JPH07302243A - ネットワークを用いた著作物提供システム - Google Patents

ネットワークを用いた著作物提供システム

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JPH07302243A
JPH07302243A JP6113975A JP11397594A JPH07302243A JP H07302243 A JPH07302243 A JP H07302243A JP 6113975 A JP6113975 A JP 6113975A JP 11397594 A JP11397594 A JP 11397594A JP H07302243 A JPH07302243 A JP H07302243A
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Kenro Ito
憲朗 伊藤
Takashi Ochi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低容量の記憶装置を備えた端末装置を用いて
も、十分実用に耐えうるシステムを提供する。 【構成】 ネットワーク100に、端末装置10〜50
が接続される。統括管理装置60は、このシステム全体
を統括管理し、作品情報保存装置70内には、多数のマ
ルチメディア作品が作品情報の形で保存されている。端
末装置10からの要求に応じて、作品情報保存装置70
から所望の作品情報が伝送される。伝送された作品情報
は、一時記憶手段12に一時的に保持され、作品提示手
段11によってディスプレイなどに提示されるが、提示
終了後のデータは順次一時記憶手段12から消去されて
ゆき、データはいわゆる「たれ流し」形式で伝送される
ことになる。作品情報には他の作品を引用する情報を含
ませることができる。編集者用端末装置50は新たな作
品情報を作成し、作品情報保存装置70に登録する機能
をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワークを用いた著
作物提供システム、特に、マルチメディアを利用した作
品をネットワークに接続された端末装置に提供するシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】ここ数年、コンピュータ機器のデータ処
理能力の向上とともに、画像情報、音声情報、文字情報
などを総合的に取り扱ういわゆるマルチメディアの利用
が急速に普及してきている。このマルチメディアは、種
々の著作物を提供するためのデジタル媒体として、今後
も広く利用されるものと思われる。このようなマルチメ
ディアを利用した著作物を、一般のユーザに提供する方
法として、フロッピディスクや、CD−ROMなどの記
憶媒体を用いる方法と、ネットワークを媒介に用いる方
法と、が現在普及している。特に、ネットワークを媒介
に用いる方法は、データの容器となるべき物理的な記憶
媒体を必要としないため、今後も益々広まってゆくもの
と期待されている。現在では、パーソナルコンピュータ
の通信機能を利用して、広域の商用ネットワークに容易
にアクセスできる環境が整ってきており、マルチメディ
アを利用した種々の著作物データが、ネットワークを介
して個々のパーソナルコンピュータにダウンロードされ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、マルチ
メディアを利用した著作物の作品は、一般に、画像情
報、音声情報、文字情報などを含むものであり、非常に
膨大な情報量をもったデータである。特に、画像情報の
中でもフルカラーの動画情報は、わずかな再生時間を実
現するだけでも膨大なデータ量を必要とする。したがっ
て、このような作品を一般のパーソナルコンピュータな
どで再生する場合、膨大な情報を保存するための記憶装
置が必要になる。最近では、磁気ハードディスクなどの
低価格化が進み、汎用のパーソナルコンピュータにも、
数100Mバイトというオーダの記憶容量をもったハー
ドディスク装置を装備するのが一般的になってきてい
る。しかしながら、画像情報、音声情報、文字情報など
を総合的に含むマルチメディア作品を取り扱うには、ま
だまだ記憶装置の容量は不十分である。特に、フルカラ
ーの動画情報を含んだ作品を、ネットワークを通じてパ
ーソナルコンピュータにダウンロードする場合、膨大な
記憶容量をもったハードディスクなどを備える必要があ
り、実用的な著作物提供システムを構築することは困難
である。
【0004】そこで本発明は、低容量の記憶装置を備え
た端末装置を用いても、十分実用に耐えうるネットワー
クを用いた著作物提供システムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、ネットワークを用いた著
作物提供システムにおいて、複数の利用者に情報を流す
ためのネットワークと、このネットワークに接続された
複数の端末装置と、このネットワークを介して提供すべ
き著作物を、各作品ごとに作品情報として保存する作品
情報保存装置と、を設け、作品情報を、単位著作物を構
成する素材データと、この素材データに基いて作品を構
成するための指示を与える作品構成データと、により構
成し、端末装置には、ネットワークを介して伝送された
作品情報を一時的に保持するための一時記憶手段と、こ
の一時記憶手段内に保持されている作品情報に基いて作
品を提示するための作品提示手段と、を設け、作品提示
手段が、作品情報内に含まれている素材データで表現さ
れる単位著作物を、作品構成データに示されている指示
に基いて提示する処理を行うようにしたものである。
【0006】(2) 本発明の第2の態様は、ネットワー
クを用いた著作物提供システムにおいて、複数の利用者
に情報を流すためのネットワークと、このネットワーク
に接続された複数の端末装置と、このネットワークを介
して提供すべき著作物を、各作品ごとに作品情報として
保存する作品情報保存装置と、を設け、作品情報を、単
位著作物を構成する素材データと、引用すべき他の作品
情報を特定する引用データと、これらのデータに基いて
作品を構成するための指示を与える作品構成データと、
により構成し、端末装置には、ネットワークを介して伝
送された作品情報を一時的に保持するための一時記憶手
段と、この一時記憶手段内に保持されている作品情報に
基いて作品を提示するための作品提示手段と、を設け、
作品提示手段は、作品情報内に含まれている素材データ
で表現される単位著作物については、作品構成データに
示されている指示に基いて提示し、作品情報内に含まれ
ている引用データで表現される著作物については、引用
データによって特定される被引用作品についての作品情
報をネットワークを介して受け取り、この被引用作品に
ついての作品情報に基いて提示する処理を行い、かつ、
ネットワークを介して端末装置に伝送された作品情報の
うち、作品提示手段による提示が終了した部分について
は、一時記憶手段から消去されるようにしたものであ
る。
