JPH08323523A - 可搬式フライス加工機 - Google Patents

可搬式フライス加工機

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Publication number
JPH08323523A
JPH08323523A JP17326295A JP17326295A JPH08323523A JP H08323523 A JPH08323523 A JP H08323523A JP 17326295 A JP17326295 A JP 17326295A JP 17326295 A JP17326295 A JP 17326295A JP H08323523 A JPH08323523 A JP H08323523A
Authority
JP
Japan
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spindle
base frame
milling machine
holder
spindle holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP17326295A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Murano
忠雄 村野
Yasuhiro Aoki
康弘 青木
Ikuya Fukuda
郁也 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08323523A publication Critical patent/JPH08323523A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り込み深さ調整の簡便な可搬性フライス加
工機の提供。 【解決手段】 ベースフレーム6と、車輪13、14
と、ジャッキボルト8と、スピンドルホルダー21と、
スピンドルホルダー横送り駆動機構29と、上下動可能
なスピンドルハウジング27と、スピンドル回転駆動機
構28と、スクリューナット方式の切り込み深さ調整機
構30と、からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可搬式(搬送可能
式)フライス加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁(河川の橋、高速道路、高架鉄道等
の橋梁)の現地施工時には、予め工場で鋼床板等に溶接
付けしておいた架設用吊金具は、架設後ガス切断され、
このガス切断部位は作業員により手作業でグラインダー
仕上げされている。しかし、従来の吊金具除去には、次
の問題がある。 イ.架設現場にて手作業によるグラインダー仕上げのた
め、多大の人力と時間を要する。 ロ.グラインダー仕上げのため、仕上げ面にうねりが残
り、精度が悪い。 ハ.切粉が粉塵となり、作業環境が悪い。 ニ.粉塵がいたるところに飛散し、清掃が完全にはでき
ず、残った切粉が錆の発生源となる。 ホ.錆除去に無駄の労力を費やしている。 上記問題を軽減するために、本出願人より、次の可搬式
フライス加工装置が提案された(特願平6−57827
号、平成6年3月28日出願)。架台と、前記架台にと
りつけられたフライス加工機と、前記架台にとりつけら
れて前記架台を上下させるジャッキと、前記架台または
前記ジャッキにとりつけられたときに前記架台を水平方
向に移動可能とする移動手段と、前記ジャッキで前記架
台がさげらたときに前記架台をワークに固定する固定手
段と、を有する可搬式フライス加工装置。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記可搬式フ
ライス加工装置にも、なお、次の改良すべき点が残され
ていた。 切り込み深さの調整が難しい。 架台、架台を上下させるジャッキ(油圧シリンダの
ジャッキ)、フライス加工機が重量が大(約700k
g)で現場での装置の移動が困難になる。 切粉の飛散抑制が十分でない。
【0004】本発明の目的は、切り込み深さを簡便に調
整できる可搬式フライス加工機を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、上記切り込み深さの簡便な
調整が可能なことに加えて、重量低減をはかれる可搬式
