JPH07302197A - ユーザープログラム設定方法 - Google Patents

ユーザープログラム設定方法

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JPH07302197A
JPH07302197A JP6111879A JP11187994A JPH07302197A JP H07302197 A JPH07302197 A JP H07302197A JP 6111879 A JP6111879 A JP 6111879A JP 11187994 A JP11187994 A JP 11187994A JP H07302197 A JPH07302197 A JP H07302197A
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JP
Japan
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program
user program
revision
user
customization
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Abandoned
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JP6111879A
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English (en)
Inventor
Masao Konishi
正雄 小西
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め設定されているユーザープログラムに対
する改版プログラムを外部から供給するだけで、元のユ
ーザープログラムに対してオーダーメイドされていたカ
スタマイズ内容をそのまま改版プログラムに対しても施
したプログラムを新たなユーザープログラムとして設定
する。 【構成】 カスタマイズ処理部7はソースファイル群6
内のアプリケーションソフトおよびカスタマイズ情報フ
ァイルとに基づいてユーザープログラムを生成してユー
ザープログラムファイル群10内に設定する。リビジョ
ンアップ制御部12は入出力デバイス11から供給され
た新規改版プログラムがユーザープログラムに対応する
ものであり、かつこのユーザープログラムがカスタマイ
ズ情報ファイルに基づいて生成されたものである場合に
は、新規改版プログラムとこのカスタマイズ情報ファイ
ルとに基づいて新たなユーザープログラムを生成してユ
ーザープログラムファイル群10に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オフィスコンピュー
タ等のデータ処理装置において、ユーザープログラムを
設定するユーザープログラム設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスコンピュータ等のデータ
処理装置においては、売上伝票、受領書、注文書、納品
書等、多種多様の伝票を作成して印刷出力させることが
できるが、この場合、個々の伝票に1:1に対応させた
伝票処理プログラムからなる業務システムを予めシステ
ムエンジニア(カスタマエンジニア)等の専門家がユー
ザーの要望に応じてカスタマイズしてエンドユーザに納
品するようにしている。ところで、業務システムを構築
する伝票処理プログラムにバグ等の問題が発生していた
場合、システムエンジニアは、個々のユーザー先でその
改版プログラムに対して再度、カスタマイズ作業を行う
ようにしている。一方、伝票処理プログラムにバグ等の
問題が発生していなくても、実際の業務は時の経過につ
れて変化してゆくため、伝票処理プログラムが現実に適
合しなくなり、そのままでは業務内容や時代にマッチし
た伝票を得ることができなくなった場合における改版プ
ログラムに対してもシステムエンジニアはカスタマイズ
作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカスタマイズ作業を個々のユーザー先で行うこと
は、プログラミング等の専門的知識を有するシステムエ
ンジニアであっても、多大な労力と時間を要すると共
に、プログラミング・ミス等のおそれもあり、作業能率
や信頼性等の点で種々の問題が指摘されていた。この発
