JPH07299845A - ゲートカット装置 - Google Patents

ゲートカット装置

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JPH07299845A
JPH07299845A JP11420094A JP11420094A JPH07299845A JP H07299845 A JPH07299845 A JP H07299845A JP 11420094 A JP11420094 A JP 11420094A JP 11420094 A JP11420094 A JP 11420094A JP H07299845 A JPH07299845 A JP H07299845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
cutting
work
cutting blades
cut
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11420094A
Other languages
English (en)
Inventor
Fukashi Ogawa
深志 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH07299845A publication Critical patent/JPH07299845A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断具の回動による切断や異なる回転位置で
複数の切断を行うことにより、切断時に生じて光学特性
に影響をおよぼす光学歪みの発生を阻止する。 【構成】 ワーク3のゲート4に対向して設けられた上
下切断刃1および2は、一定の剪断力でゲート4を切断
しつつ左右に回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂材(プラスチ
ック)にて成形されたワークのランナと成形レンズとの
間に成形されるゲートを切断するゲートカット装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂材にて成形された成形部
材(ワーク)のランナ部と成形レンズとの間に一体成形
されるゲート部を切断する切断装置としては、上下のみ
移動可能な切断刃によるゲートを切断する装置が知られ
ている。また、実開平3−101618号公報には、切
断刃が斜め上方へ進出してゲートを切断する装置が提案
されている。さらに、特開平4−90319号公報に
は、レーザービームを照射してゲートを切断する装置が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記各従来
技術においては以下の様な欠点がある。すなわち、上下
のみ移動可能な切断刃による装置や実開平3−1016
18号公報記載の切断刃が斜め上方に進出する装置で
は、成形レンズに対して特定の方向へ光学歪みが発生す
る。すなわち、図16に示す様に、ゲート91を切断刃
にて切断する際、切断刃の当たり長さlが外周から中心
に向かって切断されるに従い長くなる。図16中aの位
置では剪断応力が分散されても、図16中cの位置の様
にlが長くなると、lの中心部の剪断応力は分散されに
くくなり、その剪断応力が製品部に伝搬されて光学歪み
が発生する。このような光学歪みが生じないように切断
するためには、ゆっくりと加工を行わなければならない
が、これによって加工の時間が増大する。
【0004】また、特開平4−90319号公報記載の
レーザービームを照射する装置では、レーザービームの
熱エネルギーを用いて切断するため、特に成形レンズに
おけるレンズ枠の面積が少ない場合、たとえ冷却手段を
用いても合成樹脂材が溶融してしまい、成形レンズの品
質に悪影響を及ぼすことになる。また、装置が高価にな
ってしまう。
【0005】請求項1に係る発明の目的は、加工時間の
増大を防ぎ、光学歪みが発生せず、かつ安価なゲートカ
ット装置を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、ラ
ンナを介して複数のゲートを有したワークのゲートを切
断刃にて切断する装置において、ワークのゲートを挟ん
で対向する切断刃をゲートの中心に対して接近離反させ
る移動手段を有するとともに、前記切断刃および移動手
段をゲートの中心に対して回動させる回動手段を有する
ことを特徴とするゲートカット装置である。
【0007】図1〜図3は本発明の切断時の概念図、図
4〜図6はその説明図である。ワーク3のゲート4に対
向して設けられた上下切断刃1および2は、一定の剪断
力でゲート4を切断しつつ左右に回動する。この時、図
4〜図6に示す様に、ゲート4と上下切断刃1,2との
当たり長さlが一定であるため、剪断応力が一定とな
る。また、剪断応力を受ける位置が切断刃1,2の回動
により変化し、剪断応力が分散して光学歪みの発生を抑
える。
【0008】
【実施例1】図7〜図12は本実施例を示し、図7はゲ
ートカット装置の斜視図、図8は刃ベースの拡大斜視
図、図9は切断刃の回転を示す説明図、図10および図
11はワークの平面図および側面図、図12は他のワー
クの平面図である。
【0009】図7に示す様に、10はゲートカット装置
のベースで、このベース10上には補助ベース11が立
設されている。補助ベース11の前面側にはθ回転ギア
12が配されており、このθ回転ギア12にモータ16
が配されている。また、補助ベース11の後面側には回
転ステージ13が配されてθ回転ギア12と連結されて
いる。この回転ステージ13にはθベース14が配さ
れ、さらに刃ベース15が配されており、θベース14
および刃ベース15はモータ16により回転するように
なっている。
【0010】ベース10上の後方側には移動レール17
が配され、このレール17上を移動ベース19が移動す
