JP2000330525A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000330525A
JP2000330525A JP11143896A JP14389699A JP2000330525A JP 2000330525 A JP2000330525 A JP 2000330525A JP 11143896 A JP11143896 A JP 11143896A JP 14389699 A JP14389699 A JP 14389699A JP 2000330525 A JP2000330525 A JP 2000330525A
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JP
Japan
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liquid crystal
contrast
drive voltage
temperature
driving voltage
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JP11143896A
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English (en)
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Shigeto Matsumoto
重人 松元
Shuichi Shiraishi
周一 白石
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】LCDの周囲温度が変化した際により追従性の
良好なコントラスト制御を行うこと。 【解決手段】液晶のコントラストが実質的に常時最大と
なるように制御するコントラスト制御手段としての駆動
電圧補償回路6は、温度センサ5からの温度信号と記憶
部6bのコントラスト最大化駆動電圧データに基づき駆
動電圧を制御する制御部6aと、液晶の温度に対するコ
ントラスト最大化駆動電圧データを記憶した記憶部6b
とを有する。制御部6aは、周囲温度がT0 からT1 に
変化した場合記憶部6bよりT0 ,T1 に対応するコン
トラスト最大化駆動電圧データV0 ,V1 を呼出し、T
0 <T1 の時駆動電圧をV1 +δv(但し、0<δv<
|V0 −V1 |)に、T0 >T1 の時駆動電圧をV1 −
δvに設定するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度変化によって
液晶のコントラストが変化する等の表示不良を改善した
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置(Liquid Crystal D
isplay:LCD)の基本構成のブロック回路図を図4に
示す。同図において、1は液晶パネルであり、複数の走
査線2aを一主面に設けたガラス等から成る第一の透明
基板と複数の信号線3aを一主面に設けたガラス等から
成る第二の透明基板とを、前記走査線2aと信号線3a
とを対向させてかつ直交させた状態で液晶層を介して接
合した、単純マトリックス型のものである。2は走査線
駆動回路(走査側ドライバ)、3は信号線駆動回路(信
号側ドライバ)、4は液晶パネル1へ各種駆動信号及び
制御信号を入力するコントローラである。
【0003】前記コントローラ4において、FRAM
は、1フレームで一画面の描画を行う際にその開始タイ
ミングを規定するフレーム信号、LOADは、走査側ド
ライバ2のシフトクロックとしての信号であり、また信
号側ドライバ3の出力ラッチパルスとしての信号であ
る。また、CPは、LOAD信号入力タインミング及び
信号側ドライバの表示データの取り込みタイミングを複
数のクロックパルス毎に規定するクロックパルス、DF
は、1フレーム毎又は数走査期間毎に液晶に印加する電
圧を正極性と負極性に交互に変化させる交流化信号、D
ISPは、H(High)レベルとL(Low)レベル
の2レベルに変化してLレベルで走査パルスを非選択電
位にする表示信号、D0〜D7は、例えば8ビットで各
信号線に入力する表示データの階調等を規定する表示デ
ータである。
【0004】そして、VHはDF信号が正極性の時に駆
動(選択)する走査線2aに入力される+30V程度の
正極性の駆動電圧(選択電圧)、VLはDF信号が負極
性の時に駆動する走査線2aに入力される−30V程度
の負極性の駆動電圧、VMは非駆動(非選択)の走査線
2aに入力される1〜3V程度の非駆動電圧(非選択電