フライス加工機を提供することにある。本発明のさらに
もう一つの目的は、上記切り込み深さの簡便な調整が可
能なことに加えて、切粉の飛散を十分に抑制できる可搬
式フライス加工機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
する本発明の可搬式フライス加工機はつぎの通りであ
る。 (1) ベースフレームと、前記ベースフレームに設け
られた、前記ベースフレームを水平に移動させる車輪
と、前記ベースフレームに設けられた、前記ベースフレ
ームを上下に位置調整するジャッキボルトと、前記ベー
スフレームに横方向に可動に支持されたスピンドルホル
ダーと、前記ベースフレームに付設された、前記スピン
ドルホルダーを横送り駆動するスピンドルホルダー横送
り駆動機構と、前記スピンドルホルダーに上下動可能に
支持されたスピンドルハウジングと、前記スピンドルハ
ウジングに回転可能に支持されたスピンドルおよび該ス
ピンドルの下端に装着されたカッターおよび前記スピン
ドルに連結されたスピンドル回転駆動機構と、前記スピ
ンドルホルダーに回転可能にかつ軸方向に拘束されて支
持されたネジ軸、および前記スピンドルハウジングに固
定されたナットを有する切り込み深さ調整機構と、から
なる可搬式フライス加工機。 (2) 前記切り込み深さ調整機構はさらに、前記ネジ
軸と一体的に回転する回転ハンドルと、前記ネジ軸と一
体的に回転し外周に複数のノッチを有するノッチ付回転
盤と、前記ノッチ付回転盤と前記スピンドルホルダーの
両方に対して回転可能な回転盤と、前記回転盤に取り付
けられ前記ノッチ付回転盤に向って付勢されたロックピ
ンと、前記回転盤の前記スピンドルホルダーに対する回
転をロックしロック解除するロックハンドルと、を有し
ている(1)記載の可搬式フライス加工機。 (3) 前記ベースフレームが角パイプからなり、前記
スピンドルホルダーおよび前記スピンドルハウジングが
アルミからなる(1)記載の可搬式フライス加工機。 (4) 前記ベースフレームの下端部に切粉飛散防止用
可撓性シートをさらに有する(1)記載の可搬式フライ
ス加工機。 (5) 前記スピンドルハウジングの下端部に切粉飛散
防止用可撓性シートをさらに有する(1)記載の可搬式
フライス加工機。
【0006】上記(1)の可搬式フライス加工機では、
車輪、ジャッキボルトを設けたので、フライス加工機に
可搬性をもたせることができる。また、スピンドルホル
ダーにネジ軸を、スピンドルハウジングにナットを設け
たので、ネジ軸を回転させることによりスピンドルハウ
ジングおよびカッターを上下でき、切り込み深さを簡便
に調整できる。上記(2)の可搬式フライス加工機で
は、回転ハンドル、ノッチ付回転盤、回転盤、ロックピ
ン、ロックハンドルを設けたので、ロックハンドルによ
る回転盤のロックを解除して回転ハンドルをまわし、カ
ッターを下降させてワークの要加工部に接触させ、ロッ
クハンドルにより回転盤をロックし、ついでカッターを
ワークの要加工部から横方向に離し、回転ハンドルをま
わしてノッチ付回転盤を切り込み深さに対応するノッチ
数分回転させて切り込み深さ分だけ下降させ、ついでカ
ッターをワークの要加工部方向に移動させて要加工部を
加工する。ノッチ毎にロックピンがノッチにはまり込む
ため、容易に切り込み深さを設定できる。上記(3)の
可搬式フライス加工機では、ベースフレームが角パイプ
(中空角材)のため中実材に比べて重量低減し、またス
ピンドルホルダー、スピンドルハウジングがアルミのた
め、鋳鉄製に比べて軽量化される。このため、可搬性が
向上する。上記(4)の可搬式フライス加工機では、ベ
ースフレームの下端部にシートを取り付けたため、切粉
の飛散が十分に抑制される。上記(5)の可搬式フライ
ス加工機では、スピンドルハウジングの下端部にシート
を取り付けたため、切粉の飛散が十分に抑制される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明実施例の可搬
式フライス加工機を示している。本発明実施例の可搬式
フライス加工機は、ベースフレーム6と、車輪13、1
4と、ジャッキボルト8と、スピンドルホルダー21
と、スピンドルホルダー横送り駆動機構29と、スピン
ドルハウジング27と、スピンドル3と、スピンドル回
転駆動機構28と、切り込み深さ調整機構30と、を有
