起でもよ
く、また複数の突起を円周上に配列したものでもよい。
【0017】アークシールド16は、例えば円筒状鉄な
どの金属であり、電極5及び7の部分を囲んで設けられ
ている。アークシールド16は大径部16Bと大径部1
6Bより直径の小さい小径部16Cにより構成され、両
者の境界には段部16Aが形成されている。小径部16
Cの外径は前記の突起部15Aの内径より若干小さくな
されている。また大径部16Bの外径は前記突起部15
Aの内径より大きくなされている。アークシールド16
の端部16Dは端板2の内面に銀ロウ付などの溶接方法
で接合されている。アークシールド16の端部16Dと
段部16Aとの距離は、アークシールド16の端部16
Dが端板2に接合された状態で、前記段部16Aが突起
15Aに接するようにあらかじめ設定されている。
どの金属であり、電極5及び7の部分を囲んで設けられ
ている。アークシールド16は大径部16Bと大径部1
6Bより直径の小さい小径部16Cにより構成され、両
者の境界には段部16Aが形成されている。小径部16
Cの外径は前記の突起部15Aの内径より若干小さくな
されている。また大径部16Bの外径は前記突起部15
Aの内径より大きくなされている。アークシールド16
の端部16Dは端板2の内面に銀ロウ付などの溶接方法
で接合されている。アークシールド16の端部16Dと
段部16Aとの距離は、アークシールド16の端部16
Dが端板2に接合された状態で、前記段部16Aが突起
15Aに接するようにあらかじめ設定されている。
【0018】上記の構成の真空バルブを組立てるとき
は、端板2にあらかじめ固定側の通電棒4とアークシー
ルド16をロウ付しておく。次に端板2を絶縁容器15
に接合することによって真空バルブが形成される。第1
実施例では、アークシールド16の端部16Dから段部
16Aまでの距離が、端板2の内面と突起15Aの上面
15Bまでの距離に略等しくなされているので、仮に端
部16Dのロウ付部が破損してアークシールド16が端
板2から離脱しても、アークシールド16は突起15A
により支持されており、脱落することはない。
は、端板2にあらかじめ固定側の通電棒4とアークシー
ルド16をロウ付しておく。次に端板2を絶縁容器15
に接合することによって真空バルブが形成される。第1
実施例では、アークシールド16の端部16Dから段部
16Aまでの距離が、端板2の内面と突起15Aの上面
15Bまでの距離に略等しくなされているので、仮に端
部16Dのロウ付部が破損してアークシールド16が端
板2から離脱しても、アークシールド16は突起15A
により支持されており、脱落することはない。
【0019】[第2実施例]図2は本発明の第2実施例
の真空バルブの断面図である。第2実施例においては、
金属のアークシールド21の形状のみが図1に示す第1
実施例のアークシールド16と異なっており、他の構成
は第1実施例と同じであり、対応する部分は同一の符号
を用いて示し、同じ説明が適用される。第2実施例のア
ークシールド21は、端板2に接合する端部21Bから
段部21Aまでの厚さが他の部分より厚くなされてい
る。従って、端部21Bの面積が図1に示す第1実施例
のアークシールド16の端部16Dの面積より広い。ロ
ウ付の接合強度は接合面積に略比例するので、所望の接
合強度が得られるように厚さを選べばよい。本実施例で
は、端部21Bを端板2にロウ付したときの接合面積が
大きく、従って接合強度が増大する。アークシールド2
1の段部21Aは第1実施例と同様に、突起15Aによ
って保持されている。従って万一ロウ付部が端板2から
離脱してもアークシールドが脱落することはない。
の真空バルブの断面図である。第2実施例においては、
金属のアークシールド21の形状のみが図1に示す第1
実施例のアークシールド16と異なっており、他の構成
は第1実施例と同じであり、対応する部分は同一の符号
を用いて示し、同じ説明が適用される。第2実施例のア
ークシールド21は、端板2に接合する端部21Bから
段部21Aまでの厚さが他の部分より厚くなされてい
る。従って、端部21Bの面積が図1に示す第1実施例
のアークシールド16の端部16Dの面積より広い。ロ
ウ付の接合強度は接合面積に略比例するので、所望の接
合強度が得られるように厚さを選べばよい。本実施例で
は、端部21Bを端板2にロウ付したときの接合面積が
大きく、従って接合強度が増大する。アークシールド2
1の段部21Aは第1実施例と同様に、突起15Aによ
って保持されている。従って万一ロウ付部が端板2から
離脱してもアークシールドが脱落することはない。
【0020】[第3実施例]図3は本発明の第3実施例
の真空バルブの断面図である。第3実施例においては、
金属のアークシールド22のみが前記図1の第1実施例
