JPH07299627A - 端縁加工装置 - Google Patents

端縁加工装置

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Publication number
JPH07299627A
JPH07299627A JP13614794A JP13614794A JPH07299627A JP H07299627 A JPH07299627 A JP H07299627A JP 13614794 A JP13614794 A JP 13614794A JP 13614794 A JP13614794 A JP 13614794A JP H07299627 A JPH07299627 A JP H07299627A
Authority
JP
Japan
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steel material
rotary cutting
cutting blade
machine frame
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP13614794A
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English (en)
Inventor
Kazuya Ueda
和哉 上田
Tadashi Mori
正 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYAGAWA KOGYO KK
Original Assignee
MIYAGAWA KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの端縁を能率良く高精度に自動加工す
る。 【構成】 機枠1を転動輪4により鋼材Wの上面に走行
可能に支持し、転動輪4を走行用モータ5で駆動する。
機枠1の走行に伴って鋼材Wの上下両端縁を切削する上
側回転切削刃9と下側回転切削刃32とを設け、これら
を切削用モータ11で駆動する。回転切削刃9,32が
鋼材Wの端縁に押し付けられるように、転動輪4をその
回転軸線が機枠1の走行方向Pと直交する線に対して鋭
角の斜状をなすように配置する。下側回転切削刃32を
下板17上に設置し、ハンドル25で調整ねじ22を回
転して下板17を昇降し、両回転切削刃9,32の間隔
を調整する。回転切削刃9,32を挟む2位置に鋼材W
の端縁に係合するローラ39を設ける。リミットスイッ
チ48は鋼材W上のストッパブロック56を検出して停
止信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、H型鋼や平鋼板等の
ワークの端縁を切削する自走式の端縁加工装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、橋梁等の骨材として使用される
H型鋼は、端縁に塗料が付きにくく、また、剥離しやす
い。そこで、従来は、塗装に先立ち、グラインダー等の
携帯工具を用いて鋼材の端縁を手作業で面取加工してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、手作業によ
る加工は、大変重労働であり、作業能率及び加工精度も
低下するという問題点があった。
【0004】この発明の目的は、ワークの端縁を能率良
く高精度に自動加工できる端縁加工装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、機枠と、その機枠をワ
ークの上面に走行可能に支持する転動輪と、その転動輪
を回転駆動するモータと、機枠の走行に伴ってワークの
端縁を切削する切削刃とからなるものである。
【0006】請求項2に記載の発明では、前記切削刃は
回転切削刃であり、その回転切削刃を回転駆動するモー
タを設けたものである。請求項3に記載の発明では、転
動輪を回転駆動するモータと回転切削刃を回転駆動する
モータとを1つのモータで共用したものである。
【0007】請求項4に記載の発明では、回転切削刃を
ワークの板厚方向に一対配設し、両回転切削刃の間隔を
調整する調整部材を設けたものである。請求項5に記載
の発明では、転動輪をその回転軸線が機枠の走行方向と
直交する線に対して鋭角の斜状をなすように設け、機枠
の走行に伴って回転切削刃に対し同切削刃がワークの端
縁側へ移動しようとする力を作用させるものである。
【0008】請求項6に記載の発明では、回転切削刃を
挟む複数位置で、ワークの端面に係合して回転切削刃の
切込み深さを規制する規制部材を機枠に設けたものであ
る。請求項7に記載の発明では、機枠と、転動輪と、回
転切削刃とをそれぞれ備えた第1及び第2の加工装置を
設け、両加工装置を連結リンクを介して互いに揺動可能
に連結したものである。
【0009】請求項8に記載の発明では、ワーク上に設
置されるストッパブロックを機枠とは別体で設け、機枠
にはそのストッパブロックを検出して走行停止信号を発
生するセンサを設けたものである。
【0010】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、モー
タが駆動されると、転動輪の回転により機枠がワーク上
で走行されながら、切削刃によりワークの端縁が自動的
に切削される。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、回転切削
刃を用いることにより、切削抵抗が軽減されて、切削刃
の寿命が向上されるとともに、均一で綺麗な切削面が得
られる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、転動輪と
回転切削刃とを1つのモータで回転駆動することによ
り、装置の小型化及び軽量化を図ることができる。請求
項4に記載の発明によれば、一対の回転切削刃により、
ワークの表裏両面の端縁が同時に切削加工される。ま
た、調整部材により、両回転切削刃の間隔がワークの板
厚に応じて調整される。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、転動輪の
回転により機枠が走行されると、その走行に伴って回転
切削刃がワークの端縁に押し付けられる。このため、回
転切削刃がワークの端縁から浮き上がって切削不可能な
状態となるというおそれがないとともに、装置がワーク
から脱落することが防止される。また、ワークの端縁が
ある程度曲がっているような場合でも、回転切削刃をそ
の曲がりに確実に沿わせることができて、常に確実な切
削を行うことができる。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、規制部材
がワークの端面に係合されることにより、回転切削刃の
切込み深さが規制される。このため、回転切削刃がワー
クの端縁に押し付けられるような場合でも、その回転切
削刃により必要以上に切削が行われてしまうというおそ
れはない。また、回転切削刃による切削部を中心とした
機枠の揺れが防止される。
【0015】請求項7に記載の発明によれば、ワークの
表裏両面に対する端面の角度が変化しても、一方の加工
装置の回転切削刃をワークの一方の端縁に確実に押し付