【0007】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第2
の態様に係るネットワークを用いた著作物提供システム
において、ネットワークに接続された複数の端末装置の
少なくとも1つには、素材データや引用データに、作品
構成情報を付加することにより新たな作品を作成し、こ
の新たな作品についての作品情報を、ネットワークを介
して作品情報保存装置に新規保存する処理を行う編集手
段を更に設けたものである。
【0008】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第2
または第3の態様に係るネットワークを用いた著作物提
供システムにおいて、各端末装置に対する作品情報の伝
送処理を統括管理するとともに、過去に各端末装置に伝
送された作品情報の履歴を履歴情報として保存し、この
履歴情報に基いて、各端末装置にそれぞれ適した作品情
報のリストを提供する機能を有する統括管理装置を、更
に設けたものである。
【0009】
【作 用】ネットワークを用いた従来の著作物提供シス
テムでは、まず、ネットワークを介して個々の著作物デ
ータを端末装置側の記憶装置に一旦ダウンロードし、こ
のダウンロードした著作物データをあらためてディスプ
レイ画面などに再生するという処理を行っている。この
ため、必然的に、端末装置側にはダウンロードに必要な
容量をもった記憶装置が必要になり、膨大な情報量をも
ったマルチメディア作品を提供することが実用上困難に
なっていた。
【0010】これに対して、本発明に係るシステムで
は、ダウンロードという手法を用いずに、ネットワーク
を介して伝送された著作物データを、そのままリアルタ
イムで提示してしまうという手法を採る。要するに、ネ
ットワーク上を伝送されてきた著作物データは、ユーザ
ーに提示された後は、端末装置側には残らないことにな
る。したがって、端末装置側には、著作物データをダウ
ンロードするための記憶装置は必要なくなり、データの
提示を行うために、これを一時的に保持するための一時
記憶手段を用意しておくだけで足りる。たとえば、動画
データの場合、少なくとも、現在ディスプレイ画面上に
表示されている1フレーム分の静止画像データを保持し
ておくことができれば十分であり、過去に表示されたフ
レームの画像データまでも蓄積しておく必要はない。こ
のため、端末装置側に用意すべき記憶装置の容量は、こ
の場合、最低限、1フレーム分の静止画像の情報量の保
存に必要なだけあればよいことになる。
【0011】このように、いわゆるダウンロードを行わ
ない状態で、ネットワークを介して情報をユーザに提供
するシステムとしては、たとえば有線放送による音楽情
報の提供システムなどが従来から利用されている。しか
し、このような有線放送システムは、単純な音声信号を
シーケンシャルに伝送するだけでよいため、構成は非常
に単純である。これに対し、画像情報、音声情報、文字
情報などが複雑に錯綜したいわゆるマルチメディア作品
の場合には、これを単にシーケンシャルに伝送する、と
いうシステムでは対処することはできない。そこで本発
明では、次のような手法により、ネットワークを介して
マルチメディア作品を効率的に提供できるようにしてい
る。
【0012】すなわち、個々のマルチメディア作品(提
供すべき著作物)は、ネットワークに接続された作品情
報保存装置内に、各作品ごとに作品情報として保存され
る。ここで、各作品情報は、素材データと、引用データ
と、作品構成データと、により構成されている。ここ
で、素材データは、実際の著作物データそのものからな
る生のデータであるが、引用データは、引用すべき他の
作品を特定するためのデータであり生のデータは含まな
い。また、作品構成データは、素材データあるいは引用
データに基いて、実際の作品を構成するための指示を与
えるデータであり、端末装置は、この作品構成データの
指示に基いて、ネットワークを介してリアルタイムで伝
送されてくる素材データあるいは引用データに基く作品
の提示を行う。すなわち、伝送されたデータが素材デー
タの場合には、作品構成データで指示されるレイアウト
位置、割付倍率、タイミング、などに従ってリアルタイ
ムでの提示が行われ、伝送されたデータが引用データの
場合には、この引用データによって特定される被引用作
品についての作品情報が、新たにネットワークを介して
伝送される。
【0013】また、ネットワークに接続された端末装置
に、更に編集手段を付加しておけば、この編集手段にお
いて新たな作品を作成し、この新たな作品についての作
品構成データを、作品情報保存装置に新規保存する処理
が可能になる。
【0014】更に、ネットワーク上での情報の流れを統
括管理する統括管理装置を付加しておけば、どの端末装
置がどの作品情報に対してアクセスを行ったか、という
過去の履歴情報を保存することが可能になる。このよう
な履歴情報を利用すれば、個々の端末装置に対して、利
用期待度の高い作品を優先的に紹介するような作品情報
リストの提供が可能になる。
【0015】
【実施例】
<システムの基本構成>以下、本発明を図示する実施例
に基いて説明する。図1は、本発明の一実施例に係るネ
ットワークを用いた著作物提供システムの基本構成を示
すブロック図である。この実施例のシステムでは、ネッ
トワーク100に、エンドユーザ用端末装置10,2
0,30と、編集者用端末装置40,50と、統括管理
装置60と、作品情報保存装置70と、処理演算支援装
置80と、が接続されている。これら各装置は、いずれ
もコンピュータを含んだ装置である。もっとも、この実
施例に示すシステムは、説明の便宜上、非常に単純化し
たモデルを示すシステムであり、実際には、より多数の
端末装置が接続されることになる。
【0016】エンドユーザ用端末装置10,20,30
としては、この実施例では、汎用のパーソナルコンピュ
ータを用いている。ただ、このシステムの一要素として
機能するようにするため、各パーソナルコンピュータに
は、専用のアプリケーションソフトウエアがインストー
ルされている。あるいは、パーソナルコンピュータのか
わりに、テレビゲーム装置などを用いてもかまわない。
一方、編集者用端末装置40,50としては、この実施
例では、汎用のワークステーションを用いている。後述
するように、この実施例で用いられているエンドユーザ
用端末装置10,20,30は、著作物データの提供を
受ける受動的な機能しか有しないが、編集者用端末装置
40,50は、この受動的な機能に加えて、新たな著作
物データを編集作成する能動的な機能をも有する。この
ため、パーソナルコンピュータよりも高い機能をもった
ワークステーションが用いられている。統括管理装置6
0は、このシステム全体を統括管理する機能を有する大
型コンピュータである。また、作品情報保存装置70
は、このシステムで利用される著作物データを収容した
り配信したりして、一元管理する大型コンピュータであ
り、著作物データは各作品ごとに作品情報として保存さ
れる。作品情報保存装置70内における各作品情報の収
