JPH07300106A - 包装機及びその包装方法 - Google Patents

包装機及びその包装方法

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JPH07300106A
JPH07300106A JP9527894A JP9527894A JPH07300106A JP H07300106 A JPH07300106 A JP H07300106A JP 9527894 A JP9527894 A JP 9527894A JP 9527894 A JP9527894 A JP 9527894A JP H07300106 A JPH07300106 A JP H07300106A
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JP
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folding
packaged
wrapping paper
insertion hole
top surface
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JP9527894A
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Takehiko Hamada
武彦 濱田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 円柱状及び多角形状の和菓子、又はその類似
形状物を大量に、かつきれいに三角形状の折込を付けな
がら包装紙で包装することのできる包装機及びその包装
方法を提供すること。 【構成】 包装機本体1が、被包装物2の頂面外周縁2
bと重なる包装紙3の頂面外周縁3aを多等分割すると
共に、この多等分割された包装紙3を被包装物2の側面
2cに沿って略三角錐状に次第に絞り込んでいく成形手
段10と、形成された略三角錐状の包装紙3を三角形状
に折込んで被包装物2の側面2cに折込部を形成する折
込手段20と、この折込手段20を回動させることによ
り折込部の折込深さを設定する折込深さ設定手段30
と、成形された三角形状の折込部に折目を付けて、包装
紙3を被包装物2に定着させる定着部40とからなって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円柱状又は多角柱状
の各種和菓子及びその類似形状物を包装する包装機及び
包装方法に係り、特に被包装物の側面に三角形状の折込
部を形成して包装するのに用いて好適な包装機及びその
包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特にこのような円柱状又は多角柱
状の和菓子を、その側面に体裁良く略三角形状の折込部
を形成して包装紙で包装する包装機は無く、人手によっ
て一つ一つ包装紙に折り目を付けながら和菓子を包み込
んでいくようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の人手
による包装方法では、三角形状の折込をきれいに付けな
がら包装することは煩雑な作業であり熟練を要するこ
と、また熟練した人でも手間がかかり一日に包装できる
数量に制限があること等の問題点があった。
【0004】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、円柱状及び多角形状の和菓子、又はその類似形
状物を大量に、かつきれいに三角形状の折込を付けなが
ら包装紙で包装することのできる包装機及びその包装方
法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明は、円柱状又は多角柱状
の被包装物を、その頂面に包装紙の略中央部付近を配置
した状態で、頂面側から包装機本体に挿通させることに
より、前記被包装物の側面に略三角形状の折込部を形成
して包装する包装機であって、前記包装機本体が、前記
被包装物の頂面外周縁と重なる包装紙の頂面外周縁を多
等分割すると共に、この多等分割された包装紙を被包装
物の側面に沿って略三角錐状に次第に絞り込んでいく成
形手段と、この成形手段によって形成された前記略三角
錐状の包装紙を三角形状に折込んで前記被包装物の側面
に折込部を形成する折込手段と、この折込手段を被包装
物の周方向に回動させることにより折込部の折込深さを
