JPH0730104Y2 - 濾過器用緊締具 - Google Patents

濾過器用緊締具

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JPH0730104Y2
JPH0730104Y2 JP9711989U JP9711989U JPH0730104Y2 JP H0730104 Y2 JPH0730104 Y2 JP H0730104Y2 JP 9711989 U JP9711989 U JP 9711989U JP 9711989 U JP9711989 U JP 9711989U JP H0730104 Y2 JPH0730104 Y2 JP H0730104Y2
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tightening
cap
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敏信 佐藤
勇 堀口
康勇 柳原
守弘 蓮見
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコーヒー、紅茶のようなホット系飲料自販機、
コーラ、ジュースのような清涼飲料自販機、または即席
麺類自販機のように飲料用水を使用する自動販売機内に
付設する濾過器のキャップを緊締するのに使用して好適
な濾過器用緊締具の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、コーヒー飲料等の自動販売機には原水として飲
料用水、たとえば水道水が供給されるようになってい
る。
しかしながら、水道水中には比較的少量ではあるが塩
素、濁り、配管中の錆び等が含まれているため、自動販
売機内に濾過器を取付け、水道水を当該濾過器に通水
し、濾過処理してその濾過水を自動販売機の飲料用水と
して使用するようにしている。
第7図は濾過器を付設したたとえばホット系飲料自販機
の一例を示す概略図であり、水道水は水入口弁20によっ
て流量を調整され、濾過器21によって濾過された後、ヒ
ートタンク22内で加熱され、熱湯供給弁23によって分岐
し、種類別の混合受皿24,25,26内に供給され、原料筒2
7,28,29から流下する原料と混合され、ホット飲料とし
てカップ30内に注入される。
第8図及び第9図はこのような自動販売機内に付設され
ている濾過器の一例を示すと共に、キャップとハウジン
グ本体を緊締する従来型緊締具の一例を示す使用状態図
であり、図中31は水道水の流入口32と処理水の流出口33
を備えたキャップ、34はこのキャップ31の下面に装着す
る有底筒状のハウジング本体であり、35はその上端部を
処理水の流出口33に密嵌し、その側胴部をハウジング本
体34内に位置させた濾材、36はハウジング本体34の上部
とキャップ31の内周面との間に嵌め付けたOリング、37
はキャップ31とハウジング本体34の上部とを締付固定す
る締付バンドであり、締付T字型ボルト38によって緩め
たり締め付けたりするものである。そして、自動販売機
の内部に組み込まれた濾過器21内の濾材35は、定期的に
交換する必要があり、その交換作業は前記締付T字型ボ
ルト38を廻して外し、キャップ31とハウジング本体34を
固定している締付ボルト37を取り外す。
次いでハウジング本体34をキャップ31から外して濾材35
を処理水の流出口33より取り外し、新しい濾材35と交換
してから、前記とは逆の操作でセットすることにより交
換作業が行われていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記したように従来型濾過器は、キャップ31とハウジン
グ本体34の固定を締付ボルト37の締付力によって行う構
造となっており、その締付力は締付T字型ボルト38を廻
すことによって得られるようになっていた。
そのため、締付T字型ボルト38を廻す回数により締付力
に強弱が生じてしまい、一定の締付力が得られないで、
場合によっては締め付け不足によりキャップ31とハウジ
ング本体34の固定部から水漏れを起こすという不具合点
があった。
また、濾過器の設置されている自動販売機内は、きわめ
て狭溢なスペースしかなく、しかも複雑な機構が組み込
まれていて前記した締付T字型ボルトを廻す操作が非常
に厄介であるという問題点があった。なお、操作性を改
善し得たとしても、前記したように締付力が常に一定と
ならなければならないと共に、水漏れを防止するのに充
分な締付力が得られるような構造としなければならない
が、これまでのキャップ緊締手段ではこれらの要請に応
え得る構造とはなっていなかった。
そこで、本考案は前記した従来型締付手段の不具合点を
