JPH07299193A - パチンコ遊技機の発射装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の発射装置

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JPH07299193A
JPH07299193A JP10160895A JP10160895A JPH07299193A JP H07299193 A JPH07299193 A JP H07299193A JP 10160895 A JP10160895 A JP 10160895A JP 10160895 A JP10160895 A JP 10160895A JP H07299193 A JPH07299193 A JP H07299193A
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pulse motor
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隆一 勝久
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技機の発射装置の発射モータとし
てパルスモータを用いることを実現し、遊技球を打ち出
すハンマを動作させる発射モータの回転速度を法令によ
って定められた速度で安定して定速回転させて発射球数
を正確に制御する。 【構成】 水晶発振子及びセラミック発振子より選ばれ
た発振子の発振動作に基づいて、パルスモータ2をステ
ップ回転させるためのパルス信号を発生させるパルス発
生器26,27と、該パルス発生器からのパルス信号に
応じて励磁信号を出力して励磁電流をパルスモータ2の
各相に供給し、パルスモータ2の回転速度を法令値に設
定制御するパルスモータ駆動回路25とを設ける。水晶
発振子及びセラミック発振子より選ばれた発振子の発振
動作に基づいて、予め定められた発振周波数を発生さ
せ、発振周波数を分周してパルスモータをステップ回転
させるためのパルス信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機の発射
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技盤前面に設けた操作ハンドルに連動
する発射モータによりハンマを反復駆動して遊技球を遊
技盤面上に連続的に打ち出すようにしたパチンコ遊技機
の発射装置は公知で、この種の発射装置においては、従
来、発射モータとして交流シンクロナスモータ若しくは
交流インダクションモータを使用している。そして、シ
ンクロナスモータは効率が低いので、モータ配設スペー
ス上の制限から小型のモータを用いる場合、所要の出力
トルクを得るため減速機を設けている。また、インダク
ションモータにあっても、モータ構成上低速回転が困難
なので減速機を用いている。さらに、パチンコ遊技機
は、遊技球発射回数が一般には法令等により例えば毎分
100発以下に制限され、また、発射モータの電源とな
る商用電源の周波数はパチンコ遊技機の仕向地によって
50Hz または60Hz と異なるので、電源周波数に回
転数が依存するシンクロナスモータまたはインダクショ
ンモータを装備した従来装置ではモータに付設される減
速機の減速比を所要発射球数と仕向地とに応じて設定し
ている。
【0003】このように減速比を仕向地に応じて設定す
る必要がある減速機を用いた従来の発射装置ではその生
産計画,在庫管理等が煩雑で、製品のコストアップの要
因になっている。また、減速機は機械的部品で構成さ
れ、構成部品が損耗するので使用寿命が5000時間程
度と短かく、しかも部品点数が多いので寿命のバラツキ
も大きい。さらに、減速機からはギヤの回転音が発生
し、この回転音を低減すべくグリスを充填しておいて
も、使用時間の経過と共にグリスが飛散しかつ構成部品
が損耗するので、振動,騒音が徐々に増大し、発射装置
の回転ハンドルを介してこの振動が遊技者に伝わり、騒
音発生と相まって遊技感を損なう原因になっている。
【0004】従来の発射装置には減速機の使用に伴う上
述の不具合に加えて、入力電力の機械的出力への変換効
率すなわちモータ効率が低いことから発熱し易く、消費
電力も大きいという不具合があり、パチンコ遊技機を数
百台にも亘って設置する場合はとくに問題になる。ま
た、作動原理上回転数が負荷に応じて変動するインダク
ションモータを使用する場合、減速機を含む発射装置の
製造上のバラツキに起因するモータ負荷のバラツキによ
り、回転速度ひいては発射球数にバラツキが生じ易いと
いう不具合がある。
【0005】また、遊技球を打ち出すためのハンマ手段
と、ハンマ手段を遊技球の打ち出し方向に付勢するスプ
リング手段と、発射モータの出力軸に連結されると共
に、ハンマ手段を反打ち出し方向に移動すべくハンマ手
段と係脱自在に配設されたカム手段とを備えると共に、
発射モータのための電源出力を該電源出力と異なる周波
数の付勢電源に変換する周波数変換装置と、電源出力ま
たは周波数変換装置の出力の異なる種類の周波数のうち
ある種類の周波数を選択して発射モータに供給する打球
速度選択スイッチとを備えたパチンコ機の打球発射装置
が特開昭53−102138号として知られている。
【0006】このものは、打球速度選択スイッチの選択
操作に応じて、周波数変換装置によって変換された複数
