JPH07300381A - セラミックパターン形成法 - Google Patents

セラミックパターン形成法

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JPH07300381A
JPH07300381A JP11769994A JP11769994A JPH07300381A JP H07300381 A JPH07300381 A JP H07300381A JP 11769994 A JP11769994 A JP 11769994A JP 11769994 A JP11769994 A JP 11769994A JP H07300381 A JPH07300381 A JP H07300381A
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pattern
weight
ceramic
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substrate
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Application number
JP11769994A
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Inventor
Hiroaki Sato
藤 弘 章 佐
Tsukasa Izumi
水 司 出
Yumiko Kubota
保 田 由 美 子 久
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック材料によるパターン形成性が良好
なセラミックパターン形成法を提供すること。 【構成】 ベースポリマー(A)、エチレン性不飽和化
合物(B)、N−フェニルグリシン(C)、4,4’−
ジアルキルアミノベンゾフェノン(D)、pKaが2〜
4の有機カルボン酸(E)、ベンゾトリアゾール誘導体
(F)及びトリアジン誘導体(G)を含んでなり、
(C)ないし(G)の含有量が、(A)と(B)の合計
量100重量部に対して、(C)が0.01〜5重量
部、(D)が0.001〜0.1重量部、(E)が0.
05〜5重量部、(F)が0.03〜1.0重量部、
(G)が0.01〜1.0重量部である感光性樹脂組成
物からなるフォトレジスト層を基板上に形成し、次いで
該フォトレジスト層に対してパターン露光及び現像を行
うことにより前記基板上に所要のパターンの雌型を形成
し、続いて該雌型により得られた開口部にセラミック材
料を充填した後、前記雌型を消失せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置、蛍光表
示装置、プラズマディスプレイパネル(PDP)、混成
集積回路等の製造工程におけるセラミックパターン形成
法に関し、更に詳しくは、セラミック材料によるパター
ン形成性が良好なセラミックパターン形成法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスやセラミック等の基板上に
セラミック材料でセラミックパターンを形成する方法と
して、導体又は絶縁体用のセラミック材料をバインダー
中に分散させてペースト状としたものを用い、このペー
ストをスクリーン印刷によりパターン状に印刷を行った
後に乾燥、焼成する工程を繰り返す方法が一般的に行わ
れている。ところが、この方法により50〜100μm
の厚膜を得るためには5〜10回の重ね刷りを必要と
し、そのたびごとに乾燥工程が入るために、生産性が悪
く歩留まりが低下するという問題点がある。更に、ペー
ストの粘度、チクソトロピー等により、パターンの線幅
精度が損なわれるという問題点もある。そこで、高精度
のセラミックパターンを得る方法として、最近ではペー
ストをフォトレジストからなる雌型パターンの開口部に
すり込む方法が知られている。すなわち、この方法は、
基板の上に被着したフォトレジストに所定のパターンか
らなる雌型を形成し、この雌型によって形成される開口
部にペーストをすり込んだ後、焼成してフォトレジスト
を消失させるとともにペースト中のセラミック材料を基
板上に結着させることにより所望のセラミックパターン
を得ようとするものである。
【0003】かかるフォトレジストを用いた方法におい
ては、基板上に被着したフォトレジストに対しマスクを
介して露光した後で現像することにより基板上に所定パ
ターンの雌型を形成するが、この雌型の開口部に充填し
たペースト内のセラミック材料を焼成により確実に基板
に結着させるためには、ペーストが基板と接触するよう
に雌型の開口部は基板まで開いていなければならない。
しかしながら、所望の高さの雌型を形成しようとしてフ
ォトレジストの厚さを大きくした場合には、現像後基板
上の開口部にフォトレジストが残ってしまい、この基板
上に残留したフォトレジストによりセラミック材料が基
板に対して確実に結着しないという問題点があった。か
かる問題点を解決すべく、一層目のフォトレジスト層を
パターン露光及び現像を行った後更にフォトレジストを
積層してパターン露光及び現像を行う方法(特開平4−
