JPH07301352A - 圧力調整弁 - Google Patents

圧力調整弁

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Publication number
JPH07301352A
JPH07301352A JP9094994A JP9094994A JPH07301352A JP H07301352 A JPH07301352 A JP H07301352A JP 9094994 A JP9094994 A JP 9094994A JP 9094994 A JP9094994 A JP 9094994A JP H07301352 A JPH07301352 A JP H07301352A
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JP
Japan
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pressure
pilot
pressure side
relief valve
spring
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Pending
Application number
JP9094994A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Sato
康広 佐藤
Shigeru Shinohara
茂 篠原
Isao Oki
勲 沖
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧側の圧力を設定圧力に維持できるし、そ
の高圧側の圧力設定圧力より減圧できるようにする。 【構成】 スプリング36で高圧側Aと低圧側Bを遮断
し、受圧部20の圧力で連通するリリーフバルブ14
と、その受圧部20と高圧側Aを連通・遮断するパイロ
ットピストン40と、このパイロットピストン40を連
通方向に押すパイロット圧受圧部44と、パイロットピ
ストン40を遮断方向に押す圧力調整用スプリング46
と、前記パイロットピストン40を連通方向に押すソレ
ノイド53を備え、ソレノイド53に通電しない時には
パイロットピストン40とリリーフバルブ14で高圧側
の圧力を設定圧力に維持し、ソレノイド53に通電して
パイロットバルブ40を押すことで高圧側の圧力を設定
圧力より減圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧側の最高圧力を設
定するリリーフ機能と、高圧側の圧力を設定された最高
圧力より減圧する減圧機能とを有する圧力調整弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高圧側の最高圧力を設定するリリーフ機
能を有するリリーフ弁としては例えば特願昭62−15
4279号公報に示すように、高圧側と低圧側を連通・
遮断するリリーフバルブと、このリリーフバルブを遮断
位置に保持するスプリングと、リリーフバルブを連通方
向に押す受圧室と、その受圧室と高圧側を連通・遮断す
るパイロットピストンと、そのパイロットピストンを遮
断位置に保持する圧力調整スプリングを備え、高圧側の
圧力が設定圧力となるとパイロットピストンが連通方向
に押されて受圧室に高圧油が流入し、その高圧油でリリ
ーフバルブを連通方向に押して高圧側と低圧側を連通す
るものが知られている。
【0003】また、実願昭63−167793号公報に
示すように、高圧側と低圧側と出力側を連通・遮断する
スプールをスプリングで出力側と低圧側を連通する方向
に押し、ソレノイドの推力で高圧側と出力側を連通方向
に押すようにし、そのソレノイドの推力に比例して出力
側の圧力を高圧とする制御弁が知られている。
【0004】また、高圧側の圧力を外部信号によって減
圧するアンロード弁と呼ばれる弁も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者のリリーフ弁であ
ると高圧側の最高圧力を設定するリリーフ機能を有する
が、高圧側の圧油を減圧することができない。また、後
者の制御弁はソレノイドの推力に比例して出力側の圧力
を高圧とする機能を有するが、高圧側の圧力を減圧する
ことはできない。また、アンロード弁と呼ばれる弁は減
