JPH0730138Y2 - 振動発生シリンダ - Google Patents

振動発生シリンダ

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JPH0730138Y2
JPH0730138Y2 JP1987036770U JP3677087U JPH0730138Y2 JP H0730138 Y2 JPH0730138 Y2 JP H0730138Y2 JP 1987036770 U JP1987036770 U JP 1987036770U JP 3677087 U JP3677087 U JP 3677087U JP H0730138 Y2 JPH0730138 Y2 JP H0730138Y2
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JP
Japan
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piston
rod
oil passage
port
pressure receiving
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JP1987036770U
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JPS63144885U (ja
Inventor
史 嶋田
清蔵 熊井
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株式会社高橋エンジニアリング
株式会社建調神戸
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、振動発生シリンダに関するものである。
〔従来の技術〕
従来の振動発生シリンダ、特に応答性に優れ、高振動、
高出力を得ることができるものとして、特公昭56−1827
1号公報に記載のものが知られていた。これは、第5図
に示すように、モータ100で回転する回転弁101を有し、
この回転弁101によってシリンダ本体102内へ圧力流体の
給排を行いピストン103を振動させるようになってい
た。外部へ突出するピストンロッド104にはチャック105
を取付け、このチャック105で杭をつかみ、杭打ち装置
に用いることができるようになっていた。
〔解決しようとする問題点〕
第5図に示すような構造のものでは、起動時に回転弁10
1が所定の回転になる前に流体圧が上がると、ピストン1
03がシリンダのストロークエンド迄動作してしまうため
に、騒音を発生したり、シリンダ内部を損傷したりする
ことがあった。同様のことは停止時にも発生していた。
そこで、この考案は、起動及び停止時に生ずる騒音を防
止し、シリンダ内部の損傷を防止することのできる振動
発生シリンダを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、シリンダ本体内にピストン
ヘッドとピストンロッドとこのピストンロッドの上下端
側に夫々取付けられた帽体及びチャックとを備えたピス
トンを設け、シリンダ本体に油路によりピストンヘッド
の一方の受圧面と連通し、油路によりピストンヘッドの
他方の受圧面と連通する回転弁を設け、回転弁のロッド
に設けられたヘッドの間に2つの切換部を設け、これら
切換部の外周面に円周方向に沿って複数の切欠きを互い
違いに形成するとともに、切換部に対向する位置に油路
に連通するポートと油路に連通するポートを形成し、回
転弁のロッドを回転させることにより圧力流体を油路へ
交互に送るとともに交互に排出させてピストンを上下に
振動させる振動発生シリンダにおいて、帽体及びチャッ
クのシリンダ本体と対向する面又は/及びシリンダ本体
の帽体及びチャックに対向する面に緩衝材を設け、シリ
ンダ本体にピストンの動きに同期するロッドを備えた定
位弁を設け、この定位弁は油路によりピストンヘッドの
一方の受圧面と、油路により他方の受圧面とポートを介
して夫々連通し、定位弁のロッドに取付けられた仕切り
又は切換部がロッドの上下動に伴ってポートを開閉させ
るように構成してあり、ピストンヘッドの上下の受圧面
に作用する圧力流体の供給口と排出口とはアキュムレー
タに接続してあり、ピストンが所定の下降位置よりも下
降した時には、ロッドも下降しポートが開口することと
なり、供給口から圧力流体が油路を通りピストンヘッド
の下面側の受圧面を押し上げ、反対にピストンが一定以
上上昇すると、ロッドも上昇しポートが開口して供給口
から圧力流体が油路を通りピストンヘッドの上側の受圧
面を押圧しピストンを下降させるように構成したもので
ある。
〔作用〕
この考案では、起動時や停止時に回転弁が所定の回転に
達する前に圧力流体の圧力が上がってピストンがストロ
ークエンド迄動作しても、定位弁の存在と相俟って緩衝
材が部材とシリンダ本体外面との衝突を緩らげ、騒音を
発生したり、シリンダ内部を損傷したりするのを防止す