けてその端縁を切削できるとともに、他方の加工装置の
回転切削刃をワークの他方の端縁に確実に押し付けてそ
の端縁を切削できる。
【0016】請求項8に記載の発明によれば、予めワー
ク上にストッパブロックを設置しておけば、装置が走行
されてそのセンサによりストッパブロックが検出された
とき、走行が自動的に停止される。
【0017】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した第1実施例
を図1〜図9に基づいて説明する。図1〜図4に示すよ
うに、本実施例の端縁加工装置は、ワークとしての鋼材
Wの上方に載置される機枠1を備えている。機枠1の下
面には軸受箱2を介して左右一対の回転軸3が支持され
ている。各回転軸3上には機枠1を鋼材Wの上面に走行
可能に支持する前後一対の転動輪4が固定され、その外
周には螺旋溝からなる踏面が形成されている。転動輪4
及び回転軸3は、その回転軸線が機枠1の走行方向Pと
直交する線に対して鋭角の斜状をなすように配置されて
いる。機枠1の上面には走行用モータ5が設置され、図
5に示すように、該モータ5は図示しない複数の歯車等
よりなる伝達機構6を介して回転軸3に連結されてい
る。
【0018】左右の転動輪4のほぼ中間において機枠1
の前面には上刃支持体7が取り付けられている。上刃支
持体7には支持軸8により上側回転切削刃9が鋼材Wの
端縁と直交する軸線の周りで回転可能に支持されてい
る。図5及び図6に示すように、上側回転切削刃9の外
周には、鋼材Wの上側の端縁を面取り状に丸く切削する
ための3個の超硬チップ10が配設されている。機枠1
の上面には切削用モータ11が設置され、該モータ11
は図示しない複数の歯車等よりなる伝達機構12を介し
て支持軸8に連結されている。なお、上側回転切削刃9
に鋼材Wの端縁を平面状に面取りする超硬チップを設け
てもよい。
【0019】図7に示すように、機枠1にはボールブッ
シュ14を介して左右一対の支柱15が昇降可能に支持
され、両支柱15の上端間には上板16が、下端間には
下板17がそれぞれ架設されている。上板16の上面に
は支持筒18が固定され、支持筒18には滑りブッシュ
19、スライダ20、及びベアリング21を介して、調
整部材としての調整ねじ22が回転及び昇降自在に挿通
されている。滑りブッシュ19は支持筒18の内周面に
固定されている。スライダ20はその滑りブッシュ19
内に上下に移動可能に挿通され、前記調整ねじ22がベ
アリング21を介してこのスライダ20と一体昇降可能
に連結されている。また、スライダ20と支持筒18と
の間には皿ばね23が介装され、調整ねじ22に対して
上板16及び下板17を上方へ付勢している。
【0020】調整ねじ22の下端は機枠1に固定したナ
ット24に螺合され、調整ねじ22の上端にはハンドル
25が結合されている。また、機枠1には調整ねじ22
を回り止めするクランプねじ26が螺合され、その外端
には操作用のレバー27が取り付けられている。そし
て、ハンドル25を操作して調整ねじ22を回転させ
て、同調整ねじ22のナット24に対する螺入量を変更
することにより、機枠1に対して下板17が上下に位置
調整される。又、下板17の位置調整後、レバー27を
操作してクランプねじ26を締め付けることにより、調
整ねじ22が自由回転されることが阻止されて、下板1
7をその位置に保持できるようになっている。また、ハ
ンドル25には許容値以上のトルクが作用したときに、
ハンドル25を空転させるためのトルクアブソーバ28
が設けられている。
【0021】図5及び図6に示すように、上刃支持体7
と隣接する位置において下板17上には下刃支持体30
が取り付けられている。下刃支持体30には支持軸31
により下側回転切削刃32が回転可能に支持され、その
外周には鋼材Wの下側の端縁を面取り状に丸く切削する
ための3個の超硬チップ10が配設されている。支持軸
31は図示しない複数の歯車等よりなる伝達機構33を
介して切削用モータ11に連結されている。また、伝達
機構33は、下側回転切削刃32の回転方向が上側回転
切削刃9のそれと逆になるように構成されている。な
お、前記上側回転切削刃9と同じく、下側回転切削刃3
2にも鋼材Wの端縁を平面状に面取りする超硬チップを
設けてもよい。図1に示すように、この下側回転切削刃
32は、前記上側回転切削刃9と走行方向Pにおいてず
れた状態で配置されている。
【0022】図1に示すように、上刃支持体7の前面に
は指標34が付され、下刃支持体30の前面には目盛板
35が設けられている。そして、これらの指標34及び
目盛板35を対照しつつ、前記ハンドル25を操作する
ことにより、調整ねじ22を介して、機枠1側に設けら
れた上側回転切削刃9と下板17側に設けられた下側回
転切削刃32との間隔が鋼材Wの板厚に応じて調整され
る。なお、図1及び図2に板厚9mm程度の比較的薄い
鋼材Wを、図5及び図6には板厚25mm程度の比較的
厚い鋼材Wを例示した。
【0023】図3及び図6に示すように、上側回転切削
刃9及び下側回転切削刃32はそれぞれカバー36で走
行方向両側から覆われている。カバー36と対応する位
置において、下板17にはカバー36に衝突した切粉を
下方へ排出する開口部37が形成されている。
【0024】図1及び図4に示すように、各回転切削刃
9,32を走行方向Pの両側から挟む2位置には、鋼材
Wの端面に係合する規制部材としてのローラ39,40
が配設されている。走行方向前側のローラ39は、上側
回転切削刃9に対応するように、摺動体41を介して機
枠1の下面に支持されている。走行方向後側のローラ4
0は、下側回転切削刃32に対応するように、摺動体4
2を介して下板17の上面に支持されている。そして、
摺動体41,42は前後に移動可能に配置され、摺動体
41,42をボルト43で前後に位置調整することによ
り、鋼材Wに対するローラ39,40の係合位置を加減
して、各回転切削刃9,32の切込み深さを調整可能に
規制できるようになっている。
【0025】ローラ39,40の近傍において機枠1に
は一対のスリーブ44が取り付けられている。各スリー
ブ44内には、回転切削刃9,32の超硬チップ10よ
りも僅かに転動輪4側に位置するストッパ部材45が上
下に移動可能に挿通支持され、そのストッパ部材45は
図示しないばねにより常に下方へ向かって付勢されてい
る。又、ストッパ部材45の上端側には水平方向へ突出
するピン45aが取着され、図1及び図2に実線で示す
ように、そのピン45aがスリーブ44の上面に係合さ
れた状態では、ストッパ部材45はその下端部がスリー
ブ44内に退避した退避位置に配置される。又、この状
態で、ストッパ部材45の上端の摘み45bを操作して
同ストッパ部材45を90度回転させると、前記ピン4
5aがスリーブ44の上端部に形成された溝44a内に
位置する。この状態で、摘み45bを離すと、ストッパ
部材45がばねの付勢力により下方へ移動されて、ピン
45aが溝44aの内底部に係合され、図1に鎖線で示
すように、ストッパ部材45はその下端部がスリーブ4
4から突出した係合位置に配置される。そして、装置を
鋼材Wに対して据付ける際には、係合位置にセットされ
たストッパ部材45の下端部が超硬チップ10よりも先
に鋼材Wの端面に当接される。その結果、超硬チップ1