する。固定手段7は可搬式加工機とは別体とされる。
【0008】ベースフレーム6は、軽量角パイプ、軽量
丸パイプ、アルミ押出材、樹脂材、等の何れかを使用し
て作製されており、重量軽減がはかられている。車輪1
3、14はベースフレーム6に取り付けられ、ベースフ
レーム6を水平に移動させる。13はストッパー付きの
回転自在車輪(キャスター)であり、14はキャスター
型でない車輪である。前後の一方をキャスター型車輪と
してあるため、方向変換が容易である。ジャッキボルト
8は手動型であり、油圧ジャッキとしないことによって
軽量化がはかられている。ジャッキボルト8はベースフ
レーム6の四隅に設けられており、それを調整すること
によってベースフレーム6の水平度を出すことができ
る。固定手段7はベースフレーム6とは別体でベースフ
レーム6に切り離し可能に係合される。固定手段7は、
たとえば電磁マグネットまたは永久磁石からなる。可搬
式加工機をワークに位置決めした後、ベースフレーム6
に係合され、ベースフレーム6をワークに固定する。
【0009】スピンドルホルダー21はベースフレーム
6に横方向に(水平方向に)可動に支持されている。ベ
ースフレーム6にはスピンドルホルダー横送りガイド9
が固定されており、スピンドルホルダー21はスピンド
ルホルダー横送りガイド9に沿って移動する。スピンド
ルホルダー横送り駆動機構29は、ベースフレーム6に
付設されており、スピンドルホルダー21を横方向に駆
動する。スピンドルホルダー横送り駆動機構29は、ベ
ースフレーム6に回転可能に支持されスピンドルホルダ
ー21に固定したナット25に螺合する水平方向に延び
るスピンドルホルダー横送りネジ軸24と、該軸24を
ベルト11を介して回転してスピンドルホルダー21を
横送りするスピンドルホルダー横送りモーター10とか
らなる。このモーター10の正転、逆転、回転スピー
ド、停止位置は、ベースフレーム6上に搭載された制御
操作盤2によって制御される。スピンドルホルダー21
は、軽量化のためにアルミ鋳物または樹脂から作製され
ている。
【0010】スピンドルハウジング27は、スピンドル
ハウジング上下方向ガイド5を介して、スピンドルホル
ダー21に上下動可能に支持されている。スピンドルハ
ウジング27は、軽量化のためにアルミ鋳物または樹脂
から作製されている。スピンドルハウジング27には、
上下方向に延びるスピンドル3が回転自在に支持されて
おり、その下端にはフライスカッター23が着脱可能
(したがって、交換可能)に装着されている。フライス
カッター23はスピンドル3と一体的に回転する。スピ
ンドルハウジング27にはスピンドル回転駆動機構28
が付設されており、該機構28は、スピンドルハウジン
グ27に支持されたカッター回転用モーター12と、モ
ーター軸に連結されたVプーリーと、スピンドル3の上
端に連結されたVプーリーと、両プーリー間にかけ渡さ
れたVベルト4、からなり、モーター回転駆動力をスピ
ンドル3に伝達し、カッター23を回転するようになっ
ている。スピンドル3、カッター23、カッター回転用
モーター12はスピンドルハウジング27と一体的に上
下する。
【0011】スピンドルハウジング27、スピンドル
3、カッター23、カッター回転用モーター12の、ス
ピンドルホルダー21に対する上下動は、切り込み深さ
調整機構30によって行われる。切り込み深さ調整機構
30は、スピンドルホルダー21に回転可能にかつ軸方
向移動は拘束されて支持されたネジ軸20と、スピンド
ルハウジング27に固定されたナット22とからなり、
ネジ軸20とナット22は螺合しており、ネジ軸20を
その軸芯まわりに回転することにより、ナット22およ
びスピンドルハウジング27はスピンドルホルダー21
に対して上下動するようになっている。
【0012】切り込み深さ調整機構30は、さらに、図
1、図4に示すように、ネジ軸20と一体的に回転する
回転ハンドル16と、ネジ軸20と一体的に回転し外周
に複数のノッチ31を有するノッチ付回転盤18と、ノ
ッチ付回転盤18とスピンドルホルダー21の両方に対
して回転可能な回転盤19と、スピンドルホルダー21
に回転可能に取り付けられた偏芯カム32と、偏芯カム
32と一体的に回転するロックハンドル15と、回転盤
19に取り付けられたピンホルダー33と、ピンホルダ
ー33からノッチ付回転盤18の外周面に向ってバネ3
4で付勢されたロックピン17と、を有している。ロッ