圧)である。
【0005】このようなLCDにおいて、従来、液晶は
印加される駆動電圧が同じであっても周囲の温度環境に
よってコントラストが変化するという問題あり、これを
解消するために、例えばコントラスト調整用のボリュー
ム(可変抵抗)を設け、このボリュームを手動で調整す
ることにより、液晶に印加する駆動電圧を制御してコン
トラストを調整していた。しかし、上記のような調整方
法では、使用者が一々手動でコントラストを調整する必
要があり、そこで、液晶パネルの温度をサーミスタ等の
温度センサにより検出し、その検出温度に基づいて液晶
パネルに供給する駆動電圧を自動調整するLCDが提案
されている(従来例1:特開平10−31204号公報
参照)。
【0006】即ち、液晶のコントラストは温度に対して
も相関関係がり、図3に示すように、液晶が透過状態で
あるオン時と非透過状態であるオフ時との間の輝度差、
即ち液晶のコントラストは、液晶の温度が高いほどコン
トラスト最大時の駆動電圧は低くなるという特性を示
す。そして、従来例1では、温度センサによって液晶の
周囲温度を検知し、前記周囲温度が低下した場合は駆動
電圧を上昇させコントラスト低下を駆動電圧上昇によっ
て補正し、逆に周囲温度が上昇した場合は駆動電圧を低
下させるように自動調整する温度補償回路を設けてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1のようなLCDでは、液晶の周囲温度を温度セン
サによって検知し、次いで検知した周囲温度に基づいて
駆動電圧を調整するように構成していたため、周囲温度
の変化が急激な場合、また液晶パネルの温度伝搬条件と
温度センサの温度伝搬条件とが異なる為に、液晶自体の
温度を検出するまでに一定の時間を必要とし、その結果
応答性が悪く、実際にコントラストが最大になるように
調整されるまでに時間がかかる。結局、従来のLCDで
は、手動によるコントラスト調整をしなければならない
という問題があった。
【0008】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、周囲の温度変化に対して
コントラスト調整の応答性が良く、適切なコントラスト
を自動的に得ることができるLCDとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、周囲温度を検出する温度センサと、検出された周囲
温度が低下した場合は液晶の駆動電圧を増大させ検出さ
れた周囲温度が上昇した場合は液晶の駆動電圧を減少さ
せることにより、液晶のコントラストが実質的に常時最
大となるように制御するコントラスト制御手段と、液晶
の温度に対するコントラスト最大化駆動電圧データを記
憶した記憶部とを有し、前記コントラスト制御手段は、
周囲温度がT0 からT1 に変化した場合前記記憶部より
T0 ,T1に対応するコントラスト最大化駆動電圧デー
タV0 ,V1 を呼出し、T0 <T1の時駆動電圧をV1
+δv(但し、0<δv<|V0 −V1 |)に、T0 >
T1の時駆動電圧をV1 −δvに設定するように制御す
ることを特徴とする。
【0010】本発明は、上記構成により、駆動電圧をV
1 丁度ではなくV1 からδvだけV0 側にずらして設定
することにより、液晶パネルの熱容量により液晶自体の
温度が瞬時にT1 にならずにT0 からT1 になるまでの
温度及び時間的ずれを考慮した制御ができる。また好ま
しくは、最初にV1 +δv又はV1 −δvに設定し、次
いで所定期間後に駆動電圧をV1 に設定するという制御
を行っても良く、その場合液晶自体の温度がT1 にほぼ
等しくなった時点で駆動電圧をV1 にするというより精
密な制御が可能になる。
【0011】上記本発明において、好ましくは、|T0
−T1 |≧1℃であり、かつδv=Ta×ΔV/ΔT1
(但し、0℃<Ta<1℃、ΔV/ΔT1 はT1 におけ
るコントラスト最大化駆動電圧の温度に対する傾き)を
満たす。これにより、|T0−T1 |≧1℃になってか
ら上記制御を行うことで、駆動電圧を温度に関して階段
状に制御することになり、温度変化に対する追従性及び
応答性を良好にして駆動電圧を調整し得る。
【0012】更に、本発明の液晶表示装置は、液晶パネ
ルを通過する光の透過量、又は液晶パネルを通過しその
裏面側で反射され再度液晶パネルを通過した光の反射量
を検出する光検出器と、液晶のオン状態とオフ状態での
前記透過量又は反射量を比較する比較器と、比較器によ
る比較値が実質的に常時最大となるように液晶の駆動電
圧を制御するコントラスト制御手段とを有し、該コント
ラスト制御手段は、前記比較値をP、比較値Pでの駆動