設定する折込深さ設定手段と、この折込深さ設定手段に
よって成形された三角形状の折込部に折目を付けて、前
記包装紙を被包装物に定着させる定着部とを具備したこ
とを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、前記成形手段が被
包装物の第1の挿通孔を形成する絞り羽根からなってお
り、この絞り羽根は被包装物を覆う包装紙の頂面外周縁
を多等分割すると共に、包装紙を被包装物の側面に沿わ
せて保持する複数のエッジ部と、これらエッジ部の間に
形成されて、該エッジ部間の包装紙を略三角錐状に絞り
込む成形部とから構成されていることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、前記絞り羽根のエ
ッジ部が被包装物の送り方向に沿って連続した稜線を形
成すると共に、この稜線が順次内部に向かって縮径され
ており、また前記成形部は成形手段の中心から等間隔か
つ放射状に配置されると共に、前記各エッジ部の間で平
面視渦巻状の湾曲空間とされ、さらにこの湾曲空間には
向き合う折込面と逃げ面とが備えられ、前記折込面には
被包装物の送り方向に沿って逃げ面側へ順次張り出す斜
面が形成されていることを特徴としている。
【0008】請求項4記載の発明は、前記絞り羽根が所
定間隔を置いて平行に重ね合わされた少なくとも3枚の
板羽根によって構成されており、この板羽根の各エッジ
部は被包装物の送り方向に沿って順次縮径され、また前
記成形部は成形手段の中心から等間隔かつ放射状に配置
されると共に、前記各エッジ部の間で平面視渦巻状の切
欠空間とされ、さらにこの切欠空間には向き合う折込面
と逃げ面とが備えられ、前記折込面は被包装物の送り方
向に沿って順次逃げ面側へ突出して形成されていること
を特徴としている。
【0009】請求項5記載の発明は、前記折込深さ設定
手段は、その中心部に被包装物を挿通させる第2の挿通
孔が形成されると共に、この第2の挿通孔の中心軸の回
りに回動自在とされ、この折込深さ設定手段の前記成形
手段側には前記折込手段が周方向に沿って等間隔に取付
られており、さらに該折込手段には折込刃が形成され、
この折込刃は被包装物が第2の挿通孔を挿通される間
に、前記包装紙の略三角錐状の頂点付近から次第に前記
成形部の折込面側へ回動することを特徴としている。
【0010】請求項6記載の発明は、前記定着手段が前
記被包装物を挿通させる第3の挿通孔を形成する多角形
状の折込片1ら構成されていることを特徴としている。
【0011】請求項7記載の発明は、前記第1の挿通
孔、第2の挿通孔、第3の挿通孔が同一の中心軸線上に
配置されていることを特徴としている。
【0012】請求項8記載の発明は、前記包装機の包装
方法であって、前記円柱状又は多角柱状の被包装物を、
その頂面に包装紙の略中央部付近を配置した状態で、頂
面側から成形手段の第1の挿通孔を挿通させることによ
り、エッジ部で頂面外周縁と重なる包装紙の頂面外周縁
を多等分割すると共に、成形手段で前記多等分割された
包装紙を被包装物の側面に沿って略三角錐状に次第に絞
り込む工程と、この工程の後に、前記被包装物を折込深
さ設定手段の第2の挿通孔に挿通させる間に、折込深さ
設定手段を周方向に回動させて、該折込深さ設定手段に
設けられた折込手段によって、前記包装紙の略三角錐状
の絞り込み部分を所定の折込深さに折込んで、前記被包
装物の側面に三角形状の折込部を形成する工程と、この
工程の後に、前記被包装物を定着部の第3の挿通孔を挿
通させることにより、前記折込部に折目を付けて前記包
装紙を被包装物の側部に定着させる工程とを備えたこと
を特徴としている。
【0013】
【作用】この発明では、被包装物の成形手段の内部を挿
通させることにより、包装紙がエッジ部によって多等分
割され、このエッジ部間の多等分割された包装紙が成形
部を通過するに従って被包装物の側面に沿って次第に略
三角錐状に絞り込まれた後、折込深さ設定手段によって
被包装物の周方向に回動する折込手段によって、ここを
通過する被包装物の側面に三角形状の折込部が形成さ
れ、さらに定着部によって包装紙の折込部に折目をつけ
ることにより、被包装物が体裁良く包装される。
【0014】請求項2記載の発明では、被包装物が絞り
羽根の第1の挿通孔を通過する間に、エッジ部で包装紙
の頂面外周縁を多等分割した状態で保持し、成形部によ
って各エッジ部の間の包装紙が略三角錐状に絞り込まれ
る。
【0015】請求項3記載の発明では、内部に向かって
順次縮径された稜線を有するエッジ部に沿って、包装紙