る。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面に参照にして説明
する。
第1図において、シリンダ本体1内にピストン2を設
け、回転弁3によってシリンダ本体1内の圧力流体の給
排を行いピストン2を振動させるようになっている。ピ
ストン2はピストンヘッド21,22とピストンロッド23を
備え、ピストンロッド23の外部に突出する下端側にはチ
ャック4を取付け、上端側には帽体5を取付けてあり、
この帽体5には連結部材6により定位弁7のロッド71を
取付け、ロッド71がピストン2の動きに同期するように
構成してある。回転弁3は油路8によりピストンヘッド
22の一方の受圧面と連通し、油路9によりピストンヘッ
ド22の他方の受圧面と連通されている。また、定位弁7
は油路10によりピストンヘッド21の一方の受圧面と連通
され、油路11によりピストンヘッド21の他方の受圧面と
連通されている。又それぞれの油室には外部につけたア
キュムレータ13に連通している。チャック4のシリンダ
本体1に対向する面には緩衝材12を取付けてあり、帽体
5のシリンダ本体1に対向する面にも同様の緩衝材12を
取付けてある。
回転弁3は第2図に示す如く構成してある。即ち、ロッ
ド30にヘッド31,32を設け、これらヘッド31,32の間に2
つの切換部33,33を設け、この切換部33の外周面に円周
方向に沿って複数の切欠き34,35が形成され、これら切
欠き34,35は互い違いに形成されている。これら切換部3
3,33に対向する位置にはポート36,37を形成してあるポ
ート36は油路6に連通し、ポート37は油路9に連通して
いる。圧力流体が第2図中供給口Pから切欠き35を通っ
てポート36並びに油路8を通りピストンヘッド22の上方
の受圧面に圧力がかかる時、ポート37と切欠き35とが合
致した時には圧力流体は油路9に浸入せず、油路9から
は第2図中排出口Tへ流体が流れる。したがって、ピス
トン2は下方に押し下げられる。切欠き34が夫々ポート
36,37に合致する時にはピストン2が上方に押し上げら
れる。ロッド30の回転はモータ38により行われる。
次に定位弁7について第3図を参照にして説明する。ロ
ッド71には仕切り又は切換部72,73,74,75を取付けてあ
り、ポート76が油路10に連通し、ポート77が油路11に連
通している。ピストン2が所定の下降位置よりも下降し
た時には、ロッド71も下降しポート77が開口することと
なり、供給口P′から圧力流体が油路11を通りピストン
ヘッド21の下面側の受圧面を押し上げる。反対にピスト
ン2が一定以上上昇すると、ロッド71も上昇しポート76
が開口して供給口P′から圧力流体が油路10を通りピス
トンヘッド21の上側の受圧面を押圧しピストン2を下降
させる。この動作は定位弁7の給排流量が少なくアキュ
ムレータ13に接続されているため回転弁3とピストン2
によって発生する振動振巾を損うことなく振動の中心値
を所定の位置に制御するものである。
第4図に示す別の実施例は、チャック4や帽体5等の部
材側にではなくこれらの部材と対向するシリンダ本体1
の外面に緩衝材12を取付けた例を示すものである。な
お、チャック4や帽体5に緩衝材1を取付けると共にシ
リンダ本体1にも緩衝材12を取付けてもよい。また、こ
の緩衝材12はリング状のものでも良いし、部分的に設け
たものであっても良い。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によればシリンダ本体内
にピストンヘッドとピストンロッドとこのピストンロッ
ドの上下端側に夫々取付けられた帽体及びチャックとを
備えたピストンを設け、シリンダ本体に油路によりピス
トンヘッドの一方の受圧面と連通し、油路によりピスト
ンヘッドの他方の受圧面と連通する回転弁を設け、回転
弁のロッドに設けられたヘッドの間に2つの切換部を設
け、これら切換部の外周面に円周方向に沿って複数の切
換きを互い違いに形成するとともに、切換部に対向する
位置に油路に連通するポートと油路に連通するポートを
形成し、回転弁のロッドを回転させることにより圧力流
体を油路へ交互に送るとともに交互に排出させてピスト
ンを上下に振動させる振動発生シリンダにおいて、帽体
及びチャックのシリンダ本体と対向する面又は/及びシ
リンダ本体の帽体及びチャックに対向する面に緩衝材を
設け、シリンダ本体にピストンの動きに同期するロッド
を備えた定位弁を設け、この定位弁は油路によりピスト
ンヘッドの一方の受圧面と、油路により他方の受圧面と
ポートを介して夫々連通し、定位弁のロッドに取付けら
れた仕切り又は切換部がロッドの上下動に伴ってポート
を開閉させるように構成してあり、ピストンヘッドの上
下の受圧面に作用する圧力流体の供給口と排出口とはア
キュムレータに接続してあり、ピストンが所定の下降位
置よりも下降した時には、ロッドも下降しポートが開口
することとなり、供給口から圧力流体が油路を通りピス
トンヘッドの下面側の受圧面を押し上げ、反対にピスト
ンが一定以上上昇すると、ロッドも上昇しポートが開口
