JPH0730091B2 - アルミノキサン類の製造方法 - Google Patents

アルミノキサン類の製造方法

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JPH0730091B2
JPH0730091B2 JP3254518A JP25451891A JPH0730091B2 JP H0730091 B2 JPH0730091 B2 JP H0730091B2 JP 3254518 A JP3254518 A JP 3254518A JP 25451891 A JP25451891 A JP 25451891A JP H0730091 B2 JPH0730091 B2 JP H0730091B2
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alkylaluminum
water
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康彦 山下
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリオレフィン及びポ
リスチレンの重合触媒として遷移金属化合物と共に使用
するアルミノキサン類の製法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
アルミノキサン類は種々の方法によって製造されてい
る。即ちトリアルキルアルミニウムと結晶水含有硫酸ア
ルミニウムとを反応させる方法(特開昭59-95292号公
報、米国特許第 4544762号、"Zirconium CatalystsPoly
merizeOlefins Faster." Chem & Eng.News,July 4,198
3,29-30,"Mechanism ofStereochemical Control in Pro
pylene Polymerization with Soluble Group 4BMetallo
cene/Methylalumoxane Catalysts",J.Am.Chem.Soc,198
4.106.6355-6364) 、有機アルミニウム化合物と結晶水
含有鉄化合物とを反応させる方法(特開昭62-36390号公
報)、超音波処理により不活性炭化水素溶媒中に水を分
散させた溶液とトリアルキルアルミニウム化合物の溶液
を反応させる方法(特開昭63-56508号公報)、静止ミキ
サーを用いて有機溶媒に分散させた水とアルキルアルミ
ニウム溶液を反応ゾーンに導き接触反応させ、その後仕
上げ反応させる方法(特開平2-219805号公報)、炭化水
素溶媒に溶解されたトリアルキルアルミニウムを水で飽
和されている炭化水素流と反応させる方法(米国特許第
3300458)、又単に不活性炭化水素溶媒にトリアルキルア
ルミニウムを溶解した溶液に水を種々の方法で作用させ
る、等の種々の方法がある。
【0003】しかし先行技術で提案されたものの内、結
晶水を用いる方法については遷移金属錯体と組み合わせ
た場合その重合活性は著しく優れているが、合成する際
に使用する無機塩にアルミニウム化合物が多量に吸着さ
れ、また得られたアルミノキサン溶液中にも多量の未反
応のアルキルアルミニウム及び低沸点化合物が副生して
しまう。このためα−オレフィンの重合能が非常に高い
と考えられる高分子量のアルミノキサンを有効に合成す
ることは非常に困難であり、得られたアルミノキサンの
価格も高いものとなってしまう。
【0004】また水を用いる公知の方法では反応を行な
う際に原料を計算量づつ反応容器内に導入することが難
しく、また反応自体が爆発的に進行するのでその制御が
困難であるとともに非常に危険であるため工業的に生産
するには好ましくない。その結果複雑な反応装置を用い
なくてはならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは鋭意
研究を続けた結果、アルキルアルミニウムと水との反応
