JPH07301784A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH07301784A
JPH07301784A JP11752394A JP11752394A JPH07301784A JP H07301784 A JPH07301784 A JP H07301784A JP 11752394 A JP11752394 A JP 11752394A JP 11752394 A JP11752394 A JP 11752394A JP H07301784 A JPH07301784 A JP H07301784A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
light
voltage
display panel
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JP11752394A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sawa
慎一 佐波
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】応答性良くコントラストを自動調整する液晶表
示装置を提供することを目的としている。 【構成】光検出素子1により所定周期毎に光の透過状態
(オン状態)と非透過状態(オフ状態)に切り換わる液
晶表示パネルの反射光または透過光を検出し、この検出
結果をA/Dコンバータ2でディジタル変換して、制御
回路3に入力する。制御回路3はこの光検出素子1の検
出結果に基づいてメモリ4に格納されている液晶温度毎
のコントラストと駆動信号の電圧の特性データからコン
トラストが最大となる駆動信号の電圧を読み出し、電圧
値信号としてD/Aコンバータ5を介して電源回路6に
出力する。電源回路6は電圧値信号に対応する電圧の駆
動電源を液晶駆動回路に出力し、液晶駆動回路は駆動電
源の電圧に対応する電圧の液晶駆動信号を液晶表示パネ
ルに出力して、液晶表示パネルを表示駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
詳細には、最適なコントラストに自動的に調整する液晶
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置は、その普及に伴っ
て、種々の機器の表示装置に使用されている。
【0003】ところが、液晶は、印加される駆動電圧が
同じであっても、その温度によってコントラストが変化
し、その温度に適切な駆動電圧を印加することが、液晶
を適切なコントラストで表示する上で重要な問題とな
る。
【0004】そこで、従来の液晶表示装置は、例えば、
コントラスト調整用のボリュウムを設け、このボリュウ
ムを手動で調整することにより、液晶表示パネルに供給
する液晶駆動信号の電圧を調整して、コントラストを調
整するようになっている。
【0005】ところが、この従来の液晶表示装置では、
液晶表示装置を利用する人がいちいち手動で調整する必
要が有り、面倒であるという問題があった。
【0006】そこで、従来、液晶、具体的には、液晶表
示パネルの温度をサーミスタ等の感温素子により検出
し、この検出した温度に基づいて液晶表示パネルに供給
する液晶駆動信号の電圧を自動調整する液晶表示装置が
提案されている。
【0007】すなわち、液晶のコントラストは、温度と
相関関係があり、例えば、図4に示すように、液晶が透
過状態であるオン時と、液晶が非透過状態であるオフ時
と、の間の液晶のコントラストは、液晶の温度が高いほ
ど、コントラストが最大となる電圧値が低くなるとい
う、一定の特性を有する。すなわち、図4に示すよう
に、液晶の温度Tが、高い温度T1から順次、温度T
2、温度T3と低くなるほど、オン時のコントラストが
最大となる電圧値は、高くなる特性がある。
【0008】そこで、従来の液晶表示装置は、この液晶
の温度特性を補うため、感温素子によって、周囲温度を
検知し、液晶の周囲温度が適性値より低下した場合は、
液晶駆動電源の電圧を上昇させ、コントラスト低下分を
駆動電圧の上昇によって補い、逆に液晶の周囲温度が適
性値より高い場合は、適正なコントラストに戻すため、
液晶駆動電源の電圧を低下させ、常に液晶の周囲温度の
変化に左右されない液晶表示コントラストを保つ手段を
備えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置にあっては、液晶の周囲温度を
感温素子により測定し、測定した温度に基づいて液晶表
示パネルを駆動する液晶駆動信号の電圧値を設定するよ