の周波数の付勢電源出力並びに電源出力のうちの1つを
選択的に発射モータに供給することにより、発射モータ
の回転速度を高速、中速、低速に切り替えるものであ
る。
【0007】また、このもののうち、交流電源を直流電
圧に整流する整流回路と、整流回路の出力に対して発生
周波数を変える3個のサイリスタインバータと、3個の
サイリスタインバータの各ゲートに対してそれぞれ設け
られた3つのゲート信号発生回路とにより周波数変換装
置を構成し、発射モータとしてステップモータを用い、
周波数変換装置の3つの出力、即ち、3個のサイリスタ
インバータの各出力ラインに対してステップモータを切
り替え可能に接続したものが提示されている。
【0008】これには、「発生周波数を容易に変えるこ
とのできるようなサイリスタインバータを用いるととも
に、ハンマHの駆動用モータMとしてパルス状の電圧で
回転駆動されパルス周波数に応じて回転数を変えるステ
ップモータSMを用いたものであり(第5頁左下欄第8
行乃至同頁同欄第15行)、ゲート信号発生回路GS1
は相対的に早い周期でゲート信号を発生して第1のサイ
リスタインバータT11に与え(第5頁右下欄第5行乃
至同頁同欄第7行)、応じて、第1のサイリスタインバ
ータT11は直流電圧を相対的に高い周波数のパルス電
圧に変換し(第5頁右下欄第12行乃至同頁同欄第14
行)、ステップモータSMは、打球選択スイッチPBS
の押圧操作によって選択されたサイリスタインバータの
出力周波数に基づいて回転駆動する(第6頁左上欄第5
行乃至同頁同欄第8行)。」と記載されている。
【0009】しかしながら、サイリスタインバータは直
流を交流に変換するものであるから、サイリスタインバ
ータの出力は、ゲート信号発生回路から与えられるゲー
ト信号に応じた周波数に変換された交流電圧が得られる
だけであって、パルス状の電圧が得られるものではな
く、従って、3個のサイリスタインバータの各出力によ
って駆動されるモータは交流モータに限られ、特開昭5
3−102138号の第5図に示される回路構成によっ
てはステップモータを駆動することは不可能であり、こ
のものは、結局のところ打球発射装置としては実現性の
ないものであって、単に、パチンコ遊技機の打球発射装
置の駆動源としてステップモータを用いるという技術思
想を開示しているに過ぎないものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パチ
ンコ遊技機の発射装置の発射モータとしてパルスモータ
を用いることを実現するところにあり、しかも、遊技球
を打ち出すハンマを動作させる発射モータの回転速度を
法令によって定められた速度で安定して定速回転させて
発射球数を正確に制御できるパチンコ遊技機の発射装置
を提供することにある。
【0011】
【課題が解決をするための手段】本発明のパチンコ遊技
機の発射装置は、上記課題を解決するために、遊技球を
打ち出すためのハンマ手段と、該ハンマ手段を遊技球の
打ち出し方向に付勢するスプリング手段と、発射モータ
と、前記発射モータの出力軸に連結されると共に、前記
ハンマ手段を反打ち出し方向に移動すべくハンマ手段と
係脱自在に配設されたカム手段とを備えたパチンコ遊技
機の発射装置において、前記発射モータをパルスモータ
により構成すると共に、水晶発振子及びセラミック発振
子より選ばれた発振子の発振動作に基づいて、前記パル
スモータをステップ回転させるためのパルス信号を発生
させるパルス発生器と、該パルス発生器からのパルス信
号に応じて励磁信号を出力して励磁電流を前記パルスモ
ータの各相に供給し、パルスモータの回転速度を法令値
に設定制御するパルスモータ駆動回路とを設けたことを
特徴とする。また、パルス発生器に、予め定められた発
振周波数を発生させる発振回路と、該発振回路から発生
される発振周波数を分周する分周回路とを備える。
【0012】
【作用】パルス発生器は、水晶発振子及びセラミック発
振子より選ばれた発振子の発振動作に基づいて、パルス
モータをステップ回転させるためのパルス信号を生成す
る。パルス発生器からのパルスがパルスモータ駆動回路
に供給されると、該パルスモータ駆動回路は、該入力パ
ルスに応じた励磁信号を出力し、これに応じた励磁電流
が発射モータとしてのパルスモータの各相に流れ、該パ
ルスモータが法令によって定められた所定の速度で安定
に回転する。パルスモータ回転に伴い、モータ出力軸に
連結されたカム手段が所要のトルクで回転し、遊技球を
打ち出すためのハンマ手段がこれに係合するカム手段に
より、スプリング手段の弾発力に抗して反打ち出し方向
に移動される。カム手段が所定回転角度に亘り回転する
と、カム手段とハンマ手段の係合が解除され、カム手段
から離脱したハンマ手段はスプリング手段の弾発力によ
り打ち出し方向に付勢されて遊技球をパチンコ遊技機の
遊技盤面上に発射する。この発射動作は、パルスモータ
の回転中、所定の時間間隔で正確に繰り返される。発射
装置は低消費電力で運転され、運転中の発熱が少ない。
また、長期間使用後も振動,騒音が少ない。パルス発生
器に配備された発振回路は、水晶発振子及びセラミック
発振子より選ばれた発振子の発振動作に基づいて、予め
定められた発振周波数を発生させる。パルス発生器に配
備された分周回路は、発振回路から発生される発振周波
数を分周してパルスモータをステップ回転させるための
パルス信号を生成する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