圧機能を有するが高圧側の最高圧力を設定することはで
きない。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした圧力調整弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】高圧側Aと低圧側Bを連
通・遮断するリリーフバルブ14、このリリーフバルブ
14を遮断方向に押すスプリング36、前記リリーフバ
ルブ14を通り高圧側Aを絞りを経て低圧側に連通する
パイロット油路、このパイロット油路を連通・遮断する
パイロットピストン40、このパイロットピストン40
を遮断方向に押す圧力調整用スプリング46、前記パイ
ロットピストン40を連通方向に押すパイロット圧受圧
部44を備え、前記パイロット油路が連通するとリリー
フバルブ14が高圧側Aと低圧側Bを連通するリリーフ
弁部Cと、前記パイロットピストン40を連通方向に押
すプランジャ52を有するソレノイド53を備えた減圧
弁部Dより構成した圧力調整弁。
【0008】
【作 用】高圧側Aの圧力が設定圧力以上となるとパ
イロット圧受圧部44内の圧油でパイロットピストン4
0が連通方向に押され、高圧側Aの圧油が絞りを経て低
圧側に流れてリリーフバルブ14が連通方向に押されて
高圧側Aと低圧側Bが連通してリリーフ作動するから、
高圧側の圧力を設定圧力に維持できる。ソレノイド53
のプランジャ52によってパイロットバルブ40を圧力
調整用スプリング46で連通方向に押してパイロット油
路に高圧油を流通することで高圧側Aの圧力が設定圧よ
り順次減圧するから、高圧側Aの圧力を設定圧力よりソ
レノイド53への通電量に比例して順次減圧できる。
【0009】
【実 施 例】図1に示すように、第1スリーブ体1は
小径筒状部2と大径筒状部3を有する段付きの筒状とな
り、その小径筒状部2の基部外面にネジ部4、大径筒状
部3の外面にネジ部5が形成され、前記小径筒状部2の
内面は、小径の先端部6、中間径の中間部7、大径の基
端部8により段付き形状となって、その先端部6と中間
部7との境にシート座9が形成され、中間部7に大径穴
10、基端部8に細孔11、小径穴12が形成してあ
り、第1スリーブ体1はブロック体13にねじ部4を螺
合して取付けられ、その先端部6に高圧油が流入して高
圧側Aとなり、大径穴10、細孔11、小径穴12はタ
ンクに連通して低圧側Bとなっている。
【0010】前記第1スリーブ体1内にはリリーフバル
ブ14が摺動自在に嵌挿され、このリリーフバルブ14
は中間部7に嵌合する小径の先端筒状部15と基端部8
に嵌合する大径の基端筒状部16とテーパ形状の先端部
17を有する筒状体となり、その先端部17のテーパ面
部19がシート座9と対向し、先端筒状部15の外面と
基端筒状部16の先端面と第1スリーブ体1の基端部8
とにより受圧部20を形成し、先端部17には入口孔2
1が形成され、先端筒状部15の基端寄りには受圧部2
0に開口した小径穴22が形成されている。
【0011】前記リリーフバルブ14内にはハウジング
23が嵌合され、このハウジング23は軸孔24を有す
る筒状体となり、この軸孔24は先端大径孔25、大径
中間孔26、小径中間孔27、基端大径孔28を有し、
その先端大径孔25はプラグ29で閉塞され、大径中間
孔26にはパイロット圧導入孔30が形成され、小径中
間孔27には流入孔31と流出孔32が形成され、大径
基端孔28にはドレーン孔33が形成してあり、前記リ
リーフバルブ14の入口孔21と流入孔31と軸孔24
の小径中間孔27と流出孔32と小径穴22と細孔11
によりリリーフバルブ14を通り高圧側Aを低圧側Bに
絞りを経て連通するパイロット油路としてある。
【0012】前記ハウジング23は第1スリーブ体1の
大径筒状部3の内周面に螺合したナット34によってフ
ランジ23aを第1スリーブ体1の段部1aに押しつけ
て固定され、パイロット圧導入孔30と流入口31はリ
リーフバルブ14の入口孔21に連通し、流出孔32は
小径穴22に開口し、ドレーン孔33はドレーン孔35
に開口しており、前記ハウジング23とリリーフバルブ
14との間にスプリング36を設けてリリーフバルブ1
4のテーパ面部19を第1スリーブ体1のシート座9に
圧接し、高圧側Aと低圧側Bを遮断している。
【0013】前記ハウジング23の軸孔24にはパイロ
