JPH07299709A - レンズ研磨方法及び装置 - Google Patents

レンズ研磨方法及び装置

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JPH07299709A
JPH07299709A JP11425694A JP11425694A JPH07299709A JP H07299709 A JPH07299709 A JP H07299709A JP 11425694 A JP11425694 A JP 11425694A JP 11425694 A JP11425694 A JP 11425694A JP H07299709 A JPH07299709 A JP H07299709A
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JP
Japan
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lens
polishing
liquid
polishing liquid
ultrasonic vibration
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JP11425694A
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Mitsuaki Takahashi
光明 高橋
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工するレンズ形状に合わせた工具を不要と
し、研磨液に与える超音波振動によりレンズを研磨加工
する。 【構成】 研磨槽2内に研磨液3を収納する。研磨槽2
の下面には、研磨槽2内の研磨液3に超音波振動を与
え、超音波振動波5を生じさせる超音波振動子4を設け
る。レンズ1は、その外周を保持具で保持し、超音波振
動波5が生じている研磨液3中に浸す。研磨加工中は、
レンズ1を移動し、レンズ1の被加工面に超音波振動波
5の腹が当たる機会を多くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子であるレンズ
の両面を同時に研磨加工することができるレンズ研磨方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズの両面を同時に研磨加工す
る方法及び装置としては、特開平5−57591号公報
に記載されたものが知られている。その研磨方法及び装
置の構成と作用を図6に基づいて以下に説明する。
【0003】図6は、上側工具43aと下側工具43b
の一部を切欠いて示す上記従来の研磨装置の概略図であ
る。上記研磨装置の上側工具43a及び下側工具43b
は、内部が空洞に構成されレンズ中心軸Lに対して円周
方向に上記空洞部から研磨液44が噴出する複数の貫通
孔42a,42bを形成した研磨液噴出面45a,45
bが設けられている。この上側工具43aと下側工具4
3bは研磨液噴出面45a,45bを対向して配置さ
れ、研磨液噴出面45a,45bの表面形状は、その間
に配置したレンズ41の対向する上下各面の曲率にそれ
ぞれ近似した形状に形成されている。一方、研磨液噴出
面45a,45bの反対側部には、空洞部に通ずる流通
孔46a,46bが形成され、管47a,47bを介し
て研磨液44の供給装置48が接続されている。また、
上記流通孔46a,46bには噴出孔42a,42bか
らレンズ41に供給される研磨液44に超音波振動を与
える超音波振動子49a,49bが設けられている。
【0004】上記研磨装置によりレンズ41を加工する
際には、上下側両工具43a,43bの研磨液噴出面4
5a,45bの間にレンズ41を配置し、供給装置48
から研磨液44を供給し、貫通孔42a,42bからレ
ンズ41の上下面(被加工面)に噴出させる。この時、
レンズ41が、研磨液噴出面45a,45bと非接触の
状態で研磨液44により上下側両工具43a,43bの
間で保持されるように、レンズ41に噴出供給する研磨
液44の圧力を調節する。同時に、超音波振動子49
a,49bにより研磨液44に超音波振動を与えながら
研磨を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−57591号公報の「研磨方法および装置」に