電圧をVp 、比較値の最大値をPmax とした場合、|P
max −P|が所定値以上になった時に駆動電圧をVp ±
δv1 に変化させ比較値Pが増大する駆動電圧変化方向
を検出し、次いで駆動電圧をVp からステップ電圧vp
ずつ変化させて比較値Pを増大させて行きほぼ最大値P
max に等しくなるように設定することを特徴とする。
【0013】このような構成により、液晶の温度に対す
るコントラスト最大化駆動電圧データを記憶した記憶部
等を使用せずに、簡易な構成及び低コストでもって、液
晶パネルの光の透過量又は反射量のみからコントラスト
を実質的に常時最大化することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のLCDについて以下に説
明する。図1は本発明によるLCDのブロック回路図で
ある。同図において、図4の従来例と同じ部分には同一
符号を付してあり、その説明は省略する。図1におい
て、5はLCDの液晶の周囲温度を測定するサーミスタ
等から成る温度センサであり、LCD用の筐体(図示せ
ず)の内部、外部、側端面内側、側端面外側等の部位に
設置する。6は、液晶のコントラストが実質的に常時最
大となるように制御するコントラスト制御手段としての
駆動電圧補償回路であり、温度センサ5からの温度信号
と記憶部6bのコントラスト最大化駆動電圧データに基
づき駆動電圧を制御する制御部6aと、液晶の温度に対
するコントラスト最大化駆動電圧データを記憶した記憶
部6bとを有する。前記制御部6aは、周囲温度がT0
からT1 に変化した場合記憶部6bよりT0,T1 に対
応するコントラスト最大化駆動電圧データV0 ,V1 を
呼出し、T0<T1 の時駆動電圧をV1 +δv(0<δ
v<|V0 −V1 |)に、T0 >T1の時駆動電圧をV1
−δvに設定するように制御する。
【0015】上記制御の様子について図5に示す。液晶
の周囲温度がT0 からT1 に上昇しても、LCD全体の
熱容量のため液晶自体の温度がすぐにT1 になるわけで
はなく、またT0 とT1 の間で熱的平衡状態になる場合
もあり、その時は長時間経ってもT1 にならない。従っ
て、コントラスト最大化駆動電圧をV0 から直接V1に
するのではなく、V1 からδvだけV0 側のV1 +δv
に設定する。逆に、液晶の周囲温度がT0 からT1 に下
降した場合、同様にしてV1 −δvに設定する。前記δ
vは0<δv<|V0 −V1 |であり、V1 +δv,V
1 −δvがV0とV1 の間になるよう設定する。
【0016】また本発明において、好ましくは、|T0
−T1 |≧1℃であり、かつδv=Ta×ΔV/ΔT1
(但し、0℃<Ta<1℃、ΔV/ΔT1 はT1 におけ
るコントラスト最大化駆動電圧の温度に対する傾き)を
満たすのが良い。即ち|T0−T1 |≧1℃になって初
めて上記制御を行う。これは、駆動電圧を温度に関して
階段状に制御するものであり、所定の温度変化が生ずる
と常に本発明の制御を行うことができ、その結果温度変
化に対する追従性及び応答性が向上する。一方、|T0
−T1 |<1℃では、コントラストの変化は殆どなく、
必要以上に制御部6aを動作させることになり、消費電
力の増大に繋がり易い。
【0017】またこのとき、δv=Ta×ΔV/ΔT1
とし、各温度におけるコントラスト最大化駆動電圧の温
度に対する傾きを記憶部6bに記憶させておき、0℃<
Ta<1℃の範囲内でTaを設定することでTa×ΔV
/ΔT1 からδvを決定するのが良い。これは、図3に
示すように、ΔV/ΔT1 即ち温度変化に対する駆動電
圧変化の感度が、温度によって異なることを反映させた
制御を行うことができるからである。
【0018】更には、上記の如く最初にV1 +δv又は
V1 −δvに設定し、次いで所定期間後に駆動電圧をV
1 に設定するという制御を行っても良い。前記所定期間
は、LCDの熱容量、電源や光源を含むLCDの発熱量
等を考慮して決定すればよいが、30sec〜5分程度
が良く、30sec未満では瞬間的な温度変化に過敏に
反応したり、またLCD内の液晶がT1 にならないうち
にV1 に設定する場合もあり、却って追従性が低下し易
くなる。5分を超えると、LCDを室外から室内に移動
させた場合等に急激な温度変化が生じた際に、追従が困
難になる。
【0019】尚、本発明でいう液晶の駆動電圧は、DF
信号が正極性の時に駆動する走査線2aに入力される+
30V程度の正極性の駆動電圧VH、及びDF信号が負
極性の時に駆動する走査線2aに入力される−30V程
度の負極性の駆動電圧VLであり、図3の縦軸(V)
は、それらの波高値(ピーク電圧)の絶対値に相当す