うになっていたため、液晶の周囲温度の変化に対して、
液晶表示パネルと感温素子が受ける温度伝播条件が異な
るため、液晶の温度を検出するまでに一定の時間を有
し、応答性が悪く、温度に最適なコントラストに調整さ
れるまでに、時間がかかる。その結果、従来では、手動
よるボリュウム操作により、コントラストを調整しなけ
ればならなくなるという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、応答性良く温度に適切なコン
トラストを自動的に得ることのできる液晶表示装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、液晶駆動回路が電源回路から供給される液晶駆動電
圧に対応する電圧値の駆動信号を液晶表示パネルに供給
して該液晶表示パネルを表示駆動する液晶表示装置にお
いて、前記液晶表示パネルに供給される前記駆動信号の
電圧に応じた前記液晶表示パネルの光の透過量あるいは
光の反射量を検出する光検出手段と、前記液晶表示パネ
ルの前記光の透過量あるいは前記光の反射量と前記駆動
信号の電圧との関係を前記液晶表示パネルの温度毎に記
憶する記憶手段と、前記光検出手段の検出結果に基づい
て前記記憶手段から最適な駆動信号の電圧を決定する制
御手段と、を備え、前記電源回路は、前記制御手段の決
定した駆動信号の電圧に対応する液晶駆動電圧を前記液
晶駆動回路に供給することにより、上記目的を達成して
いる。
【0012】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記記憶手段は、前記液晶表示パネルの前記光の
透過量あるいは前記光の反射量と前記駆動信号の電圧と
の関係を、特性曲線データとして前記液晶表示パネルの
温度毎に記憶し、前記制御手段は、前記光検出手段の検
出結果に基づいて前記記憶手段の記憶する特性曲線デー
タの中から最適な駆動信号の電圧の1つを特定するもの
であってもよい。
【0013】また、上記各場合において、例えば、請求
項3に記載するように、前記液晶表示パネルは、表示領
域と非表示領域を有し、該非表示領域に所定周期で光の
透過状態あるいは光の反射状態と、光の非透過状態ある
いは光の非反射状態を繰り返す測定領域を設け、前記光
検出手段は、前記液晶表示パネルの前記測定領域におけ
る光の透過量あるいは光の反射量を検出するものであっ
てもよい。
【0014】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記液晶表示パネルは、表示領域と非表示領域を有
し、前記非表示領域に、常に光の透過状態あるいは光の
反射状態を維持する第1測定領域と、常に光の非透過状
態あるいは光の非反射状態を維持する第2測定領域と、
を設け、前記光検出手段は、前記第1測定領域の光の透
過量あるいは光の反射量を検出する第1検出手段と、前
記第2測定領域の光の透過量あるいは光の反射量を検出
する第2検出手段と、を有し、前記制御手段は、前記第
1検出手段の検出結果と前記第2検出手段の検出結果に
基づいて前記記憶手段から最適な駆動信号の電圧を決定
するものであってもよい。
【0015】
【作用】本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示パネ
ルの光の透過量あるいは光の反射量とこの液晶表示パネ
ルに液晶駆動回路から供給する駆動信号の電圧との関係
を液晶表示パネルの温度毎に記憶手段に記憶し、液晶表
示パネルに供給される駆動信号の電圧に応じた液晶表示
パネルの光の透過量あるいは光の反射量を光検出手段に
より検出する。そして、この検出結果に基づいて記憶手
段から最適な駆動信号の電圧を制御手段により決定し、
この決定した駆動信号の電圧に対応する液晶駆動電圧を
前記液晶駆動回路に電源回路から供給する。
【0016】したがって、液晶の温度によるコントラス
トの変化を速やかに検出して、最適なコントラストとな
る電圧値の駆動信号を液晶表示パネルに供給することが
でき、応答性良く最適なコントラストに自動的に調整す
ることができる。
【0017】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、記憶手段が、液晶表示パネルの光の透過量あるい
は光の反射量と駆動信号の電圧との関係を特性曲線デー
タとして液晶表示パネルの温度毎に記憶し、制御手段
が、光検出手段の検出結果に基づいてこの記憶手段の記
憶する特性曲線データの中から最適な駆動信号の電圧の
1つを特定するようにすると、検出手段の検出結果によ
り現在の液晶温度における特性曲線を速やかに特定し
て、当該液晶温度における駆動信号の電圧を速やかに決