除去し、着脱時の操作性を改善すると共に、常に一定の
締付力が得られ、しかも水漏れを防止するのに充分な締
付力を有した濾過器用緊締具を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の構成を詳述すれば、
内部に濾材を装填してなる有底筒状のハウジング本体の
上面開口部に被着した、被処理水の流入口と処理水の流
出口を備えてなるキャップを緊締するための濾過器用の
緊締具であって、ハウジング本体とキャップの嵌着部外
周に嵌め付け得る一箇所に切れ目部を形成したバンド部
材と、このバンド部材の切れ目部の一方の端部付近に回
動可能に取付けた案内切欠部を形成してなる受け金具
と、前記バンド部材の切れ目部の他方の端部付近に固定
したスタンド金具と、このスタンド金具に回動可能に取
付けたレバーと、このレバーの基部付近に回動可能に取
付けた雌ねじ部材と、この雌ねじ部材内に長さ調節自在
に螺着した先端部に係合頭を突設してなる締付ボルトと
からなり、前記締付ボルトの係合頭を前記受け金具に形
成してある案内切欠部に係合させてから、前記レバーを
バンド部材側に押し込んでハウジング本体に対しキャッ
プを緊締するように構成したことを特徴とする濾過器用
緊締具である。
本考案によれば、前記レバーの操作だけで、一定のキャ
ップ緊締力が得られ、しかも雌ねじ部材内に対する締付
ボルトのねじ込み量を調整することによりバンド部材の
緊締力の強弱を変えることもでき、濾材交換の際の作業
性が良好で、水漏れ防止に充分な締付力をもった濾過器
用緊締具を提供することができるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的構成を図示の実施例に基づき詳細
に説明する。
第1図は本考案緊締具を濾過器に装着した状態の一実施
例を示し平面図、第2図は第1図のII−II線に沿った断
面図であり、図中1は被処理水の流入口2と処理水の流
出口3を備えたキャップ、4はこのキャップ1の下面に
着脱自在に装着する上面を開口とした有底筒状のハウジ
ング本体、5はその上部にある流出管6を処理水の流出
口3に連通させ、その側胴部をハウジング本体4内に位
置させた濾材、7はハウジング本体4の上部とキャップ
1の内周面との間に嵌め付けたシール用のOリング、8
はキャップ1とハウジング本体4の嵌着部を締付固定す
る本考案の緊締具を示し、水道水はキャップ1の流入口
2からハウジング本体4内に入り、濾材5を通るときに
濾過され、処理水は濾材5の中空部から流出管6を通
り、キャップ1の流出口3から、たとえば第7図に示す
ヒートタンク22内に供給される。
第3図は本考案緊締具の一実施例を示す側面図、第4図
は本考案緊締具の要部を切欠状態で示す底面図であり、
図中9はキャップ1とハウジング本体4の嵌着部外周に
嵌め付け得る形状を有すると共に、一箇所に切れ目部10
を形成したバンド部材を示す。バンド部材9は図示する
実施例の場合、外側板11の内周側に断面ほゞコ字状をな
す二分割にした締め部材12,12をスポット溶接等で付設
した構造となっているが、要はキャップ1とハウジング
本体4の嵌着部外周に当接し得る形状をもつ限り、外側
板11のみによって構成してもよいのは勿論である。
次に、13は前記バンド部材9の切れ目部10の一方の端部
付近に回動可能に取付けた受け金具であり、当該受け金
具13には後述する締付ボルトの係合頭を挿着し得る横向
きの案内切欠部14を形成してある。なお、図示する実施
例では前記外側板11の端部を折り返してループ部を形成
し、当該ループ部を利用して受け金具13を回動可能に取
付けているが、案内切欠部14を備えた受け金具13がバン
ド部材9の切れ目部10の一方の端部付近に回動可能に取
付けられる限り、その取付構造は、図示の実施例に限ら
ないこと勿論である。
15は前記バンド部材9の切れ目部10の他方の端部付近に
スポット溶接等で固定したスタンド金具、16はこのスタ
ンド金具15に回動可能に取付けたレバー、17はこのレバ
ー16の基部付近に回動可能に取付けた長ナット状の雌ね
じ部材を示す。18は前記雌ねじ部材17内に長さ調節自在
に螺着した締付ボルトであり、当該締付ボルト18の先端
部には係合頭19が突設されている。この係合頭19は前記
した受け金具13に形成してある案内切欠部14内に挿着し
得るようになっている。
その他、図中の40は受け金具13の枢軸、41はスタンド金
具15に対するレバー16の枢軸、42は雌ねじ部材17の枢
軸、43は締付ボルト18の外周部に螺装したロックナッ
ト、44は不用意にレバー16が開かれるのを防ぐロックピ
ンをそれぞれ示すものである。
次に第5図及び第6図は本考案緊締具の使用状態説明図
