JPH07300139A - ラップ容器 - Google Patents

ラップ容器

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JPH07300139A
JPH07300139A JP9199594A JP9199594A JPH07300139A JP H07300139 A JPH07300139 A JP H07300139A JP 9199594 A JP9199594 A JP 9199594A JP 9199594 A JP9199594 A JP 9199594A JP H07300139 A JPH07300139 A JP H07300139A
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JP
Japan
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wrap
container body
core material
container
opening
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JP9199594A
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Masao Tominaga
正男 富永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラップを容器本体内に保持するラップを一定
のスピードでスムーズに且つ最後まで確実に引き出す。
ラップの先端が容器本体内に逆戻りするのを確実に防止
する。 【構成】 開口5付き容器本体6の内端面14aに、芯
材の長さ方向Aの一端部が着脱自在に且つ回転自在に装
着される支持部30が突設される。支持部30の長さ
は、ラップが巻かれた芯材の長さ方向の一端部を支持部
30に嵌め込んだ状態で芯材全体を容器本体6内に保持
できる寸法を有する。容器本体6の開口5に、ラップの
引き出し方向Eと反対方向Fへのラップの移動を阻止す
るための戻り防止ストッパ20が配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に食品の器に被せて
電子レンジで加熱調理をしたり、或いは冷蔵庫内に保存
したりする際に用いられるラップを収納するラップ容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のラップ容器としては、
開口付き容器本体に切断部を設け、ポリ塩化ビニルのよ
うな非通気性のラップがロール状に巻かれた芯材を容器
本体内に回転自在に収納し、容器本体の開口からラップ
を所定寸法引き出して切断部にて切断できるように構成
されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
ラップが巻かれた芯材は容器本体内にフリーな状態で収
納されているため、ラップ容器を逆さにしただけで中身
のラップが落下してしまうという問題がある。また、芯
材をフリーな状態で収納しているために、ラップを引き
出す際に容器本体内で芯材にがたつきが発生し易く、こ
れに伴い容器本体内のラップが容器本体の内面に擦れて
抵抗が発生して、ラップを一定のスピードでスムーズに
引き出すことができなくなるという問題もあり、特にラ
ップが終り近くになると、ラップが芯材から剥がれ難く
なって芯材のがたつきが一層激しくなり、ラップを最後
まで確実に引き出すことができず、このため、従来では
ラップを最後まで使い切らずにそのまま捨ててしまう場
合が多く、資源の無駄も生じていた。そのうえ、ラップ
の先端は、通常、容器本体の開口から外側に引き出され
ているが、芯材は回転自在であるため、芯材が逆方向に
回転し易く、このような芯材の逆戻りが発生すると、ラ
ップの先端が容器本体内に引き込まれ、さらに逆戻りし
たラップの先端が容器本体内のラップの表面に付着して
しまい、ラップの先端を引き出すのに手間がかかるな
ど、使い勝手が一層低下するという問題もあった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ラップを容器本体
内に保持できると共に、ラップを一定のスピードでスム
ーズに且つ最後まで確実に引き出せるようにし、さらに
ラップの先端が容器本体内に逆戻りするのを確実に防止
できるようにしたラップ容器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、開口5付き容器本体6に切断部16を設