クピン17は先端にボールを有する。ネジ軸20のネジ
山ピッチをたとえば5mmとすると、ノッチ31を円周
上に5個設ければ、1ノッチ当り1mmづつカッター2
3を上下方向に送ることができる。ロックピン17とノ
ッチ付回転盤18のノッチ31との係合により、カッタ
ー23の1mm送りごと(回転ハンドル16の回転角度
では72度ごと)に、回転ハンドル16の回転に手応え
を感じ、たとえば2mmの切り込み深さとしたい場合
は、2回手応えを感じる位置で回転を止めればよいこと
になる。
【0013】べースフレーム6の下端部、たとえば下端
面には、カッター23のまわりに可撓性シート26が着
脱可能に取り付けられている。このシート26は、ベー
スフレーム6の下端面とワーク面までの間を塞ぎ、切粉
飛散防止の機能を果たしている。なお、1は取手であ
る。可撓性シート26は樹脂シート、ゴムシート、布製
シート等の何れかからなり、可撓性シート26にはめく
りを容易にするための切込みを設けておいてもよい。ま
た、図5に示すように、スピンドルハウジング27の下
端には、カッター23のまわりに可撓性シート39が設
けられている。可撓性シート39は樹脂シート(とくに
透明なものが望ましい)、ゴムシート、布製シートの何
れかからなり、可撓性シート39にはめくりを容易にす
るための切込み40が設けられている。めくり容易とし
ておくのは切粉のとり出しやカッター交換を容易にする
ためである。また、可撓性シート39のスピンドルハウ
ジング27への取り付けは着脱可能取り付けとしてあ
り、この着脱可能構造は、マジックテープ41、フッ
ク、ワイヤーバンド等の何れかからなる。切粉の収集は
電動式掃除機や、ベースフレーム上にバキューム装置を
付設する等して、行う。
【0014】つぎに、動作を説明する。本可搬式フライ
ス加工機を、所定の位置まで移動する。位置が決まる
と、回転自在車輪13をロックして、ジャッキボルト8
を調整して、ワークとの平行を出す。平行出しが終了す
ると、マグネット7をベースフレーム6に係合し、ベー
スフレーム6をワークにロックする。ついで、AC20
0V(またはAC100V、200V共用)コネクター
をAC200V(またはAV100V)電源に接続し
て、あるいはバッテリーからの電源に接続して、制御、
操作盤内部のメインブレーカーをオンにする。ついで、
スピンドルホルダー横送りモーター10を駆動させ、カ
ッター23がワークの吊具ガス切断部の最も高い位置の
真上に来るように、スピンドルホルダー21を移動させ
る。つぎに、ロックハンドル15による回転盤のロック
を解除して、回転ハンドル16を回転させ、カッター2
3がワークの吊具ガス切断部の最も高い所に当たるまで
下降させる。この位置でロックハンドル15を回し、偏
芯カム32を回転盤19の外周面に押しつけて、回転盤
19をロックさせる。この間、カッター23は回転状態
にしておく。つぎに、スピンドルホルダー横送りモータ
ー10を駆動させ、スピンドル3に取り付けられたカッ
ター23をワークの最高所から水平方向に離す。
【0015】つぎに、回転ハンドル16を所定のノッチ
数だけ回転させる。本機の場合1ノッチにつきカッター
が1mm上下動するようにしてあるため、2mmの切り
込み深さとしたい場合は2ノッチ分回す。1ノッチ毎に
ロックピン17がノッチ付回転盤18のノッチ31には
わり込むため、手応え感があり、容易に正確に切り込み
深さを設定、調整できる。つぎに、スピンドルホルダー
横送りモーター10を駆動し、スピンドルホルダー21
をワークの吊具ガス切断部に向って前進させ、カッター
23により切削を開始する。前進端にスピンドルホルダ
ー21が到達した時、リミットスイッチで信号を検出し
て、自動的にスピンドルホルダー21は後退端(原位
置)に戻る。この場合、カッター回転モーター12の電
流値を監視して、切削時と非切削時の電流値の差を検出
することにより、切削範囲を自動検出し、前進端(切削
領域を出て非切削領域になった位置)から原位置に自動
復帰するようにしてもよい。カッター23の交換を行う
場合、ロックハンドル15による回転盤のロックを解除
して、回転ハンドル16を回転させると、カッター23
を、床面上、たとえば150mm位置に、上昇させるこ
とができ、容易にカッター交換を行うことができる。
【0016】つぎに、作用を説明する。本機では、車輪