定することができる。
【0018】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、液晶表示パネルが、表示領域と非表示領域を有し、
該非表示領域に所定周期で光の透過状態あるいは光の反
射状態と、光の非透過状態あるいは光の非反射状態を繰
り返す測定領域を設け、光検出手段が、液晶表示パネル
の測定領域における光の透過量あるいは光の反射量を検
出するようにすると、簡単な構成で、液晶の光の透過状
態と非透過状態あるいは光の反射状態と非反射状態の光
の透過量あるいは反射量を、常に検出することができ、
安価に最適なコントラストを応答性良く自動調整する液
晶表示パネルを提供することができる。
【0019】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、液晶表示パネルが、表示領域と非表示領域を有し、
該非表示領域に常に光の透過状態あるいは光の反射状態
を維持する第1測定領域と、常に光の非透過状態あるい
は光の非反射状態を維持する第2測定領域と、を設け、
光検出手段が、第1測定領域の光の透過量あるいは光の
反射量を検出する第1検出手段と、第2測定領域の光の
透過量あるいは光の反射量を検出する第2検出手段と、
を有し、制御手段は、第1検出手段の検出結果と第2検
出手段の検出結果に基づいて記憶手段から最適な駆動信
号の電圧を決定するようにすると、常時検出する第1検
出手段と第2検出手段の検出手段の検出結果により駆動
信号の電圧を調整して、最適なコントラストに調整する
ことができ、応答性をより一層向上させることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図を参照して
説明する。
【0021】図1及び図2は、本発明の液晶表示装置の
一実施例を示す図である。
【0022】まず、本実施例の構成を説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施例の液晶表示装置
の要部ブロック構成図であり、図2は、液晶表示装置の
液晶表示パネルの正面図である。
【0024】液晶表示装置は、図1に示す光検出素子
1、A/Dコンバータ2、制御回路3、メモリ4、D/
Aコンバータ5、電源回路6及び図2に示す液晶表示パ
ネル7等を備えている。
【0025】液晶表示パネル7は、一対の透明ガラス基
板間に液晶が封入されており、当該ガラス基板上に複数
の走査ラインと信号ラインがマトリックス状に形成され
ている。この走査ラインと信号ラインに図外の液晶駆動
回路から駆動信号が供給され、信号ラインと走査ライン
の交点にある液晶が駆動信号の電圧に応じて表示駆動さ
れる。
【0026】液晶表示パネル7は、図2に示すように、
通常の画像を表示する表示領域7aと、液晶表示パネル
7のコントラストを検出するための測定領域7bと、を
備えており、表示領域7aには、当該表示領域7aの走
査ラインと信号ラインに画像データに対応する駆動信号
が液晶駆動回路から供給される。測定領域7bには、図
外の液晶駆動回路から、液晶が光を透過する透過状態
(白に対応するオン状態)に対応する駆動信号と、液晶
が光を遮断する非透過状態(黒に対応するオフ状態)に
対応する駆動信号と、が所定周期で供給され、測定領域
7bは、透過状態(白)と非透過状態(黒)が所定周期
で繰り返される。
【0027】光検出素子1は、例えば、フォトトランジ
スタが使用され、上記液晶表示パネル7の測定領域7b
に取り付けられている。
【0028】光検出素子1は、測定領域7bの表面側
(表示側)、あるいは裏面側(非表示側)に液晶表示パ
ネル7側に光の入射面が向けられて取り付けられ、測定
領域7bの表面側に取り付けられるときには、測定領域
7bの表面の反射光を、測定領域7bの裏面側に取り付
けられるときには、測定領域7bの透過光を、検出し
て、検出光量に対応する電流を検出電流としてA/Dコ
ンバータ2に出力する。
【0029】A/Dコンバータ2は、光検出素子1から
入力される検出電流をディジタル変換し、ディジタルの
検出信号として制御回路3に出力する。
【0030】制御回路3は、ディジタルの電圧値信号を
D/Aコンバータ5に出力し、D/Aコンバータ5は、
制御回路3から入力されるディジタルの電圧値信号をア
ナログ変換して、電源回路6に出力する。
【0031】電源回路6は、D/Aコンバータ5を介し
て制御回路3から入力される電圧値信号に対応する電圧
値の駆動電源を上記図外の液晶駆動回路に出力し、液晶
駆動回路は、この駆動電源に基づいて上記液晶表示パネ
ル7に駆動電源の電圧値に対応する電圧値の駆動信号を