0が鋼材Wに衝突して損傷することが防止される。
【0026】ストッパ部材45の後方において機枠1の
下面には、据付時に装置全体を鋼板W上で転がして移動
させるための左右一対のボール46が配設されている。
なお、このボール46は装置を完全に据付けた状態で
は、鋼材Wの上面より若干浮き上がった状態となる。ま
た、図2及び図3に示すように、回転切削刃9,32の
左右両側において下板17の後部には鋼材Wの下面に当
接して転動するゴム製の受けローラ47が配設され、こ
の受けローラ47は前記転動輪4との間に鋼材Wを把持
する。
【0027】一方、図1に示すように、機枠1の走行方
向前側には、センサとしてのリミットスイッチ48と、
このリミットスイッチ48をON,OFFする傾動体4
9とが配置され、傾動体49の下端には接触片50が前
方へ突設されている。又、本実施例では、磁力の吸着作
用により鋼材Wの上面に設置されるストッパブロック5
6が機枠1とは別体で設けられている。そして、前記接
触片50が鋼材W上に設置されたストッパブロック56
に接触したときに、傾動体49によりリミットスイッチ
48がONして、走行用モータ5及び切削用モータ11
を停止するための停止信号を発生するようになってい
る。なお、センサとして、近接スイッチ等の非接触式セ
ンサも使用可能である。
【0028】機枠1の側方には操作盤51が取り付けら
れ、ここに電源ランプ52、起動ボタン53、及び停止
ボタン54が配設されている。機枠1の前面及び後面に
は装置運搬用のグリップ55が突設されている。
【0029】上記のように構成された本実施例の端縁加
工装置を使用する場合には、まず、ハンドル25で調整
ねじ22を回転し、指標34及び目盛板35を対照しつ
つ、上側回転切削刃9と下側回転切削刃32との間隔を
鋼材Wの板厚より若干大きく設定する。次いで、ストッ
パ部材45を係合位置に切り換えたのち、グリップ55
を把持した状態で装置を鋼材W上にそのボール46を以
て載せる。続いて、装置を後方へ若干傾けてボール46
のみが鋼材W上に接するようにした状態で、同ボール4
6を転がしながら装置を鋼材Wの奥側へ移動させ、スト
ッパ部材45の下端部が鋼材Wの端面に当接する位置に
おいて装置を据え付ける。
【0030】このとき、装置の移動をボール46を転が
しながら行うことにより、その移動を少ない力で簡単に
行うことができるとともに、装置が鋼材Wに摺接しない
ので、鋼材W及び装置を傷つけるおそれがない。又、こ
の据付けの際、ストッパ部材45が回転切削刃9の超硬
チップ10よりも先に鋼材Wの端面に当接されるので、
その超硬チップ10が鋼材Wの端縁に衝突するおそれが
ない。このため、装置の据付け時に、超硬チップ10が
鋼材Wに衝突して損傷することが防止される。
【0031】次に、ハンドル25がトルクアブソーバ2
8の作用により空転するまで調整ねじ22を回転し、各
回転切削刃9,32を鋼材Wの上下両端縁に当てる。こ
のとき、受けローラ47も鋼材Wの下面に当接され、同
ローラ47と転動輪4との間に鋼材Wが把持された状態
となる。その後、レバー27を操作してクランプねじ2
6を締め付けて、調整ねじ22が自由回転されることを
確実に阻止する。又、ストッパ部材45を鋼材Wの端面
と係合しない退避位置に切り換える。そして、特に無人
運転の場合は、鋼材W上の所望の加工終了位置にストッ
パブロック56がセットされていることを確認したの
ち、操作盤51の起動ボタン53を押す。これによっ
て、切削用モータ11及び走行用モータ5が順次起動
し、鋼材Wの上下両端縁に対する切削加工が開始され
る。
【0032】即ち、転動輪4が回転され、機枠1が鋼材
W上においてその端縁に沿った走行方向Pへ移動され
る。又、転動輪4の回転に先立って上側回転切削刃9及
び下側回転切削刃32が回転され、前記機枠1の走行に
伴い、鋼材Wの上下両端縁が各回転切削刃9,32によ
って自動的に面取り状に丸く切削される。このため、鋼
材Wの端縁の切削加工を手作業で行うという必要がな
く、その切削加工を非常に簡単に行うことができる。
【0033】ここで、本実施例において、転動輪4はそ
の回転軸線が機枠1の走行方向Pと直交する線に対して
鋭角の斜状をなすように配置されている。このため、機
枠1の走行に伴って、回転切削刃9,32に対し同切削
刃9,32が鋼材Wの端縁側へ移動しようとする力が作
用され、回転切削刃9,32は鋼材Wの端縁に押し付け
られる。従って、回転切削刃9,32が鋼材Wの端縁か
ら浮き上がって切削不可能な状態となるというおそれが
ないとともに、装置が鋼材Wから脱落することを確実に
防止することができる。また、鋼材Wの端縁がある程度
曲がっているような場合でも、回転切削刃9,32をそ
の曲がりに確実に沿わせることができて、常に確実な切
削を行うことができる。
【0034】また、本実施例では、各回転切削刃9,3
2を走行方向Pの両側から挟む2位置において、鋼材W
の端面に係合するローラ39,40が配設されている。
そして、このローラ39,40が鋼材Wの端面に係合す
ることにより、鋼材Wに対する各回転切削刃9,32の
切込み深さが所望の深さに確実に規制されるようになっ
ている。このため、前述のように、機枠1の走行に伴っ
て回転切削刃9,32が鋼材Wの端縁に押し付けられて
も、それら回転切削刃9,32により鋼材Wの端縁が必
要以上に切削されてしまうというおそれはなく、常に所
定の切込み深さで精度良く切削を行うことができる。ま
た、鋼材Wの端縁がある程度曲がっているような場合で
も、各回転切削刃9,32を常に一定の押し付け力で鋼
材Wに押し付けることができて、同切削刃9,32には
常に一定の切削圧を自動的に付与することができるの
で、均一で綺麗な切削面を得ることができる。さらに、
これらのローラ39,40が鋼材Wの端面に係合される
ことにより、回転切削刃9,32による切削部を中心と
した機枠1の揺れも防止することができ、常に安定した
切削動作を行うことができる。
【0035】また、本実施例では、転動輪4と受けロー
ラ47との間に鋼材Wを把持した状態で、装置が走行さ
れるようになっている。このため、装置をガタツクこと
なく安定して走行させることができ、その結果、回転切
削刃9,32による切削も安定して精度良く行うことが
できる。また、鋼材Wの面がある程度湾曲しているよう
な場合でも、装置をその鋼材Wの湾曲面に確実に追従さ
せて走行させることができる。即ち、回転切削刃9,3
2を鋼材Wの湾曲面に確実に沿わせることができて、常
に確実な切削を行うことができる。
【0036】また、本実施例では、調整ねじ22と上板
16との間に皿ばね23が配置され、この皿ばね23は
機枠1に対して下板17を接近する方向へ付勢する付勢
部材を構成している。即ち、この皿ばね23により各回
転切削刃9,32は互いに接近する方向へ付勢されてお
り、切削時において、各切削刃9,32は鋼材Wの各端
縁に弾性的に係合されていることになる。このため、鋼
材Wの表面又は裏面に多少の凹凸があっても、その凹凸
による振動や衝撃が皿ばね23により吸収されて、各回
転切削刃9,32に伝達されることはない。従って、回
転切削刃9,32により安定した切削を行うことができ
るとともに、同切削刃9,32が凹凸の衝撃等により損
傷するというおそれもない。
【0037】また、本実施例では、切削刃として回転切