け、ポリ塩化ビニルのような非通気性のラップ2が芯材
3にロール状に巻かれたものを容器本体6内に収納し、
容器本体6の開口5からラップ2を所定寸法引き出して
切断部16にて切断できるように構成されたラップ容器
において、開口5付き容器本体6の内端面14aに、芯
材3の長さ方向Aの一端部が着脱自在に且つ回転自在に
装着される支持部30が突設され、この支持部30の長
さは、ラップ2が巻かれた芯材3の長さ方向Aの一端部
を支持部30に嵌め込んだ状態で芯材3全体を容器本体
6内に保持できる寸法を有し、容器本体6の開口5に、
ラップ2の引き出し方向Eと反対方向Fへのラップ2の
移動を阻止するための戻り防止ストッパ20が配設され
て成ることに特徴を有している。
【0006】また、上記戻り防止ストッパ20は、基端
部に容器本体6に取付けられる取付部20aが設けら
れ、先端部にラップ2の表面に引っ掛けられる係止爪2
0bが設けられているのが好ましい。さらに、上記支持
部30は断面八角形状に形成されているのが好ましい。
【0007】
【作用】本発明によれば、開口5付き容器本体6の内端
面14aに、芯材3の長さ方向Aの一端部が着脱自在に
且つ回転自在に装着される支持部30を突設し、この支
持部30の長さを、ラップ2が巻かれた芯材3の長さ方
向Aの一端部を支持部30に嵌め込んだ状態で芯材3全
体を容器本体6内に保持できる寸法としたから、ラップ
2が巻かれた芯材3の長さ方向Aの一端部を支持部30
に嵌め込むだけで、芯材3を容器本体6内に保持でき、
ラップ容器1を逆さにしても中身のラップ2が落下する
心配がなくなる。しかも、芯材3は支持部30に回転自
在に装着されているので、ラップ2が残り少ない場合で
あっても、ラップ2を引き出す際に容器本体6内で芯材
3にがたつきが発生しなくなる。従って、ラップ2を一
定のスピードでスムーズに引き出すことができると同時
に、ラップ2を最後まで確実に引き出すことができるよ
うになる。さらに、容器本体6の開口5に、ラップ2の
引き出し方向Eと反対方向Fへのラップ2の移動を阻止
するための戻り防止ストッパ20を配設したから、仮り
に芯材3が逆方向に回転してラップ2の先端が容器本体
6内に逆戻りしようとした場合には、戻り防止ストッパ
20によってラップ2の逆戻りが阻止されるので、ラッ
プ2の先端が容器本体6内に逆戻りして容器本体6内の
ラップ2に付着する心配がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例に用いるラップ容器1は、図1に示すよ
うに、開口5付き容器本体6の内端面14aに、芯材3
の長さ方向Aの一端部が着脱自在に且つ回転自在に装着
される支持部30を突設した点、及び容器本体6の開口
5に戻り防止ストッパ20が設けた点に特徴があり、そ
れ以外の構成は従来と同様である。つまり、容器本体6
は、長尺の前面部10、底面部11、背面部12、切断
部16を備えた蓋部15、及び両側面部13,14とで
構成され、そのサイズは例えば30cm用の容器本体6
の場合、長さが例えば310mm、幅は例えば45m
m、高さが例えば47mm程度に設定されている。そし
て、図2に示すように、ポリ塩化ビニルのような非通気
性のラップ2が芯材3にロール状に巻かれたものを開口
5から容器本体6内に回転自在に収納し、容器本体6の
開口5からラップ2を所定寸法引き出して切断部16に
て切断できるように構成されている。なお、ラップ2
は、非通気性のフィルム或いはアルミホイルなどから成
り、例えば30cm用、22cm用、15cm用の種類
があり、また、芯材3の内径Cは例えば37mm程度に
設定されている。
【0009】上記容器本体6の内端面14aに取付けら
れる支持部30は、図2に示すように、一端が容器本体
6の内端面14aに固定され、他端が容器本体6の内部
に突出する断面八角形状の軸芯32から成り、この軸芯
32の外径Dは、例えば33mm程度に設定され、長さ
Lは例えば20mm程度に設定されている。そして、支
持部30と容器本体6との接着は、例えば紙用ボンドな
どの接着剤を用いて行なわれている。ここで、支持部3
0の形状は、例えば図4(a)に示すつば部31を備え
た八角柱ハット形の紙製品、或いは図4(b)に示す裏
面に蓋(図示せず)が取付けられた紙製の八角柱形の支
持部30′、或いは図4(c)に示すバルサ製の八角柱
形の支持部30″であってもよい。ここで、このバルサ
製の支持部30″の場合は、支持部30″に接着剤を塗
布して容器本体6の内端面14aに単に押圧することに
