JPH0730224U - 部品整列装置 - Google Patents

部品整列装置

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JPH0730224U
JPH0730224U JP6475793U JP6475793U JPH0730224U JP H0730224 U JPH0730224 U JP H0730224U JP 6475793 U JP6475793 U JP 6475793U JP 6475793 U JP6475793 U JP 6475793U JP H0730224 U JPH0730224 U JP H0730224U
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Japan
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Application number
JP6475793U
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English (en)
Inventor
友二 新井田
Original Assignee
神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 頭部と、これから突出し相異なる長さの磁性
材で成る2本の脚部とを有する部品を長い方の脚部を前
方にした姿勢で次工程に供給する。 [構成] 帯状部材16、17間に隙間18を形成す
る。これは、リード線a、b間の距離よりは大きい巾を
有する第1隙間部18aと、この下流側でリード線a、
b間の距離より小さい巾を有する第2隙間部18bと、
これらの間に第1隙間部18aの巾から第2隙間部18
bの巾へと漸次、小さくなる隙間境界部18cとからな
っている。ガイド板19の上に長手状の永久磁石20が
固定され、この下流側端部は隙間境界部18cの近傍で
終わっている。第2隙間部18bにおいては長い方のリ
ード線bを前方にして次工程に1個宛供給することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は部品整列装置に関し、特に頭部と、該頭部から下方に突出する長さの 相異なる2本の磁性材で成る脚部とから成る部品の部品整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
図5で示す部品mは、ある種の電子部品を示すが、円筒状の頭部hと、これか ら下方に突出し、長さの異なるかつ、磁性材で成るリード線a及びbを備えてい るが、このようにリード線a、bに長短を付けたのは、この部品mの極性を示す ためであって、このような電子部品mを電子回路にこの極性を合わせて装着させ るのに、従来は作業員が1つ宛ハンダ付け装置に位置決めして供給するか、ある いはロボットにより頭部hを保持して、リード線a、bの長短を検知させて、そ のハンドで電子回路に自動的に装着させることが考えられるが、その場合には、 コストが大幅に上昇する。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
本考案は上述の問題に鑑みてなされ、頭部と、該頭部から下方に突出する長さ の相異なる2本の磁性材で成る脚部とから成る部品を所定の姿勢で、すなわち2 本の脚部の長短を前後方向で一致させて、長い方を先頭にして自動的に次工程に 供給することのできる部品整列装置を提供することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
以上の目的は、振動し、互いに間隙をおいて平行に配設された一対の帯状部材 と、前記振動による部品の移送方向に延在し、その内方縁部は前記間隙のほぼ直 下方に位置するガイド手段と、前記一対の帯状部材のうち一方の下方で前記移送 方向に延在する長手状の永久磁石とから成り、前記隙間は上流側では第1の所定 の大きさの巾を有する第1隙間部と、下流側では前記第1の所定の大きさより小 さい第2の所定の大きさの巾を有する第2隙間部と、前記第1隙間部と前記第2 隙間部との間に漸次、前記第1の所定の大きさから前記第2の所定の大きさへと 減少する境界隙間部とから成り、前記永久磁石の下流側端部は前記境界隙間部の 近傍にあり、前記部品は頭部と、該頭部から突出し、長さが異なり磁性材で成る 2本の脚部とから成り、前記頭部を前記隙間から前記脚部を下方へ垂下させて前 記帯状部材に懸吊させて振動により移送させるようにし、前記脚部間距離は前記 第1の所定の大きさよりは小さいが、前記第2の所定の大きさよりは大きく前記 ガイド手段の縁部の高さは、懸吊した姿勢の部品の短い方の脚部の下端より下方 であるが、長い方の脚部の下端より上方にあることを特徴とする部品整列装置、 によって達成される。
【0005】
【作用】