のアークシールド16と異なっており、他の構成は第1
実施例と同じであり、対応する部分は同一の符号を用い
て示し、同じ説明が適用される。第3実施例において
は、アークシールド22の端部にフランジ22Bが設け
られており、フランジ22Bの端板2との接合部22C
は第1実施例における端部16Dに比較して面積が広
い。従ってアークシールド22を端板2にロウ付けした
ときの接合面積が広く接合強度が高い。従って所望の接
合強度が得られるようにフランジ22Bの幅、すなわち
接合部22Cの面積を設定すればよい。
の真空バルブの断面図である。第3実施例においては、
金属のアークシールド22のみが前記図1の第1実施例
のアークシールド16と異なっており、他の構成は第1
実施例と同じであり、対応する部分は同一の符号を用い
て示し、同じ説明が適用される。第3実施例において
は、アークシールド22の端部にフランジ22Bが設け
られており、フランジ22Bの端板2との接合部22C
は第1実施例における端部16Dに比較して面積が広
い。従ってアークシールド22を端板2にロウ付けした
ときの接合面積が広く接合強度が高い。従って所望の接
合強度が得られるようにフランジ22Bの幅、すなわち
接合部22Cの面積を設定すればよい。
【0021】第2実施例のアークシールド21において
も、端部21Bの面積が広いので、第3実施例のアーク
シールド22と同様に高い接合強度が得られる。しかし
第3実施例のアークシールド22は、第2実施例のアー
クシールド21と比較して、端部22Cから段部22A
までの板厚が薄いので、材料が削減される。その結果第
2実施例に比較して真空バルブの重量が軽減されまた材
料のコストも削減される。本実施例において、万一アー
クシールド22が端板2から離脱したとしても、段部2
2Aが突起15Aによって支持されているので脱落する
ことはない。
も、端部21Bの面積が広いので、第3実施例のアーク
シールド22と同様に高い接合強度が得られる。しかし
第3実施例のアークシールド22は、第2実施例のアー
クシールド21と比較して、端部22Cから段部22A
までの板厚が薄いので、材料が削減される。その結果第
2実施例に比較して真空バルブの重量が軽減されまた材
料のコストも削減される。本実施例において、万一アー
クシールド22が端板2から離脱したとしても、段部2
2Aが突起15Aによって支持されているので脱落する
ことはない。
【0022】[第4実施例]図4は本発明の第4実施例
の真空バルブの断面図である。本実施例においては、筒
状の絶縁容器24、金属のアークシールド23及び金属
の板状リング18を除く他の構成は第1実施例の構成と
同じであり、対応する部分は同一の符号を用いて示し、
同じ説明が適用される。第4実施例では、絶縁容器24
において、端板2が接合された端面24Aに板状リング
18が設けられている。板状リング18の外径は絶縁容
器24の内径より大きくなされているので、板状リング
18を絶縁容器24の端面24Aに接合しなくてもよい
が、機械的に安定な真空バルブを得るためには端面24
Aに接合して固定するのが望ましい。
の真空バルブの断面図である。本実施例においては、筒
状の絶縁容器24、金属のアークシールド23及び金属
の板状リング18を除く他の構成は第1実施例の構成と
同じであり、対応する部分は同一の符号を用いて示し、
同じ説明が適用される。第4実施例では、絶縁容器24
において、端板2が接合された端面24Aに板状リング
18が設けられている。板状リング18の外径は絶縁容
器24の内径より大きくなされているので、板状リング
18を絶縁容器24の端面24Aに接合しなくてもよい
が、機械的に安定な真空バルブを得るためには端面24
Aに接合して固定するのが望ましい。
【0023】アークシールド23は、実質的に図1に示
す第1実施例のアークシールド16と同じ形状を有して
いる。アークシールド23の端部23Bは端板2にロウ
付により接合されている。端部23Bと段部23Aの距
離は端板2の内面と板状リング18までの距離に実質的
に等しくなされており、アークシールド23は段部23
Aにおいて板状リング18によって保持される。従っ
て、アークシールド23が端板2から離脱しても端部2
3Aが板状リング18によって支持されているので脱落
することはない。また、この第4実施例では絶縁容器2
4の構造が簡単なので製造コストが低減される。
す第1実施例のアークシールド16と同じ形状を有して
いる。アークシールド23の端部23Bは端板2にロウ
付により接合されている。端部23Bと段部23Aの距
離は端板2の内面と板状リング18までの距離に実質的
に等しくなされており、アークシールド23は段部23
Aにおいて板状リング18によって保持される。従っ
て、アークシールド23が端板2から離脱しても端部2