より、狭いスペースの容器本体6においてもバルサ製の
支持部30″を容易に取付けることができるものであ
る。なお、支持部の材質は紙製、バルサ製以外に例えば
プラスチック製であってもよい。また、支持部30の断
面形状は、八角形状以外に、六角形などの多角形、或い
は円形状であってもよい。
【0010】一方、上記容器本体6の開口5には、図1
及び図6(a)に示すように、ラップ2の引き出し方向
Eと反対方向Fへのラップ2の移動を阻止するための戻
り防止ストッパ20が配設されている。戻り防止ストッ
パ20は、紙或いはプラスチック等から成り、基端部に
容器本体6に取付けられる取付部20aが設けられ、先
端部にラップ2の表面に引っ掛けられる係止爪20bが
設けられており、この係止爪20bは先端に向かう程下
方に向けて傾斜しており、この係止爪20bにラップ2
が引っ掛かり易くなっている。本実施例では、戻り防止
ストッパ20は、断面L字状に形成され、容器本体6の
中央部に1個、容器本体6の両端面から夫々40mm程
度入り込んだ2箇所に1個づつ、合計3個設けられてい
る。この戻り防止ストッパ20の突出長さは例えば35
mm、幅は例えば10mm、取付部20aの長さは例え
ば10mm程度に設定されると共に、取付部20aは容
器本体6の側面に接着されている。戻り防止ストッパ2
0の形状は、上記以外に図6(b)に示すように、L字
状の取付部20a′が容器本体6の側面から底面に亘っ
て接着される戻り防止ストッパ20′、或いは図6
(c)に示すように、取付部20a″の先端に容器本体
6の側面に差し込まれる差し込み部20dを設け、差込
方式により容器本体6に取付けられる戻り防止ストッパ
20″等であってもよい。更に図6(d)に示すよう
に、戻り防止ストッパ20の係止爪20bを容器本体6
の前面部10上縁に引掛けるようにしてもよい。この場
合、戻り防止ストッパ20はラップ2を押さえながらラ
ップ2をガイドする機能を有し、ラップ2をよりスムー
ズに引き出せるものとなり、また戻り防止ストッパ20
を取付部20aを中心に上方へ折り返すことでラップ2
の収納の邪魔にならないものである。尚、戻り防止スト
ッパ20の数は本実施例に限定されるものではない。
【0011】しかして、従来のラップ容器の一方の内端
面14aに支持部30を取付け、容器本体6の一方の内
側面に戻り防止ストッパ20を取付けた後、ラップ2を
収納する。ラップ容器の製造工程、及びラップ2の箱入
れは従来と同じである。このとき、支持部30の長さ
は、ラップ2が巻かれた芯材3の長さ方向Aの一端部を
支持部30に嵌め込んだ状態で芯材3全体を容器本体6
内に保持できる寸法とされているから、ラップ2が巻か
れた芯材3の長さ方向Aの一端部を支持部30に嵌め込
むだけで、芯材3を容器本体6内に保持できる。このと
き、芯材3と支持部30との間には径方向にクリアラン
スがあるため、芯材3の挿入時には別段支障は全くな
い。また、芯材3の一端部を支持部30に装着すること
によって、ラップ容器1を逆さにしても中身のラップ2
は落下し難いものとなり、また、支持部30が取付けら
れる容器本体6の側面14とは逆の側面13側を手で持
つようにすれば、ラップ容器1を逆さにしても中身のラ
ップ2が落下するのを確実に防ぐことができる。しかも
支持部30の長さは20mm程度に設定してあるため、
芯材3の挿入が容易となり、そのうえ、戻り防止ストッ
パ20は突出長さはせいぜい35mm程度であるので芯
材3の挿入時に戻り防止ストッパ20が妨げになること
もない。さらに、芯材3は支持部30に回転自在に装着
されているので、ラップ2が残り少ない場合であって
も、ラップ2を引き出す際に容器本体6内で芯材3にが
たつきが発生しなくなる。従って、ラップ2を一定のス
ピードでスムーズに引き出すことができると同時に、ラ
ップ2を最後まで確実に引き出すことができるようにな
る。その結果、使い勝手が良好となり、しかもラップ2
を最後まで確実に引き出すことができるので、従来のよ
うなラップ2を最後まで使い切らずにそのまま捨ててし
まうという資源の無駄を無くすことができるという利点
がある。
【0012】さらに、容器本体6の開口5に、ラップ2
の引き出し方向Eと反対方向Fへのラップ2の移動を阻
止するための戻り防止ストッパ20を配設したから、仮
りに芯材3が逆方向に回転してラップ2の先端が容器本
体6内に逆戻りしようとした場合には、戻り防止ストッ
パ20によってラップ2の逆戻りが阻止されるので、ラ
ップ2の先端が容器本体6内に逆戻りして容器本体6内
のラップ2に付着するのを未然に防止できるようにな
