JPH07299206A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH07299206A
JPH07299206A JP7012982A JP1298295A JPH07299206A JP H07299206 A JPH07299206 A JP H07299206A JP 7012982 A JP7012982 A JP 7012982A JP 1298295 A JP1298295 A JP 1298295A JP H07299206 A JPH07299206 A JP H07299206A
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詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打玉が特定入賞領域に多く入賞して頻繁に権
利発生状態となるようにしたいという遊技サービスの観
点からの要請と、多くの打玉の特定入賞領域への入賞に
対し付与される景品玉等が多くなり過ぎては困るという
遊技場経営の観点からの要請との、二律背反する両要請
をともに満足すること。 【構成】 特定入賞孔14へ打玉が入賞して可変表示器
20が可変表示して停止し、予め定められた表示結果に
なれば権利発生状態となり、権利発生状態となっている
期間中に打玉が始動入賞孔16に入賞すれば可変入賞球
装置12が開成され、打玉が特定入賞孔14へ入賞した
場合には可変入賞球装置への入賞に応じて少ない数の景
品玉を払出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機等で代
表される弾球遊技機に関し、詳しくは、打玉を遊技領域
に打込んで遊技が可能な弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば図11に示すも
のがあった。図11は、従来の弾球遊技機の一例のパチ
ンコ遊技機の遊技盤主要部の構成を示す正面図である。
【0003】図11を参照して、従来のパチンコ遊技機
の遊技動作について説明をする。遊技盤に打込まれたパ
チンコ玉のうちいくつかのものは、矢印A,B,C,
D,E,Fで示すように落下する。このうち、矢印E,
Fで示すように落下したパチンコ玉は、特定入賞口1へ
入賞する。特定入賞口1へ入賞したパチンコ玉は、入賞
玉振分装置2で振分けられ、そのうちのいくつかは権利
発生入賞孔3へ落下され、権利発生入賞玉検出スイッチ
4で検出される。この権利発生入賞玉検出スイッチ4の
信号に基づいて、パチンコ遊技機は権利発生状態とな
り、可変入賞球装置5は動作可能化状態にされる。
【0004】入賞玉振分装置2で振分けられたパチンコ
玉のうち、権利発生入賞孔3へ入賞しないパチンコ玉
は、通常入賞孔8へ入賞する。
【0005】権利発生入賞孔3および通常入賞孔8へパ
チンコ玉が入賞すると、図示しない景品玉払出装置が駆
動され、入賞玉1個につきたとえば13個の景品玉が払
出される。
【0006】権利発生状態において、始動入賞口6aま
たは6bへパチンコ玉が入賞すると、入賞玉は始動入賞
玉検出スイッチ7aまたは7bで検出される。そして、
この検出信号に応答して、可変入賞球装置5の開閉板9
が所定期間開成される。ここに、所定期間とは、開閉板
9が開成した場合に現われる開口部へパチンコ玉が10
個入賞するまでまたは10秒間のうちいずれか早く終了
するまでの期間である。
【0007】権利発生状態においては、始動入賞口6a
または6bへパチンコ玉が入賞することにより、可変入
賞球装置5の開閉板9は繰返して所定期間開成される。
【0008】権利発生状態の消滅は、通常、パチンコ玉
が上記特定入賞口1へ入賞し、入賞玉振分装置2で振分
けられ、権利発生入賞孔3へ入賞することにより起こ
る。つまり、権利発生時と同じ権利発生入賞孔3へパチ
ンコ玉が入賞することにより権利が消滅する。このよう
に、権利の発生と消滅とは、等しい条件で生じるように
されている。なお、特別の場合として、始動入賞口6
a,6bへのパチンコ玉の入賞個数が8個になった場合
も権利が消滅するようにされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなタイプのパ
チンコ遊技機においては、権利発生状態になりやすい遊
技機であるか否かということが、遊技者に与える魅力お
よび興趣に大きく関係する。というのは、権利発生状態
では、始動入賞孔6a,6bへパチンコ玉が入ると、開
閉板9が開き、パチンコ玉が非常に入賞しやすくなると
いう極めて大きな遊技価値を得ることができる反面、権
利未発生の状態では、始動入賞孔6a,6bは単なる入
賞孔としてしか作用せず、遊技の魅力に乏しいからであ
る。
【0010】したがって、パチンコホール側としては、
権利の発生しやすいパチンコ遊技機である方が好まし
く、また、そのようなパチンコ遊技機は、遊技者にとっ
ても魅力のあるパチンコ遊技機である。
【0011】そこで、権利発生入賞孔3または通常入賞
孔8へパチンコ玉を誘導する特定入賞口1へのパチンコ
玉の入賞が容易になるようにしたパチンコ遊技機が考え
られる。しかしながら、単に特定入賞口1へのパチンコ
玉の入賞を容易にしただけであれば、特定入賞口1へ入
り、権利発生入賞孔3または通常入賞孔8へパチンコ玉
が導かれる度ごとに、たとえば13個のパチンコ玉が景
品玉として払出されてしまい、権利発生状態にすること
により遊技者に大きな遊技価値を与える以前に、特定入
賞口1へのパチンコ玉の入賞割合が高いことに起因する
出玉率の向上によって、パチンコホールにとっては好ま