【0014】図1は本発明のパチンコ遊技機の発射装置
の全体構成を、また、図2は本発明の一実施例による発
射装置の遊技球発射機構を示し、発射機構1は、発射モ
ータとしてのパルスモータ2の出力軸に直結された一枚
羽型のカム3を備えている。そして、遊技球100を打
ち出すためのハンマ4がその打撃部を遊技球用レール5
の終端に臨ませて配され、該ハンマ4は基端係合部がカ
ム3の外周カム面と係脱するように揺動自在に支持され
ている。ハンマ4の中間部にはハンマ4を打ち出し方向
に付勢するスプリング6が介設されたワイヤ7の一端が
連結され、該ワイヤ7は、ハンマ4から打ち出し方向に
離隔して配されたプーリー8に巻回され、さらに他端側
が、遊技者により回転操作可能な操作ハンドル9の回転
軸に固設されたプーリー10により巻き取られるように
されている。符号11は、ハンドル9の非操作時のプー
リー8の回転位置を定めるための平衡スプリングであ
る。
【0015】図1において、図示しない商用電源の電圧
を所定電圧例えば24Vに変圧するための交流電源部2
1とモータ用直流電源部23とは、操作ハンドル9の回
転操作に応動する電源オンオフ制御回路(または単なる
スイッチ回路)22により互いに断続可能にされ、ハン
ドル9の非操作時には互いに遮断されて省電力化が図ら
れるようになっている。
【0016】モータ用直流電源部23は後述の整流回路
を含み、出力側が、制御回路用直流電源部24と、パル
スモータ2と、該モータに各相駆動電流を供給するため
のパルスモータ駆動回路25とに接続され、交流電源部
21からの交流電力を直流化してこれら要素に供給する
ようにされている。そして、制御回路用直流電源部24
は、好ましくは安定化電源よりなり、発振回路26,分
周回路27及びパルスモータ駆動回路25並びに遊技者
がハンドル9に触れているか否かを検出するためのタッ
チスイッチ回路28にそれぞれ接続され、各回路の作動
電源をなし、また、発振回路26と分周回路27とはパ
ルスモータ2をステップ回転させるためのパルスを発生
させるパルス発生器を構成している。さらに、パルスモ
ータ駆動回路25の出力側にはパルスモータ2が接続さ
れている。
【0017】図3は、発射装置1の回路部の第1の実施
例を示し(但し、交流電源部21及び電源オンオフ制御
回路22は図示省略)、モータ用直流電源部23は全波
整流回路よりなり、ダイオードD1〜D4により交流電
源部21からの交流入力24Vを全波整流して約32V
の直流電圧を得、コンデンサC1でこれを平滑し、モー
タ駆動電源としての電圧Vm を得ている。
【0018】また、制御回路用直流電源部24は、直流
電源部23の出力側に接続された抵抗R7とツエナダイ
オードD5との直列回路で構成され、抵抗R7とダイオ
ードD5との接続点から該ダイオードのツエナ電圧で定
まる安定化された電圧Vccが回路25〜27等の作動電
源として取り出されるようになっている。
【0019】発振回路26は、水晶発振子若しくはセラ
ミック発振子X1と、該発振子X1にそれぞれ並列接続
された抵抗R1,インバータU2−1と、発振子X1に
それぞれ直列接続されたコンデンサC2,C3とよりな
り、パルスモータ2の回転数を所要のものにすべく、そ
の発振周波数が例えば2.676MHz となるように回
路定数が選択されている。さらに、発振回路26の後段
にはコンデンサC4と抵抗R2とよりなる微分回路31
を介して15段のフリップフロップ回路(いずれも図示
省略)で構成された分周回路27が配されている。
【0020】パルスモータ駆動回路25はユニポーラ型
2−2相励磁方式で、両入力端が分周回路27の第14
段及び第15段(最終段)のフリップフロップ回路の出
力側Q14,Q15にそれぞれ接続された排他的論理和
回路U2−2と、入力端が該回路U2−2の出力側に接
続されたインバータU2−3と、入力端が分周回路27
の最終段のフリップフロップ回路の出力側Q15に接続
されたインバータU2−4と、トランジスタT1〜T4
と、ダイオードD6〜D9とを備えている。そして、ト
ランジスタT1,T3,T4は抵抗R3,R4,R6を
介して排他的論理和回路U2−2,インバータU2−
3,U2−4の出力側にそれぞれ接続され、トランジス
タT2は抵抗R5を介して分周回路27の最終段のフリ
ップフロップ回路の出力側Q15に接続され、各トラン
ジスタT1〜T4のコレクタ端子とモータ用直流電源部
23の出力側間にダイオードD6〜D9がそれぞれ接続
されている。
【0021】パルスモータ2は、図4及び図5に示すよ
うに、4相ハイブリッド形パルスモータよりなる。該モ
ータ2のステータSにはバイファイラ巻で各相コイルφ
1〜φ4が巻回され、第1相コイルと第3相コイルと
が、また、第2相コイルと第4相コイルとがそれぞれ対
をなし、これらコイルのコモン側はモータ用直流電源部
23の出力側に接続され、各相コイルの他側は対応する
トランジスタのコレクタ側に接続されている(図3)。
また、ロータRは2極マグネットMGとその両側に嵌装
されたロータコアRCとよりなる。該ロータコアRCは
成層珪素鋼板.鉄系焼結合金,塊状純鉄,塊状軟鋼等で
構成できるが、好ましくは、塊状純鉄を用いる。この場
合、ロータコアRC内に渦電流が発生してロータRの振
動が抑制され回転が円滑になる。そして、両ロータコア
RCには50極の歯極が形成され、両コアは互いに3.