が多等分割されると共に、被包装物側に対して次第に押
さえつけられる一方、成形部の湾曲空間では、折込面に
よって略三角錐状に形成された包装紙が、該折込面側の
斜面によって逃げ面側へ順次送り込まれることにより、
略三角錐状の絞り込み部が三角形状に形成されていく。
【0016】請求項4記載の発明は、包装紙が複数枚の
エッジ部によって多等分割されると共に、次第に被包装
物の側面に押しつけられる一方、成形部の切欠空間内で
は折込面によって略三角錐状に形成された包装紙が、該
折込面の突出部によって逃げ面側へ順次送り込まれるこ
とにより、略三角錐状の絞り込み部が次第に三角形状に
形成される。
【0017】請求項5記載の発明は、折込深さ設定手段
に設けられた折込手段の折込刃によって、被包装物が折
込深さ設定手段の第2の挿通孔を挿通される間に、包装
紙の略三角錐状が三角形状に折り込まれる。
【0018】請求項6記載の発明は、被包装物が定着手
段の第3の挿通孔を通過する際に、包装紙の折込部が多
角形状の折込片と被包装物との間に挟まれて折目が形成
され、包装紙が被包装物に体裁良く定着する。
【0019】請求項7記載の発明は、第1の挿通孔、第
2の挿通孔、第3の挿通孔が同一の中心軸線上に配置さ
れているため、被包装物が順次第1,第2,第3の各挿
通孔を最短距離及び最短時間で移動することができると
共に、第1,第2,第3の各挿通孔を構成する装置本体
の構造が単純な構造となる。
【0020】
【実施例】次に図面を参照してこの発明を詳細に説明す
る。図1はこの発明の第1実施例の包装機を示すもので
ある。この包装機本体1は、円柱状の和菓子(被包装
物)2を矩形の包装紙3で側面に三角形状の折込部4を
設けて体裁良く包装する装置であり、和菓子2の頂面2
aを包装紙3の略中央部で覆った状態で、和菓子2を装
置本体の内部を挿通させることにより和菓子2の外周縁
2bと重なる包装紙3の頂面外周縁3aを六等分すると
共に、この六等分された包装紙3を和菓子2の側面2c
に沿って略三角錐状に次第に絞り込んでいく成形手段1
0と、この成形手段10によって形成された複数の略三
角錐状の絞り込み部分を三角形状に折込んで和菓子2の
側面に折込部4を形成する折込手段20(図4参照)
と、この折込手段20を和菓子2の周方向に回動させる
ことにより折込部4の折込深さを設定する折込深さ設定
手段30と、この折込深さ設定手段30によって成形さ
れた三角形状の折込部4に折目を付けて、包装紙3を和
菓子2に定着させる定着部40とを主な構成としてい
る。
【0021】そして、この実施例の包装機本体1は、下
側から上側へ成形手段10、折込手段20、折込深さ設
定手段30、定着手段40と順次位置しており、4本の
連結部材50で平行状態に連結された成形手段10と定
着手段40との間には、下面に折込手段20が固定され
た折込深さ設定手段30が水平方向に回動自在に配置さ
れている。
【0022】成形手段10は、図1に示すように、矩形
の基板11の中央部に絞り羽根12を形成したものであ
り、この絞り羽根12の内部に形成される第1の挿通孔
13は、この内部に和菓子2を挿通させた場合に、和菓
子2との間に所定の隙間を形成するような空間とされて
いる。和菓子2と第1の挿通孔13との間に形成される
隙間は、和菓子2を第1の挿通孔13に挿通させる際
に、包装紙3が絞り羽根12の折込抵抗を受けながら第
1の挿通孔13の内部に円滑に引き込まれるような寸法
であればよい。絞り羽根12は、和菓子2の頂面2aを
覆う包装紙3の頂面外周縁3aを六等分すると共に、包
装紙3を和菓子2の側面2cに沿わせて保持する六ヶ所
のエッジ部14と、これら六ヶ所のエッジ部14の間に
形成されて包装紙3を略三角錐状に絞り込み六ヶ所の成
形部15とからなっている。
【0023】絞り羽根12のエッジ部14は、和菓子2
の送り方向に沿って連続した稜線を形成しており、この
稜線は和菓子2の移動方向に沿って挿通孔13の内側に
順次縮径されている。成形部15は成形手段10の中心
から等間隔かつ放射状に配置されると共に、各エッジ部
14の間で平面視渦巻状の湾曲空間となっており、さら
にこの湾曲空間には互いに向き合う折込面16と逃げ面
17とが形成されている。
【0024】折込面16は、和菓子2の送り方向に沿っ
て逃げ面17側へ順次張り出す斜面が形成され、この斜
面によって略三角錐状に絞り込まれる包装紙3を、さら
に逃げ面17側へ送り込むことにより、略三角錐状の絞
り込み部分を逃げ面17側へたたみ込んでいくようにし