223391号公報)や残存フォトレジストをドライエ
ッチングする方法(特開平4−223392号公報)
が、提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法は、いずれもフォトレジストについては一切考慮され
ておらず、パターン露光・現像の繰り返しやドライエッ
チング等の繁雑な作業を必要としており、まだまだ満足
の行くものではなく簡便でパターン形成性が良好なセラ
ミックパターン形成法が望まれていたのである。
【0005】
【問題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
かかる事情に鑑み、鋭意研究をした結果、ベースポリマ
ー(A)、エチレン性不飽和化合物(B)、N−フェニ
ルグリシン(C)、4,4’−ジアルキルアミノベンゾ
フェノン(D)、pKaが2〜4の有機カルボン酸
(E)、ベンゾトリアゾール誘導体(F)及びトリアジ
ン誘導体(G)を含んでなり、(C)ないし(G)の含
有量が、(A)と(B)の合計量100重量部に対し
て、(C)が0.01〜5重量部、(D)が0.001
〜0.1重量部、(E)が0.05〜5重量部、(F)
が0.03〜1.0重量部、(G)が0.01〜1.0
重量部である感光性樹脂組成物からなるフォトレジスト
層を基板上に形成し、次いで該フォトレジスト層に対し
てパターン露光及び現像を行うことにより前記基板上に
所要のパターンの雌型を形成し、続いて該雌型により得
られた開口部にセラミック材料を充填した後、前記雌型
を消失せしめることにより、簡便でパターン形成性が良
好なセラミック材料によるセラミックパターンが得られ
ることを見いだし、更には感光性樹脂組成物をあらかじ
めドライフィルムフォトレジストとしてパターン形成に
供した場合により一層本発明の効果を得ることができる
ことも見いだし本発明の完成に至った。本発明の最大の
特徴は、安定性、感度、解像度、密着性等に優れた上記
の感光性樹脂組成物をフォトレジスト層として用いて基
板上に雌型のパターンを形成することにある。以下に、
本発明を詳細に述べる。
【0006】本発明に用いるベースポリマー(A)とし
ては、アクリル系樹脂が好適に用いられ、該樹脂は(メ
タ)アクリレートを主成分とするもので、必要に応じて
エチレン性不飽和カルボン酸や他の共重合可能なモノマ
ーを共重合したアクリル系共重合体が重要である。アセ
トアセチル基含有アクリル系共重合体を用いることもで
きる。
【0007】ここで(メタ)アクリル酸エステルとして
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ートなどが例示される。
【0008】エチレン性不飽和カルボン酸としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのモノカルボ
ン酸が好適に用いられ、そのほか、マレイン酸、フマー
ル酸、イタコン酸などのジカルボン酸、あるいはそれら
の無水物やハーフエステルも用いることができる。これ
らの中では、アクリル酸とメタクリル酸が特に好まし
い。
【0009】稀アルカリ現像型とするときは、エチレン
性不飽和カルボン酸を15〜30重量%程度(酸価で1
00〜200mgKOH/g程度)共重合することが必要
である。他の共重合可能モノマーとしては、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビニ
ル、アルキルビニルエーテルなどが例示できる。
【0010】エチレン性不飽和化合物(B)としては、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシジエ
トキシフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−(メ
タ)アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、2
−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグリシ
ジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリ
コールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、
フタル酸ジグリシジルエステルジ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンポリグリシジルエーテルポリ(メタ)ア
クリレートなどの多官能モノマーがあげられる。これら
の多官能モノマーと共に、単官能モノマーを適当量併用
することもできる。
【0011】単官能モノマーの例としては、2−ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシ−2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−(メ
タ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピルフタ
レート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、