る。
【0020】そして、図2は図1の温度センサ5と駆動
電圧補償回路6を詳細に説明するためのブロック回路で
ある。同図において、11は温度センサ、14は温度セ
ンサ11のアナログ出力をデジタル信号に変換するA/
Dコンバータ(ADC)、15は温度に対応する駆動電
圧を記憶しておくROM(READ ONLY MEMORY)等から成
り、デジタル信号化された温度信号に対応するコントラ
スト最大化駆動電圧データを出力する記憶回路、16は
記憶回路15のコントラスト最大化駆動電圧データをア
ナログ出力するD/Aコンバータ(DAC)を含み、上
述した本発明の制御を行う制御回路、17はVH,VL
を出力する電源回路である。
【0021】また、温度センサ11としてサーミスタを
用い、サーミスタと抵抗素子12との接続点13の電圧
をADC14に入力しており、前記接続点13の電圧を
デジタル信号に変換する。このデジタル信号に応じて、
記憶回路15に予め記憶してある走査線パルスのH(H
igh)レベル電圧VHのデータ又はL(Low)レベ
ル電圧VLのデータを選択し、前記データを制御回路1
6のDACでアナログ変換して電源回路17に入力し、
VH又はVLとして走査側ドライバに供給する。
【0022】本発明の他の発明について以下に説明す
る。図6(a)に示すように、液晶パネル1の裏面側に
フォトダイオード,フォトトランジスタ等の光検出器2
0を設け、液晶パネル1のオン状態とオフ状態での光の
透過量の差を測定する、又は(b)に示すように、液晶
パネル1の表面側(表示面側)に光検出器20を設け、
液晶パネル1のオン状態(例えば白表示)とオフ状態
(例えば黒表示)での光の反射量の差を測定する、とい
う構成とする。そして、光検出器20に前記透過量又は
反射量を比較する比較器を接続し、比較器による比較値
Pが実質的に常時最大となるように液晶の駆動電圧を制
御する。
【0023】前記光検出器20及び比較器等のブロック
回路図を図7に示す。同図において、21は比較器、2
2は比較値の最大値Pmax を予め記憶しており、|Pma
x −P|が所定値以上になった時に駆動電圧をVp ±δ
v1 に変化させ比較値Pが増大する駆動電圧変化方向を
検出し、次いで駆動電圧をVp からステップ電圧vpず
つ変化させて比較値Pを増大させて行きほぼ最大値Pma
x に等しくなるように設定する、マイクロコンピュータ
等から成るコントラスト制御手段としての制御回路であ
る。また、23はVH,VLを走査側ドライバに出力す
る電源回路である。
【0024】上記|Pmax −P|については、光の透過
率及び反射率を表す光学的な量(%)でいうと、|Pma
x −P|≧5%になったときに本発明の上記制御を行う
のが好ましい。|Pmax −P|<5%で上記制御を行う
と、コントラストの変化が目視で殆ど認識できない範囲
内であり、また細かな制御に伴い消費電力が増大する。
より好ましくは、5%≦|Pmax −P|≦10%で制御
するのが良く、|Pmax −P|>10%ではコントラス
トの変化が目視で認識できるようになる。
【0025】そして、上記制御方法について図8により
説明する。図5の如く周囲温度がT0 からT1 に変化し
た場合、同図(a)に示すように、まず駆動電圧をV0
(=Vp )±δv1 に変化させ比較値Pが増大する駆動
電圧変化方向を検出する。この例では、V0 −δv1 が
比較値Pが増大する駆動電圧変化方向である。次いで、
(b)に示すように、駆動電圧をV0 からステップ電圧
vp ずつ変化させて比較値Pを増大させて行きほぼ最大
値Pmax に等しくなるように設定する。このとき、比較
値PがPmax に完全に一致する必要はなく、|Pmax −
P|<3%の範囲内になれば目視でコントラスト変化を
認識できず、実質的にPmax に等しい状態になる。ま
た、ステップ電圧vp は、光学的な量(%)でいうと1
0%以下であるのが良く、10%を超えるとPmax にほ
ぼ等しい状態に制御するのが困難になる。より好ましく
は3%以下、更に好ましくは1%以下である。
【0026】尚、上記実施形態では周囲温度がT0 から
T1 に上昇した場合について説明したが、T0 からT1
に下降した場合は図8のP−Vp 線の傾きが逆になるだ
けであり、上記と同様の制御を行うことでコントラスト
を最大化できる。また、Pmax を制御回路22に記憶さ
せておく必要はなく、駆動電圧をVp からステップ電圧
vp ずつ変化させてPmax をその都度決定しても良い。
即ち、Pがある閾値PL 以下に低下したら、上記と同様
にPが増大する駆動電圧変化方向を検出し、次いで駆動
電圧をvp ずつ変化させていき、Pがピーク値に達し最