は、以下に示す欠点があった。第1に、複数の貫通孔4
2a,42bを設けかつ加工するレンズ41の形状に合
わせた面形状に形成した研磨液噴出面45a,45bを
設けるとともに、内部に空洞を設ける等の複雑な形状を
した上下側両工具43a,43bが必要であり、また、
レンズ41を上下側両工具43a,43bの研磨液噴出
面45a,45bの間に非接触で保持すべく、貫通孔4
2a,42bから供給する研磨液44の圧力を調節する
手段が必要となり、装置が高価になる。
【0006】第2に、研磨液噴出面45a,45bの面
形状に対応したレンズ41しか研磨加工できないので、
多種類のレンズ41の加工を行う際にはその都度上下側
両工具43a,43bの交換が必要になる等、効率良く
行うことができない。
【0007】第3に、加工中、レンズ41の被加工面と
研磨液44を介しての超音波振動子49a,49bとの
位置関係は、ほとんど変わらないため、レンズ41の被
加工面では与えられた超音波振動が振動波の節となる。
よって、超音波振動の振幅が小さく、加工効率が悪い。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、加工するレンズ形状に合わせた工具を
不要にし、超音波振動による加工効率の良いレンズ研磨
方法と安価なレンズ研磨装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のレンズ研磨方法は、液体中に研磨材を分散
させた研磨液に超音波振動を与え、前記研磨液中に精研
削加工が終了したレンズを浸し、研磨液中において前記
レンズの位置を変えながらレンズの両面を同時に研磨加
工する構成とした。
【0010】また、前記研磨材は、酸化セリウム、ダイ
ヤモンド、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、炭化
ケイ素を用いた。
【0011】さらに、前記液体は水あるいは粘度5〜1
5cStの液体を用い、前記超音波振動の出力は100
〜200Wとした。
【0012】本発明のレンズ研磨装置は、レンズを研磨
する研磨液と、研磨液を収納する研磨槽と、研磨槽に設
けられ、研磨槽内の研磨液に超音波振動をあたえる超音
波振動子と、レンズを保持してレンズを研磨液に対して
出入し、かつ研磨液中で移動させるアームとを備えて構
成した。
【0013】また、前記超音波振動子の駆動及び上記ア
ームの移動を制御する制御部を設け、さらに、前記研磨
槽に、収納した研磨液の攪拌手段を設けて構成した。
【0014】図1は、本発明のレンズ研磨方法及び装置
を説明する概念図で、研磨槽2内には研磨液3が収納さ
れている。研磨槽2には収納した研磨液3に超音波振動
を与え、超音波振動波5を発生させる超音波振動子4が
設けられている。1は被加工物であるレンズで、研磨加
工中は矢印A,B方向に移動される。
【0015】
【作用】上記構成によれば、研磨槽2内の研磨液3に超
音波振動子4により超音波振動を与えつつ、レンズ1を
研磨液3の中に浸し、レンズ1を矢印A,Bで示すよう
に上下左右の任意方向に移動させると、レンズ1の加工
面は超音波振動波5の腹の部分に当たる機会が増大す
る。すなわち、レンズ1の加工面は研磨液3中での動き
が活発な研磨材に当たる機会が増大するので、加工効率
が良くなる。また、レンズ1の形状に対応した工具や、
研磨液の供給圧力を調節する手段が不要であり、研磨装
置の構成を簡略化し、安価にすることができる。そし
て、レンズ1を表裏反転しつつ、あるいはレンズの加工
面に対向して上下に超音波振動子を設けると、レンズの
両面が同時に加工できる。
【0016】研磨材に酸化セリウム,ダイヤモンド,酸
化ジルコウニム、酸化アルミニウム、炭化ケイ素を用い
ると、レンズの加工効率向上する。さらに、研磨材を分
散する液体に水あるいは粘度5〜15cStの液体を用
いると、研磨材が超音波振動波に倣って移動する。粘度
5cSt未満であると液体と研磨材とがすべりを生じて
研磨材が移動しずらくなり加工効率が悪くなる。また、
粘度が15cStを越えると液体中で研磨材が移動しず
らくなり、加工により磨減あるいは消滅した研磨材に替
わって他の部分から研磨材が充当されにくくなって加工
効率が悪くなる。さらに、超音波振動の出力が100W
未満であるとレンズの加工面に当たる研磨材の力、スピ
ードが遅くなり加工効率が悪くなり、200Wを越える
とレンズの加工面に与える影響が大きくなり過ぎ、研磨