明の課題は、予め設定されているユーザープログラムに
対する改版プログラムを外部から供給するだけで、元の
ユーザープログラムに対してオーダーメイドされていた
カスタマイズ内容をそのまま改版プログラムに対しても
施したプログラムを新たなユーザープログラムとして設
定できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
の手段およびその作用は次の通りである。伝票等の処理
内容を定義するソースファイルおよびこのソースファイ
ルの一部を変更する変更内容を定義する変更情報とに基
づいて生成されたユーザープログラムを記憶し、このユ
ーザープログラムにしたがって伝票処理等を実行するデ
ータ処理装置であって、フロッピーディスク等によって
外部から供給された新規改版プログラムが前記ユーザー
プログラムに対応するものであり、かつこのユーザープ
ログラムが前記変更情報とに基づいて生成されたプログ
ラムであるか否かを判別し、前記新規改版プログラムに
対応するユーザープログラムが前記変更情報に基づいて
生成されたプログラムである場合には、前記新規改版プ
ログラムと前記変更情報とに基づいて新たなユーザープ
ログラムを生成し、この生成されたユーザープログラム
を新たに設定する。なお、前記新たに生成されたユーザ
ープログラムを設定する際に、この新たなユーザープロ
グラムをそれに対応する既存のユーザープログラムと入
れ替えるようにしてもよい。また、前記変更情報は伝票
フォームの一部変更を定義する伝票フォーム定義情報で
あってもよい。更に、前記新規改版プログラムに対応す
るユーザープログラムが前記変更情報に基づいて生成さ
れたプログラムでないことが判別された場合には、新規
改版プログラムをそのまま対応する既存のユーザープロ
グラムと入れ替えるようにしてもよい。したがって、予
め設定されているユーザープログラムに対する改版プロ
グラムを外部から供給するだけで、元のユーザープログ
ラムに対してオーダーメイドされていた変更内容をその
まま改版プログラムに対しても施したプログラムを新た
なユーザープログラムとして設定することができる。
【0005】
【実施例】以下、図1〜図12を参照して一実施例を説
明する。図1は伝票処理を行うデータ処理装置のブロッ
ク構成図である。CPU1は各種プログラムにしたがっ
てこのデータ処理装置の全体動作を制御する中央演算処
理装置であり、キーボード2やイメージスキャナ3から
入力されたデータを取り込んで処理し、表示部4から表
示出力させる。ここで、イメージスキャナ3は伝票上を
走査してその伝票イメージを読み取るもので、CPU1
はこの伝票イメージをイメージデータファイル5に登録
する。
【0006】ソースファイル群6はイメージデータファ
イル5に登録された伝票イメージを処理するためのアプ
リケーションソフト(入力処理、表示処理、印字処理等
の処理内容を定義するデータ)P1、P2……P8が伝
票毎に設けられている。なお、このアプリケーションソ
フトは予めメーカサイドによって画一的に用意されたも
のであっても、システムエンジニアあるいは一般ユーザ
ーによって任意に設計されたものであってもよい。、こ
のアプリケーションソフトの一部を変更可能とするため
にソースファイル群6内には任意に設計されたカスタマ
イズ情報ファイルC1……が設けられている。ここで、
本実施例において、カスタマイズ情報ファイルC1……
の内容はユーザの要望に応じて伝票フォームの一部を変
更可能とするためのカスタマイズ情報であり、予めシス
テムエンジニア等や一般ユーザーによって任意に設定さ
れたもので、このカスタマイズ情報ファイルC1……の
作成処理はカスタマイズ処理部7によって行われる。
【0007】ここで、カスタマイズ処理部7はソースフ
ァイル群6内のアプリケーションソフトの定義内容を変
更する場合に、キーボード2やマウス8から変更指示の
あった定義データをカスタマイズ情報ファイルC1……
に登録してカスタマイズ情報ファイルC1……を作成す
る処理をワークメモリ9を用いて行う。また、カスタマ
イズ処理部7はカスタマイズ情報ファイルC1……を作
成する処理を行う他に、ソースファイル群6内のアプリ
ケーションソフトP1……とカスタマイズ情報ファイル
C1……とに基づいてオブジェクトファイルを生成し、
これをユーザープログラムCP1、CP3……としてユ
ーザープログラムファイル群10に設定する。このユー
ザープログラムCP1……はソースファイルの内容を実