削刃9,32が用いられているので、切削抵抗を軽減で
きて、各切削刃9,32の寿命を向上できるとともに、
均一で綺麗な切削面を得ることができる。そして、回転
切削刃9,32は一対設けられ、それら回転切削刃9,
32により鋼材Wの上下両端縁を同時に切削できるの
で、加工能率を向上させることができる。また、本実施
例では、調整ねじ22により両回転切削刃9,32の間
隔を鋼材Wの板厚に応じて容易に調整することができ、
各種板厚の鋼材Wに幅広く対応することができる。
【0038】このようにして鋼材Wの端縁に沿って切削
加工が進行して、その進行方向前側に設けられた傾動体
49の接触片50が、鋼材W上に設置されたストッパブ
ロック56に接触すると、リミットスイッチ48がON
される。すると、走行用モータ5が停止されて機枠1の
走行が停止されるとともに、続いて切削用モータ11が
停止されて両回転切削刃9,32の回転が停止される。
このため、切削加工を所望の位置で自動的に終了させる
ことができるので、加工の進行状況を常に監視するとい
う必要がなく、装置を無人運転するような場合には特に
有用である。又、進行方向に何らかの障害物が存在する
ような場合でも、その障害物を検出して装置を自動停止
することができるので、装置が障害物に衝突して損傷す
るというおそれもない。
【0039】さらに、本実施例では、転動輪4の外周が
螺旋溝状に形成され、鋼材W上における転動輪4の転動
面に切粉等が付着していても、その螺旋溝により切粉等
を跨いだ状態で転動輪4が転動される。このため、鋼材
W上に存在する切粉等により転動輪4が振動したりがた
ついたりするというおそれが少なくなり、装置の走行を
安定したものとすることができる。
【0040】又、本実施例では、回転切削刃9,32が
カバー36で覆われているので、そのカバー36により
切粉の飛散を防止して、同切粉を下板17に形成された
開口部37より下方へ排出することができる。このた
め、切粉が鋼材W上に堆積しにくくなり、走行時の振動
等を更に抑制することができる。
【0041】尚、図9に示すように、この第1実施例に
おいて、各回転切削刃9,32をそれぞれ対応するロー
ラ39,40に近接配置し、両回転切削刃9,32を進
行方向Pにおいて大きくずらしてもよい。即ち、鋼材W
はその端面が上下面に対して必ずしも垂直になっている
わけではなく、例えばガス切断機により切断されて形成
された鋼材Wの端面は、図8及び図9に示すように、鋼
材Wの上下面に対して傾いた状態となる。
【0042】ここで、鋼材Wの上側の端縁をWa、下側
の端縁をWbとする。この場合、同図に示すように、走
行方向前側のローラ39は鋼材Wの端面の上側に係合さ
れ、走行方向後側のローラ40は鋼材Wの端面の下側に
係合され、その結果、機枠1は鋼材Wの端縁に対して若
干傾いた状態となる。このとき、走行方向前側のローラ
39に近接配置されている上側回転切削刃9は、鋼材W
の上側の端縁Waに確実に係合されて、その端縁Waを
切削する。又、走行方向後側のローラ40に近接配置さ
れている下側回転切削刃32は、鋼材Wの下側の端縁W
bに確実に係合されて、その端縁Wbを切削する。
【0043】このように、上側回転切削刃9と下側回転
切削刃32とを進行方向Pにおいて大きくずらすことに
より、鋼材Wの端面が上下面に対して傾いた状態となっ
ていても、各回転切削刃9,32により鋼材Wの上下の
各端縁の切削を確実に行うことができる。尚、前記実施
例でも、両回転切削刃9,32が進行方向Pにおいてず
れた状態で配置されているが、図8及び図9に示す例の
ように、そのずれ量を大きくすることにより、機枠1が
鋼材Wの端縁に対して傾くことによる弊害、例えば鋼材
Wの端縁に対して切削刃9、32が傾いて円滑な切削を
行い得なくなったりすることを極力抑制することができ
るのである。
【0044】(第2実施例)次に、この発明の第2実施
例を図10〜図15に基づいて説明する。さて、図10
〜図15に示すように、この第2実施例では、前記第1
実施例とは異なり、回転切削刃が1つだけしか設けられ
ていないとともに、走行及び切削のためのモータが1つ
のモータで兼用されている。即ち、図12及び図14に
示すように、機枠61の下面には軸受箱62を介して左
右一対の回転軸63が支持されている。各回転軸63上
には前後一対の転動輪64が固定され、前側の転動輪6
4の外周には螺旋溝からなる踏面が形成されている。転
動輪64及び回転軸63は、前記第1実施例と同じく、
その回転軸線が機枠61の走行方向Pと直交する線に対
して鋭角の斜状をなすように配置されている。
【0045】図10及び図12に示すように、機枠61
の上部には駆動モータ65が水平方向に延びるように設
置されている。そして、図15に示すように、該モータ
65は傘歯車、平歯車及びウォーム歯車等の複数の歯車
等よりなる伝達機構66を介して回転軸63に連結され
ている。
【0046】図13〜図15に示すように、左右の転動
輪64のほぼ中間において、機枠61の下面には支持軸
68を介して回転切削刃69が鋼材Wの端縁と直交する
垂直軸線の周りで回転可能に支持されている。回転切削
刃69の外周には、鋼材Wの端縁を面取り状に丸く切削
するための3個の超硬チップ70が配設されている。そ
して、図15に示すように、前記駆動モータ65は傘歯
車及び平歯車等の複数の歯車等よりなる伝達機構71を
介して支持軸68にも連結されている。
【0047】図10〜図13に示すように、機枠61に
は左右一対の支柱72,73が垂下固定され、両支柱7
2,73の下端間には支持体74が架設されている。支
持体74にはナット75が固定され、そのナット75に
は調整部材としての調整ねじ76が螺着されている。ま
た、両支柱72,73には移動体77が支柱72,73
の軸線方向に沿って移動可能に架設支持され、この移動
体77に前記調整ねじ76の上端が回転及び昇降可能に
連結されている。調整ねじ76と移動体77との間には
皿ばね78が介装され、調整ねじ76に対して移動体7
7を上方へ付勢している。
【0048】調整ねじ76の下端にはハンドル79が結
合されている。また、支持体74には調整ねじ76を回
り止めするクランプねじ80が螺合され、その外端には
操作用のレバー81が取り付けられている。そして、ハ
ンドル79を操作して調整ねじ76を回転させて、同調
整ねじ76のナット75に対する螺入量を変更すること
により、機枠61に対して移動体77が上下に位置調整
される。また、移動体77の位置調整後、レバー81を
操作してクランプねじ80を締め付けることにより、調
整ねじ76が自由回転されることが阻止されて、移動体
77がその位置に保持される。
【0049】前記転動輪64と対応するように、移動体
77の後部には鋼材Wの下面に当接して転動する左右一
対の受けローラ82が配設され、この受けローラ82は
転動輪64との間に鋼材Wを把持する。
【0050】図13〜図15に示すように、回転切削刃
69はその前方以外の三方から固定カバー83で覆われ
ている。また、機枠61には開閉カバー84が回動可能
に支持され、このカバー84を閉鎖することにより、同
カバー84と固定カバー83との間に回転切削刃69が
鋼材Wの端縁と対向する部分のみを除いて閉塞される。
開閉カバー84はその閉鎖状態で内底面となる部分に凹
所84aが形成され、同カバー84の内底面に落下した