容先を示す情報は、統括管理装置60内に作品管理情報
として用意される。なお、この実施例では、作品情報保
存装置を単一のコンピュータにより構成しているが、複
数台のコンピュータで構成してもよい。処理演算支援装
置80は、後述するように、作品情報保存装置70内の
作品情報を各端末装置へ伝送するときに処理演算を支援
する機能を有する大型コンピュータである。
【0017】なお、この実施例のシステムでは、ネット
ワーク100として、B−ISDN通信回線網を用いて
おり、ネットワーク上を伝送するデータは、ATM交換
機群によって処理される。このシステムを商業的に利用
するには、たとえば、次のような利用形態を一例として
揚げることができる。すなわち、統括管理装置60およ
び処理演算支援装置80を、このシステムを統括管理す
る大手企業に設置し、作品情報保存装置70を大手の出
版社、通信社、プロダクションなどに設置する。そし
て、編集者用端末装置40,50を、中小の情報提供会
社やマルチメディア作品制作会社に設置し、エンドユー
ザ用端末装置10,20,30を一般のエンドユーザ
(企業、個人)に設置する。この場合、統括管理装置6
0を有する大手企業は、このシステムの統括管理を事業
として行い収益を得ることができ、作品情報保存装置7
0を有する大手の出版社、通信社、プロダクションなど
は、自社の著作物をマルチメディア作品として提供した
り、他社に二次的利用を許可したりして、著作権収益を
得ることができ、中小の情報提供会社やマルチメディア
作品制作会社は、作品情報保存装置70内の著作物を利
用した二次的著作物を提供したり、他社に二次元的利用
を許可したりして、著作権収益を得ることができる。そ
して、一般のエンドユーザは、所定の著作料を支払うこ
とにより、エンドユーザ用端末装置を用いてマルチメデ
ィア作品を鑑賞したり、これに付帯する通信販売などの
サービスを受けたりする恩恵に預かれる。
【0018】また、後述するように、統括管理装置60
には、過去に各端末装置に伝送された作品情報の履歴が
履歴情報として保存されるので、このシステムを統括管
理する大手企業は、この履歴情報により副次的なメリッ
トが得られる。すなわち、この履歴情報は、各ユーザが
過去にどのような作品をアクセスしたかという事実を示
すものであり、ユーザの趣味、嗜好、生活環境などを把
握する上で貴重なデータとなる。したがって、種々の商
品の販売促進用の情報としても大いに利用できる。
【0019】作品情報保存装置70内に保存される個々
の作品情報は、素材データ、引用データ、作品構成デー
タ、といった各種データによって構成される。ここで、
素材データとは、単位著作物(ひとまとまりとして取り
扱われる何らかの著作物)を構成する生のデータであ
り、たとえば、1枚の静止画であればラスターデータの
形式の画像データ、動画であればこのような静止画の集
合データ、1枚の線画であればベクトルデータの形式の
画像データ、ひとまとまりの文章であればJIS漢字コ
ードなどで表現されたテキストデータ、音声であれば所
定周期でサンプリングした一連の音圧値データ、という
ことになる。一方、引用データとは、引用すべき他の作
品(被引用作品)の作品情報または他の作品中の各素材
データを特定するデータであり、たとえば、個々の作品
情報にユニークな識別番号を付与して管理した場合に
は、被引用作品の作品情報に付与された識別番号が引用
データになる。また、作品構成データは、素材データや
引用データに基いて、作品を構成するための指示を与え
るデータである。たとえば、1枚の静止画からなる素材
データと、1枚の線画からなる素材データと、の2つの
素材データから1つの作品が構成されている場合、各素
材データをディスプレイ画面上のどの位置に、どのよう
な倍率でレイアウトするか、という指示を与えるデータ
が、作品構成データとなる。
【0020】作品情報保存装置70内の作品情報は、ネ
ットワーク100を介してエンドユーザ用端末装置1
0,20,30、あるいは編集者用端末装置40,50
に伝送される。エンドユーザ用端末装置10には、作品
提示手段11と一時記憶手段12とが備わっており、ネ
ットワーク100を介して伝送された作品情報は、一時
記憶手段12に一時的に保持され、この一時記憶手段1
2内に保持されている作品情報に基いて、作品提示手段
11によって作品が提示される。この作品提示の処理動
作については、後に具体例に即して詳述する。また、同
様に、編集者用端末装置50にも、作品提示手段51お
よび一時記憶手段52が備えられており、ネットワーク
100を介して伝送された作品情報は、一時記憶手段5
2に一時的に保持され、この一時記憶手段52内に保持
されている作品情報に基いて、作品提示手段51によっ
て作品が提示される。なお、一時記憶手段12,52に
おける作品情報の記憶は、いわゆるダウンロードとは異
なり、作品提示手段11,51での作品提示に必要な時
間だけの一時的な記憶であり、作品の提示が終了する
と、その終了した部分についての作品情報は、順次、消
去されることになる。この実施例では、一時記憶手段1
2,52は揮発性メモリ(RAM)が用いられており、
エンドユーザ用端末装置10や編集者用端末装置50の
電源をOFFにすると、作品情報はすべて失われること
になる。編集者用端末装置50内には、更に、編集手段
53が設けられている。この編集手段53は、素材デー
タや引用データを用いて新たな作品を作成する機能を有
し、この新たな作品についての作品情報は、ネットワー
ク100を介して作品情報保存装置70内に新規保存さ
せることができる。
【0021】<作品情報の具体例>以上、このシステム
の基本構成を説明したが、続いて、このシステムで用い
る作品情報の内容を、具体例に即して説明する。一般
に、マルチメディア作品は、動画、静止画、文字、図
形、音声などの素材を組み合わせて構成されており、デ
ィスプレイ装置およびスピーカによってユーザに提示さ
れることになる(もっとも、マルチメディア作品は、視
覚あるいは聴覚によって鑑賞されるものに限定されず、
触覚、味覚、嗅覚によって鑑賞されるものも含まれ、触
感再生機などによっても提示可能である。)。ここで
は、図2に示すような作品を例にとって、作品情報の内
容説明を行うことにする。図2は、この作品のディスプ
レイ画面上での表示態様を示したものである。なお、本
明細書において「作品」という文言は、いわゆる芸術的
な絵画、音楽といった作品だけに限定されるものではな
く、ひとつのまとまった表現として認識できる著作物を
広く含む意味で用いている。たとえば、図2に示す作品
は、「日米貿易摩擦」という作品名が付けられており、
芸術作品というよりは、ニュース、ドキュメンタリー、
解説記事、といった性質の著作物である。
【0022】さて、この図2に示す画面は、画面右上部
分にレイアウトされた標題ロゴ1(テキストおよびラス
ターデータで表現された静止画)と、その下にレイアウ
トされた本文記事2(テキストデータ)と、画面左上部
分にレイアウトされた映像3(ラスターデータで表現さ