ている。
【0025】折込深さ設定手段30は、中心部に和菓子
2を挿通させる円形の第2の挿通孔31が形成された厚
肉の円板32を、定着手段40の下面に水平方向へ回動
自在に取付たものであり、円板32の外周面には、この
円板32を往復回動させるための駆動アーム33が固定
されている。また、折込手段20は、図2,図4に示す
ように、円板32の下面に固定される水平な取付片21
と、この取付片21と直角方向(第2の挿通孔の中心軸
の方向)に折曲げられると共に、第2の挿通孔31を通
過する円柱状の和菓子2の側面2cの接線に対して5°
〜20°の進入角度に形成された折込刃22とからなっ
ており、折込刃22の先端は成形手段10を通過した後
の和菓子2の側面2cに形成される略三角錐状の絞り込
み部分の頂点付近から挿入可能な位置に配設される。そ
して、和菓子2が折込手段20を通過する速度に応じ
て、円板32が絞り羽根12の逃げ面17側から折込面
16側へ所定の速度で回動して、略三角錐状の絞り込み
部分を三角形状に成形する一方、和菓子2が折込手段2
0を通過した後には、円板32は逆回転して元の位置に
戻るようになっている。
【0026】定着手段40は、図2に示すように、長方
形状の板材41の一端に矩形の切欠部42を設け、さら
に中央部に六角形の第3の挿通孔43を形成したもので
あり、この挿通孔43を形成する六つの辺は、二辺づつ
が和菓子2の直径よりわずかに離間した互いに向き合う
ことにより折込片44を形成しており、この折込片44
が挿通孔43を通過する和菓子の包装紙と擦れ合うこと
により、和菓子2の側面2cに形成された包装紙の折込
部4に折目を付け、包装紙3を和菓子2に体裁良く定着
させるようになっている。
【0027】つぎに、上述したように構成された、この
実施例の包装機で和菓子を包装する方法について説明す
ると、まず、図1に示すように、包装紙3の略中央部で
和菓子2の頂面2aを覆った状態で、装置本体1の成形
手段10の第1の挿通孔13内部に挿通させることよ
り、絞り羽根12のエッジ部14によって和菓子2の頂
面外周縁2bと重なる包装紙3の頂面外周縁3a(図4
参照)が多等分割されると共に、図3に示すように、絞
り羽根12の成形部15によって包装紙3は和菓子2の
側面に沿って略三角錐状に次第に絞り込まれていく。さ
らに、この包装紙3の略三角錐状の絞り込み部分は、成
形部15の折込面16によって逃げ面17側へ送り込ま
れることにより、和菓子2の側面2c側に沿って折込面
16側から逃げ面17側へ次第に折込まれていくことと
なる。
【0028】次に、和菓子2の頂面2aが絞り羽根12
を通過した後には、図4に示すように、包装紙3の絞り
込み部分が逃げ面側17から折込面16側へ回動する折
込刃22によって次第に三角形状に折り込まれる。さら
に、上記のようにして和菓子2の側面2cに形成された
三角形の折込部4は、定着部40の第3の挿通孔43を
通過する際に、折込片44によってきつく折目が形成さ
れることにより、和菓子2の表面に体裁良く定着され
て、定着部40の上部から送り出される。その後、和菓
子2の底部に包装紙の下端部を折り込むことにより、和
菓子の包装が完了する。
【0029】図5は、上述した実施例の成形手段10の
絞り羽根部分の変形例を示すものであり、絞り羽根12
が所定間隔を置いて平行に重ね合わされた3枚の板羽根
によって構成されたものである。符号61は、基板を兼
ねた一枚目の板羽根であり、この板羽根61の上面側に
は円筒状の支持部62が形成され、この支持部62の内
部にはスペーサ63を介してさらに2枚の板羽根64が
図示しない長ねじ等の連結部材によって一体に連結固定
されている。そして、このように連結固定された3枚の
板羽根61,64の各エッジ部66は被包装物の送り方
向に沿って順次内部に向かって縮径されており、成形部
67は成形手段の中心から等間隔かつ放射状に配置され
ると共に、各エッジ部66の間で平面視渦巻状の切欠空
間とされている。さらに、成形部67には互いに向き合
う折込面68と逃げ面69とが形成されており、この折
込面68には下面から上面へ行くに従い板羽根が第1の
挿通孔13の内側へ順次突出されることにより、不連続
な斜面を形成している。
【0030】したがって、この例の成形手段10を円柱
状の和菓子2が通過すると、エッジ部66によって包装
紙3が和菓子2の頂面2aで六等分割されると共に、成
形部67によって和菓子2の側面に略三角錐状の折込部
4が形成される。この実施例では、絞り羽根が3枚の板