しくない、実際の営業事情に適さないパチンコ遊技機に
なってしまうという欠点がある。
【0012】すなわち、従来においては、打玉が特定入
賞口1から構成される特定入賞領域に多く入賞して頻繁
に権利発生状態となるようにしたいという遊技サービス
の観点からの要請と、多くの打玉が特定入賞領域に入賞
した場合にはその入賞に伴う景品玉等の有価価値の付与
が多くなり過ぎて遊技場の経営が悪化するためにあまり
多くの打玉が特定入賞領域に入賞してもらっては困ると
いう遊技場経営の観点からの要請とが、二律背反する状
態となり、両要請をともに満足できる弾球遊技機は従来
存在しなかった。
【0013】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、前述した遊技サービスの観点か
らの要請と遊技場経営の観点からの要請との両要請をと
もに満足できる弾球遊技機を提供することである。
【0014】なお、従来の類似技術として、特開昭56
−45681号公報、特開昭56−80279号公報等
があり、入賞孔に応じて景品玉の払出数を変えたパチン
コ遊技機が、本願出願人によって既に提案されている。
【0015】本願発明は、上記既提案のパチンコ遊技機
とは、その目的を始めとして構成および効果を異にする
発明である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、打玉を遊技領
域に打込んで遊技が可能な弾球遊技機であって、表示状
態が変化可能な可変表示装置と、打玉の入賞により前記
可変表示装置の表示結果を導出するように定められた特
定入賞領域と、遊技者にとって有利となる第1の状態と
遊技者にとって不利となる第2の状態とに変化可能な可
変入賞球装置と、前記可変表示装置の表示結果が予め定
められた特定の表示態様となったことを必要条件として
前記可変入賞球装置を第1の状態にするための前提条件
である権利が発生し、該権利の発生期間中に予め定めら
れた条件が成立した場合に、前記可変入賞球装置を第1
の状態に駆動制御する駆動制御手段と、前記特定入賞領
域への打玉の入賞に応じて、前記可変入賞球装置への打
玉の入賞の場合に比べて相対的に少ない有価価値を遊技
者に付与することが可能な価値付与手段とを含むことを
特徴とする。
【0017】
【作用】本発明によれば、表示状態が変化可能な可変表
示装置が設けられており、打玉が特定入賞領域に入賞す
ることによりその可変表示装置の表示結果が導出表示さ
れる。そして、その表示結果が予め定められた特定の表
示態様となったことを必要条件として可変入賞球装置を
遊技者にとって有利な第1の状態にするための前提条件
である権利が発生し、その権利の発生期間中に予め定め
られた条件が成立した場合に、可変入賞球装置が第1の
状態に駆動制御される。さらに、価値付与手段の働きに
より、前記特定入賞領域への打玉の入賞に応じて、前記
可変入賞球装置への打玉の入賞の場合に比べて相対的に
少ない有価価値が遊技者に付与可能となる。
【0018】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明する。
【0019】図1は、この発明の一実施例にかかるパチ
ンコ遊技機10の正面図である。このパチンコ遊技機1
0は、可変入賞球装置12と、特定入賞領域の一例の特
定入賞孔14と、始動入賞孔16とを備えており、特定
入賞孔14へ予め定めるタイミングでパチンコ玉が入賞
することにより権利が発生しまたは発生している権利が
消滅する。権利発生状態において、パチンコ玉が始動入
賞孔16へ入賞すると、可変入賞球装置12の開閉板1
8が一定期間、たとえばパチンコ玉が10個入賞するま
でまたは10秒間のいずれか早い方が満了するまで開成
する。
【0020】権利の発生および消滅は、次のような条件
に基づいて起こる。すなわち、可変入賞球装置12の可
変表示器20は、3つのディジタル表示器からなってお
り、これら各表示器は、互いに独立して、「1」〜
「9」「0」の表示がゆっくりと変化している。パチン
コ遊技中に、特定入賞孔14へパチンコ玉が入ったと
き、可変表示器20の左端の表示器の表示が偶然に
「7」ならば、権利が発生する。また、権利発生中にお
いて、特定入賞孔14へパチンコ玉が入賞し、そのとき
の可変表示器20の左端の表示が「7」ならば権利は消
滅するように構成されている。
【0021】権利発生状態では、始動入賞孔16は、通
常の入賞孔としての機能に加えて、開閉板18を開成す
るという機能を備える。
【0022】なお、この実施例では、可変表示器20
は、最初は、左端の表示器の表示が、特定入賞孔14へ
パチンコ玉が入賞したときのタイミングで「7」を表示
しているか否かにより権利が発生したり消滅したりする
が、次に権利発生に関与するのは、可変表示器20のう
ち、中央の表示器で、この表示が「3」「7」の表示の
いずれかのときに特定入賞孔14へパチンコ玉が入った
場合に権利が発生しまたは消滅する。さらに、その次
は、権利発生に関与する可変表示器20の表示部は右端
の表示部に移り、右端の表示部では「3」「5」「7」
のいずれかの表示のときに、特定入賞孔14へパチンコ
玉が入賞することにより権利が発生しまたは消滅する構
成である。
【0023】言い換えれば、可変表示器20のうち左端
の表示器の表示タイミングと特定入賞孔14へのパチン
コ玉の入賞タイミングが一致し、権利が発生しかつ消滅
すると、次の権利発生および消滅に関与する表示器は中
央部の表示器となり、さらに次の権利発生および消滅に
関与するのは右側の表示器となって、次第に権利が発生