切粉がこの凹所84aを介して外部へ排出される。ま
た、開閉カバー84はその閉鎖状態で前面となる部分に
透孔84bが形成され、前方へ飛散する切粉がこの透孔
84bを通して外部に排出される。透孔84bの下方に
おいて、開閉カバー84の前面には遮蔽板85の下縁部
が固定され、その遮蔽板85は上方へ向かって延びて透
孔84bを前方から覆っている。そして、透孔84bを
通して前方へ飛散する切粉は、この遮蔽板85に衝突す
ることにより、それ以上飛散することが阻止される。
【0051】図10〜図14に示すように、回転切削刃
69を走行方向Pの両側から挟む2位置には、鋼材Wの
端面に係合する規制部材としてのローラ86,87が配
設されている。走行方向前側のローラ86は支柱72に
回転可能に支持されている。一方、支柱73にはほぼ円
筒状をなす偏心ブッシュ88が回転可能に取り付けら
れ、この偏心ブッシュ88に走行方向後側のローラ87
が回転可能に支持されている。そして、図14に示すよ
うに、偏心ブッシュ88を支柱73に対して回転させる
ことにより、鋼材Wに対するローラ87の係合位置が前
後に変更調整されて、回転切削刃69の鋼材Wの端縁に
対する切込み深さが調整可能に規制される。
【0052】図10及び図12〜図14に示すように、
機枠61の走行方向後側にはストッパ部材89が回動可
能に支持されている。ストッパ部材89の先端にはロー
ラ89aが回転可能に支持され、鋼材Wの端面に係合可
能となっている。ストッパ部材89は図示しないばねに
より付勢されて、図14に鎖線で示すように、常には鋼
材Wの端縁とほぼ直交する方向に延びる係合位置に配置
されている。そして、装置を鋼材Wに対して据付ける際
には、係合位置に配置されたストッパ部材89のローラ
89aが超硬チップ70よりも先に鋼材Wの端面に当接
される。その結果、超硬チップ70が鋼材Wに衝突して
損傷することが防止される。
【0053】図10〜図14に示すように、機枠61の
走行方向前側には、センサとしてのリミットスイッチ9
0が配置されている。そして、このリミットスイッチ9
0の接触子90aが、鋼材W上に設置された前記第1実
施例におけるストッパブロック56や他の障害物に接触
して回動されたときに、リミットスイッチ90がONし
て、駆動モータ65を停止するための停止信号を発生す
るようになっている。また、機枠61の走行方向前側に
は、前記リミットスイッチ90に加えて近接スイッチ9
1が鋼材Wの上面と対向するように配置されている。そ
して、この近接スイッチ91が鋼材Wの上面との対向関
係から外れたときに、駆動モータ65を停止するための
停止信号を発生するようになっている。
【0054】図12及び図14に示すように、機枠61
の前面にはエア導入管92が取り付けられ、この導入管
92には図示しない配管を介してエア供給源が接続され
る。また、各転動輪64の走行方向前方において、機枠
61の下面にはエアの噴射口93が形成され、前記エア
導入管92を介して導入されたエアが、この噴射口91
5から鋼材Wの上面に対して噴射される。エア導入管9
2にはエアの導入を遮断及び許容するためのコック94
が取り付けられている。
【0055】図10〜図12に示すように、駆動モータ
65の前面には操作ボックス95が直接取り付けられ、
この操作ボックス95上に電源ランプ96、起動ボタン
97、及び停止ボタン98が配設されている。また、機
枠61には装置運搬用の把持パイプ99が装置のほぼ全
体を取り囲むようにして取り付けられている。
【0056】上記のように構成された第2実施例の端縁
加工装置を使用する場合には、まず、ハンドル79で調
整ねじ76を回転し、転動輪64と移動体77上の受け
ローラ82との間隔を鋼材Wの板厚より若干大きく設定
する。次いで、把持パイプ99を把持した状態で、装置
を鋼材W上に転動輪64を以て載せる。続いて、転動輪
64を滑らせながら装置を鋼材Wの奥側へ移動させ、走
行方向前側のローラ86と係合位置にあるストッパ部材
89のローラ89aとが鋼材Wの端面に当接する位置に
おいて装置を据え付ける。
【0057】このとき、装置を後方へ若干傾けて、螺旋
溝が形成されていない後側の転動輪64のみが鋼材W上
に接するようにした状態で、同転動輪64を鋼材W上を
滑らせれば、転動輪64上の螺旋溝により鋼材Wが傷つ
くおそれはない。また、この据付けの際、ストッパ部材
89が回転切削刃69の超硬チップ70よりも先に鋼材
Wの端面に当接されるので、その超硬チップ70が鋼材
Wの端縁に衝突するおそれがない。このため、この第2
実施例においても、前記第1実施例と同じく、装置の据
付け時に超硬チップ70が鋼材Wに衝突して損傷すると
いうことがない。
【0058】次に、ハンドル79で調整ねじ76を回転
して、受けローラ82を鋼材Wの下面に当接させ、同ロ
ーラ82と転動輪64との間に鋼材Wを把持する。その
後、レバー81を操作してクランプねじ80を締め付け
て、調整ねじ76が自由回転されることを確実に阻止
し、この状態で操作ボックス95上の起動ボタン97を
押す。これによって、駆動モータ65が起動して、転動
輪64及び回転切削刃69が回転され、鋼材Wの上端縁
に対する切削加工が開始される。
【0059】即ち、転動輪64の回転により、機枠61
が鋼材W上においてその端縁に沿った走行方向Pへ移動
される。ここで、転動輪64はその回転軸線が機枠61
の走行方向Pと直交する線に対して鋭角の斜状をなすよ
うに配置されている。このため、機枠61の走行に伴っ
て、回転切削刃69に対し同切削刃69が鋼材Wの端縁
側へ移動しようとする力が作用され、回転切削刃69は
鋼材Wの端縁に押し付けられる。このとき、ストッパ部
材89はばねの付勢力に抗して図12及び図14に実線
で示す退避位置に回動配置される。
【0060】その結果、機枠61の走行に伴い、鋼材W
の上端縁が回転切削刃69によって自動的に面取り状に
丸く切削される。このため、この第2実施例において
も、鋼材Wの端縁の切削加工を手作業を要することな
く、非常に簡単に行うことができる。また、回転切削刃
69が鋼材Wの端縁に確実に押し付けられるので、前記
第1実施例と同じく、鋼材Wの端縁がある程度曲がって
いるような場合でも、回転切削刃69を鋼材Wの端縁に
確実に沿わせることができ、常に確実な切削を行うこと
ができる。
【0061】さらに、鋼材Wの端面に係合するローラ8
6,87により、鋼材Wに対する回転切削刃69の切込
み深さが所定の深さに確実に規制される。このため、前
記第1実施例と同じく、常に所定の切込み深さで精度良
く切削を行うことができるとともに、鋼材Wの端縁があ
る程度曲がっているような場合でも、回転切削刃69を
常に一定の押し付け力で鋼材Wに押し付けて、均一で綺
麗な切削面を得ることができる。しかも、回転切削刃6
9による切削部を中心とした機枠61の揺れを防止する
こともできる。
【0062】加えて、この第2実施例では、偏心ブッシ
ュ88を支柱73に対して回転させるだけで、鋼材Wに
対するローラ87の係合位置を前後に変更調整すること
ができ、その結果、回転切削刃69の鋼材Wの端縁に対
する切込み深さを所要の深さに容易に調整することがで
きる。
【0063】また、転動輪64と受けローラ82との間
に鋼材Wを把持することにより、装置をガタツクことな
く安定して走行させることができて、回転切削刃69に