れた複数枚の静止画(フレーム)の集合からなる動画デ
ータ、なおこの動画に同期して音声も再生される)と、
その下にレイアウトされた2つの制御ボタン4,5とに
よって構成されている。この作品を提示させたときの初
期状態では、映像3は最初のフレームのみが表示された
静止状態になっている。ここでユーザが、制御ボタン4
をクリックすると(たとえば、マウスポインタをこのボ
タンの位置まで動かして、マウスボタンを押すような操
作を行う)、映像3としての動画および音声の再生がス
タートする。後述するように、この映像自身は、「M
r.Kのインタビュー」という作品名が付された1つの
独立した作品であり、日米貿易摩擦に関してのMr.K
に対するインタビューの模様を収録したものである。す
なわち、「日米貿易摩擦」という作品の一部において、
「Mr.Kのインタビュー」という別な作品が引用され
ていることになる。この映像3の再生が終了すると、画
面上では最後のフレームが表示された静止状態になり、
更に、これまでは表示されていなかった略歴6が表示さ
れるようになる。この略歴6は、Mr.Kの略歴を示す
テキストデータである。
【0023】一方、ユーザが、制御ボタン5をクリック
すると、図3に示すように、映像3がレイアウトされて
いた領域に、グラフ7が表示されるようになる。このグ
ラフ7は、ベクトルデータで表現された静止画である。
グラフ7が表示されると同時に、制御ボタン5は制御ボ
タン8に置き変わる。この図3の状態において、ユーザ
が、制御ボタン4をクリックすると、再び図2の表示状
態に戻り、映像3の再生がスタートする。また、図3の
状態において、ユーザが制御ボタン8をクリックする
と、この作品の提示は終了し、別な作品を選択するため
のモードに移行することになる。
【0024】このように、いわゆるマルチメディア作品
は、有線放送で提示される音楽作品などとは異なり、ユ
ーザとの間でのインタラクティブ方式(対話式)で進行
するものが多く、情報源側から一方的に情報を流す処理
では対応できない。たとえば、上述の例では、ユーザが
制御ボタン4をクリックするたびに、映像3は繰り返し
再生されねばならない。そこで、従来は、このようなマ
ルチメディア作品をネットワークを通じて提示する場
合、まず端末装置側において、必要なデータをハードデ
ィスクなどの記憶装置にダウンロードし、続いて、この
ダウンロードされたデータに基いて作品の提示を行うと
いう手法が採られていた。ところが、フルカラーの動画
データなどを含む作品の場合、必要な全データの容量は
非常に大きなものとなり、汎用のパーソナルコンピュー
タを端末装置として利用する場合には、物理的に困難な
問題が生じることは既に述べたとおりである。
【0025】本システムでは、次のような手法を採るこ
とにより、このような問題を解決している。本システム
で利用される個々の作品情報は、図4に示すように、内
容リスト、素材データ、引用データ、作品構成データ、
によって構成されている。ここで、素材データおよび引
用データは、必ずしも両方が必要なものではなく、少な
くともいずれか一方があれば足りる。内容リストは、こ
の作品で用いられている素材データおよび引用データの
一覧表を示すものであり、作品構成データは、この素材
データや引用データに基いて作品を構成するための指示
を与えるものである。
【0026】図2および図3に示した作品「日米貿易摩
擦」についての作品情報の構成を図5に示す。内容リス
トには、この作品が素材データA,B,Cと、引用デー
タDとを含むことが示されており、素材データA〜Cと
しては、生の画像データあるいはテキストデータが収容
されている。また、引用データDとしては、「Mr.K
のインタビュー」なる作品を特定するデータ(たとえ
ば、固有の識別番号)が収容されている。作品構成デー
タは、各素材データA〜Cのレイアウト位置や倍率を指
示するデータ、制御ボタン4,5のパターン、レイアウ
ト位置、機能を指示するデータ、全体の合成手順や同期
指定を指示するデータ、などからなる。
【0027】一方、この作品「日米貿易摩擦」において
引用されている別な作品「Mr.Kのインタビュー」に
ついての作品情報の構成を図6に示す。内容リストに
は、この作品が素材データE,Fを含むことが示されて
おり、素材データE,Fとしては、生の画像データある
いはテキストデータが収容されている。作品構成データ
は、各素材データE,Fのレイアウト位置や倍率を指示
するデータ、全体の合成手順や同期指定を指示するデー
タ、などからなる。
【0028】以上、作品情報の具体例を、2つの作品に
ついて示したが、要するに、動画、静止画、図形、テキ
スト、音声、などマルチメディアの対象となる素材を表
わす生のデータである素材データか、あるいは、引用す
べき別な作品を特定するための引用データを用いて作品
を構成し、構成指示を与えるための作品構成データを付
加した形式になっていれば、本発明における作品情報と
しての条件を備えることになる。上述の具体例では、い
ずれも複数の素材データを用いた作品となっているが、
単一の素材データあるいは単一の引用データによって、
作品を構成することももちろん可能である。また、各素
材データには、動画、静止画、図形、テキスト、音声、
といった生のデータに、これら生のデータに対して施す
加工処理を示すデータを付加しておくこともできる。た
とえば、カラー画像の場合は、色調整を行うための条件
や、特殊画像効果を施すための条件を加工処理データと
して付加しておけば、端末装置側では、加工後のデータ
を再生することができる。また、素材としての画像デー
タの一部分のみを用いるような場合にも、カットやトリ
ミングを施すための加工処理データを付加しておけば、
再生時に必要な部分のみを提示することができる。
【0029】また、各作品情報には、出力フォーマット
情報を付加しておくと便利である。現在、種々のパーソ
ナルコンピュータが普及しており、マルチメディア作品
を再生するソフトウエアの規格も種々のものが採用され
ている。そこで、各作品ごとに出力フォーマット情報を
付加しておけば、個々の端末装置において適応可能なフ
ォーマットか否かを直ちに判断することができ、必要が
あれば所定のフィルタを通してフォーマット変換を行
い、異なるフォーマットをもった作品にも適応させるよ
うな処理が可能になる。
【0030】<端末装置における提示処理>続いて、端
末装置側における各作品の提示処理を、具体例に即して
説明する。図1において、エンドユーザ用端末装置10
が作品提示手段11と一時記憶手段12とによって構成
されていることを示した。この作品提示手段11および
一時記憶手段12は、エンドユーザ用端末装置10を機
能面からみた場合のブロック構成要素である。図7に示
すブロック図は、この端末装置10をハードウエア構成
面からみた場合のブロック構成要素を示している。前述
のように、実際には、このエンドユーザ用端末装置10
は、汎用のパーソナルコンピュータやテレビゲーム装置
から構成されている。すなわち、ネットワーク100に