しやすくまたは発生した権利が消滅しやすくなるように
工夫されている。よって、遊技者は、可変表示器20の
うち左端の表示器によって一旦権利が発生すると、次に
は、権利がより発生しやすい条件を得ることができるの
で、より面白味を味わうことができる。なお、可変表示
器20の右端の表示器に基づいて権利が発生しかつ権利
が消滅した後は、次に権利発生に関与するのは、再び左
端の表示器となる。
【0024】このパチンコ遊技機10の特徴は、一点鎖
線で示すように、特定入賞孔14へ入賞したパチンコ玉
を玉受皿22へ導くための玉返却通路24を設けたこと
である。玉返却通路24は、パチンコ遊技機10の遊技
盤裏面側に設けられており、正面側からは見えないの
で、ここでは一点鎖線で示している。
【0025】なお、玉返却通路24は、特定入賞孔14
へ入ったパチンコ玉を玉放出口26を通って打球供給皿
28へ導くようにしてもよい。
【0026】要は、特定入賞孔14へ入ったパチンコ玉
によって通常の入賞孔へパチンコ玉が入ったときと同様
の景品玉払出が行なわれず、かつ、特定入賞孔14へ入
ったパチンコ玉は、再度遊技者へ返却されるように構成
したことが、この実施例のパチンコ遊技機10の特徴の
1つである。なお、この実施例では、特定入賞孔14は
1個設けられているだけであるが、特定入賞孔が複数個
ある場合は、そのうちの任意のものに上記構成を施せば
よい。
【0027】図2は、パチンコ遊技機10の背面図であ
り、機構板の構造を透かして描いたものである。
【0028】図2を参照して、特定入賞孔14(図1)
へ入ったパチンコ玉は連絡孔30を通って遊技盤裏面側
へ導かれ、同時にこのとき玉検出スイッチ32で検出さ
れる。検出されたパチンコ玉は、この実施例の特徴の1
つである玉返却通路24で導かれて落下し、遊技盤裏面
側の玉受皿22(図1参照)へ返却される。
【0029】なお、特定入賞孔14以外の入賞孔へ入賞
したパチンコ玉は、入賞玉集合樋34で集められ、誘導
されて1個ずつ入賞玉処理器36へ与えられる。そし
て、入賞玉処理器36等の作用により、景品玉払出装置
38が駆動されて、入賞玉1個につきたとえば13個の
景品玉が払出される仕組みである。
【0030】なお、図2において、40は始動入賞孔1
6へ入ったパチンコ玉を検出するための始動入賞玉検出
スイッチ、42は可変入賞球装置12の開閉板18(図
1参照)を開成させるためのソレノイドである。
【0031】以上詳しく説明したこの発明の一実施例に
かかるパチンコ遊技機10では、特定入賞孔14へ入賞
したパチンコ玉は、従来のパチンコ遊技機のように入賞
玉集合樋34で導かれて入賞玉処理器36へ与えられる
のではなく、玉返却通路24で導かれて玉受皿22へ返
却される。したがって、特定入賞孔14へパチンコ玉が
入賞したことにより、景品玉払出装置38は駆動され
ず、出玉率が高くなることはないので、特定入賞孔14
へのパチンコ玉の入賞割合を高くすることが可能であ
る。そして、それにより、権利発生および権利消滅を頻
繁に生じさせることができ、遊技者は通常のパチンコ遊
技では得られない大きな遊技価値によって遊技の醍醐味
を味わうことができる。つまり、極めて面白味のある遊
技機とすることができる。
【0032】上記実施例では、可変入賞球装置12の可
変表示器20は、電気的ディジタル表示である旨述べた
が、これに限らず、回転ドラムによる機械的可変表示装
置であってもよい。また、CRTディスプレイ、液晶デ
ィスプレイ等の表示装置を用いることも可能である。
【0033】次に、図3および図4を参照して、この発
明の一実施例に配設されている可変入賞球装置12の構
成について説明をする。
【0034】図3は、可変入賞球装置12の正面図であ
る。図3を参照して、可変入賞球装置12は、遊技盤に
取付けられる本体基板44のほぼ中央部に、可変表示器
20を備えている。可変表示器20は、水平方向横1列
に配列された、左から順に左7セグメントLED46
a、中央7セグメントLED46bおよび右7セグメン
トLED46cと、その上側に設けられた開閉板開成数
表示用LED48とを備えている。7セグメントLED
46a,46b,46cは、それぞれ独自にその表示が
変化している。表示変化は、「1」「2」「3」…と順
に数値が変化していてもよいし、ランダムに数値が変化
していてもよい。また、数値ではなく「E」「A」
「D」等の文字表示の変化でもよい。変化の速度は、比
較的ゆっくりとされており、遊技者が視認可能な速度と
されている。
【0035】また、複数個のLEDを配設し、点燈する
LEDを順次またはランダムに変化させ、点燈している
LEDの位置を判定するものでもよい。
【0036】開閉板開成数表示用LED48には、1回
の権利発生状態中において、何回目の開閉板の表示であ
るかが表示される。
【0037】7セグメントLED46a,46b,46
cの下側には、横長の開閉板18が設けられている。開
閉板18は、閉成状態と開成状態とに変化可能であり、
閉成状態では本体基板44と面一になり、パチンコ玉は
その前を落下するが、開成状態では下縁側を中心に上縁
側が前方へ回動し、そこに横長の大きな入賞口が形成さ
れ、パチンコ玉は該入賞口へ入るようになっている。
【0038】さらに、7セグメントLEDと開閉板18
との間の本体基板44表面には、横方向に並べられた4
つの記憶表示用LED50a,50b,50cおよび5
0dが備えられている。この記憶表示用LED50a,
50b,50cおよび50dは、開閉板18が開成中に
始動入賞孔16(図1参照)へパチンコ玉が入賞し、そ
れが検出された場合に、該始動入賞孔16へのパチンコ