よる切削を安定して精度良く行うことができる。また、
鋼材Wの面がある程度湾曲しているような場合でも、回
転切削刃69を鋼材Wの湾曲面に確実に沿わせて、常に
確実な切削を行うことができる。
【0064】さらに、この第2実施例では、調整ねじ7
6と移動体77との間に配置された付勢部材としての皿
ばね78により、回転切削刃69が鋼材Wの上端縁に弾
性的に係合される。このため、前記第1実施例と同じ
く、鋼材Wの表面又は裏面に多少の凹凸があっても、そ
の凹凸による振動や衝撃が皿ばね78によって吸収され
るので、安定した切削を行い得るとともに、回転切削刃
69が損傷することもない。
【0065】このようにして鋼材Wの端縁に沿って切削
加工が進行して、その進行方向前側に設けられたリミッ
トスイッチ90の接触子90aが鋼材W上のストッパブ
ロック56に接触すると、リミットスイッチ90がON
される。すると、駆動モータ65が停止されて、機枠6
1の走行が停止されるとともに、回転切削刃69の回転
が停止される。このため、この第2実施例においても、
切削加工を所望の位置で自動的に終了させることがで
き、装置を無人運転するような場合には特に有用であ
る。又、進行方向に何らかの障害物が存在するような場
合でも、その障害物をリミットスイッチ90により検出
して装置を自動停止することができるので、装置が障害
物に衝突して損傷するというおそれもない。
【0066】尚、鋼材Wの長手方向端部まで切削加工を
続行したい場合には、鋼材W上にストッパブロック56
を設置しないようにする。このようにすれば、装置が鋼
材Wの長手方向端部まで移動されて、近接スイッチ91
が鋼材Wとの対向関係から外れたときに、装置が自動停
止される。また、ストッパブロック56を設置する必要
があるにもかかわらず、その設置を忘れた場合でも、近
接スイッチ91が鋼材Wとの対向関係から外れたときに
装置が自動停止されるので、装置が鋼材W上から脱落し
て破損するおそれはない。
【0067】さらに、この第2実施例でも、転動輪64
の外周が螺旋溝状に形成され、その螺旋溝により鋼材W
上の切粉等を跨いだ状態で転動輪64が転動されるの
で、前記第1実施例と同じく、装置の走行が安定する。
しかも、この第2実施例では、鋼材W上における転動輪
64の走行方向前方に、噴射口93からのエアが噴射さ
れる。このため、鋼材W上における転動輪64の転動面
に存在する切粉等が確実に除去され、装置の走行がより
安定する。
【0068】また、この第2実施例では、回転切削刃6
9のほとんどの部分が固定カバー83と開閉カバー84
とで覆われるので、それらのカバー83,84により切
粉の飛散が確実に防止される。そして、開閉カバー84
の内底面に溜まる切粉は凹所84aを介して外部へ確実
に排出され、切粉が両カバー83,84内に溜まったり
鋼材W上に堆積したりすることはない。このため、回転
切削刃69による切削動作に支障を生じることはない。
【0069】なお、この第2実施例の端縁加工装置は、
鋼材Wの上端縁の切削加工だけでなく、装置を上下反対
にした状態で鋼材Wに対してセットすれば、鋼材Wの下
端縁の切削加工も行うことができる。そして、この場合
の作用効果も、前述した上端縁の切削加工の場合と同様
である。なお、このとき、開閉カバー84の透孔84b
を通して前方へ飛散する切粉は、遮蔽板85に衝突する
ことによりそれ以上飛散することが防止される。そし
て、遮蔽板85に衝突した切粉は、そのまま下方へ落下
して外部へ排出される。また、両カバー83,84内に
溜まる切粉も透孔84bを通して外部へ排出される。こ
のため、この場合も、切粉が両カバー83,84内に溜
まったりすることがなく、回転切削刃69による切削動
作に支障は生じない。また、この第2実施例の端縁加工
装置では、回転切削刃69が1つだけしか設けられてい
ないので、鋼材Wの上下両端縁を同時に切削加工するこ
とはできないが、その分装置全体が非常にコンパクト且
つ軽量になり、その携帯が非常に楽である。特に、この
第2実施例では、走行及び切削のためのモータが1つの
駆動モータ65で兼用されている。しかも、操作ボック
ス95がその駆動モータ65上に直接取り付けられてい
るので、操作ボックス95を取り付けるための専用のフ
レーム等を設ける必要がない。このため、装置の小型化
及び軽量化をより図ることができる。しかも、この第2
実施例では、駆動モータ65を水平方向に延びるように
設置して、装置の上下高さを極力小さくするようにして
いる。このため、例えば鋼材Wの下端縁を切削加工する
ために、駆動モータ65が鋼材Wの下側になるように装
置をセットしたとき、その駆動モータ65が鋼材Wの下
方の障害物に干渉するおそれが少なくなる。よって、鋼
材Wの切削加工に際して、その鋼材Wをセットするため
の作業台の高さに制約を受けるおそれが少なくなる。
【0070】(第3実施例)次に、この発明の第3実施
例を図16〜図20に基づいて説明する。さて、図16
〜図20に示すように、この第3実施例は、前記第2実
施例の端縁加工装置とほぼ同一構成のものを2つ連結し
て、鋼材Wの上下両端縁を同時に切削加工できるように
したものである。尚、この第3実施例において、前記第
2実施例と同一構成部分は同一番号を付してその説明を
省略する。
【0071】図16及び図17に示すように、この第3
実施例の端縁加工装置は、第1の加工装置としての上側
加工装置101と、第2の加工装置としての下側加工装
置102とを備えている。図16〜図19に示すよう
に、上側加工装置101は前記第2実施例の端縁加工装
置と同様に、機枠61、転動輪64、駆動モータ65、
回転切削刃69、ローラ86,87、ストッパ部材8
9、リミットスイッチ90、近接スイッチ91、エア導
入管92、噴射口93及び操作ボックス95等を備えて
いる。上側加工装置10の機枠61の走行方向前側に
は、支持筒103が上下方向に延びるように一体形成さ
れ、その支持筒103の上面には取付筒104が固定さ
れている。取付筒104には調整部材としての調整ねじ
105が回転及び昇降可能に挿通支持され、その上端に
はハンドル106が結合されている。また、取付筒10
4には調整ねじ105を回り止めするクランプねじ10
7が螺合され、その外端には操作用のレバー108が取
り付けられている。調整ねじ105と取付筒104との
間には付勢部材としての皿ばね109が介装され、取付
筒104に対して調整ねじ105を上方へ付勢してい
る。
【0072】支持筒103にはパイプ状をなす昇降扞1
10が昇降可能に挿通支持され、その昇降扞110の上
端にはナット111を介して前記調整ねじ105が螺着
されている。そして、ハンドル106を操作して調整ね
じ105を回転させて、同調整ねじ105のナット11
1に対する螺入量を変更することにより、上側加工装置
101に対して昇降扞110が昇降される。
【0073】一方、図16〜図18及び図20に示すよ
うに、下側加工装置102は、機枠61、転動輪64、
駆動モータ65及び回転切削刃69等を備えている。下
側加工装置102の機枠61の走行方向両側には、支柱
116,117が上下方向に延びるように固定支持さ
れ、各支柱116,117にローラ86,87が回転可
能に支持されている。そして、走行方向前側の支柱11
6の下端部には連結リンク118を介して前記昇降扞1