13、14を設けたので任意の位置に移動でき、可搬性
がある。また、本機では、ベースフレーム6を角パイプ
(中空角材)、中空丸パイプ、または樹脂材から形成す
るとともに、スピンドルホルダー21、スピンドルハウ
ジング27をアルミ鋳物または樹脂材としたので、重量
が従来提案のものに比べてほぼ半減しまたはそれ以下と
なり、搬送が容易になり、可搬性が向上する。また、マ
グネット7はベースフレーム6から切り離し可能構造と
したので、マグネット7ごと本機を移動させないで済
み、本機側の重量軽減がはかれる。さらに、ジャッキ8
をボルト方式とし、油圧シリンダーを用いないようにし
たので、本機の重量が低減される。また、横送り機構
は、モーター10とし、油圧シリンダーを用いないた
め、本機の重量が軽減される。
【0017】切り込み深さ調整は、回転ハンドル16を
まわしてカッター23をワークの被切削部の最も高い所
に当て、その時のワークの一般部の上面とカッター23
との隙間の高さを測定(目視またはものさし等で容易に
測定可)することにより切り込み深さを決定し、カッタ
ー23を被切削部から水平方向に離し、ついで回転ハン
ドル16をまわして設定切り込み深さに対応する角度だ
けノッチ付回転盤18を回せばよいので(しかも、ノッ
チごとに手応えがあるので何ノッチまわしたかは容易に
わかる)、その切り込み深さ調整は容易である。また、
カッター23による切削時に生じる切粉は、シート39
に当り、たとえシート39を通過してもシート26に当
たってそれにより外側に飛散しないので、切粉飛散によ
る作業環境の悪化を防止できる。また、シート39、2
6を透明とすることにより切粉のたまり具合を目視で
き、かつシート39、26に切込みを形成しておくこと
により容易にめくれて切粉を取り出すことができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の可搬式フライス加工機に
よれば、スピンドルホルダーにネジ軸を、スピンドルハ
ウジングにナットを設けたので、ネジ軸を回転させてス
ピンドルハウジング、カッターを上下でき、切り込み深
さを簡便に調整できる。請求項2記載の可搬式フライス
加工機によれば、回転盤、ロックハンドル、ロックピ
ン、ノッチ付回転盤、回転ハンドルを設けたので、切り
込み深さの設定、その設定値への切り込み深さの調整を
容易に行うことができる。請求項3記載の可搬式フライ
ス加工機によれば、ベースフレームを角パイプ、丸パイ
プ、樹脂材の何れかから、スピンドルホルダー、スピン
ドルハウジングをアルミ鋳物、樹脂材の何れかから構成
したので、フライス加工機を軽量化でき、可搬性を向上
させることができる。請求項4記載の可搬式フライス加
工機によれば、ベースフレームの下端部に可撓性シート
を設けたので、切粉飛散を抑制できる。請求項5記載の
可搬式フライス加工機によれば、スピンドルハウジング
の下端部に切粉飛散防止用可撓性シートを設けたので、
切粉飛散を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る可搬式フライス加工機
の、図2のA−A線に沿って一部を断面にして示した、
正面図である。
【図2】図1の可搬式フライス加工機の平面図である。
【図3】図1の可搬式フライス加工機の側面図である。
【図4】図1の可搬式フライス加工機の切り込み深さ調
整機構の部分の拡大平面図である。
【図5】図1の可搬式フライス加工機のうちスピンドル
ハウジング下端部分の拡大側面図である。
【符号の説明】
3 スピンドル 6 ベースフレーム 8 ジャッキボルト 10 スピンドルホルダー横送りモーター 12 カッター回転用モーター 13、14 車輪 15 ロックハンドル 16 回転ハンドル 17 ロックピン 18 ノッチ付回転盤 19 回転盤 20 ネジ軸 21 スピンドルホルダー 22 ナット 23 カッター 24 スピンドルホルダー横送りネジ軸 25 スピンドルホルダー横送り用ガイド 26 可撓性シート 27 スピンドルハウジング 28 スピンドル回転駆動機構 29 スピンドルホルダー横送り駆動機構 30 切り込み深さ調整機構 31 ノッチ 32 偏芯カム 39 可撓性シート 40 切込み 41 マジックテープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフレームと、 前記ベースフレームに設けられた、前記ベースフレーム