して供給口から圧力流体が油路を通りピストンヘッドの
上側の受圧面を押圧しピストンを下降させるように構成
したので、起動時や停止時に回転弁が所定の回転になる
前に圧力流体の圧力が上がってピストンがシリンダのス
トロークエンドまで動作しようとしても、定位弁がピス
トンの振動の中心値を所定の位置に制御しようとし、こ
のような制御もきかないでピストンがシリンダのストロ
ークエンドまで作動してしまっても、部材とシリンダ本
体とが直接的に衝突せずに緩衝材を介してぶつかるの
で、このときの衝突は定位弁による制御力も作用してい
るので激しいものとはならず、騒音を発生したり、シリ
ンダ内部を損傷したりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な実施例を示す断面図、第2図
は回転弁の構造の一例を示す断面図、第3図は定位シリ
ンダの構造の一例を示す断面図、第4図は他の実施例を
示す概略正面図、第5図は従来例を示す断面図である。 1…シリンダ本体、2…ピストン、3…回転弁、4…チ
ャック、5…帽体、7…定位弁、8,9…油路、10,11…油
路、13…アキュムレータ、21,22…ピストンヘッド、23
…ピストンロッド、30…ロッド、31,32…ヘッド、33…
切換部、34,35…切欠き、36,37…ポート、71…ロッド、
72〜75……切換部、76,77…ポート、P′…供給口、
T′…排出口、12…緩衝材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ本体(1)内にピストンヘッド
    (21)(22)とピストンロッド(23)とこのピストンロ
    ッド(23)の上下端側に夫々取付けられた帽体(5)及
    びチャック(4)とを備えたピストン(2)を設け、 シリンダ本体(1)に油路(8)によりピストンヘッド
    (22)の一方の受圧面と連通し、油路(9)によりピス
    トンヘッド(22)の他方の受圧面と連通する回転弁
    (3)を設け、 回転弁(3)のロッド(30)に設けられたヘッド(31)
    (32)の間に2つの切換部(33)を設け、 これら切換部(33)の外周面に円周方向に沿って複数の
    切欠き(34)(35)を互い違いに形成するとともに、切
    換部(33)に対向する位置に油路(8)に連通するポー
    ト(36)と油路(9)に連通するポート(37)を形成
    し、 回転弁(3)のロッド(30)を回転させることにより圧
    力流体を油路(8)(9)へ交互に送るとともに交互に
    排出させてピストン(2)を上下に振動させる振動発生
    シリンダにおいて、 帽体(5)及びチャック(4)のシリンダ本体(1)と
    対向する面又は/及びシリンダ本体(1)の帽体(5)
    及びチャック(4)に対向する面に緩衝材を設け、 シリンダ本体(1)にピストン(2)の動きに同期する
    ロッド(71)を備えた定位弁(7)を設け、 この定位弁(7)は油路(10)によりピストンヘッド
    (21)の一方の受圧面と、油路(11)により他方の受圧
    面とポート(76)(77)を介して夫々連通し、 定位弁(7)のロッド(71)に取付けられた仕切り又は
    切換部(72)(73)(74)(75)がロッド(71)の上下
    動に伴ってポート(76)(77)を開閉させるように構成
    してあり、 ピストンヘッド(21)の上下の受圧面に作用する圧力流
    体の供給口(P′)と排出口(T′)とはアキュムレー
    タ(13)に接続してあり、 ピストン(2)が所定の下降位置よりも下降した時に
    は、ロッド(71)も下降しポート(77)が開口すること
    となり、供給口(P′)から圧力流体が油路(11)を通
    りピストンヘッド(21)の下面側の受圧面を押し上げ、
    反対にピストン(2)が一定以上上昇すると、ロッド
    (71)も上昇しポート(76)が開口して供給口(P′)
    から圧力流体が油路(10)を通りピストンヘッド(21)
    の上側の受圧面を押圧しピストン(2)を下降させるよ
    うに構成したことを特徴とする振動発生シリンダ。
JP1987036770U 1987-03-13 1987-03-13 振動発生シリンダ Expired - Lifetime JPH0730138Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015020450A1 (ko) * 2013-08-09 2015-02-12 Lee Gyung Woon 진동발생장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015020450A1 (ko) * 2013-08-09 2015-02-12 Lee Gyung Woon 진동발생장치

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