行形式に変換した伝票処理プログラムで、ソースファイ
ルに定義されている伝票フォームの一部がカスタマイズ
情報ファイルの内容に変更されたプログラム構造となっ
ており、このユーザープログラムファイル群10によっ
て業務システムが構築されている。
【0008】入出力デバイス11はユーザープログラム
ファイル群10内に設定されている既存のユーザープロ
グラムに対してメーカーから新たにリリースされた改版
プログラムを外部供給するフロッピーディスクである。
つまり、業務システムを構築するユーザープログラムフ
ァイル群10内のプログラムにバグ等の問題が発生した
り、ユーザープログラムファイル群10内の既存プログ
ラムが現実の業務内容に適合しなくなったような場合
に、入出力デバイス11から既存のユーザープログラム
に対する改版プログラムを外部供給する。ここで、入出
力デバイス11内にはユーザープログラムファイル群1
0内の各プログラムに1:1に対応させて複数の改版プ
ログラムが格納されていても、あるいは、ユーザープロ
グラムファイル群10内の各プログラムのうち改版すべ
き対象プログラムのみが格納されていてもよい。
【0009】リビジョンアップ制御部12は入出力デバ
イス11から新たにリリースされた新規改版プログラム
が外部供給された際に、後述するリビジョンアップ情報
ファイル13を作成したり、カスタマイズ処理部7と協
同して入出力デバイス11の内容とユーザープログラム
ファイル群10の内容とを入れ替えるリビジョンアップ
処理を実行する。ここで、リビジョンアップとは新たに
リリースされたバグ対応等の改版プログラムとユーザー
プログラムファイル群10内の既存プログラムとを入れ
替えることにより業務システムを再構築することを意味
している。リビジョンアップ制御部12はワークメモリ
14を用いてリビジョンアップ情報ファイル13を作成
するが、その際、リビジョンアップ制御部12はソース
ファイル群6、ユーザープログラムファイル群10、入
出力デバイス11の内容にしたがってリビジョンアップ
情報ファイル13の作成を行う。
【0010】図2はアプリケーションソフトの内容を示
し、伝票毎に入力処理を定義するA表、ファイル更新を
定義するC表、表示処理を定義するD表、印刷処理を定
義するE表、カスタマイズキーを定義するカスタマイズ
表を有する構成で、伝票の印刷フォームはE表によって
定義され、このE表が作成されると自動的にカスタマイ
ズ表が作成される。カスタマイズ表は伝票の印刷フォー
ムの一部を変更可能対象とすることを示すカスタマイズ
キーを定義するもので、本実施例においては、伝票フォ
ームの中にデータを挿入配置する配置項目がカスタマイ
ズキーとして定義されている。なお、プリンタ15は伝
票印刷を行うもので、CPU1はキーボード2からの印
刷指令に応答して指定伝票に対応するユーザープログラ
ムファイル群10内のプログラムを実行し、プリンタ1
5から伝票データを印字出力させる。
【0011】次に、本実施例の動作を説明する。ここ
で、図3、図4は伝票フォームの異なる2種類の納品書
を示し、この伝票の中にデータが挿入される各挿入項目
「A1」、「A2」、……「A20」は次の如く定義さ
れたものである。 「A1」、「A2」、「A3」……自動的に求められた
年月日が挿入配置される項目領域。 「A5」……自動的に求められた伝票Noが挿入配置され
る項目領域。 「A6」……入力された得意先コードに基づいて検索さ
れた得意先名が挿入配置される項目領域。 「A9」……入力された商品コードに基づいて検索され
た商品名が挿入配置される項目領域。 「A10」……入力された数量が挿入配置される項目領
域。 「A11」……入力された商品コードに基づいて検索さ
れた単価が挿入配置される項目領域。 「A12」……単価×数量に基づいて自動的に演算され
た金額が挿入配置される項目領域。 「A13」、「A14」、「A15」……数量、単価、
金額の合計値が挿入配置される項目領域。 「A17」……税込合計金額が挿入配置される項目領
域。 「A19」……税率が挿入配置される項目領域。 「A20」……税率から求めた消費税額が挿入配置され
る項目領域。 そして、図3で示した納品書と図4で示した納品書との
違いは、各項目の配置位置とその領域サイズである。
【0012】いま、ソースファイル群6には図3に示す
納品書を発行するためのアプリケーションソフトが格納
され、この納品書の印刷フォームとして各項目がカスタ
マイズキーとしてカスタマイズ表に定義されているもの