玉の入賞を一時記憶保持しておいて、開閉板18が閉成
後その保持出力に基づいて開閉板8を再度開成する。そ
のときの始動入賞孔16へのパチンコ玉の入賞を記憶す
るものが、この記憶表示用LED50a,50b,50
cおよび50dである。この実施例では、開閉板18が
開成中に始動入賞孔16へパチンコ玉が入賞した場合、
その入賞は、7個まで記憶保持可能にされている。な
お、5個以上の入賞記憶表示は、点燈しているLEDを
点滅させることによって行なわれる。
【0039】さらに、可変入賞球装置12には、その最
上部に、通常の入賞孔52が備えられている。
【0040】図4は、図3の可変入賞球装置12を遊技
盤54に取付けた状態における中央部の縦断面図であ
る。図4において、図3と同一部分には同一の番号が付
されている。図4で、ソレノイド42のプランジャ56
は開閉板18と開閉板作動部材58によって連結されて
いる。そしてソレノイド42のオン−オフにより開閉板
18が開成−閉成されるようになっている。
【0041】作動部材58の下側の59は、入賞玉検出
スイッチで、開閉板18が開き、入賞口から入賞したパ
チンコ玉を検出するためのものである。
【0042】図5は、上記パチンコ遊技機10の制御回
路例を示す回路ブロック図である。図5には、可変入賞
球装置12を始めとする電気的な駆動装置の制御が論理
回路の組合わせからなる回路で構成された制御回路が示
されている。
【0043】次に、図1ないし図4を参照しながら、図
5に基づいて制御回路の動作とそれに伴なうパチンコ遊
技機10の動作とについて説明をする。
【0044】可変入賞球装置12に含まれている可変表
示器20は、ディジタル駆動回路60によって、前述し
たように、常に表示が変化されている。ディジタル駆動
回路60の出力、すなわちディジタル駆動回路60によ
って可変表示器20にどのような数値が表示されている
かの情報は、ディジタル表示判定回路62へ与えられて
いる。
【0045】遊技者の打球発射したパチンコ玉が、特定
入賞孔14(図1参照)へ入賞すると、玉検出スイッチ
32(図2参照)でそれが検出され、そのオン信号はデ
ィジタル表示判定回路62へ与えられる。ディジタル表
示判定回路62は、玉検出スイッチ32のオン信号が与
えられたときに可変表示器20で表示されている表示を
判定する。このとき判定する可変表示器は、前述したよ
うに、左7セグメントLED46a、中央7セグメント
LED46b、右7セグメントLED46cのいずれか
の表示である。ディジタル表示判定回路62が、所定の
7セグメントLEDの表示が予め定められた表示、たと
えば「7」であることを判定した場合は、ハイレベル信
号を導出する。この信号はナンドゲート64を介してフ
リップフロップで構成される保持回路66へ与えられ
る。応じて保持回路66のQ出力がハイレベルとなり、
このハイレベル出力と分周回路68の出力との論理積が
アンドゲート70でとられ、その出力に基づいて権利発
生ランプ72が点滅される。これにより遊技者は権利発
生状態であることを知ることができる。なお、可変表示
器20は、上述のように常時表示が変化しているものと
せず、特定入賞孔14へパチンコ玉が入賞したことに応
じて可変表示開始し、一定条件、たとえば一定時間後ま
たは停止ボタンの操作によって停止するようにしてもよ
い。
【0046】保持回路66の出力は、また、始動回数リ
セット回路74、ナンドゲート76およびオアゲート7
8を介して始動回数回路80へリセット信号として与え
られる。したがって、始動回数回路80の出力を表示す
る開閉板開成数表示用LED48の表示が「0」にリセ
ットされる。
【0047】権利発生状態において、始動入賞孔16へ
パチンコ玉が入賞すると、始動入賞玉検出スイッチ40
によりそれが検出され、応じて始動入賞回路82から出
力が導出される。この出力はナンドゲート84およびオ
アゲート86を介して保持回路88のC入力端子へ与え
られる。保持回路88は、そのD入力端子へ保持回路6
6のQ出力が与えられるようになっており、Q出力によ
って予めプリセット状態にされている。よって、保持回
路88はC入力端子への入力に応答してその出力Qおよ
びQバー(図面ではQの上に−が付された記号、以下同
様)が反転する。保持回路88のQバーの反転出力によ
りソレノイド42がオンされて開閉板18が開成されま
たパチンコ遊技機の適所に設けられた開成ランプ90が
点灯される。
【0048】前記デジタル表示判定回路62,ナンドゲ
ート64,保持回路66,始動入賞玉検出スイッチ4
0,始動入賞回路82,ナンドゲート84,オアゲート
86,保持回路88により、前記可変表示装置の表示結
果が予め定められた特定の表示態様となったことを必要
条件として前記可変入賞球装置を第1の状態にするため
の前提条件である権利が発生し、該権利の発生期間中に
予め定められた条件が成立した場合に、前記可変入賞球
装置を第1の状態に駆動制御する駆動制御手段が構成さ
れている。
【0049】このように、可変表示装置の表示結果が権
利の発生に関与しているために次のような効果が奏され
る。
【0050】可変表示装置の表示結果が予め定められた
特定の表示態様となるか否かは、遊技者の打球操作技術
の優劣には関わりのない偶然性に支配されているため
に、打球操作技術にあまり優れていない初心者にも権利
が発生する機会を与えることができ、初心者も含めて広
く権利の発生に伴う遊技サービスを均平に提供すること
ができるという利点がある。また、打玉が特定入賞領域
に入賞するたびに可変表示装置が可変表示を行なうため
に、遊技者は、その可変表示装置の可変表示を権利が発