であり、緊締に当たってはロックピン44を引き上げ、レ
バー16をフリーの状態にしてから、レバー16を枢軸41を
中心にして第5図矢印方向に回動させる。そして、受け
金具13を手前に引き、受け金具13の案内切欠部14から締
付ボルト18の係合頭19を外し、バンド部材9の係合を解
除状態とする。従って、バンド部材9は左右にある程度
拡開することができ、この状態でキャップ1とハウジン
グ本体4の嵌着部外周に装着する。
次いで、受け金具13を元の位置に戻しながら締付ボルト
18の係合頭19を案内切欠部14内に挿着し、その後レバー
16をバンド部材9に当接するまで軽く押し込み、ロック
ピン44を引き下ろしてレバー16がむやみに動かないよう
ロックして装着を完了する。
なお、雌ねじ部材17内に締付ボルト18をねじ込み、締付
ボルト18の有効長さを短くした場合にはきわめて強い緊
締力が得られると共に、逆の操作をした場合には緊締力
が弱くなり、最適の緊締力が得られるよう調整してから
ロックナイト43を締めて締付ボルト18を固定状態とする
ものである。
〔考案の効果〕
本考案濾過器用緊締具は以上のような構成・作用からな
り、濾材交換の際、手締めによる締付力が一定にならな
いといった従来の問題点を解消することができるもので
ある。また、その緊締操作もレバーを動かすだけでワン
タッチで行うことができ、自販機内のような狭隘なスペ
ースのところでもスムーズに作業が行える。しかも、締
付ボルトの長さを調節することによりバンド部材の緊締
力を簡単に変えることができると共に、受け金具とスタ
ンド金具がバンド部材の外方に突出した状態となってい
て、締付力はバンド部材の円周方向に均等に作用するの
で所謂片締めが生ぜず、キャップとハウジング本体の嵌
着部からの水漏れを有効に防止することができるもので
ある。
なお、本考案は自販機内に組み込まれた濾過器用のみな
らず、あらゆるカートリッジ式の濾過器の緊締用に使用
し得ることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案緊締具を濾過器に装着した状態の一実施
例を示す平面図、第2図は第1図のII−II線に沿った断
面図、第3図は本考案緊締具の一実施例を示す側面図、
第4図は本考案緊締具の要部を切欠状態で示す底面図、
第5図及び第6図は本考案緊締具の使用状態説明図、第
7図は濾過器を付設した自動販売機の一例を示す概略
図、第8図及び第9図は従来型緊締具の一例を示す使用
状態図である。 1:キャップ、2:流入口 3:流出口、4:ハウジング本体 5:濾材、8:緊締具 9:バンド部材、10:切れ目部 13:受け金具、14:案内切欠部 15:スタンド金具、16:レバー 17:雌ねじ部材、18:締付ボルト 19:係合頭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−130103(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に濾材を装填してなる有底筒状のハウ
    ジング本体の上面開口部に被着した、被処理水の流入口
    と処理水の流出口を備えてなるキャップを緊締するため
    の濾過器用の緊締具であって、ハウジング本体とキャッ
    プの嵌着部外周に嵌め付け得る一箇所に切れ目部を形成
    したバンド部材と、このバンド部材の切れ目部の一方の
    端部付近に回動可能に取付けた案内切欠部を形成してな
    る受け金具と、前記バンド部材の切れ目部の他方の端部
    付近に固定したスタンド金具と、このスタンド金具に回
    動可能に取付けたレバーと、このレバーの基部付近に回
    動可能に取付けた雌ねじ部材と、この雌ねじ部材内に長
    さ調節自在に螺着した先端部に係合頭を突設してなる締
    付ボルトとからなり、前記締付ボルトの係合頭を前記受
    け金具に形成してある案内切欠部に係合させてから、前
    記レバーをバンド部材側に押し込んでハウジング本体に
    対しキャップを緊締するように構成したことを特徴とす
    る濾過器用緊締具。
JP9711989U 1989-08-22 1989-08-22 濾過器用緊締具 Expired - Lifetime JPH0730104Y2 (ja)

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JP2019098271A (ja) * 2017-12-05 2019-06-24 オルガノ株式会社 クランプバンド、フィルタハウジングおよび濾過システム

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