加工面に不具合が生ずる。また、研磨加工中に研磨液を
攪拌すると、研磨材が均一に分散され、レンズの加工精
度が良くなる。
【0017】
【実施例1】図2及び図3は本発明に係るレンズ研磨装
置の実施例1を概略的に示すもので、図2は縦断面図、
図3はレンズ保持部の平面図である。なお、以下の説明
において、図1と同様な部分は同一番号を用いて説明す
る。
【0018】図2において、10は底面10aを大きく
した3段からなるフレームである。フレーム10の底面
10a上には超音波振動子4を介して研磨槽2が固定さ
れており、研磨槽2内に収納した研磨液3に超音波振動
波5を上方に向かって発生し得るようになっている。研
磨槽2の上面には、回転軸11aの先端にスクリュー1
2を固着したモータ11が固定されており、フレーム1
0の中段10b上に設置した制御部13によりモータ1
1の回転を制御して、スクリュー12により研磨液3を
攪拌できるようになっている。研磨液3は液体に研磨材
を分散させて作られており、本実施例では液体に水を用
い、研磨材に酸化セリウムを用いた。なお、研磨液3の
液体としては、水に限られず、粘度5〜15cSt(セ
ンチストークス)の液体を使用してもよい。また、研磨
材としては、酸化セリウムの代わりにダイヤモンド、酸
化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素を使用
してもよい。
【0019】上記フレーム10の底面10a上には、被
加工物であるレンズ1を外周面で挟持するエアチャック
14の動きを制御する空圧ユニット15が設置されてい
る。空圧ユニット15には、曲げ伸ばし自在なビニル製
のエアパイプ16,17,18が接続されている。エア
パイプ16の先端は、フレーム10の上段10cに固定
した進退用エアシリンダ19に接続されており、制御部
13による空圧ユニット15の制御で進退用エアシリン
ダ19の進退軸19aが横方向に進退可能となってい
る。進退軸19aの先端には、駆動軸(上下軸)20a
を上下方向に配置した上下用エアシリンダ20が固定具
21を介して固定されている。
【0020】上下用エアシリンダ20には、空圧ユニッ
ト15に接続した上記エアパイプ17の先端が接続さ
れ、制御部13による空圧ユニット15の制御で上下軸
20aが上下駆動されるようになっている。上下軸20
aの先端にはアーム22の上端が固定されており、アー
ム22の下端には回転デバイス23が固定されている。
回転デバイス23の回転軸23aは横方向に配置され、
上記制御部13により回動駆動制御されるようになって
いる。回転軸23aの先端には、レンズ1の外周を挟持
する上記エアチャック14が固定されている。エアチャ
ック14には、空圧ユニット15に接続した上記エアパ
イプ18の先端が接続され、制御部13による空圧ユニ
ット15の制御でエアチャック14のツメ14aが開閉
されるようになっている。
【0021】次に、上記構成からなるレンズ研磨装置に
よるレンズ研磨方法を加工手順に従って説明する。ま
ず、制御部13により空圧ユニット15を制御し、エア
パイプ18を介してエアチャック14を作動してツメ1
4aにより被研磨物であるレンズ1の外周を研磨液3の
外で挟持する。次に、制御部13によりモータ11及び
超音波振動子4を駆動制御し、スクリュー12の回転に
より研磨液3を攪拌すると同時に、研磨液3に100〜
200Wの出力の超音波動を与えて研磨液3中に超音波
振動波5を発生させる。しかる後、制御部13により空
圧ユニット15を制御し、エアパイプ17を介して上下
用エアシリンダ20を駆動して上下軸20aを下降さ
せ、エアチャック14に挟持したレンズ1を研磨液3中
に浸す。次に、制御部13により空圧ユニット15を制
御し、エアパイプ16を介して進退用エアシリンダ19
を駆動して進退軸19aを前進後退させ、エアチャック
14で挟持したレンズ1を左右方向に移動する。この
時、上下用エアシリンダ20の上下軸20aを上下動さ
せ、エアチャック14で挟持したレンズ1を研磨液3中
で上下方向に移動させても良い。そして、レンズ1の移
動と同時に、制御部13により回転デバイス23を制御
して回転軸23aを回動し、エアチャック14に挟持さ
れたレンズ1の表裏反転を繰り返しながら、レンズ1の
研磨を行う。
【0022】レンズ1の研磨加工が終了した後、制御部
13により回転デバイス23の動きを停止するととも