3Aが板状リング18によって支持されているので脱落
することはない。また、この第4実施例では絶縁容器2
4の構造が簡単なので製造コストが低減される。
【0024】[第5実施例]図5は本発明の第5実施例
の真空バルブの断面図である。第5実施例においては、
アークシールド16の端部16Dと段部16A間の距離
が端板2の内面と絶縁容器15の突起部15Aの上面1
5Bまでの距離より短くなされている。従って端板2に
アークシールド16をロウ付した後、絶縁容器15に取
付けたとき段部16Aと突起部15Aの上面との間に隙
間が生じる。この実施例では、前記の隙間に弾性を有し
変形可能な金属のリング状部材によるばね25を設けて
いる。ばね25は例えば、板状部材を断面がU字型にな
るように成形したものが適している。ばね25は絶縁容
器15の内壁の形状に応じたリング状が望ましいが、U
字型のばねの小片を複数個設けてもよい。
の真空バルブの断面図である。第5実施例においては、
アークシールド16の端部16Dと段部16A間の距離
が端板2の内面と絶縁容器15の突起部15Aの上面1
5Bまでの距離より短くなされている。従って端板2に
アークシールド16をロウ付した後、絶縁容器15に取
付けたとき段部16Aと突起部15Aの上面との間に隙
間が生じる。この実施例では、前記の隙間に弾性を有し
変形可能な金属のリング状部材によるばね25を設けて
いる。ばね25は例えば、板状部材を断面がU字型にな
るように成形したものが適している。ばね25は絶縁容
器15の内壁の形状に応じたリング状が望ましいが、U
字型のばねの小片を複数個設けてもよい。
【0025】第5実施例においては、段部16Aと突起
部15Aの上面15B間の距離に製品毎のばらつきがあ
っても、変形可能なばね25の伸縮によって隙間がうめ
られる。従って製品毎のばらつきがあっても、変形可能
なばね25の伸縮によって隙間がうめられ、アークシー
ルドは突起部に係合し脱落しないとともに、アークシー
ルド16及び絶縁容器15の許容誤差を非常に小さくす
る必要がなく、製造が容易になる。
部15Aの上面15B間の距離に製品毎のばらつきがあ
っても、変形可能なばね25の伸縮によって隙間がうめ
られる。従って製品毎のばらつきがあっても、変形可能
なばね25の伸縮によって隙間がうめられ、アークシー
ルドは突起部に係合し脱落しないとともに、アークシー
ルド16及び絶縁容器15の許容誤差を非常に小さくす
る必要がなく、製造が容易になる。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、アークシールドの端
部が端板に接合されるとともに、段部が絶縁容器の内壁
に設けられた突起部により保持される。従ってアークシ
ールドの取付強度が増加するとともに、万一接合部が離
脱しても、アークシールドは段部によって支持され、脱
落することはない。
部が端板に接合されるとともに、段部が絶縁容器の内壁
に設けられた突起部により保持される。従ってアークシ
ールドの取付強度が増加するとともに、万一接合部が離
脱しても、アークシールドは段部によって支持され、脱
落することはない。
【0027】アークシールドの接合部の板厚を厚くする
ことにより、若干重量が増加するが、接合部の接合面積
が増加し、その結果接合強度が増大する。
ことにより、若干重量が増加するが、接合部の接合面積
が増加し、その結果接合強度が増大する。
【0028】アークシールドの接合部にフランジを設け
ることにより、接合部の面積が増加し、アークシールド
の大きな重量増加なしで接合強度が増大する。
ることにより、接合部の面積が増加し、アークシールド
の大きな重量増加なしで接合強度が増大する。
【0029】絶縁容器の端部に板状リングを設け、それ
によってアークシールドの段部を支持するので、絶縁容
器の構造が簡略化される。
によってアークシールドの段部を支持するので、絶縁容
器の構造が簡略化される。
【0030】さらに、アークシールドの段部と絶縁容器
の突起部間に弾性変形可能なリング状部材を設けること
により、アークシールドの端板への接合部と段部間の寸
法誤差を非常に小さくする必要がない。
の突起部間に弾性変形可能なリング状部材を設けること
により、アークシールドの端板への接合部と段部間の寸
法誤差を非常に小さくする必要がない。
【図1】 本発明の第1実施例の真空バルブの断面図
【図2】 本発明の第2実施例の真空バルブの断面図
【図3】 本発明の第3実施例の真空バルブの断面図
【図4】 本発明の第4実施例の真空バルブの断面図
【図5】 本発明の第5実施例の真空バルブの断面図
2、3 端板、5、7 電極、15 絶縁容器、15A
突起部、16、21〜23 アークシールド、16
A、21A〜23A 段部、16D 端部、18 板状
リング、22B フランジ、25 ばね。