に当り、反応を制御することによって安全かつ連続的に
簡便な方法で活性水素化合物を導入し、遷移金属触媒成
分と組み合わせてα−オレフィンの重合を行なった際に
高活性を発現するアルミノキサンが得られることが判っ
た。本発明はかかる知見に基づいて完成したものであ
る。
【0006】すなわち前記目的は (1)不活性炭化水素溶媒中のアルキルアルミニウム化
合物の溶液と活性水素を含有する化合物とを不活性溶媒
中に同時に導入する事を特徴とするアルミノキサン類の
製造方法、(2)アルキルアルミニウムと活性水素含有
化合物とを反応させる際に、それらを連続的に導入する
事を特徴とするアルミノキサン類の製造方法、(3)ア
ルキルアルミニウム化合物と活性水素含有化合物とを反
応させる際に、反応温度−70〜 100℃,好ましくは−10
〜10℃に於て、H2 O/Alモル比 0.5〜 1.5にて導入
させる製造方法、により達成することが出来る。
【0007】
【作用】以下に本発明を詳細に説明する。アルキルアル
ミニウムとは下記一般式[I]で表わされる化合物であ
り、アルミノキサンとは一般式[II]および [III]で表
わされるユニットからなる直鎖型および分岐型もしくは
環状型の組み合せから成る[IV]及び[V]の化合物を
示す。
【0008】 R1R2R3A1
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】式中、R1,R2,R3,Rは相互に同一
もしくは異なった炭素原子数が1ないし10、好ましくは
1ないし4の炭化水素基を表し、具体的にはメチル基,
エチル基,プロピル基,イソプロピル基,n−ブチル
基, sec−ブチル基,tert−ブチル基、ペンチル基,ヘ
キシル基,オクチル基,デシル基,ドデシル基,シクロ
ヘキシル基等の炭化水素基等を例示することが出来る。
nは2以上の整数であり、好ましくは2〜10である。
【0014】反応原料となる一般式[I]で示されるア
ルキルアルミニウム化合物としては具体的にはトリメチ
ルアルミニウム,トリエチルアルミニウム,トリノルマ
ルプロピルアルミニウム,トリイソブチルアルミニウ
ム,トリノルマルペンチルアルミニウム,トリノルマル
ヘキシルアルミニウム,トリシクロヘキシルアルミニウ
ム,トリノルマルヘプチルアルミニウム,トリノルマル
オクチルアルミニウム,トリイソオクチルアルミニウ
ム,ジメチルエチルアルミニウム,メチルジエチルアル
ミニウム,ジメチルプロピルアルミニウム,ジメチルノ
ルマルブチルアルミニウム,ジメチルイソブチルアルミ
ニウム,メチルジイソブチルアルミニウム,エチルジブ
チルアルミニウム,ジエチルプロピルアルミニウム,ジ
メチルペンチルアルミニウム,メチルジオクチルアルミ
ニウム等がある。
【0015】また式中Xは、O,NR´,S,SO4
等を例示することが出来る。ここでR´はアルキル基を
示す。
【0016】アルキルアルミニウムを溶解させるために
使用できる不活性溶媒は周知であり、例えばブタン,ペ
ンタン,ヘキサン,ヘプタン,オクタン,イソオクタン
及び精製ケロシンの様な飽和脂肪族化合物;シクロブタ
ン,シクロペンタン,シクロヘキサン,シクロヘプタ
ン,メチルシクロペンタン及びジメチルシクロペンタン
の様な環状飽和脂肪族化合物;ベンゼン,トルエン及び
キシレンのような芳香族炭化水素;ジクロロメタン,ジ
クロロエタン,トリクロロエタン,クロロベンゼン,ブ
ロモベンゼンなどハロゲン化炭化水素類などが挙げられ
る。溶媒の選択にあたってはアルキルアルミニウム化合
物又は活性水素含有化合物と反応しない事、また重合反
応を阻害しない事が重要である。
【0017】種々のアルミノキサン類の中で、爆発的に
水と反応するためにその製造が最も困難なものはメチル
アルミノキサン,エチルアルミノキサンである。そして
最も好ましい実施態様はメチルアルミノキサンを製造す
る方法の適用である。
【0018】不活性溶媒中のアルキルアルミニウムの濃
度は任意の濃度でよいが、好ましくは5〜30%である。