部品はその頭部を一対の帯状部材の間隙上に懸吊させた姿勢で振動により移送 され、これからその間隙を通って下方に突出する長さの異なる脚部を垂下させて 移送されるのであるが、長手状の永久磁石の領域に入ると磁性材で成る両脚部が 吸引力を受ける。然しながら、ガイド部材の縁部のトラフ内におけるレベルは短 い方の脚部より下方であるが、長い方の脚部より上方に位置しているために、こ の縁部に当接するか、これにより永久磁石側への移行を阻止されながら長い方の 脚部が振動により移送される一方、短い方の脚部は永久磁石に吸引されながら移 送される。すなわち、振動による移送方向に関し、短い方の脚部は永久磁石側に 向け、長い方の脚部はこれと反対側に向けて間隙の第1間隙部を移送される。境 界間隙部に至ると、漸次、上流側の第1間隙部から第2間隙部のより小さい巾へ と漸次移行するために、かつまた、この境界間隙部の近傍で永久磁石の下流側端 部が終わっていることにより、この近傍では短い方の脚部が第2の間隙部に至る 前に、いわばブレーキ力を受け、他方長い方の脚部はそのまま第2間隙部へと振 動により移送され、短い方の脚部は境界間隙部を構成する帯状部材の一方に案内 されて、この部品の頭部は第2間隙部にやはり懸吊した姿勢で移行するのである が、境界間隙部において永久磁石の下流側端部の磁気吸引力を受ける領域内に、 より遅くまでその影響を受ける短い方の脚部が第2間隙部においては、移送方向 に関し後ろ側にある。すなわち、長い方の脚部を前方にした姿勢で移送されるの であるが、両脚部間の距離は第2間隙部の巾の大きさより大であるため、再び両 脚部を左右にした姿勢にすることなく、次工程には長い方の脚部を前方にして供 給することができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例による部品整列装置について図面を参照して説明する。 なお、適用される部品は図5に示す部品mであるとする。
【0007】 図1においては、部品整列装置の全体が示されており、本実施例では直線振動 フィーダ2が適用される。このトラフ4は図2に示すように、断面がコの字形状 で直線的に延び、これに本考案に係わる部品整列装置本体11が設けられている 。トラフ4は、下方のベースブロック5と前後一対の傾斜板ばね6、7により結 合されおり、トラフ4の底面から下方に垂下して可動コア180が固定されてお り、これと空隙をおいて電磁石9がベースブロック5に固定されている。ベース ブロック5は防振ばね10により地上に支持されている。
【0008】 次に図2乃至図4を参照して本考案に係る部品整列装置本体11の詳細につい て説明する。
【0009】 トラフ4は上述したように断面がコの字形状であるが、この両内側壁面に一対 の帯状部材16、17が固定され、これらの間に断面がハの字型の隙間18を形 成させている。この隙間18は図4に示すように上流側と下流側において、その 巾の大きさが異なり、上流側の第1隙間部18aにおいてはW1 で部品mの両脚 部a、b間の距離dよりは大であるが、下流側の第2隙間部18bにおいてはW 2 で両脚部a、b間の距離よりは小さい。そして第1隙間部18aと第2隙間部 18bとの間にテーパ部cが一方の帯状部材16に形成され、これにより第1隙 間部18aの巾から第2隙間部18bの巾まで漸次、小さくなる境界隙間部18 cを形成している。
【0010】 図2及び図4で示すように、一方の帯状部材16の下方には振動による移送方 向に延在してガイド板19がトラフ4に固定されており、その縁部は図4に示す ように上流側ではテーパ部19aを形成させているが、この後、隙間18に沿っ て直線的な縁部19bとして延在している。
【0011】 又、ガイド板19の上方には、振動による移送方向に延在して帯状の永久磁石 20が固定されており、それはガイド板19の上流側端部から共に始まるが、下 流側端部は上述の境界隙間部18cの近傍で終わっている。
【0012】 本考案の実施例による部品整列装置は以上のように構成されるが、次にこの作 用について説明する。
【0013】 電磁石9の電磁コイルに交流を通電すると、公知のように磁気交番力が発生し 、これによりトラフ4は矢印で示す方向に直線振動を行なう。なお、図示せずと も、直線振動フィーダ2の上流側には振動パーツフィーダ又はベルトコンベヤが 部品供給用として接続されているものとする。これから部品mが1個宛トラフ4 に供給されるのであるが、この上流側端部においては隙間18には脚部もしくは リード線a、bをフリーな状態にして懸吊姿勢で下流側へ振動により移送され、 ガイド板19の上流側端部に至ると、永久磁石20の磁気吸引力を受けて両リー ド線a、bが吸引力を受けるが、ガイド板19の縁部19a、19bのレベルは リード線aの下端より下方にあり、かつ長い方のリード線bの下端部より上方に あるために、長い方のリード線bはこのガイド板19の縁部19aによりガイド され、19bにより、磁石20側への移行が阻止されて縁部19bに沿って移送 され、他方、短い方のリード線aは永久磁石20の磁気吸引力を受けながら移送 される。