6°の角度だけシフトして配され、等価的に100極の
マグネットを構成している。モータ2のステップ角度は
1.8°になっている。
【0022】以下、上述のように構成されたパチンコ遊
技機の発射装置の作動を説明する。
【0023】遊技者が操作ハンドル9を把持して回転操
作すると、電源オンオフ制御回路22がオン作動し、こ
れに応じて交流電源部21がオンされ、モータ用直流電
源部23に供電される。この交流入力24Vは該電源部
23により全波整流されて約32Vの直流電圧Vm に変
換され、パルスモータ2のコイルのコモン側、パルスモ
ータ駆動回路25のダイオードD6〜D9のカソード側
及び制御回路用直流電源部24にそれぞれ供給され、該
電源部24において電圧Vm が電圧Vccに分圧される。
【0024】制御回路用直流電源部24から所定の作動
電圧Vccに供給されると、パルスモータ駆動回路25,
発振回路26及び分周回路27はそれぞれ作動状態とな
り、発振回路26から約2.676MHz の周波数の発
振出力が微分回路31(図3)を介して分周回路27に
供給され、該回路27の最終段のフリップフロップ回路
で81.665Hz のクロックQ15に分周される。そ
して、該分周回路26の第14段及び最終段のフリップ
フロップ回路からの分周出力Q14,Q15同士の排他
的論理和信号が排他的論理和回路U2−2から抵抗R3
を介してトランジスタT1に、該信号の反転出力がイン
バータU2−3から抵抗R4を介してトランジスタT3
にそれぞれ供給され、また分周回路27の最終段回路か
らのパルス出力Q15が抵抗R5を介してトランジスタ
T2に、該パルス出力の反転出力がインバータU2−4
から抵抗R6を介してトランジスタT4に供給される。
この結果、トランジスタT1〜T4は、図6に示すシー
ケンスでオンオフ動作し、各トランジスタのオン動作時
にパルスモータ2の対応するコイルに巻線電流が順次流
れ、パルスモータ2が回転する。
【0025】上述のように、モータ2のステップ角度は
1.8°で、換言すれば、モータ2は減速機なしで毎分
98回転の速度で低速回転する。また、発振周波数を
2.730MHz とし、同様に分周回路を15段にする
ならば、正確に毎分100回転の速度とすることができ
る。ここで、4相または2相のステップ角1.8°のパ
ルスモータを例にして、発振周波数と分周段数とパルス
モータ回転数との関係を説明する。
【0026】図6のシーケンスから判るとおり、2−2
相励磁の場合には、分周出力の周期とクロック周波数
(モータを1.8°回転させる周波数)との比は4とな
り、モータの毎分回転数N(RPM)は、モータの1回
転ステップ数をns(ステップ角1.8°で200),
分周段数を2n (2の n乗),発振周波数を f(Hz )
とすれば、下式より算出できる。 N=( f×4×60)/(2n ×ns)(RPM) ここで、60は毎秒回転数を毎分回転数に換算するため
の係数である。分周段数が15段でかつ発振周波数が
2.676MHz のときのモータ回転数Nは、2n =2
15=32768及び f=2676000Hz であるか
ら、N=(2676000× 4×60)/( 32768× 200)であ
り、ほぼ98(RPM)となる。また、発振周波数が2.