10の下端部が連結されている。これにより、上側加工
装置101と下側加工装置102とが、連結リンク11
8を介して昇降扞110の軸線と直交する面内において
互いに揺動可能に連結される。
【0074】図16及び図19に示すように、各支柱1
16,117の上端は、上側加工装置101の機枠61
に透設された規制孔112に遊挿されている。この規制
孔112はその内径が支柱116,117の外径より若
干大きくなるように形成され、規制孔112の範囲内に
おいて、各支柱116,117の移動が許容されるよう
になっている。つまり、規制孔112の内周面に各支柱
116,117が係合することにより、上側加工装置1
01と下側加工装置102との相対揺動範囲が規制され
る。
【0075】上記のように構成された第3実施例の端縁
加工装置を使用する場合には、先ず前記第2実施例とほ
ぼ同様にして、走行方向前側のローラ86と規制位置に
あるストッパ部材89のローラ89aとが鋼材Wの端面
に当接する位置において装置を据え付ける。次に、ハン
ドル106で調整ねじ105を回転して、下側加工装置
102の転動輪64を鋼材Wの下面に当接させ、上下の
転動輪64の間に鋼材Wを把持する。その後、レバー1
08を操作してクランプねじ107を締め付け、この状
態で操作ボックス95上の起動ボタン97を押す。これ
によって、両加工装置101,102の駆動モータ65
が起動して、上下の転動輪64及び回転切削刃69が回
転され、鋼材Wの上下両端縁に対する切削加工が開始さ
れる。
【0076】そして、この第3実施例における作用効果
は、前記第2実施例の切削加工の場合とほぼ同様であ
る。それに加えて、この第3実施例では、上下一対の回
転切削刃69により鋼材Wの上下両端縁を同時に切削で
きるので、加工能率を向上させることができる。
【0077】また、例えば、図17〜図20に示すよう
に、鋼材Wの端面が上下面に対して傾いた状態となって
いるとする。ここで、鋼材Wの上側の端縁をWa、下側
の端縁をWbとする。この場合、この第3実施例では、
上側加工装置101と下側加工装置102とが、連結リ
ンク118を介して互いに揺動可能に連結されている。
しかも、上側及び下側加工装置101,102の各機枠
61の走行に伴って、各回転切削刃69は鋼材Wの端縁
側へ移動しようとする。このため、上側加工装置101
の回転切削刃69は、鋼材Wの上側の端縁Waに確実に
押し付けられてその端縁Waを切削するとともに、下側
加工装置102の回転切削刃69は、鋼材Wの下側の端
縁Wbに確実に押し付けられてその端縁Wbを切削す
る。なお、このとき、各加工装置101,102のロー
ラ86,87もそれぞれ鋼材Wの端面の上側及び下側に
係合される。
【0078】このように、この第3実施例では、鋼材W
の上下面に対する端面の角度が変化しても、各加工装置
101,102の回転切削刃69をその変化に確実に追
随させて、それら切削刃69により鋼材Wの上下の各端
縁の切削を確実に行うことができる。この場合、前記第
1実施例における図8及び図9の別例とは異なり、各機
枠61が鋼材Wの端縁に対して傾くわけではないので、
より確実な切削を行い得る。
【0079】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、次に例示するように、各部の形状並び
に構成を適宜に変更して具体化することも可能である。 (1)前記第2及び第3実施例において、転動輪64及
び回転切削刃69を1つの駆動モータ65で伝達機構6
6,71を介して駆動する場合、その伝達機構として、
ハーモニックドライブ機構を使用すること。
【0080】(2)前記第1〜第3実施例において、機
枠1,61に非回転の切削刃を設け、これで鋼材Wの端
面を研削又は切削すること。 (3)前記第1〜第3実施例において、機枠1,61に
回転切削刃9,32,69を傾斜軸線の周りで回転可能
に設け、これで鋼材Wの端縁を切削すること。
【0081】(4)前記第1〜第3実施例において、ワ
ークとして、鋼材W以外に、例えばアルミ材等の他の金
属材や木材等の端縁の切削に使用すること。 (5)前記第2実施例において、図13に鎖線で示すよ
うに、回転切削刃69の背後に同切削刃69と一体回転
されるフライホイール100を配設すること。このよう
にすれば、回転切削刃69の回転が安定されて、その回
転切削刃69による切削時における同切削刃69の振動
を抑制することができる。その結果、超硬チップ70や
伝達機構71を構成する歯車及びベアリング等の部品の
長寿命化を図ることができる。尚、このフライホイール
100を第1及び第3実施例における回転切削刃の背後
に配設しても、同様な作用効果が得られるのは勿論であ
る。
【0082】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項2〜8の何れかにおいて、回転切削刃より
も僅かに転動輪側でワークの端縁に係合するストッパ部
材を退避位置に移動可能に設けた端縁加工装置。
【0083】これによれば、装置の据付時にストッパ部
材を係合位置に配置することにより、ストッパ部材が回
転切削刃よりも先にワークの端縁に当接されるので、超
硬チップがワークに衝突して損傷することが防止され
る。
【0084】(2)請求項1〜8の何れかにおいて、機
枠を鋼板上で転がして移動させるボールを設けた端縁加
工装置。これによれば、装置の据付作業を少ない力で簡
単に行うことができるとともに、ワーク及び装置を傷つ
けるおそれがない。
【0085】(3)請求項1〜8の何れかにおいて、転
動輪と共にワークを把持する受けローラを設けた端縁加
工装置。第3実施例においては、下側加工装置の転動輪
が受けローラとなる。これによれば、装置をガタツクこ
となく安定して走行させることができるとともに、ワー
クの面がある程度湾曲しているような場合でも、装置を
そのワークWの湾曲面に確実に追従させて走行させて、
切削刃による切削を常に確実なものとすることができ
る。
【0086】(4)請求項2〜8の何れかにおいて、回
転切削刃をワーク側へ付勢する付勢部材を設けた端縁加
工装置。これによれば、ワークの表面又は裏面に多少の
凹凸があっても、その凹凸による振動や衝撃が付勢部材
により吸収されて、回転切削刃に伝達されることはな
い。
【0087】(5)請求項4において、一対の回転切削
刃の間隔を表示する目盛板を設けた端縁加工装置。これ
によれば、目盛板を対照して、両回転切削刃の間隔をワ
ークの板厚に応じて容易に調整することができる。
【0088】(6)請求項2〜8の何れかにおいて、回
転切削刃を覆うカバーを設けた端縁加工装置。これによ
れば、カバーにより切粉の飛散が防止されて、切粉がワ
ーク上に堆積しにくくなり、走行時の振動等を抑制する
ことができる。
【0089】(7)請求項1〜8の何れかにおいて、機
枠にはワーク上における転動輪の走行方向前方にエアを
噴射する噴射口を設けた端縁加工装置。これによれば、
ワーク上における転動輪の転動面に存在する切粉等が確
実に除去され、装置の走行がより安定する。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、ワークの端縁の切削加工を手作業で行うという
必要がなく、その切削加工を自動的に非常に簡単に行う
ことができる。