り、使い勝手が一層良好となり、そのうえ、支持部30
を開口5付き容器本体6の内端面14aに取付けるとい
う簡単な構造であるので、業者が従来のラップ容器に支
持部30を取付けて販売したり、或いはユーザーが支持
部30を単独で購入して従来の各種ラップ容器1に支持
部30を取付けて使用したりすることができ、従来のラ
ップ容器を設計変更することなく、高い付加価値を付け
ることができる。さらに戻り防止ストッパ20は、基端
部に容器本体6に取付けられる取付部20aが設けら
れ、先端部にラップ2の表面に引っ掛けられる係止爪2
0bが設けられているから、仮りに芯材3が逆方向に回
転してラップ2の先端が容器本体6内に逆戻りしようと
した場合には、戻り防止ストッパ20の係止爪20bが
ラップ2の表面に引っ掛かり、ラップ2の逆戻りを確実
に防止でき、使い勝手が一層良好となる。
【0013】ところで、芯材3の内周面と支持部30と
の間にクリアランスが生じている場合は、支持部230
の断面形状は上記実施例のように八角形状がベストであ
る。つまり、図5に示すように、直径D′が33mm程
度の断面円形状の支持部40の場合、支持部30の外周
面は1箇所で芯材3の内周面に接触することとなり、支
持部30と芯材3との摩擦抵抗が小さく、芯材3が逆方
向へ回転し易くなる。これに対して図3に示すように、
支持部30を断面八角形状に形成すれば、芯材3の逆方
向の回転をより効果的に防止することができる。つま
り、芯材3を回転自在に支持するための支持部30の断
面形状を八角形状とした場合は、支持部30の外周面の
8個の角のうち、3個の角イ、ロ、ハが芯材3の内周面
に接触することとなり、このように支持部30と芯材3
との接触箇所が増えることによって支持部30と芯材3
との摩擦抵抗が増加する。従って、芯材3の逆方向への
回転を極力防止でき、その結果、ラップ2の先端が容器
本体6内に逆戻りして容器本体6内のラップ2に付着す
るのをより効果的に防止できるものである。
【0014】さらに、上記のように支持部30と芯材3
との摩擦抵抗が増加することによって、ラップ2を引き
出す際に重量感が生じて、ラップ2を余分に引き出すこ
とがなくなる。つまり、従来のように芯材をフリーな状
態で容器本体内に収納した場合は、ラップを引き出すと
芯材が簡単に回転してラップを余分に引き出してしまう
ことが多く、このため資源の無駄が増えるという問題が
あるが、本発明では支持部30と芯材3との間の摩擦抵
抗が増加するので、芯材3の回転時に若干の抵抗が加わ
り、これに伴い、必要長のラップ2を正確に引き出すこ
とができ、使い勝手が良好になるだけでなく、ラップ2
を余分に引き出してしまうのを未然に防止でき、資源の
無駄を無くすことができるものである。
【0015】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明によ
れば、開口付き容器本体の内端面に、芯材の長さ方向の
一端部が着脱自在に且つ回転自在に装着される支持部が
突設され、この支持部の長さは、ラップが巻かれた芯材
の長さ方向の一端部を支持部に嵌め込んだ状態で芯材全
体を容器本体内に保持できる寸法を有しているから、ラ
ップが巻かれた芯材の長さ方向の一端部を支持部に嵌め
込むだけで、芯材を容器本体内に保持できるので、ラッ
プ容器を逆さにしても中身のラップが落下する心配がな
くなり、また、芯材は支持部にて回転自在に支持される
ので、ラップが残り少ない場合でもラップを引き出す際
に容器本体内で芯材にがたつきが発生するのを防止でき
る結果、ラップを一定のスピードでスムーズに引き出す
ことができるので、使い勝手が良好となり、しかもラッ
プを最後まで確実に引き出すことができるので、従来の
ようなラップを最後まで使い切らずにそのまま捨ててし
まうという資源の無駄を無くすことができる。さらに、
容器本体の開口には、ラップの引き出し方向と反対方向
へのラップの移動を阻止するための戻り防止ストッパが
配設されているから、仮りに芯材が逆方向に回転してラ
ップの先端が容器本体内に逆戻りしようとした場合に
は、戻り防止ストッパによってラップの逆戻りが阻止さ
れるので、ラップの先端が容器本体内に逆戻りして容器
本体内のラップに付着する心配がなくなり、使い勝手が
一層良好となる。そのうえ、支持部を開口付き容器本体
の内端面に取付けるという簡単な構造であるので、業者
が従来のラップ容器に支持部を取付けて販売したり、或
いはユーザーが支持部を単独で購入して従来の各種ラッ
プ容器に支持部を取付けて使用したりすることができ、
従来のラップ容器を設計変更することなく、高い付加価