対して、ターミナルアダプタ101を介して演算処理装
置102が接続されており、この演算処理装置102に
は、作品を提示するためのディスプレイ装置103およ
びスピーカ104が接続されている。また、演算処理装
置102には、不揮発性メモリとしてのROM105
と、揮発性メモリとしてのRAM106(VRAMも含
む)が接続されており、更に、記憶装置としてディスク
装置107が接続されている。このディスク装置107
内には、本システムのアプリケーションソフトウエア
(この汎用パーソナルコンピュータを、本システムの一
構成要素である端末装置10として動作させるためのプ
ログラム、別言すれば、ネットワーク100から送信さ
れてくる、端末装置の機種に依存しない汎用のデータ
を、その端末装置の方式に合致させて所定の処理を実行
させるためのプログラム)と、他のアプリケーション
(汎用パーソナルコンピュータで利用されているワード
プロセッサ、スプレッドシート、CAD、などのプログ
ラムで、本発明の実施には必要はない)と、がインスト
ールされている。また、演算処理装置102に対して、
ユーザが所定の情報入力を行うための装置として、キー
ボード108およびマウス109などが接続されてい
る。
【0031】さて、このような端末装置10を用いて、
図5に示すような作品情報をもった「日米貿易摩擦」な
る作品を再生する場合の動作を説明しよう。この作品情
報は、作品情報保存装置70内にデータベースとして保
存されているが、端末装置10側からこの作品の伝送を
要求すると、統括管理装置60の管理のもとに端末装置
10が作品情報保存装置70に接続され、ネットワーク
100を介して端末装置10に、この作品情報が伝送さ
れる。ただし、全データがすべて伝送されるわけではな
い。ここが従来のシステムにおけるダウンロードとは異
なる点である。はじめに、内容リストと作品構成データ
とが伝送され、RAM106内に格納される。このRA
M106内に格納された情報に基いて、本システムのア
プリケーションプログラムは、この作品についての概要
を認識することができる。この内容リストおよび作品構
成データは、生の素材データに比べると、非常に小規模
なデータであり、比較的小さな容量のメモリで格納でき
る。
【0032】続いて、このアプリケーションプログラム
は、作品構成データの指示に基いて、この作品の再生を
行う。作品構成データ内には、まず、図2に示すような
画面表示を行うための手順が記述されている。このよう
な画面表示を行うために必要なデータは、標題ロゴ1の
画像データ(素材データA)、本文記事2のテキストデ
ータ(素材データB)、映像3の初期画面の画像データ
(引用データDによって引用指定された「Mr.Kのイ
ンタビュー」なる作品内の素材データEの1フレーム
目)、そして、制御ボタン4,5に関するデータであ
る。そこで、アプリケーションプログラムは、統括管理
装置60に対して、素材データAおよびB、ならびに、
別な作品情報内の素材データEの1フレーム目、を伝送
するよう要求を出す。統括管理装置60は、この要求に
基づいて、端末装置10を作品情報保存装置70に接続
し、端末装置10に対して作品情報保存装置70内の素
材データA,B,Eにアクセスする許可を与える。一
方、統括管理装置60から作品情報保存装置70に対し
ては、素材データA,B,Eを送信する命令が与えられ
る。かくして、端末装置10からのアクセスにより、素
材データA,B,Eが伝送されることになる。これらの
データは、端末装置10側に伝送されてくると、RAM
106内(より詳しくは、VRAM内)に一時的に保持
される。このとき、各素材のレイアウト位置や倍率は、
作品構成データ内の指示に基いて決定される。
【0033】かくして、図2に示すような画面が、ディ
スプレイ装置103に表示されることになる。なお、制
御ボタン4,5は、作品構成データ内に含まれているデ
ータに基いて作成される。ここで、ユーザが、マウス1
09を用いて制御ボタン4をクリックし、映像3の再生
を開始させる指示を与えたとする。すると、アプリケー
ションプログラムは、作品情報保存装置70に対して、
引用データDで特定された「Mr.Kのインタビュー」
なる作品の作品情報を伝送するよう要求を出す。この結
果、「日米貿易摩擦」という作品中に引用された形で、
「Mr.Kのインタビュー」なる作品が提示されること
になる。すなわち、ディスプレイ装置103の画面上
で、図2に示すような映像3が音声とともに再生される
ことになる。再生が終了したときには、素材データFが
伝送され、略歴6が表示されることになる。
【0034】ここで重要な点は、RAM106上に伝送
されてきた素材データは、ディスプレイ装置103およ
びスピーカ104における提示(再生)に必要な間だけ
一時的に保持されているだけであり、それ以後は随時消
去されるという点である。具体的には、映像3の各フレ
ームを構成する画像データは、現在表示中の1フレーム
分が最低限残されていればよい。結局、ネットワーク1
00を介して伝送されてきた素材データは、提示後に消
去されることになる。もっとも、提示が終了したデータ
を、必ずしも即座にRAM106内から消去する必要は
ない。RAM106の残り容量などを考慮して、新たな
素材データを格納する十分なスペースが確保できるよう
に、適宜、不要なものを消去してゆけばよい。このよう
に、素材データを提示処理後に適宜消去する主眼は、R
AM106の容量を節約することと、素材データの不正
利用を阻止することにある。このシステムを動作させる
ためのアプリケーションプログラムの終了時には、素材
データをすべてRAM106上から消去するようにして
おけば、素材データがこのシステムの閉鎖系から外部へ
漏洩することがなく、不正利用を阻止することができる
のである。
【0035】ここで、ユーザが、マウス109を用いて
制御ボタン5をクリックし、グラフ7の提示をさせる指
示を与えたとする。すると、アプリケーションプログラ
ムは、作品情報保存装置70に対して、素材データCを
伝送するよう要求を出す。こうして、RAM106内に
素材データCが伝送されると、図3に示すように、ディ
スプレイ装置103の画面上にグラフ7が表示される。
この時点では、RAM106内の素材データE,Fは消
去されていてかまわない。もし、ユーザが制御ボタン4
をクリックして、再び、映像3の再生を要求した場合に
は、作品情報保存装置70から、素材データE,Fの伝
送が再度行われることになる。この実施例では、ネット
ワーク100として、B−ISDN通信回路網を用いて
いるため、データの高速伝送が可能である。したがっ
て、映像3を再生する旨の指示がユーザから与えられる
たびに、素材データE,Fをネットワークを介して伝送
し、これをディスプレイ装置103上に表示するという
手法を採っても、時間的な遅れが生じることはなく、伝
送された素材データをリアルタイムで再生することが可
能である。
【0036】<システム全体の動作>続いて、図1に示
すシステム全体の動作を、図8の流れ図に基いて説明す