ットピストン40が摺動自在に嵌挿され、このパイロッ
トピストン40は図2に示すようにハウジング23の軸
孔24における先端大径孔25、大径中間孔26、小径
中間孔27にそれぞれ嵌合した大径鍔41、大径部4
2、小径部43を有し、その大径部42と小径部43と
の間にはパイロット圧導入孔30に開口したパイロット
圧受圧部44が形成され、小径部43には流入孔31と
流出孔32を連通・遮断する小径部45が形成してあ
り、このパイロットピストン40は圧力調整用スプリン
グ46で流入孔31と流出孔32を遮断する方向に付勢
されて大径鍔41がハウジング23の軸孔24における
段部24aに当接している。つまり、パイロットピスト
ン40は前記パイロット油路を連通・遮断するものであ
る。
【0014】前記圧力調整用スプリング46は、図1に
示すように第1スリーブ体1の大径筒状部3の内周ネジ
部3aに螺合し、ロックナット47で固定された圧力調
整用スリーブ48とパイロットピストン40に設けたス
プリング受49との間に設けてあり、ロックナット47
を弛めて圧力調整用スリーブ48を締付け、弛めること
で圧力調整用スプリング46の取付荷重を調整できるよ
うになり、これによりリリーフ弁部Cを構成している。
【0015】次にリリーフ弁部Cのリリーフ動作を説明
する。パイロットピストン40のパイロット圧受圧部4
4には高圧側Aの圧力PR が作用してパイロットピスト
ン40を流入孔31と流出孔32を連通する方向に押す
力が作用する。この力はπ/4×(d2 −d1 2 )×P
R となる。但し、d1 はパイロットピストン40の小径
部43の外径、d2 は大径部42の外径である。
【0016】高圧側Aの圧力PR が、前記力がf0
(k×△l)より大きくなる圧力(設定圧力)となる
と、パイロットピストン40は押されて流入孔31と流
出孔32が連通する。前記式においてf0 は圧力調整用
スプリング46の取付荷重、kはバネ定数、△lはラッ
プ代である。
【0017】流入孔31と流出孔32が連通すると高圧
側Aの圧油が小径穴22を通って受圧部20に流入し、
さらに細孔11よりタンクに流出し、その細孔11の前
後に圧力差△Pが生じ、この圧力差△Pがリリーフバル
ブ14の受圧部20に作用してリリーフバルブ14を高
圧側Aと低圧側Bを連通する方向に押す力となる。この
力はπ/4×(D2 −D1 2 )×差圧△Pとなる。但
し、D1 はリリーフバルブ14の先端筒状部15の外
径、D2 は基端筒状部16の外径である。
【0018】前記力がf1 +(k1 ×△S)より大きく
なるとリリーフバルブ14は高圧側Aと低圧側Bを連通
方向に押されてテーパ面19がシート座9より離れて高
圧側Aの圧油が低圧側Bに流出するので、前記スプリン
グ36を前述を満足するものとすることで高圧側Aの圧
力は前記設定圧力となる。但し、f1 はスプリング36
の取付荷重、k1 はそのバネ定数、△Sはリリーフバル
ブストロークである。
【0019】前述のリリーフ作動している状態で高圧側
Aの圧力が上昇すると、パイロットピストン40のパイ
ロット圧受圧部44に作用する圧力も高くなってパイロ
ットピストン40は更に連通方向に押され、流入孔31
と流出孔32の開口面積が大となり、細孔11よりタン
クに流出するリリーフ流量が増加し、その細孔11前後
の差圧△Pが上昇する。このためにリリーフバルブ14
の受圧部20に作用する圧力が高くなってリリーフバル
ブ14の連通方向へのストロークが増加し、高圧側Aと
低圧側Bの開口面積が大きくなって高圧側Aの圧力が設
定圧力より上昇しないようにリリーフ作動する。
【0020】前述のリリーフ作動している状態で高圧側
Aの圧力が低下すると、パイロットピストン40のパイ
ロット圧受圧部44に作用する圧力も低くなってパイロ
ットピストン40は遮断方向に若干押され、流入孔31
と流出孔32の開口面積が小となり、細孔11よりタン
クに流出するリリーフ流量が減少し、その細孔11前後
の差圧△Pが下降する。このためにリリーフバルブ14
の受圧部20に作用する圧力が低くなってリリーフバル
ブ14の連通方向へのストロークが減少し、高圧側Aと
低圧側Bの開口面積が小さくなって高圧側Aの圧力が設
定圧力より下降しないようにリリーフ作動する。
【0021】前記第1スリーブ体1の基端筒状部3のネ
ジ部5には第2スリーブ体50が螺合され、この第2ス