730MHz のときは、N=( 2730000× 4×60)/
( 32768× 200)であり、ほぼ 100(RPM)となり、
法令によって定められた回転速度となる。
【0027】そして、モータ2の回転速度は主に発振回
路26の発振子X1の発振精度に依存して変動するが、
該発振子の発振周波数が極めて安定なので、モータ回転
数は実質上変動しない。しかも、パルスモータ駆動回路
26に設けたダイオードD6〜D9の作用により、モー
タ回転は円滑である。すなわち、ダイオードD6〜D9
は対応するトランジスタが遮断された後も巻線電流を持
続させるように作用し、従って、巻線電流I1〜I4
は、7図に参照符号Wf で示すように、緩やかに立ち下
がる。そして、第1相巻線電流による発生トルクと第3
相巻線電流による発生トルクとは互いに相殺される関係
にあり、相殺後の等価電流波形I1″,I3″は、図8
に示すように、近似的に正弦波になり、パルスモータ2
はバイポーラ駆動方式相当の滑らかさで回転し、自起動
周波数領域に対応する上述の約82Hz という低周波数
で駆動してもモータ振動を充分に抑制できる。
【0028】このように、低周波でモータを駆動する結
果、モータの発熱は主にコイル抵抗による銅損に起因し
て生じ、鉄損によるものは事実上無視でき、全体として
低減される。なお、上述のように、パルスモータ2のロ
ータコアRCを塊状純鉄で構成すると、該コア内に発生
する渦電流によりモータ振動がさらに抑制される。そし
て、発射モータとして高効率のパルスモータ2を用いた
結果、小型モータを用いても減速機を使用することなく
所要の出力トルクが得られ、例えば、外径57mm,全長
55mmのもので、1.5kg・cmのトルクが得られ、外径
60mm,全長60mmのシンクロナスモータの出力トルク
約500g-cmに比べて優れている。
【0029】さて、パルスモータ2が回転すると、該モ
ータ2の出力軸に直結されたカム3が一体回転し、カム
3は外周カム面にてハンマ4の基端係合部を押圧する。
この結果、ハンマ4は操作ハンドル9の回転操作に伴い
伸長したスプリング6の弾発力に抗してかつ該スプリン
グ6をさらに伸長させつつ反打ち出し方向に揺動する。
モータ回転に伴いカム3が所定回転角度に亘り回転する
と、カム3とハンマ4との係合が解除し、ハンマ4はス
プリング6の弾発力により打ち出し方向に付勢され、遊
技球100をレール5に沿ってパチンコ遊技機の遊技盤
面上に発射する。そして、操作ハンドル9が所定の操作
角度範囲に維持されている限り、モータ2の回転が継続
してカム3とハンマ4とが係脱を繰り返し、遊技球が連
続的に発射される。
【0030】図9は、本発明の発射装置の回路部の第2
の実施例を示し、この実施例は発射モータとしての2相
HB型パルスモータをバイポーラ励磁方式のパルスモー
タ駆動回路により駆動制御する点が上述の実施例と相違
し、特にバイポーラ励磁方式とすることにより、発射モ
ータの出力トルクを増大させると共に消費電力,発熱量
を低減させている。なお、パルスモータ及びパルスモー
タ駆動回路の励磁回路部以外の発射装置の構成要素は、
上述の実施例のものと同様であるので、図示及び説明を
省略する。
【0031】パルスモータ駆動回路の励磁回路部25′
(図9)において、パルスモータ2′のコイルφ1′,
φ2′の各々に対応して4つのパワートランジスタT1
1〜T12′,T13〜T14′が設けられ、コイルφ
1′の両端がトランジスタT11,T12′のコレクタ
同士間及びトランジスタT11′,T12のコレクタ同
士間にそれぞれ接続され、同様に、コイルφ2′の両端
がトランジスタT13,T14′間及びトランジスタT
13′,T14間に接続されている。そして、トランジ
スタT11〜T14のベースには図3のパルスモータ駆
動回路25の抵抗R3〜R6に対応する抵抗R3′〜R
6′がそれぞれ接続されている。さらに、トランジスタ
T11〜T14′のコレクタとエミッタ間にダイオード
D11〜D14′がそれぞれ配され、トランジスタT1
1〜T14に対応するダイオードはカソード側が、ま
た、トランジスタT11′〜T14′に対応するものは
アノード側がトランジスタのコレクタ側に接続されてい
る。C5は、コイル蓄積エネルギ処理用のコンデンサ
で、一端がモータ用直流電源部23の出力側に、他端が
接地されている。
【0032】上記構成の発射装置の回路部の作動は、基
本的には第1の実施例のものと同様であるが、以下、そ
の作動を説明する。
【0033】パルスモータ駆動回路の励磁回路部25′
の抵抗R3′〜R6′に供給されるパルスのシーケンス
は図6と同様であり、これをバイポーラ駆動方式に即し
て書き直せば、図10のようになる。すなわち、コイル
φ1′側にあっては、一対のトランジスタT11,T1
1′と一対のトランジスタT12,T12′とが交互に
オン動作し、コイルφ2′側にあっても同様である。そ
して、トランジスタT11,T11′がオンすると、モ
ータ用直流電源部23からの励磁電流が、図9に矢印I
1′で示すように、トランジスタT11′パルスモータ