る。いま、エンドユーザ用端末装置10からユーザが、
このシステムにアクセスを開始したものとしよう。すな
わち、このユーザは、端末装置10として用いている汎
用パーソナルコンピュータにおいて、本システムのアプ
リケーションプログラムを立ちあげたことになる。端末
装置10からのアクセスが開始されたことは、統括管理
装置60において認識される。そこで、統括管理装置6
0は、ステップS1において、端末装置10に対して作
品リストの提示を行う。すなわち、作品情報保存装置7
0内に用意されている種々の作品情報のリストが端末装
置10に伝送される。ユーザは、ステップS2におい
て、このリストの中から鑑賞したい作品を選択する指示
を入力する。たとえば、前述した「日米貿易摩擦」なる
作品が選択されたものとしよう。続く、ステップS3で
は、統括管理装置60によるアクセス許可が行われる。
すなわち、統括管理装置60から作品情報保存装置70
に対して、端末装置10からの「日米貿易摩擦」なる作
品に対するアクセスを許可する旨の通告が行われる。続
いて、ステップS4において、選択された作品について
の内容リスト・作品構成データの取込みが行われる。す
なわち、図5に示す作品情報のうちの、内容リストと作
品構成データとが、端末装置10内のRAM106に取
り込まれる。
【0037】次のステップS5では、端末装置10内で
次に行うべき提示処理が、作品構成データに基づいて認
識される。たとえば、「日米貿易摩擦」なる作品が選択
された場合には、まず、図2に示す標題ロゴ1の提示処
理が、さしあたって行うべき処理として認識される。標
題ロゴ1は素材データAとして与えられるので、ステッ
プS6からステップS7へと分岐し、支援処理(後述)
が必要であればステップS8における支援処理を経てス
テップS9に進み、素材データAの取込みおよび提示処
理が実行される。こうして、素材データAにより標題ロ
ゴ1の提示が完了したら、ステップS10からステップ
S5へと戻り、次に行うべき処理として、本文記事2の
提示処理が認識される。そこで、ステップS6からステ
ップS7へと分岐し、やはり支援処理が必要であればス
テップS8における支援処理を経てステップS9に進
み、素材データBの取込みおよび提示処理が実行され
る。こうして、素材データBにより本文記事2の提示が
完了したら、ステップS10からステップS5へと戻
り、次に行うべき処理として、映像3の提示処理が認識
される。この映像3は、引用データDによって与えられ
ているので、ステップS6からステップS11へと分岐
し、被引用作品の選択が行われる。この例の場合、引用
データDによって特定される被引用作品として、「M
r.Kのインタビュー」が選択される。なお、上述した
個々の提示処理は、プリエンティティブ・マルチタスク
によるマルチプロセス間通信などの手法により、同時に
実行することも可能である。また、分散オブジェクトプ
ロセス技術を用い、処理演算支援装置80で外部処理を
同時実行することも可能である。
【0038】こうして、ステップS11において、新た
な作品が選択されると、ステップS12における再帰処
理が行われる。この再帰処理は、ステップS3からの手
順を繰り返し実行する処理であるが、この処理ルーチン
は、一階層下のレベルに相当するいわば「入れ子」にな
ったルーチンであるため、図8では、ステップS12か
らステップS3への過程を破線で示してある。この「入
れ子」のルーチン内でも、上述した手順と同じ手順が実
行され、素材データE,Fの提示が行われることにな
る。こうして、「入れ子」になった「Mr.Kのインタ
ビュー」なる作品の提示が完了すると、ステップS10
において、全処理完了となりこの手順は終了する。た
だ、ここで終了した手順は、「入れ子」になった「M
r.Kのインタビュー」なる作品の提示処理であり、実
際には、一階層上のレベルのもとの処理ルーチン(「日
米貿易摩擦」なる作品の提示処理ルーチン)のステップ
S12内の再帰処理として実施された手順である。した
がって、「Mr.Kのインタビュー」なる作品の提示が
完了したということは、ステップS12の再帰処理が完
了したということである。
【0039】この時点では、ディスプレイ画面上には図
2に示すような画像表示がなされていることになる。そ
こで、ステップS10からステップS5へと戻り、図2
の画面に示す制御ボタン4,5がクリックされるのを待
つ待機状態になる。ここで、制御ボタン4がクリックさ
れれば、再びステップS6からステップS11へと分岐
して、引用作品である「Mr.Kのインタビュー」の提
示が行われる。また、制御ボタン5がクリックされれ
ば、ステップS6からステップS7へ分岐し、ステップ
S9において素材データCの取り込み提示処理が行わ
れ、グラフ7が提示された図3に示す画面表示が得られ
る。こうして、再びステップS5に戻って、制御ボタン
のクリック待機状態となる。この「日米貿易摩擦」なる
作品は、図3の画面に示す制御ボタン8がクリックされ
ると終了する。制御ボタン8がクリックされた場合は、
提示対象がないので、ステップS6からステップS10
へと進み、ここで全処理完了と判断されて、この作品の
提示はすべて完了する。
【0040】ところで、各端末装置に特定の作品情報を
取り込むためには、ステップS3において、統括管理装
置60によるアクセス許可が出されることが前提とな
る。したがって、統括管理装置60には、どの端末装置
により、どの作品情報がアクセスされたか、という履歴
情報が蓄積されてゆくことになる。このシステムでは、
ステップS1における作品リストの提示を行う際に、こ
の履歴情報を利用するようにしている。すなわち、履歴
情報は、各ユーザが過去にどのような作品をアクセスし
たかという事実を示すものであり、ユーザの趣味、嗜
好、生活環境などを把握する上で貴重なデータとなる。
そこで、各ユーザに対しては、履歴情報を参考にして、
利用度がより高いと思われる作品情報を優先的に知らせ
るように、作品リストの提示をカスタマイズすることが
できる。また、前述したように、この履歴情報を種々の
商品の販売促進用の情報として利用することも可能であ
る。
【0041】なお、処理演算支援装置80は、作品情報
保存装置70から各端末装置へ作品情報を伝送する処理
を支援する機能を有する。既に述べたように、この実施
例のシステムでは、エンドユーザ用端末装置10とし
て、汎用のパーソナルコンピュータやテレビゲーム装置
などの低価格のコンピュータを利用しており、大型コン
ピュータのような高度な画像処理や演算を実行すること
はできない。そこで、高度な処理や演算を実行すること
が必要な素材データについては、作品情報保存装置70
から端末装置10に直接伝送する代わりに、作品情報保
存装置70から一旦処理演算支援装置80へ伝送し、こ
こで必要な処理演算を行い、処理演算後の素材データを
端末装置10に伝送するようにしている。このように、
処理演算支援装置80を仲介して素材データを加工する
ことにより、端末装置10側での画像処理や演算の負担
を軽減させることができる。ステップS8における支援