羽根61,64によって構成されているため、成形部6
7の加工を簡単に行うことができる。この板羽根61,
64の加工は3枚重ね合わせた状態で成形することがで
きる。
【0031】図6は、上述した実施例の成形手段10の
絞り羽根部分の他の変形例を示すものであり、絞り羽根
が所定間隔を置いて平行に重ね合わされた4枚の板羽根
によって構成されている。この成形手段10は、円筒状
に形成された保持部材71の内部に4枚の板羽根72を
所定の間隔で平行に装着したものである。保持部71の
内側面の中央部には、周方向に連続する環状凸部73が
形成され、この環状凸部73の両面に各一枚の板羽根7
2を装着し、さらに、その両側にスペーサ74を介して
2枚の板羽根72を装着し、これらを図示しない長ねじ
等の連結部材によって一体に固定したものである。
【0032】そして、このように連結固定された4枚の
板羽根72の各エッジ部75は被包装物の送り方向に沿
って順次内部に縮径されており、成形部76は成形手段
の中心から等間隔かつ放射状に配置されると共に、各エ
ッジ部75の間で平面視渦巻状の切欠空間とされてい
る。さらに、この切欠空間には互いに向き合う折込面7
7と逃げ面78とが形成されており、この折込面77に
は下面から上面へ行くに従い板羽根72が第1の挿通孔
の内側へ順次突出して形成されることにより、不連続な
傾斜面77を形成している。符号80は、板羽根の周方
向の位置調節穴である。
【0033】そのため、この実施例の成形部は、図7に
示すように、組み立てた状態で、成形部76は成形手段
の中心から等間隔かつ放射状に配置されると共に、各エ
ッジ部75の間で平面視渦巻状の切欠空間とされ、さら
にこの切欠空間には向き合う折込面77と逃げ面78と
が形成され、折込面77は和菓子2の送り方向に沿って
順次逃げ面78側へ突出して形成された構成となってい
る。
【0034】したがって、この実施例の成形部76は加
工、組立が容易であると共に、板羽根72が4枚である
ため、包装紙の折込が円滑に行われ、体裁の良い折込部
4が形成される。
【0035】以上、図面を用いてこの発明を詳細に説明
したが、この発明が上述した実施例に限定されるもので
はないことは勿論である。例えば、上記実施例では、円
柱状の和菓子を用いたが、これに限定されることなく、
五角形、六角形等の多角形であっても良く、特に和菓子
に限定されるものではなく、同形状の被包装物に適用す
ることもできる。また、成形手段のエッジ部及びその間
の成形部の数は、六ヶ所に限定されるものではなく、被
包装物の側部に形成される折込部の数に応じて、適宜設
計変更することができる。
【0036】また、折込手段の形状も、上記実施例の形
状に限定されるものではなく、包装紙の略三角錐状の折
込部に入り込んで三角形状の折込部を形成できるような
形状であれば良い。成形手段の折込羽根の形状も、上記
実施例の形状に限定されることなく、4枚以上の複数枚
であってもよい。定着部の折込片の数は、折込部の数に
応じて任意に設定することができる。
【0037】図8は被包装物載置手段90の実施例を示
し、(a)は平面図、(b)は同一部を切欠した正面図
を示している。被包装物載置手段90は図示したよう
に、昇降杆100の上端に取り付けられており、その上
面には被包装物2の保持手段91が設けられている。こ
の保持手段91はこの実施例において、針91により構
成されている。従って、被包装物2がこの被包装物載置
手段90上に載置されると、上記各針91が被包装物2
の下面に突き刺さり、被包装物2が包装中における包装
紙の抵抗等により回転するのを確実に阻止することがで
きる。この結果、前述した包装作業をより確実化するこ
とができ、この種の包装機の包装効率を大巾に向上する
ことができる。この実施例において保持手段91は、上
述したように針によって構成したが、これは被包装物2
の回転を阻止できる手段であれば良いのは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明は、被
包装物の頂面を包装紙の略中央部で覆うようにして装置
本体を挿通させることにより、包装紙が成形手段、折込
手段、折込深さ設定手段、及び定着手段によって、被包
装物の側面に三角形状に折り込まれるようにしたので、
人手によって1個1個包装する方法とは比較に成らない
程の早さと、正確さ、及び低コストで被包装物を体裁良
く包装することができる。
【0039】そして、成形手段に一枚又は複数枚の絞り