に、空圧ユニット15を制御して進退用エアシリンダ1
9(上下用エアシリンダ20の駆動が付加されていると
きには上下用エアシリンダ20と進退用エアシリンダ1
9)の動きを止める。同時に上下用エアシリンダ20の
上下軸20aを上昇し、エアチャック14で挟持したレ
ンズ1を研磨液3から引き上げる。その後、制御部13
により空圧ユニット15を制御し、研磨加工が終了した
レンズ1をエアチャック14から外し、次に研磨するレ
ンズをエアチャック14に挟持する。以下、上記手順を
繰り返して研磨加工を連続的に行うことができる。
【0023】本実施例によれば、レンズ1を研磨加工中
に進退用エアシリンダ19により横方向に、上下用エア
シリンダ20により上下方向に移動するので、レンズ1
の加工面全面に超音波振動波5における腹の位置が当た
り、研磨液3中で動きが活発な研磨材(腹の部分は振幅
が大きいので、この部分の研磨材の動きは活発になる)
によりレンズ1は加工される。さらに、レンズ1を左右
上下に移動することにより、新たな研磨材により研磨さ
れることになる。これにより、レンズ1を効率良く研磨
することができる。また、研磨液3をスクリュー12で
攪拌するので、研磨液3中における研磨材の分布が均一
になり、研磨作用により研磨材が消滅しても、その部分
の研磨材が希薄になることがない。そのため、レンズ1
を精度良く研磨することができる。さらに、レンズ1を
回転デバイス23により表裏反転させて、レンズ1の両
加工面を超音波振動子4の方に向けるようにしたので、
レンズ1をエアチャック14で持ち替えることなく、同
時にレンズ1の両加工面が研磨され、効率の良い研磨加
工を実施することができる。
【0024】
【実施例2】図4及び図5は本発明に係るレンズ研磨装
置の実施例2を概略的に示すもので、図4は縦断面図、
図5はレンズ保持部の平面図である。
【0025】本実施例のレンズ研磨装置は、実施例1に
おける研磨槽2の上面に超音波振動子4aを付加した点
と、エアチャック14で挟持したレンズ1を表裏反転す
る回転デバイスを取り除いた点に特徴を有し、その他の
構成は実施例1のレンズ研磨装置と同様であるので、同
一構成部分には同一番号を付してその説明は省略する。
【0026】モータ11を固定した研磨槽2の上面2a
は、研磨槽2上部の中程まで延在され、この上面2aの
部分に、研磨槽2の下に設けた超音波振動子4と対向す
るように超音波振動子4aを固定し、研磨液3に超音波
振動波5を下方に向かって発生し得るようになってい
る。
【0027】上下用シリンダ20の上下軸20a先端に
は、固定具31を介してアーム32が固定されている。
アーム32は、全長にわたって中空孔32aが形成され
ており、アーム32の上端には、空圧ユニット15に接
続されたエアパイプ18の先端が上記中空孔32aと連
通するように取り付けられている。また、アーム32の
下部はL字状に折曲形成され、その先端にレンズ1を挟
持するツメ14aを設けたエアチャック14が取り付け
られており、エアパイプ18及びアーム32を介してツ
メ14aの開閉が行えるようになっている。
【0028】上記構成からなるレンズ研磨装置によるレ
ンズ研磨方法は、レンズ1を表裏反転することなく、上
下に設けた超音波振動子4a,4で発生させた超音波振
動波5を、エアチャック14で保持したレンズ1の上下
両加工面に同時に当てて研磨加工するもので、その他の
方法は実施例1の方法と同じであるのでその説明は省略
する。
【0029】本実施例によれば、上記実施例1と同様の
作用,効果が得られるとともに、加えてレンズ1を表裏
反転しながら研磨する必要がなくなる。このため、レン
ズ1を反転する機構(例えば、実施例1の回転デバイス
23)を省略できるとともに、エアチャック14をパイ
プ状のアーム32で直接支持して研磨装置の構成を更に
簡略化でき、かつ反転機構の制御が不要になり研磨方法
も簡略化することができる。
【0030】なお、本発明は、加工するレンズ形状に合
わせた工具を不要にし、超音波振動子による加工効率の
良いレンズ研磨方法及び装置を提供することを目的とし
て、以下のように構成することができる。液体中に研磨
材を分散させた研磨液を研磨槽内に収納し、研磨槽の下
側から研磨液に超音波振動を与え、この研磨液中に被加
工面が前記超音波振動を受け得るように保持してレンズ
を浸し、研磨液中においてレンズを表裏反転しつつレン