処理は、このような処理演算支援装置80における処理
演算の実行を示すものである。ステップS7は、端末装
置10の機能と、伝送すべき素材データの内容と、を考
慮して、このような支援処理が必要か否かを判断するス
テップであり、この実施例では、統括管理装置60にお
いて判断を行うようにしている。
【0042】このような支援処理としては、たとえば、
カラー画像データの変換処理が考えられる。一般にカラ
ー画像と言っても、1画素を32ビットで表現するいわ
ゆる「フルカラー画像」もあるし、これを16ビット、
あるいは8ビットで表現するカラー画像もある。そこ
で、たとえば、作品情報保存装置70内の素材データ
が、32ビットのフルカラー画像で用意されていたとし
ても、端末装置10側が8ビットのカラー画像にしか対
応できないような場合は、32ビットカラー画像を8ビ
ットカラー画像に変換する演算処理が必要になる。ま
た、作品情報保存装置70内の素材データが高解像度で
用意されているのに、端末装置10側は低解像度にしか
対応できないような場合も、高解像度画像データから低
解像度画像データへ間引きする処理が必要になる。ある
いは、素材データのフォーマットが、端末装置10で取
り扱えるフォーマットと異なる場合には、フォーマット
変換処理が必要になる。このような処理を、端末装置1
0側に負担させると、リアルタイムでの作品提示に支障
を及ぼすことになる。素材データの伝送路上に、高度な
演算処理能力をもつ処理演算支援装置80を介在させて
このような処理を行わせるようにすれば、このような問
題はなくなる。
【0043】<編集者用端末装置による編集処理>最後
に、編集者用端末装置50における編集手段53の機能
について述べておく。図1に示す実施例のシステムで
は、前述したように、エンドユーザ用端末装置10を汎
用パーソナルコンピュータやテレビゲーム装置により、
編集者用端末装置50を汎用ワークステーションによ
り、それぞれ構成している。ここで編集者用端末装置5
0は、中小の情報提供会社やマルチメディア作品制作会
社に設置することを意図した装置であり、作品提示手段
51および一時記憶手段52の他に、編集手段53を備
えている。この編集手段53は、素材データや引用デー
タに基いて、新たな作品を作成し、この新たな作品につ
いての作品情報を、ネットワーク100を介して作品情
報保存装置70に新規保存する処理を行う機能を有す
る。なお、この編集手段53は、図7に示すハードウエ
ア構成においては、ディスク装置107内にインストー
ルされた「本システムのアプリケーションプログラム」
内に組み込まれた編集用ソフトウエアに相当する。
【0044】作品情報保存装置70内には、種々の素材
データが作品情報として登録されており、編集者用端末
装置50の使用者(以下、編集者という)は、編集手段
53を利用して、これらの素材データを自由に組み合わ
せ、新たな作品を作成することができる。たとえば、図
5に示すような作品情報をもった作品「日米貿易摩擦」
を作成する場合は、編集者は、素材データA,B,Cを
自分で用意する。標題ロゴ1のような絵柄を作成できる
作図ソフトウエアや、本文記事2のようなテキストを入
力できるワードプロセッサソフトウエアや、グラフ7の
ようなグラフ作成を行うことができるグラフ作成用ソフ
トウエアを、本システムのアプリケーションプログラム
に包含させておけば、編集者はこれらのソフトウエアを
用いて素材データA,B,Cを用意することができる。
あるいは、別なアプリケーションソフトウエアを用いて
これらの素材データA,B,Cを用意してもかまわな
い。作品「日米貿易摩擦」では、これらの素材データの
他に、引用データDが必要になる。これは、引用対象と
なる作品「Mr.Kのインタビュー」に付された識別番
号を、そのまま引用データDとして用いればよい。編集
手段53には、このように、用いる素材データや引用デ
ータを特定し、これらについての作品構成データを作成
する編集機能が備わっている。すなわち、編集者が、こ
の編集機能を利用して、個々の素材データを所望の位置
に所望の倍率で割り付けると、そのような割り付けを行
うための指示が、作品構成データとして生成される。こ
うして、作品「日米貿易摩擦」が作成できたら、これを
新規作品として登録する旨の指示を編集手段53に与え
る。すると、統括管理装置60に対して、この新規作品
を登録するよう要求が出される。統括管理装置60は、
この新規作品を作品情報保存装置70内に新たな収容先
を割り当て、その収容先を示す情報を作品管理情報に追
加する。こうして、図5に示すような、素材データA,
B,C、内容リスト、および作品構成データから構成さ
れる作品情報が、ネットワーク100を介して作品情報
保存装置70まで伝送され、作品情報保存装置70内の
データベースに新規登録されることになる。
【0045】このように、作品情報保存装置70内の作
品情報は、ネットワーク100を介して編集者に開放さ
れている。編集者は、この作品情報保存装置70内に登
録された作品や素材を自由に利用して新たな作品を作成
することができ、この作品を登録することができる。ま
た、作品情報保存装置70内に用意されている素材だけ
でなく、独自に用意した新たな素材データを追加して、
新たな作品を作成することもできる。編集者によるこの
ような活動が活発に行われれば、作品情報保存装置70
内に登録された作品情報は時間とともに増えてゆく。し
かも、すべての作品情報は、統括管理装置60の管理下
においてデータベースとして一元管理されており、相互
引用を簡単に行うことができる。すなわち、他の作品を
引用する場合には、その作品を特定する引用データを用
意するだけですむ。
【0046】以上、本発明を図示する実施例に基いて説
明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、この他にも種々の態様で実施可能である。たとえ
ば、上述の実施例では、エンドユーザ用端末装置10を
パーソナルコンピュータやテレビゲーム装置で、編集者
用端末装置50をワークステーションで、それぞれ構成
しているが、これらの端末装置を必ずしもこのようなハ
ードウエアで構成する必要はない。また、上述の実施例
では、編集手段53を編集者用端末装置50にのみ用意
しているが、エンドユーザ用端末装置10に編集手段を
設けるようにしてもかまわない。たとえば、エンドユー
ザ用端末装置10には、一般のユーザが利用できる程度
の簡易な編集機能を設けておき、編集者用端末装置50
には、プロフェッショナルが利用するための高度な編集
機能を設けておく、という形態も可能である。より具体
的には、エンドユーザ用端末装置10に設ける簡易編集
機能として、素材データの一部を切り出し、オリジナル
な作品構成データを作成し、これを端末装置10内に保
存する機能を用意することができる。あるいは、異なる
作品情報間において、情報の関連性や相互の参照関係・
引用関係を示すリンク情報を付加するような機能を用意
することもできる。この場合、このリンク情報を第三者