とする。この場合、この納品書の印刷指令に応答してC
PU1はこの納品書に対応するユーザープログラムファ
イル群10内のプログラムを実行し、図3に示す納品書
を発行する。ここで、図3に示す納品書に類似する他の
納品書として図4に示す納品書を発行させる場合には、
先ず、イメージスキャナ3によって図4に示す納品書を
走査し、その伝票イメージを読み取ってイメージデータ
ファイル5に登録しておく。
【0013】すると、カスタマイズ処理部7は図5に示
したフローチャートにしたがったカスタマイズ情報ファ
イルを作成する。先ず、カスタマイズ処理部7はイメー
ジデータファイル5から図4に示す納品書の伝票イメー
ジを読み込んで、表示部4から表示出力させる(ステッ
プA1)。次に図3に示す納品書のアプリケーションソ
フトをキーボード2やマウス8から指定すると(ステッ
プA2)、それに対応するカスタマイズ表内のキーリス
トを読み出してウィンドゥ表示させる(ステップA
3)。この状態において、カスタマイズキーとしての項
目をキーボード2やマウス8から指定すると共に(ステ
ップA4)、伝票イメージ表示画面上でその項目の領域
を指定すると(ステップA5)、指定キー項目および指
定領域がソースファイル群6内のカスタマイズ情報ファ
イルに登録される(ステップA6)。そして、ステップ
A7に進み、終了指示がキーボード2やマウス8から入
力されたかをチェックし、終了指示が有るまでステップ
A4に戻り、上述の動作を繰り返す。図6はこのように
して作成されたカスタマイズ情報ファイルの具体例で、
指定項目キー「A6」、「A9」、「A10」……に対
応してその始点座標および領域サイズがカスタマイズ情
報ファイルに格納される。
【0014】このようにしてカスタマイズ処理部7はカ
スタマイズ情報ファイルを作成すると、このカスタマイ
ズ情報ファイルに基づいてソースファイル群6内のアプ
リケーションソフトをワークメモリ9に読み出して修正
する。図7はこの場合の動作を示したフローチャートで
ある。カスタマイズ処理部7はソースファイル群6内か
ら元のアプリケーションソフト、図3に示す納品書のア
プリケーションソフトを読み込み、それをワークメモリ
9にコピーする(ステップB1)。そして、カスタマイ
ズ情報ファイルに登録された各項目指定キーと領域とに
よりワークメモリ9内のアプリケーションソフトのうち
そのE表を修正する(ステップB2)。続いて、カスタ
マイズ情報ファイルに登録されていない項目キーをワー
クメモリ9内のE表より削除する(ステップB3)。図
8は元のアプリケーションソフト内のE表がカスタマイ
ズ情報ファイルにしたがって修正される様子を示した図
で、E表は伝票内の各項目A1、A2、A3……に対応
して項目開始位置座標、項目領域サイズ、型(データタ
イプ)、属性、桁数を記憶する構成となっており、元の
E表の内容がカスタマイズ情報ファイルにしたがって修
正されることにより図8に示すような新たなE表が得ら
れる。
【0015】このようにして元のアプリケーションソフ
トをカスタマイズ情報ファイルの内容に基づいて修正す
ると、カスタマイズ処理部7はワークメモリ9内の新ア
プリケーションソフトをオブジェクトファイルに変換
し、これをユーザープログラムファイル群10内の対応
するプログラムと入替える。この新ユーザープログラム
を実行することで、図4に示した納品書の発行が可能と
なる。この場合、プリンタ15に伝票をセットしてお
き、表示部4にはこの伝票イメージを表示出力させ、こ
の伝票イメージ上の各項目に伝票データをキーボード2
から入力することにより、伝票作成が行われ、その後、
キーボード2から印刷指令を与えると、この伝票イメー
ジはプリンタ15にセットされている伝票上の対応する
項目位置に印字出力されることになる。したがって、伝
票フォームの一部を変更する場合、その変更を専門的な
プログラミング等の知識を有しない一般ユーザーであっ
ても、単にカスタマイズ情報ファイルを作成しておくだ
けで、容易に所望する伝票フォームに変更することが可
能となる。
【0016】次に、リビジョンアップ制御部12の動作
を図9〜図12を参照して説明する。図9はリビジョン
アップ時の動作概要を示したゼネラルフローで、先ず、
バグ等の問題に対処するために、新たにリリースされた
改版プログラムが格納されている入出力デバイス11が
セットされると、CPU1はリビジョンアップ制御部1
2を起動させる(ステップC1)。すると、リビジョン