出力して、液晶表示パネル7を表示駆動する。
【0032】このとき、液晶駆動回路は、液晶表示パネ
ル7の表示領域7aだけでなく、測定領域7bに同じ電
圧値の駆動信号を出力して、液晶表示パネル7を表示駆
動する。
【0033】メモリ4は、例えば、ROM(Read Only
Memory)あるいはRAM(Random Access Memory)で構
成され、メモリ4は、液晶表示パネル7のコントラスト
と駆動信号の電圧との相関関係データを液晶表示パネル
7の温度毎に記憶する。
【0034】すなわち、液晶表示パネル7(すなわち、
液晶)のコントラストと駆動信号の電圧とは、例えば、
図4に示したように、一定の特性曲線で表され、この特
性曲線は、図4に示すように、液晶の温度T1、T2、
T3(T1>T2>T3)により、変化する。
【0035】そこで、メモリ4には、液晶表示パネル7
のコントラストと駆動信号の電圧との特性曲線データ
が、液晶表示パネル7の温度毎に格納されている。
【0036】したがって、コントラスト、すなわち、液
晶表示パネル7の透過状態(オン状態)と非透過状態
(オフ状態)の明暗の差と駆動信号の電圧が分かると、
特性曲線を特定することができ、特性曲線が特定される
と、特定した特性曲線で最も最もコントラストが大きく
なる駆動信号の電圧を特定することができる。
【0037】そして、制御回路3は、上述のように、電
圧値信号を電源回路6に出力して、電源回路6が液晶駆
動回路に出力する駆動電源の電圧値を制御しているの
で、駆動信号の電圧が分かっている。
【0038】そこで、制御回路3は、A/Dコンバータ
2から入力される検出信号と駆動信号の電圧に基づいて
メモリ4から最適なコントラストとなる駆動信号の電圧
を読み出し、この電圧の駆動信号を液晶駆動回路に出力
させるのに対応した電圧値信号をD/Aコンバータ5を
介して電源回路6に出力する。
【0039】次に、本実施例の動作を説明する。本実施
例の液晶表示装置は、その液晶表示パネル7が表示領域
7aと測定領域7bに区分され、表示領域7aと測定領
域7bは、図外の液晶駆動回路から同じ電圧の駆動信号
が供給されることにより、表示駆動される。
【0040】液晶駆動回路は、電源回路6から供給され
る駆動電源に対応する電圧の駆動信号を液晶表示パネル
7に供給し、電源回路6は、制御回路3からD/Aコン
バータ5を介して入力される電圧値信号に対応する電圧
値の駆動電源を液晶駆動回路に供給する。
【0041】ところが、表示領域7aは、通常の画像デ
ータが表示されるが、測定領域7bは、透過状態と非透
過状態が所定周期で繰り返される。
【0042】そして、この測定領域7bには、光検出素
子1が取り付けられており、光検出素子1は、透過状態
と非透過状態における測定領域7bの透過光あるいは反
射光を検出して、A/Dコンバータ2に検出電流として
出力する。
【0043】A/Dコンバータ2は、光検出素子1から
入力されるアナログの検出電流をディジタル変換して、
ディジタルの検出信号として制御回路3に出力する。
【0044】この検出信号は、測定領域7bの透過状態
と非透過状態の双方における光の液晶の透過光量あるい
は反射光量を示す信号であり、制御回路3は、この透過
状態と非透過状態の検出信号の比から液晶表示パネル7
の明時と暗時のコントラストを算出する。
【0045】さらに、制御回路3は、このコントラスト
と駆動信号の電圧から、図4に示した複数の温度毎のコ
ントラストと電圧との特性曲線から、1つを特定し、特
定曲線を特定すると、当該特性曲線でコントラストが最
大となる駆動信号の電圧を決定する。
【0046】制御回路3は、駆動信号の電圧を決定する
と、当該駆動信号の電圧に対応する駆動電源を指定する
ディジタルの電圧値信号をD/Aコンバータ5に出力
し、D/Aコンバータ5は、この電圧値信号をアナログ
データに変換して、電源回路6に出力する。
【0047】電源回路6は、電圧値信号に対応する駆動
電源を液晶駆動回路に供給し、液晶駆動回路は、電源回
路6から供給される駆動電源の電圧に対応する電圧の駆
動信号を液晶表示パネル7に出力して、液晶表示パネル
7を表示駆動する。
【0048】したがって、液晶表示パネル7の温度が変
り、液晶表示パネル7のコントラストが変化した場合、
このコントラストの変化を光検出素子1で速やかに検出
して、液晶表示パネル7を表示駆動する駆動信号の電圧
を当該温度で最適なコントラストの得られる電圧に自動
的に調整することができ、液晶表示パネル7のコントラ
ストを速やかに適切な状態に自動的に調整することがで
きる。
【0049】図3は、本発明の液晶表示装置の他の実施
例を示す図である。
【0050】本実施例は、液晶表示パネルのコントラス