が利用するにあたっては、二次的著作物の利用として対
価の支払を行うようにすることができる。このような利
用形態によれば、システム全体の情報が組織化され、従
来のような単独作品を流通させるだけのネットワークで
は不可能であった、利用者総員による価値の生長が達成
できる。
【0047】なお、編集加工を行った結果得られる新た
な作品を、端末装置10や作品情報保存装置70に保存
する作業は、統括管理装置60の管理下で行うようにす
るのが好ましい。こうすることにより、統括管理装置6
0は、行われた編集加工作業の結果を解析し、その利用
態様に応じた利用料金を課金することができる。また、
この解析により、各素材データごとの利用者の関心度を
測定することができるので(たとえば、ある利用者が特
定の素材データに対して編集加工を行ったとすれば、そ
の利用者はその素材データに対して、通常の鑑賞を行う
以上の強い関心を示したことになる。)、利用者に別な
情報を提示するときの情報の優先度の設定や、通信販売
のためのダイレクトマーケティングに応用することがで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るネットワー
クを用いた著作物提供システムによれば、素材データ,
引用データ,作品構成データ、によって構成した作品情
報を作品情報保存装置に収容し、必要に応じて各端末装
置に必要なデータをリアルタイムで伝送提示するように
したため、低容量の記憶装置を備えた端末装置を用いて
も、十分実用に耐えうるネットワークを用いた著作物提
供システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るネットワークを用いた
著作物提供システムの基本構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のシステムにおいて用意されたマルチメデ
ィア作品を、ディスプレイ画面上に表示した状態を示す
図である。
【図3】図2に示す作品を更に展開した状態を示す図で
ある。
【図4】図1のシステムで用いられる作品情報の一般的
な構成を示す図である。
【図5】図2に示す作品についての具体的な作品情報の
構成内容を示す図である。
【図6】図5に示す作品情報において引用されている別
な作品の作品情報を示す図である。
【図7】図1のシステムにおける端末装置10のハード
ウエア構成を示すブロック図である。
【図8】図1のシステム全体の動作を説明する流れ図で
ある。
【符号の説明】
1…標題ロゴ 2…本文記事 3…映像(音声) 4,5…制御ボタン 6…略歴 7…グラフ 8…制御ボタン 10,20,30…エンドユーザ用端末装置 11…作品提示手段 12…一時記憶手段 40,50…編集者用端末装置 51…作品提示手段 52…一時記憶手段 53…編集手段 60…統括管理装置 70…作品情報保存装置 80…処理演算支援装置 100…ネットワーク 101…ターミナルアダプタ 102…演算処理装置 103…ディスプレイ装置 104…スピーカ 105…ROM 106…RAM 107…ディスク装置 108…キーボード 109…マウス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の利用者に情報を流すためのネット
    ワークと、 このネットワークに接続された複数の端末装置と、 このネットワークを介して提供すべき著作物を、各作品
    ごとに作品情報として保存する作品情報保存装置と、 を備え、 前記作品情報を、単位著作物を構成する素材データと、
    この素材データに基いて作品を構成するための指示を与
    える作品構成データと、により構成し、 前記端末装置には、前記ネットワークを介して伝送され
    た前記作品情報を一時的に保持するための一時記憶手段
    と、この一時記憶手段内に保持されている作品情報に基
    いて作品を提示するための作品提示手段と、を設け、 前記作品提示手段は、前記作品情報内に含まれている素
    材データで表現される単位著作物を、作品構成データに
    示されている指示に基いて提示する処理を行うことを特
    徴とするネットワークを用いた著作物提供システム。
  2. 【請求項2】 複数の利用者に情報を流すためのネット
    ワークと、 このネットワークに接続された複数の端末装置と、 このネットワークを介して提供すべき著作物を、各作品
    ごとに作品情報として保存する作品情報保存装置と、 を備え、 前記作品情報を、単位著作物を構成する素材データおよ
    び/または引用すべき他の作品情報を特定する引用デー
    タと、これらのデータに基いて作品を構成するための指
    示を与える作品構成データと、により構成し、 前記端末装置には、前記ネットワークを介して伝送され
    た前記作品情報を一時的に保持するための一時記憶手段
    と、この一時記憶手段内に保持されている作品情報に基
    いて作品を提示するための作品提示手段と、を設け、 前記作品提示手段は、前記作品情報内に含まれている素
    材データで表現される単位著作物については、作品構成
    データに示されている指示に基いて提示し、前記作品情
    報内に含まれている引用データで表現される著作物につ
    いては、引用データによって特定される被引用作品につ
    いての作品情報を前記ネットワークを介して受け取り、
    この被引用作品についての作品情報に基いて提示する処
    理を行い、 かつ、前記ネットワークを介して前記端末装置に伝送さ
    れた作品情報のうち、前記作品提示手段による提示が終
    了した部分については、前記一時記憶手段から消去され
    るようにしたことを特徴とするネットワークを用いた著
    作物提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシステムにおいて、 ネットワークに接続された複数の端末装置の少なくとも
    1つには、 素材データおよび/または引用データに、作品構成情報
    を付加することにより新たな作品を作成し、この新たな
    作品についての作品情報を、前記ネットワークを介して
    作品情報保存装置に新規保存する処理を行う編集手段を
    更に設けたことを特徴とするネットワークを用いた著作
    物提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のシステムにお
    いて、 各端末装置に対する作品情報の伝送処理を統括管理する
    とともに、過去に各端末装置に伝送された作品情報の履
    歴を履歴情報として保存し、この履歴情報に基いて、各
    端末装置にそれぞれ適した作品情報のリストを提供する
    機能を有する統括管理装置を、更に設けたことを特徴と
    するネットワークを用いた著作物提供システム。
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