従って、境界隙間部8cまでは移送方向に関し短い方のリード線aを永 久磁石20側に向け、かつ反対側に長い方のリード線bを向けているのであるが 、隙間境界部18cに至ると、永久磁石20の下流側端部がこの近傍で終わって いるので、その角部においては特に磁束密度が大きいために部品mがこの領域か ら少し離れても、なおかつ磁気吸引力を受けて振動による移送に対しブレーキを 受ける。一方、長い方のリード線bは永久磁石20から遠方にあるがために(僅 かの距離でも磁気吸引力は距離の2乗に反比例するので、その力の差は大きい) 、そのまま他方の帯状部材17のエッジに沿って移送され、隙間境界部18cの テーパ部cでは、短い方のリード線aはこれに沿って移送される。すなわち、図 4において部品mは時計方向の回動力を受け、これにより長い方のリード線bを 前方にして第2隙間部18bに頭部hを懸吊させて移送されるのであるが、この 第2隙間部18bの巾は、リード線a、b間の距離よりは小さいので、この姿勢 を維持させて次工程に供給することができる。
【0014】 以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本考案はこれに限定される ことなく、本考案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0015】 例えば、以上の実施例では、本考案の部品整列装置本体11が適用される振動 機としては直線振動フィーダ2が用いられたが、公知の内周壁面にらせん状のト ラックを形成させたわん状容器をねじり振動させる振動パーツフィーダを用いて もよい。この場合、部品整列装置本体11は直線的であっても、弧状であっても よい。弧状の場合には、これに沿って隙間18や永久磁石20なども弧状になる 。
【0016】 又、以上の実施例では、部品mの頭部は円筒形状であったが、これに限ること なく、角筒状であってもよく、要するに頭部を隙間18に懸吊させ得る部品であ ればよい。
【0017】 又、以上の実施例では、ガイド部材としては平板19を用いたが、これに代え てこの縁部19a、19bに沿ったワイヤに代えてもよい。勿論、この場合には 永久磁石20はトラフ4の底壁部若しくは内壁部に固定すればよい。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の部品整列装置によれば、自動的に頭部とこれから 突出し、長さの異なる磁性材で成る脚部を有する部品の長い方の脚部を前方にし て次工程に1個宛供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による部品整列装置を用いた直
線振動フィーダの側面図である。
【図2】図1における[2]−[2]線方向の断面図で
ある。
【図3】図1における[3]−[3]線方向の断面図で
ある。
【図4】本実施例の要部の平面図である。
【図5】本実施例に適用される部品mの斜視図である。
【符号の説明】
4 トラフ 16 帯状部材 17 帯状部材 18 隙間 18a 第1隙間部 18b 第2隙間部 18c 隙間境界部 19 ガイド板 20 永久磁石 m 部品 a リード線 b リード線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動し、互いに間隙をおいて平行に配設
    された一対の帯状部材と、前記振動による部品の移送方
    向に延在し、その内方縁部は前記間隙のほぼ直下方に位
    置するガイド手段と、前記一対の帯状部材のうち一方の
    下方で前記移送方向に延在する長手状の永久磁石とから
    成り、前記隙間は上流側では第1の所定の大きさの巾を
    有する第1隙間部と、下流側では前記第1の所定の大き
    さより小さい第2の所定の大きさの巾を有する第2隙間
    部と、前記第1隙間部と前記第2隙間部との間に漸次、
    前記第1の所定の大きさから前記第2の所定の大きさへ
    と減少する境界隙間部とから成り、前記永久磁石の下流
    側端部は前記境界隙間部の近傍にあり、前記部品は頭部
    と、該頭部から突出し、長さが異なり磁性材で成る2本
    の脚部とから成り、前記頭部を前記隙間から前記脚部を
    下方へ垂下させて前記帯状部材に懸吊させて振動により
    移送させるようにし、前記脚部間距離は前記第1の所定
    の大きさよりは小さいが、前記第2の所定の大きさより
    は大きく前記ガイド手段の縁部の高さは、懸吊した姿勢
    の部品の短い方の脚部の下端より下方であるが、長い方
    の脚部の下端より上方にあることを特徴とする部品整列
    装置。
JP6475793U 1993-11-08 1993-11-08 部品整列装置 Pending JPH0730224U (ja)

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