突起部、16、21〜23 アークシールド、16
A、21A〜23A 段部、16D 端部、18 板状
リング、22B フランジ、25 ばね。
Claims (7)
- 【請求項1】 筒状の絶縁容器の両端部に気密を保ちつ
つそれぞれ第1の端板及び第2の端板を接合して気密容
器を構成し、当該気密容器内に第1の端板に固定された
固定電極部及び固定電極部に離接可能に構成された可動
電極部を設け、前記固定電極部と可動電極部を囲む筒状
のアークシールドを前記第1の端板に接合して設けた真
空バルブにおいて、 前記アークシールド上で、前記第1の端板との接合部か
ら所定距離のへだてた位置に前記接合部における外径寸
法より小さな外径寸法になされた段部を有し、 前記絶縁容器は内面に前記アークシールドの段部に係合
する突起部を設けたことを特徴とする真空バルブ。 - 【請求項2】 前記アークシールドの前記第1の端板と
の接合部から前記段部までの板厚を段部より先の部分よ
り厚くしたことを特徴とする請求項1の真空バルブ。 - 【請求項3】 前記アークシールドの前記第1の端板と
の接合部にフランジを設けフランジの面において接合し
たことを特徴とする請求項1の真空バルブ。 - 【請求項4】 前記第1の端板と絶縁容器との接合部に
前記アークシールドの段部に係合する板状リングを設け
たことを特徴とする請求項1の真空バルブ。 - 【請求項5】 前記アークシールドの段部と前記絶縁容
器の突起部間に少なくとも1個の弾性を有する変形可能
な部材を設けたことを特徴とする請求項1の真空バル
ブ。 - 【請求項6】 前記絶縁容器の内面に設けた突起部は前
記内面の全周に設けられたリング状突起部である請求項
1の真空バルブ。 - 【請求項7】 前記弾性を有する変形可能な部材はリン
グ状の部材であることを特徴とする請求項5の真空バル
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9432094A JPH07302529A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 真空バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9432094A JPH07302529A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 真空バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302529A true JPH07302529A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14106995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9432094A Pending JPH07302529A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 真空バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07302529A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020036375A (ko) * | 2000-11-09 | 2002-05-16 | 이종수 | 진공 인터럽터 |
EP2571039A1 (en) * | 2011-09-14 | 2013-03-20 | LSIS Co., Ltd. | Vacuum interrupter |
-
1994
- 1994-05-06 JP JP9432094A patent/JPH07302529A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020036375A (ko) * | 2000-11-09 | 2002-05-16 | 이종수 | 진공 인터럽터 |
EP2571039A1 (en) * | 2011-09-14 | 2013-03-20 | LSIS Co., Ltd. | Vacuum interrupter |
JP2013062248A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Ls Industrial Systems Co Ltd | 真空インタラプタ |
US8933357B2 (en) | 2011-09-14 | 2015-01-13 | Lsis Co., Ltd. | Vacuum interrupter |
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