羽根を用い、この成形手段の第1の挿通孔に被包装物を
挿通させるだけで、被包装物の側面で包装紙を所定の略
三角錐状から三角形状まで連続的に変形させることがで
き、包装紙を効率よくかつ短時間で絞り込むことができ
る。
【0040】また、折込手段が取り付けられ、かつ回動
自在な折込深さ設定手段の第2の挿通孔に、被包装物を
回転させることなく通過させるだけで、略三角錐状の折
込部が三角形状に形成されるため、折込動作を単純かつ
迅速かつ正確に行うことができる。また、折込深さ設定
手段の回動角を適宜設定することにより、所定形状の三
角形に折り込むことができる。
【0041】さらに、定着部が第3の挿通孔を形成する
折込片で構成されているため、この折込片によって通過
する被包装物の折込部に折目を付けることができるた
め、簡単かつ迅速かつ正確に折目をつけることができ
る。
【0042】これら、成形部、折込深さ設定手段、及び
定着部の第1,第2,第3の挿通孔を同一の中心軸線上
に配置することにより、包装機の構造を単純化すること
ができると共に、最短時間、最短距離で被包装物を包装
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の包装機の全体を示す斜視図で
ある。
【図2】同実施例の包装機の折込手段、折込深さ設定手
段、及び定着手段の平面図である。
【図3】同実施例の包装機の成形手段によって包装紙が
略三角形状に絞り込まれているところを説明する説明図
である。
【図4】同実施例の包装機の折込手段によって、包装紙
の略三角形状の折込部が三角形状に折り込まれていると
ころを説明する説明図である。
【図5】同実施例の成形手段の絞り羽根の変形例を示
し、3枚の板羽根を組み合わせることにより構成された
絞り羽根の一部断面をした斜視図である。
【図6】同実施例の成形手段の絞り羽根の変形例を示
し、4枚の板羽根を組み合わせることにより構成された
絞り羽根の一部断面をした斜視図である。
【図7】同実施例の成形手段の絞り羽根の変形例を示
し、4枚の板羽根を組み合わせることにより構成された
絞り羽根の平面図である。
【図8】同実施例の被包装物載置手段を示し、(a)は
平面図、(b)は一部を切欠した正面図である。
【符号の説明】
1 包装機本体 2 被包装物 2a 頂面 2c 側面 3 包装紙 3a 頂面外周縁 4 折込部 10 成形手段 12 絞り羽根 13 第1の挿通孔 14,66,75 エッジ部 15,67,76 成形部 16,68,77 折込面 17,69,78 逃げ面 20 折込手段 30 折込深さ設定手段 31 第2の挿通孔 40 定着部 43 第3の挿通孔 44 折込片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状又は多角柱状の被包装物を、その
    頂面に包装紙の略中央部付近を配置した状態で、頂面側
    から包装機本体に挿通させることにより、前記被包装物
    の側面に略三角形状の折込部を形成して包装する包装機
    であって、前記包装機本体が、前記被包装物の頂面外周
    縁と重なる包装紙の頂面外周縁を多等分割すると共に、
    この多等分割された包装紙を被包装物の側面に沿って略
    三角錐状に次第に絞り込んでいく成形手段と、この成形
    手段によって形成された前記略三角錐状の包装紙を三角
    形状に折込んで前記被包装物の側面に折込部を形成する
    折込手段と、この折込手段を被包装物の周方向に回動さ
    せることにより折込部の折込深さを設定する折込深さ設
    定手段と、この折込深さ設定手段によって成形された三
    角形状の折込部に折目を付けて、前記包装紙を被包装物
    に定着させる定着部とを具備したことを特徴とする包装
    機。
  2. 【請求項2】 前記成形手段が被包装物の第1の挿通孔
    を形成する絞り羽根からなっており、この絞り羽根は被
    包装物を覆う包装紙の頂面外周縁を多等分割すると共
    に、包装紙を被包装物の側面に沿わせて保持する複数の
    エッジ部と、これらエッジ部の間に形成されて、該エッ
    ジ部間の包装紙を略三角錐状に絞り込む成形部とから構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の包装機。
  3. 【請求項3】 前記絞り羽根のエッジ部が被包装物の送
    り方向に沿って連続した稜線を形成すると共に、この稜
    線が内部に向かって順次縮径されており、また前記成形