リーブ体50にはコイル51とプランジャ52を備えた
ソレノイド53が取付けられ、このプランジャ52はピ
ストン54を介してパイロットピストン40に同心状に
接し、これにより減圧弁部Dを構成している。
【0022】次に減圧弁部の減圧動作について説明す
る。ソレノイド53のコイル51に通電するとプランジ
ャ52は通電量に比例した推力でパイロットピストン4
0を流入孔31と流出孔32を連通する方向の力を与
え、その推力でパイロットピストン40を連通方向に押
す。
【0023】パイロットピストン40が連通方向に押さ
れるとリリーフ弁部Cが前述のように作動して高圧側A
の圧力は図3に示すように通電量に比例して減圧され
る。つまり、パイロットピストン40の連通方向へのス
トロークが大きくなると流入孔31と流出孔32の開口
面積が大きくなって高圧側Aの圧力が低圧となる。
【0024】図4は本発明の第2実施例を示し、リリー
フ弁部Cは第1実施例と同一であり、減圧弁部Dは次の
ようになっている。前記第1スリーブ体1の基端筒状部
3のネジ部5には第2スリーブ体50が螺合され、この
第2スリーブ体50にはコイル51とプランジャ52を
備えたソレノイド53が取付けられ、このプランジャ5
2はピストン54を介してパイロットピストン40と同
心状に連続し、そのピストン54は可動スリーブ55内
に摺動自在に嵌挿された大径部56と可動スリーブ55
の先端壁55aの穴57より突出してパイロットピスト
ン40と対向した小径部58より成り、その可動スリー
ブ55の先端壁55aと大径部56との間には推力キャ
ンセル用スプリング59が設けられてピストン54にパ
イロットピストン40と離れる方向の力を付与してい
る。
【0025】前記可動スリーブ55はリリーフ弁部Cの
圧力調整用スリーブ48内に摺動自在に嵌合され、この
可動スリーブ55は前記第2スリーブ体50に設けた可
動ストッパ機構60によってパイロットピストン40側
への摺動ストロークが調節されて前記推力キャンセル用
スプリング59の取付荷重を調整する推力キャンセル用
スプリング取付荷重調整部Eを構成している。
【0026】前記可変ストッパ機構60は、前記第2ス
リーブ体50に螺合されたボルト61と、ロックナット
62と、ボルト61に一体的に設けた偏心突起63を備
え、その偏心突起63が可動スリーブ55の環状溝64
に嵌まり込み、ロックナット62を弛めてボルト61を
締込み、弛め回転することで偏心突起63が偏心回転し
て可動スリーブ55を軸方向に変位し、可動スリーブ5
5のパイロットピストン40側への摺動ストロークを調
節し、それによって推力キャンセル用スプリング59の
取付荷重を調整できるようにしてある。
【0027】次に減圧弁部の減圧動作について説明す
る。ソレノイド53のコイル51に通電するとプランジ
ャ52は通電量に比例した推力でピストン54を押し、
そのピストン54でパイロットピストン40を流入孔3
1と流出孔32を連通する方向の力を与える。前記プラ
ンジャ52の推力によりピストン54を押す力は推力キ
ャンセル用スプリング59で吸収(キャンセル)され、
プランジャ52の推力が推力キャンセル用スプリング5
9の取付荷重に見合う大きさとなってからパイロットピ
ストン40が連通方向に押される。
【0028】前記プランジャ52の推力はコイル51の
通電量に比例するが、ソレノイド50の加工、組立誤差
等によりコイル51の通電量によるプランジャ52の推
力は図5のa,b,cに示すようにバラツクことがあ
り、この場合にはある電流値iS におけるソレノイド5
2の推力がFa,Fb,Fcと異なるので、前述のパイ
ロットピストン40が連通方向に押される時の電流値が
異なる。
【0029】このような場合には可動ストッパ機構60
のボルト61を締込み、弛め回転して偏心突起63を移
動させることで、可動スリーブ55を移動して推力キャ
ンセル用スプリング59の取付荷重を調整し、パイロッ
トピストン40が連通方向に押される時の電流値を同一
とする。
【0030】パイロットピストン40が連通方向に押さ
れるとリリーフ弁部Cが前述のように作動して高圧側A
の圧力は設定圧力よりも順次減圧され、高圧側Aの圧力
とコイル51への通電量(電流)の関係は図6に示すよ
うになり、ある電流値iS となった後に高圧側Aの圧力
は通電量に比例して減圧される。
【0031】図7は第3実施例を示し、圧力調整用スリ