活性水素を含有する化合物とは水もしくは各種アミン
類,硫化水素等で、水の使用が一般的である。水もしく
は活性水素含有化合物はそのまま用いてもよく有機溶媒
中に分散もしくは溶解させても構わない。
【0019】反応温度としては−70〜 100℃の間で反応
を実施する。好ましくは−10〜10℃がよい。反応器への
溶液の導入方法としては、任意の方法で可能であり、溶
液の状態でポンプによる送液が好ましいが、気体(蒸
気)もしくはスラリーによる導入、固体の投入等その手
段は特に限定しない。
【0020】活性水素化合物とアルキルアルミニウム溶
液は任意の割合で混合することが出来るが活性水素含有
化合物とアルキルアルミニウム化合物の滴下速度の比率
としてはモル比 0.5〜 1.5の範囲が好ましい。また、こ
の比率は反応中に常に一定であり、その導入量は常にコ
ントロールして行なわれる。活性水素含有化合物の滴下
速度としては任意の速さで実施する事が出来るが0.56モ
ル/hr〜2.78モル/hrが好ましい。導入形式についても
その状態はどのようなものでもよく液滴,スプレー状,
蒸気,粉体,塊状など任意の状態が用いられる。滴下後
は水及びアルキルアルミニウムは反応容器内の溶媒中で
接触することが好ましく、溶媒以外の部分で接触するの
は好ましくない。
【0021】滴下終了後アルミノキサンの溶液は反応温
度を保持したまま更にしばらく攪拌放置することが望ま
しいが、反応溶媒の沸点より低い温度で加熱することも
可能である。また反応終了後、低沸点のアルミニウム化
合物を除去する事も可能であるが本発明の方法を用いた
場合そのような化合物は非常に少ないので特に除去する
必要はない。除去する場合には蒸留装置を用い、常圧も
しくは減圧下で加熱することにより取り除く事ができ
る。しかし温度に非常に留意して行なう必要が有り、 2
00℃以下で操作を行なうのが好ましい。
【0022】後処理については生成した不溶分、もしく
はゲル成分を濾別してもよいがそのまま重合に用いるこ
とも可能である。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例により限定を受けるも
のではない。
【0024】実施例中の収率は下記の計算式で求めた。 以下の反応では溶媒はすべて脱気、乾燥したものを用
い水についてはイオン交換水を用いた。
【0025】(実施例1) (1)アルミノキサンの合成 窒素置換した内容積500mlのナシ型フラスコにトリ
メチルアルミニウム(TMAL)51.47gとトルエ
ン154gを入れ、また皮下注射器に12.86gの水
を準備した。これらの器具とは別に窒素置換した内容積
2000mlの四口フラスコに426gのトルエンを準
備した。続いてTMAL溶液の入ったナシ型フラスコと
四口フラスコを日本理化学社製ペリフロンポンプ用テフ
ロンチューブ(PF11内径1.90mmφ、外径2.
50mmφ)で日本理化学社製ペリフロンポンプを介し
てつなぎ、注射器を接続した。反応を始める前に、吐出
量の精秤を行なった。日本理化学社製ペリフロンポンプ
用テフロンチューブ(PF11内径1.90mmφ、外
径2.50mmφ)を用い、そのTMALのトルエン溶
液の吐出量は1滴あたり0.0171gであった。また
皮下注射器の針(21ゲージ)の吐出量は1滴あたり
0.013gであった。
【0026】四口フラスコを−5℃に冷却しマグネチッ
クスターラーを用いて攪拌しながらTMALのトルエン
溶液と水を同時に連続的に3日間滴下を行なった。滴下
の際にH2 OとAlのモル比が1となるように滴下量を
確認した。滴下終了後、更に12時間攪拌をし、その後室
温に戻し、ポリメチルアルミノキサンのトルエン溶液を
収率97%で得た。
【0027】(2)重合評価(ポリエチレン) 窒素置換した磁気攪拌装置を持つ 500mlの四口フラスコ
にトルエン250mlを準備し34℃に保温した。これにAl
原子換算で0.16gのポリメチルアルミノキサンのトルエ
ン溶液を加え、更にAl/Zr(モル比)= 10000とな