トの変化を検出する方法を変更したものであり、図1に
示した回路構成は、基本的に同様である。
【0051】そこで、本実施例の説明においては、上記
図1で用いた符号をそのまま使用して、その詳細な説明
を省略する。
【0052】図3は、液晶表示パネル7の正面図であ
り、液晶表示パネル7は、表示領域7aの他に、2つの
測定領域7c、7dを備えている。
【0053】測定領域7cは、液晶駆動回路から常時透
過状態となる駆動信号が入力され、常に透過状態、すな
わち、常にオン状態となっている。
【0054】測定領域7dは、液晶駆動回路から常時非
透過状態となる駆動信号が入力され、常に非透過状態、
すなわち、常にオフ状態となっている。
【0055】この測定領域7c及び測定領域7dには、
それぞれ光検出素子1aと光検出素子1bが取り付けら
れており、光検出素子1a及び光検出素子1bは、上記
実施例と同様に、フォトトランジスタ等が使用されてい
る。
【0056】光検出素子1a及び光検出素子1bは、そ
れぞれ測定領域7c及び測定領域7dの表面側、あるい
は裏面側に取り付けられ、測定領域7c及び測定領域7
dの表面側に取り付けられるときには、測定領域7c及
び測定領域7dの表面の反射光を、測定領域7c及び測
定領域7dの裏面側に取り付けられるときには、測定領
域7c及び測定領域7dの透過光を、検出して、検出光
量に対応する検出電流をA/Dコンバータ2に出力す
る。
【0057】A/Dコンバータ2は、光検出素子1a及
び光検出素子1bのそれぞれから入力される検出電流を
それぞれディジタルの検出信号に変換して、制御回路3
に出力し、制御回路3は、これら光検出素子1a及び光
検出素子1bの検出した検出信号に基づいて、上記実施
例と同様に、最適なコントラストとなる駆動信号の電圧
を決定して、この電圧の駆動信号を液晶駆動回路に出力
させるのに対応した電圧値信号をD/Aコンバータ5を
介して電源回路6に出力する。
【0058】そして、電源回路6は、上記実施例と同様
に、電圧値信号に対応する駆動電源を液晶駆動回路に供
給し、液晶駆動回路は、電源回路6から供給される駆動
電源の電圧に対応する電圧の駆動信号を液晶表示パネル
7に出力して、液晶表示パネル7を表示駆動する。
【0059】このように、本実施例においては、常時透
過状態にある測定領域7cと常時非透過状態にある測定
領域7dを備え、光検出素子1aと光検出素子1bによ
り測定領域7cと測定領域7dの透過光あるいは反射光
を検出している。
【0060】したがって、常に透過状態と非透過状態の
透過光あるいは反射光に基づいて、液晶表示パネル7の
コントラストを検出することができ、コントラストの変
化に応じてより一層速やかに駆動信号の電圧を調整する
ことができる。
【0061】その結果、液晶表示パネル7のコントラス
トの調整の応答性をより一層向上させることができる。
【0062】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置によれば、液晶表
示パネルの光の透過量あるいは光の反射量とこの液晶表
示パネルに液晶駆動回路から供給する駆動信号の電圧と
の関係を液晶表示パネルの温度毎に記憶手段に記憶し、
液晶表示パネルに供給される駆動信号の電圧に応じた液
晶表示パネルの光の透過量あるいは光の反射量を光検出
手段により検出する。そして、この検出結果に基づいて
記憶手段から最適な駆動信号の電圧を制御手段により決
定し、この決定した駆動信号の電圧に対応する液晶駆動
電圧を前記液晶駆動回路に電源回路から供給する。
【0064】したがって、液晶の温度によるコントラス
トの変化を速やかに検出して、最適なコントラストとな
る電圧値の駆動信号を液晶表示パネルに供給することが
でき、応答性良く最適なコントラストに自動的に調整す
ることができる。
【0065】この場合、請求項2に記載するように、記
憶手段が、液晶表示パネルの光の透過量あるいは光の反
射量と駆動信号の電圧との関係を特性曲線データとして
液晶表示パネルの温度毎に記憶し、制御手段が、光検出
手段の検出結果に基づいてこの記憶手段の記憶する特性
曲線データの中から最適な駆動信号の電圧の1つを特定
するようにすると、検出手段の検出結果により現在の液
晶温度における特性曲線を速やかに特定して、当該液晶
温度における駆動信号の電圧を速やかに決定することが
できる。
【0066】また、請求項3に記載するように、液晶表
示パネルが、表示領域と非表示領域を有し、該非表示領
域に所定周期で光の透過状態あるいは光の反射状態と、
光の非透過状態あるいは光の非反射状態を繰り返す測定
領域を設け、光検出手段が、液晶表示パネルの測定領域