アップ制御部12はリビジョンアップ情報ファイル13
の作成処理を行うと共に(ステップC2)、リビジョン
アップ処理を行う(ステップC3)。
【0017】図10はリビジョンアップ情報ファイル1
3の作成処理を示したフローチャートであり、図11は
作成されたリビジョンアップ情報ファイル13の具体例
を示している。先ず、リビジョンアップ制御部12は入
出力デバイス11から外部供給された改版プログラムの
プログラム名リストをワークメモリ14内に読み込んで
おく(ステップD1)。次に、ユーザープログラムファ
イル群10内の各プログラム名を取り出してリビジョン
アップ情報ファイル13のプログラム名としてセットす
る(ステップD2)。この場合、図11に示す例ではユ
ーザープログラム名として「売上伝票」、「売上伝票
」、「得意先伝票」等がセットされた状態を示して
いる。次にリビジョンアップ制御部12はこのリビジョ
ンアップ情報ファイル13内のプログラム名をその先頭
から指定し(ステップD3)、指定したユーザープログ
ラム名がワークメモリ14内にセットしておいた改版プ
ログラム名リスト内に存在するかをチェックする(ステ
ップD4)。いま、このリスト内に存在していれば、そ
の指定ユーザープログラム名に対応するリビジョンアッ
プ情報ファイル13内のリビジョンアップフラグをセッ
トし(ステップD5)、また存在していなければ、リビ
ジョンアップフラグをリセットする(ステップD6)。
なお、図11の例ではリビジョンアップフラグ「〇」が
セットを示し、「×」がリセットを示している。このよ
うにしてセットされたリビジョンアップフラグは、リビ
ジョンアップ処理の実行を指示するもので、ユーザープ
ログラム名毎にリビジョンアップ処理の実行可否を示す
フラグとしてリビジョンアップ情報ファイル13にセッ
トされる。
【0018】次に、リビジョンアップ制御部12は指定
プログラム名に対応するユーザープログラムがソースフ
ァイル群6内のカスタマイズ情報ファイルに基づいて生
成されたプログラムかをチェックする(ステップD
7)。ここで、指定されたユーザープログラムがカスタ
マイズ情報ファイルに基づいて生成されたものであれ
ば、そのユーザープログラム名に対応するリビジョンア
ップ情報ファイル13内のカスタマイズフラグをセット
すると共に(ステップD8)、カスタマイズ情報ファイ
ルのファイル名をセットする(ステップD9)。一方、
カスタマイズ情報ファイルに基づいて生成されたもので
なければ、カスタマイズフラグをリセットする(ステッ
プD10)。図11の例ではリビジョンフラグと同様
に、「〇」がカスタマイズフラグのセット、「×」がリ
セットを示している。
【0019】このような処理によって例えば図11に示
すようにリビジョンアップ情報ファイル13内にはその
先頭プログラム名「売上伝票」に対応してリビジョン
フラグ「〇」、カスタマイズフラグ「〇」、カスタマイ
ズ情報ファイル名として「売上伝票」がそれぞれセット
される。次に、リビジョンアップ制御部12は全プログ
ラム名を全て指定し終ったかをチェックするが(ステッ
プD11)、いま、先頭のプログラム名を指定した場合
であるから、ステップD3に戻り、リビジョンアップ情
報ファイル13内の次のプログラム名を指定し、以下、
同様の動作を繰り返すことによってリビジョンアップ情
報ファイル13の作成を行う。
【0020】次に、リビジョンアップ制御部12はリビ
ジョンアップ情報ファイル13の作成が終ると、図12
のフローチャートにしたがってリビジョンアップ処理を
実行する。先ず、リビジョンアップ制御部12はリビジ
ョンアップ情報ファイル13内のユーザープログラム名
をその先頭から順次指定しながら対応するリビジョンア
ップフラグがセットされているか否かの検出を行う(ス
テップE1、E2、E7)。即ち、リビジョンアップ情
報ファイル13の先頭からそのユーザープログラム名を
指定し(ステップE1)、それに対応するリビジョンフ
ラグがセットされているかをチェックする(ステップE
2)。ここで、リセットされていれば、つまり、ユーザ
ープログラムに対応する改版プログラムが入出力デバイ
ス11内に存在していなければ、そのユーザープログラ
ムをそのまま残すために、リビジョンアップ処理を実行
せずにステップE7に移行し、全プログラム名を指定し
終ったかをチェックし、終っていなければ、ステップE
1に戻り、次のユーザープログラム名を指定する。