初に下降したPのポイントに設定しても良い。つまり、
Pのピーク値(≒Pmax )を探索すると共に、ピーク値
に最も近いPのポイントに設定にすることで、実質的に
Pmax に等しい状態とする。勿論、ピーク値に最も近い
Pのポイントから逆戻りさせて、ピーク値に設定しても
構わない。更に、前記閾値PL を設けずに、周期的にP
のピーク値近傍又はピーク値になるように制御しても良
い。
【0027】また、光検出器20と比較器21との間に
A/Dコンバータ、制御回路22と電源回路23との間
にD/Aコンバータ等を設けても良い。更に、前記光検
出器20を複数設けそれらの平均値に基づき制御すれ
ば、液晶パネルの局所的なコントラスト変化に影響され
ることなく、液晶パネル全体のコントラストについて制
御できる。
【0028】本発明において、液晶パネル1の光検出器
20に相当する部位を、周期的にオン状態とオフ状態に
することで上記制御を行うことができる。また、液晶パ
ネル1の光検出器20に相当する部位を、部分的に画面
表示使用領域外としても良い。
【0029】上記2つの実施形態においては、走査側ド
ライバに入力する走査線パルスの電圧VH,VLを補償
することについて説明したが、信号側ドライバに入力す
る信号線パルスの電圧を補償しても良く、また走査線パ
ルスと信号線パルスの両方を補償しても構わない。ま
た、複数の走査線2aを一主面に設けたガラス等から成
る第一の透明基板と複数の信号線3aを一主面に設けた
ガラス等から成る第二の透明基板とを、前記走査線2a
と信号線3aとを対向させてかつ直交させた状態で液晶
層を介して接合した、単純マトリックス型のものについ
て説明したが、画素をTFT(Thin Film Transistor)
で形成し、アクティブ駆動を行うTFT型液晶表示装置
についても本発明は適用し得る。
【0030】かくして、本発明は、LCDの周囲温度が
変化した際に液晶パネルの熱容量により液晶自体の温度
が瞬時に変化せず、温度的ずれ及び時間的ずれがあるの
を考慮した制御を行うことで、より追従性の良好なコン
トラスト制御ができる。また、液晶の温度に対するコン
トラスト最大化駆動電圧データを記憶した記憶部等を使
用せずに、簡易な構成及び低コストでもって、液晶パネ
ルの光の透過量又は反射量のみからコントラストを実質
的に常時最大化できる、という作用効果を有する。
【0031】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更は何等差し支えない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、周囲温度を検出する温度セン
サと、液晶のコントラストが実質的に常時最大となるよ
うに制御するコントラスト制御手段と、液晶の温度に対
するコントラスト最大化駆動電圧データを記憶した記憶
部とを有し、コントラスト制御手段は、周囲温度がT0
からT1 に変化した場合記憶部よりT0 ,T1 に対応す
るコントラスト最大化駆動電圧データV0 ,V1 を呼出
し、T0 <T1 の時駆動電圧をV1 +δv(但し、0<
δv<|V0 −V1 |)に、T0 >T1 の時駆動電圧を
V1 −δvに設定するように制御することことにより、
LCDの周囲温度が変化した際に液晶パネルの熱容量に
より液晶自体の温度が瞬時に変化せず、温度的ずれ及び
時間的ずれがあるのを考慮した制御を行うことで、より
追従性の良好なコントラスト制御ができる。
【0033】また本発明は、液晶パネルを通過する光の
透過量、又は光の反射量を検出する光検出器と、液晶の
オン状態とオフ状態での透過量又は反射量を比較する比
較器と、比較値が実質的に常時最大となるように液晶の
駆動電圧を制御するコントラスト制御手段とを有し、コ
ントラスト制御手段は、比較値をP、比較値Pでの駆動
電圧をVp 、比較値の最大値をPmax とした場合、|P
max −P|が所定値以上になった時に駆動電圧をVp ±
δv1 に変化させ比較値Pが増大する駆動電圧変化方向
を検出し、次いで駆動電圧をVp からステップ電圧vp
ずつ変化させて比較値Pを増大させて行きほぼ最大値P
max に等しくなるように設定することにより、液晶の温
度に対するコントラスト最大化駆動電圧データを記憶し
た記憶部等を使用せずに、簡易な構成及び低コストでも
って、液晶パネルの光の透過量又は反射量のみからコン
トラストを実質的に常時自動的に最大化する、という作
用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLCDの基本構成のブロック回路図で
ある。
【図2】本発明の温度センサと駆動電圧補償回路部の詳
