JP5468884B2 - 個包装 - Google Patents
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Description
本発明は、円筒形容器に収納される包装体に限られることはなく、直方体や立方体の容器であっても良いし、三角柱状の容器であっても良い。また、包装体の形状も扇形に限られることはなく、収納容器の形状に応じた形状の包装体に適用することが可能である。
本実施例の具体的な構成を図1および図2に基づいて説明する。図1は約60度の頂角を有し対向する辺が円弧状に形成されている扇形のチーズを合成樹脂がコーティングされたアルミ箔2で包装した扇形ポーション状チーズ包装体1を示したものである。扇形ポーション状チーズ包装体1には、喫食時にアルミ箔2を除去するための補助となる開封テープ3が設けられている。開封テープ3はアルミ箔2の内側に延設されてアルミ箔2の内側に貼付されている。このため、開封テープ3をアルミ箔2が内部のチーズからはがれるように引っ張ると開封テープ3とともにアルミ箔2が内部のチーズから剥離するように構成されている。また、扇形ポーション状チーズ包装体1の上部のアルミ箔2には紙製の個包装ラベル4が貼付されている。個包装ラベル4は、扇形ポーション状チーズ包装体1の上面の形状とほぼ相似の形状をしているが、扇形ポーション状チーズ包装体1の円弧部分に対応する部分の中央部分に突出するように半円形の把持部5が設けられている。把持部5はアルミ箔2には貼付されておらず、指先で把持できるようになっている。このように構成された扇形ポーション状チーズ包装体1は、図2に示すように円筒状の容器に収納される。扇形ポーション状チーズ包装体1は円筒状の容器本体10とこれを覆う被せ蓋20で構成される包装用容器に、収納数が6個で、容器本体10側に放射状に密着収納されるが、このような状態においても把持部5を把持することにより、扇形ポーション状チーズ包装体1を容易に容器本体10から取り出すことが可能となる。また、把持部5をつまむ際に指先と他のポーション状チーズ1’が干渉することがないので、取り出された扇形ポーション状チーズ1は変形することはない。
把持部5の大きさは指先で容易に摘める程度の幅5〜40mm、長さ5〜25mmであることが好ましいが、円筒状の容器本体10とこれを覆う被せ蓋20でなる包装用容器に収納できる大きさであれば良い。また、扇形ポーション状チーズ包装体1を持ち上げる時に把持部5のみが切れないように、個包装の重量に耐えうる強度を有するものとする。本実施例では、把持部5の形状は半円形としたが、円形、四角形、楕円形、星型など任意の形状であっても良い。また、本実施例では、放射状に収納される扇形ポーション状チーズ包装体1の円弧側、すなわち容器本体10の中心から遠い側で、かつ円弧の中央部分に把持部5を設けたので、把持部5が互いに近接することなく、所望の扇形ポーション状チーズ包装体1を容易に取り出すことが可能となった。しかし、把持部5の位置はこれに限られることなく、個包装ラベルのいずれの位置に設けても良い。
また、本実施例では扇形ポーション状チーズ包装体1の包装の材質として合成樹脂がコーティングされたアルミ箔としたが、合成樹脂、合成樹脂を主材とした複合材、紙、紙を主材として合成樹脂やアルミニウムがコーティングされた複合材、金属および金属に合成樹脂がコーティングされた複合材等で構成してもよい。また、個包装ラベル4の材質としては、合成樹脂、合成樹脂を主材とした複合材、紙、紙を主材として合成樹脂やアルミニウムがコーティングされた複合材、金属および金属に合成樹脂がコーティングされた複合材等で構成してもよい。
さらに、個包装ラベル4に把持部5が設けられることで、扇形ポーション状チーズ包装体1から個包装ラベル4を容易に取り外すことが出来るため、個包装と貼付されたラベルが異なる材質である場合、分別して廃棄することが容易になり、分別作業または環境負荷を低減することができる。