生するかもしれないという期待感をもって見ることがで
き、可変表示装置の可変表示を楽しむことができる。
【0051】保持回路88のQ出力は始動回数回路80
のカウント信号入力端子Cへ与えられ、応じて開閉板開
成数表示用LED48は「1」を表示する。この表示
は、保持回路88からの出力に応答してインクリメント
される。前記可変表示装置の表示結果が特定の表示態様
となったことに加えて、それ以外の他の条件が成立して
初めて権利発生状態となるようにしてもよい。
【0052】始動入賞回路82の出力は、ナンドゲート
84ばかりでなく、分岐されてナンドゲート92を介し
て始動入賞記憶回路94へ加算入力として与えられる。
始動入賞記憶回路94へは、上記保持回路88のQ出力
が減算入力として与えられている。したがって、始動入
賞記憶回路94は、開閉板18が開成中に始動入賞孔1
6へパチンコ玉の入賞があったときには、その入賞数を
記憶することになる。この記憶値は変換回路96、ディ
ジタル駆動回路98を介して記憶表示用LED50a,
50b,50c,50dによって表示される。
【0053】なお、始動入賞回路82の出力は、権利発
生状態に関与する保持回路66のQ出力によって出力が
導出されるように構成されている(ナンドゲート92が
設けられている)ので、権利発生中においてのみ始動入
賞回路82の出力が有効化される。
【0054】開閉板18が開成中にそこから入賞したパ
チンコ玉は、検出スイッチ59(図4参照)で検出さ
れ、10カウント入賞回路100からパルス出力が導出
され、ナンドゲート102を介して計数回路104へ計
数入力として与えられる。計数回路104は、その計数
値が「10」になったときにQ出力を導出する回路で、
この回路104は保持回路88のQバー出力によりリセ
ットされている。したがって、計数回路104は、開閉
板18が開成後に入賞したパチンコ玉数を計数し、その
計数値が10個になったときに出力を導出する。この出
力は、ディジタル駆動回路106を介して所望の位置等
に設けられたディジタル表示器108で表示される。な
お、このとき用いられるディジタル表示器108は、パ
チンコ遊技機の適宜の場所、たとえば可変入賞球装置に
組込まれた適当な場所に設けられたものでもよいし、次
のようにしてもよい。すなわち、可変表示器20は3つ
の7セグメントLED46a,46b,46cからなっ
ており、そのうちの1つが権利の発生および消滅に関与
している訳であるから、関与していない残り2つのセグ
メントLEDのうちのいすれかによって、計数回路10
4の計数値を表示させるようにしてもよい。
【0055】オアゲート110は、計数回路104の1
0カウント出力Qと、分周回路68の出力Q1およびQ
3に基づいて出力を導出するアンドゲート112の出力
との論理和をとる。分周回路68とアンドゲート112
とは、一種のタイマを構成しており、分周回路68のQ
1出力とQ3出力との論理積出力が導出される周期が、
たとえば10秒周期になっており、アンドゲート112
は10秒毎に出力を導出する構成である。よって、オア
ゲート110は、開閉板18が開成後10秒間経過する
かまたはパチンコ玉が10個入力するかのいずれか早い
方の出力に基づいて出力を導出し、その出力はオアゲー
ト114を介して保持回路88へリセット信号として与
えられる。よって、保持回路88の出力は反転し、開閉
板18は閉成する。
【0056】なお、制御回路には、その他の回路とし
て、電源投入時初期設定回路116、初期時間設定回路
118、音回路120およびそれによって鳴動されるス
ピーカ122、電源回路124等が設けられている。
【0057】図6は、この発明の他の実施例にかかるパ
チンコ遊技機126の背面図である。図6には、特定入
賞孔14へ入り連絡孔30を介して遊技盤裏面側へ導か
れたパチンコ玉をアウト玉として処理するための玉誘導
径路128が示されている。また、図6には、玉検出ス
イッチ32の出力に応答して駆動される少数景品玉払出
装置130の配置位置と、該少数景品玉払出装置130
によって払出される景品玉の払出通路132とが示され
ている。図示のように、少数景品玉払出装置130は、
パチンコ遊技機126を背面側から見て、たとえば左側
上部に設けられており、払出される景品玉は、払出通路
132を通って、通常の景品玉払出装置38で払出され
るパチンコ玉と同様に、景品玉払出口へ導かれる。
【0058】なお、少数景品玉払出装置130で払出さ
れる景品玉は、玉受皿へ払出されるようにしてもよい。
【0059】図7(A)および(B)は、少数景品玉払
出装置130の一構成例と動作原理とを説明するための
図である。
【0060】図7(A)および(B)を参照して、少数
景品玉払出装置130について説明をする。少数景品玉
払出装置130は、パチンコ玉が1個ずつ落下すること
のできる玉落下通路134と、該玉落下通路134内へ
突出および引抜き可能に設けられた玉放出レバー136
および玉止めレバー138と、玉放出レバー136と玉
止めレバー138との間を連結する連結板140と、玉
放出レバー136および玉止めレバー138を駆動する
ためのソレノイド142とからなっている。
【0061】玉検出スイッチ32によって特定入賞玉が
検出されていない状態では、図7(A)に示すように、
ソレノイド142はオフ状態で、このときは、玉放出レ
バー136の先端が玉落下通路134内へ突出し、逆に
玉止めレバー138の先端は玉落下通路134から引抜
かれていて、パチンコ玉は玉放出レバー136によって
係止されている。
【0062】玉検出スイッチ32が特定入賞玉を検出す