2′のコイルφ1′及びトランジスタT11を介して接
地端子GNDへと流れる。また、トランジスタT12,
T12′がオンした場合は、矢印I2′で示すように、
励磁電流が、トランジスタT12′,コイルφ1′及び
トランジスタT12を介して接地端子GNDへと流れ
る。同様に、コイルφ2′にはトランジスタT13〜T
14′のオンオフに応じた方向に励磁電流I3′,I
4′が流れる。
【0034】そして、一対のトランジスタ例えばトラン
ジスタT11,T11′のオフ動作時、励磁電流I1′
は11図に参照符号Wf ′で示すように緩慢に立ち下が
る。すなわち、トランジスタT11,T11′のオフ動
作直後、コイルφ1′に蓄積された電気的エネルギが、
コイルφ1′→ダイオードD12′→コンデンサC5→
接地端子GND→ダイオードD12→コイルφ1′より
なる閉ループ(図9)に沿って励磁電流I1′として流
れる。このようにして、コイルφ1′,φ2′に蓄積さ
れたエネルギの処理が行われ、また、励磁電流I1′,
I2′の波形が正弦波状となり、この結果、パルスモー
タ2′が滑らかに回転する。
【0035】このバイポーラ駆動方式によれば、銅損,
発熱量,温度上昇が同一の場合、上記ユニポーラ駆動方
式に比べて所要コイル電流が70%と低減でき、発生ト
ルクは約1.4倍になる。また、同一の発生トルクを得
ようとした場合、所要電流及び発熱量はそれぞれ約50
%に低減できる。なお、ユニポーラ駆動は低コストとい
う利点がある。また、バイポーラ駆動回路は、PM型及
びHB型の2相〜5相パルスモータに適用できる。
【0036】本発明は上記両実施例に限定されず、種々
の変形が可能である。
【0037】例えば、上記実施例ではモータ用直流電源
部23を経済性の観点からコンデンサ入力型整流回路で
構成したが、チョーク入力型整流回路も経済性に優れ、
また、パルスモータ2の特性の変動を抑制するには安定
化電源を用いるのが好ましい。
【0038】そして、発振回路26の発振子に周波数安
定性を良好にすべく、水晶発振子またはセラミック発振
子を用いたが、同様に周波数安定性に優れた圧電音叉発
振子を用いても良い。さらに、構成部品の温度特性等を
吟味すれば、半導体素子,半導体集積回路,抵抗器,コ
ンデンサ,インダクタンスコイルを組み合わせた各種発
振回路を用いても良く、例えばブロッキング発振,オペ
アンプ発振,UJT発振,トランジスタ式非安定マルチ
バイブレータ,インバータICによる発振,ワンショッ
トICによる発振,NE555,ISL8038等の専
用ICによる発振を利用できる。そして、分周回路27
は発振回路26出力の周波数が高い場合に用いれば良
く、必要不可欠ではない。
【0039】上記実施例では、モータ消費電流,モータ
温度上昇及びモータ振動を抑制すると共に出力トルクを
増大させる上で重要な役割を果たすパルスモータ駆動回
路を、ユニポーラ式及びバイポーラ式駆動回路で構成し
たが、バイポーラチョッパサインウエーブドライブ,ユ
ニポーラチョッパサインウエーブドライブまたはエミッ
タフォロアードライブ式を用いても良い。チョッパ型駆
動回路は、チョッパ制御素子のオフ動作時にコイルに蓄
積されたエネルギを励磁電流として放出する一方、モー
タ用直流電源部からの電流の供給を遮断するので、消費
電力を低減できる。また、エミッタフォロアー型駆動回
路は低コスト化可能で、正弦波状の励磁電流波形が得ら
れる。
【0040】なお、上記実施例では省電力化のために電
源オンオフ制御回路を設けたが、これに代えて、パルス
モータ駆動回路に発射機構1のタッチスイッチに応動す
る励磁電流遮断用のゲート回路を設け、各相の励磁電流
を遮断するようにしても良い。この場合、遊技者が操作
ハンドル9から手を離す毎に主に電力を消費するパルス
モータ2への電力供給が遮断されて省電力化が図られる
と共に、手が離れる毎に直流電源部23の作動が停止す
ることがないので操作ハンドル再操作時に該電源部の作
動上の立上りを待つ必要がなく、遊技上の応答性に優れ
る。
【0041】さらに、上記実施例ではパルスモータをH
B型のものを用いたが、VR型モータを使用しても、使
用寿命,トルク特性,振動,騒音,発熱,消費電力等の
各種要件を満たすことができる。なお、モータの定速回
転性上、フルステップ角度が1.8°以下のものが望ま
しい。また、上記実施例では総合的性能が優れるバイポ
ーラ駆動式2相モータ及びコスト面で優れるユニポーラ
駆動式4相モータを用いたが、これに限定されず、各種
多相モータを使用でき、例えば、低コスト化可能なユニ
ポーラ駆動式3相モータを用いても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明のパチンコ遊技機の発射装置によ
れば、発射モータをパルスモータで構成すると共に、パ
ルス発生器が、水晶発振子及びセラミック発振子より選
ばれた発振子の発振動作に基づいて、パルスモータをス
テップ回転させるためのパルス信号を発生させるので、
発振子の発振周波数が極めて安定であるために生成され
るパルス信号が安定され、パルス発生器からのパルス信
号がパルスモータ駆動回路に供給されると、パルスモー