2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフ
ェート、フタル酸誘導体のハーフ(メタ)アクリレー
ト、N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどがあげ
られる。
【0012】ベースポリマー(A)100重量部に対す
るエチレン性不飽和化合物(B)の割合は、10〜20
0重量部、特に40〜100重量部の範囲から選ぶこと
が望ましい。エチレン性不飽和化合物(B)の過少は硬
化不良、可撓性の低下、現像速度の遅延を招き、エチレ
ン性不飽和化合物(B)の過多は粘着性の増大、コール
ドフロー、硬化レジストの剥離速度低下を招く。
【0013】光重合開始剤としては、N−フェニルグリ
シン(C)及び4,4’−ジアルキルアミノベンゾフェ
ノン(D)が、ベースポリマー(A)とエチレン性不飽
和化合物(B)の合計量100部に対して、(C)は
0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜0.5重量
部、(D)は0.001〜0.1重量部、好ましくは
0.005〜0.05重量部含まれていることが必須で
あり、(C)が上記含有量よりも少ないと十分に硬化さ
せるために多大な露光量を要し、逆に上記含有量よりも
多いと、未露光状態でベース染料の変色を起こし、不適
である。また、(D)も上記含有量よりも少ないと光散
乱による解像度の低下が起こり、逆に上記含有量よりも
多いと、紫外線透過率が著しく低下し十分な内部硬化が
期待できず、不適である。
【0014】更に、本発明で、併用することができる光
重合開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベン
ゾインフェニルエーテル、ベンジルジフェニルジスルフ
ィド、ベンジルジメチルケタール、ジベンジル、ジアセ
チル、アントラキノン、ナフトキノン、3,3’−ジメ
チル−4−メトキシベンゾフェノン、ベンゾフェノン、
p,p’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、
p,p’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ピ
バロインエチルエーテル、1,1−ジクロロアセトフェ
ノン、p−t−ブチルジクロロアセトフェノン、ヘキサ
アリールイミダゾール二量体、2−クロロチオキサント
ン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオ
キサントン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,
2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2
−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、フェニル
グリオキシレート、α−ヒドロキシイソブチルフェノ
ン、ジベンゾスパロン、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパノン、
2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モ
ルフォリノ−1−プロパノン、トリブロモフェニルスル
ホン、トリブロモメチルフェニルスルホン、などが例示
される。このときの、光重合開始剤の総配合割合は、ベ
ースポリマー(A)とエチレン性不飽和化合物(B)と
の合計量100重量部に対し1〜20重量部程度とする
のが適当である。
【0015】本発明においては、25℃にけるpKaが
2〜4、好ましくは2.8〜3の有機カルボン酸(E)
も併用する。このようなカルボン酸の例は、サリチル
酸、モノクロル酢酸、モノブロム酢酸、マロン酸、o−
フタル酸、2−クロロプロピオン酸、クロロ安息香酸、
3,4または3,5−ジニトロ安息香酸、ブロモ安息香
酸、ヨード安息香酸などである。上記カルボン酸(E)
の配合量は、ベースポリマー(A)とエチレン性不飽和
化合物(B)との合計量100重量部に対して0.05
〜5重量部、好ましくは0.1〜1.0重量部であり、
カルボン酸の過少はドライフィルムの変色(ベース色の
消失)を招き、カルボン酸の過多は露光前の発色を招
く。
【0016】更に、本発明では、ベンゾトリアゾール誘
導体(F)及びトリアジン誘導体(G)をも配合するこ
とが必須であり、ベンゾトリアゾール誘導体(F)とし
ては、例えば、1,2,3−ベンゾトリアゾール、1−
クロロ−1,2,3−ベンゾトリアゾール、4−カルボ
キシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール、5−カルボキ
シ−1,2,3−ベンゾトリアゾール、ビス(N−2−
エチルヘキシル)アミノメチレン−1,2,3−ベンゾ
トリアゾール、ビス(N−2−エチルヘキシル)アミノ
メチレン−1,2,3−トリルトリアゾール、ビス(N
−2−ヒドロキシエチル)アミノメチレン−1,2,3
−ベンゾトリアゾールなどが用いられる。