値を付けることができるという効果がある。
【0016】また、請求項2記載の発明によれば、上記
戻り防止ストッパは、基端部に容器本体に取付けられる
取付部が設けられ、先端部にラップの表面に引っ掛けら
れる係止爪が設けられているから、仮りに芯材が逆方向
に回転してラップの先端が容器本体内に逆戻りしようと
した場合には、戻り防止ストッパの係止爪がラップの表
面に引っ掛かり、ラップの逆戻りを確実に防止でき、使
い勝手が一層良好となる。
【0017】さらに、請求項3記載の発明によれば、上
記支持部は断面八角形状に形成されているから、請求項
1記載の効果に加えて、芯材の逆回転防止とラップの無
駄使い防止とを図ることができる。つまり、芯材を回転
自在に支持するための支持部の断面形状を八角形状とし
た場合は、支持部の外周面の8個の角のうち、3個の角
が芯材の内周面に接触することとなり、このように支持
部と芯材との接触箇所が増えることによって支持部と芯
材との摩擦抵抗が増加する。その結果、芯材の逆方向へ
の回転を極力防いで、ラップの先端が容器本体内に逆戻
りして容器本体内のラップに付着するのをより効果的に
防止でき、さらに、芯材の回転時に若干の抵抗が加わる
ので、必要長のラップを正確に引き出すことができ、使
い勝手が良好になるだけでなく、ラップを余分に引き出
してしまうのを未然に防止でき、資源の無駄を無くすこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】(a)は同上のラップ容器の側面断面図、
(b)は同上のラップ容器の一部正面断面図である。
【図3】同上の支持部と芯材との接触状態の説明図であ
る。
【図4】(a)(b)(c)は同上の支持部の変形例を
示す斜視図である。
【図5】同上の支持部が断面円形状の場合の支持部と芯
材との接触状態の説明図である。
【図6】(a)は同上の戻り防止ストッパの説明図、
(b)(c)(d)は戻り防止ストッパの変形例の説明
図である。
【符号の説明】
1 ラップ容器 2 フィルム 3 芯材 5 開口 6 容器本体 14a 内端面 16 切断部 20 戻り防止ストッパ 30 支持部 A 長さ方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口付き容器本体に切断部を設け、ポリ
    塩化ビニルのような非通気性のラップが芯材にロール状
    に巻かれたものを容器本体内に収納し、容器本体の開口
    からラップを所定寸法引き出して切断部にて切断できる
    ように構成されたラップ容器において、開口付き容器本
    体の内端面に、芯材の長さ方向の一端部が着脱自在に且
    つ回転自在に装着される支持部が突設され、この支持部
    の長さは、ラップが巻かれた芯材の長さ方向の一端部を
    支持部に嵌め込んだ状態で芯材全体を容器本体内に保持
    できる寸法を有し、容器本体の開口に、ラップの引き出
    し方向と反対方向へのラップの移動を阻止するための戻
    り防止ストッパが配設されて成ることを特徴とするラッ
    プ容器。
  2. 【請求項2】 上記戻り防止ストッパは、基端部に容器
    本体に取付けられる取付部が設けられ、先端部にラップ
    の表面に引っ掛けられる係止爪が設けられて成ることを
    特徴とする請求項1記載のラップ容器。
  3. 【請求項3】 支持部は断面八角形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のラップ容器。
JP9199594A 1994-04-28 1994-04-28 ラップ容器 Pending JPH07300139A (ja)

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JP9199594A JPH07300139A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 ラップ容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022120753A (ja) * 2021-02-05 2022-08-18 幸江 雨倉 ホルダー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0586819B2 (ja) * 1984-06-01 1993-12-14 Basf Ag

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961210