    を水平に移動させる車輪と、 前記ベースフレームに設けられた、前記ベースフレーム
    を上下に位置調整するジャッキボルトと、 前記ベースフレームに横方向に可動に支持されたスピン
    ドルホルダーと、 前記ベースフレームに付設された、前記スピンドルホル
    ダーを横送り駆動するスピンドルホルダー横送り駆動機
    構と、 前記スピンドルホルダーに上下動可能に支持されたスピ
    ンドルハウジングと、 前記スピンドルハウジングに回転可能に支持されたスピ
    ンドルおよび該スピンドルの下端に装着されたカッター
    および前記スピンドルに連結されたスピンドル回転駆動
    機構と、 前記スピンドルホルダーに回転可能にかつ軸方向に拘束
    されて支持されたネジ軸、および前記スピンドルハウジ
    ングに固定されたナットを有する切り込み深さ調整機構
    と、からなる可搬式フライス加工機。
  2. 【請求項2】 前記切り込み深さ調整機構はさらに、 前記ネジ軸と一体的に回転する回転ハンドルと、 前記ネジ軸と一体的に回転し外周に複数のノッチを有す
    るノッチ付回転盤と、 前記ノッチ付回転盤と前記スピンドルホルダーの両方に
    対して回転可能な回転盤と、 前記回転盤に取り付けられ前記ノッチ付回転盤に向って
    付勢されたロックピンと、 前記回転盤の前記スピンドルホルダーに対する回転をロ
    ックしロック解除するロックハンドルと、を有している
    請求項1記載の可搬式フライス加工機。
  3. 【請求項3】 前記ベースフレームが角パイプからな
    り、前記スピンドルホルダーおよび前記スピンドルハウ
    ジングがアルミからなる請求項1記載の可搬式フライス
    加工機。
  4. 【請求項4】 前記ベースフレームの下端部に切粉飛散
    防止用可撓性シートをさらに有する請求項1記載の可搬
    式フライス加工機。
  5. 【請求項5】 前記スピンドルハウジングの下端部に切
    粉飛散防止用可撓性シートをさらに有する請求項1記載
    の可搬式フライス加工機。
JP17326295A 1995-03-28 1995-07-10 可搬式フライス加工機 Pending JPH08323523A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17326295A JPH08323523A (ja) 1995-03-28 1995-07-10 可搬式フライス加工機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-70190 1995-03-28
JP7019095 1995-03-28
JP17326295A JPH08323523A (ja) 1995-03-28 1995-07-10 可搬式フライス加工機

Publications (1)

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JPH08323523A true JPH08323523A (ja) 1996-12-10

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JP17326295A Pending JPH08323523A (ja) 1995-03-28 1995-07-10 可搬式フライス加工機

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JP (1) JPH08323523A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103223517A (zh) * 2013-05-07 2013-07-31 无锡华联科技集团有限公司 钢板双边上下坡口铣边机主机
JP2015182162A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 株式会社三井ハイテック プレス機のスライド下面の加工方法及びその装置
CN107876851A (zh) * 2018-01-02 2018-04-06 山东伊莱特重工股份有限公司 一种法兰组对标记装置

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