【0017】トリアジン誘導体(G)としては、例え
ば、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−s−ト
リアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、2−メチル−4,6−ビス
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−n−プロ
ピル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−(p−クロロフェニル)−4,6−ビス(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリ
ル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−4’−メト
キシフェニル−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−
ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2−(4−エトキシ−ナフト−
1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−
トリアジン、2−[4−(2−エトキシエチル)−ナフ
ト−1−イル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−
s−トリアジン、2−(4,7−ジメトキシ−ナフト−
1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−
トリアジン、2−(アセナフト−5−イル)−4,6−
ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(2’,4’−ジクロロフェニル)−4,6−ビス(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、2−n−ノニル−
4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、
2−(α,α,β−トリクロロエチル)−4,6−ビス
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−スチリル
−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、2−p−メチルスチリル−4,6−ビス(トリクロ
ロメチル)−s−トリアジン、2−p−メトキシスチリ
ル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ンなどが用いられる。
【0018】ベンゾトリアゾール誘導体(F)及びトリ
アジン誘導体(G)の配合量は、ベースポリマー(A)
とエチレン性不飽和化合物(B)の合計量100部に対
して、(F)が0.03〜1.0重量部、好ましくは
0.1〜0.7重量部、(G)が0.01〜1.0重量
部、好ましくは0.05〜0.3重量部である。ベンゾ
トリアゾール誘導体(F)の過少は、基板面へのラミネ
ート後の放置安定性の改良効果の不足を招き、その過多
は、現像後の基板表面の汚染を招く。又、トリアジン誘
導体(G)の過少は、レジストの内部硬化不良となり現
像後の密着力の不足を招き、その過多は、紫外線透過率
が低下して充分な内部硬化が期待できず不適である。こ
の場合、ベンゾトリアゾール誘導体(F)とトリアジン
誘導体(G)との配合モル比は、1:3〜3:1、殊に
1:2〜2:1にあることが好ましく、両者のモル比が
許容限度を越えて相違すると、両者の併用効果が充分に
発揮されない。
【0019】本発明の感光性樹脂組成物には、そのほ
か、染料(着色、発色)、密着性付与剤、可塑剤、酸化
防止剤、熱重合禁止剤、溶剤、表面張力改質材、安定
剤、連鎖移動剤、消泡剤、難燃剤、などの添加剤を適宜
添加することができる。本発明の感光性樹脂組成物は、
このままでもセラミックパターン形成用のフォトレジス
トとして用いることは勿論可能であるが、塗工乾燥工程
を省略できるという作業の簡便化、ハンドリングの容易
性、レジスト層厚みの均一性、厚膜成形性等を考慮すれ
ば、あらかじめドライフィルム化しておき、該フィルム
を用いてパターン形成を行った方が有用である。本発明
の感光性樹脂組成物をドライフィルム化、即ちドライフ
ィルムレジスト用積層体とするには公知の方法が用いら
れ、例えば、上記の感光性樹脂組成物をポリエステルフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィル
ムなどのベースフィルム面に塗工した後、その塗工面の
上からポリエチレンフィルム、ポリビニルアルコール系
フィルムなどの保護フィルムを被覆してドライフィルム
レジスト用積層体とする方法が挙げられるが、これに限
定されるものではない。このときの、該感光性樹脂組成
物層の厚みは、10〜100μm程度が可能である。
【0020】次に、セラミックパターン形成法について
具体的に説明する。 (フォトレジスト層被着及び露光)ドライフィルムレジ