ると、その信号に基づいてソレノイド142がオンされ
る。応じて、玉放出レバー136の先端は玉落下通路1
34から引抜かれ、逆に、連結板140で連結された玉
止めレバー138の先端部が玉落下通路134内に差し
込まれる。つまり、ソレノイド142のオフ−オンによ
り、連結板140は支軸144を中心に回動され、玉放
出レバー136または玉止めレバー138のいずれかの
先端が玉落下通路134内へ突出するようになってい
る。そして、玉放出レバー136と玉止めレバー138
との先端の間隔は、ちょうどパチンコ玉1個分の間隔に
選ばれているので、ソレノイド142が1回オンするこ
とにより、パチンコ玉は1個落下し、景品玉として払出
されることになる。
【0063】よって、特定入賞玉検出信号に基づいて、
ソレノイド142をオンする回数を適当に制御すれば、
任意の数のパチンコ玉を景品玉として払出可能である。
【0064】なお、玉放出レバー136と玉止めレバー
138との先端部分の間隔、すなわち玉落下通路134
内へ突出する両者の先端部の間隔を、パチンコ玉が2
個、3個と入るだけの間隔にすれば、ソレノイド142
の1回のオンにより、2個または3個のパチンコ玉を1
度に払出すことも可能である。図8および図9は、少数
景品玉払出装置のそのような他の構成例を示す。
【0065】すなわち、図8に示す少数景品玉払出装置
146では、玉落下通路134内へ突出する玉放出レバ
ー136と玉止めレバー138の先端部の間隔が、パチ
ンコ玉2個分の間隔に選ばれている。また、図9に示す
少数景品玉払出装置148では、玉放出レバー136と
玉止めレバー138の先端部の間隔がパチンコ玉3個分
に選ばれている。したがって、図8に示す少数景品玉払
出装置146では、ソレノイド142の1回の励磁によ
り、2個のパチンコ玉が払出される。また、図9に示す
少数景品玉払出装置148では、ソレノイド142の1
回の励磁により3個のパチンコ玉が払出されることにな
る。
【0066】さらに、図8および図9に示す実施例にお
いて、玉落下通路134には玉止めレバー138の先端
部が挿通されるスリットが150a,150b,150
c,150d,…のように、パチンコ玉の直径に等しい
間隔で複数個形成されており、玉止めレバー138の形
状を適当に選ぶことにより、複数のスリット150a〜
150dの任意のスリットに玉止めレバー138の先端
部が挿通可能にされている。そして、玉止めレバー13
8は連結板140に対して着脱自在とされている。この
結果、簡単に、景品玉払出装置によって払出される景品
玉数を、1個、2個、3個、4個等の中のうちの任意の
数に変更することができる。この変更は、ソレノイド1
42の励磁回数を変更する電気的な制御の変更と異な
り、単に玉止めレバー138を取替えるという簡単な変
更で済むので、変更が容易であるメリットがある。
【0067】図10は、この発明のさらに他の実施例の
パチンコ遊技機152の背面図である。この実施例のパ
チンコ遊技機152の特徴は、図6に示す少数景品玉払
出装置130に代えて、還元装置154を中心とする少
数景品玉払出装置を設けたことである。パチンコ遊技機
152では、図6に示すパチンコ遊技機126と同様
に、特定入賞孔14へ入ったパチンコ玉はアウト玉とし
て処理される。また、パチンコ玉およびセーフ玉は、玉
貯留部156に適当な数量を貯留される。玉貯留部15
6のパチンコ玉が一杯になると、玉溢れ口158から流
れ出る。玉貯留部156のパチンコ玉は、還元装置15
4へ与えられる。還元装置154は、玉上昇通路160
を備えており、上送り歯車162の回転により、パチン
コ玉は上昇通路160を伝わって上部へ送られる。した
がって、特定入賞玉の検出信号に基づいてモータ164
を所定角度または所定時間回転させ、上送り歯車162
を一定角度または一定時間回転させれば、所望数のパチ
ンコ玉を上昇通路160の上流端から放出させることが
でき、景品玉として払出すことができる。このとき払出
される景品玉数は、景品玉放出検出スイッチ166によ
って検出される。玉返却通路24、あるいは、少数景品
玉払出装置130,146,148、または、還元装置
154により、前記特定入賞領域への打玉の入賞に応じ
て、前記可変入賞球装置への打玉の入賞の場合に比べて
相対的に少ない有価価値を遊技者に付与することが可能
な価値付与手段が構成されている。
【0068】なお、上記実施例の説明では、遊技する際
にパチンコ玉を借り出し、該パチンコ玉によって遊技す
るものをとり上げたが、たとえば磁気カードや光学カー
ド等の貸玉データが記録されたデータ記録媒体を用い、
該媒体をパチンコ遊技機に適用し、パチンコ遊技機内蔵
のパチンコ玉で遊技ができるようなものでもよい。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、特定入
賞領域の打玉の入賞に応じて付与される有価価値が可変
入賞球装置への打玉の入賞の場合に比べて相対的に少な
いように構成されているために、遊技場の経営が悪化す
ることなく特定入賞領域へ打玉が入賞しやすい構成にす
ることができ、その特定入賞領域へ打玉が入賞しやすい
分、可変表示装置の表示結果が頻繁に導出表示されて、
それに伴って権利が頻繁に発生する状態となり、遊技者
への遊技サービスの向上も達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるパチンコ遊技機の
正面図である。
【図2】この発明の一実施例にかかるパチンコ遊技機の
背面図であり、機構板の構成を透かして描いたものであ
る。
【図3】この発明の一実施例に設けられた可変入賞球装