【0021】このような動作を繰り返すことによってリ
ビジョンアップフラグがセットされているユーザープロ
グラム名を検索すると、リビジョンアップ制御部12は
それに対応する改版プログラムを入出力デバイス11か
ら読み込み、ワークメモリ14にセットしておく(ステ
ップE3)。次に、指定プログラム名に対応するリビジ
ョンアップ情報ファイル13内のカスタマイズフラグを
チェックする(ステップE4)。いま、指定プログラム
名に対応するユーザープログラムがカスタマイズ情報フ
ァイルに基づいて生成されたプログラムであれば、ステ
ップE5に進み、カスタマイズ情報ファイルとワークメ
モリ14内の改版プログラムとに基づいて新たなユーザ
ープログラムを作成する。即ち、リビジョンアップ制御
部12はリビジョンアップ情報ファイル13内のカスタ
マイズ情報ファイル名にしたがってソースファイル群6
内のカスタマイズ情報ファイルをアクセスし、このファ
イル内容にしたがって改版プログラム内のE表を修正す
る。この場合、図7に示したステップB2、B3と同様
の処理でE表の内容を修正し、これによって修正された
改版プログラムを新たなユーザープログラムとしてワー
クメモリ14から読み出し、この新たなユーザープログ
ラムをユーザープログラムファイル群10内の対応する
既存のプログラムと入れ替える(ステップE6)。
【0022】一方、カスタマイズフラグがリセットされ
ていれば、それに対応するユーザープログラムはカスタ
マイズ情報ファイルに基づいて生成されたプログラムで
はないので、ステップE8に進み、リビジョンアップ制
御部12はワークメモリ14内の改版プログラムをその
ままユーザープログラムファイル群10内の既存のプロ
グラムと入れ替える。以下、ステップE7に進み、全プ
ログラムを指定し終るまでリビジョンアップ情報ファイ
ル13内のプログラム名を順次指定し、入出力デバイス
11内に格納されている改版プログラムに対応するプロ
グラムがユーザープログラムファイル群10内に存在し
ていれば、カスタマイズフラグのセット状態に応じたリ
ビジョンアップ処理(ステップE5、E6、E8)を行
う。
【0023】以上のように本実施例においては、入出力
デバイス11から外部供給された改版プログラムに対応
するプログラムがユーザープログラムファイル群10内
に存在している場合において、既存のユーザープログラ
ムがカスタマイズ情報ファイルに基づいて生成されたプ
ログラムでなければ、その改版プログラムをそのまま対
応する元のユーザープログラムと入れ替えるが、カスタ
マイズ情報ファイルに基づいて生成されたものであれ
ば、改版プログラムとこのカスタマイズ情報ファイルと
に基づいて新たなユーザープログラムを生成して元のユ
ーザープログラムと入れ替える。したがって、改版プロ
グラムが供給される毎に従来のようにカスタマイズ作業
を行う必要がなくなり、プログラミング等の専門的知識
を有しない一般ユーザーであっても入出力デバイス11
から改版プログラムを単に供給するだけで、その改版プ
ログラムに対してカスタマイズ処理が施され、これによ
って生成された新たなユーザープログラムが元のユーザ
ープログラムと入れ替えられる。
【0024】なお、上記実施例はソースファイル群6内
のアプリケーションソフトをカスタマイズ情報ファイル
とを1:1に対応させてユーザープログラムを作成する
場合を例に挙げたが、1つのアプリケーションソフトと
2以上のカスタマイズ情報ファイルとに基づいて2以上
のユーザープログラムを作成してもよく、逆に2以上の
アプリケーションソフトと1つのカスタマイズ情報ファ
イルとに基づいて2以上のユーザープログラムを作成す
るようにしてもよい。また、上記実施例はカスタマイズ
情報として伝票フォームの変更内容を例に挙げたが、伝
票フォームに限らず、基本的な処理内容を変更するもの
でなければ、カスタマイズ情報の内容は任意である。ま
た、上記実施例はリビジョンアップ処理を実行する前に
予めリビジョンアップ情報ファイル13を作成するよう
にしたが、その作成は必ずしも必要とするものではな
い。更に、改版プログラムを入出力デバイス11から外
部供給するようにしたが、通信手段によって外部供給す
るようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、予め設定されている
ユーザープログラムに対する改版プログラムを外部から
供給するだけで、元のユーザープログラムに対してオー