ストによって基板上にパターンを形成させるには、先ず
上記のドライフィルムレジスト積層体のベースフィルム
と感光性樹脂組成物層との接着力及び保護フィルムと感
光性樹脂組成物層との接着力を比較し、接着力の低い方
のフィルムを剥離してから感光性樹脂組成物層の側をパ
ターンを形成させようとするガラス等の基板面に貼り付
けた後、他方のフィルム上にパターンマスクを密着させ
て露光する。感光性樹脂組成物が粘着性を有しないとき
は、前記他方のフィルムを剥離してからパターンマスク
を感光性樹脂組成物層に直接接触させて露光することも
できる。
【0021】なお、100μm以上のパターン形成厚み
が必要とされる場合には、該積層体を必要とされる厚み
になるようにあらかじめラミネートしておき、これをド
ライフィルムレジスト積層体として用いることもでき
る。この場合は、ラミネートされた感光性樹脂組成物が
それぞれ直接接するように、ベースフィルム或いは保護
フィルムを除去しておく。また、上記積層体を用いずに
該感光性樹脂組成物を基板面に直接塗工した場合は、そ
の塗工面に直接またはポリエステルフィルムなどを介し
てパターンマスクを接触させ、露光に供する。露光は通
常紫外線照射により行い、その際の光源としては、高圧
水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、キセノン
灯、メタルハライドランプ、ケミカルランプなどが用い
られる。紫外線照射後は、必要に応じ加熱を行って、硬
化の完全を図ることもできる。
【0022】(現像)露光後は、レジスト上のフィルム
を剥離除去してから現像を行う。本発明の感光性樹脂組
成物は稀アルカリ現像型であるので、露光後の現像は、
炭酸ソーダ、炭酸カリウムなどのアルカリ0.1〜2重
量%程度の稀薄水溶液を用いて行い、基板上に所定の高
さの雌型を形成させる。
【0023】(セラミック材料充填)上記の雌型によっ
て得られた開口部にセラミック材料を充填する。該材料
としては、低融点ガラスフリット、耐熱顔料、充填剤等
を有機バインダーに分散させた有機ペースト材料や珪酸
ナトリウムを主成分とした水ガラス(1〜3号のいずれ
も使用可)、骨剤と顔料の混合物である粉末固形物及び
耐熱顔料等からなる無機ペースト材料等が挙げられ、骨
剤としては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、SiC、
BN、SUS、マイカ等が用いられ、顔料としては、酸
化クロム、酸化鉄、酸化コバルト、酸化チタン、酸化
銅、アルミニウム等が挙げられる。また、該ペースト材
料には、硬化剤、安定剤、分散剤等の添加剤を配合する
こともできる。該セラミック材料を充填する方法として
は、該開口部に該セラミック材料を流し込み、ゴム等か
らなるスクレーバー等をパターン上部に接しながら基板
と平行に移動させながらはみ出した余分なセラミック材
料を除去すると同時に、該開口部内に過不足なく充填
し、次に80〜120℃程度で乾燥を行って、セラミッ
ク材料中の溶剤あるいは水分を除去する。この充填工程
は、必要に応じて複数回繰り返してもよい。
【0024】(焼成)最後にピーク温度400〜600
℃のセラミック材料の融点以下で10〜60分程度の条
件で焼成を行い、フォトレジストで形成された雌型を消
失せしめると共に、上記セラミック材料を基板上に結着
させる。なお、上記の乾燥後のセラミック材料が、耐ア
ルカリ性に優れるものであれば、上記(焼成)以外にも
アルカリ剥離液を用いて該雌型を消失せしめることも可
能であり、通常1〜5重量%程度の水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ水溶液を用いた公知の方法
が採用され得る。
【0025】
【作用】本発明の方法では、レジストの基板への密着性
及び解像性に優れた感光性樹脂組成物を用いているた
め、セラミック材料充填作業が容易で、かつ精度の高い
セラミック材料の隔壁を形成することができ、更には焼
成後の残存物もほとんど無く、液晶表示装置、蛍光表示
装置、プラズマディスプレイパネル(PDP)、混成集
積回路等の製造工程におけるセラミックパターン形成法
として大変有用である。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお、実施例中「%」とあるのは、断りのない限
り重量基準を意味する。 実施例1〜7及び比較例1〜12 表1及び表2に示される配合組成物を用いて、以下のと
うり評価を行った。 (ドープの調整)下記のベースポリマー(A)60部、
下記のエチレン性不飽和化合物(B)40部及び下記処
方の染料0.85部を混合し樹脂組成物を調整した。ベースポリマー(A) メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリレート/2
−エチルヘキシルアクリレート/メタクリル酸の共重合
割合が重量基準で55/8/15/22である共重合体
(酸価143.3、ガラス転移点66.3℃、重量平均
分子量8万)
【0027】エチレン性不飽和化合物(B) トリメチロールプロパントリアクリレート/ポリエチレ
ングリコール(600)ジメタクリレート/エチレンオ