タ駆動回路が、入力パルスに応じた励磁信号を出力し、
これに応じた励磁電流がパルスモータの各相に流れてパ
ルスモータが回転されるので、パチンコ遊技機の発射装
置の発射モータとしてパルスモータを用いることが実現
でき、仕向地の商用電源周波数に応じた管理が不要とな
り、パルスモータを安定して法令によって定められた所
定速度で定速回転させることができ、これによりパチン
コ球の弾発速度と打球間隔を正確に設定できるため、発
射球数を正確に制御できる。
【0043】また、パルス発生器に配備された発振回路
が、水晶発振子及びセラミック発振子より選ばれた発振
子の発振動作に基づいて、予め定められた発振周波数を
発生させ、パルス発生器に配備された分周回路が、発振
回路から発生される発振周波数を分周してパルスモータ
をステップ回転させるためのパルス信号を生成するの
で、ある程度周波数が高い発振回路を用いた場合であっ
ても、円滑にパルスモータを駆動してパチンコ球の発射
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ遊技機の発射装置の全体構成
を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例による発射装置の遊技球発射
機構を示す概略構成図
【図3】発射装置の回路部の第1の実施例を示す回路図
【図4】図3のパルスモータを詳細に示す縦断面図
【図5】図3のパルスモータを詳細に示す横断面図
【図6】図3のパルスモータ駆動回路のトランジスタの
オンオフシーケンスを示す波形図
【図7】パルスモータの各相駆動電流を示す波形図
【図8】トルク相殺後の第1,第3相駆動電流の等価電
流波形を示す波形図
【図9】発射装置の回路部の第2の実施例を示す回路図
【図10】図9のパルスモータ駆動回路のオンオフシー
ケンスを示す波形図
【図11】図9のパルスモータの各相駆動電流を示す波
形図
【符号の説明】
1 遊技球発射機構 2 パルスモータ 3 カム 4 ハンマ 6 スプリング 9 操作ハンドル 23 モータ用直流電源部 24 制御回路用直流電源部 25 パルスモータ駆動回路 26 発振回路 27 分周回路 31 微分回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パチ
ンコ遊技機の発射装置の発射モータとしてパルスモータ
を用いることを実現するところにあり、しかも、遊技球
を打ち出すハンマを動作させる発射モータの回転速度を
安定して定速回転させて発射球数を正確に制御できる
チンコ遊技機の発射装置を提供することにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題が解決をするための手段】本発明のパチンコ遊技
機の発射装置は、上記課題を解決するために、遊技球を
打ち出すためのハンマ手段と、該ハンマ手段を遊技球の
打ち出し方向に付勢するスプリング手段と、発射モータ
と、前記発射モータの出力軸に連結されると共に、前記
ハンマ手段を反打ち出し方向に移動すべくハンマ手段と
係脱自在に配設されたカム手段とを備えたパチンコ遊技
機の発射装置において、前記発射モータをパルスモータ
により構成すると共に、水晶発振子及びセラミック発振
子より選ばれた発振子の発振動作に基づいて、前記パル
スモータをステップ回転させるためのパルス信号を発生
させるパルス発生器と、該パルス発生器からのパルス信
号に応じて励磁信号を出力して励磁電流を前記パルスモ
ータの各相に供給し、パルスモータの回転速度を設定制
御するパルスモータ駆動回路とを設けたことを特徴とす
る。また、パルス発生器に、予め定められた発振周波数
を発生させる発振回路と、該発振回路から発生される発
振周波数を分周する分周回路とを備える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【作用】パルス発生器は、水晶発振子及びセラミック発
振子より選ばれた発振子の発振動作に基づいて、パルス
モータをステップ回転させるためのパルス信号を生成す
る。パルス発生器からのパルスがパルスモータ駆動回路
に供給されると、該パルスモータ駆動回路は、該入力パ
ルスに応じた励磁信号を出力し、これに応じた励磁電流
が発射モータとしてのパルスモータの各相に流れ、該パ
ルスモータが所定の速度で安定に回転する。パルスモー
タ回転に伴い、モータ出力軸に連結されたカム手段が所
要のトルクで回転し、遊技球を打ち出すためのハンマ手
段がこれに係合するカム手段により、スプリング手段の
弾発力に抗して反打ち出し方向に移動される。カム手段
が所定回転角度に亘り回転すると、カム手段とハンマ手
段の係合が解除され、カム手段から離脱したハンマ手段
はスプリング手段の弾発力により打ち出し方向に付勢さ
れて遊技球をパチンコ遊技機の遊技盤面上に発射する。
この発射動作は、パルスモータの回転中、所定の時間間
隔で正確に繰り返される。発射装置は低消費電力で運転
され、運転中の発熱が少ない。また、長期間使用後も振
動,騒音が少ない。パルス発生器に配備された発振回路