ダーメイドされていた変更内容をそのまま改版プログラ
ムに対しても施したプログラムを新たなユーザープログ
ラムとして設定することができるので、プログラミング
知識を有するシステムエンジニア等にカスタマイズ作業
を依頼することなく、一般ユーザーであっても、元のユ
ーザープログラムと同様に変更された改版プログラムを
新たなユーザープログラムとして確実かつ容易に設定す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝票処理を行うデータ処理装置のブロック構成
図。
【図2】ソースファイル群6内のアプリケーションソフ
トを説明するための図。
【図3】納品書の印刷イメージを具体的に示した図。
【図4】図3に示した納品書の伝票フォームを一部変更
した納品書の印刷イメージを具体的に示した図。
【図5】カスタマイズ処理部7がカスタマイズ情報ファ
イルを作成する際の動作を示したフローチャート。
【図6】作成されたカスタマイズ情報ファイルを説明す
るための図。
【図7】カスタマイズ処理部7がカスタマイズ情報ファ
イルの内容にしたがってアプリケーションソフト内のE
表を修正する場合の動作を示したフローチャート。
【図8】図7に示した修正動作にしたがってアプリケー
ションソフト内のE表が修正される様子を具体的に示し
た図。
【図9】リビジョンアップ時における全体動作の概要を
示したフローチャート。
【図10】リビジョンアップ制御部12がリビジョンア
ップ情報ファイル13を作成する際の動作を示したフロ
ーチャート。
【図11】作成されたリビジョンアップ情報ファイル1
3の内容を具体的に示した図。
【図12】リビジョンアップ制御部12によって行われ
るリビジョンアップ処理を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 CPU 2 キーボード 3 イメージスキャナ 4 表示部 5 イメージデータファイル 6 ソースファイル群 7 カスタマイズ処理部 10 ユーザープログラムファイル群 11 入出力デバイス 12 リビジョンアップ制御部 13 リビジョンアップ情報ファイル 15 プリンタ P1、P2……P8 アプリケーションソフト C1……C8 カスタマイズ情報ファイル CP1、CP2 ユーザープログラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理内容を定義するソースファイルおよび
    このソースファイルの一部を変更する変更内容を定義す
    る変更情報とに基づいて生成されたユーザープログラム
    を記憶し、このユーザープログラムにしたがって所定の
    処理を実行するデータ処理装置であって、 外部から供給された新規改版プログラムが前記プログラ
    ムに対応するものであり、かつこのユーザープログラム
    が前記変更情報とに基づいて生成されたプログラムであ
    るか否かを判別し、 前記新規改版プログラムに対応するユーザープログラム
    が前記変更情報に基づいて生成されたプログラムである
    場合には、前記新規改版プログラムと前記変更情報とに
    基づいて新たなユーザープログラムを生成し、 この生成されたユーザープログラムを新たに設定するよ
    うにしたことを特徴とするユーザープログラム設定方
    法。
  2. 【請求項2】前記新たに生成されたユーザープログラム
    を設定する際に、この新たなユーザープログラムをそれ
    に対応する既存のユーザープログラムと入れ替えるよう
    にしたことを特徴とする請求項(1)記載のユーザープ
    ログラム設定方法。
  3. 【請求項3】前記変更情報は伝票フォームの一部変更を
    定義する伝票フォーム定義情報であることを特徴とする
    請求項(1)記載のユーザープログラム設定方法。
  4. 【請求項4】前記新規改版プログラムに対応するユーザ
    ープログラムが前記カスタマイズ情報に基づいて生成さ
    れたプログラムでないことが判別された場合には、新規
    改版プログラムをそのまま対応する既存のユーザープロ
    グラムと入れ替えるようにしたことを特徴とする請求項
    (1)記載のユーザープログラム設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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