キサイド変性フタル酸アクリレート(共栄社油脂工業株
式会社製)の重量比23/10/7の混合物染 料 ロイコクリスタルバイオレット/マラカイトグリーンの
重量比0.8/0.05の混合物 上記の(A)、(B)及び染料よりなる樹脂組成物10
0.85部にN−フェニルグリシン(C)、4,4’−
ジアルキルアミノベンゾフェノン(D)及び下記のpK
aが2〜4の有機カルボン酸(E)、ベンゾトリアゾー
ル誘導体(F)、トリアジン誘導体(G)を表1の処方
で配合してよく混合し、ドープを調整した。
【0028】pKaが2〜4の有機カルボン酸(E) E1;サリチル酸(pKa=3.00) E2;モノクロル酢酸(pKa=2.87) E3;マロン酸(pKa=2.86) E4;o−フタル酸(pKa=2.89) 尚、比較のため以下のカルボン酸も用意した。 E5;コハク酸(pKa=4.21) E6;マレイン酸(pKa=1.92)
【0029】ベンゾトリアゾール誘導体(F) F1;1,2,3−ベンゾトリアゾール(分子量11
9) F2;ビス(N−2−エチルヘキシル)アミノメチレン
−1,2,3−ベンゾトリアゾール(分子量371) F3;5−カルボキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾー
ル(分子量163)トリアジン誘導体(G) G1;2,4,6−トリス(クロロメチル)−s−トリ
アジン(分子量433.5) G2;2,4−ビス(トリクロロメチル)−4’−メト
キシフェニル−s−トリアジン(分子量422) G3;2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,
6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン(分子
量472)
【0030】(ドライフィルムレジスト用積層体の作製
及び基板へのラミネート)次にそれぞれのドープを、ギ
ャップ10ミルのアプリケーターを用いて厚さ20μm
のポリエステルフィルム上に塗工し、室温で1分30秒
放置した後、60℃、90℃、110℃のオーブンでそ
れぞれ3分間乾燥して、レジスト厚50μmのドライフ
ィルムレジスト用積層体(保護フィルムは、設けていな
い)を得る。これをガラス基板にラミネートした後、該
積層体のカバーフィルム(ポリエステルフィルム)を剥
ぎ、更に2層目のドライフィルムレジスト用積層体をラ
ミネートする。再度この操作を繰り返し150μm厚の
ドライフィルムレジスト積層体を設けた。なお、上記の
ラミネート工程においては、ガラス基板をオーブンで6
0℃に予熱し、ラミネートロール温度100℃、同ロー
ル圧3kg/cm2、ラミネート速度1.5m/sec
にてラミネートした。以下に、評価内容とその評価基準
を示す。
【0031】a.ドープ安定性 上記(ドープの調整)で得られた各ドープを容器に入れ
て、遮光下40℃の恒温層中に2日間浸漬した後、それ
ぞれのドープをギャップ10ミルのアプリケーターを用
いて20μmのポリエステルフィルム上に塗工しドープ
の塗工性を調べた。 ○;塗工・乾燥性良好。 ×;ドープがゲル化し、均一塗工不可。b.ドライフィルムの保存安定性 上記(ドライフィルムレジスト用積層体の作製)で得ら
れた積層体(50μm厚)のレジスト面に保護フィルム
としてポリエチレンフィルム(30μm厚)を積層し4
0℃,60%RHの遮光下で1ケ月間放置し、ドライフ
ィルムの変色を調べた。 ○;ドライフィルムの変色は、認められない。 ×;ドライフィルムに変色(脱色あるいは発色)が発
生。
【0032】c.感度 上記(ガラス基板へのラミネート)後、ストウファ21
段ステップタブレットを用い、オーク製作所の露光機H
MW−532Dにて2kw超高圧水銀灯で20mj毎に
露光した。露光後15分間のホールドタイムを取った
後、1%Na2CO3水溶液、30℃で最少現像時間の
1.5倍の時間で現像した。各露光量と現像後に残った
段数よりストウファ21段ステップタブレットにて8段
を与えるに足る露光量(mj/cm2)を調べた。d.ラミネート後の放置安定性 上記感度評価において、ガラス基板にラミネート後、2
0℃,60%RHのクリーンルームに3日間放置処理を
行ったものの感度を測定し、未処理のものとの感度を比
較した。 ○;感度変化が、±20mj/cm2未満。 ×;感度変化が、±20mj/cm2以上。
【0033】e.解像性 上記(ガラス基板へのラミネート)後、ライン/スペー
ス=1/1、10〜300μmで10μm毎に設計した
パターンマスクを載せてストウファ21段ステップタブ
レットの8段相当量の露光量で露光し、感度評価(c)
と同様に現像し、80μmにおける解像性を調べた。 ○;150μmが解像している。 ×;150μmが解像していない。f.細線密着性 上記の解像性評価(e)において、別途現像時間を最少
現像時間の3倍の時間で現像し、80μm細線の密着性
を調べた。 ○;100μm細線の密着性良好。 ×;100μm細線の剥離あるいは欠損部が認められ
た。
【0034】g.焼成後の残存物 上記の感度評価(c)において、ライン/スペース=1
50μm/150μmのパターンマスクを用いて同様に