るようになっている。また、移動ベース19は送りねじ
18を介して移動モータ(図示省略)と連結されてい
る。移動ベース19上には移動ブロック20を介してワ
ークベース21が取付けられ、このベース21上にワー
ク受け台22およびレンズ受け台23が配されている。
【0011】ベース10上のさらに後方側には押さえベ
ース24が固着されている。押さえベース24には押さ
えブロック25を介してワークを押さえるための押さえ
治具26が上下動可能に取付けられており、押さえシリ
ンダ27によって上下に移動されるようになっている。
【0012】図8に示す様に、刃ベース15の前面側に
は上下レール36が配されており、このレール36上を
上下ステージ34,35が移動するようになっている。
ステージ34はカットシリンダ38と連結されている。
また、ステージ35は下刃駆動ブロック37を介してカ
ットシリンダ39と連結されている。さらに、上下ステ
ージ34,35上には刃固定ブロック32,33が配さ
れており、このブロック32,33には切断刃30,3
1が取付けてある。
【0013】このような装置によって切断される成形レ
ンズ41は図10および図11に示す様に、ランナ40
によって互いに連結された状態で成形されるようになっ
ている。ランナ40には側方に延びた先端側にゲート4
5,46,47,48を介してレンズ枠44があり、成
形レンズ41が連結されている。さらに、ランナ40の
中央にはスプル43が配された構造になっている。
【0014】また、このゲートカット装置は、図7に示
すように、コントローラ28を備えている。このコント
ローラ28はゲートカット装置の制御を行うためのもの
であって、モータ16,移動モータ(図示省略),押さ
えシリンダ27およびカットシリンダ38,39をそれ
ぞれ制御するようになっている。
【0015】切断具回転中心とワークのゲート部中心と
の位置合わせは、ゲート45,46の中心位置を教示
し、さらに切断具より離れた安全な位置をワークの供給
・排出位置として教示する。教示したデータはコントロ
ーラに蓄えられ、移動モータ(図示省略)の制御に用い
ることにより精度良い位置決めができる。
【0016】また、切断具回動条件(回動の振幅,回動
の周期)を教示し、教示したデータはコントローラ28
に蓄えておく。この回動条件は成形レンズ41のゲート
45,46,47,48の切断後に光学歪みが発生せ
ず、さらに加工時間が最短となるように設定する。
【0017】以下、本実施例の作用を説明する。ワーク
はワーク受け台22が供給・排出位置にあるとき、ワー
ク受け台22に供給されてゲート45の位置に移動位置
決めされる。つづいて、ワークを押さえるために押さえ
治具26が押さえシリンダ27により下方向へ移動して
ワークを押さえる。次にカットシリンダ38,39によ
り切断刃30,31が駆動し、図1に示す様に、切断刃
30,31(図1中では1,2)がゲート45(図1中
では4)に接したところで、前記回動条件によって切断
具が回動するとともに、切断刃30,31がカットシリ
ンダ38,39により一定の加圧力を受けながら切断す
る。
【0018】切断後、切断具は回動動作を停止し、初期
位置に戻る。押さえ治具26も押さえシリンダ27によ
りワークから離れる。つづいて、次のゲート46を切断
するため、ワーク受け台22はゲート46の位置に移動
位置決めされる。前記ゲート45の切断と同様の動作を
行い、ゲート46を切断する。
【0019】ゲート46の切断後、切断刃30,31お
よび押さえ治具26は離れ、切断具は初期位置に戻り、
ワーク受け台22は供給・排出位置に戻る。供給・排出
位置でレンズ受け台23にある成形レンズ41を排出
し、ランナ40の片方2ヶ所にあるゲート47,48を
切断側に合わせ、ワーク受け台22に供給する。前記ゲ
ート45,46と同様な切断動作をくりかえし、ワーク
のゲート47,48を切断する。
【0020】本実施例によれば、切断具を回動すること
によって剪断応力が一定となり、光学歪みをなくすこと
ができる。
【0021】尚、本実施例では隣合うゲート45,46
(ゲート47と48)により切断具の回動の振幅はせい
ぜい左右90°前後に限られてしまう。しかしながら、
図12に示す様な略十字形状の先端にそれぞれ成形レン
ズ41がある場合には、本実施例の様な制限が無く、切
断具の回動の振幅を左右180°にして切断することが
可能である。
【0022】
【実施例2】図13〜図15は本実施例の切断工程を示
す工程図である。本実施例では図7,図8および図10
を併用して説明する。本実施例の構成は前記実施例1と
同様であり、構成の説明を省略する。本実施例は、切断
具を第1の回転位置に位置決めしてゲート45を1/2
切断する。その後、切断刃30,31をゲート45より
外し、切断具を第2の回転位置に位置決めしてゲート4
5を切断するものである。換言すると、前記実施例1は
切断具が左右に回動してゲート45を切断する。これに
対し、本実施例では第1の回転位置で切断具が回転を停
止した状態で、切断刃30,31を狭めてゲート45を
1/2切断する。次に、切断具は第2の回転位置に回転
し、回転を停止した状態で切断刃30,31を狭めてゲ
ート45の残り1/2を切断するものである。
【0023】以下、詳細に説明する。ワークはワーク受
け台22が供給・排出位置にあるとき、ワーク受け台2
2に供給されて、ゲート45の位置に移動位置決めされ
る。つづいて、ワークを押さえるための押さえ治具26
が押さえシリンダ27により下方向へ移動してワークを
押さえる。次に、初期位置(図13参照)にある切断具
が回転して第1の回転位置に位置決めされ、カットシリ
ンダ38,39により切断刃30,31が駆動してゲー
ト45の1/2を切断する(図14参照)。
【0024】切断後、切断刃30,31はカットシリン
ダ38,39によりゲート45から離れ、切断具が第2
の回転位置に回転して位置決めされる。その後、カット