ーブ48にソレノイド53が取付けられ、その圧力調整
用スリーブ48内に可動スリーブ55が摺動自在に嵌挿
されてロックナット47が外部に露出するから、圧力調
整弁を組立てた状態でロックナット47を弛めて圧力調
整用スリーブ48を締込み、弛み回転することができ、
圧力調整用スプリング46の取付荷重を調整する作業が
容易となる。
【0032】可動ストッパ機構60は圧力調整用スリー
ブ48に螺合したボルト65と、ロックナット66と、
ボルト65に一体的に設けたカム67を備え、そのカム
67を可動スリーブ55のカム溝68に嵌合し、ボルト
65を締込み、弛み回転することでカム67とカム溝6
8で可動スリーブ55のパイロットピストン40側への
摺動ストロークを調節するようにしてある。
【0033】図8は第4実施例を示し、リリーフバルブ
14の先端部17に細孔70を形成して絞りとし、ハウ
ジング23の流出孔32をリリーフバルブ14とハウジ
ング23との隙間71及び第1スリーブ体1とリリーフ
バルブ14との隙間72を経て小径孔12に連通してあ
る。つまり、細孔70、流入孔31、流出孔32、隙間
71、隙間72、小径孔12によりリリーフバルブ14
を通り高圧側を絞りを経て低圧側に連通するパイロット
油路を構成している。前述以外の構成は図7に示す第3
実施例と同様である。
【0034】かかる構成であるとパイロットピストン4
0が圧力調整用スプリング46に抗して摺動して流入孔
31と流出孔32が連通すると高圧側Aの圧油が細孔7
0を通って低圧側に流れるので、その細孔70の前後に
差圧△Pが作用し、その差圧△Pがある値以上となると
リリーフバルブ14がスプリング36に抗して押されて
高圧側Aと低圧側Bが連通してリリーフ作動する。
【0035】図8において、リリーフバルブ14のシー
ト径D3 を内径D4 よりも僅かに小さくして前記流入孔
31と流出孔32が連通しない時にはリリーフバルブ1
4はπ/4×(D2 4 −D2 3 )×PRの力でテーパ面
部19をシート9に押しつけるからシート性が向上して
おり、前述のようにリリーフバルブ14がリリーフ作動
する時の高圧側の圧力PRは、 π/4×D2 3 ×PR−π/4×D2 4 (PR−△P)
>スプリング36の取付荷重 となった時となる。
【0036】
【発明の効果】高圧側Aの圧力が設定圧力以上となると
パイロット圧受圧部44内の圧油でパイロットピストン
40が連通方向に押され、高圧側Aの圧油が絞りを経て
低圧側Bに流れてリリーフバルブ14が連通方向に押さ
れて高圧側Aと低圧側Bが連通してリリーフ作動するか
ら、高圧側の圧力を設定圧力に維持できる。ソレノイド
53のプランジャ52によってパイロットバルブ40を
連通方向に押すことで高圧側Aの圧力が設定圧より順次
減圧するから、高圧側Aの圧力を設定圧力よりソレノイ
ド53への通電量に比例して減圧できる。したがって、
リリーフ機能と減圧機能を有する圧力調整弁となる。ま
た、請求項2のようにリリーフバルブ14とパイロット
ピストン40とソレノイド53を同心状に設ければ全体
をコンパクトにできるし、外部より圧力調整用スプリン
グ46の取付荷重を簡単に調整できる。また、請求項3
のように推力キャンセル用スプリング59と、その取付
荷重を調整する推力キャンセル用スプリング取付荷重調
整部Eを設けることで、プランジャ52の推力でパイロ
ットピストン40を連通方向に押す時の電流値を調整で
きるから、ソレノイド53への通電量とプランジャ推力
にバラツキがあっても減圧開始する時の電流値を一定に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のリリーフ弁部の拡大図である。
【図3】減圧時の電流値と圧力の関係を示す図表であ
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】ソレノイドの通電量と推力の関係を示す図表で
ある。
【図6】減圧時の電流値と圧力の関係を示す図表であ
る。
【図7】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…第1スリーブ体、14…リリーフバルブ、21…受
圧部、36…スプリング、40…パイロットピストン、
44…パイロット圧受圧部、46…圧力調整用スプリン
グ、48…圧力調整用スリーブ、50…第2スリーブ