本実施例を図3および図4に基づいて説明する。図3は、約60度の頂角を有し対向する辺が円弧状に形成されている扇形のチーズを合成樹脂がコーティングされたアルミ箔31で包装した扇形ポーション状チーズ包装体30を示したものである。扇形ポーション状チーズ包装体30には、喫食時にアルミ箔31を除去するための補助となる開封テープ32が設けられている。開封テープ32はアルミ箔31の内側に延設されてアルミ箔31の内側に貼付されている。このため、開封テープ32をアルミ箔31が内部のチーズからはがれるように引っ張ると開封テープ32とともにアルミ箔31が内部のチーズから剥離するように構成されている。また、扇形ポーション状チーズ包装体30の上部のアルミ箔31には紙製の個包装ラベル33が貼付されている。個包装ラベル33は、扇形ポーション状チーズ包装体30の上面の形状とほぼ相似の形状をしている。扇形ポーション状チーズ包装体30の円弧部分の側面中央部から、扇形ポーション状チーズ包装体30の上面より高い位置まで上部に突き出た把持部34が貼付されており、指先で把持できるようになっている。このように構成された扇形ポーション状チーズ包装体30は、図4に示すように円筒状の容器本体に放射状に密着収納されるが、このような状態においても把持部34を把持することにより、扇形ポーション状チーズ包装体30を容器本体から容易に取り出すことが可能となる。把持部34の大きさは指先で容易に摘める程度の幅5〜40mm、長さ5〜25mmであることが好ましいが、円筒状の容器本体とこれを覆う被せ蓋でなる包装用容器に収納できる大きさであれば良い。また、扇形ポーション状チーズ包装体30を持ち上げる時に把持部34のみが切れないように、個包装の重量に耐えうる強度を有するものとする。本実施例では、把持部34の形状は長方形としたが、円形、四角形、楕円形、星型など任意の形状であっても良い。また、本実施例では、放射状に収納される扇形ポーション状チーズ包装体30の円弧の中央部分の側面に把持部34を設けたので、把持部34が互いに近接することなく、所望の扇形ポーション状チーズ包装体30を容易に取り出すことが可能となった。しかし、把持部34の位置はこれに限られることなく、扇形ポーション状チーズ包装体30の円弧の側面のいずれの位置に設けても良い。把持部34の材質としては、合成樹脂、合成樹脂を主材とした複合材、紙、紙を主材として合成樹脂やアルミニウムがコーティングされた複合材、金属および金属に合成樹脂がコーティングされた複合材等で構成してもよい。
図5および図6に基づいて、第3の実施例を説明する。図5は、約60度の頂角を有し対向する辺が円弧状に形成されている扇形のチーズを合成樹脂がコーティングされたアルミ箔41で包装した扇形ポーション状チーズ包装体40を示したものである。扇形ポーション状チーズ包装体40の上部のアルミ箔41には紙製の個包装ラベル43が貼付されている。個包装ラベル43は、扇形ポーション状チーズ包装体40の上面の形状とほぼ相似の形状をしている。喫食時に扇形ポーション状チーズ包装体40のアルミ箔41を除去するために設けられている開封テープを上部に引き伸ばし、扇形ポーション状チーズ包装体40の上面より高い位置まで上部に突き出た把持部42を設けた。このように構成された扇形ポーション状チーズ包装体40は、図6に示すように円筒状の容器本体に放射状に密着収納されるが、このような状態においても把持部42を把持することにより、扇形ポーション状チーズ包装体40を容器本体から容易に取り出すことが可能となる。この把持部42は実施例1および実施例2で示した把持部と同様、指先で容易に摘める程度の幅5〜40mm、長さ5〜25mmの大きさであることが好ましいが、円筒状の容器本体とこれを覆う被せ蓋で成る包装用容器に収納できる大きさであれば良い。また扇形ポーション状チーズ包装体40を持ち上げる時に把持部42のみが切れないように、把持部42は扇形ポーション状チーズ包装体40の重量に耐えうる強度を有し、さらに、扇形ポーション状チーズ包装体40の包装体であるアルミ箔41は把持部42を引き出す際に開封しない強度を有するものとする。本実施例では把持部42の形状は、開封用テープと同じ幅で形作られる長方形の形状としたが、円形、四角形、楕円形、星型など、任意の形状であっても良い。把持部42の材質としては、合成樹脂、合成樹脂を主材とした複合材、紙、紙を主材として合成樹脂やアルミニウムがコーティングされた複合材、金属および金属に合成樹脂がコーティングされた複合材等で構成してもよい。
2.アルミ箔
3.開封テープ
4.個包装ラベル
5.把持部
10.容器本体
20.被せ蓋
30.扇形ポーション状チーズ包装体
31.アルミ箔
32.開封テープ
33.個包装ラベル
34.把持部
40.扇形ポーション状チーズ包装体
41.アルミ箔
42.把持部
43.個包装ラベル
Claims (1)
- 隣接する他の包装体と密着した状態で容器内に収容される包装体であって、前記包装体は、前記包装体に包装される内容物を該包装体から取り出すための開封テープを前記他の包装体と密着する側面に備え、前記開封テープは前記包装体が前記他の包装体と密着した状態で前記包装体の上面より高い位置まで突き出すことができる長さを有する、ことを特徴とする包装体。
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