置12の正面図である。
【図4】可変入賞球装置12が遊技盤に取付けられた状
態における中央部縦断面図である。
【図5】この発明の一実施例の電気制御回路例を示すブ
ロック図である。
【図6】この発明の他の実施例のパチンコ遊技機の背面
図である。
【図7】図6のパチンコ遊技機に備えられている少数景
品玉払出装置130の概略構成と動作原理とを説明する
ための図である。
【図8】少数景品玉払出装置の他の構成例を示す図であ
る。
【図9】少数景品玉払出装置の他の構成例を示す図であ
る。
【図10】この発明のさらに他の実施例のパチンコ遊技
機の背面図である。
【図11】この発明に関連深い従来のパチンコ遊技機の
一例の遊技内容と動作とを説明するための要部正面図で
ある。
【符号の説明】
10,126,152はパチンコ遊技機、12は可変入
賞球装置、14は特定入賞孔、16は始動入賞孔、18
開閉板、20は可変表示器、24は玉返却通路、32は
玉検出スイッチ、38は景品玉払出装置、40は始動入
賞玉検出スイッチ、46a,46b,46cは、それぞ
れ左、中央、右の7セグメントLED、48は開閉板開
成数表示用LED、54は遊技盤、130,146,1
48は少数景品玉払出装置、154は還元装置である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技者にとっ
て有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態
とに変化可能な可変入賞球装置が遊技領域に設けられて
いるとともに、表示状態が変化可能な可変表示装置が設
けられており、可変表示装置の表示態様が予め定められ
た特定表示態様になった場合に特別遊技状態が発生して
前記可変入賞球装置が第1の状態に制御されるように構
成されたものがあった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、この種の従来の
弾球遊技機においては、前記特別遊技状態が発生したこ
とを条件として前記可変入賞球装置が第1の状態に制御
されるために、遊技者がその特別遊技状態の発生を目当
てに遊技を行なうのであり、特別遊技状態が発生するか
否かが遊技者の大きな関心事となっていた。ところが、
この特別遊技状態の発生確率が一定で何ら変化しないた
めに、従来の弾球遊技機においては遊技の変化性が乏し
く今一歩面白味に欠けるという欠点があった。そこで、
この特別遊技状態の発生確率が変動するように構成し、
遊技に変化性を持たせて面白味のある遊技を提供できる
ように構成することが考えられる。しかし、このように
構成したとしても、特別遊技状態の発生確率が変動して
現在特別遊技状態の発生確率が高確率状態となっている
にもかかわらず遊技者がその高確率状態になっているこ
とを何ら認識していない場合には、折角高確率状態とな
っていながらも高確率状態の発生に伴なう前記特別遊技
状態発生への期待感を遊技者が味わうことがなく、遊技
者に大きな興奮を与えにくいという欠点があった。本発
明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目
的は、可変入賞球装置を第1の状態に制御できる条件と
しての特別遊技状態の発生確率を変動させて遊技に変化
性を持たせるとともに、特別遊技状態の発生確率が高確
率状態になっていることを遊技者が認識できるようにす
ることである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、打玉を遊技領
域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、前
記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1の状
態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な可
変入賞球装置と、予め定められた特別遊技状態が発生し
たことを条件として前記可変入賞球装置を第1の状態に
制御する制御手段と、表示状態が変化可能な可変表示装
置とを含み、該可変表示装置の表示態様であって前記特
別遊技状態を発生させることのできる特定表示態様が予
め定められており、前記特別遊技状態の発生確率が変動
するように構成され、前記可変表示装置により、前記特
別遊技状態の発生確率が高確率状態になっている旨を視
認可能に構成されていることを特徴とする。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【作用】本発明によれば、制御手段の働きにより、予め
定められた特別遊技状態が発生したことを条件として前
記可変入賞球装置が第1の状態に制御される。そして、
可変表示装置の表示態様であって前記特別遊技状態を発
生させることのできる特定表示態様が予め定められてお
り、その特別遊技状態の発生確率が変動するように構成
されている。さらに、可変表示装置により、前記特別遊
技状態の発生確率が高確率状態になっている旨を視認可
能に構成されている。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】このように、左端の表示器で「7」が表示
されることにより権利が発生するという低確率状態と、
中央の表示器で「3」「7」の表示のいずれかが表示さ
れることにより権利が発生するという高確率状態と、右
端の表示器により「3」「5」「7」のいずれかの表示
が行なわれることにより権利が発生するというより高い
高確率状態との3種類の確率状態が存在する。また、特