【0091】請求項2の発明によれば、切削抵抗を軽減
することができ、切削刃の寿命を向上することができる
とともに、均一で綺麗な仕上面を得ることができる。請
求項3の発明によれば、装置の小型化及び軽量化を図る
ことができる。
【0092】請求項4の発明によれば、ワークの両端縁
を同時に切削加工することができ、加工能率を向上させ
ることができる。また、ワークの板厚に応じて回転切削
刃の間隔を容易に調整することができ、各種板厚のワー
クに幅広く対応できる。
【0093】請求項5の発明によれば、回転切削刃がワ
ークの端縁から浮き上がって切削不可能な状態となると
いうおそれがないとともに、装置がワークから脱落する
こともない。また、ワークの端縁がある程度曲がってい
るような場合でも、回転切削刃をその曲がりに確実に沿
わせて、常に確実な切削を行うことができる。
【0094】請求項6の発明によれば、回転切削刃がワ
ークの端縁に押し付けられるような場合でも、その回転
切削刃により必要以上に切削が行われてしまうというお
それはなく、常に所定の切込み深さで精度良く切削を行
うことができる。また、ワークの端縁がある程度曲がっ
ているような場合でも、回転切削刃を常に一定の押し付
け力でワークに押し付けて、均一で綺麗な切削面を得る
ことができる。さらに、回転切削刃による切削部を中心
とした機枠の揺れも防止することができる。
【0095】請求項7の発明によれば、ワークの表裏両
面に対する端面の角度が変化しても、各加工装置の回転
切削刃をその変化に確実に追随させて、それら切削刃に
よりワークの両端縁の切削を確実に行うことができる。
【0096】請求項8の発明によれば、装置の走行を自
動的に停止させることができて、加工の進行状況を常に
監視するという必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した第1実施例を示す端縁加
工装置の正面図である。
【図2】同装置の側面図である。
【図3】同装置の底面図である。
【図4】図1のA−A線における断面図である。
【図5】転動輪及び回転切削刃を中心に示す部分拡大側
面図である。
【図6】回転切削刃を示す部分拡大正面図である。
【図7】調整ねじを中心に示す図1の部分拡大断面図で
ある。
【図8】第1実施例における別例であり、鋼材の上下の
各端縁に対する各回転切削刃の係合状態を示す部分拡大
側面図である。
【図9】同じく第1実施例における別例を示す底面図で
ある。
【図10】本発明の第2実施例を示す端縁加工装置の正
面図である。
【図11】同装置の側面図である。
【図12】同装置の底面図である。
【図13】調整ねじを中心に示す図10の部分拡大断面
図である。
【図14】図10のB−B線における部分拡大断面図で
ある。
【図15】伝達機構を中心に示す図11の部分拡大断面
図である。
【図16】本発明の第3実施例を示す端縁加工装置の正
面図である。
【図17】同装置の側面図である。
【図18】上側加工装置と下側加工装置との連結部分を
中心に示す図16の部分拡大断面図である。
【図19】図16のC−C線における拡大断面図であ
る。
【図20】図16のD−D線における拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1,61…機枠、4,64…転動輪、5…走行用モー
タ、9…上側回転切削刃、11…切削用モータ、22,
76,105…調整部材としての調整ねじ、23,7
8,109…皿ばね、32…下側回転切削刃、35…目
盛板、36…カバー、39,40,86,87…規制部
材としてのローラ、45,89…ストッパ部材、46…
ボール、47,82…受けローラ、48,90…センサ
としてのリミットスイッチ、56…ストッパブロック、
65…駆動モータ、69…回転切削刃、83…固定カバ
ー、84…開閉カバー、101…第1の加工装置として
の上側加工装置、102…第2の加工装置としての下側
加工装置、118…連結リンク、W…ワークとしての鋼
材、P…走行方向。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠と、その機枠をワークの上面に走行
    可能に支持する転動輪と、その転動輪を回転駆動するモ
    ータと、機枠の走行に伴ってワークの端縁を切削する切
    削刃とからなる端縁加工装置。
  2. 【請求項2】 前記切削刃は回転切削刃であり、その回
    転切削刃を回転駆動するモータを設けた請求項1に記載
    の端縁加工装置。
  3. 【請求項3】 転動輪を回転駆動するモータと回転切削
    刃を回転駆動するモータとを1つのモータで共用した請
    求項2に記載の端縁加工装置。
  4. 【請求項4】 回転切削刃をワークの板厚方向に一対配
    設し、両回転切削刃の間隔を調整する調整部材を設けた
    請求項2又は3に記載の端縁加工装置。
  5. 【請求項5】 転動輪をその回転軸線が機枠の走行方向
    と直交する線に対して鋭角の斜状をなすように設け、機
    枠の走行に伴って回転切削刃に対し同切削刃がワークの
    端縁側へ移動しようとする力を作用させる請求項2〜4
    のいずれかに記載の端縁加工装置。
  6. 【請求項6】 回転切削刃を挟む複数位置で、ワークの
    端面に係合して回転切削刃の切込み深さを規制する規制
    部材を機枠に設けた請求項2〜5のいずれかに記載の端
    縁加工装置。
  7. 【請求項7】 機枠と、転動輪と、回転切削刃とをそれ
    ぞれ備えた第1及び第2の加工装置を設け、両加工装置
    を連結リンクを介して互いに揺動可能に連結した請求項
    4〜6のいずれかに記載の端縁加工装置。
  8. 【請求項8】 ワーク上に設置されるストッパブロック
    を機枠とは別体で設け、機枠にはそのストッパブロック
    を検出して走行停止信号を発生するセンサを設けた請求
    項1〜7のいずれかに記載の端縁加工装置。
JP13614794A 1994-03-10 1994-06-17 端縁加工装置 Pending JPH07299627A (ja)

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JP13614794A JPH07299627A (ja) 1994-03-10 1994-06-17 端縁加工装置

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JP4011294 1994-03-10
JP6-40112 1994-03-10
JP13614794A JPH07299627A (ja) 1994-03-10 1994-06-17 端縁加工装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009069206A1 (ja) * 2007-11-28 2009-06-04 Nitto Kohki Co., Ltd. 携帯式面取り機
JP2013000802A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Miyagawa Kogyo Kk 手持ち面取り機

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