るようにジシクロペンタジエニルジルコニウムジクロラ
イドを加え40℃に昇温しながらエチレンガスを吹き込ん
だ。10分後、窒素ガスをフラスコに吹き込みながら反応
容器を34℃に冷却した。メタノールで触媒を失活させた
後、生成したポリエチレンを濾別し、重合活性を測定す
ると41.3×106 gPE/molZrhrであった。結
果を表1に示す。
【0028】(2)重合評価(ポリプロピレン) 窒素置換した磁気攪拌装置を持つ 500mlの四口フラスコ
にトルエン250mlを準備し30℃に保温した。これにAl
原子換算で 0.067gのポリメチルアルミノキサンのトル
エン溶液を加え、更にAl/Zr(モル比)= 250とな
るようにジシクロペンタジエニルジルコニウムジクロラ
イドを加え30℃に保温しながらプロピレンを吹き込ん
だ。1時間後、窒素ガスをフラスコに吹き込みながら反
応容器を室温に冷却した。メタノールで触媒を失活させ
た後、触媒および低沸点成分を減圧留去し重合活性を測
定すると 6.2×105 gPP/molZrhrであっ
た。結果を表1に示す。
【0029】(4)低沸点成分の測定 合成したポリメチルアルミノキサン(PMAO)のトル
エン溶液の一部をフラスコにとり室温で注意深く溶媒を
減圧留去した。溶媒がフラスコ中より無くなった後、更
に4mmHgで2時間室温で乾固を行い、回収されたPMA
Oの白色固体中に含まれるアルミニウムを測定し、その
減少率を見た。結果を表1に示す。
【0030】(実施例2) (1)アルミノキサンの合成 40リットルボンベに25wt%(=約 2.9モル/リットル)
のトリメチルアルミニウム(TMAL)/トルエン溶液
12.8kgを調製した。続いて1000ml計量器に水698.6gを
計量した。窒素置換した40リットルの反応容器にトルエ
ン12kgを加え−5℃に冷却した後、TMALのトルエン
溶液と水を同時に滴下を開始した。滴下は計量器で容器
重量の経時変化を追跡し、24時間連続で滴下を行なっ
た。滴下速度としてはTMALのトルエン溶液側は 240
g/hr、水は13.0g/hr(H2 O/TMALモル比=0.
87)とした。滴下終了後さらに攪拌しながら−5℃で12
時間熟成を行なった。反応終了後33.7kgのアルミノキサ
ン溶液を得た。収率は80.2%であった。結果を表1に示
す。
【0031】(2)重合評価(ポリエチレン) 重合評価は(実施例1)の(2)と同様にして行なっ
た。結果を表1に示す。
【0032】(3)重合評価(ポリプロピレン) 重合評価は(実施例1)の(3)と同様にして行なっ
た。結果を表1に示す。
【0033】(4)低沸点成分の測定 (実施例1)の(4)と同様にして測定を行なったとこ
ろ低沸点成分は存在しなかった。結果を表1に示す。
【0034】(実施例3) (1)アルミノキサンの合成 TMALのトルエン溶液(25.3wt%)を 12.88kg、水を
696g用い、滴下比率としてはH2 O/TMAL(モル
比)=0.90とした以外は(実施例2)と同様にして反応
を行なった。結果を表1に示す。
【0035】(2)重合評価(ポリエチレン) (実施例3)の(1)で合成したアルミノキサンを用い
て(実施例1)の(2)と同様にして重合を行なった。
結果を表1に示す。
【0036】(3)重合評価(ポリプロピレン) (実施例3)の(1)で合成したアルミノキサンを用い
て(実施例1)の(3)と同様にして重合を行なった。
結果を表1に示す。
【0037】(4)低沸点成分の測定 (実施例3)の(1)で合成したアルミノキサンを用い
て(実施例1)の(4)と同様にして重合を行なった。
結果を表1に示す。
【0038】(実施例4) (1)アルミノキサンの合成 25wt%のTMALのトルエン溶液を 10.88kg、水を 314
g用い滴下比率としてH2 O/TMAL(モル比)=
0.924とした以外は実施例2と同様にして反応を行なっ
た。結果を表1に示す。
【0039】(2)重合評価(ポリエチレン) (実施例4)の(1)で合成したアルミノキサンを用い
て(実施例1)の(2)と同様にして重合を行なった。