ズの両面を同時に研磨加工する。前記レンズを表裏反転
は回転デバイスを用いることができる。さらに、レンズ
を反転しつつ研磨液中で左右、上下方向に移動してもよ
い。また、超音波振動を研磨槽の上下方向から研磨液に
与える構成にし、レンズを表裏反転することなくレンズ
の両面を同時に加工し、回転デバイスを不要にして研磨
方法及び装置を簡易化する。このとき、超音波振動は超
音波振動子を用いて発生させ、超音波振動子を研磨槽の
下面と上面に配置する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンズ研
磨方法及び装置によれば、レンズを研磨液中に浸たし、
研磨液に生じさせた超音波振動によりレンズの被加工面
に研磨液中に分散させた研材を衝突させることにしたの
で、レンズ形状に合わせた工具が不要になるとともに、
それに付随する機構が不要になり、装置の簡易化と低価
格化を図ることができる。さらに、上記工具等の制御が
不要になり、レンズ研磨方法が簡易になる。また、レン
ズの研磨加工中に、レンズを研磨液中で移動することに
したので、超音波振動波の腹の部分が被加工面に当たる
機会が増大し、腹の部分における活発化された研磨材に
よる研削がなされ、レンズの研磨効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す概念図である。
【図2】本発明の実施例1のレンズ研磨装置を示す縦断
面図である。
【図3】実施例1におけるレンズ保持部を示す平面図で
ある。
【図4】本発明の実施例2のレンズ研磨装置を示す縦断
面図である。
【図5】実施例2におけるレンズ保持部を示す平面図で
ある。
【図6】従来のレンズ研磨装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 研磨槽 3 研磨液 4 超音波振動子 5 超音波振動波

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体中に研磨材を分散させた研磨液に超
    音波振動を与え、前記研磨液中に精研削加工が終了した
    レンズを浸し、研磨液中において前記レンズの位置を変
    えながらレンズの両面を同時に研磨加工することを特徴
    とするレンズ研磨方法。
  2. 【請求項2】 前記研磨材は、酸化セリウム、ダイヤモ
    ンド、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、炭化ケイ
    素であることを特徴とする請求項1記載のレンズ研磨方
    法。
  3. 【請求項3】 前記液体は、水あるいは粘度5〜15c
    Stの液体であることを特徴とする請求項1記載のレン
    ズ研磨方法。
  4. 【請求項4】 前記超音波振動の出力は、100〜20
    0Wであることを特徴とする請求項1記載のレンズ研磨
    方法。
  5. 【請求項5】 レンズを研磨する研磨液と、研磨液を収
    納する研磨槽と、研磨槽に設けられ、研磨槽内の研磨液
    に超音波振動をあたえる超音波振動子と、レンズを保持
    してレンズを研磨液に対して出入し、かつ研磨液中で移
    動させるアームとを有することを特徴とするレンズ研磨
    装置。
  6. 【請求項6】 前記超音波振動子の駆動及び上記アーム
    の移動を制御する制御部を設けたことを特徴とする請求
    項5記載のレンズ研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記研磨槽に、収納した研磨液の攪拌手
    段を設けたことを特徴とする請求項5又は請求項6記載
    のレンズ研磨装置。
JP11425694A 1994-04-29 1994-04-29 レンズ研磨方法及び装置 Withdrawn JPH07299709A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105773318A (zh) * 2015-11-12 2016-07-20 中国石油大学(华东) 一种针对聚合物3d打印产品的浸没式超声波表面处理方法
CN114290179A (zh) * 2022-01-06 2022-04-08 重庆潮汐眼镜有限公司 一种眼镜抛光加工装置

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