露光・現像を行った後、水ガラス25%,アルミナビー
ズ60%,低融点ガラスフリット5%,酸化チタン10
%の組成よりなるペースト状のセラミック材料を雌型の
開口部に充填して120℃で20分間乾燥させた後、4
50℃で30分間焼成を行ってレジストの残存物の有無
を確認した。 ○;残存物がほとんど認められず、基板面が露呈。 ×;残存物がかなり有り、基板面を被覆。h.パターン形成性 上記焼成後、セラミック隔壁のパターン形状(ライン/
スペース=150μm/150μm)を調べた。 ○;ラインの断面形状が、矩形。 ×;ラインの断面形状が、台形、逆台形あるいはライン
に欠損が発生。
【0035】
【表1】 配 合 成 分 [重量部] (C) (D) (E) (F) (G) (F)/(G)モル比 実施例1 0.15 0.01 0.2 0.1 0.05 0.56 (E1) (F2) (G1) 実施例2 0.15 0.01 0.1 0.5 0.15 0.93 (E2) (F2) (G1) 実施例3 0.15 0.01 0.12 0.15 0.15 0.88 (E3) (F2) (G2) 実施例4 0.15 0.01 0.2 0.6 0.3 1.67 (E4) (F2) (G2) 実施例5 0.1 0.005 0.1 0.2 0.15 1.14 (E1) (F1) (G2) 実施例6 0.4 0.01 0.4 0.2 0.2 1.00 (E1) (F3) (G2) 実施例7 0.2 0.03 0.15 0.15 0.06 0.96 (E2) (F2) (G3)
【0036】
【表2】 配 合 成 分 [重量部] (C) (D) (E) (F) (G) (F)/(G)モル比 比較例1 0.005 0.01 0.2 0.1 0.05 0.56 (E1) (F2) (G1) 比較例2 7.0 0.01 0.2 0.1 0.05 0.56 (E1) (F2) (G1) 比較例3 0.4 0.0005 0.2 0.1 0.05 0.56 (E1) (F2) (G1) 比較例4 0.4 0.25 0.2 0.1 0.05 0.56 (E1) (F2) (G1) 比較例5 0.15 0.01 0.01 0.1 0.05 0.56 (E1) (F2) (G1) 比較例6 0.15 0.01 7.0 0.1 0.05 0.56 (E1) (F2) (G1) 比較例7 0.15 0.01 0.2 0.1 0.05 0.56 (E5) (F2) (G1) 比較例8 0.15 0.01 0.2 0.1 0.05 0.56 (E6) (F2) (G1) 比較例9 0.15 0.01 0.2 0.01 0.05 0.23 (E1) (F2) (G1) 比較例10 0.15 0.01 0.2 1.5 0.05 35.05 (E1) (F2) (G1) 比較例11 0.15 0.01 0.2 0.1 0.01 11.68 (E1) (F2) (G1) 比較例12 0.15 0.01 0.2 0.1 1.5 0.08 (E1) (F2) (G1)
【0037】実施例および比較例の評価結果を表3に示
す。
【表3】 評 価 項 目 a b c d e f g h 実施例1 ○ ○ 80 ○ ○ ○ ○ ○ 実施例2 ○ ○ 80 ○ ○ ○ ○ ○ 実施例3 ○ ○ 80 ○ ○ ○ ○ ○ 実施例4 ○ ○ 80 ○ ○ ○ ○ ○ 実施例5 ○ ○ 140 ○ ○ ○ ○ ○ 実施例6 ○ ○ 40 ○ ○ ○ ○ ○実施例7 ○ ○ 90 ○ ○ ○ ○ ○ 比較例1 ○ ○ >200 ○ × ○ ○ ○ 比較例2 ○ × 20 ○ × ○ ○ ○ 比較例3 ○ ○ 80 ○ × ○ ○ ○ 比較例4 ○ ○ 80 ○ ○ × ○ ○ 比較例5 ○ × 80 ○ ○ ○ ○ ○ 比較例6 ○ × 80 ○ ○ ○ ○ ○ 比較例7 ○ × 80 ○ ○ ○ ○ ○ 比較例8 × × 80 ○ ○ ○ ○ ○ 比較例9 ○ ○ 80 × ○ ○ ○ ○ 比較例10 ○ ○ 80 ○ ○ ○ ○ × 比較例11 ○ ○ 80 ○ ○ × ○ ○比較例12 ○ ○ 80 × ○ ○ ○ ○
【0038】
【発明の効果】本発明の方法では、レジストの基板への
密着性及び解像性に優れた感光性樹脂組成物を用いてい
るため、セラミック材料充填作業が容易で、かつ精度の
高いセラミック材料の隔壁を形成することができ、更に
は、焼成後の残存物もほとんど無く、液晶表示装置、蛍
光表示装置、プラズマディスプレイパネル(PDP)、
混成集積回路等の製造工程におけるセラミックパターン
形成法として大変有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】更に、本発明で、併用することができる光
重合開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベン
ゾインフェニルエーテル、ベンジルジフェニルジスルフ
ィド、ベンジルジメチルケタール、ジベンジル、ジアセ
チル、アントラキノン、ナフトキノン、3,3’−ジメ
チル−4−メトキシベンゾフェノン、ベンゾフェノン、
ピバロインエチルエーテル、1,1−ジクロロアセトフ
ェノン、p−t−ブチルジクロロアセトフェノン、ヘキ
サアリールイミダゾール二量体、2−クロロチオキサン