結果を表1に示す。
【0040】(3)重合評価(ポリプロピレン) (実施例4)の(1)で合成したアルミノキサンを用い
て(実施例1)の(3)と同様にして重合を行なった。
結果を表1に示す。
【0041】(4)低沸点成分の測定 (実施例4)の(1)で合成したアルミノキサンを用い
て(実施例1)の(4)と同様にして重合を行なった。
結果を表1に示す。
【0042】(比較例1) (1)アルミノキサンの合成 窒素置換した反応器に硫酸銅五水和物30kgをトルエン7
8.5kgに懸濁させた。その後TMALを室温で28.9kgを
8時間で滴下した。その後25℃で24時間さらに攪拌し
た。反応終了後1μのフィルターで濾過し、硫酸銅を取
り除いた。得られた濾液を50℃で50Torrで濃縮した後、
10Torr以下で70℃にて乾固を行ない溶媒及び低沸点成分
を取り除いた。得られた固体にトルエンを20kg加え、再
び溶解させた。得られたPMAOのAl濃度より収率は
19.6%であった。結果を表1に示す。
【0043】(2)重合評価(ポリエチレン) (実施例1)の(2)と同様にして重合評価を行なった
ところ重合活性は64×106 gPE/molZrhrで
あった。結果を表1に示す。
【0044】(3)重合評価(ポリプロピレン) (実施例1)の(3)と同様にして重合評価を行なった
ところ重合活性は 1.2×105 gPP/molZrhr
であった。結果を表1に示す。
【0045】(比較例2) (1)アルミノキサンの合成 窒素置換した 300mlの四口フラスコに水4.06gを加え、
反応容器を−40℃に冷却した。生成した氷に更にトルエ
ン 200mlを加えマグネチックスターラーで攪拌した。そ
こへTMALを7.36gを24時間かけて滴下を行なった。
得られた溶液をグラスフィルターで濾過しPMAOのト
ルエン溶液を収率 0.7%で得た。結果を表1に示す。
【0046】(2)重合評価(ポリエチレン) (実施例1)の(2)と同様に重合を行なったところポ
リマーは得られなかった。結果を表1に示す。
【0047】(比較例3) (1)アルミノキサンの合成 窒素置換した 300mlの四口フラスコ中にトルエン83.3g
とTMAL 9.2gを準備した。そこへ硫酸アルミニウム
14水和物を5.15gを室温で回分的に2時間かけて加え
た。滴下終了後更に24時間攪拌を行なった。反応終了後
硫酸アルミニウムをグラスフィルターで濾別しPMAO
のトルエン溶液を収率78.9%で得た。結果を表1に示
す。
【0048】(2)重合評価(ポリエチレン) (実施例1)の(2)と同様にして重合を行なったとこ
ろ 4.7×106 gPE/molZrhrであった。結果
を表1に示す。
【0049】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で使用したアルミノキサン類の
製造装置の説明図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性炭化水素溶媒中のアルキルアルミ
    ニウム化合物の溶液と活性水素を含有する化合物とを
    量の不活性溶媒中に同時に滴下導入することを特徴とす
    ポリオレフィン及びポリスチレンの重合触媒として遷
    移金属化合物と共に使用するアルミノキサン類の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 アルキルアルミニウムと活性水素含有化
    合物とを反応させる際に、それらを連続的に導入する請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 反応温度−70〜100℃,好ましくは
    −10〜10℃においてアルキルアルミニウムと活性水
    素含有化合物とをHO/Alモル比0.5〜1.5の
    割合で導入して反応させる請求項1記載の方法。
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