細を示すブロック回路図である。
【図3】液晶の温度とコントラスト最大時の駆動電圧と
の関係を示すグラフである。
【図4】従来のLCDの基本構成のブロック回路図であ
る。
【図5】本発明の制御を説明するものであり、液晶の温
度とコントラスト最大時の駆動電圧との関係を示すグラ
フである。
【図6】本発明の他の発明を示し、(a)は液晶パネル
を透過する光を検出する構成の部分断面図、(b)は液
晶パネル裏面側で反射する光を検出する構成の部分断面
図である。
【図7】本発明の他の発明を示し、光検出器及び比較器
等のブロック回路図である。
【図8】本発明の他の発明による制御を説明するもので
あり、(a)は比較値Pが低下した場合にPが増大する
駆動電圧変化方向を検出する動作を示すP−Vp のグラ
フ、(b)はPをPmax に漸近させる動作を示すP−V
p のグラフである。
【符号の説明】
1:液晶パネル 2:走査側ドライバ 2a:走査線 3:信号側ドライバ 3a:信号線 4:コントローラ 5:温度センサ 6:駆動電圧補償回路 6a:制御部 6b:記憶部 11:温度センサ 13:接続点 14:A/Dコンバータ 15:記憶回路 16:制御回路 17:電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA06 NA51 NC02 NC24 NC50 NC54 NC57 NC63 ND05 ND32 ND44 NG15 NH12 5C006 AF54 AF62 BF38 BF39 BF42 FA19 FA54 5C080 AA10 BB05 DD01 EE29 JJ02 JJ05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲温度を検出する温度センサと、検出さ
    れた周囲温度が低下した場合は液晶の駆動電圧を増大さ
    せ検出された周囲温度が上昇した場合は液晶の駆動電圧
    を減少させることにより、液晶のコントラストが実質的
    に常時最大となるように制御するコントラスト制御手段
    と、液晶の温度に対するコントラスト最大化駆動電圧デ
    ータを記憶した記憶部とを有し、前記コントラスト制御
    手段は、周囲温度がT0 からT1 に変化した場合前記記
    憶部よりT0 ,T1 に対応するコントラスト最大化駆動
    電圧データV0 ,V1 を呼出し、T0 <T1 の時駆動電
    圧をV1 +δv(但し、0<δv<|V0 −V1 |)
    に、T0 >T1 の時駆動電圧をV1 −δvに設定するよ
    うに制御することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】|T0 −T1 |≧1℃であり、かつδv=
    Ta×ΔV/ΔT1 (但し、0℃<Ta<1℃、ΔV/
    ΔT1 はT1 におけるコントラスト最大化駆動電圧の温
    度に対する傾き)を満たす請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】液晶パネルを通過する光の透過量、又は液
    晶パネルを通過しその裏面側で反射され再度液晶パネル
    を通過した光の反射量を検出する光検出器と、液晶のオ
    ン状態とオフ状態での前記透過量又は反射量を比較する
    比較器と、比較器による比較値が実質的に常時最大とな
    るように液晶の駆動電圧を制御するコントラスト制御手
    段とを有し、該コントラスト制御手段は、前記比較値を
    P、比較値Pでの駆動電圧をVp 、比較値の最大値をP
    max とした場合、|Pmax −P|が所定値以上になった
    時に駆動電圧をVp ±δv1 に変化させ比較値Pが増大
    する駆動電圧変化方向を検出し、次いで駆動電圧をVp
    からステップ電圧vp ずつ変化させて比較値Pを増大さ
    せて行きほぼ最大値Pmax に等しくなるように設定する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7764265B2 (en) 2005-07-26 2010-07-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Driving apparatus for display device and display device including the same and method of driving the same

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