体、51…コイル、52…プラジャ、53…ソレノイ
ド、54…ピストン、55…可動スリーブ、59…推力
キャンセル用スプリング、60…可動ストッパ機構、6
1…ボルト、63…偏心突起、64…環状溝、65…ボ
ルト、67…カム、68…カム溝。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧側Aと低圧側Bを連通・遮断するリ
    リーフバルブ14、このリリーフバルブ14を遮断方向
    に押すスプリング36、前記リリーフバルブ14を通り
    高圧側Aを絞りを経て低圧側に連通するパイロット油
    路、このパイロット油路を連通・遮断するパイロットピ
    ストン40、このパイロットピストン40を遮断方向に
    押す圧力調整用スプリング46、前記パイロットピスト
    ン40を連通方向に押すパイロット圧受圧部44を備
    え、前記パイロット油路が連通するとリリーフバルブ1
    4が高圧側Aと低圧側Bを連通するリリーフ弁部Cと、 前記パイロットピストン40を連通方向に押すプランジ
    ャ52を有するソレノイド53を備えた減圧弁部Dより
    構成した圧力調整弁。
  2. 【請求項2】 前記リリーフバルブ14とパイロットピ
    ストン40とソレノイド53を同心状に設けると共に、
    前記圧力調整用スプリング46の取付荷重を外部より調
    整可能とした請求項1記載の圧力調整弁。
  3. 【請求項3】 前記パイロットピストン40とプランジ
    ャ52との間に設けられてプランジャ52の推力をキャ
    ンセルする推力キャンセル用スプリング59と、 前記推力キャンセル用スプリング59の取付荷重を調整
    する推力キャンセル用スプリング取付荷重調整部Eより
    構成した請求項1または2記載の圧力調整弁。
  4. 【請求項4】 高圧側Aと低圧側Bと細孔11を有する
    筒状の第1スリーブ体1内に筒状のリリーフバルブ14
    を摺動自在に嵌挿して前記細孔11に開口した受圧部2
    0を形成し、このリリーフバルブ14をスプリング36
    で押して高圧側Aと低圧側Bを遮断し、 前記リリーフバルブ14内に軸孔24を有するハウジン
    グ23を嵌合して高圧側Aと受圧部20を連通する油路
    を形成し、この軸孔24内にパイロットピストン40を
    前記油路を連通・遮断する位置に摺動自在に嵌挿し、こ
    のパイロットピストン40と軸孔24との間にパイロッ
    ト圧受圧部44を形成し、前記第1スリーブ体1に嵌合
    しロックナット47でロックされた圧力調整用スリーブ
    48と前記パイロットピストン40との間に圧力調整用
    スプリング46を設けてリリーフ弁部Cとした請求項1
    又は2記載の圧力調整弁。
  5. 【請求項5】 前記圧力調整用スプリング46を支持す
    る圧力調整用スリーブ48に可動スリーブ55を摺動自
    在に嵌挿し、この可動スリーブ55内にピストン54を
    摺動自在に嵌挿し、そのピストン54をソレノイド53
    のプランジャ52とパイロットピストン40との間に位
    置させ、その可動スリーブ55とピストン54との間に
    推力キャンセル用スプリング59を設け、 前記可動スリーブ55のパイロットピストン40側への
    摺動ストロークを調節する可動ストッパ機構60を設け
    て推力キャンセル用スプリング取付荷重調整部Eとした
    請求項3又は4記載の圧力調整弁。
  6. 【請求項6】 前記第1スリーブ体1に第2スリーブ体
    50を取付け、この第2スリーブ体50にソレノイド5
    3を取付け、前記第2スリーブ体50に偏心突起63を
    有するボルト61を嵌合し、その偏心突起61を可動ス
    リーブ55に嵌合して可動ストッパ機構60とした請求
    項5記載の圧力調整弁。
  7. 【請求項7】 前記圧力調整用スリーブ48にソレノイ
    ド53を取付け、この圧力調整用スリーブ48にカム6
    7を備えたボルト65を嵌合し、そのカム65を圧力調
    整用スリーブ48のカム溝68に嵌合して可動ストッパ
    機構60とした請求項5記載の圧力調整弁。
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