トン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジエチルチ
オキサントン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、
2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、
2,2−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、フ
ェニルグリオキシレート、α−ヒドロキシイソブチルフ
ェノン、ジベンゾスパロン、1−(4−イソプロピルフ
ェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパノ
ン、2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2
−モルフォリノ−1−プロパノン、トリブロモフェニル
スルホン、トリブロモメチルフェニルスルホン、などが
例示される。このときの、光重合開始剤の総配合割合
は、ベースポリマー(A)とエチレン性不飽和化合物
(B)との合計量100重量部に対し1〜20重量部程
度とするのが適当である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】c.感度 上記(ガラス基板へのラミネート)後、ストウファ21
段ステップタブレットを用い、オーク製作所の露光機H
MW−532Dにて2kw超高圧水銀灯で20mj毎に
露光した。露光後15分間のホールドタイムを取った
後、1%Na2CO3水溶液、30℃で最小現像時間の
1.5倍の時間で現像した。各露光量と現像後に残った
段数よりストウファ21段ステップタブレットにて8段
を与えるに足る露光量(mj/cm2)を調べた。 d.ラミネート後の放置安定性 上記感度評価において、ガラス基板にラミネート後、2
0℃,60%RHのクリーンルームに3日間放置処理を
行ったものの感度を測定し、未処理のものとの感度を比
較した。 ○;感度変化が、±20mj/cm2未満。 ×;感度変化が、±20mj/cm2以上。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】e.解像性 上記(ガラス基板へのラミネート)後、ライン/スペー
ス=1/1、10〜300μmで10μm毎に設計した
パターンマスクを載せてストウファ21段ステップタブ
レットの8段相当量の露光量で露光し、感度評価(c)
と同様に現像し、150μmの解像性を調べた。 ○;150μmが解像している。 ×;150μmが解像していない。 f.細線密着性 上記の解像性評価(e)において、別途現像時間を最少
現像時間の3倍の時間で現像し、100μm細線の密着
性を調べた。 ○;100μm細線の密着性良好。 ×;100μm細線の剥離あるいは欠損部が認められ
た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースポリマー(A)、エチレン性不飽
    和化合物(B)、N−フェニルグリシン(C)、4,
    4’−ジアルキルアミノベンゾフェノン(D)、pKa
    が2〜4の有機カルボン酸(E)、ベンゾトリアゾール
    誘導体(F)及びトリアジン誘導体(G)を含んでな
    り、(C)ないし(G)の含有量が、(A)と(B)の
    合計量100重量部に対して、(C)が0.01〜5重
    量部、(D)が0.001〜0.1重量部、(E)が
    0.05〜5重量部、(F)が0.03〜1.0重量
    部、(G)が0.01〜1.0重量部である感光性樹脂
    組成物からなるフォトレジスト層を基板上に形成し、次
    いで該フォトレジスト層に対してパターン露光及び現像
    を行うことにより前記基板上に所要のパターンの雌型を
    形成し、続いて該雌型により得られた開口部にセラミッ
    ク材料を充填した後、前記雌型を消失せしめることによ
    りセラミック材料による目的パターンを得ることを特徴
    とするセラミックパターン形成法。
  2. 【請求項2】 感光性樹脂組成物からなるフォトレジス
    ト層があらかじめドライフィルム化されていることを特
    徴とする請求項1記載のセラミックパターン形成法。
  3. 【請求項3】 ベンゾトリアゾール誘導体(F)とトリ
    アジン誘導体(G)とのモル比が1:3〜3:1である
    ことを特徴とする請求項1記載のセラミックパターン形
    成法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6495298B1 (en) * 1998-06-08 2002-12-17 Nippon Steel Chemical Co., Ltd. Photopolymerizable resin compositions and use thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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