における光の透過量あるいは光の反射量を検出するよう
にすると、簡単な構成で、液晶の光の透過状態と非透過
状態あるいは光の反射状態と非反射状態の光の透過量あ
るいは反射量を、常に検出することができ、安価に最適
なコントラストを応答性良く自動調整する液晶表示パネ
ルを提供することができる。
【0067】さらに、請求項4に記載するように、液晶
表示パネルが、表示領域と非表示領域を有し、該非表示
領域に常に光の透過状態あるいは光の反射状態を維持す
る第1測定領域と、常に光の非透過状態あるいは光の非
反射状態を維持する第2測定領域と、を設け、光検出手
段が、第1測定領域の光の透過量あるいは光の反射量を
検出する第1検出手段と、第2測定領域の光の透過量あ
るいは光の反射量を検出する第2検出手段と、を有し、
制御手段は、第1検出手段の検出結果と第2検出手段の
検出結果に基づいて記憶手段から最適な駆動信号の電圧
を決定するようにすると、常時検出する第1検出手段と
第2検出手段の検出手段の検出結果により駆動信号の電
圧を調整して、最適なコントラストに調整することがで
き、応答性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施例の要部ブロッ
ク構成図。
【図2】本発明の液晶表示装置の一実施例の液晶表示パ
ネルの正面図。
【図3】本発明の液晶表示装置の他の実施例の液晶表示
パネルの正面図。
【図4】液晶の温度毎の液晶のコントラストと駆動信号
の電圧との関係を示す特性曲線図。
【符号の説明】
1、1a、1b 光検出素子 2 A/Dコンバータ 3 制御回路 4 メモリ 5 D/Aコンバータ 6 電源回路 7 液晶表示パネル 7a 表示領域 7b、7c、7d 測定領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶駆動回路が電源回路から供給される液
    晶駆動電圧に対応する電圧値の駆動信号を液晶表示パネ
    ルに供給して該液晶表示パネルを表示駆動する液晶表示
    装置において、 前記液晶表示パネルに供給される前記駆動信号の電圧に
    応じた前記液晶表示パネルの光の透過量あるいは光の反
    射量を検出する光検出手段と、 前記液晶表示パネルの前記光の透過量あるいは前記光の
    反射量と前記駆動信号の電圧との関係を前記液晶表示パ
    ネルの温度毎に記憶する記憶手段と、 前記光検出手段の検出結果に基づいて前記記憶手段から
    最適な駆動信号の電圧を決定する制御手段と、 を備え、 前記電源回路は、前記制御手段の決定した駆動信号の電
    圧に対応する液晶駆動電圧を前記液晶駆動回路に供給す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、 前記液晶表示パネルの前記光の透過量あるいは前記光の
    反射量と前記駆動信号の電圧との関係を、特性曲線デー
    タとして前記液晶表示パネルの温度毎に記憶し、 前記制御手段は、 前記光検出手段の検出結果に基づいて前記記憶手段の記
    憶する特性曲線データの中から最適な駆動信号の電圧の
    1つを特定することを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】前記液晶表示パネルは、 表示領域と非表示領域を有し、 該非表示領域に所定周期で光の透過状態あるいは光の反
    射状態と、光の非透過状態あるいは光の非反射状態を繰
    り返す測定領域を設け、 前記光検出手段は、前記液晶表示パネルの前記測定領域
    における光の透過量あるいは光の反射量を検出すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示
    装置。
  4. 【請求項4】前記液晶表示パネルは、 表示領域と非表示領域を有し、 前記非表示領域に、常に光の透過状態あるいは光の反射
    状態を維持する第1測定領域と、常に光の非透過状態あ
    るいは光の非反射状態を維持する第2測定領域と、を設
    け、 前記光検出手段は、 前記第1測定領域の光の透過量あるいは光の反射量を検
    出する第1検出手段と、前記第2測定領域の光の透過量
    あるいは光の反射量を検出する第2検出手段と、を有
    し、 前記制御手段は、 前記第1検出手段の検出結果と前記第2検出手段の検出
    結果に基づいて前記記憶手段から最適な駆動信号の電圧
    を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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