は、水晶発振子及びセラミック発振子より選ばれた発振
子の発振動作に基づいて、予め定められた発振周波数を
発生させる。パルス発生器に配備された分周回路は、発
振回路から発生される発振周波数を分周してパルスモー
タをステップ回転させるためのパルス信号を生成する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 図6のシーケンスから判るとおり、2−
2相励磁の場合には、分周出力の周期とクロック周波数
(モータを1.8°回転させる周波数)との比は4とな
り、モータの毎分回転数N(RPM)は、モータの1回
転ステップ数をns(ステップ角1.8°で200),
分周段数を2(2のn乗),発振周波数をf(Hz)
とすれば、下式より算出できる。 N=(f×4×60)/(2×ns)(RPM) ここで、60は毎秒回転数を毎分回転数に換算するため
の係数である。分周段数が15段でかつ発振周波数が
2.676MHzのときのモータ回転数Nは、2=2
15=32768及びf=2676000Hzであるか
ら、N=(2676000×4×60)/(32768
×200)であり、ほぼ98(RPM)となる。また、
発振周波数が2.730MHzのときは、N=(273
0000×4×60)/(32768×200)であ
り、ほぼ100(RPM)となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】
【発明の効果】本発明のパチンコ遊技機の発射装置によ
れば、発射モータをパルスモータで構成すると共に、パ
ルス発生器が、水晶発振子及びセラミック発振子より選
ばれた発振子の発振動作に基づいて、パルスモータをス
テップ回転させるためのパルス信号を発生させるので、
発振子の発振周波数が極めて安定であるために生成され
るパルス信号が安定され、パルス発生器からのパルス信
号がパルスモータ駆動回路に供給されると、パルスモー
タ駆動回路が、入力パルスに応じた励磁信号を出力し、
これに応じた励磁電流がパルスモータの各相に流れてパ
ルスモータが回転されるので、パチンコ遊技機の発射装
置の発射モータとしてパルスモータを用いることが実現
でき、仕向地の商用電源周波数に応じた管理が不要とな
り、パルスモータを安定して所定速度で定速回転させる
ことができ、これによりパチンコ球の弾発速度と打球間
隔を正確に設定できるため、発射球数を正確に制御でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 孝治 東京都文京区本郷2−16−13 日本パルス モーター株式会社内 (72)発明者 斉藤 篤 愛知県名古屋市中村区鴨付町1丁目22番地 株式会社大一商会内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を打ち出すためのハンマ手段と、
    該ハンマ手段を遊技球の打ち出し方向に付勢するスプリ
    ング手段と、発射モータと、前記発射モータの出力軸に
    連結されると共に、前記ハンマ手段を反打ち出し方向に
    移動すべくハンマ手段と係脱自在に配設されたカム手段
    とを備えたパチンコ遊技機の発射装置において、前記発
    射モータをパルスモータにより構成すると共に、水晶発
    振子及びセラミック発振子より選ばれた発振子の発振動
    作に基づいて、前記パルスモータをステップ回転させる
    ためのパルス信号を発生させるパルス発生器と、該パル
    ス発生器からのパルス信号に応じて励磁信号を出力して
    励磁電流を前記パルスモータの各相に供給し、パルスモ
    ータの回転速度を法令値に設定制御するパルスモータ駆
    動回路とを設けたことを特徴とするパチンコ機の発射装
    置。
  2. 【請求項2】 前記パルス発生器は、予め定められた発
    振周波数を発生させる発振回路と、該発振回路から発生
    される発振周波数を分周する分周回路とを備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の発射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53102138A (en) * 1977-02-15 1978-09-06 Sankyo Giken Kk Elctric pachinko machine equipped with apparatus for controlling speeds of balls

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53102138A (en) * 1977-02-15 1978-09-06 Sankyo Giken Kk Elctric pachinko machine equipped with apparatus for controlling speeds of balls

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