    部は成形手段の中心から等間隔かつ放射状に配置される
    と共に、前記各エッジ部の間で平面視渦巻状の湾曲空間
    とされ、さらにこの湾曲空間には向き合う折込面と逃げ
    面とが備えられ、前記折込面には被包装物の送り方向に
    沿って逃げ面側へ順次張り出す斜面が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の包装機。
  4. 【請求項4】 前記絞り羽根が所定間隔を置いて平行に
    重ね合わされた少なくとも3枚の板羽根によって構成さ
    れており、この板羽根の各エッジ部は被包装物の送り方
    向に沿って順次縮径され、また前記成形部は成形手段の
    中心から等間隔かつ放射状に配置されると共に、前記各
    エッジ部の間で平面視渦巻状の切欠空間とされ、さらに
    この切欠空間には向き合う折込面と逃げ面とが備えら
    れ、前記折込面は被包装物の送り方向に沿って順次逃げ
    面側へ突出して形成されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の包装機。
  5. 【請求項5】 前記折込深さ設定手段は、その中心部に
    被包装物を挿通させる第2の挿通孔が形成されると共
    に、この第2の挿通孔の中心軸の回りに回動自在とさ
    れ、この折込深さ設定手段の前記成形手段側には前記折
    込手段が周方向に沿って等間隔に取付られており、さら
    に該折込手段には折込刃が形成され、この折込刃は被包
    装物が第2の挿通孔を挿通される間に、前記包装紙の略
    三角錐状の頂点付近から次第に前記成形部の折込面側へ
    回動することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の包装機。
  6. 【請求項6】 前記定着手段が前記被包装物を挿通させ
    る第3の挿通孔を形成する多角形状の折込片から構成さ
    れていることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5
    記載の包装機。
  7. 【請求項7】 前記第1の挿通孔、第2の挿通孔、第3
    の挿通孔が同一の中心軸線上に配置されていることを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の包装
    機。
  8. 【請求項8】 前記包装機の包装方法であって、前記円
    柱状又は多角柱状の被包装物を、その頂面に包装紙の略
    中央部付近を配置した状態で、頂面側から成形手段の第
    1の挿通孔を挿通させることにより、エッジ部で頂面外
    周縁と重なる包装紙の頂面外周縁を多等分割すると共
    に、成形手段で前記多等分割された包装紙を被包装物の
    側面に沿って略三角錐状に次第に絞り込む工程と、この
    工程の後に、前記被包装物を折込深さ設定手段の第2の
    挿通孔に挿通させる間に、折込深さ設定手段を周方向に
    回動させて、該折込深さ設定手段に設けられた折込手段
    によって、前記包装紙の略三角錐状の絞り込み部分を所
    定の折込深さに折込んで、前記被包装物の側面に三角形
    状の折込部を形成する工程と、この工程の後に、前記被
    包装物を定着部の第3の挿通孔を挿通させることによ
    り、前記折込部に折目を付けて前記包装紙を被包装物の
    側部に定着させる工程とを備えたことを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5,6又は7記載の包装方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120671A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Fuji Iron Works Co Ltd ロール包装方法
CN113120281A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 漳州苹方米智能科技有限公司 一种包装压纸总成
CN114291323A (zh) * 2022-01-25 2022-04-08 驰春机械(厦门)有限公司 一种茶饼包纸机及其包装方法

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