定入賞口14への打玉の入賞毎に前述したように権利発
生に関与する表示器の位置が順番に移り変わる。そし
て、各表示器において、前述したように権利が発生する
ように定められた表示数字が異なっているために、どの
数字が表示されたときに権利が発生したかに基づいて権
利発生に関与している表示器が特定され、その特定され
た表示器の場所しだいで低確率か高確率かより高い高確
率かが特定できる。その結果、左端の表示器が関与して
権利が発生すれば、遊技者は次回の権利発生は中央の表
示器が「3」「7」のいずれかの表示状態であることが
察知でき、次回の権利発生に関しては前記高確率状態と
なることが認識でき、また、中央の表示器が関与して権
利が発生した場合には、遊技者は次回の権利発生は右端
の表示器が「3」「5」「7」のいずれかの表示状態で
あることが察知でき、次回の権利発生に関しては前記よ
り高い高確率状態となることが認識できる。前記可変表
示器により、表示状態が変化可能な可変表示装置が構成
されている。また、一点鎖線で示すように、特定入賞口
14へ入賞したパチンコ玉を玉受皿22へ導くための玉
返却通路24が設けられている。この玉返却通路24
は、パチンコ遊技機10の遊技盤裏面側に設けられてお
り、正面側から見えないので、ここでは一点鎖抽で示し
ている。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】前記デジタル表示判定回路62,ナンドゲ
ート64,保持回路66,始動入賞玉検出スイッチ4
0,始動入賞回路82,ナンドゲート84,オアゲート
86,保持回路88により、予め定められた特別遊技状
態が発生したことを条件として前記可変入賞球装置を第
1の状態に制御する制御手段が構成されている。そし
て、前記可変表示装置の表示態様であって前記特別遊技
状態を発生させることのできる特定表示態様が予め定め
られており、前記特別遊技状態の発生確率が変動するよ
うに構成されている。そして、前記可変表示装置によ
り、前記特別遊技状態の発生確率が高確率状態になって
いる旨を視認可能に構成されている。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、可変入
賞球装置を第1の状態に制御する条件として予め定めら
れた特別遊技状態の発生確率が変動するために、遊技に
変化性を持たせることができ、面白味のある遊技を提供
することが可能となる。しかも、可変表示装置により、
前記特別遊技状態の発生確率が高確率状態になっている
旨が視認可能に構成されているために、特別遊技状態の
発生確率が高い状態になっていることを遊技者が認識で
き、特別遊技状態発生への期待感がより脹らみ、遊技の
興奮を遊技者に提供することができる。しかも、可変表
示装置の表示態様が特定表示態様になった場合には、前
記特別遊技状態が発生するように定められているため
に、遊技中遊技者はよくその可変表示装置の表示態様を
視認するのであり、その可変表示装置により前記高確率
状態になっている旨が視認可能に構成されているため
に、遊技者が高確率状態になっている旨を見落としてし
まう不都合を極力防止することが可能となる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打玉を遊技領域に打込んで遊技が可能な
    弾球遊技機であって、 表示状態が変化可能な可変表示装置と、 打玉の入賞により前記可変表示装置の表示結果を導出す
    るように定められた特定入賞領域と、 遊技者にとって有利となる第1の状態と遊技者にとって
    不利となる第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置
    と、 前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表
    示態様となったことを必要条件として前記可変入賞球装
    置を第1の状態にするための前提条件である権利が発生
    し、該権利の発生期間中に予め定められた条件が成立し
    た場合に、前記可変入賞球装置を第1の状態に駆動制御
    する駆動制御手段と、 前記特定入賞領域への打玉の入賞に応じて、前記可変入
    賞球装置への打玉の入賞の場合に比べて相対的に少ない
    有価価値を遊技者に付与することが可能な価値付与手段
    とを含むことを特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記価値付与手段は、前記特定入賞領域
    へ入賞した入賞玉をそのまま返却して有価価値として付
    与する玉返却手段を含むことを特徴とする、請求項1記
    載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記価値付与手段は、電気的付勢に応じ
    て有価価値としての景品玉を払出す電気的景品玉払出機
    構を含むことを特徴とする、請求項1記載の弾球遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記弾球遊技機は、打込まれた打玉を貯
    留する玉タンクを含み、 前記価値付与手段は、前記玉タンクに貯留されている打
    玉を景品玉として還元して有価価値を付与する景品玉還
    元手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の弾球遊
    技機。
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