シリンダ38,39により切断刃30,31が駆動して
ゲート45の残り1/2を切断する(図15参照)。切
断後、切断刃30,31はカットシリンダ38,39に
よりゲート45から離れ、切断具は初期位置(図13参
照)に戻り、ワーク受け台22は供給・排出位置に戻
る。押さえ治具26も押さえシリンダ27によりワーク
より離れる。
【0025】次に、ゲート46を切断するため、ワーク
受け台22はゲート46の位置に移動位置決めされる。
ゲート45の切断と同様の動作を行いゲート46を切断
する。
【0026】切断後、切断刃30,31および押さえ治
具26は離れ、切断具は初期位置(図13参照)に戻
り、ワーク受け台22は供給・排出位置に戻る。供給・
排出位置でレンズ受け台23にある成形レンズ41を排
出し、ランナ40の片方2ヶ所にあるゲート47,48
を切断側に合わせてワーク受け台22に供給する。前記
ゲート45,46と同様な切断動作をくりかえし、ワー
クのゲート47,48を切断する。
【0027】本実施例によれば、回転位置により切断を
複数に分けることによって剪断応力を分散させ、光学特
性に影響をおよぼす光学歪みの発生を無くすことができ
る。
【0028】尚、本実施例では切断を2回に分けて行っ
たが、本発明はこれに限定するものではなく、光学歪み
が生じなくて加工時間が最短となる回数や切断具の回転
位置を様々に設定することができ、種々のゲート形状に
対応させることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明の効果は、切断
具の回動による切断や異なる回転位置で複数の切断を行
うことにより、切断時に生じて光学特性に影響をおよぼ
す光学歪みの発生を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す概念図である。
【図2】本発明を示す概念図である。
【図3】本発明を示す概念図である。
【図4】概念図の説明図である。
【図5】概念図の説明図である。
【図6】概念図の説明図である。
【図7】実施例1を示す斜視図である。
【図8】実施例1を示す拡大斜視図である。
【図9】実施例1を示す説明図である。
【図10】実施例1を示す平面図である。
【図11】実施例1を示す側面図である。
【図12】実施例1を示す平面図である。
【図13】実施例2を示す工程図である。
【図14】実施例2を示す工程図である。
【図15】実施例2を示す工程図である。
【図16】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 上切断刃 2 下切断刃 3 ワーク 4 ゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランナを介して複数のゲートを有したワ
    ークのゲートを切断刃にて切断する装置において、ワー
    クのゲートを挟んで対向する切断刃をゲートの中心に対
    して接近離反させる移動手段を有するとともに、前記切
    断刃および移動手段をゲートの中心に対して回動させる
    回動手段を有することを特徴とするゲートカット装置。
JP11420094A 1994-04-28 1994-04-28 ゲートカット装置 Withdrawn JPH07299845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11420094A JPH07299845A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 ゲートカット装置

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JP11420094A JPH07299845A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 ゲートカット装置

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JPH07299845A true JPH07299845A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14631717

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JP11420094A Withdrawn JPH07299845A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 ゲートカット装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0780215A3 (en) * 1995-12-21 1997-10-15 Johnson & Johnson Vision Prod Mold with ring-shaped gate for injection molding contact lenses
TWI402154B (zh) * 2008-07-11 2013-07-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 剪切機
CN111923349A (zh) * 2020-06-24 2020-11-13 贵州天义电器有限责任公司 一种罩体浇口切除工艺及罩体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI402154B (zh) * 2008-07-11 2013-07-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 剪切機
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Effective date: 20010703